JPH0634825Y2 - 多段式ロール粉砕機 - Google Patents

多段式ロール粉砕機

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JPH0634825Y2
JPH0634825Y2 JP7758890U JP7758890U JPH0634825Y2 JP H0634825 Y2 JPH0634825 Y2 JP H0634825Y2 JP 7758890 U JP7758890 U JP 7758890U JP 7758890 U JP7758890 U JP 7758890U JP H0634825 Y2 JPH0634825 Y2 JP H0634825Y2
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JP
Japan
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rolls
crushing
roll
stage roll
roll crusher
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7758890U
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English (en)
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JPH0437537U (ja
Inventor
将成 水谷
照男 栗岡
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は粉砕、破砕に使用する多段式ロール粉砕機に
係る。
[従来の技術] 従来から相対向する一組のロールを回転させ、ロールと
ロールとの間に材料を噛み込ませて粉砕するロール式の
粉砕機は各産業分野で広く採用されているが、一組のロ
ールで破砕(粉砕)できる破砕比には自ずから適当な限
度があり、この比率をあまり大きくすると駆動するため
のモータも大容量が必要となるし、これに見合った頑丈
な構造も具えなければならない。しかも無理に押圧され
るために摩擦熱の発生も過大になる場合があり、デリケ
ートな材料を取り扱う時には致命的な変質を招く懸念が
大いにあった。従来、既にこの課題に着目してロールを
複数組上下に並べ、それぞれの段階において適正な粉砕
比率で粉砕して、全体としては一台の粉砕機によって大
きな粉砕比を稼ごうとする多段式ロール粉砕機が開発さ
れ利用されるようになっている。
例えば特公昭41−136号公報.(第3図)においては培
焼したコーヒ豆の粉砕に当たり従来無理に挽き潰してい
たのを、二段階のロール式粉砕機によって豆の特徴を最
大限に考慮した粉砕比をそれぞれ設定して、植物細胞を
傷付ける電子の移動を抑えて帯電をなくし、芳香と鮮度
を長く保つコーヒの開発に成功したと謳っている。この
他、多段式のロール粉砕機は一台分の狭い場所で二台
分、三台分の粉砕作業を短時間にこなすことが可能であ
り、品質の安定性と、作業の効率化の点で大きな利点が
認められている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら一台の機械の中で連続的に粗粒から細粉ま
でを一貫的に処理する場合には、単独のロールによる粉
砕とは違った難しい要素も加わる。すなわち同じ材料で
あっても破砕、粉砕が進行するとともに見掛け上の嵩比
重が急速に変わり、材料が細粒化するにつれて粉体の表
面積は急増する。このことは表面積が粒径の減少の三乗
に逆比例して増大する数式から容易に理解できることで
あるが、反面、材料が刻々に通過すべきロールとロール
の間隔は狭まる一方であるから、下段程ロールの回転数
を増加したとしてもこれには限界があり、通過する粉粒
体の総面積増加に追随してスムースに流していくことは
困難な状態に陥る。
この結果、上段のロールの間から破砕された細粒が下段
のロールとロールの間へ垂直に転落してきて直接この間
へ挟み込まれるから、ここで集中した材料同志が無理や
りに押圧しあって重合し、微粉であるほど再凝集して見
掛け上は片状に再粗大化する傾向が否定できない。この
様に各組ごとの個々の破砕、粉砕の条件が異ってくるか
らこれを無視して材料を不用意に流すと思わざるトラブ
ルの発生に遭遇して不良品を頻発する憂き目に会う懸念
が大きい。
結局この点を心配して最終段のロールで片状に凝集しな
い限度内の粗粉量に制限して最上段からの材料の供給量
を設定せざるを得ず、装置全体の能力から見ると甚しく
不経済な使用態様に甘んじていると言う課題が残ったま
まである。
本願考案はこの様な課題を解決するための一手段とし
て、上段から供給される材料が下段の粉砕部で再凝集す
る機会の少ない構成を具えた多段式ロール粉砕機の提供
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る多段式ロール粉砕機は各組のロール間中
心垂直線がそれぞれの上下に位置する各組の該中心垂直
線から乖離していることによって前記の課題を解決し
た。
[作用・実施例] 本願考案の作用を実施例の図面に基いて説明する。第1
図において一次ロール1A、1Bは粉砕機の供給口(図示せ
ず)から供給される材料がまず破砕作用を受ける一次粉
砕の役割を果たし、粗粒状態の材料Mはこの一次ロール
間に挟み込まれてロール面に形成された突条11A、11Bお
よび凹溝12A、12Bにおける山と谷の噛合によって細粒G
となる。細粒Gは両ロールの中心垂直線C1にほぼ沿って
落下するが、次の二次粉砕用の二次ロール2A、2Bを結ぶ
中心垂直線C2は線C1とは一致しておらず乖離しているか
ら、細粒Gは二次ロール中間の間隙へは直接嵌まり込ま
ないで一旦ロール表面上の突条21A、21Bや凹溝22A、22B
に衝突し、そのときの衝突角度によっては一部は種々の
角度で上方へ跳ね返ったりまた戻ったりして次第に表面
の凹溝に沿って滑り落ち、中央の間隙に収斂して粉砕作
用を受ける。ここで粉砕されて粗粉Pとなった材料はそ
の下の三次粉砕用ロール3A、3Bへ向かうがこのロールに
ついても上と同様に線C2から乖離した中心直線C3を形成
しているから、二次粉砕における作用と同じ作用を受け
分散して到達した粗粉Pは、比較的緩やかな誘導に従っ
て順次粉砕点へ入り、有効な粉砕作用によって細粉Fに
変わって排出される。この場合、中心垂直線C1、C2、C3
の乖離量は排出してくる細粉Fの性状をチェックしなが
ら適宜調整できるようにロールの面間距離を可動とする
構成が実施上望ましい。しかし何れにしても直接ストレ
ートに材料が嵌まり込んでくる場合に比べると、粉砕の
状態が進む程その違いは顕著に発現し、微粉が過度に押
圧力を受けて再凝集し平片状の粗粒に逆行しようとする
作用は、大幅に減殺される。なお、第2図は最終の三次
粉砕に供される三次ロール3A、3Bの断面図の一部を示
し、ロール3Aの突条31Aは対向するロール3Bの突条31Bを
越えて相手方の内部へ食い込み凹溝32Bとの間に噛み込
んだ粗粉Pを細粉Fに粉砕する。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べた通り、上位からの材料の受け入
れを中心線からずらして分散的に拡げたから、過度の圧
密を受ける作用が軽減して平片状に逆粗大化する傾向に
歯止めをかけ、作業性の向上と、品質の安定に大きく前
進する効果をもたらす。またロール位置の乖離量を調整
可能としておけば、処理すべき材料が変動したとき最適
の粉砕条件を設定することが容易となり、従来の多段式
のロール粉砕機に比べ遥かに汎用性に富み、使い易さが
倍加する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例を示す垂直断面図、第2図は
同じ実施例の一部水平断面図、第3図は従来技術を示す
垂直断面図。 1……一次ロール、2……二次ロール 3……三次ロール、11,21,31……突条 12,22,32……凹溝、M……材料、G……細粒 P……粗粉、F……微粉 C1,C2,C3……ロール間の中心垂直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行で反対方向へ回転する2ケのロ
    ール表面へ突条と凹溝とを交互に設けて対向する一組と
    し、該ロールを複数組、上下に配列した多段式ロール粉
    砕機において、各組のロール間中心垂直線がそれぞれの
    上下に位置する各組の該中心垂直線から乖離しているこ
    とを特徴とする多段式ロール粉砕機。
JP7758890U 1990-07-20 1990-07-20 多段式ロール粉砕機 Expired - Lifetime JPH0634825Y2 (ja)

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JPH0437537U JPH0437537U (ja) 1992-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012011291A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Tdk Corp 粒体製造装置
US9022991B2 (en) 2000-06-16 2015-05-05 Novo Nordisk A/S Injection device
US9192727B2 (en) 2006-05-18 2015-11-24 Novo Nordisk A/S Injection device with mode locking means
US9533106B2 (en) 2011-12-29 2017-01-03 Novo Nordisk A/S Torsion-spring based wind-up auto injector pen with dial-up/dial-down mechanism

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