JPH06348722A - 設備概算の自動作成システム - Google Patents

設備概算の自動作成システム

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JPH06348722A
JPH06348722A JP14213693A JP14213693A JPH06348722A JP H06348722 A JPH06348722 A JP H06348722A JP 14213693 A JP14213693 A JP 14213693A JP 14213693 A JP14213693 A JP 14213693A JP H06348722 A JPH06348722 A JP H06348722A
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unit
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Application number
JP14213693A
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English (en)
Inventor
Yutaka Matsuura
豊 松浦
Takashi Einaga
崇 永長
Masaru Saito
勝 斉藤
Jiyouichi Koike
浄一 小池
Toshifumi Suzuki
敏文 鈴木
Hiroyuki Odaka
宏之 小高
Koichi Kusayanagi
弘一 草柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECHNO DIA KK
Toda Corp
Original Assignee
TECHNO DIA KK
Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建築の設備概算を自動的に作成する方法を提供
することを目的とする。 【構成】EWSと対話しながら、(1)部材の単価ファ
イルの維持管理、(2)対象設備の構成部材の種類と数
量の決定、(3)部材コードと数量の入力、および
(4)積算を一連の流れで行うことよって建築の設備概
算を作成すると共に、その見積書を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設工事における電気
設備、衛生設備、空調設備等の設備の構成部材に関する
設備概算見積書を自動的に作成するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】基本設計段階における設備設計の主な目
的は、基本的な設備システムをどう設定するかの意思決
定を発注先との合意の下で行なうことであり、建物に要
求される機能を設備的にどう解決するかといった機能面
での確認と同時に、建設費が発注先の予算に沿うもので
あるかといった面での合意も重要となって、この段階で
の概算が必要となる。
【0003】概算見積りを行なう場合は、一般に時間的
な余裕のない中での作業となり、従来からの手法の多く
は、過去の実績データ等から統計的に割り出された積算
データ(例えば坪単価等)を利用し、さらに当該建物の
個別の条件等を加味して算出するなど、概算見積法とし
て定まった方法があるわけではなく、個人の経験に頼っ
たものである。
【0004】一方、設備コストを的確に予測すること
は、なかなか難しくなってきた。それは、建物が、大規
模化、多様化してきたため、設備の設計内容が複雑、且
つ多岐にわたるものとなったことなどにも起因するもの
である。
【0005】従来、要求される概算の精度は概ね、±5
〜10%程度とされていたが、ここ数年の建設費の高騰
などの影響下にあってはその精度の確保も困難であり、
0〜±5%といったさらに激しい精度が要求されている
現在では、建築コスト全体に対する設備コストの割合も
次第に大きくなってきている中での、その検討がせまら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建築は
その種類、構造、規模、用途、グレードなどにも左右さ
れる固有の特性の濃いものが多く、一般に統計値により
平均化することは困難であって、また、建設コストは時
価により変化するものである。建物の種類、構造、規
模,用途、グレードなど、コストに影響を与える構成要
素を厳密に分類することで、理論上は統計値の利用は可
能である。しかし、統計値であるためには多くの類似物
件等から分析される必要があり、一方、設備内容が多様
化し、価格が変動する中での条件に合った類似物件は簡
単に集まるものではない。
【0007】また、過去の物件を利用するためには価格
変動をどう捉えるか等の難しさもあって、統計値に精度
を求めようとすれば現実にはなかなか困難な問題があ
る。
【0008】積算の基本は、「積み上げ方式」である。
ただし、現時点での積み上げ方式の難点は、数量の積算
を如何に正確に、且つ、効率良く行なうかにあるといっ
てよい。数量の積算には正確な図面を作成することが最
も確実であるが、限られた時間の中で行なわれる基本設
計段階での概算作業に現状以上の労力を費やすわけには
行かない。しかし、基本設計段階ではあっても、設計意
図を表現するための図面は現状でも作成しているのであ
って、その行為をCAD等を利用し、そのなかに、基本
設計段階であるという認識のもとでの様々な工夫が施さ
れれば、作業の標準化、効率化と概算精度の向上が同時
に実現可能であり、本発明はその一環として基本設計段
階での設備概算の自動化を実現することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る設備概算の自動作成システムは、概略設
計、建築図の作成、部材の最適配置、部材の所要数量の
算出を行なうと共に数量ファイルを作成する概略設計作
図数量算出システムと、ユニットとして扱われる部材の
単価をコード化してユニット単価ファイルを作成して維
持管理するユニット単価システムと、複合単価を持つ部
材について複合単価ファイルを作成して維持管理する複
合単価システムと、概算データ管理ファイルを作成して
概算実績データを維持管理する概算見積書システムとか
ら構成され、概算見積書システムはユニット単価ファイ
ル及び複合単価ファイルとからの単価データと、数量フ
ァイルからの数量データとから積算データを作成するこ
とである。
【0010】又、積算データは、対話形式で作成するこ
と;積算データは、CADに基づいて対象物件の概略設
計を行って最適な部材を適宜位置に配置し、該配置され
た各部材を自動的に決定したコード及び操作者により直
接入力されたコードにより前記単価ファイルに基づいた
単価と、前記配置された各部材により自動的に算出され
た数量及び操作者により直接入力された数量から積算さ
れたデータであること;ユニットとして扱われる部材の
単価は、電気設備、空調設備、衛生設備の各構成部材に
関する資材単価および労務単価であること;ユニット単
価ファイルは、必要とする付帯設備の数量及び単価を自
動的に含ませた設備概算の自動作成システムである。
【0011】
【作用】上記構成からなる設備概算の自動作成システム
は、エンジニアリングワークステーション(以下、EW
Sと云う)のディスプレイに表示される各種メッセー
ジ、メニュー、テーブル、リスト等を見ながら、入力装
置によって選択または指示を行うことによって、あたか
もEWSと対話を交わしながら簡単かつ迅速に設備概算
及びその見積書を自動的に作成することができる。
【0012】又、電気、空調、衛生の各設備の構成部材
に関する全ての資材単価および労務単価をコード化して
単価ファイルとして維持管理することができるようにな
る。
【0013】更に、CADによって、対象物件の概略設
計を行い、最適な部材を最適位置に配置し、配置された
各部材のコードおよび所要数量を入力し、コードによっ
て単価ファイルを参照することによって求められた単価
と、入力された数量とに基づき積算を行って各部材に関
する積算データを作成し、積算データに基づき見積処理
を行って設備概算見積書を印刷出力することができるよ
うになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る設備概算見積書の自動作
成システムの実施例について図面を参照して詳細に説明
する。本発明に係る設備概算見積書の自動作成システム
におけるシステム群は、図1に示すように、概略設計作
図数量算出システム1と、ユニット単価システム2と、
複合単価システム3と、概算見積書システム4とから構
成される。
【0015】概略設計作図数量算出システム1は、CA
D技法を使用して対象物件の概略設計、建築図の作成、
部材の最適配置、部材の所要数量の算出を行い、数量表
1a及び計算書1bを印刷出力すると共に数量ファイル
5を作成し、これを維持管理(登録、修正、削除等)す
る機能を有する。
【0016】ユニット単価システム2は、ユニットとし
て扱われる全ての部材の単価をコード化したユニット単
価ファイル6を維持管理すると共に、ユニット単価表7
を適宜印刷する機能を有する。
【0017】複合単価システム3は、複合単価(例えば
資材費、労務費等の複合的な要素からなる単価)を持つ
全ての部材について、複合単価ファイル8を作成すると
共に維持管理し、該複合単価ファイル8のデータを複合
単価表9として適宜印刷する機能を有する。
【0018】ここで、複合単価とユニット単価について
説明する。即ち、積み上げ方式での概算を行なう上で
は、各種の設備機器や電機配線、配管、ダクト等の材料
の単価が必要になる。この積算用の各種単価は、すでに
従来から用意されている。しかし、現在においては基本
設計段階でしばしば行なわれる代替案比較に便利なよう
に、あるユニークな材料についての本体価格から労務費
やそのほかの費用をトータルした複合単価が扱えるよう
に改良されている。
【0019】即ち、複合単価は、その機器や配管等を構
成する費用項目要素を、予め設定されている各種データ
テーブルからコードで参照する形で計算が可能にしたも
のである。
【0020】図2は、その仕組みを表わしたものであ
り、表1は複合単価を構成するテーブルの定義例を説明
したものである。このようにして設定された複合単価テ
ーブルの組み立ては、一度設定されればよほどのことが
ない限り組み立てそのものが替わることはなく、価格改
訂やデータ変更の際に威力を発揮するものである。
【0021】
【表1】
【0022】次にユニット単価について説明する。即
ち、図3及び図4は、受水槽及び揚水ポンプ廻りの衛生
設備図であり、このように機器の廻りには配管やバルブ
を主として様々なものが配置されている。このような機
器廻りの細部にわたる設計、作図は基本設計段階では省
略するのが普通である。ただ、単に省略してしまって
は、概算手法の基本的組み立てを「積み上げ方式」とし
た基本方針に反することとなる。
【0023】従って、なんらかの仕掛けが必要となり、
このようなものをユニット単価と呼ぶことにし、機器廻
りそれぞれについて設計を行い、ユニットを構成する配
管やバルブなどの部材毎のサイズと数量を明確にしたも
のである。
【0024】例えば、表2は、ユニット単価の定義例を
示したものであるが、ユニットを構成する部材の複合単
価とその数量を設定することでユニット単価の計算は可
能となり、複合単価と同様に価格改訂等に迅速に対応す
ることができる。
【0025】
【表2】
【0026】このようなユニット単価は、空調機、冷却
塔、水槽等の各種機器廻りの配管やダクトについて用意
されており、機器はその容量をパラメーターとして利用
することができる。機器以外では、便所や湯沸室内の配
管、ダクト等について用意されている。
【0027】電気設備では、主として電気配管配線等に
ユニット単価を利用することができる。電灯コンセント
設備では、照明器具配線が良い例として上げられる。
【0028】一般的な事務所ビルを想定すれば、設定照
度をあたえれば照明器具台数は照度計算により算出さ
れ、照明器具は天井全体に平均的に配置されることにな
る。従って、照明器具間の間隔も容易に想定でき、予め
設定照度毎の配線長さを考慮した照明器具1台あたりの
ユニット単価の設定が可能となる。つまり、照明器具台
数がわかった時点でその証明器具配線も正確に積算され
てしまっていることを意味している。このように、ユニ
ット単価が有効に設定できれば、概算の手間も減り精度
の向上を図ることができるのである。
【0029】概算見積書システム4は、ユニット単価フ
ァイル6および複合単価ファイル8とからの単価データ
と、数量ファイル5からの数量データとに基づき積算を
行って積算データを作成し、該積算データは概算データ
管理ファイル10に保存されると共に適宜フロッピー4
aに保存されて維持管理するすることができるようにな
っている。この積算データは見積処理を行なって適宜概
算見積書11として印刷される。又、作成された概算デ
ータ管理ファイル10を管理するための概算データ管理
表10aを出力することができる機能をも備えている。
【0030】このように各システム1〜4に備わってい
る種々機能は、図5に示すように、EWSによって具現
される。このEWS12は、CPUと、主記憶装置と、
ディスプレイと、磁気ディスクと、XYプロッタと、プ
リンターと、入力装置とを標準装備し、かつ、上記各シ
ステム1、2、3、4の種々の機能に対応する階層構造
のプログラム体系を内蔵している。
【0031】なお、図5において、点線はEWSの機能
を示し、太線矢印はデータ処理の流れを示す。先ず利用
者は、EWS12のディスプレイ12aの画面に表示さ
れるメニュー、メッセージ、テーブル、リスト等を見な
がら、入力装置12bを介して指示、選択等を行うと共
にデータを入力することにより、EWS12といわば対
話形式で操作をすることができる構造である。
【0032】この対話形式により種々の機能を動作させ
るためには一定のメニュー構造が予め定まっている。例
えば概略設計作図数量算出システム1は、例えば下記の
表1に示すようなニュー構造を有している。
【0033】
【表3】
【0034】このメニュ構造一覧にあるメニューが適宜
ディスプレイに表示されると、各階層化されたメニュー
の中から利用者が順次選択して行くことによって、階層
の最低位レベルのサブルーチンまで対話形式で自動的に
実行することができる。尚、このメニュー構造は、その
都度変更が繰り返されて適切な概算ができる構造になっ
ている。以下、例えばの実施例の各サブルーチンについ
て説明する。
【0035】設備概算見積書用の第1レベルの階層のメ
ニューは、例えば1.電気設備、2.衛生設備、3.空
調設備、4.建築図、及び5.データ出力から構成され
ている。
【0036】1.電気設備 ”電気設備”を選択すると、電気設備用メニュー(管
理、配置、盤容量設定、サイズ計算、サイズ一覧、盤リ
スト、編集、属性変更)が表示される。
【0037】1.1 管理 電気設備用メニューの中の”管理”を選択すると、管理
用メニュー(工事選択、図面新規、図面選択、図面保
存、図面コピー、図面削除)が表示される。そこで、こ
の管理用メニューの中から一つを選択することによっ
て、選択された名称のサブルーチンが実行される。
【0038】1.1.1 工事選択 ”工事選択”サブルーチンは、電気設備工事の内のさら
に細分化された工事名の中から一つ、例えば電力引込設
備工事を指定するためのものである。 1.1.2 図面新規 ”図面新規”サブルーチンは、新たな物件の図面の新規
作成を行う。
【0039】1.1.3 図面選択 ”図面選択”サブルーチンは、ハードディスク内に格納
されている図面のリストを表示し、そこから所要の図面
を選択することができるようにするものである。
【0040】1.1.4 図面保存 ”図面保存”サブルーチンは、作成された図面をハード
ディスク内に格納するものである。
【0041】1.1.5 図面コピー ”図面コピー”サブルーチンは指定された図面の複写を
行う。
【0042】1.1.6 図面削除 ”図面削除”サブルーチンは、ハードディスク内から指
定された図面を削除する。なお、上記管理用メニュー
は、電気、衛生、および空調の各設備に共通の汎用機能
である。
【0043】1.2 配置 電気設備用メニューの内の”配置”を選択すると、配置
用メニュー(機器、U部品、盤類、シャフト、照明器
具、コンセント、単品ルート、Uルート)が表示され
る。この配置用メニューのうちの一つを選択すると、建
物内の指定された位置に、ユニット(U)または単品の
電気部品を配置するためのサブルーチンが実行される。
これらのサブルーチンにおける配置位置の指定は、表示
された建築図上でXマーク等によって位置または範囲を
指定することによって行われる。
【0044】1.2.1 配置−機器 ”機器”サブルーチンは、電気機器を建築図上の指定さ
れた位置に配置する。
【0045】1.2.2 U部品 ”U部品”サブルーチンは、ユニット部品を建築図上の
指定された位置に配置する。
【0046】1.2.3 配置−盤類 ”盤類”サブルーチンは、分電盤、動力盤、端子盤、手
元開閉器、受変電盤、警報盤の内の指定されたものを建
築図上の指定された位置に配置する。
【0047】1.2.4 配置−シャフト ”シャフト”サブルーチンは、建物内にシャフトを指定
された位置に配置する。
【0048】1.2.5 配置−照明器具 ”照明器具”サブルーチンは、建物内に照明器具を指定
された位置に配置する。配置に際しては、当該室の設定
照度を与えることにより、照明器具の台数を算出するこ
とができる。
【0049】1.2.6 配置−コンセント ”コンセント”サブルーチンは、建物内にコンセント類
を指定された位置に配置する。
【0050】1.2.7 配置−単品ルート ”単品ルート”サブルーチンは、単品の配線を、建物内
の指定されたルートに配置する。
【0051】1.2.8 配置−Uルート ”Uルート”サブルーチンは、配線ユニットを建物内の
指定されたルートに配置する。
【0052】1.3 盤容量設定 電気設備用メニューの”盤容量設定”を選択すると、盤
容量設定用メニュー(分電盤、動力盤、手元開閉器)が
表示され、その中の一つを選択すると、それぞれ対応す
るサブルーチンが実行される。
【0053】1.3.1 分電盤 ”分電盤”サブルーチンは、指定する分電盤についての
その受け持つ領域を指示することによって、その領域内
に配置されている分電盤から電力を供給される種類の負
荷の集計計算を行なって、当該分電盤の負荷容量を設定
する。
【0054】1.3.2 動力盤 ”動力盤”サブルーチンは、指定する動力盤についての
その受け持つ領域を指示することによって、その領域内
に配置されている動力盤から電力を供給される種類の負
荷の集計計算を行って、当該動力盤の負荷容量を設定す
る。
【0055】1.3.3 手元開閉器 ”手元開閉器”サブルーチンは、指定する手元開閉器に
ついてのその受け持つ領域を指示することによって、そ
の領域内に配置されている手元開閉器から電力を供給さ
れる種類の負荷の集計計算を行なって、当該手元開閉器
の負荷容量を設定する。
【0056】1.4 サイズ計算 電気設備用メニューの”サイズ計算”を選択すると、サ
イズ計算用メニュー(幹線、受変電、電力引込)が表示
され、その中の一つを選択すると、それぞれ対応するサ
ブルーチンが実行される。
【0057】1.4.1 幹線 ”幹線”サブルーチンは、電力線の主幹となる路線を配
管配線のサイズを技術計算基準に従って計算し、決定す
る。
【0058】1.4.2 受変電 ”受変電”サブルーチンは、当該建物で使用する電力を
供給する各種受変電装置の容量及び数量を計算し、決定
する。
【0059】1.4.3 電力引込 ”電力引込”サブルーチンは、電力会社から供給される
電力量に応じた電力引込電線サイズを計算し、決定す
る。
【0060】1.5 サイズ一覧 電気設備用メニューの”サイズ一覧”を選択すると、サ
イズ一覧用メニュー(1.5.1幹線、1.5.2受変
電、1.5.3電力引込)が表示され、その中の一つを
選択すると、それぞれ対応するサブルーチンが実行され
る。これらは前記した1.4サイズ計算により獲られた
データに基づいて夫々決定される。
【0061】即ち、これらのサブルーチンは、使用可能
な各種の幹線、受変電装置、および電力引込線の一覧表
を表示し、そのうち指定されたもののサイズを積算デー
タとして出力する。
【0062】1.6 盤リスト 電気設備用メニューの”盤リスト”を選択すると、盤リ
スト用メニュー(1..6.1分電盤、1.6.2動力
盤、1.6.3端子盤、1.6.4手元開閉器、1.
6.5受変電盤、1.6.6警報盤)が表示され、その
中の一つを選択すると、それぞれ対応するサブルーチン
が実行される。
【0063】即ちこれらのサブルーチンは、前記した
1.3盤容量設定、1.4サイズ計算のデータに基づい
たリストであり、使用可能な各種の分電盤、動力盤、端
子盤、手元開閉器、受変電盤、および警報盤の一覧表を
表示する。
【0064】1.7 編集 ”編集”は、電気設備、衛生設備、および空調設備用各
メニューに共通な汎用機能であって、範囲移動と、機器
置換と、削除とからなる。
【0065】1.7.1 範囲移動 ”範囲移動”サブルーチンは、機器等を設備図上で範囲
指定によって行った場合に、指定範囲を移動することに
よって、機器等の配置位置を変更するものである。
【0066】1.7.2 機器置換 ”機器置換”サブルーチンは、設備図上にいったん配置
された機器等を指定された他の機器等に置き換えるもの
である。 1.7.3 削除 配置された機器等を建築図上から削除するものである。
【0067】1.8 属性変更 ”属性変更”は、電気設備、衛生設備、および空調設備
用各メニューに共通な汎用機能であって、設備図上に配
置された機器等の属性またはサイズを変更したい時に選
択される「1.8.1属性変更」及び「1.8.2サイ
ズ変更」のメニューから構成されている。
【0068】2.衛生設備 2.1 管理 電気設備用メニューにおける「1.1管理」と共通であ
る。 2.2 機器配置 ”機器配置”サブルーチンは、衛生設備の各種の機器一
覧表を表示し、それらの内から選択された機器を、設備
図上の指定された位置に配置する。
【0069】2.3 経路配置 ”経路配置”サブルーチンは、選択された給水管、給湯
管、冷温水管、屋内排水管、冷媒管、通気管、および敷
地雨水管を、設備図上の指定された経路に配設する。
【0070】2.4 サイズ計算 ”サイズ計算”サブルーチンは、さらに、サイズ計算用
メニュー(「2.4.1給水管」、「2.4.2給湯
管」、「2.4.3冷温水管」、「2.4.4屋内排水
管」、「2.4.5冷媒管」、「2.4.6通気管」、
「2.4.6敷地雨水管」)を表示する。それらのメニ
ューを選択すると、選択された管のサイズが算出され
る。詳細は省略する。
【0071】2.5 編集 ”編集”サブルーチンが選択されると「2.5.1範囲
移動」及び「2.5.2機器置換」が表示され、これら
を適宜利用者が選択することができる。尚、各サブルー
チンは前記「1.7編集」と同じ機能を有するのでその
説明を省略する。
【0072】2.6 属性変更 ”属性変更”サブルーチンが選択されると「2.6.1
属性変更」及び「2.6.2サイズ変更」のサブルーチ
ンが読み出されて表示する。尚、これらのサブルーチン
は前記した「1.8属性変更」と同じであるのでその説
明を省略する。
【0073】3.空調設備 空調設備については、空調機器の設定及びダクト、配管
の設定を行なうルーチンである。
【0074】3.1 管理、3.2機器配置、3.3経
路配置の各ルーチンは、前記した「2.1管理」、
「2.2機器配置」、「2.3経路配置」と同様のサブ
ルーチンを有しており、ダクトと配管に対しても行なわ
れること以外は同様であるのでその説明は省略する。
【0075】3.4 サイズ計算 ”サイズ計算”のルーチンは、「3.4.1ダクト」、
「3.4.2配管」とから構成され、夫々ダクト及び配
管の各サイズを計算する。
【0076】3.5編集及び3.6属性変更の各ルーチ
ンは、「2.5編集」及び「2.6属性変更」と同一で
あるので、その説明を省略する。
【0077】4.建築図 ”建築図”を選択すると、建築図用メニュー(通り芯、
補助通り芯、通り芯番号、寸法、簡略線、部屋定義)が
表示される。これらの建築図用メニューは、電気、衛
生、および空調の各設備の設置対象となる建築図を簡略
的に作成し、かつ、部屋を定義するものである。
【0078】4.1 通り芯 ”通り芯”サブルーチンは、建物の通り芯を設定する。 4.2 補助通り芯 ”補助通り芯”サブルーチンは、建物の補助通り芯を設
定する。 4.3 通り芯番号 ”通り芯番号”サブルーチンは、通り芯に番号を付け
る。
【0079】4.4 寸法 ”寸法”サブルーチンは、建物各部の寸法を図面上に表
示する。 4.5 簡略線 ”簡略線”サブルーチンは、建物の外壁及び内壁等を示
す簡略線を引く。 4.6 部屋定義 ”部屋定義”サブルーチンは、建物の各部屋の大きさ、
名称、及び照度計算に必要な各種パラメーターを定義す
る。
【0080】5.データ出力 ”データ出力”サブルーチンは、電気設備、衛生設備、
および空調設備に共通に使用され、指定された図面に配
置されている設備概算で必要とする各部材のコード及び
数量を磁気ディスクに書き込む。
【0081】次に、ユニット単価システム2について説
明する。ユニット単価システム2は、図1に示すよう
に、電気設備、衛生設備、および空調設備の部材の中
で、ユニット単価として構成される部材及び部位の単価
をコード化したユニット単価ファイル6を維持管理し、
概算見積書システム4からの要求によってユニット単価
データ、即ちユニット単価表7を適宜出力する。
【0082】このユニット単価システム2は、図6に示
すように、内訳名称テーブル13と、ユニット単価構成
テーブル14と、テーブルメンテナンス部15と、ユニ
ット単価計算処理部16と、ユニット単価ファイル6と
から構成されている。
【0083】内訳名称テーブル13は、例えば図7に示
すように、ユニット単価を構成するそれぞれの部材が属
する内訳名称をコード13aで表したものである。内訳
名称13bは、日本語で40バイトで表され、内訳名称
コードは3桁の整数(X+YY)で表される。ただし、
Xは、電気設備で「1」、衛生設備で「2」、空調設備
で「3」の数字で区別されている。また、YY=95の
コードは、ユニット単価のための特別のコードとしてい
る。
【0084】内訳名称コード13aは、ユニット単価構
成テーブル14および後述する概算見積書プログラムに
おける内訳名称と関連している。従って、内訳名称13
bおよび内訳名称コード13aは、特別の理由が無い限
り変更されない。
【0085】ユニット単価構成テーブル14は、例えば
図8に示すように、ユニット単価を構成する部材、すな
わち、ユニット単価コード(例えば610301000
2)14aを有する部材(例えば湯沸室内配管)14b
の仕様14c、14dと基準数量14eとを定義し、そ
の部材を構成する各部品の複合単価コード14gと数量
14hとを、内訳名称コード13aを付して定義する。
例えば、VLP20Aの給水管は、内訳名称コードが
「201」で、複合単価コード14gが「201010
1102」となる。
【0086】なお、仕様114cおよび仕様214d
は、概算見積書プログラムにおいて、仕様寸法の項目に
出力される。複合単価コード14gの入力によって、そ
の部品の複合単価は自動的に設定される。
【0087】テーブルメンテナンス部15は、例えば図
6に示すように、テーブルメンテナンスサブルーチンか
らなり、それがメニューで選択されると、内訳名称テー
ブル13およびユニット単価構成テーブル14の内容の
管理(登録、修正、および削除)を行う。
【0088】ユニット単価計算処理部16は、ユニット
単価計算サブルーチンからなり、それがメニューで選択
されると、内訳名称テーブル13と、ユニット単価構成
テーブル14と、後述する複合単価ファイル8とを参照
してユニット単価計算を行い、その結果、ユニット単価
ファイル6を作成する。
【0089】そこで、データ出力用メニューから”ユニ
ット単価表印刷”を選択すれば、ユニット単価表7が印
刷される。このユニット単価表7には、各内訳名称毎
に、その合計金額が、例えば、給水設備:***円、排
水設備:***円等のように出力される。
【0090】次に、複合単価システム3について説明す
る。複合単価システム3は、図9(及び図1参照)に示
すように、後述するテーブル17〜33からなるテーブ
ル群と、テーブルメンテナンス部34と、複合単価計算
処理部35と、複合単価ファイル8と、複合単価印刷部
36と、物価版データ変換部37とから構成されてい
る。
【0091】又、複合単価システム3は、図10に示す
ようなプログラムメニューを有する。テーブル群は、図
11〜図27に示すように、レベル1名称テーブル17
(図11参照)、レベル2名称テーブル18(図12参
照)、レベル3名称テーブル19(図13参照)、レベ
ル4名称テーブル20(図14参照)、配管用途テーブ
ル21(図15参照)、施工場所名称テーブル22(図
16参照)、労務費テーブル23(図17参照)、単位
テーブル24(図18参照)、価格掛率テーブル25
(図19参照)、単位変換処理係数テーブル26(図2
0参照)、資材費テーブル27(図21参照)、労務歩
掛りテーブル28(図22参照)、雑費類係数テーブル
29(図23参照)、副資材係数テーブル30(図24
参照)、保温工事費テーブル31(図25参照)、塗装
工事費テーブル32(図26参照)、及び複合単価構成
テーブル33(図27参照)からなる。
【0092】テーブルメンテナンス部34は、図9に示
すように、テーブルメンテナンスサブルーチンからな
り、メニューで選択された時、テーブル17〜33の管
理を行う。
【0093】複合単価計算処理部35は、図9に示すよ
うに、複合単価構成メンテナンスサブルーチンおよび複
合単価構成チェックリストとからなり、メニューで選択
された時、各テーブル17〜33の内容に基づき複合単
価の計算を行い、その結果、複合単価ファイル8を作成
する。
【0094】複合単価表印刷部36は、図9に示すよう
に、複合単価表印刷(一般出力)36aと複合単価表印
刷(編集出力)36bとの2つのサブルーチンからな
り、一般形式または編集形式の複合単価表を印刷するこ
とができる。
【0095】物価版データ変換部37は、図9に示すよ
うに、建築物価データ交換サブルーチン37aと、建築
物価版データフロッピー37bとからなり、メニューで
選択された時に動作し、建築物価によって複合単価ファ
イル8の内容の変換を行う。
【0096】このように構成された複合単価システム3
の各テーブル17〜33について以下説明する。 1.レベル1名称テーブル レベル1名称テーブル17は、図11に示すように、第
1レベルの部材(設備)の名称17bを、レベル1名称
コード17aで表わしたものであり、このコード17a
は1桁の整数でコード化したものである。
【0097】2.レベル2名称テーブル レベル2名称テーブル18は、図12に示すように、第
2レベルの部材(設備の構成部材、例えば配管等)の名
称18bを、レベル2名称コード18aで表わしたもの
であり、このコード18aは3桁の整数でコード化した
ものである。
【0098】3.レベル3名称テーブル レベル3名称テーブル19は、図13に示すように、第
3レベルの部材(第2レベルの部材の構成部材、例えば
薄鋼電線管等)の名称19bを、レベル3名称コード1
9aで表わしたものであり、このコード19aは5桁の
整数でコード化したものである。
【0099】4.レベル4名称テーブル レベル4名称テーブル20は、図14に示すように、第
4レベルの部材(第3レベルの部材の構成部材、例えば
端子函なし等)の名称20bを、レベル4名称コード2
0aで表わしたものであり、このコード20aは7桁の
整数でコード化したものである。
【0100】5.配管用途テーブル 配管用途テーブル21は、図15に示すように、配管、
配線、ダクト等の用途別の名称21bを用途コード21
aで表わしたものであり、このコード21aは4桁の整
数でコード化したものである。
【0101】6.施工場所名称テーブル 施工場所名称テーブル22は、図16に示すように、配
管、配線、ダクトの施工場所の名称22bを施工場所名
称コード22aで表わしたものであり、このコード22
aは4桁の整数でコード化したものである。
【0102】7.労務費テーブル 労務費テーブル23は、図17に示すように、労務単価
コード23a、職種23b、単価23c、単位コード2
3d、備考23eの各コードから構成され、労務単価コ
ード23aは労務費単価23cと単位コード23dとか
らなり、職種23b別に2桁の整数でコード化したもの
である。即ち、概算見積においては、労務費=(労務歩
掛り)*(労務単価)で計算される。
【0103】8.単位テーブル 単位テーブル24は、図18に示すように、単位コード
24aと単位24bとから構成され、各種の単位24b
を単位コード24aで表わしたものであり、このコード
24aは2桁の整数でコード化したものである。
【0104】9.価格掛率テーブル 価格掛率25は、図19に示すように、価格掛率コード
25aと材料名25bと価格掛率25cとから構成さ
れ、各種部品の単価(物価版単価または定価)に対する
掛率25cを指定し、その部品の部品コードを最大10
桁の価格掛率コード25aとする。この価格掛率コード
25aは*印を付して拡張指定が可能である。例えば、
「101*」は、部品コードが「101」で始まる全て
の部品に対する指定を意味する。
【0105】10.単位変換処理係数テーブル 単位変換処理係数テーブル25は、図20に示すよう
に、単位変換処理係数コード26aと資材名26bと係
数26cと備考26dとから構成され、配線、配管、お
よびダクトについて、単位変換処理係数26cを単位変
換処理係数コード26aで表わしたものである。このコ
ード26aは4桁の整数でコード化したものである。
【0106】例えば、塩ビ管類電線管等の資材名26b
は、建築物価版において、備考26dに示すように価格
が円/本で掲載されており、その単位は4m/本となっ
ている。しかし、複合単価を作成する場合には、その単
位を円/mとしておいた方がよい。そこで、電気配管
と、電気配線と、衛生設備および空調設備用配管につい
て、積算数量に対する部品の割増率を設定し、各部品の
単位変換処理係数26cとしてコード化している。尚、
概算見積においては、資材単価=(物価版単価)*(価
格掛率)*(単位変換処理係数)で計算される。
【0107】11.資材費テーブル 資材費テーブル27は、図21に示すように、資材費コ
ード27aと第1材料名27bと略称27cと第2材料
名27dと物価版単価27eと単位変換処理係数コード
27fと単位コード27gと建築物価データコード27
hとから構成され、部品の資材費を資材費コード27a
で表わしたものである。このコード27aは7桁の整数
でコード化したものである。
【0108】即ち、資材費は、建築物価データコード2
7hが指定されている場合は、建築物価データフロッピ
ーから自動的に読み込まれる。 建築物価データコード
27hが指定されていない場合は、このテーブルによっ
て単価を入力する。また、単位変換処理係数コード27
f(図20参照)が指定されていない場合は、単位変換
処理係数は「1.0」とする。
【0109】12.労務歩掛りテーブル 労務歩卦りテーブル28は、図22に示すように、労務
歩掛りコード28aと適用28bと人工28cと備考2
8dとから構成され、器具の取り付け、据え付け、搬
入、配管工事、配線工事等の人工28cを、8桁の整数
からなる労務歩掛りコード28aで表したものである。
尚、概算見積においては、労務費=(労務歩掛り)*
(労務単価)として使用される。
【0110】13.雑費類係数テーブル 雑費類係数テーブル29は、図23に示すように、雑費
類係数コード29aと名称29bと係数29cと備考2
9dとから構成され、運搬費(場内小運搬)や、はつり
補修等の名称29bにより区分けして、労務費に対する
比率で処理可能な費用項目について、その比率を雑費類
係数29aとして5桁の整数でコード化したものであ
る。
【0111】14.副資材係数テーブル 副資材係数テーブル30は、図24に示すように、副資
材係数コード30aと副資材名30bと用途・継手種別
30cと係数30dと備考30eとから構成され、継手
類や付属品等のように、資材本体の費用に対する比率で
処理可能な副資材について、その比率を副資材係数30
dとして副資材係数コード30aとして表わしたもので
ある。このコード30aは8桁の整数でコード化したも
のである。
【0112】15.保温工事費テーブル 保温工事費テーブル31は、図25に示すように、保温
工事費コード31aと区分31bと施工場所名称コード
31cと第1仕様31dと第2仕様31eと単位コード
31fと定価31gとから構成され、保温、保冷、防露
工事費を工事した箇所の施工場所名称コード31dを付
加して10桁の整数でコード化した保温工事費コード3
1aで表わしたもので、仕様31d、31e及び単価は
既存の標準値を用いる。これは、複合単価作成時に、材
工単価=定価*価格掛率として計算される。
【0113】16.塗装工事費テーブル 塗装工事費テーブル32は、図26に示すように、塗装
工事費コード32aと区分32bと第1仕様32cと第
2仕様32dと単位コード32eと定価32fとから構
成され、区分32bに区分けした塗装工事費を10桁の
整数でコード化した塗装工事費コード32aで表わした
もので、仕様32c、32d及び単価は既存の標準値を
用いる。これは、複合単価作成時に、材工単価=定価*
価格掛率として計算される。
【0114】17.複合単価構成テーブル 複合単価構成テーブル33は、図27に示すように、部
品コード33aと材料費コード33bと副資材1コード
33cと副資材2コード33dと副資材1コード33e
と副資材2コード33fと労務単価コード33gと労務
歩掛りコード33hと雑費類係数1コード33i雑費類
係数1コード33j雑費類係数1コード33kと保温費
コード33mと保温費係数33nと塗装費コード33p
と塗装費係数33qと土木費コード33rと土木費係数
33sとから構成され、部品の複合単価を構成する全て
の費用要素のコードを、上記図11〜図26で示したレ
ベル1名称テーブル17〜塗装工事費テーブル32を参
照して各部品ごとにまとめたものでものであり、概算見
積においては、次のように計算される。
【0115】資材単価=(物価版単価)*(価格掛率)
*(単位変換処理係数) 副資材費1=(資材費)*(副資材1係数) 副資材費2=(資材費)*(副資材2係数) 副資材費3=(資材費)*(副資材3係数) 副資材費4={資材費+Σ(副資材費1〜3)}*副資
材4係数
【0116】次に、概算見積書システム4について説明
する。概算見積書システム4は、図1に示すように、概
算見積書プログラムを実行し、入力された部材の種類お
よび数量毎に、ユニット単価システム2および複合単価
システム3を参照して見積処理を行い、見積書を作成
し、印刷出力する。
【0117】即ち概算見積書システム4の概算見積書プ
ログラム38Aは、図28に示すように、部材数量入力
サブルーチン38と、計算サブルーチン39と、印刷サ
ブルーチン40とからなる。
【0118】部材数量入力サブルーチン38は、ユーザ
が部材の数量を入力する時に、レベル1、レベル2、サ
イズからなるメニューを表示する。このメニューの中か
ら選択することによって、図29に示すようなレベル1
定義テーブル41、又は図30に示すようなレベル2定
義テーブル42、又は図に示していないがサイズを画面
に表示する。これらの中の一つを指定することによっ
て、指定された部材の数量を入力することができる。
【0119】例えばレベル1定義テーブル41は、図2
9に示すように、項目41aとレベル1コード41bと
レベル1名称41cと処理フラグ41dと複合又はユニ
ット単価コード41eとから構成され、レベル1の給水
設備工事の項目41aを指定すれば、レベル1コード4
1bが「20110」の場合はレベル1名称41cが
「受水槽」、処理フラグが「1」として表示される。
【0120】又、レベル2定義テーブル42は、図30
に示すように、レベル2コード42aとレベル2名称4
2bと処理フラグ42cと複合又はユニット単価コード
42dとから構成され、レベル1定義テーブル41のデ
ータに基づいて表示される。例えばレベル1定義テーブ
ル41で受水槽(レベル1コード41b:20110)
の場合は、レベル2コード42aが「201101
0」、レベル2名称42bが「FRP単板:一槽式」、
処理フラグ42Cが「3」、複合又はユニット単価コー
ド42dが「1301010」と表示される。
【0121】このレベル1定義テーブル41及びレベル
2定義テーブル42は、常に最新状態に管理され、これ
によって表示内容の変更や、追加された複合単価等の利
用を容易に行うことができるようになっている。
【0122】計算サブルーチン39は、図28に示すよ
うに、複合単価システム3で作成された複合単価ファイ
ル8からのデータを抽出した複合単価、又はユニット単
価システム2のユニット単価ファイル6からデータを抽
出したユニット単価に基づいて金額を計算する。また、
印刷サブルーチン40は、見積明細書を印刷する。この
ように構成された概算見積書プログラム38Aは、図3
1に示すように概算見積書を自動的に作成する。
【0123】即ち、その一例として給水設備工事を選択
した場合について説明すると、この内訳名称に対応す
る、レベル1定義テーブル41(図29参照)が表示さ
れる(S1、S2)。このレベル1定義テーブル41
は、レベル1コードが201**で定義される全ての部
材を含んでいる。
【0124】レベル1定義テーブル41の中から一つの
部材を選択すると、以下、その部材に対応する処理フラ
グFの値によって異なる処理が行われる(S3、S
4)。即ち、処理フラグFが「1」ならば、その部材に
対応するレベル2定義テーブル42が表示される(S
4)。
【0125】例えば、受水槽が選択された場合、処理フ
ラグF=1なので、レベル2コードが20110**で
ある全ての部材が、複合単価(またはユニット単価)コ
ードとともに表示される。そこで、数量を入力すれば、
その部材の価格が計算される(S6、S7)。
【0126】処理フラグF=3の場合には、その部材の
複合単価(またはユニット単価)のコードに関連した全
てのサイズが表示される(S8)。これらのサイズの中
から一つを選択すると、価格が自動的に設定される(S
9、S10)。
【0127】処理フラグF=8の場合には、直接金額入
力タイプであって、労務費と歩掛りを入力することによ
って、工費が計算される(S11、S12、S13)。
【0128】処理フラグF=9の場合には、直接金額入
力タイプであって、金額のみを一式で入力する(S1
1、S14)。
【0129】上記のように算出された各部材の費用は、
集計され、見積明細書として印刷されることになる(S
15)。
【0130】又、印刷の際、見積外工事名称テーブル4
3に登録されている工事が一緒に印刷される。この見積
外工事名称テーブル43は、図32に示すように、シー
ケンシャル番号43aと名称43bとから構成されてい
る。
【0131】以上説明した設備概算見積書の自動作成シ
ステムの総合的な流れは、図33に示すように、概略設
計作図数量算出システム1により概略設計等され、ユニ
ット単価システム2のユニット単価ファイル6から適宜
データを抽出し、複合単価システム3の複合単価ファイ
ル8から適宜データを抽出して、概算見積書システム4
で概算見積を自動的に算出できる。尚、ユニット単価フ
ァイル6と複合単価ファイル8は、EWSを用いて常
に、最新の単価データを格納するように維持管理されて
いる。
【0132】例えば、ある設備計画についてのCADを
用いた概略設計1aが行われ、その結果、機器一覧表1
bと、概略設備図1cと、数量表1dおよび数量ファイ
ル5が準備され、この数量ファイル5から材料及び機器
のコードと数量が入力される。
【0133】そこで、入力された部材のコードによって
ユニット単価ファイル6と複合単価ファイル8を参照検
索4fすることによってこの部材の単価を読出し、読み
出された単価と入力された数量とから費用を計算4gす
る。これを、工事項目内の全ての材料、機器について繰
り返す。
【0134】一つの工事項目についての上記計算が終了
したら、つぎの工事項目について上記の過程を繰り返
す。そして、全ての工事項目についての計算が終了した
ら、つぎの設備(電気、衛生、または空調)について、
上記過程を繰り返す。
【0135】全ての設備についての計算が終了したら、
概算見積書を印刷4hすると共に、データ管理4iがな
される。即ち、概算見積書のデータは管理データとして
登録4j、即ち概算見積書データを概算データ管理ファ
イル10に格納する。一方、概算見積書の印刷される内
容は、表紙、設備工事大内訳、見積外工事一覧、電気設
備見積書、衛生設備見積書、空調設備見積書であり、こ
の内容は適宜変更することができるようになっている。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る設備
概算見積書の自動作成システムは、EWSと対話を交わ
しながら、簡単かつ迅速にムダ、ムリ、ムラ無く設備概
算見積書を自動的に作成することができる。従って、限
られた時間の中で行なわれ、かつ精度を要求される設備
概算業務の一環としての概算見積書の作成が自動的に且
つ容易に行なうことができると云う極めて優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る設備概算見積書の自動作成方法の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】同複合単価とユニット単価を示す説明図であ
る。
【図3】同受水槽、揚水ポンプ廻りの配管図をしめす平
面の説明図である。
【図4】同受水槽、揚水ポンプ廻りの配管図をしめす立
面の説明図である。
【図5】本発明に係る設備概算見積書の自動作成システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図6】ユニット単価システムの構成を示すブロック図
である。
【図7】ユニット単価システムにおける内訳名称テーブ
ルの実施例である。
【図8】ユニット単価システムにおけるユニット単価構
成テーブルの実施例である。
【図9】複合単価システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】複合単価システムにおけるプログラムメニュ
ー構造を示す説明図である。
【図11】複合単価システムにおけるレベル1名称テー
ブルの実施例である。
【図12】複合単価システムにおけるレベル2名称テー
ブルの実施例である。
【図13】複合単価システムにおけるレベル3名称テー
ブルの実施例である。
【図14】複合単価システムにおけるレベル4名称テー
ブルの実施例である。
【図15】複合単価システムにおける配管用途テーブル
の実施例である。
【図16】複合単価システムにおける施工場所名称テー
ブルの実施例である。
【図17】複合単価システムにおける労務費テーブルの
実施例である。
【図18】複合単価システムにおける単位テーブルの実
施例である。
【図19】複合単価システムにおける価格掛率テーブル
の実施例である。
【図20】複合単価システムにおける単価変換処理係数
テーブルの実施例である。
【図21】複合単価システムにおける資材費テーブルに
実施例である。
【図22】複合単価システムにおける労務歩掛りテーブ
ルの実施例である。
【図23】複合単価システムにおける雑費類係数テーブ
ルの実施例である。
【図24】複合単価システムにおける副資材係数テーブ
ルの実施例である。
【図25】複合単価システムにおける保温工事費テーブ
ルの実施例である。
【図26】複合単価システムにおける塗装工事費テーブ
ルの実施例である。
【図27】複合単価システムにおける複合単価構成テー
ブルの実施例である。
【図28】概算見積書システムにおける概算見積書プロ
グラムの構成を示すブロック図である。
【図29】概算見積書システムにおけるレベル1定義テ
ーブルの実施例である。
【図30】概算見積書システムにおけるレベル2定義テ
ーブルの実施例である。
【図31】概算見積書プログラムを示すフローチャート
である。
【図32】概算見積書システムにおける見積外工事テー
ブルの実施例である。
【図33】本発明に係る設備概算見積書の自動作成方法
の全体の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 概略設計作図数量算出システム 2 ユニット単価システム 3 複合単価システム 4 概算見積書システム 5 数量ファイル 6 ユニット単価ファイル 7 ユニット単価表 8 複合単価ファイル 9 複合単価表 10 複合単価ファイル 11 概算見積書 12 物価版データ変換部 13 内訳名称テーブル 14 ユニット単価構成テーブル 15 テーブルメンテナンス部 16 ユニット単価計算処理部 17 レベル1名称テーブル 18 レベル2名称テーブル 19 レベル3名称テーブル 20 レベル4名称テーブル 21 配管用途テーブル 22 施工場所名称テーブル 23 労務単価テーブル 24 単位テーブル 25 価格掛率テーブル 26 単価変換処理係数テーブル 27 資材費テーブル 28 労務歩掛りテーブル 29 雑費類係数テーブル 30 副資材係数テーブル 31 保温工事費テーブル 32 塗装工事費テーブル 33 複合単価構成テーブル 34 テーブルメンテナンス部 35 複合単価計算部 36 複合単価表印刷部 37 物価版データ変換部 38 部材数量入力サブルーチン 39 計算サブルーチン 40 印刷サブルーチン 41 レベル1定義テーブル 42 レベル2定義テーブル 43 見積外工事名称テーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【表3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図5】
【図6】
【図16】
【図17】
【図18】
【図8】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図32】
【図9】
【図24】
【図25】
【図10】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図33】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永長 崇 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 斉藤 勝 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 小池 浄一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 鈴木 敏文 東京都豊島区北大塚1−13−4 株式会社 テクノダイヤ内 (72)発明者 小高 宏之 東京都豊島区北大塚1−13−4 株式会社 テクノダイヤ内 (72)発明者 草柳 弘一 東京都豊島区北大塚1−13−4 株式会社 テクノダイヤ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概略設計、建築図の作成、部材の最適配
    置、部材の所要数量の算出を行なうと共に数量ファイル
    を作成する概略設計作図数量算出システムと、ユニット
    として扱われる部材の単価をコード化してユニット単価
    ファイルを作成して維持管理するユニット単価システム
    と、複合単価を持つ部材について複合単価ファイルを作
    成して維持管理する複合単価システムと、概算データ管
    理ファイルを作成して概算実績データを維持管理する概
    算見積書システムとから構成され、前記概算見積書シス
    テムは前記ユニット単価ファイル及び複合単価ファイル
    とからの単価データと、前記数量ファイルからの数量デ
    ータとから積算データを作成することを特徴とする設備
    概算の自動作成システム。
  2. 【請求項2】 前記積算データは、対話形式で作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備概算の自動作成
    システム。
  3. 【請求項3】 前記積算データは、CADに基づいて対
    象物件の概略設計を行って最適な部材を適宜位置に配置
    し、該配置された各部材を自動的に決定したコード又は
    及び操作者により直接入力されたコードにより前記単価
    ファイルに基づいた単価と、前記配置された各部材によ
    り自動的に算出された数量又は及び操作者により直接入
    力された数量から積算されたデータであることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の設備概算の自動作成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ユニットとして扱われる部材の単価
    は、電気設備、空調設備、衛生設備の各構成部材に関す
    る資材単価および労務単価であることを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載の設備概算見積書の自動作成シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記ユニット単価ファイルは、必要とす
    る付帯設備の数量及び単価を自動的に含ませたことを特
    徴とする請求項1、2、3又は4に記載の設備概算の自
    動作成システム。
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