JPH0922402A - 日最大電力需要量予測方法 - Google Patents

日最大電力需要量予測方法

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JPH0922402A
JPH0922402A JP28924595A JP28924595A JPH0922402A JP H0922402 A JPH0922402 A JP H0922402A JP 28924595 A JP28924595 A JP 28924595A JP 28924595 A JP28924595 A JP 28924595A JP H0922402 A JPH0922402 A JP H0922402A
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JP
Japan
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day
power demand
maximum power
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learning
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JP28924595A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Iizaka
達也 飯坂
Tetsuo Matsui
哲郎 松井
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0922402A publication Critical patent/JPH0922402A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日最大電力需要量の予測精度を向上させる。 【解決手段】 予測対象日から少なくとも過去1年間の
各日の気象データ、曜日の区別、最大電力需要量等を用
いて主予測モデルに学習させるステップ(S11)、予
測対象日至近の一定期間につき主予測モデルから出力さ
れた各日の最大電力需要量予測値と実績値との偏差また
は比率を教師値として補正モデルに学習させるステップ
(S12)、主予測モデルに学習時と同項目のデータを
入力し、前年度相当の日最大電力需要量を出力させるス
テップ(S13)、学習させた補正モデルに学習時と同
項目のデータを入力し、日最大電力需要量の前年度相当
値及び今年度相当値の偏差または比率を出力させるステ
ップ(S14)、ステップS13による前年度相当の日
最大電力需要量を、ステップS14による偏差または比
率により補正して日最大電力需要量予測値を得るステッ
プ(S15)からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電力系統にお
ける中央給電指令所または地方給電指令所、系統制御所
等において、系統制御用計算機または汎用電子計算機上
で日最大電力需要量を自動的に予測する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統における翌日の日最大電力需要
量の予測作業は、熟練運用者の経験と直感的知識により
行われていることが多く、そのほぼすべての作業を手作
業に頼っている。このため、予測作業を自動化する例と
して、重回帰分析に代表される統計的手法に基づく予測
モデルを作成し、これを用いて日最大電力需要量を予測
する方法が提案されている。
【0003】一方、最近では、ニューラルネットワーク
を用いた日最大電力需要量の予測方法が幾つか紹介され
ている。この予測方法を大別すると、以下の二つにな
る。
【0004】一つは、ニューラルネットワークの学習デ
ータに、予測対象日以前であって至近(1週間〜2,3
ヵ月程度)の実績データを用いる方法である。ここで、
ニューラルネットワークの学習とは、学習データに対す
る入出力関係のモデル化を行うことである。このため、
ニューラルネットワークの出力値は、学習データの収集
期間に対応する出力となる。このように予測対象日至近
の学習データを用いる場合には、ニューラルネットワー
クの出力値に対して年増加分の補正を行う必要はない
が、週・月単位での最大電力需要量の増加分が反映され
ず、学習データの量が少ないため、一般的に予測精度は
余り良好ではない。
【0005】もう一つは、学習データに予測対象日が属
する年の前年あるいは過去数年の実績データを用いる方
法である。この場合、ニューラルネットワークの出力値
は前年度相当で出力されるため、最大電力の年増加分を
補正する必要がある。この方法によれば、十分な学習デ
ータを用いることができるため、良好な予測精度を得る
ことができる。従来、上述した年増加分の補正に当たっ
ては、春季、秋季の冷暖房需要を含まない電力需要の比
率から算出した年増加補正係数や、経験的に決定した年
増加補正係数が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電力系統を運用するた
めには、厖大な専門的知識が必要であるが、近年では、
この知識を有する熟練運用者が特に減少の一途をたどっ
ている。一方、最大電力需要量の予測は、系統運用の基
盤とも言うべき発電計画立案の基礎となるものであり、
その予測精度の向上と自動化が切望されている。
【0007】更に、前述したように予測対象日が属する
年の前年あるいは過去数年の実績データを用いて学習さ
せたニューラルネットワークにおいて、従来の年増加補
正方法では、基本的に前年からの伸び率に従っているた
め、予測対象日が属する年に異常気象や景気変動といっ
た電力需要量を大きく左右する要因が発生した場合に
は、正確な年増加補正を望むことができない。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、熟練運用者に依存することなく、また、正確
な年増加補正を可能にして予測精度を向上させることが
できる日最大電力需要量予測方法を提供しようとするも
のである。更に、予測対象日の間近に異常気象や景気変
動などが発生した場合であっても、正確な予測を行える
ようにした日最大電力需要量予測方法を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、請求項1記載の発明は、予測対象日から少な
くとも過去1年間の各日ごとの気象データ、平日・土曜
日・日祭日の区別及び最大電力需要量実績値等からなる
学習データを用いて、主予測モデルとしての第1のニュ
ーラルネットワークに学習させる第1のステップと、予
測対象日以前であって至近の一定期間について、第1の
ニューラルネットワークにより予測して出力された各日
ごとの最大電力需要量予測値と最大電力需要量実績値と
の偏差、または両者の比率を教師値とし、第1のニュー
ラルネットワークと同等または一部の入力データを用い
て補正モデルとしての第2のニューラルネットワークに
学習させる第2のステップと、第1のニューラルネット
ワークに学習時と同項目のデータを入力し、前年度相当
の日最大電力需要量を出力させる第3のステップと、学
習させた第2のニューラルネットワークに学習時と同項
目のデータを入力し、前年度相当の日最大電力需要量と
今年度相当の日最大電力需要量との偏差または比率を出
力させる第4のステップと、第3のステップにより出力
された前年度相当の日最大電力需要量を、第4のステッ
プにより出力された偏差または比率により補正して予測
対象日の最大電力需要量予測値を得る第5のステップと
からなるものである。
【0010】本発明においては、長期的に見た気象条件
と電力需要との相関関係を主予測モデルとして構築し、
これに予測対象年に特有の相関関係や年増加、主予測モ
デルの誤差等を吸収する補正モデルを補助的に用いるこ
とにより、主予測モデルに対する年増加補正、予測誤差
補正、前年から予測対象年への気象感応度の変化分への
対応などが可能になり、日最大電力需要量を高精度に予
測することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記第1のステッ
プと、予測対象日の前日または前々日から少なくとも過
去1年分の実績データを用い、第1のニューラルネット
ワークと同等または一部、及び、学習データ開始日を1
日とする日数を表わす変数を入力データとして、年増加
補正係数算出用の第2のニューラルネットワークに学習
させる第2のステップと、前記第3のステップと、学習
させた第2のニューラルネットワークに、予測対象日に
対し学習データの開始日から数えた日数、または学習デ
ータの開始日から数えた日数−365日からなる日数デ
ータ、及び、これらの日数データに対応する気象条件を
入力して、予測対象日の気象条件に対する今年度相当の
最大電力需要量及び前年度相当の最大電力需要量を求
め、これらの最大電力需要量の比から年増加補正係数を
算出する第4のステップと、第3のステップにより出力
された前年度相当の日最大電力需要量に、第4のステッ
プにより求めた年増加補正係数を乗じて予測対象日の最
大電力需要量予測値を得る第5のステップとからなるも
のである。
【0012】本発明においては、ニューラルネットワー
クとして時系列特性を把握するリカレントネットワーク
を用いることにより、景気変動などに起因する電力需要
量やその変化量の変動にも対応できるため、日最大電力
需要量の予測に当たり極めて有効である。
【0013】請求項3記載の発明は、予測対象日から少
なくとも過去1年間の各日ごとの気象データの前日から
の偏差、平日・土曜日・日祭日の区別及び当該日の最大
電力需要量実績値の前日からの偏差等からなる学習デー
タを用いて、主予測モデルとしてのニューラルネットワ
ークに学習させる第1のステップと、上記ニューラルネ
ットワークに学習時と同項目のデータを入力し、最大電
力需要量の前日からの偏差を出力値として得る第2のス
テップと、予測対象日の前日の最大電力需要量実績値に
上記出力値を加算して予測対象日の最大電力需要量予測
値を得る第3のステップとからなるものである。
【0014】本発明においては、最大電力需要量を学習
させるのではなく、気象データや最大電力需要量実績値
の前日からの偏差を学習させることにより、至近実績デ
ータを考慮した正確な最大電力需要量の予測を行うこと
ができる。
【0015】請求項4記載の発明は、過去のある日か
ら、予測対象日より何日か前の日までの各日ごとの気象
データ、平日・土曜日・日祭日の区別及び当該日の最大
電力需要量実績値等からなる学習データを用いて、リカ
レントネットワークに初期学習させる初期学習する第1
のステップと、上記初期学習の対象となった最終日から
予測対象日までの実績データを用いてリカレントネット
ワークに追加学習させる第2のステップと、追加学習を
終えたリカレントネットワークを用いて、予測対象日の
最大電力需要量予測値を得る第3のステップとからなる
ものである。
【0016】本発明においては、リカレントネットワー
クにより予測対象日至近の実績データを用いて追加学習
させるため、ネットワーク内部に蓄積される誤差が減少
すると共に、異常気象や景気の変動を反映させたネット
ワークを構築して高精度な予測を行うことができる。
【0017】請求項5記載の発明は、予測対象日が属す
る年の前年または過去複数年間の各日ごとの気象デー
タ、平日・土曜日・日祭日の区別及び当該日の最大電力
需要量実績値等からなる学習データを用いて、階層型ニ
ューラルネットワークに初期学習させる第1のステップ
と、予測対象日が属する年の初日から予測対象日までの
実績データを年増加補正係数により補正して追加学習に
用いる学習データを作成する第2のステップと、上記第
2のステップにより得た学習データを用いて階層型ニュ
ーラルネットワークに追加学習させる第3のステップ
と、追加学習を終えた階層型ニューラルネットワークを
用いて、予測対象日の最大電力需要量予測値を得る第4
のステップとからなるものである。
【0018】本発明においては、階層型ニューラルネッ
トワークにより予測対象日至近の実績データを用いて追
加学習させるため、異常気象や景気の変動を反映させた
ネットワークを構築して高精度な予測を行うことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、請求項1に記載した発明の実施形
態を説明する。この実施形態では、2種類のニューラル
ネットワークを用いている。第1のニューラルネットワ
ークは主予測モデルであり、このモデルの作成には階層
型ニューラルネットワークを用いる。このニューラルネ
ットワークにより、予測対象日から過去1年間または数
年間の各日ごとの気象条件と最大電力需要量実績値の非
線形な相関関係を、実績データを用いて学習させる。
【0020】予測段階においては、主予測モデルのニュ
ーラルネットワークの出力値である最大電力需要量予測
値と最大電力需要量実績値との偏差を予測の進行に伴っ
て蓄積していく。この偏差には、前年からの最大電力需
要量の年増加成分、及び気象条件と最大電力需要量の前
年からの変動分、並びに、主予測モデルの出力値に含ま
れている誤差を内包している。
【0021】第2のニューラルネットワークは補正モデ
ルであり、上述した、主予測モデルの出力値である最大
電力需要量予測値と最大電力需要量実績値との偏差を補
正するために用いられる。すなわち、予測対象日至近
(2週間〜1ヵ月程度)の蓄積された主予測モデルの出
力値と最大電力需要量実績値との偏差を教師値として、
年増加補正用のニューラルネットワークに学習させる。
ネットワークへの入力データには、主予測モデルと同様
か、またはこれを簡略化したものを用いる。
【0022】予測実行時には、主予測モデルが前年度相
当の最大電力需要量を出力し、補正モデルは、前年度相
当の最大電力需要量と今年度相当の最大電力需要量との
偏差または比率を出力する。これにより、主予測モデル
から出力される前年度相当の最大電力需要量と、補正モ
デルから出力される偏差または比率とを用いて、後述す
る演算式により今年度の予測対象日における最大電力需
要量を予測することができる。
【0023】次に、この実施形態の作用を図1を参照し
つつ説明する。 主予測モデルとしてのニューラルネットワークの学習
1(S11) 学習データは、予測対象日から過去1年間または数年間
の各日ごとの気象データ、平日・土曜日・日祭日を区別
するためのダミーデータ(1,0等)、及び当該日にお
ける日最大電力需要量実績値等である。
【0024】これらの学習データを用いて、主予測モデ
ルとしての第1のニューラルネットワークに学習させ
る。ここで使用されるニューラルネットワークは入力
層、中間層、出力層の3階層ネットワークであるので、
学習アルゴリズムとしてバックプロパゲーション(誤差
逆伝播)を用いる。ここで、バックプロパゲーション
は、ネットワークに入力が与えられたときの教師値と出
力との誤差を出力層から中間層、入力層へと逆方向に辿
っていき、各層における誤差を減少させるように重みを
訂正する手法であるが、その具体的な内容は本発明の要
旨ではないため、説明を省略する。
【0025】補正モデルとしてのニューラルネットワ
ークの学習2(S12) 予測対象日の前日かまたは前々日から至近の2週間〜1
ヵ月程度の期間について、主予測モデルにより予測して
出力された各日ごとの最大電力需要量予測値を蓄積して
おき、補正モデルの学習に使用する。すなわち、各日ご
との最大電力需要量予測値と最大電力需要量実績値との
偏差、または両者の比率を求め、これらを教師値とし
て、主予測モデルと同等または一部の入力データを用い
て補正モデルとして第2のニューラルネットワークに学
習させる。ここでも、3階層ネットワークによるバック
プロパゲーションが用いられる。
【0026】主予測モデルとしてのニューラルネット
ワークの想起1(S13) ニューラルネットワークへの入力データは、学習データ
と同項目のものを使用し、主予測モデルとしてのニュー
ラルネットワークの出力値を得る。この出力値は、前年
度相当の日最大電力需要量である。
【0027】補正モデルとしてのニューラルネットワ
ークの想起2(S14) ニューラルネットワークへの入力データは、学習データ
と同項目のものを使用し、補正モデルとしてのニューラ
ルネットワークの出力値を得る。この出力値は、前年度
相当の日最大電力需要量と今年度相当の日最大電力需要
量との偏差または比率である。
【0028】予測値の算出(S15) 上記,の出力値を用いて予測対象日の最大電力需要
量予測値を求める。予測対象日の主予測モデルをNN1
(t)、補正モデルをNN2(t)とした場合、補正モ
デルとして、前年度相当の日最大電力需要量と今年度相
当の日最大電力需要量との偏差を用いたときには、予測
対象日の最大電力需要量予測値は数1となる。また、前
年度相当の日最大電力需要量と今年度相当の日最大電力
需要量との比率を用いたときには、予測対象日の最大電
力需要量予測値は数式2となる。
【0029】
【数1】予測値(t)=NN1(t)+NN2(t)
【0030】
【数2】予測値(t)=NN1(t)×NN2(t)
【0031】なお、図1において破線で示したループ
は、予測期間に対して繰返し実行される。これは、後述
する図2、図3においても同様である。
【0032】この実施形態によれば、長期的に見た気象
条件と電力需要との相関関係を主予測モデルとして構築
し、これに予測対象年に特有の相関関係や年増加、主予
測モデルの誤差等を吸収する補正モデルを補助的に用い
ることにより、主予測モデルに対する年増加補正、予測
誤差補正、前年から予測対象年への気象感応度の変化分
への対応などが可能になり、日最大電力需要量を高精度
に予測することができる。なお、シミュレーションによ
っても良好な結果が得られている。
【0033】次に、請求項2記載の発明の実施形態を説
明する。この実施形態では、主予測モデルとしてのニュ
ーラルネットワークのほかに、年増加補正係数算出用の
ニューラルネットワークを用いている。すなわち、補正
係数算出用のニューラルネットワークに、予測対象日の
前日または前々日から少なくとも過去1年分の実績デー
タを用いて学習させる。このニューラルネットワークの
入力データは、主予測モデルと同等かまたはその一部、
及び学習データの開始日を1日とする日数を表わす変数
とする。
【0034】年増加補正を行う際には、学習させた補正
係数算出用ニューラルネットワークに、予測対象日に対
する該当する2種類の入力データを入力して年増加補正
係数を算出する。この際、予測対象日に対し、 A.補正係数算出用ニューラルネットワークの学習デー
タの開始日から数えた日数 B.補正係数算出用ニューラルネットワークの学習デー
タの開始日から数えた日数−365日の二通りの入力デ
ータを計算する。
【0035】ここで、(入力データAによる出力)/
(入力データBによる出力)の演算により、予測対象日
の気象条件に合致した前年度相当の日最大電力需要量か
ら今年度相当の日最大電力需要量への年増加補正係数が
算出される。つまり、予測対象日をiとして、年増加補
正係数算出用ニューラルネットワークをNN3(気象条
件i,日数i)とすると、年増加補正係数は数式3とな
る。
【0036】
【数3】年増加補正係数=NN3(気象条件i,日数
i)/NN3(気象条件i,日数i−365)
【0037】この年増加補正係数を主予測モデルとして
のニューラルネットワークから出力された前年度相当の
日最大電力需要量に乗じることにより、予測対象日iの
最大電力需要量予測値を得ることができる。
【0038】図2を参照しつつ、この実施形態の作用を
説明する。 主予測モデルとしてのニューラルネットワークの学習
1(S21) 予測対象日から過去1年間または数年間の各日ごとの気
象データ、平日・土曜日・日祭日を区別するためのダミ
ーデータ(1,0等)、及び当該日における日最大電力
需要量実績値等を用いて、主予測モデルとしての第1の
ニューラルネットワークに学習させる。この処理は図1
のS11と同一であるため、説明を省略する。
【0039】補正係数算出用ニューラルネットワーク
の学習2(S22) 予測対象日の前日かまたは前々日から少なくとも過去1
年分の実績データを用いて、補正係数算出用の第2のニ
ューラルネットワークに学習させる。ネットワークの入
力データは、主予測モデルと同等またはその一部、及び
学習データ開始日を1日とする日数を表わす変数であ
る。ここでの学習の目的は、少なくとも1年前から予測
対象日までの最大電力需要量の時系列特性を把握させる
ことにある。このため、使用するニューラルネットワー
クには、階層型ニューラルネットワークか、または内部
にフィードバック結合を有するリカレントニューラルネ
ットワークと呼ばれるものが適している。
【0040】主予測モデルとしてのニューラルネット
ワークの想起1(S23) 図1のS13と同様に、ニューラルネットワークへの入
力データは、学習データと同項目のものを使用し、主予
測モデルとしてのニューラルネットワークの出力値を得
る。この出力値は、前年度相当の日最大電力需要量であ
る。
【0041】補正係数算出用のニューラルネットワー
クの想起2(S24) 補正係数算出用の第2のニューラルネットワークに、予
測対象日に対する前記A,Bのデータを入力する。この
うち、入力データAにより予測対象日の気象条件に対す
る今年度相当の最大電力需要量を、入力データBにより
予測対象日の気象条件に対する前年度相当の最大電力需
要量を、それぞれ出力として得ることができる。
【0042】ここで、第2のニューラルネットワークか
らは今年度相当の予測対象日の最大電力需要量を得るこ
とができるが、予測対象日についての正確な予測値を得
るためではなく、過去からの最大電力需要量の時系列特
性を表現させるために用いている。そして、前述した数
式3の演算により、予測対象日の気象条件に合致した、
前年度相当の日最大電力需要量から今年度相当の日最大
電力需要量への年増加補正係数が得られる。
【0043】予測値の算出(S25) 上記,の出力値を用いて予測対象日の最大電力需要
量予測値を求める。つまり、前年度相当の日最大電力需
要量に年増加補正係数を乗じることにより、予測対象日
の最大電力需要量予測値を算出する。
【0044】一般に、最大電力需要量の年増加は線形関
数により表現することが多いが、この手法は単に過去の
年増加の伸びをそのまま予測対象年に適用することに相
当するので、景気変動などの要因により電力需要が変動
した場合には適当ではない。この点、本実施形態のよう
にニューラルネットワーク、特に、時系列特性を把握す
るリカレントネットワークでは、電力需要量やその変化
量の変動にも対応できるため、日最大電力需要量の予測
に当たり極めて有効である。
【0045】次に、請求項3記載の発明の実施形態を説
明する。この実施形態では、年増加補正を不要にするた
め、主予測モデルの学習を行なう際に、教師値としての
日最大電力需要量の絶対値ではなく、日最大電力需要量
の前日からの偏差を用いて学習させる。この際の入力デ
ータとしては、気象条件の前日からの偏差、土曜・休日
等を表す特異日等を用いる。ここで得られたニューラル
ネットワークを主予測モデル2とする。
【0046】主予測モデル2による出力値は、予測対象
日の日最大電力需要量の絶対値ではなく、前日からの偏
差分として得られる。従って、予測対象日の予測値は、
以下の数式4により得ることができる。t日の最大電力
需要量実績値をP(t)、主予測モデル2の出力値をN
N4(t)とすると、予測対象日tの最大電力需要量予
測値は数式4により得ることができる。
【0047】
【数4】予測値(t)=P(t−1)+NN4(t)
【0048】以下、この実施形態の作用を図3を参照し
つつ説明する。 ニューラルネットワークの学習(S31) 予測対象日から過去1年間または数年間について、各日
ごとの気象データの前日からの偏差、平日・土曜日・日
祭日を区別するためのダミーデータ(1,0等)、日最
大電力需要量の前日からの偏差等を用いて主予測モデル
2のニューラルネットワークの学習を行なう。ここで使
用するネットワークは三階層型ニューラルネットワーク
であるため、学習アルゴリズムとしてはバックプロパゲ
ーションを用いる。
【0049】ニューラルネットワークの想起(S3
2) ニューラルネットワークへの入力データには学習データ
と同項目のものを使用し、主予測モデル2のニューラル
ネットワークの出力値を得る。この出力値は、前述した
数式4のNN4(t)に相当し、最大電力需要量の前日
からの偏差である。
【0050】予測値の算出(S33) 上記により得られた出力値を用いて、予測対象日の最
大電力需要量予測値を算出する。すなわち、数式4によ
り、前日の最大電力需要量実績値に上記により得られ
た偏差を加算して予測値を得る。
【0051】主予測モデルとしてのニューラルネットワ
ークを過年度の実績データを用いて学習させた場合に
は、一般的には予測対象年の至近実績データの追加学習
が困難である。これは、最初に学習した過年度実績デー
タに対し追加で学習しようとする予測対象年度データが
最大電力需要量の年増加ににより増大しているため、同
様の気象条件に対する教師値が大きく異なることに起因
している。しかるに、本実施形態では、最大電力需要量
を学習させるのではなく、前日からの偏差を学習させる
ため、至近実績データを考慮した正確な最大電力需要量
の予測を行うことができる。
【0052】次に、請求項4記載の発明の実施形態を説
明する。例えば請求項2記載の発明の実施形態では、年
増加補正係数算出用の第2のニューラルネットワークと
してリカレントネットワークを用い、予測対象日の至近
の実績データを使用して学習させることにより適切な年
増加補正係数を算出して、異常気象や景気変動に対応可
能な予測値を得ることができる。
【0053】しかるに、この方法では予測期間中は学習
が行われておらず、予測段階でネットワークの出力部に
誤差が生じるとその誤差がネットワーク内にフィードバ
ックされて入力されるため、予測の進行と共にネットワ
ーク内に誤差が蓄積されていって予測精度が次第に低下
していくという問題がある。また、突然の経済変動が生
じたり気象が学習時と大きく変わってしまった場合に
は、これらの事態を予測できないため大きな誤差要因と
なる。
【0054】そこで、請求項4記載の発明の実施形態で
は、ニューラルネットワークとしてリカレントねとワー
クを用い、予測対象日至近までの各日の気象データ及び
最大電力需要量等をリカレントネットワークに初期学習
させ、学習の対象となった最終日から予測対象日までに
判明した実績データを毎日または一定期間ごとに追加学
習させて予測精度を向上させるようにした。
【0055】以下、この実施形態の作用を図4、図5を
参照しつつ説明する。 ニューラルネットワークの初期学習(S41) 過去のある日から、予測対象日より何日か前の日までの
気象データ、平日・土曜日・日祭日を区別するためのダ
ミーデータ(1,0等)、日最大電力需要量実績値等を
用いて、リカレントネットワークの初期学習を行なう。
すなわち、図5に示すように、予測対象日D2の日最大
電力需要量を予測する場合には、過去のある日から、D
2より何日か前のD1までの期間の実績データを用いて
初期学習を行う。
【0056】ニューラルネットワークの追加学習(S
42) 上記初期学習において学習の対象となった最終日、すな
わちD1から予測対象日D2までの実績データを用い、
リカレントネットワークに追加学習させる。
【0057】ニューラルネットワークの予測(S4
3) 上記追加学習を終えたリカレントネットワークを用い
て、予測対象日の最大電力需要量を予測する。なお、図
4において破線で示したループは、予測期間に対して繰
り返し実行される。これは後述の図6においても同様で
ある。
【0058】この実施形態によれば、リカレントネット
ワークにより長期に予測を行った場合でも、予測日至近
の実績データを用いて追加学習することで、内部に蓄積
される誤差を少なくすることができる。また、予測対象
日直前の気候の変化や景気変動にも対応可能であり、高
精度の予測を行うことができる。
【0059】次に、請求項5記載の発明の実施形態を説
明する。請求項1または3記載の発明の実施形態のよう
に、階層型ニューラルネットワークを用いて予測を行う
場合、予測対象日が属する年(予測対象年)の前年また
は過去数年の実績データを用いる時には、ニューラルネ
ットワークの出力は前年相当のものとなる。このため、
予測年度に大きな気象変化や景気変動が生じた場合に
は、良好な予測ができなくなってしまう。
【0060】そこで、請求項5記載の発明では、予測対
象年または過去数年間の実績データを用いた初期学習の
後で、予測対象年の初日から予測対象日までに判明した
実績データを毎日、または一定期間ごとにネットワーク
に追加学習させて予測精度を向上させるようにした。こ
の実施形態では、ネットワークとして階層型ニューラル
ネットワークを使用し、学習アルゴリズムとしてバック
プロパゲーションを用いる。
【0061】初期学習における学習データは予測対象年
の前年または過去数年間の毎日の気象データ及び日最大
電力需要量実績値等であり、これにより気象条件と最大
電力需要量との非線形の相関関係が学習される。その
後、予測対象年の初日から予測対象日までに判明した実
績データを用いて追加学習を行うが、予測対象年のデー
タには電力値の年増加分が含まれているので、電力需要
量を年増加補正係数により前年相当に補正した値を用い
る。
【0062】以下、図6、図7を参照しつつこの実施形
態の作用を説明する。 ニューラルネットワークの初期学習(S51) 予測対象年の前年または過去数年間の気象データ、平日
・土曜日・日祭日を区別するためのダミーデータ(1,
0等)、日最大電力需要量実績値等を用いて、階層型ニ
ューラルネットワークの初期学習を行なう。例えば、図
7に示すように、予測対象年の3年前から前年までの実
績データを用いて初期学習を行う。ここで、2年前、3
年前の実線で示したデータは補正前のものであり、これ
を前年相当に補正した破線のデータを用いて初期学習を
行う。なお、前年のデータはそのまま初期学習に使用す
る。
【0063】追加学習データの作成(S52) 追加学習に先立ち、これに用いるデータを作成する。予
測対象年の電力需要量は、前年の電力需要量からの年増
加分を含んでいるため、予測対象年の初日から予測対象
日までの実績データを年増加補正係数により補正し、学
習用のデータを得る。この補正されたデータが、図7の
追加学習期間における破線のデータである。
【0064】ニューラルネットワークの追加学習(S
53) ステップS52により作成された学習データを用いて、
階層型ニューラルネットワークにより追加学習を行う。
【0065】ニューラルネットワークの予測(S5
4) ステップS53により追加学習されたニューラルネット
ワークを用いて、予測対象日の最大電力需要量予測値を
得る。この予測値は前年度相当の需要量であるため、年
増加補正係数を用いて予測年度相当に補正する。
【0066】この実施形態によれば、予測対象日至近の
データを用いて追加学習することで、予測対象日直前に
気候の変化や景気変動が生じた場合にも、これらをニュ
ーラルネットワークに反映させて高精度の予測を行うこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3記載の発明に
よれば、熟練運用者に依存することなく自動的に年増加
補正や予測誤差補正を行い、かつ、景気変動に起因する
電力需要量の変動などを考慮して、高精度に日最大電力
需要量を予測することができる。また、請求項4,5記
載の発明によれば、予測対象日至近の実績データを用い
て追加学習したリカレントネットワークや階層型ニュー
ラルネットワークを使用することで、誤差が少ない高精
度な予測が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図2】請求項2記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図3】請求項3記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図4】請求項4記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図5】図4の実施形態における学習期間の説明図であ
る。
【図6】請求項5記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図7】図6の実施形態における学習期間の説明図であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機によりニューラルネットワークを
    用いて予測対象日の最大電力需要量を予測する方法にお
    いて、 予測対象日から少なくとも過去1年間の各日ごとの気象
    データ、平日・土曜日・日祭日の区別及び最大電力需要
    量実績値等からなる学習データを用いて、主予測モデル
    としての第1のニューラルネットワークに学習させる第
    1のステップと、 予測対象日以前であって至近の一定
    期間について、第1のニューラルネットワークにより予
    測して出力された各日ごとの最大電力需要量予測値と最
    大電力需要量実績値との偏差、または両者の比率を教師
    値とし、第1のニューラルネットワークと同等または一
    部の入力データを用いて補正モデルとしての第2のニュ
    ーラルネットワークに学習させる第2のステップと、 第1のニューラルネットワークに学習時と同項目のデー
    タを入力し、前年度相当の日最大電力需要量を出力させ
    る第3のステップと、 学習させた第2のニューラルネットワークに学習時と同
    項目のデータを入力し、前年度相当の日最大電力需要量
    と今年度相当の日最大電力需要量との偏差または比率を
    出力させる第4のステップと、 第3のステップにより出力された前年度相当の日最大電
    力需要量を、第4のステップにより出力された偏差また
    は比率により補正して予測対象日の最大電力需要量予測
    値を得る第5のステップと、 からなることを特徴とする日最大電力需要量予測方法。
  2. 【請求項2】 計算機によりニューラルネットワークを
    用いて予測対象日の最大電力需要量を予測する方法にお
    いて、 予測対象日から少なくとも過去1年間の各日ごとの気象
    データ、平日・土曜日・日祭日の区別及び当該日の最大
    電力需要量実績値等からなる学習データを用いて、主予
    測モデルとしての第1のニューラルネットワークに学習
    させる第1のステップと、 予測対象日の前日または前々日から少なくとも過去1年
    分の実績データを用い、第1のニューラルネットワーク
    と同等または一部、及び、学習データ開始日を1日とす
    る日数を表わす変数を入力データとして、年増加補正係
    数算出用の第2のニューラルネットワークに学習させる
    第2のステップと、 第1のニューラルネットワークに学習時と同項目のデー
    タを入力し、前年度相当の日最大電力需要量を出力させ
    る第3のステップと、 学習させた第2のニューラルネットワークに、予測対象
    日に対し学習データの開始日から数えた日数、または学
    習データの開始日から数えた日数−365日からなる日
    数データ、及び、これらの日数データに対応する気象条
    件を入力して、予測対象日の気象条件に対する今年度相
    当の最大電力需要量及び前年度相当の最大電力需要量を
    求め、これらの最大電力需要量の比から年増加補正係数
    を算出する第4のステップと、 第3のステップにより出力された前年度相当の日最大電
    力需要量に、第4のステップにより求めた年増加補正係
    数を乗じて予測対象日の最大電力需要量予測値を得る第
    5のステップと、 からなることを特徴とする日最大電力需要量予測方法。
  3. 【請求項3】 計算機によりニューラルネットワークを
    用いて予測対象日の最大電力需要量を予測する方法にお
    いて、 予測対象日から少なくとも過去1年間の各日ごとの気象
    データの前日からの偏差、平日・土曜日・日祭日の区別
    及び当該日の最大電力需要量実績値の前日からの偏差等
    からなる学習データを用いて、主予測モデルとしてのニ
    ューラルネットワークに学習させる第1のステップと、 上記ニューラルネットワークに学習時と同項目のデータ
    を入力し、最大電力需要量の前日からの偏差を出力値と
    して得る第2のステップと、 予測対象日の前日の最大電力需要量実績値に上記出力値
    を加算して予測対象日の最大電力需要量予測値を得る第
    3のステップと、 からなることを特徴とする日最大電力需要量予測方法。
  4. 【請求項4】 計算機によりニューラルネットワークを
    用いて予測対象日の最大電力需要量を予測する方法にお
    いて、 過去のある日から、予測対象日より何日か前の日までの
    各日ごとの気象データ、平日・土曜日・日祭日の区別及
    び当該日の最大電力需要量実績値等からなる学習データ
    を用いて、リカレントネットワークに初期学習させる初
    期学習する第1のステップと、 上記初期学習の対象となった最終日から予測対象日まで
    の実績データを用いてリカレントネットワークに追加学
    習させる第2のステップと、 追加学習を終えたリカレントネットワークを用いて、予
    測対象日の最大電力需要量予測値を得る第3のステップ
    と、 からなることを特徴とする日最大電力需要量予測方法。
  5. 【請求項5】 計算機によりニューラルネットワークを
    用いて予測対象日の最大電力需要量を予測する方法にお
    いて、 予測対象日が属する年の前年または過去複数年間の各日
    ごとの気象データ、平日・土曜日・日祭日の区別及び当
    該日の最大電力需要量実績値等からなる学習データを用
    いて、階層型ニューラルネットワークに初期学習させる
    第1のステップと、 予測対象日が属する年の初日から予測対象日までの実績
    データを年増加補正係数により補正して追加学習に用い
    る学習データを作成する第2のステップと、 上記第2のステップにより得た学習データを用いて階層
    型ニューラルネットワークに追加学習させる第3のステ
    ップと、 追加学習を終えた階層型ニューラルネットワークを用い
    て、予測対象日の最大電力需要量予測値を得る第4のス
    テップと、 からなることを特徴とする日最大電力需要量予測方法。
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