JPH06349201A - 情報記録再生装置、情報記録再生方法及び光ディスク - Google Patents

情報記録再生装置、情報記録再生方法及び光ディスク

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JPH06349201A
JPH06349201A JP13879393A JP13879393A JPH06349201A JP H06349201 A JPH06349201 A JP H06349201A JP 13879393 A JP13879393 A JP 13879393A JP 13879393 A JP13879393 A JP 13879393A JP H06349201 A JPH06349201 A JP H06349201A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量が大きく、高速に欠陥代替処理が行える
情報記録再生装置の提供。 【構成】 第1、第2のトラックを同一記録面に有する
光ディスク1に信号を記録再生する光ヘッド4と、第
1、第2トラックのトラック指定手段20と、光ビーム
をトラックにフォーカスするフォーカス手段と、第1、
第2トラックにトラッキングするトラッキング手段と、
トラック検索手段と、トラックのアドレス信号を読み出
すアドレス再生手段と、目的セクタへの記録再生を起動
するリードライトゲート発生手段12と、データの記
録、再生を行うデータ記録再生手段と、記録済みデータ
を検証し、検出された欠陥セクタをスペア領域に代替す
る記録検証代替手段と、欠陥代替アドレスを格納する欠
陥リスト記憶手段19と、記録再生検証動作を制御する
装置制御手段18という構成を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一記録面に第1、第
2トラックに情報を記録する光ディスク、情報記録再生
装置及びその記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、大容量、非接触記録再
生、媒体可換という特徴をもつ高密度メモリである。代
表的な光ディスクの容量は、レーザ波長(λ)830n
m、レンズ開口数(NA)0.5の光ヘッドを用いて、
130mmディスクで300〜500MB/面、90m
mディスクで128〜250MB程度である。更に、マ
ルチメディア用途に向け、680nmの短波長レーザを
使用した2〜4倍容量の高密度記録再生技術が研究され
ている。
【0003】図11は、連続サーボトラックフォーマッ
トの従来例の平面図(上部)と断面図(下部)である。
【0004】図11の(a)は、従来の130mm或は
90mm光ディスクに採用されている連続サーボトラッ
クであり、透明な基材61に形成された深さλ/8位相
深さ(=λ/8n2,λは波長、nは基材の屈折率)の
グルーブ部からなるトラック62に挟まれたランド部6
3にセクタ識別(ID)信号であるピット64と記録さ
れた記録マーク65が記録されたランド記録トラックフ
ォーマットである。ID信号のピット64は、λ/4位
相深さの凹凸ピットである。
【0005】トラックピッチは、ほぼレーザ波長
(λ)、レンズ開口(NA)として求めたλ/NAに選
ばれ、グルーブ部62とID信号のピット部64の間に
ランド部を設ける関係から、トラックピッチは1.3μ
m程度がディスク成形上の限界である。
【0006】図11の(b)は、単純なλ/8位相深さ
のグルーブ部66とランド部67でトラックを形成し、
ID信号であるピット68と情報信号が記録された記録
マーク69が共にグルーブ66の内部に記録されるグル
ーブ記録トラックフォーマットの例である。グルーブ記
録トラックは、単純なグルーブ部66のトラック構造で
あるから1μm以下のトラックピッチのディスクが容易
に作れる。
【0007】図11の(c)は、深さがほぼλ/8位相
深さのグルーブ部70の幅をトラックピッチの1/2に
したグルーブ記録トラックにおいて、ランド部71にも
信号72を記録するランド・グルーブ記録の例である。
このランド・グルーブ記録は、2倍のトラック録密度が
実現できる。
【0008】狭トラックピッチ化には、隣接トラックに
記録された信号のクロストーク、データ記録による熱拡
散で両隣トラックの信号が消去されるクロスイレーズ、
及びトラッキングサーボの安定性に課題がある。前2者
は、第1、第2トラックの位相段差をλ/6位相深さに
すれば、その影響が軽減できる。また、トラッキングサ
ーボは、従来と同じトラックピッチにトラッキングすれ
ばよいので公知の3ビーム法やプッシュプル法でトラッ
キングを安定に行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように記録されたグルーブランド記録においては、トラ
ック密度が2倍になり、クロストークやクロスイレーズ
がデータの記録再生時に規定以上のエラーを発生させて
欠陥セクタ発生が増加するという課題が有る。
【0010】本発明は、このような従来の記録方法の課
題を考慮し、容量が大きく、高速に欠陥代替処理が行え
る情報記録再生装置、情報記録再生方法及び光ディスク
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1、第2の
トラックを同一記録面に有する光ディスクに信号を記録
再生する光ヘッドと、第1、第2トラックのトラック指
定手段と、光ビームをトラックにフォーカスするフォー
カス手段と、第1、第2トラックにトラッキングするト
ラッキング手段と、目的トラックを検索するトラック検
索手段と、トラックのアドレス信号を読み出すアドレス
再生手段と、目的セクタへ情報の記録再生を起動するリ
ードライトゲート発生手段と、データの記録、再生を行
うデータ記録再生手段と、記録済みデータを検証し、検
出された欠陥セクタをスペア領域に代替する記録検証代
替手段と、欠陥代替アドレスを格納する欠陥リスト記憶
手段と、記録再生検証動作を制御する装置制御手段とい
う構成を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成により、光ヘッドで、第
1、第2のトラックを同一記録面に有する光ディスクに
信号を記録再生し、トラック指定手段で、第1、第2ト
ラックの指定をし、フォーカス手段で、光ビームをトラ
ックにフォーカスし、トラッキング手段で、第1、第2
トラックにトラッキングし、トラック検索手段で、目的
トラックを検索し、アドレス再生手段で、トラックのア
ドレス信号を読み出し、リードライトゲート発生手段
で、目的セクタへ情報の記録再生を起動し、データ記録
再生手段で、データの記録、再生を行う。また、記録検
証代替手段で、記録済みデータを検証し、検出された欠
陥セクタをスペア領域に代替し、欠陥リスト記憶手段
で、欠陥代替アドレスを格納し、装置制御手段で、記録
再生検証動作を制御する。このようにして、第1トラッ
クと第2トラックを同一ディスク面に持つ光ディスクへ
のデータ記録、再生、検証、及び欠陥代替処理を行い、
従来の2倍に記録容量を向上できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1、図2は、本発明の光ディスクに適用
される情報記録再生装置の一実施例の構成図である。
【0015】図1、図2において、1はモータ2に装着
された光ディスク、2は光ディスク1を回転するモー
タ、3は光ディスク1の記録面、4は記録面3にレーザ
光を集光照射する光ヘッド、5は光ヘッド4を移送して
目的トラックを検索するリニアモータ(LM)、6は光
ヘッド4の光ビームのフォーカス・トラッキング制御及
びトラック・リトレースを行うフォーカストラッキング
制御回路、7は光ヘッド4の検出信号aからフォーカス
誤差信号b、トラッキング誤差信号c及び再生信号dを
和差演算して作るヘッド増幅回路、8は再生信号dを2
値化し、2値化信号eとする2値化回路、9は光ヘッド
4の半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路、10はリ
ニアモータ5によって光ヘッド4を目的トラックにシー
クするリニアモータ制御回路、11は2値化信号eから
セクタIDのトラックアドレス・セクタアドレスf及び
トラック識別信号gを読み取るセクタID再生回路、1
2はトラックアドレス・セクタアドレスfとデータを記
録再生するCPUデータバスhの目的セクタアドレスを
一致比較し、当該セクタへのライトゲート信号i及びリ
ードゲート信号jを発生するリード・ライトゲート発生
回路、13は符号化データkを2−7RLLC(Run
Length Limited Code)などでディジタル変調して変
調信号mを出力し、また、2値化再生信号eを復調して
復調データnを出力するデータ変復調回路、14は記録
データにエラー訂正符号を付加した符号化データkを生
成し、復調データnのエラーを検出訂正するエラー訂正
回路、15はデータを一時的に蓄えるメモリ、16はホ
ストコンピュータ、17はホストコンピュータ16とS
CSI(Small Computer System Interface)バス
xで接続するインターフェースIF、18は情報記録再
生装置全体の制御を行うマイクロコンピュータ(CP
U)、19は、光ディスク1のディスク管理情報及び欠
陥リスト情報などを格納するメモリ、28は、エラー訂
正回路14で検出されたエラーの個数をセクター単位で
計数するエラー個数検出回路、29は作業領域、20
は、トラック指定回路であって、CPU18から出力さ
れたフォーカストラック制御回路6及びセクタID再生
回路11に印加され、グルーブ部にデータを記録する第
1トラックへの記録再生或はランド部にデータを記録す
る第2トラックへの記録再生を選択するトラック選択信
号pを出力するものである。
【0016】また、上記フォーカストラッキング制御回
路6において、21はトラッキング誤差信号cの極性反
転回路、22はトラッキング誤差信号cとその反転信号
c’をトラック選択信号pで選択するマルチプレクサ
(MPX)、23はフォーカストラッキングサーボ回
路、qは光ヘッド4のトラッキングアクチュエータを駆
動するアクチュエータ駆動信号である。トラック選択信
号pでトラッキング誤差信号cの極性を反転し、第1ト
ラック或は第2トラックにトラッキングする。
【0017】また、上記リードライトゲート発生回路1
2において、24はCPUデータバスhの目的アドレス
をラッチするレジスタ、25はレジスタ24の出力と再
生アドレスfとを比較し、トラック識別信号gとトラッ
ク指定信号pとを比較する比較回路、26はCPUデー
タバスhからリード或はライトコマンドをラッチするレ
ジスタ、27は比較回路25の出力とレジスタ26出力
でライトゲート信号i、リードゲート信号jとしてデー
タ変復調回路13に出力し、データの変調或は復調を起
動するゲート発生回路である。
【0018】メモリ19aは、光ディスク1のディスク
管理領域から必要に応じて当該セクタのデータを読み出
して、欠陥リスト領域アドレス、スペア領域アドレス、
データ記録領域アドレス、欠陥管理方法識別情報、ボリ
ューム管理識別情報を読み出して記憶するメモリであ
る。このメモリ19の内容によって、CPU18は、当
該光ディスク1の第1トラック、第2トラックのデータ
記録、欠陥セクタ代替処理を制御する。19bは、欠陥
リスト情報を記憶するメモリ、19cは欠陥代替処理を
行う作業領域である。
【0019】図3は、本発明の実施例における第1トラ
ックがグルーブ部にデータを記録し、第2トラックのラ
ンド部にデータを記録する光ディスクの外形図である。
図3において、ID信号の図示は省略した。図3(a)
は、第1トラックおよび第2トラックの平面図であり、
図3(b)は図3(a)のA−A’部位の断面図であ
る。
【0020】図3において、30は、グルーブ状スパイ
ラル案内トラックである第1トラック、31は、第1ト
ラック30に挟まれたランド部からなる第2トラック、
32は、光ディスク基材、33は記録膜、34は第1ト
ラック、第2トラックにデータを記録或は再生する光ス
ポットである。第1トラック30は、深さdのグルーブ
である。深さdは、トラッキング信号や再生信号の振
幅、第1、第2トラック間のクロストーク量を抑圧する
ためにλ/6n程度である。
【0021】図4は、本発明の第1の実施例におけるデ
ィスク領域配置図である。図4において、(a)は、第
1トラックからなるディスク記録面100を、(b)は
第2トラックからなるディスク記録面101を示す。
【0022】35、36は、光ディスク1の第1及び第
2トラックの記録面100、101に設けたディスク管
理領域、37は、欠陥セクタとその代替セクタを管理す
る欠陥リスト領域、38、39はデータを記録するデー
タ記録領域、40は欠陥セクタを代替記録するスペア領
域である。欠陥リスト領域37はディスク1の片側、図
4では第1トラックに設けられ、データ記録領域38、
39の欠陥セクタをまとめて管理し、スペア領域40で
まとめて代替する。
【0023】以上のように本発明によれば、記録面10
0、101は一体として処理されるから、ディスクのデ
ータ記録領域38、39を1つのボリュームとして管理
するのが容易で、またスペア領域を有効活用できる。ま
た、欠陥リスト領域が1つなので第1トラックと第2ト
ラック間にまたがるアクセスが発生しても、その都度欠
陥リスト領域を読み出す必要がなく、高速処理が行え
る。
【0024】図5は、本発明の第2の実施例におけるデ
ィスク領域配置図である。
【0025】図5において、(a)は、第1トラックか
らなるディスク記録面100を、(b)は第2トラック
からなるディスク記録面101を示し、光ディスク1の
第1トラック及び第2トラックにディスク管理領域3
5、36、データを記録するデータ記録領域38、3
9、及び欠陥セクタを代替記録するスペア領域41、4
2が設けられ、欠陥リスト領域37は、ディスク1の片
側、図5では第1トラックに設けられる。
【0026】データ記録領域38の欠陥セクタは、スペ
ア領域41に代替され、データ記録領域39の欠陥セク
タはスペア領域42に代替記録される。
【0027】以上のように本発明によれば、第1或は第
2トラックを記録中に検出された欠陥セクタは、当該ト
ラックのスペア領域41或は42に代替されるため、第
1トラック(或は第2トラック)から第2トラック(或
は第1トラック)にトラック選択する必要がない。トラ
ック選択は、トラッキングサーボ回路6でトラッキング
誤差信号cの極性を反転して行う必要が有り、目的トラ
ックへの再トラッキング引き込み時間が不用となる。す
なわち、代替処理が高速に行える。
【0028】図6は、本発明の第3の実施例におけるデ
ィスク領域配置図である。
【0029】図6において、(a)は、第1トラックか
らなるディスク記録面100を、(b)は第2トラック
からなるディスク記録面101を示す。
【0030】図において、35、36は光ディスク1の
第1及び第2トラックにそれぞれディスク管理領域、3
7、43は欠陥リスト領域、38、39はデータを記録
するデータ記録領域、41、42は欠陥セクタを代替記
録するスペア領域である。
【0031】データ記録領域38の欠陥セクタは、スペ
ア領域41に代替され、データ記録領域39の欠陥セク
タはスペア領域42に代替記録する。
【0032】以上のように本発明によれば、欠陥セクタ
は、記録面100は欠陥リスト領域37とスペア領域4
1、記録面101は欠陥リスト領域43とスペア領域4
2という組み合せで欠陥セクタの代替処理が行われるか
ら、第1トラック−第2トラックのトラック切り替えが
いらないのでトラッキング再引き込み時間がいらず、ス
パイラルトラックアクセスを活かすことでトラック切り
替えに伴うディスクの回転待ちを軽減でき、高速な欠陥
セクタ代替処理が行える。
【0033】また、記録面100と101は、同じ容量
のデータ記録領域38、39を確保できるから、当該光
ディスクを使用する際、システム設計を単純にできる。
記録面100、101は、独立に欠陥処理するから、デ
ータ記録領域38、39に書かれるデータ構造を複数の
ボリュームに分けて管理することが容易に行える。
【0034】図7は、上記ディスク識別領域35、36
に記録される管理情報の一実施例である。図7(a)に
おいて、44はディスク管理識別子、45は欠陥リスト
領域アドレス、46はスペア領域アドレス、47はデー
タ記録領域アドレス、48は欠陥管理方法識別子、49
はボリューム管理識別子である。図7(b)において、
50はディスク管理識別子、51は欠陥リスト領域アド
レス、52はスペア領域アドレス、53はデータ記録領
域アドレス、54は欠陥管理方法識別子、55はボリュ
ーム管理識別子である。
【0035】ディスク管理識別子44、50は、当該セ
クタがディスク管理情報領域であることを示し、欠陥リ
スト領域アドレス45、51は、記録面100、101
の欠陥リスト領域37、43の位置とサイズを示し、ス
ペア領域アドレス46、52は、記録面100、101
のスペア領域40、41、42の位置とサイズを示し、
データ記録領域アドレス47、53は、記録面100、
101の位置及びサイズを示す。欠陥管理方法識別子4
8、54は、図4、図5、図6に示した欠陥管理の方式
を示し、ボリューム管理識別子49、55は、記録面1
00、101に記録するボリューム構造を示し、ボリュ
ームの数、ボリュームを構成するデータ記録領域38、
39の配置情報を記録する。
【0036】図8、図9、図10は、ディスク1の第
1、第2トラックがスパイラルトラックであるときのト
ラックアドレッシングの一実施例を示すトラックアクセ
ス図である。
【0037】図において、56は、第1トラック、57
は第2トラック、58は、第1トラック56の記録面、
59は第2トラックの記録面である。
【0038】図8は、ディスク一回転毎に第1トラッ
ク、第2トラックのようにトラッキングするトラックを
切り替えてトラック1→1’→2→2’→3→‥‥とト
ラックアクセスする。光ディスク1は、第1、第2トラ
ックを1つのボリュームとしてアクセスでき、また第1
トラック56、第2トラック57は、スパイラルトラッ
クであるから、大容量データを記録するとき、トラック
検索する必要がないのでトラッキング信号極性を切り替
えるだけで高速にデータの記録再生が行える。
【0039】図9は、第1トラック56と、第2トラッ
ク57を順次アクセスするトラックアクセス図である。
データ記録再生は、記録面58の第1トラック56のト
ラック1→2→3→‥‥→nとアドレッシングし、トラ
ックnは、記録面59の第2トラック57のトラック
1’→2’→3’→‥‥→n’とアドレッシングする。
こうすると、第1トラックと第2トラックのトラッキン
グ切り替え時間が長い場合には、平均的なアクセス時間
を短縮でき、また、第1、第2トラックの切り替えによ
る目的セクタまでのディスク回転待ちがないという効果
が有る。
【0040】図10は、第1、第2トラックのセクタの
アドレス情報を記録したセクタIDの一実施例である。
TAはトラックアドレス、SAは、セクタアドレス、6
0はトラックアドレスの最上位に新しく追加した第1、
第2トラックを示すトラック識別情報である。トラック
識別情報60は、トラック最上位ビットであり、かつ第
1トラックか第2トラックかを示すトラック識別信号g
である。
【0041】上記のように構成された光ディスクに情報
を記録再生する光ディスク記録再生装置について、図4
について以下その動作を説明する。
【0042】以下、情報記録再生装置の初期設定動作を
説明する。
【0043】ホストコンピュータ16は、SCSIバス
xにディスク管理領域35、36の読み出しを行うため
に、リードコマンドを送出する。CPU18は、IF1
7経由でコマンドを解釈し、ディスク管理情報領域35
をアクセスするためにトラック選択回路20に第1トラ
ックを選択するトラック選択信号p、例えばグルーブト
ラック選択を出力する。トラック指定信号pによって、
マルチプレクサ22でトラッキング誤差信号cがフォー
カストラッキング回路23に印加され、第1トラックに
トラッキングする。そして、リニアモータ駆動回路10
は、リニアモータ5を駆動して、ディスク管理領域35
の先頭トラックを検索する。
【0044】CPU18は、リードライトゲート発生回
路12のレジスタ24に読み出しセクタアドレスを、レ
ジスタ26に読み出しコマンドをセットする。リードラ
イトゲート発生回路12は、レジスタ24の読み出しセ
クタアドレスとID再生回路11のアドレス出力fと、
トラック指定信号pとトラック識別信号gとを比較回路
25で比較し、一致出力とレジスタ26出力とをゲート
発生回路27でデコードして、リードゲート信号jをデ
ータ変復調回路13に印加する。データ変復調回路13
は、リードゲートjで起動され、ディスク管理領域35
の再生信号eを復調して、ディスク管理情報、欠陥リス
ト情報を含む復調データnをメモリ15に格納する。メ
モリ15に格納された復調データnは、エラー訂正回路
14でエラー検出と訂正が行われ、メモリ15に記憶さ
れる。CPU18は、エラー訂正された再生データをメ
モリ19に読み込む。
【0045】また、CPU18は、トラック選択信号p
を、ランドトラック選択にセットして第2トラックのデ
ィスク管理領域36のディスク管理情報2をメモリ19
に読み込む。
【0046】そこで、CPU18は、当該光ディスク1
のボリューム管理方法、欠陥管理方法、欠陥リスト領
域、スペア領域、データ記録領域、欠陥リスト情報を知
り、以降のデータ記録再生を実行する。
【0047】次に、図4の光ディスクにおけるデータ記
録領域38へのデータ記録及び検証動作について説明す
る。
【0048】ホストコンピュータ16は、SCSIバス
xにライトコマンドを送出する。CPU18は、IF1
7経由でコマンドを解釈し、メモリ19に格納された欠
陥リスト情報から、当該セクタが欠陥セクタか否かを検
査する。欠陥セクタでなければ、セクタに応じてトラッ
ク選択信号を第1トラックあるいは第2トラックに、欠
陥セクタであれば、スペア領域40のある第2トラック
にトラック選択回路20をセットする。トラック指定信
号pによって、トラッキング誤差信号c或は反転トラッ
キング信号c’がフォーカストラッキング回路23に加
えられ、第1トラック或は第2トラックをトラッキング
する。リニアモータ駆動回路10は、リニアモータ5を
駆動し、光ヘッド4を目的トラックに移送する。
【0049】ホストコンピュータ16からの記録データ
は、一旦メモリ15に格納され、エラー訂正回路14が
記録データにエラー訂正符号を付加した符号化データk
に変換される。
【0050】CPU18は、欠陥リスト情報によって記
録セクタアドレスをリードライトゲート発生回路12の
レジスト24に、ライトコマンドをレジスタ26にセッ
トする。リードライトゲート発生回路12は、レジスタ
24の記録セクタアドレスとID再生回路11のアドレ
ス出力fを比較し、同時に、トラック指定回路20から
のトラック指定信号pとID再生回路11のトラック識
別信号gとを比較回路25で比較し、比較回路25の一
致出力と、レジスタ26のライトリードコマンドとから
ゲート発生回路27が、ライトゲート信号iをデータ変
復調回路13に印加する。ライトゲート信号iは、デー
タ変復調回路13を起動し、符号化データkを2−7R
LL変調し、変調信号mをレーザ駆動回路9に印加す
る。光ヘッド4は、記録面3の目的セクタに変調信号m
を記録する。以上のデータ記録を所定のセクタ数だけ繰
り返す。
【0051】CPU18は、データ記録が終了すると記
録されたセクタを順次読み出し、復調データのエラー個
数を検査し、所定の基準を越えるエラー個数が検出され
たとき、当該セクタをスペア領域40に代替記録する。
すなわち、ホストコンピュータ16は、記録セクタのリ
ードコマンドを送出し、CPU18は上記データ記録と
同様に、光ヘッド4を記録済みトラックに移送する。C
PU18はリードライトゲート発生回路12のレジスタ
24に読み出しセクタアドレスを、レジスタ26に読み
出しコマンドをセットし、リードライトゲート発生回路
12は、レジスタ24の読み出しセクタアドレスとID
再生回路11のアドレス出力fと、トラック指定信号p
とトラック識別信号gとを比較回路25で比較し、一致
出力とレジスタ26出力とをゲート発生回路27でデコ
ードして、リードゲート信号jをデータ変復調回路13
に印加する。データ変復調回路13は、リードゲートj
で起動され、光ヘッド4からの記録面3の再生信号eを
復調して復調データnをメモリ15に格納する。メモリ
15に格納された復調データnは、エラー訂正回路14
でエラー検出と訂正が行われ、検出されたエラーの個数
がセクター単位でエラー個数検出回路28で計数され
る。CPU18は、エラー個数検出回路28のエラー個
数が判定個数を越えるか否かを監視し、越えたセクタは
欠陥セクタとして、スペア領域40に代替する。
【0052】スペア領域40への欠陥セクタのデータの
代替記録のためにライトコマンドを送出する。CPU1
8は、トラック選択回路20に第2トラックを選択する
トラック選択信号pを出力する。マルチプレクサ22
は、反転トラッキング誤差信号c’をフォーカストラッ
キング回路23に引加し、第2トラックをトラッキング
する。以下は、上記のデータ記録と同じ手順でデータを
スペア領域に記録する。欠陥セクタとそれを代替したセ
クタは、それぞれのアドレスを1組のリストとして欠陥
リスト領域37に記録される。
【0053】スペアセクタ及び欠陥リストセクタは、必
要に応じて上記と同様に、欠陥セクタ代替が行われる。
【0054】また、スペア領域が図5のように、第1ト
ラックと第2トラックにそれぞれ設けらている場合は、
検出された欠陥セクタは当該欠陥セクタの属するトラッ
クのスペア領域41或は42に代替される。さらに、図
6のように欠陥リスト領域37、43が第1、第2トラ
ックにそれぞれ設けられた場合は、欠陥代替したセクタ
のアドレスリストは、当該欠陥セクタの属する欠陥リス
ト領域に記録する。これらデータの記録、欠陥セクタの
代替処理は、ボリューム管理識別子49、55及び欠陥
管理方法識別子48、54の内容によって行う。
【0055】以下、図4において、データ記録領域38
のデータ読み出しについて説明する。
【0056】ホストコンピュータ16がリードコマンド
を送出すると、CPU18はコマンドを解釈し、メモリ
19の作業領域19cに格納された欠陥リストから、当
該セクタが欠陥セクタか否かを検査する。欠陥セクタで
あれば、スペア領域40のある第2トラックにトラック
選択回路20をセットする。トラック指定信号pによっ
て、トラッキング誤差信号c或は反転トラッキング信号
c’がフォーカストラッキング回路23に加えられ、第
1トラック或は第2トラックをトラッキングする。リニ
アモータ駆動回路10は、リニアモータ5を駆動し、光
ヘッド4を目的トラックに移送する。
【0057】CPU18は、欠陥リスト情報によって、
読みだしセクタアドレスをリードライトゲート発生回路
12のレジスタ24に読み出しセクタアドレスをレジス
タ26に読み出しコマンドをセットする。リードライト
ゲート発生回路12は、レジスタ24の読み出しセクタ
アドレスとID再生回路11のアドレス出力fと、トラ
ック指定信号pとトラック識別信号gとを比較回路25
で比較し、一致出力とレジスタ26出力とをゲート発生
回路27でデコードして、リードゲート信号jをデータ
変復調回路13に印加する。データ変復調回路13は、
リードゲートjで起動され、光ヘッド4からの記録面3
の再生信号eを復調して復調データnをメモリ15に格
納する。メモリ15に格納された復調データnは、エラ
ー訂正回路14でエラー検出と訂正が行われ、メモリ1
5に記憶される。エラー訂正された再生データは、イン
ターフェース17経由でホストコンピュータ16に転送
される。以上のデータ読み出し動作を所定のセクタ数だ
け繰り返す。
【0058】データ記録領域38、39、或はスペア領
域が図5のように、第1トラックと第2トラックにそれ
ぞれ設けらている場合、図6のように欠陥リスト領域3
7、43が第1、第2トラックにそれぞれ設けられた場
合は、当該セクタのアクセスはトラック選択回路20で
トラック選択信号pを切り替えて読み出しを行う。これ
ら欠陥管理方法及びボリューム管理は、欠陥管理方法識
別子48、54及びボリューム識別子49、55によっ
て行う。
【0059】以上のように、本発明によれば、第1トラ
ックと第2トラックを同一ディスク面に持つ光ディスク
のデータ記録再生及び欠陥代替処理が行え、2倍容量の
大容量記録が行える。
【0060】ディスク管理領域の作成は、ディスク初期
化時に行う。図6のディスク初期化方法を以下に説明す
る。
【0061】トラック選択信号pによって、第1トラッ
ク30に光スポットをトラッキングしながら、テスト信
号を記録し、読み出して検証することで欠陥セクタを検
出する。ついで、トラック選択信号pを反転し、第2ト
ラック31の欠陥セクタを検出する。CPU18は、光
ディスク1の容量及び品質データから、欠陥セクタ代替
数に必要な欠陥リスト領域37、43のサイズを確保
し、そのアドレスとサイズ及びスペア領域41、42の
位置アドレスとサイズ、データ記録領域38、39のア
ドレスとサイズを記録する。欠陥リスト領域37、38
には、第1トラック30の記録面100、第2トラック
31の記録面101の欠陥セクタの代替リストが記録さ
れる。欠陥管理方法情報48、54及びボリューム識別
情報49、55は、ホストコンピュータ16からの指示
でディスク管理情報領域35、36に記録される。
【0062】なお、上記の光ディスクの各実施例は、互
いに適切に組み合せてもよいことは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば、第1トラックと第2トラックを同一デ
ィスク面に持つ光ディスクのデータ記録再生及び高速に
欠陥代替処理が行え、容量を従来に比べ大幅に改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクに適用される情報記録再生
装置の一実施例の構成の一部を示すブロック図である。
【図2】本発明の光ディスクに適用される情報記録再生
装置の一実施例の構成の残部を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例における第1トラックがグル
ーブ部にデータを記録し、第2トラックのランド部にデ
ータを記録する光ディスクの外形図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるディスク領域配
置図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるディスク領域配
置図である。
【図6】本発明の第3の実施例におけるディスク領域配
置図である。
【図7】ディスク識別領域35、36に記録される管理
情報の一実施例の説明図である。
【図8】ディスクの第1トラック第2トラックのトラッ
クアクセスを説明する説明図
【図9】ディスクの第1トラック第2トラックの別のト
ラックアクセスを説明する説明図である。
【図10】第1、第2トラックのセクタのアドレス情報
を記録したセクタIDの一例を示す図である。
【図11】連続サーボトラックフォーマットの従来例の
平面図(上部)と断面図(下部)である。
【符号の説明】
1 光ディスク 31 第2トラッ
ク 2 モータ 32 光ディスク
基材 4 光ヘッド 33 記録膜 5 リニアモータ 34 光スポット 6 フォーカス 35、36 ディ
スク管理領域 トラッキング制御回路 37、43 欠陥リス
ト領域 7 ヘッド増幅回路 38、39 デー
タ記録領域 8 2値化回路 40、41 スペ
ア領域 9 レーザ駆動回路 44、50 ディ
スク管理識別子 10 リニアモータ制御回路 45、51 欠
陥リスト領域アドレス 11 セクタID再生回路 46、52 ス
ペア領域アドレス 12 リードライトゲート発生回路 47、53 デ
ータ記録領域アドレス 13 データ変復調回路 48、54 欠
陥管理方法識別子 14 エラー訂正回路 49、55 ボ
リューム管理識別子 15 メモリ 56 第1トラ
ック 16 ホストコンピュータ 57 第2トラ
ック 17 インターフェース 58 第1記録
面 18 マイクロコンピュータ 59 第2記録
面 19 メモリ 60 トラック
識別信号 20 トラック指定回路 61 基材 21 極性反転回路 62、66 グ
ルーブトラック 22 マルチプレクサ 63、67 ラ
ンド部 23 フォーカス 64、68 ピ
ット トラッキングサーボ回路 65、69、72 記
録マーク 24、26 レジスタ 70 ランド記
録トラック 25 比較回路 71 グルーブ
記録トラック 27 ゲート発生回路 100、101
ディスク記録面 28 エラー個数検出回路 p トラック選
択信号 29 作業領域 g トラック識
別信号 30 第1トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/10 A 8224−5D

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1トラックと第2トラックを同一記録
    面上に有する光ディスクに情報を記録再生する光情報記
    録再生装置において、 前記光ディスクは、欠陥セクタを代替記録するスペア領
    域と、前記欠陥セクタと代替セクタのアドレスの組から
    なる欠陥リストを記録する欠陥リスト領域と、情報を記
    録する情報記録領域を有し、 また、レーザ光を前記トラックに照射して信号を記録再
    生する光ヘッドと、前記第1或は第2トラックを選択す
    るトラック指定手段と、前記光ヘッドの光ビームを前記
    トラックにフォーカスするフォーカス手段と、前記第1
    或は第2トラックにトラッキングするトラッキング手段
    と、目的トラックを検索するトラック検索手段と、前記
    トラックのアドレス信号を読み出すアドレス再生手段
    と、前記トラック指定手段と前記アドレス再生手段の出
    力とによって、第1或は第2トラックを選択し、目的セ
    クタへ情報の記録再生を起動するリードライトゲート発
    生手段と、前記リードライトゲート発生手段の出力によ
    って、目的セクタにデータの記録或は再生を行うデータ
    記録再生手段と、前記データ記録再生手段によって記録
    されたデータを検証し、検出された欠陥セクタを前記ス
    ペア領域に代替する記録検証代替手段と、前記記録検証
    代替手段の代替結果である欠陥セクタアドレス及び代替
    セクタアドレスを欠陥リストとして格納する欠陥リスト
    記憶手段と、前記各手段に制御指令を送出すると共にそ
    の状態を監視して、前記光ディスクへの情報の記録再生
    検証動作を制御する装置制御手段とを具備し、 前記装置制御手段は、前記光ディスクに情報を記録検証
    し、欠陥セクタを代替記録すると、前記欠陥リスト記憶
    手段の内容を前記欠陥リストに記録させることを特徴と
    する情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 欠陥リスト記憶手段は、前記第1及び第
    2トラックをまとめて欠陥セクタ代替処理を行い、前記
    欠陥リスト記憶手段の内容に基づいて、前記記録検証代
    替手段が欠陥セクタの記録再生を管理することを特徴と
    する請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 欠陥リスト記憶手段は、前記第1トラッ
    クの欠陥リスト領域の内容を記憶する第1記憶手段と、
    前記第2トラックの欠陥リスト領域の内容を記憶する第
    2記憶手段とで構成され、前記第1及び第2欠陥リスト
    記憶手段の内容に基づいて、前記記録検証代替手段が、
    前記第1及び第2トラックの欠陥セクタの記録再生を管
    理することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 記録検証代替手段は、前記第1トラック
    の欠陥セクタを第1トラックの第1欠陥スペア領域に代
    替記録し、前記第2トラックの欠陥セクタを第2トラッ
    クの第2欠陥スペア領域に代替記録することを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 装置制御手段は、光ディスクの初期化時
    に、前記トラック検索手段によってディスク管理領域を
    アクセスし、前記データ記録再生手段によって、前記デ
    ィスク管理領域に、前記第1及び第2トラックを2つ以
    上の複数ボリュームとしてアドレスするか、前記第1及
    び第2トラックを1ボリュームとしてアドレスするかを
    識別するボリューム識別情報を記録することを特徴とす
    る請求項1記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 第1トラックと第2トラックとを同一の
    記録面上に有する光ディスクに情報を記録再生する情報
    記録再生方法において、前記第1トラック(第2トラッ
    ク)、第2トラック(第1トラック)、第1トラック
    (第2トラック)・・・・と、第1トラックと第2トラ
    ックを交互に、光ディスク1回転毎に切り替えながら、
    情報を記録再生することを特徴とする情報記録再生方
    法。
  7. 【請求項7】 第1トラックと第2トラックとを同一の
    記録面上に有する光ディスクに情報を記録再生する情報
    記録再生方法において、前記第1、第2トラックのトラ
    ックアドレス順序が、前記第1トラック(第2トラッ
    ク)の終端アドレスが前記第2トラック(第1トラッ
    ク)の先頭アドレスにつながるようにアドレッシングし
    て情報を記録再生することを特徴とする情報記録再生方
    法。
  8. 【請求項8】 第1トラックは、グルーブ部に情報を記
    録するトラック、第2トラックは、前記第1トラックに
    挟まれたランド部に情報を記録するトラックであって、
    前記第1トラックと前記第2トラックの切り替えは、ト
    ラッキング誤差信号の極性反転で行うことを特徴とする
    請求項6又は、7記載の情報記録再生方法。
  9. 【請求項9】 グルーブ部に情報を記録再生する第1ト
    ラックと、前記第1トラックに挟まれたランド部に情報
    を記録再生する第2トラックとを同一の記録面上に有す
    る光ディスクに情報を記録再生する情報記録再生方法で
    あって、前記第1或は第2トラックの一方に欠陥セクタ
    の欠陥セクタアドレスと代替セクタアドレスからなる欠
    陥リストを記録する一つの欠陥リスト領域を備え、前記
    第1及び第2トラックの欠陥セクタが検出されると、前
    記欠陥リストを前記欠陥リスト領域に追加記録して欠陥
    代替を行うことを特徴とする情報記録再生方法。
  10. 【請求項10】 グルーブ部に情報を記録再生する第1
    トラックと、前記第1トラックに挟まれたランド部に情
    報を記録再生する第2トラックとを同一の記録面上に有
    する光ディスクに欠陥代替を行いながら情報を記録再生
    する情報記録再生方法であって、前記第1或は第2トラ
    ックの一方に、前記第1及び第2トラックで欠陥が検出
    され、代替した欠陥セクタの欠陥セクタアドレスと代替
    セクタアドレスからなる欠陥リストを記録する欠陥リス
    ト領域を設け、前記第1及び第2トラックにそれぞれ代
    替セクタに使用するスペア領域を設け、前記第1、第2
    トラックの欠陥セクタを当該スペア領域に代替し、前記
    欠陥リストを前記欠陥リスト領域に記録して欠陥代替を
    行うことを特徴とする情報記録再生方法。
  11. 【請求項11】 グルーブ部に情報を記録再生する第1
    トラックと、前記第1トラックに挟まれたランド部に情
    報を記録再生する第2トラックとを同一の記録面上に有
    する光ディスクに情報を記録再生する情報記録再生方法
    であって、前記第1、第2トラックに、それぞれ前記第
    1、第2トラックで欠陥が検出され、代替した欠陥セク
    タの欠陥セクタアドレスと代替セクタアドレスからなる
    欠陥リストを記録する第1、第2欠陥リスト領域と代替
    セクタに使用する第1、第2スペア領域とを設け、前記
    第1トラックの欠陥セクタは、前記第1欠陥リスト領域
    と前記第1スペア領域とで代替処理し、前記第2トラッ
    クの欠陥セクタは、前記第2欠陥リスト領域と前記第2
    スペア領域とで代替処理することを特徴とする情報記録
    再生方法。
  12. 【請求項12】 第1トラックと第2トラックとを同一
    の記録面上に有する光ディスクに情報を再生する情報再
    生方法において、前記第1トラックへのアクセスに当た
    っては、第1トラックの第1欠陥リスト領域から欠陥リ
    ストを読み出し、欠陥リストの内容に従って欠陥セクタ
    は第1トラックの第1スペア領域の代替セクタを再生
    し、前記第2トラックへのアクセスに当たって、第2ト
    ラックの第2欠陥リスト領域から欠陥リストを読み出
    し、前記欠陥リストの内容に従って欠陥セクタは第2ト
    ラックの第2スペア領域の代替セクタを再生することを
    特徴とする情報再生方法。
  13. 【請求項13】 第1トラックと第2トラックとを同一
    の記録面上に有する光ディスクに情報を再生する情報再
    生方法において、前記第1トラックへのアクセスに当た
    っては、第1トラックの欠陥リスト領域から欠陥リスト
    を読み出し、欠陥リストの内容に従って欠陥セクタは第
    1トラックの第1スペア領域の代替セクタを再生し、前
    記第2トラックへのアクセスに当たって、第1トラック
    の欠陥リスト領域から欠陥リストを読み出し、前記欠陥
    リストの内容に従って欠陥セクタは第2トラックの第2
    スペア領域の代替セクタを再生することを特徴とする情
    報再生方法。
  14. 【請求項14】 第1トラックは、グルーブ部に情報を
    記録するトラック、第2トラックは、前記第1トラック
    に挟まれたランド部に情報を記録するトラックであっ
    て、前記第1トラックと前記第2トラックの切り替え
    は、トラッキング誤差信号の極性反転で行うことを特徴
    とする請求項12又は、13記載の情報再生方法。
  15. 【請求項15】 グルーブ部に情報を記録再生する第1
    トラックと、前記第1トラックに挟まれたランド部に情
    報を記録再生する第2トラックとを同一の記録面上に有
    し、前記第1、第2トラックに情報を記録再生する光デ
    ィスクの初期化の場合、前記第1或は第2トラックの一
    方に、情報記録再生で欠陥が検出され、代替した欠陥セ
    クタの欠陥セクタアドレスと代替アドレスからなる欠陥
    リストを記録する欠陥リスト領域を設けると共に、前記
    第1及び第2トラックにスペア領域を確保し、前記欠陥
    リスト領域によって、前記第1及び第2トラックの欠陥
    セクタを一括して欠陥処理することを示す欠陥処理方法
    識別情報と、前記欠陥リスト領域及びスペア領域のアド
    レス情報とをディスク管理領域に記録することを特徴と
    する情報記録再生方法。
  16. 【請求項16】 グルーブ部に情報を記録再生する第1
    トラックと、前記第1トラックに挟まれたランド部に情
    報を記録再生する第2トラックとを同一の記録面上に有
    し、前記第1、第2トラックに情報を記録再生する光デ
    ィスクの初期化の場合、前記第1、第2トラックに、情
    報記録再生で欠陥が検出され、代替した欠陥セクタの欠
    陥セクタアドレスと代替セクタアドレスからなる欠陥リ
    ストを記録する第1、第2欠陥リスト領域を設けると共
    に、前記第1、第2トラックの欠陥セクタの代替セクタ
    に使用する第1、第2スペア領域を確保し、前記第1欠
    陥リスト領域と第1スペア領域で第1トラックの欠陥セ
    クタを処理し、前記第2欠陥リスト領域と第2スペア領
    域で第2トラックの欠陥セクタを処理すると共に、当該
    欠陥処理方法を示す欠陥処理識別情報と、前記欠陥リス
    ト領域及びスペア領域のアドレス情報とをディスク管理
    領域に記録することを特徴とする情報記録再生方法。
  17. 【請求項17】 グルーブ部に情報を記録再生する第1
    トラックと、前記第1トラックに挟まれたランド部に情
    報を記録再生する第2トラックとを同一の記録面上に有
    し、前記第1、第2トラックに情報を記録再生する光デ
    ィスクの初期化において、前記第1、第2トラックのデ
    ィスク管理領域に、第1及び第2トラックにデータを記
    録し、再生するボリューム構成を示すボリューム識別情
    報を記録することを特徴とする情報記録再生方法。
  18. 【請求項18】 第1トラックと第2トラックとを同一
    の記録面上に有し、前記第1、第2トラックに情報を記
    録或は再生する光ディスクにおいて、前記第1、第2ト
    ラックは、それぞれ情報記録領域とディスク管理領域と
    を有し、前記ディスク管理領域は、前記第1、第2トラ
    ックに記録再生される情報のボリューム構成を示すボリ
    ューム識別情報を記録したボリューム管理領域を備える
    ことを特徴とする光ディスク。
  19. 【請求項19】 第1トラックは、グルーブ状トラック
    のグルーブ部に情報を記録再生するトラックであって、
    第2トラックは、前記第1トラックに挟まれたランド部
    に情報を記録するランド状トラックであることを特徴と
    する請求項18記載の光ディスク。
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