JP2738334B2 - 生産計画平準調整システム - Google Patents

生産計画平準調整システム

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JP2738334B2 JP8612995A JP8612995A JP2738334B2 JP 2738334 B2 JP2738334 B2 JP 2738334B2 JP 8612995 A JP8612995 A JP 8612995A JP 8612995 A JP8612995 A JP 8612995A JP 2738334 B2 JP2738334 B2 JP 2738334B2
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産計画平準調整システ
ムに関し、特に生産ラインに対し生産目標数量、生産実
績、現在仕掛数量、生産能力といった各種の制約の下
で、ある期間内の単位期間の生産数量をなるべく平準化
しながら自動的に立案する生産計画立案システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、生産計画を入力して製品の流れを
シミュレートしたり、数理計画法を用いて評価関数を最
適化して平準化を考慮しない生産計画を作成することは
できたが、平準化を考慮するためには評価関数が非線形
になるため線形計画法だけでは扱えず、他の手法を使っ
ても個々の数量を別々に調整したのでは実用的な時間で
平準化を考慮した計画を立案することはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生産ラインの各工程に
おいて、全単位期間で同じ数量を生産して全制約を満足
できるならその計画が立案され、また全単位期間で同じ
数量は無理でも全制約を満足できるなら、そのような計
画の中で出来るだけ平準化した計画が求められることに
なる。
【0004】そして、全制約を満足できない場合は、各
種制約の優先度と違反の度合いを考慮して出来るだけ全
体的に違反の小さい計画が求められることになる。その
際、違反が同程度であれば平準化している計画が優先的
に採用されることになる。
【0005】しかしながら、立案に長時間をかけて最適
解を求めるよりは、準最適解であっても短時間に求める
ことが要請されている。
【0006】特に、多工程の場合は各工程で生産目標数
量があり、さらに後工程の目標を達成するために前工程
の生産数量を調整する必要があるため、平準化を行なう
場合に一層複雑となるという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、生産条件や生産目標の制約を出来るだけ満
たす生産計画の中で平準化しているものを実用的な時間
内に求める生産計画平準調整システムを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、生産目標数量及び生産ラインの情報を入
力して立案期間の所定の単位期間毎の生産数量を出力す
る生産計画立案システムにおいて、前記生産目標数量及
び生産ラインの情報を入力する入力手段と、完全に平準
化した生産計画を自動的に立案する立案手段と、生産条
件及び生産目標の制約の違反度を評価する制約評価手段
と、生産計画の自動調整を実行するか否かを判定する調
整判定手段と、前記制約評価手段の制約評価を基に生産
計画をを広い範囲で自動調整する調整手段と、生産計画
を修正するか否かを判定する修正判定手段と、生産計画
を修正するための修正手段と、立案結果を外部へ出力す
る出力手段と、を含むことを特徴とする生産計画平準調
整システムを提供する。
【0009】本発明においては、前記調整手段が、生産
数量の変更箇所又は複数の変更箇所からなるグループを
決定する調整箇所決定手段と、生産数量の変更の候補を
作成する調整候補作成手段と、計画の候補の評価を行な
う制約評価手段と、全制約の違反度の合計の小さい計画
へと変更する調整選択手段と、さらに調整を繰り返すべ
きか否かを自動的に判定する調整自動判定手段と、を備
え、前記調整自動判定手段の判定結果に応じて再び前記
調整箇所決定手段から自動調整処理を繰り返すことを特
徴とする。
【0010】また、本発明においては、前記調整手段
が、調整の対象とする工程を決定する工程決定手段と、
調整する工程の順番を決定する工程順決定手段と、決定
された前記順番に工程に対して後で調整する工程に関係
のない制約のみを対象に調整を行なう工程調整手段と、
調整をさらに繰り返すべきことを自動的に判定する調整
自動判定手段と、を備え、前記調整自動判定手段の判定
結果に応じて再び前記工程決定手段から自動調整処理を
繰り返し、複数工程の生産計画の調整を行なうことを特
徴とする。
【0011】さらに、本発明においては、前記制約評価
手段が、制約違反評価手段と、制約重要度評価手段と、
違反度計算手段と、を備え、各制約に違反の評価式と制
約の重要度計算式を予め与えておき、前記制約違反評価
手段が所定の評価式により制約違反の度合いを評価し、
前記制約重要度評価手段が制約の重要度を求め、前記違
反度計算手段が違反の評価と重要度から計算した値をそ
の制約の違反度として出力することを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明においては、前記修正
手段が、修正箇所認識手段と、修正数量入力手段と、修
正マーク手段と、修正マーク判定手段と、修正箇所除外
手段と、を備え、前記修正箇所認識手段が計画に変更を
加える箇所を認識し、前記修正数量入力手段が修正する
数量を入力し、前記修正マーク手段が修正箇所にマーク
し、前記調整手段の前記調整箇所決定手段で生産数量の
変更箇所又は変更箇所のグループを決定し、前記修正マ
ーク判定手段が修正マークの有無を認識し、前記修正箇
所除外手段がマークがある箇所を修正箇所から除外する
ことを特徴とする。
【0013】そして、本発明においては、前記調整手段
が、不可能箇所認識手段と、配分数決定手段と、配分手
段と、を備え、完全な平準化が不可能な際に、前記不可
能箇所認識手段が不可能箇所とそれ以前及び以降の期間
の数及び不足数を認識し、前記配分数決定手段が不足数
を以降の期間の数で除して均等配分数を算出し、前記配
分手段が前記均等配分数を以降の期間の生産数量に加え
ることを特徴とする。
【0014】また、本発明においては、前記調整手段
が、不可能箇所認識手段と、平均数決定手段と、平均化
手段と、を備え、完全な平準化が不可能な際に、不可能
箇所認識手段が不可能箇所とそれ以前及び以降の期間の
数及び不足数を認識し、前記平均数決定手段が不可能箇
所までの生産数量の和を不可能箇所も含めた以前の期間
の数で割って平均数を算出し、平均化手段が不可能箇所
及びそれ以前の生産数量を平均数とすることを特徴とす
る。
【0015】
【作用】本発明の好適な態様を示す図面を参照して本発
明の原理・作用を以下に説明する。
【0016】本発明(請求項1)の好ましい態様に係る
生産計画平準調整システムは、図1に示すように、入力
モジュール11にて入力された生産目標数量又は生産ライ
ンの情報に基づき立案モジュール12で完全に平準化した
生産計画を自動立案し、制約評価モジュール13で生産条
件及び生産目標の制約の違反度を評価して、調整モジュ
ール15で生産計画を広い範囲で同じように自動調整する
ものである。その際、必要があれば修正モジュール17に
より生産計画の修正や調整モジュール15による調整を適
宜繰り返し実行する。そして、修正や調整の必要がなく
なれば出力モジュール18で立案結果を外部へ出力して終
了する。本発明によれば、完全に平準化した生産計画か
ら広い範囲で同じように調整するため、生産条件や生産
目標を満たし平準化した計画が立案できる。なお、入力
モジュール11にはネットワーク接続又は端末等の入力手
段から生産目標数量又は生産ラインの情報が入力され
る。修正判定モジュール16は通常ディスプレイ端末等の
入力手段からのユーザの入力に基づき生産計画を修正す
るか否かの判定を行なう。
【0017】本発明(請求項2)の好ましい態様に係る
生産計画平準調整システムは、図2に示すように、上記
調整モジュール15において、調整箇所決定モジュール21
で決定した生産数量の変更箇所又は変更箇所のグループ
に対して調整候補作成モジュール22にて生産数量の変更
の候補を複数作成し、制約評価モジュール13によって計
画の候補の評価を行ない、調整選択モジュール23で全制
約の違反度の合計の小さい計画へと変更することを繰り
返す。すなわち、調整自動判定モジュール24にて再調整
の有無を判定し、調整する場合には調整箇所決定モジュ
ール21に処理を移し一連の処理を繰り返す。これにより
違反度の小さい生産計画を得ることができる。
【0018】また、本発明(請求項3)の好ましい態様
に係る生産計画平準調整システムは、図3に示すよう
に、上記した調整モジュール15において多工程の生産計
画の調整を行なうとき、まず工程決定モジュール31で調
整のターゲットとする工程を決定し、工程順決定モジュ
ール32で調整対象の工程の順番を決定し、工程調整モジ
ュール33で決定された順番に従い工程に対して後で調整
する工程に関係のない制約のみを対象に調整を行なう。
後で調整する工程に関係する制約はそのときに満たせる
可能性があることから、そのような制約を除外して評価
すると他の制約の違反を減らすことができるため、最終
的に制約違反の小さい計画が立案できる。
【0019】さらに、本発明(請求項4)の好ましい態
様に係る生産計画平準調整システムは、図4に示すよう
に、各制約に違反の評価式と制約の重要度計算式を予め
与えておき、上記制約評価モジュール13において、制約
違反評価モジュール41により制約違反の評価を行ない、
制約重要度評価モジュール42により制約の重要度を評価
し、違反度計算モジュール43で制約の違反度を計算す
る。これにより、重要な制約を優先的に違反を小さくし
た生産計画が立案できる。
【0020】本発明(請求項5)の好ましい態様に係る
生産計画平準調整システムは、図5(A)に示すよう
に、上記した修正モジュール17では修正箇所認識モジュ
ール51と修正数量入力モジュール52で修正箇所に数量を
入力し、修正マークモジュール53で修正箇所にマークす
る。
【0021】そして、調整モジュール15では調整する前
処理として、図5(B)に示すように、調整箇所決定モ
ジュール54で決定した生産数量の変更箇所又は変更箇所
のグループから、修正マーク判定モジュール55において
修正マークの有無を判定し、修正マークを認識した箇所
を修正箇所除外モジュール56で除外する。これにより、
ユーザが修正した箇所は変更せずに保存して他の箇所の
みを調整することができる。
【0022】また、本発明(請求項6)の好ましい態様
に係る生産計画平準調整システムは、図6に示すよう
に、上記調整モジュール15において完全な平準化が不可
能な場合に、不可能箇所認識モジュール61で認識した不
可能箇所以降の期間の数と不足数を使って配分数決定モ
ジュール62で均等配分数を計算し、配分モジュール63で
その均等配分数を不可能箇所以降の期間の生産数量に加
える。不足数を均等配分することにより平準化を図るこ
とができる。
【0023】さらに、本発明(請求項7)の好ましい態
様に係る生産計画平準調整システムは、図7に示すよう
に、調整モジュール15において完全な平準化が不可能な
場合に、不可能箇所認識モジュール71で認識した不可能
箇所とそれ以前の期間に対し、平均数決定モジュール72
で計算した平均数を平均モジュール73で生産数量とす
る。これにより、完全な平準化が不可能な箇所の生産量
だけ他に比べて少なくなることが避けられ、平準化を図
ることがきる。
【0024】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0025】本発明の一実施例について、m工程から成
るラインのn日の計画を立案する場合を図面を参照して
詳細に説明する。
【0026】まず、図8に示すようなデータ構造を作成
して制約評価モジュールや調整モジュールで利用する。
図8に示すデータ構造は、工程1〜工程mの各々が各日
(1日〜n日)の終了時点における仕掛、その日の生産
量、その日までの累積生産量をセル(82、83、84)とし
て持ち、セルの間に製品の流れ又は数量の動きを示す制
約ポインタ85(図中破線矢印で示す)及び数量の依存関
係を示す依存ポインタ86(図中実線矢印で示す)を持
つ。
【0027】例えば、工程1の第1日の仕掛のうち翌日
生産した量が、工程1の第2日の生産量になるため、工
程1の第1日の仕掛セル82から工程1の第2日の生産量
セル83-12へ制約ポインタを張る。このポインタは特に
工程1の第2日の生産量が工程1の第1日の仕掛を越え
られないことも意味する。
【0028】工程2の第2日の仕掛は、工程2の第1日
の仕掛82-21から工程2の第2日の生産量83-22を差し引
いて工程1の第2日の生産量83-12を加えた量になるた
め、それぞれのセルから工程2の第2日の仕掛セル82-2
2へ制約ポインタを張る。
【0029】工程1の第2日の累積生産量は、工程1の
第1日の累積生産量84に工程1の第2日の生産量83-12
を加えた量になるため、それぞれのセルから工程1の第
2日の累積生産量セル84-12に制約ポインタを張る。
【0030】立案の対象になるのは生産量であり、仕掛
や累積生産量は生産量から自動的に計算できる。
【0031】そこで、セルがどの生産量に依存するかを
示すために、1つ以上の制約ポインタを辿って生産量セ
ルへ到達でき、他の依存ポインタを辿って到達できない
ような、セルから生産量セルへの間に依存ポインタを張
る。生産量セルから出ている制約ポインタに対しては逆
向きの依存ポインタを張ることになる。
【0032】例えば、工程1の第1日の生産量セル83か
ら工程2の第1日の仕掛セル82-21へ、さらに工程2の
第2日の生産量セル83-22へと制約ポインタがあると、
工程2の第2日の生産量セル83-22から工程1の第1日
の生産量セル83へ依存ポインタを張る。
【0033】この依存ポインタは工程2の第2日の生産
量を増やせない場合に工程1の第1日の生産量を増やす
ことを試みる必要があることを意味しており、調整する
ときはこのデータ構造の依存ポインタを辿って調整して
いく。
【0034】まず、入力モジュールで現在までの累積生
産量、現在の仕掛量、各工程の歩留り、各工程の工期、
各工程の生産能力、材料の入手予定といった生産ライン
の情報と各工程の生産目標量を入力する。
【0035】次に、立案モジュールで各工程においてそ
れぞれの生産目標数量を立案日数nで割った平均数量を
毎日生産する計画を立案する。例えば、10日で100
0個生産する場合は毎日100個生産する計画である。
【0036】その際、仕掛が無い等平均数量を生産でき
ないところは生産可能な最大量としてもよい。仕掛が十
分にあって毎日平均数量を生産でき、しかも能力の範囲
内であればこれが求める計画となる。
【0037】平均数量を生産できない場合に本実施例の
調整を行なう。
【0038】立案モジュールで毎日平均数量を生産する
計画にした場合、生産不可能なところが制約違反する。
【0039】また、生産不可能なところを生産可能量に
した計画では生産目標制約に違反する。制約評価モジュ
ールでこの制約違反を評価する。本実施例では、所定の
計算式から求めた違反の度合いに重要度(係数)を乗じ
て違反度とする。
【0040】多工程のため、本実施例においては、違反
度の一番大きい制約を持つ工程を調整のターゲットとす
る。
【0041】ここでは例として工程3の第4日の累積生
産量(図9の91)が生産目標量に足りず、しかも一番違
反度が大きいと仮定し、工程3を調整のターゲットとす
る。
【0042】依存ポインタから工程順決定モジュールで
工程3、工程2、工程1の順で調整することを決定し、
工程調整モジュールで工程2と工程1を無視して工程3
を、工程1を無視して工程2を、そして工程1を次のよ
うに調整する。
【0043】本実施例においては、調整箇所決定モジュ
ールで生産数量の変更箇所又は変更箇所のグループを決
定し、調整候補作成モジュールで生産数量の変更の候補
を作成し、制約評価モジュールによって計画の候補の評
価を行ない、調整選択モジュールで全制約の違反度の合
計の小さい計画へと変更し、調整自動判定モジュールで
さらに調整を繰り返すべきであることを自動的に判定し
た場合に再び調整箇所決定モジュールから自動調整を繰
り返す。
【0044】すなわち、調整箇所決定モジュールで工程
3は第4日までの生産量(図9の94)、依存ポイントを
辿ることにより工程2は第3日までの生産量(図9の9
3)、工程1は第2日までの生産量(図9の92)を変更
箇所のグループとする。
【0045】調整候補作成モジュールでグループに共通
に設定する生産量の候補をいくつか作成し、制約評価モ
ジュールで評価して調整選択モジュールでもっとも違反
度の小さい候補を設定する。
【0046】ここまでの調整では各工程で前の工程の生
産量を考慮せずに調整しているため、仕掛や材料の不足
しているところが存在する可能性がある。
【0047】その場合、完全な平準化が不可能な際に、
不可能箇所認識モジュールで不可能箇所とそれ以前及び
以降の期間の数及び不足数を認識し、配分数決定モジュ
ールで不足数を以降の期間の数で除して均等配分数を計
算し、配分モジュールで均等配分数を以降の期間の生産
数量に加える。
【0048】すなわち、不足分を後の日に均等配分す
る。例えば、生産能力が十分ある工程で図10のように
7日間(図10の105)の生産目標が700個(図10
の106)であり、現在仕掛が100個あって、前の工程
から各日に順に120個、20個、150個、150
個、60個、130個、100個生産されて流れて来る
ものとする(図10の101)。
【0049】調整選択モジュールまで実行すると、毎日
100個ずつ生産する計画になる(図11参照)。第1
日の累積生産量は100個となり、仕掛は現在の仕掛1
00個が生産されて前工程から流れて投入された120
個となる。
【0050】第2日は仕掛が40個しかない(図11の
111)のに対し、第3日に100個生産する(図11の1
12)ことになっている。
【0051】第3日以降は4日間あるため3日目の不足
分60個を後の日に均等配分すると、15個ずつの追加
となる(図12の112)。
【0052】さらに、完全な平準化が不可能な場合に不
可能箇所認識モジュールで不可能箇所とそれ以前及び以
降の期間の数及び不足数を認識し、平均数決定モジュー
ルで不可能箇所までの生産数量の和を不可能箇所も含め
たそれ以前の期間の数で割って平均数を計算し、平均モ
ジュールで不可能箇所及びそれ以前の生産数量を平均数
とする。すなわち、不足のあった第3日まで生産量の和
240個を3日間で平均して80個ずつ生産することに
すれば、さらに平準化することができる(図13の13
1)。
【0053】この後、修正モジュールにおいて、修正箇
所認識モジュールでユーザが計画に変更を加える箇所を
認識し、修正数量入力モジュールで修正する数量を入力
し、修正マークモジュールで修正箇所にマークし、さら
に調整モジュールにおいて調整箇所決定モジュールで生
産数量の変更箇所又は変更箇所のグループを決定し、修
正マーク判定モジュールで修正マークの有無を認識し、
マークがある箇所は修正箇所除外モジュールで修正箇所
から除外する。すなわち、ユーザの修正が必要であれば
修正モジュールで修正して修正箇所をマークし、以後の
自動調整は修正マークのあるセルを変更箇所のグループ
からはずすようにする。
【0054】修正も調整も必要がなくなれば出力モジュ
ールで印刷又は外部へ出力して終了する。
【0055】以上、本発明を上記各実施態様に即して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでな
く、本発明の原理に準ずる各種態様を含むことは勿論で
ある。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
初期計画としてまず他の制約を違反しても平準化を重視
した計画を求め、次に違反を緩和するために必要な目標
計画を各工程で求め、最後に現実的な計画になるように
調整することにより、平準化を考慮しながらできる限り
制約を満たす計画を求めることができる。また、本発明
(請求項2)によれば、違反度の小さい生産計画を得る
ことができる。本発明(請求項3)によれば、工程調整
モジュールで決定された順番に従い工程に対して後で調
整する工程に関係のない制約のみを対象に調整を行なう
ようにしたことにより、最終的に制約違反の小さい計画
を立案することができる。さらに、本発明(請求項4)
によれば、制約違反の評価を行なうと共に制約の重要度
を評価し、制約の違反度を計算するように構成したこと
により重要な制約を優先的に違反を小さくした生産計画
が立案することができる。そして、本発明(請求項5〜
7)によれば平準化が可能とされると共に、本発明(請
求項7)によれば、完全な平準化が不可能な箇所の生産
量だけ他に比べて少なくなることが回避され、平準化を
図ることがきるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な態様を示す流れ図である。
【図2】本発明の好適な態様における調整モジュールの
処理を示す流れ図である。
【図3】本発明の好適な態様における調整モジュールの
処理を示す流れ図である。
【図4】本発明の好適な態様における制約評価モジュー
ルの処理を示す流れ図である。
【図5】(A)は修正モジュールの処理を示す流れ図で
ある。(B)は調整モジュールの前処理を示す流れ図で
ある。
【図6】本発明の好適な態様における調整モジュールの
処理を示す流れ図である。
【図7】本発明の好適な態様における調整モジュールの
処理の流れを示す図である。
【図8】平準調整の実施例におけるデータの依存関係を
表現するデータ構造を示す図である。
【図9】本発明の一実施例において平準調整における変
更箇所のグループを示す図である。
【図10】ある工程の立案前の状態を示す図である。
【図11】本発明の一実施例における立案モジュールを
実行した例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例における調整モジュールを
実行した例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例における調整モジュールを
実行した例を示す図である。
【符号の説明】
11 入力モジュールによる生産目標と現場の状況の入
力 12 立案モジュールによる完全に平準化した計画の自
動作成 13 制約評価モジュールによる計画の評価 14 調整判定モジュールによる調整の判定 15 調整モジュールによる計画の自動調整 16 修正判定モジュールによるユーザの修正の判定 17 修正モジュールによるユーザの修正処理 18 出力モジュールによる外部への計画の出力 21 調整箇所決定モジュールによる変更箇所のグルー
プの決定 22 調整候補作成モジュールによる生産数量の変更の
候補作成 23 調整選択モジュールによる生産数量の変更の候補
の選択 24 調整自動判定モジュールによる調整の繰り返しの
判定 31 工程決定モジュールによる調整のターゲット工程
の決定 32 工程順決定モジュールによる工程の調整順の決定 33 工程調整モジュールによる工程の生産量の調整 34 調整自動判定モジュールによる調整の繰り返しの
判定 41 制約違反評価モジュールによる制約違反の度合い
の評価 42 制約重要度評価モジュールによる制約の重要度の
評価 43 違反度計算モジュールによる制約違反度の計算 51 修正箇所認識モジュールによるユーザの修正箇所
の認識 52 修正数量入力モジュールによる修正の数量の入力 53 修正マークモジュールによる修正箇所のマーク 54 調整箇所決定モジュールによる変更箇所のグルー
プの決定 55 修正マーク判定モジュールによるマークの有無の
判定 56 修正箇所除外モジュールによる修正マークのある
箇所の除外 61 不可能箇所認識モジュールによる生産不可能箇所
と不足数の認識 62 配分数決定モジュールによる均等配分数の決定 63 配分モジュールによる均等配分数の配分 71 不可能箇所認識モジュールによる生産不可能箇所
と不足数の認識 72 平均数決定モジュールによる平均数の決定 73 平均モジュールによる平均数の割り振り 81 工程1のセル 82 工程1の1日終了時点の仕掛量セル 83 工程1の1日の生産量セル 84 工程1の1日までの累積生産量セル 85 製品の流れ又は数量の動きを示す制約ポインタ 86 数量の依存関係を示す依存ポインタ 91 生産目標量に達せず調整のターゲットとする累積
生産量 92 工程1の変更箇所のグループ 93 工程2の変更箇所のグループ 94 工程3の変更箇所のグループ 101 前工程から流れて来て仕掛に加わる量 102 工程に仕掛っている量 103 工程の生産量 104 工程の累積生産量 105 立案期間の日 106 工程の生産目標量 111 平均量を生産するのに仕掛不足 112 仕掛不足で平均量を生産不可能 121 仕掛に合わせて生産量縮小 122 縮小した生産量を均等配分 131 不足日前を平均化

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生産目標数量及び生産ラインの情報を入力
    して立案期間の所定の単位期間毎の生産数量を出力する
    生産計画立案システムにおいて、 前記生産目標数量及び生産ラインの情報を入力する入力
    手段と、 平準化した生産計画を自動的に立案する立案手段と、 生産条件及び生産目標の制約の違反度を評価する制約評
    価手段と、 生産計画の自動調整を実行するか否かを判定する調整判
    定手段と、 前記制約評価手段の制約評価を基に生産計画を広い範囲
    で自動調整する調整手段と、 生産計画を修正するか否かを判定する修正判定手段と、 生産計画を修正するための修正手段と、 立案結果を外部へ出力する出力手段と、 を含むことを特徴とする生産計画平準調整システム。
  2. 【請求項2】前記調整手段が、 生産数量の変更箇所又は複数の変更箇所からなるグルー
    プを決定する調整箇所決定手段と、 生産数量の変更の候補を作成する調整候補作成手段と、 計画の候補の評価を行なう制約評価手段と、 全制約の違反度の合計の小さい計画へと変更する調整選
    択手段と、 さらに調整を繰り返すべきか否かを自動的に判定する調
    整自動判定手段と、 を備え、 前記調整自動判定手段の判定結果に応じて再び前記調整
    箇所決定手段から自動調整処理を繰り返すことを特徴と
    する請求項1記載の生産計画平準調整システム。
  3. 【請求項3】前記調整手段が、 調整の対象とする工程を決定する工程決定手段と、 調整する工程の順番を決定する工程順決定手段と、 決定された前記順番に工程に対して後で調整する工程に
    関係のない制約のみを対象に調整を行なう工程調整手段
    と、 調整をさらに繰り返すべきことを自動的に判定する調整
    自動判定手段と、を備え、 前記調整自動判定手段の判定結果に応じて再び前記工程
    決定手段から自動調整処理を繰り返し、複数工程の生産
    計画の調整を行なうことを特徴とする請求項1記載の生
    産計画平準調整システム。
  4. 【請求項4】前記制約評価手段が、制約違反評価手段
    と、制約重要度評価手段と、違反度計算手段と、を備
    え、 各制約に違反の評価式と制約の重要度計算式を予め与え
    ておき、 前記制約違反評価手段が所定の評価式により制約違反の
    度合いを評価し、 前記制約重要度評価手段が制約の重要度を求め、 前記違反度計算手段が違反の評価と重要度から計算した
    値をその制約の違反度として出力することを特徴とする
    請求項1記載の生産計画平準調整システム。
  5. 【請求項5】前記修正手段が、修正箇所認識手段と、修
    正数量入力手段と、修正マーク手段と、修正マーク判定
    手段と、修正箇所除外手段と、を備え、 前記修正箇所認識手段が計画に変更を加える箇所を認識
    し、 修正数量入力手段が修正する数量を入力し、 修正マーク手段が修正箇所にマークし、 前記調整手段の前記調整箇所決定手段で生産数量の変更
    箇所又は変更箇所のグループを決定し、 修正マーク判定手段が修正マークの有無を認識し、 前記修正箇所除外手段がマークがある箇所を修正箇所か
    ら除外することを特徴とする請求項1記載の生産計画平
    準調整システム。
  6. 【請求項6】前記調整手段が、不可能箇所認識手段と、
    配分数決定手段と、配分手段と、を備え、 完全な平準化が不可能な際に、 前記不可能箇所認識手段が不可能箇所とそれ以前及び以
    降の期間の数及び不足数を認識し、 前記配分数決定手段が不足数を以降の期間の数で除して
    均等配分数を算出し、 前記配分手段が前記均等配分数を以降の期間の生産数量
    に加えることを特徴とする請求項1記載の生産計画平準
    調整システム。
  7. 【請求項7】前記調整手段が、不可能箇所認識手段と、
    平均数決定手段と、平均化手段と、を備え、 完全な平準化が不可能な際に、 不可能箇所認識手段が不可能箇所とそれ以前及び以降の
    期間の数及び不足数を認識し、 前記平均数決定手段が不可能箇所までの生産数量の和を
    不可能箇所も含めた以前の期間の数で割って平均数を算
    出し、 平均化手段が不可能箇所及びそれ以前の生産数量を平均
    数とすることを特徴とする請求項1記載の生産計画平準
    調整システム。
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