JPH06349825A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06349825A
JPH06349825A JP14104593A JP14104593A JPH06349825A JP H06349825 A JPH06349825 A JP H06349825A JP 14104593 A JP14104593 A JP 14104593A JP 14104593 A JP14104593 A JP 14104593A JP H06349825 A JPH06349825 A JP H06349825A
Authority
JP
Japan
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wiring
slit
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14104593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Fujii
貴子 藤井
Katsuhiko Kubota
勝彦 久保田
Kosuke Okuyama
幸祐 奥山
Chikashi Suzuki
爾 鈴木
Motoko Ishida
素子 石田
Seiji Yoshida
省史 吉田
Yasuhiko Kawashima
泰彦 川嶋
Masanobu Hishiki
雅信 日紫喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Microcomputer System Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP14104593A priority Critical patent/JPH06349825A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板上に形成した配線のエレクトロマ
イグレーション耐性を向上させる。 【構成】 電源用Al配線8の延在方向に沿って微細な
幅のスリット10を形成し、このスリット10によって
分離された領域の配線の線幅を、この配線を構成するA
l結晶の平均粒径と同等あるいはそれ以下とすることに
より、スリット10によって分離された領域の配線をバ
ンブー構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、配線のエレクトロマイグレーション耐性の
向上に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコン(Si)の半導体基
板上に形成される配線材料としては、電気抵抗が低い、
酸化珪素膜との密着性が良い、加工が容易であるなどの
理由からアルミニウム(Al)系の金属が使用されてい
る。
【0003】しかし、Alはエレクトロマイグレーショ
ン耐性が低いという問題があり、特に配線幅が2μm程
度まで太くなると、配線中にAlの結晶粒界が増えて粒
界拡散が生じ易くなるため、大電流が流れる電源配線で
はエレクトロマイグレーションが発生し易くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、Al配線のエレ
クトロマイグレーションに起因する断線を防止する対策
として、Alの上下にTiN、TiWなどの高融点金属
層を積層し、万一Alにエレクトロマイグレーションが
発生した場合でも、高融点金属層で配線の信頼性を確保
するという方法が採られてきた。しかし、上記の対策を
施してもなお、配線の信頼性を充分に確保することは困
難であるのが現状である。
【0005】本発明の目的は、配線のエレクトロマイグ
レーション耐性を向上させることのできる技術を提供す
ることにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、下記の
とおりである。
【0008】請求項1記載の発明は、配線の延在方向に
沿って微細な幅のスリットを形成し、このスリットによ
って分離された領域の配線の線幅を、この配線を構成す
る金属結晶の平均粒径と同等あるいはそれ以下にしたも
のである。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、スリットによって分離
された領域の配線は、結晶粒界が配線の幅方向に沿って
連続した状態(バンブー構造)になるので、配線のエレ
クトロマイグレーション耐性が大幅に向上する。
【0010】
【実施例】図2は、本発明の一実施例である半導体集積
回路装置を示す半導体基板の要部断面図である。
【0011】半導体基板1の主面上のフィールド絶縁膜
2で囲まれた活性領域には、MOSFETなどの半導体
素子3が形成されている。フィールド絶縁膜2および半
導体素子3の上層には酸化シリコンの絶縁膜4が形成さ
れ、この絶縁膜4に開孔したコンタクトホール5を通じ
て、絶縁膜4上の信号用Al配線6と半導体素子3とが
電気的に接続されている。
【0012】信号用Al配線6の上層には、酸化シリコ
ンの層間絶縁膜7が形成され、この層間絶縁膜7上に
は、線幅が2μm程度の太い電源用Al配線8が形成さ
れている。また、この電源用Al配線8の上層、すなわ
ち半導体基板1の表面には、酸化シリコンまたは窒化シ
リコンのパッシベーション膜9が形成されている。
【0013】上記電源用Al配線8には、その延在方向
に沿って延在する微細なスリット10が幅方向に所定の
間隔を置いて複数本形成されている。すなわち、この電
源用Al配線8は、これらのスリット10によって分離
された複数本の微細な配線の束として構成されている。
スリット10によって分離されたそれぞれの微細な配線
の線幅は、電源用Al配線8を構成するAl結晶粒の平
均粒径(0.7〜0.9μm程度)と同じかそれよりも狭く
なるようにスリット10の幅や本数が調整してある。
【0014】図1は、上記スリット10を形成した電源
用Al配線8の部分拡大斜視図である。同図に示すよう
に、スリット10によって分離されたそれぞれの微細な
配線部分は、Al結晶粒界が微細な配線部分の幅方向に
沿って連続した状態(バンブー構造)になっているの
で、電源用Al配線8のエレクトロマイグレーション耐
性が大幅に向上する。
【0015】また、本実施例によれば、電源用Al配線
8に形成するスリット10の幅や本数を調整することに
より、電源用Al配線8に流れる電流の密度を設計上の
許容値内に制御することが容易になるという効果もあ
る。
【0016】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0017】前記実施例では、図3に示すように、電源
用Al配線8をスリット10によって複数本の微細な配
線部分に分割したが、図4に示すように、スリット10
が電源用Al配線8の下端部まで達していない場合でも
同様の効果を得ることができる。
【0018】また、前記実施例では、電源用Al配線に
スリットを形成した例を説明したが、信号用配線にスリ
ットを形成してもよい。
【0019】また、本発明は、Al以外の金属材料で構
成された配線に適用することも可能であり、特に幅の広
い配線に適用した場合に大きな効果を得ることができ
る。
【0020】以上の説明では、半導体基板上に形成され
る配線に適用した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、1個の半導体素子、例えばパワー
トランジスタを搭載した単体構造の半導体装置や磁気セ
ンサーなどの信号変換装置の配線に適用することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0022】配線の延在方向に沿って微細な幅のスリッ
トを形成し、このスリットによって分離された領域の配
線の線幅を、この配線を構成する金属結晶の平均粒径と
同等あるいはそれ以下にすることにより、スリットによ
って分離された領域の配線は、結晶粒界が配線の幅方向
に沿って連続したバンブー構造になるので、エレクトロ
マイグレーション耐性が大幅に向上し、配線の寿命が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電源用配線を示す部分
拡大斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である半導体集積回路装置を
示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施例である電源用配線を示す断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例である電源用配線を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド絶縁膜 3 半導体素子 4 絶縁膜 5 コンタクトホール 6 信号用Al配線 7 層間絶縁膜 8 電源用Al配線 9 パッシベーション膜 10 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 貴子 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 久保田 勝彦 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 奥山 幸祐 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 鈴木 爾 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 石田 素子 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 吉田 省史 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 川嶋 泰彦 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 日紫喜 雅信 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を形成した半導体基板の上層
    に金属配線を設けた半導体集積回路装置であって、前記
    金属配線にはその延在方向に沿ってスリットが形成さ
    れ、前記スリットによって分離された領域の線幅が、前
    記金属配線を構成する金属結晶の平均粒径と同等あるい
    はそれ以下であることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 前記金属配線を構成する金属は、アルミ
    ニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とする
    請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 電源用配線にスリットを形成したことを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装
    置。
JP14104593A 1993-06-14 1993-06-14 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH06349825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14104593A JPH06349825A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14104593A JPH06349825A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06349825A true JPH06349825A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15282972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14104593A Withdrawn JPH06349825A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 半導体集積回路装置

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JP (1) JPH06349825A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009528705A (ja) * 2006-03-02 2009-08-06 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 金属エレクトロマイグレーション設計を有するrfパワートランジスタデバイス、及びその製造方法

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JP2009528705A (ja) * 2006-03-02 2009-08-06 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 金属エレクトロマイグレーション設計を有するrfパワートランジスタデバイス、及びその製造方法

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Effective date: 20000905