JPH06348715A - 製品プラン作成装置 - Google Patents

製品プラン作成装置

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JPH06348715A
JPH06348715A JP13190993A JP13190993A JPH06348715A JP H06348715 A JPH06348715 A JP H06348715A JP 13190993 A JP13190993 A JP 13190993A JP 13190993 A JP13190993 A JP 13190993A JP H06348715 A JPH06348715 A JP H06348715A
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武夫 角南
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邦夫 鎌田
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幸秀 高井
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 販売側の条件と生産側の条件とを比較的短時
間にしかも最適に調整し得る製品プラン作成装置。 【構成】 ある期間に生産される複数の製品についてそ
れぞれ販売側の条件を満たすように目標製品プランを設
定する目標製品プラン設定部1と,各目標製品プランの
製造開始日を生産ラインのネック工程の始点まで繰り下
げさせたネック工程目標製造プランを作成する目標製造
プラン作成部2と,上記複数の製品についてそれぞれ生
産側の条件を満たすように作成された製品プランの製造
開始日をネック工程の始点まで繰り下げさせたネック工
程製造プランの候補を複数作成する製造プラン作成部3
と,ネック工程目標製造プランと上記候補との偏差を表
す目標満足度指数等に基づいて上記候補の中から1つの
候補を選択する製造プラン選択部4と,選択された候補
に基づいて上記複数の製品の各製品プランを決定する製
品プラン決定部5とから構成されている。上記構成によ
り,販売側の条件と生産側の条件とを比較的短時間にし
かも最適となるように調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,製品プラン作成装置に
係り,詳しくは順次処理される工程よりなる生産ライン
の内の製品の種類に応じた工程を通過させて生産される
複数の製品について,販売側の条件と生産側の条件とを
調整することにより製品プランを作成する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より,製品の生産から販売までに至
る企業活動において,販売側の条件(例えば製品の納期
など)と生産側の条件(例えば生産能力など)との調整
を図るべく製品プランをコンピュータ上に設定すること
が試みられている(特開平4−145573号)。図9
はこのような従来の製品プラン作成装置A0の一例にお
ける概略システム構成を示す模式図である。図9に示す
如く,従来の製品プラン作成装置A0では,適当な製品
の種類毎,期間毎の生産座席(製品プラン)が予め設定
されており,これをコンピュータのデータベース1に登
録し,運用される。販売側は注文データを端末2からイ
ンプットする。インプットされた注文データはデータ処
理部3及び通信回路4を介し,さらにデータベース管理
機構5を介してデータベース1上に設定されたある期間
の生産座席に投入される。この投入結果は上記インプッ
トと逆経路を経て端末2に表示され,販売側はこれによ
り納期回答等を得ることができる。又,生産座席が満杯
になれば,販売側は次の期間の生産座席に注文データを
投入する。一方,生産側は端末6から生産データをデー
タ処理部7及び通信回路4を介し,更にデータベース管
理機構5を介して生産座席に投入する。この投入結果に
ついても端末6に表示される。従って,データベース1
上では注文データと生産データとの一元管理が成される
ことになる。このようにして,両者間の調整を確実に行
うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
製品プラン作成装置では,販売側と生産側との調整自体
は,生産座席(製品プラン)を介在させてのマニアル操
作であることから,その調整に長時間を要することがあ
る。又,客観的に最適な調整を行うことが困難である。
本発明は,このような従来の技術における課題を解決す
る為に製品プラン作成装置を改良し,販売側の条件と生
産側の条件とを比較的短時間にしかも最適となるように
調整し得る製品プラン作成装置を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,順次処理される工程よりなる生産ラインの
うちの製品の種類に応じた工程を順次通過させて生産さ
れる複数の製品について,販売側の条件と生産側の条件
とを調整することにより製品プランを作成する製品プラ
ン作成装置において,ある期間に生産される複数の製品
についてそれぞれ上記販売側の条件を満たすように目標
製品プランを設定する目標製品プラン設定手段と,上記
目標製品プラン設定手段により設定された各目標製品プ
ランの製造開始日を上記生産ラインの当該製品の種類に
応じた工程のうち最も生産能力の低いネック工程の始点
まで繰り下げさせたネック工程目標製造プランを作成す
る目標製造プラン作成手段と,上記ある期間に生産され
る複数の製品についてそれぞれ上記生産側の条件を満た
すように作成された製品プランの製造開始日を上記ネッ
ク工程の始点まで繰り下げさせたネック工程製造プラン
の候補を複数作成する製造プラン作成手段と,上記目標
製造プラン作成手段により作成されたネック工程目標製
造プランと上記製造プラン作成手段により作成されたネ
ック工程製造プランの各候補との偏差を表す目標満足度
指数及び/又は上記ネック製造プランの各候補の生産性
を表す生産性指数に基づいて上記ネック工程製造プラン
の候補の中から1つの候補を選択する製造プラン選択手
段と,上記製造プラン選択手段により選択されたネック
工程製造プランの上記1つの候補に基づいて上記ある期
間に生産される複数の製品の各製品プランを決定する製
品プラン決定手段とを具備してなることを特徴とする製
品プラン作成装置として構成されている。更には,上記
目標製品プラン設定手段が,上記ある期間に生産される
複数の製品の目標製品プランを品種毎に該期間で平準化
する製品プラン作成装置である。更には,上記製造プラ
ン選択手段が,上記目標満足度指数と上記生産性指数と
の重み和に基づいて上記ネック製造プランの候補の中か
ら1つの候補を選択する製品プラン作成装置である。更
には,上記製造プラン選択手段により上記ネック工程製
造プランの候補の中から1つの候補を選択する際に,上
記重みを変化させる製品プラン作成装置である。ここ
で,上記販売側の条件には例えば製品の納期,生産側の
条件には例えば生産ラインの生産能力を含む。
【0005】
【作用】本発明によれば,順次処理される工程よりなる
生産ラインの内の製品の種類に応じた工程を順次通過さ
せて生産される複数の製品について,販売側の条件と生
産側の条件とを調整することにより製品プランを作成す
るに際し,ある期間に生産される複数の製品についてそ
れぞれ上記販売側の条件を満たすように目標製品プラン
設定手段により目標製品プランが設定される。上記目標
製品プラン設定手段により設定された各目標製品プラン
の製造開始日を上記生産ラインの当該製品の種類に応じ
た工程の内最も生産能力の低いネック工程の始点まで繰
り下げさせたネック工程目標製造プランが目標製造プラ
ン作成手段により作成される。上記ある期間に生産され
る複数の製品についてそれぞれ上記生産側の条件を満た
すように作成された製品プランの製造開始日を上記ネッ
ク工程の始点まで繰り下げさせたネック工程製造プラン
の候補が製造プラン作成手段により複数作成される。上
記目標製造プラン作成手段により作成されたネック工程
目標製造プランと上記製造プラン作成手段により作成さ
れたネック工程製造プランの各候補との偏差を表す目標
満足度指数及び/又は上記ネック工程製造プランの各候
補の生産性を表す生産性指数に基づいて上記ネック工程
製造プランの候補の中から1つの候補が製造プラン選択
手段により選択される。上記製造プラン選択手段により
選択されたネック工程製造プランの上記1つの候補に基
づいて上記ある期間に生産される複数の製品の各製品プ
ランが製品プラン決定手段により決定される。従って,
販売側の条件と生産側の条件との調整が比較的短時間に
しかも最適となるように製品プランを作成することがで
きる。更に,上記目標製品プラン設定手段が,上記ある
期間に生産される複数の製品の目標製品プランを品種毎
に該期間で平準化する場合,最終的に得られる製品プラ
ンの平準化をも図ることができる。更に,上記製造プラ
ン選択手段により上記目標満足度指数と上記生産性指数
との重み和に基づいて上記ネック製造プランの候補の中
から1つの候補を選択することにより,製品プランの最
適化を図ることができる。更に,上記製造プラン選択手
段により上記ネック工程製造プランの候補の中から1つ
の候補を選択する際に,上記重みを変化させることによ
り,製品プランの最適化を短時間に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る製品プラン作成装置
A1の概略構成を示すブロック図,図2は製品プラン作
成装置A1の動作フローを示す説明図,図3は平準プラ
ン例を示す説明図,図4はネック工程平準製造プラン例
を示す説明図,図5はネック工程製造プラン例を示す説
明図,図6は製品プラン例を示す説明図,図7はネック
工程の説明図表,図8はネック工程平準製造プランにお
ける製品A,Bの累積製造量の変化を示す説明図であ
る。図1に示す如く,本実施例に係る製品プラン作成装
置A1は,順次処理される工程よりなる製品ラインの内
の製品の種類に応じた工程を順次通過させて生産される
複数の製品について,販売側の条件(例えば製品の納期
等)と生産側の条件(例えば生産能力等)とを調整する
ことにより製品プランを作成するに際して,ある期間に
生産される複数の製品についてそれぞれ販売側の条件を
満たすように目標製品プランを設定する目標製品プラン
設定部1(目標製品プラン設定手段に相当)と,目標製
品プラン設定部1により設定された各目標製品プランの
製造開始日を生産ラインの当該製品の種類に応じた工程
の内最も生産能力の低いネック工程の始点まで繰り下げ
させたネック工程目標製造プランを作成する目標製造プ
ラン作成部2(目標製造プラン作成手段に相当)と,あ
る期間に生産される複数の製品についてそれぞれ生産側
の条件を満たすように作成された製品プランの製造開始
日をネック工程の始点まで繰り下げさせたネック工程製
造プランの候補を複数作成する製造プラン作成部3(製
造プラン作成手段に相当)と,目標製造プラン作成部2
により作成されたネック工程目標製造プランと製造プラ
ン作成部3により作成されたネック工程製造プランの各
候補との偏差を表す目標満足度指数及び/又はネック工
程製造プランの各候補の生産性を表す生産性指数に基づ
いてネック工程製造プランの候補の中から1つの候補を
選択する製造プラン選択部4(製造プラン選択手段に相
当)と,製造プラン選択部4により選択されたネック工
程製造プランの1つの候補に基づいてある期間に生産さ
れる複数の製品の各製品プランを決定する製品プラン決
定部5(製品プラン決定手段に相当)とを具備してい
る。
【0007】以下,この装置A1の動作について図2〜
図6を参照しつつ概略説明する。ここでは,2種類の製
品A,Bの1か月分について,製品プランを作成する場
合を例にとり説明する。先ず,図2に示すように1か月
間の品種ごとの総販売計画量を入力する(S1)。製品
Aは30t/月,製品Bは60t/月である。次に,各
品種A,Bをその期間で平準化する(S2)。これを平
準製品プランと呼び,上記販売側の条件をみたすもので
ある(目標製品プランに相当)。 製品A:30t÷30日=1t/日 製品B:60t÷30日=2t/日 上記平準製品プランの例を図3に示す。次に,平準製品
プランをその生産ラインのネック工程の始点まで繰り下
げさせてネック工程平準製造プランとする(ネック工程
目標製造プランに相当)。ここで,ネック工程とはある
製造ラインで最も生産能力が小さい工程をいう。換言す
れば,そのラインの生産性を左右する工程のことであり
ボトルネック工程ともいう。例えば図7に示す工程2が
このネック工程に該当する。このネック工程の生産能力
を製品A,B共に2t/日とする。この時,製品A,B
の1日当たりの処理量であるブロック数は,製品A:3
0t/2t=15個,製品B:60t/2t=30個と
なる。これらのブロックをそのラインのネック工程の始
点まで繰り下げさせて上記ネック工程平準製造プランと
する(S3)。図4にその例を示す。図中,製品A,B
のプランがずれるのは製品の種類により一般に通過工
程,通過工程数,更にはある工程での加工時間等が異な
り,ネック工程からの製造リードタイムが異なるためで
ある。ここで,製造リードタイムとは製造開始から完了
までに要する時間(日数)であり,ネック工程からの製
造リードタイムとはネック工程完了から製造完了までに
要する時間(日数)をいう。この例では,製品Bは製品
Aに比べ,製造リードタイムが長い為,同一日に出荷し
ようとした場合,製品Bは製品Aよりも早く製造を開始
しなければならない。尚,図4では生産側の条件(例え
ば生産能力が最大2t/日であること)を考慮していな
いため,製品A,Bのプランがオーバラップしている。
【0008】次に,製品A,Bの各ブロックを並べてネ
ック工程製造プランの候補を複数作成する。ここでは上
記生産側の条件を満たすような配列を考える。即ち,先
ず初期値として図5(A)に示すような配列を考える。
この配列を次に示すような評価関数Eが最小になるよう
に並び替えて次の候補を作成する。評価関数Eは例えば
ネック工程平準製造プランとネック工程製造プランの各
候補との偏差である平準化指数と,ネック工程製造プラ
ンの各候補の生産性を表す指標である段取り替え回数と
の重み和で表すことができ,次式で表すことができる。 E=ω1×平準化指数+ω2×段取り替え回数 ここに,ω1,ω2は製品A,Bについてそれぞれ与え
られる重み係数を示す。又,平準化指数は図8に示すよ
うなネック工程平準製造プランにおける製品A,Bの各
累積製造量と,ネック工程製造プランにおける製品A,
Bの各累積製造量との比較により求めることができる。
平準化指数が目標満足度指数に,また段取り替え回数が
生産性指数に相当する。そして,この評価関数Eが最小
になるように例えばシミュレーテッドアニーリング法等
の周知の手法を用いて順次ネック工程製造プランの候補
を作成する(S4)。図5(B),(C)にネック工程
製造プランの各候補の作成例を示す。尚,初期値を含
め,平準化指数,段取り替え回数の変化と共に示す。ま
たここでは,ω1=0,ω2=1の場合を示す。この場
合は生産性を優先させ,段取り替え回数が最小になるよ
うにネック工程製造プランを作成したものである。この
ように作成されたネック工程製造プランの各候補の中か
ら1つの候補を選択する(S5)(つまり,ステップS
4,S5ではネック工程製造プランの最適化が行われ
る)。図5(C)は最終的に選択された例を示す。図
中,製品Bが優先的に生産された後,製品Aが生産され
るが,これは生産性を優先させて段取り替え回数が最小
になるようにした結果である。次に,最終的に選択され
たネック工程製造プランを用いて,その工程以降の下流
工程のスケジュールにシミュレーションなどで展開し,
製品A,Bについてそれぞれの製品プランを作成する
(S6)。図6に作成された製品プランの例を示す。そ
して作成された製品プランを,人間が評価し,又は予め
設定された基準と比較することにより満足できる製品プ
ランか否かを自動的に評価して満足できる製品プランで
あれば終了する。満足できない結果である場合は,上記
評価関数Eの重みω1,ω2の変更を行い,ステップS
4〜S7を満足できる製品プランになるまで繰り返す。
又は直接ステップS4で作成されたネック工程製造プラ
ンを修正し,ステップS6〜S7を満足なプランになる
まで繰り返す(S7)。例えば上記実施例では,製品A
の製品プランが月の後半に偏ってしまう。これが不満足
である場合には,以下の処理を行う。
【0009】ステップS4,S5の最適化を行う段階
での段取り替え回数に対する重みω2を小さくして,最
適化計算を行い,さらにステップS6を実行する。 ステップS4,S5で作成したネック工程製造プラン
を直接変形し,ステップS6により製品プランをチェッ
クする。 上記ステップS1,S2は図1における目標製品プラン
設定部1により,ステップS3は目標製造プラン作成部
2により,ステップS4,S7は製造プラン作成部3に
より,ステップS5は製造プラン選択部4により,ステ
ップS6は製品プラン決定部5によりそれぞれ実行され
る。以上のように,上記実施例によれば,効率良く短時
間で生産ラインの生産性,製品プランの平準化度などを
最適にする製品プランを作成することができる。その結
果,販売側の条件と生産側の条件とを比較的短時間にし
かも最適となるように調整し得る製品プラン作成装置を
得ることができる。尚,上記実施例では,ステップS4
でネック工程製造プランの候補を順次作成したが,実使
用に際しては,同時に全候補を作成してもよい。その場
合は繰り返し計算がなくなるため条件によっては計算時
間が短縮される。尚,上記実施例では,評価関数Eとし
て平準化指数及び段取り替え回数のみを考慮している
が,実使用に際しては,これに生産ショート量(製作日
数の関係から決められた期限を過ぎて生産した量)を考
慮してもよい。その場合,納期に余裕がない生産に対し
ても適用することができる。尚,最終的な評価として人
間による計画評価を行う場合,次のような方法が考えら
れる。 ネック工程の最適計算をやり直すほどの修正でない場
合(例えば1日だけスケジュールをずらしたいなどの場
合),直接製品プランを修正する。 設定した重みで作成した製造プランが,人間の想像し
ていたプランと合わない場合は,重みを変更して再計算
を行うことができる。この重み調整は生産ラインを有す
る工場の運営方針(生産性優先かもしくは平準化優先か
など)が固定のものであれば,方針に見合う重み調整を
1度すればよいことになる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る製品プラン作成装置は,上
記したように構成されているため,効率良く短時間で生
産ラインの生産性,製品プランの平準化度等を最適にす
るような製品プランを作成できる。その結果,販売側の
条件と生産側の条件とを短時間にしかも最適となるよう
に調整し得る製品プラン作成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る製品プラン作成装置
A1の概略構成を示すブロック図。
【図2】 製品プラン作成装置A1の動作フローを示す
説明図。
【図3】 平準プラン例を示す説明図。
【図4】 ネック工程平準製造プラン例を示す説明図。
【図5】 ネック工程製造プラン例を示す説明図。
【図6】 製品プラン例を示す説明図。
【図7】 ネック工程の説明図表。
【図8】 ネック工程平準製造プランにおける製品A,
Bの累積製造量の変化を示す説明図。
【図9】 従来の製品プラン作成装置A0の一例におけ
る概略システム構成を示す模式図。
【符号の説明】
1…目標製品プラン設定部(目標製品プラン設定手段に
相当) 2…目標製造プラン作成部(目標製造プラン作成手段に
相当) 3…製造プラン作成部(製造プラン作成手段に相当) 4…製造プラン選択部(製造プラン選択手段に相当) 5…製品プラン決定部(製品プラン決定手段に相当)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 幸秀 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内 (72)発明者 能勢 和夫 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次処理される工程よりなる生産ライン
    のうちの製品の種類に応じた工程を順次通過させて生産
    される複数の製品について,販売側の条件と生産側の条
    件とを調整することにより製品プランを作成する製品プ
    ラン作成装置において,ある期間に生産される複数の製
    品についてそれぞれ上記販売側の条件を満たすように目
    標製品プランを設定する目標製品プラン設定手段と,上
    記目標製品プラン設定手段により設定された各目標製品
    プランの製造開始日を上記生産ラインの当該製品の種類
    に応じた工程のうち最も生産能力の低いネック工程の始
    点まで繰り下げさせたネック工程目標製造プランを作成
    する目標製造プラン作成手段と,上記ある期間に生産さ
    れる複数の製品についてそれぞれ上記生産側の条件を満
    たすように作成された製品プランの製造開始日を上記ネ
    ック工程の始点まで繰り下げさせたネック工程製造プラ
    ンの候補を複数作成する製造プラン作成手段と,上記目
    標製造プラン作成手段により作成されたネック工程目標
    製造プランと上記製造プラン作成手段により作成された
    ネック工程製造プランの各候補との偏差を表す目標満足
    度指数及び/又は上記ネック製造プランの各候補の生産
    性を表す生産性指数に基づいて上記ネック工程製造プラ
    ンの候補の中から1つの候補を選択する製造プラン選択
    手段と,上記製造プラン選択手段により選択されたネッ
    ク工程製造プランの上記1つの候補に基づいて上記ある
    期間に生産される複数の製品の各製品プランを決定する
    製品プラン決定手段とを具備してなることを特徴とする
    製品プラン作成装置。
  2. 【請求項2】 上記目標製品プラン設定手段が,上記あ
    る期間に生産される複数の製品の目標製品プランを品種
    毎に該期間で平準化する請求項1記載の製品プラン作成
    装置。
  3. 【請求項3】 上記製造プラン選択手段が,上記目標満
    足度指数と上記生産性指数との重み和に基づいて上記ネ
    ック製造プランの候補の中から1つの候補を選択する請
    求項1又は2記載の製品プラン作成装置。
  4. 【請求項4】 上記製造プラン選択手段により上記ネッ
    ク工程製造プランの候補の中から1つの候補を選択する
    際に,上記重みを変化させる請求項3記載の製品プラン
    作成装置。
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