JPH0634943A - 多階調電圧発生回路 - Google Patents

多階調電圧発生回路

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JPH0634943A
JPH0634943A JP19062092A JP19062092A JPH0634943A JP H0634943 A JPH0634943 A JP H0634943A JP 19062092 A JP19062092 A JP 19062092A JP 19062092 A JP19062092 A JP 19062092A JP H0634943 A JPH0634943 A JP H0634943A
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JP
Japan
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voltage
circuit
signal
output
gradation
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JP19062092A
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English (en)
Inventor
Koji Takahashi
孝次 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多階調化を図りつつ残像現象を防止した多階
調電圧発生回路を提供することにある。 【構成】 各階調電圧に対応してそれぞれ調整可能にさ
れた中点電圧と信号電圧を形成し、中点電圧と信号電圧
を加算回路により加算し、中点電圧から信号電圧を減算
回路により減算し、交流駆動信号によりスイッチ回路を
制御して上記加算出力と減算出力とを交互に取り出し、
出力バッファ回路を介して出力させる。 【効果】 共通電極を一定にしておきながら、各階調電
圧とその中点電圧を個々に設定できるから、相対的関係
においては個々の階調電圧に対応して等価的にコモン電
圧VCOMの設定が可能となり、多階調化を図りつつ残
像現象を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多階調電圧発生回路
に関し、例えばTFT(薄膜トランジスタ)液晶表示パ
ネルを駆動するものに利用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】TFTを搭載したアクティブマトリック
ス構成のカラー液晶表示装置に関しては、例えば日経マ
グロウヒル社、1984年9月10日付『日経エレクト
ロニクス』頁211等がある。TFT液晶表示装置は、
小型低消費電力のディスプレイ装置として、主としてマ
イクロコンピュータシステムにおけるモニター等に用い
られているが、オフィスオートメーション用機器におけ
るディスプレイ装置として多階調、多色カラー表示の要
求が強い。このような多色表示用のドライバーとして、
階調電圧を出力させるCMOSスイッチを用いたものが
ある。このようなドライバの例としては、(株)日立製
作所1990年3月発行『日立LCDドライバーデータ
ブック』がある。
【0003】図4に示すように多階調表示を行うための
従来の液晶の駆動電圧は、各階調電圧Vsig0〜Vsig6
は、中点電圧VNを平均値として交流化されるものであ
る。この中点電圧VNはノーマリィホワイトの場合には
白信号としても用いられる。そして、等価的にキャパシ
タとして作用する画素電極においては、TFTトランジ
スタのゲート電極からの飛び込み電圧が発生する。この
飛び込み電圧は、残像現象の原因となるので、これを防
ぐために、TFT液晶表示パネルの共通電極に与えられ
る電圧VCOMが中点電圧VNからずらして飛び込み電
圧をキャンセルさせるような直流電圧VDCが加えるよ
うにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の飛び込み電圧の
キャンセル方法では、各階調電圧に対する飛び込み量が
同じであることを前提としている。しかしながら、本願
発明者の研究によれば、図3に示すように階調電圧が大
きくなるに従い飛び込み量が減り階調電圧の平均値Aに
近ずくということが判明した。このことから、直線Bの
ように最適VCOM電圧は階調電圧Vsig の増大に対応
して直線Bのように変化することが判った。しかしなが
ら、共通電極は表示パネルに対して1個だけ設けるもの
であり、時間的にも空間的にも画素に供給される階調電
圧は区々となるから、それぞれの画素の階調電圧に対応
して逐一共通電極の電圧を調整することはできない。
【0005】この発明の目的は、多階調化を図りつつ残
像現象を防止した多階調電圧発生回路を提供することに
ある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な
特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、各階調電圧に対応してそれ
ぞれ調整可能にされた中点電圧と信号電圧を形成し、中
点電圧と信号電圧を加算回路により加算し、中点電圧か
ら信号電圧を減算回路により減算し、交流駆動信号によ
りスイッチ回路を制御して上記加算出力と減算出力とを
交互に取り出し、出力バッファ回路を介して出力させ
る。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、共通電極を一定にして
おきながら、各階調電圧とその中点電圧を個々に設定で
きるから、相対的関係においては個々の階調電圧に対応
して等価的にコモン電圧VCOMの設定が可能となり、
多階調化を図りつつ残像現象を防止できる。
【0008】
【実施例】図1には、この発明に係る多階調電圧発生回
路の一実施例の回路図が示されている。この実施例で
は、同図に点線で囲まれたように8階調表示を行う場合
の1つの階調電圧発生回路とが代表として例示的に示さ
れ、それと共にコモン電圧及び白信号直流電圧発生回路
も示されている。それ故、上記のように8階調表示を行
う場合には、上記点線で示された回路が合計で7個から
構成される。
【0009】固定抵抗R1とR2及び可変抵抗VR1か
らなる分圧回路により各階調毎に中点電圧VNが設定さ
れる。同様に、固定抵抗R3とR4及び可変抵抗VR2
からなる分圧回路により各階調電圧Vs(絶対値)が形
成される。上記2つの電圧VNとVsは、交流駆動の正
電圧を形成するために加算回路により加算される。ま
た、交流駆動の負電圧を形成するために減算回路により
電圧VNから電圧Vsの減算が行われる。これら加算出
力VN+Vsと減算出力VN−Vsは、交流化制御信号
Mによってスイッチ制御されるスイッチ回路SWを介し
て交互に出力される。出力バッファBA1は、上記スイ
ッチ回路を通した電圧信号を電流増幅して出力させる。
これらの階調電圧は、図示しない前記CMOSスイッチ
等からなるドレインドライバに供給される。
【0010】固定抵抗R5とR6及び可変抵抗VR3か
らなる分圧回路は、白信号直流電圧Vwを形成する。同
様に、固定抵抗R7とR8及び可変抵抗VR4は、コモ
ン電圧VCOMを形成する。これらの分圧電圧Vw及び
VCOMは、それぞれ出力バッファBA2とBA3を通
して出力される。
【0011】図2には、上記階調電圧発生回路にによる
階調電圧の設定方法の動作波形図が示されいている。前
記図3のように、階調電圧の振幅が大きくなるに従い、
ゲートからの飛び込みが少なくなり、飛び込みをキャン
セルさせるための直流電圧VDCを小さくなるように設
定する。
【0012】図2において、信号振幅が小さくされた階
調電圧Vsig5では、コモン電圧VCOMに対して大きな
直流電圧差VDC5を持つような中点電圧VN5に設定
し、これを中心にして信号電圧Vs5を形成し、上記加算
回路と減算回路により交流駆動信号を形成する。これに
対して、信号振幅が大きくされた階調電圧Vsig2では上
記同じコモン電圧VCOMに対して小さな直流電圧差V
DC2を持つような中点電圧VN2に設定し、これを中
心にして信号電圧Vs2を形成し、上記加算回路と減算回
路により交流駆動信号を形成する。
【0013】同図では省略されているが、最も小さな信
号振幅にされる階調電圧Vsig6ではコモン電極VCOM
との直流電圧差VDC6が大きくされた中点電圧VN6
を設定し、より大きな信号振幅にされる階調電圧Vsig1
やVsig0では、コモン電極VCOMとの直流電圧差VD
C1やVDC0がそれぞれ小さくされた中点電圧VN
1,VN0に設定される。
【0014】上記の構成では、中点電圧VNが各階調電
圧において区々になり、ノーマリーホワイトの表示には
使用できないので、上記のような白信号直流電圧Vwを
形成する回路が設けられる。これにより、Vsig0〜Vsi
g6及びVwからなる全部で8階調の表示が行われるもの
となる。
【0015】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、(1) 各階調電圧に対応
してそれぞれ調整可能にされた中点電圧と信号電圧を形
成し、中点電圧と信号電圧を加算回路により加算し、中
点電圧から信号電圧を減算回路により減算し、交流駆動
信号によりスイッチ回路を制御して上記加算出力と減算
出力とを交互に取り出して出力バッファ回路を介して出
力させることにより、共通電極を一定にしておきなが
ら、相対的関係においては個々の階調電圧に対応して等
価的にコモン電圧VCOMの設定が可能となるため多階
調化を図りつつ残像現象を防止できるという効果が得ら
れる。
【0016】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、階調
数は8階調の他に16階調等のようにするものであって
もよい。分圧回路は、可変抵抗を直列形態に接続して消
費される直流電流を低減されるようにするものであって
もよい。この発明は、多階調電圧発生回路として広く利
用できる。
【0017】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、各階調電圧に対応してそれ
ぞれ調整可能にされた中点電圧と信号電圧を形成し、中
点電圧と信号電圧を加算回路により加算し、中点電圧か
ら信号電圧を減算回路により減算し、交流駆動信号によ
りスイッチ回路を制御して上記加算出力と減算出力とを
交互に取り出して出力バッファ回路を介して出力させる
ことにより、共通電極を一定にしておきながら、相対的
関係においては個々の階調電圧に対応して等価的にコモ
ン電圧VCOMの設定が可能となるため多階調化を図り
つつ残像現象を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る多階調電圧発生回路の一実施例
を示す回路図である。
【図2】上記多階調電圧発生回路における階調電圧の設
定方法の一例を示す動作波形図である。
【図3】階調電圧と最適VCOM電圧との関係を説明す
るための特性図である。
【図4】従来の多階調駆動信号の一例を説明すための波
形図である。
【符号の説明】
SW…スイッチ回路、BA1〜BA3…出力バッファ、
R1〜R8…固定抵抗、VR1〜VR4…可変抵抗。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各階調電圧に対応して調整可能にされた
    中点電圧と信号電圧を形成する回路と、上記中点電圧と
    信号電圧を加算する加算回路と、上記中点電圧から信号
    電圧を減算する減算回路と、交流駆動信号により上記加
    算出力と減算出力とを選択的に出力させるスイッチ回路
    と、このスイッチ回路の出力信号を受けて電流増幅を行
    う出力バッファ回路とを含むことを特徴とする多階調電
    圧発生回路。
  2. 【請求項2】 液晶表示パネルに供給されるコモン電圧
    及び白信号直流レベル電圧も調整可能にされて出力バッ
    ファ回路を通して出力されるものであることを特徴とす
    る請求項1の多階調電圧発生回路。
JP19062092A 1992-07-17 1992-07-17 多階調電圧発生回路 Pending JPH0634943A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417465B1 (ko) * 1999-12-20 2004-02-05 엔이씨 일렉트로닉스 코포레이션 액정 구동회로
JP2008216363A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Optrex Corp 液晶表示装置の駆動装置
US9135876B2 (en) 2007-08-24 2015-09-15 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co., Ltd. Anti-streaking method for liquid crystal display
US10373576B2 (en) 2009-09-28 2019-08-06 Boe Technology Group Co., Ltd. Liquid crystal display driving apparatus including pixel voltage driving circuit for providing periodical pulse high-voltage signal

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