JPH06348237A - 液晶表示装置の列信号形成方法 - Google Patents

液晶表示装置の列信号形成方法

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JPH06348237A
JPH06348237A JP6739894A JP6739894A JPH06348237A JP H06348237 A JPH06348237 A JP H06348237A JP 6739894 A JP6739894 A JP 6739894A JP 6739894 A JP6739894 A JP 6739894A JP H06348237 A JPH06348237 A JP H06348237A
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武志 桑田
Enu Rutsukumongazan Temukaa
エヌ ルックモンガザン テムカー
Toru Obiki
徹 大引
Masami Ito
雅美 伊藤
Goro Asari
悟郎 浅利
Takanori Onishi
孝宣 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MLS駆動法に必要な列電圧の高速演算を実現
しながら、安価なダイナミックメモリの使用を可能に
し、かつメモリの数を削減し回路を簡素化する。 【構成】同時選択された行電極のパネル上の位置に対応
する映像信号から列信号を形成する工程は、少なくと
も、入力される映像信号を所定のビット幅の映像信号に
変換する直並列変換工程と、前記映像信号をいったん1
個以上のメモリに書き込んだ後、読み出す書き込み・読
み出し工程と、前記1個以上のメモリから読み出された
映像信号を直交関数で変換して直交変換信号とする演算
工程と、を有し、書き込み・読み出し工程において、書
き込みについては直接アクセスにより行い、同じ列電極
に対応した行電極上のデータは、同時選択されるL本の
行電極について隣り合うL個のアドレスに格納すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速で応答する液晶に
適した液晶表示装置を駆動する方法に関する。特に、本
発明は、MLS法(複数ライン同時選択法、特開平6−
27907参照)でマルチプレックス駆動を行う、単純
マトリクス型液晶表示装置に関する。具体的には、デー
タ処理、すなわち表示されるべきデータを受けてMLS
法にのっとった演算を行い、表示ドライバにデータを送
る回路の基本構成に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、本明細書では、データ電極を列電
極といい、走査電極を行電極という。
【0003】従来、STN(スーパーツイステッドネマ
ティック)液晶素子のように、印加電圧の実効値に依存
して応答する液晶表示素子が実用化されている。表示切
り替え速度の向上等のために高速応答する液晶素子が望
まれるが、高速応答する液晶素子は、オン状態とオフ状
態との間で光学的変化が小さくなり、コントラストが低
下するという問題があった。
【0004】液晶素子の駆動法として一般的なものに、
素子がマトリクス状に配された液晶素子の各素子を1走
査線毎に選択して駆動する線順次駆動法がある。線順次
駆動法を用いた場合、応答時間が200ms程度を要す
るさほど高速でない液晶素子を用いたときには、その応
答時間は、線順次駆動波形の周期に比べて長い。しか
し、応答時間が20〜100ms程度に短くなると、そ
の時間が線順次駆動波形の周期に近づく。その結果、線
順次駆動による選択期間においてオン状態となった素子
が、非選択期間の間にオフ状態に戻ってしまう。すなわ
ち、オン状態とオフ状態とで明るさの差が小さくなって
しまう。この現象は、フレーム応答と呼ばれる。
【0005】フレーム応答を解消するために、液晶素子
の応答速度の高速化に応じて線順次駆動の周波数を上げ
ることが考えられる。しかし、周波数を上げると、素子
に対する印加波形の周波数スペクトルが高くなるので、
表示の不均一化を引き起こす。
【0006】以上のような問題を解消するための駆動方
法として、複数の走査線を一括して選択する複数ライン
同時選択法が考えられている。複数の走査線を同時に選
択して駆動すれば、選択信号のパルス幅を変えずに1つ
の行電極に与えられる選択信号の周期を短くできる。複
数ラインを同時に選択する方法として、SID ’92
DIGEST(1992)P.228に記載の全走査
線を同時に選択する方法、およびSID ’92 DI
GEST(1992)P.238に記載の全走査線より
も少ない複数走査線を同時に選択する方法(MLS法)
がある。
【0007】いずれの方法においても、選択信号は複数
のレベルの信号である。そのレベルを+1,−1で表す
と、同時に選択される走査線に与えられる各選択信号の
時系列は、+1,−1で構成される直交関数である。表
示データを与えるための信号線側には、表示のオン/オ
フに相当するデータを+1,−1で表した場合に、上記
直交関数と各データとの比較結果に応じた印加電圧が与
えられる。
【0008】線順次駆動法によると、1/Nデューティ
駆動、2フレーム内交流化方式の場合には、正極性の選
択出力で走査線に対応する行電極の1本目からN本目ま
での走査をし、次に負極性の選択出力で1本目からN本
目までの走査を行うことにより交流化を行って、1つの
表示シーケンスが終了する。すなわち、各行電極は、2
フレームからなる1つの表示シーケンスにおいて2回走
査される。この場合、一時に選択される行電極は1つで
あるから、印加電圧の極性を制御する行電極ドライバは
1つでよい。
【0009】これに対して、MLS法では、選択期間お
よびフレーム周期を線順次駆動法の場合と同じであると
すると、各走査線を、1つの表示シーケンスにおいてお
およそL回走査することができる。ここで、Lは、同時
に選択される走査線数である。そして、それぞれの走査
線についての各選択信号を1表示シーケンス中に分散す
れば、各行電極に与えられる選択信号の周期は短くな
る。すなわち線順次駆動法の場合に比べて、液晶素子の
光学的変化(オン状態とオフ状態との間の)が小さくな
るのを抑制することができる。よって、高速応答素子に
も適用できる駆動法を実現できる。その際、選択される
複数の走査線に対応した行電極の極性を独立に制御する
必要がある。図12にL=3の場合の行電極波形の一例
を示す。図12において、R1〜R9はそれぞれ行電極
を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】同時に選択されるL行
の行電極に印加される電圧の極性を独立に制御する場
合、従来の行電極ドライバによって実現すると、L個の
ドライバが必要になる。Lを大きくとると、回路規模が
増大し液晶表示装置が高価なものになってしまう。すな
わち、Lの値を、フレーム応答を抑えつつ妥当な値にす
る必要がある。
【0011】本発明者は、既に特開平6−27904お
よび特開平6−27907、USP5262881で、
L本の走査線を同時に選択する駆動方法であって行電極
の極性をより効果的に制御する液晶の駆動方法を提案し
ている。以下、その方法について簡単に説明する。
【0012】各行電極に印加される電圧は、選択信号が
有意のときには+Vr ,−Vr (Vr >0)のいずれか
であって、非選択時には0とする。N本の行電極を各L
本のグループに分け1グループ内のL本の行電極を同時
に選択する。以下、簡単のために、NはLの整数倍であ
って、N=M×Lを満たすとする。すなわち、グループ
数はMである。なお、同時に選択される各行電極からな
るグループを行電極サブグループと呼ぶ。また、1つの
行電極サブグループを構成する各行電極は、連続して配
置されているものである必要はない。とびとびの行電極
を集めて行電極サブグループを構成してもよい。
【0013】m番目(mは1〜Mのいずれか)の行電極
サブグループが選択されるときにグループを構成する各
行電極に印加される選択電圧は、各行電極に印加される
電圧を要素とするL次のベクトルを時系列にしたがって
並べたもので表せる。これを選択電圧行列と呼ぶ。ま
た、選択電圧行列を構成する列ベクトルを選択電圧ベク
トルと呼ぶ。よって、選択電圧行列が決まった後は、選
択電圧行列を構成する選択電圧ベクトルの各要素を対応
する行電極に電圧として印加する。全ての選択電圧ベク
トルについて、順次各行電極に電圧を印加することによ
り1つの行電極サブグループの選択が完了する。
【0014】次に、選択電圧行列の構成方法について説
明する。まず、要素が+Vr または−Vr からなり、自
身の転置行列との積が単位行列のスカラ倍となるL行K
列の行列(直交行列)A=[α1 ,α2 ,・・・,α
K ]を選ぶ。ここで、αq (q=1〜K)はL個の要素
を有する適当な列ベクトル、KはK≧Lとなる整数であ
る(pは自然数)。Kをあまり大きく設定すると行電極
選択に必要な選択パルス数も大きくなるので、Kはとり
うる値のうち最も小さい値とすることが望ましい。
【0015】図13に、L=4,8でK=4,8とした
場合の行列Aの具体例を挙げる。L=2p でない場合に
は、自身の転置行列との積が単位行列のスカラ倍になる
K次の行列から任意の(K−L)行を削ることにより、
L行K列の行列Aを構成できる。
【0016】特開平6−27904および特開平6−2
7907、USP5262881には、さらに、選択電
圧列として、少なくともα1 ,α2 ,・・・,αK ,−
α1,−α2 ,・・・,−αK の各選択電圧ベクトルを
配列したベクトルの列を選ぶようにすることが記載され
ている。すなわち、選択電圧列中に各ベクトルが1回ず
つ現われるようにした2K個のベクトルからなる選択電
圧列を選ぶことができる。そのように選択することによ
り、一般的に駆動の交流化がはかれる。
【0017】なお、選択電圧行列を構成する列ベクトル
をさらに増やしてもよい。たとえば、L=4の場合に
は、行電極サブグループとしてとりうる電位状態は24
=16通りある。よって、たとえば、16通りの全てを
選択電圧ベクトルとして含む選択電圧行列とすることも
できる。また、選択電圧ベクトルの時系列の配列順序は
任意である。1つの行電極サブグループが選択されるた
びに順序を入れ替えたりもしくはずらしたり、1表示シ
ーケンスが終わる毎に入れ替えたりすることもできる。
表示むらを抑制するには、入れ替えを適当に実行するこ
とが好ましい。
【0018】次に、選択電圧ベクトルで表される選択電
圧を各行電極に印加するタイミングについて説明する。
高速応答液晶素子のフレーム応答を抑制するためには、
選択信号を1表示シーケンス内で分散し、各行電極につ
いての非選択期間の長さが短くなるようにするとよい。
つまり、ある行電極サブグループについて各選択電圧ベ
クトルで表される各印加パターンにしたがって連続して
選択信号を与える(電圧を印加する)のではなく、1つ
またはいくつかの選択電圧ベクトルによる電圧印加を実
行したら、他の行電極サブグループに対する制御に移行
すべきである。一般的には、選択電圧ベクトルの分割数
を増やした方が、非選択期間が短縮されるので、フレー
ム応答の抑制に効果的である。また、選択信号の分散は
均一化される方が望ましい。よって、ある電極サブグル
ープについて1つの選択電圧ベクトルによる電圧印加が
終わると、他の行電極サブグループについての電圧印加
制御に移行するのがよい。
【0019】表示のための信号が与えられる列電極に印
加される信号は、次のように決定される。今選択されて
いる選択電圧ベクトルの+Vr の要素を1とし、−Vr
の要素を0としたものをデータ列βとする。また、1つ
の列電極に与えられるべき各データのうち今選択されて
いる各行電極に対応したものをデータ列γとする。デー
タ列βとデータ列γとの間で対応する要素毎に排他的論
理和をとる。そして演算の結果の算術和をとる。したが
って、たとえば値が異なっている要素の数がi個あれ
ば、算術和はiである。列電極に印加される電圧はVi
と定められる。
【0020】ここで、Vi は、V0 <V1 <・・・<V
L となる(L+1)個の電圧レベルから選ばれる。電圧
レベルの絶対値は液晶素子のしきい値電圧等によって決
定される。また、これらの値は列電圧が交流化されるよ
うに選択されることが望ましい。Vi =((2i−L)
/L)Vc ,Vr =(N1/2 /L)Vc とすると、電圧実
効値のVON/VOFF を最大にすることができる。ここ
で、Vc は列電極に印加される電圧のうちの最大値であ
る。もちろん、上記条件以外の条件を採用することもで
きる。つまり、その条件の近傍で最もよいコントラスト
比が得られるようにVi ,Vr を調整してもよい。
【0021】表示データが2値ではなく階調を有する場
合には、フレーム間引き法によって階調を実現すること
ができる。また、特願平4−269560で提案されて
いるような振幅変調を用いることもできる。
【0022】なお、上記説明ではN=M×Lの場合につ
いて説明したが、各行電極サブグループを構成する行電
極数を全て等しくするということができない場合には、
ダミーの行電極を導入して、全ての行電極サブグループ
に含まれる行電極数を等しいものと仮想することができ
る。
【0023】ところで、入力される映像信号の周波数
と、液晶表示素子側の1表示サイクルの周波数とは一般
的に異なる。液晶表示素子を駆動する波形の基本的なパ
ルス幅は、走査線の多重度や、表示の見やすさの観点か
ら、10〜数10nsec程度に決められることが多
い。したがって、1表示サイクルの周波数は走査線数に
もよるが、100〜200Hz程度になることが多い。
一方、入力される映像信号の周波数は60Hz程度であ
ることが多い。
【0024】したがって、各々のタイミングを調節する
必要がある。この調整は、映像信号をいったんメモリに
書き込み、書き込まれたデータを書き込みと非同期で読
み出すことによって行われるのが一般的である。すなわ
ち、書き込み用メモリと読み出し用メモリを用意し、映
像信号は入力のタイミングに応じて書き込み用メモリに
書き込まれるとともに、1表示サイクルのタイミングに
応じて読み出し用メモリから読み出される。
【0025】MLS方式でない従来方式の駆動法では、
線順次選択が行われるので、特定の走査線上の列電極の
映像信号が決まれば、列信号に印加すべき電圧は決まっ
てしまう。したがって、基本的に、メモリは1つあれば
よかった。
【0026】しかし、本発明に関連するMLS法におい
ては、複数行を同時に選択する。したがって、列信号に
印加すべき電圧は、同時に選択される行電極に印加され
る信号と同時に選択される行電極上の映像信号とを用い
て演算することにより決められる。つまり、画素データ
を複数個(同時選択される行数分)のメモリに分割して
蓄えこのメモリから並列にデータを読み出して演算を行
うことになる。
【0027】したがって、従来の方法を単に応用したの
では、同時選択される行電極の本数と同数(RGBがあ
る場合は、3倍)のメモリが必要となる。たとえばL=
7のカラー液晶表示においては、RGBおのおののデー
タを並列に扱うので3×7=21個の高速メモリを使用
する必要があった。さらに、同時にメモリへの書き込み
読み出しを行う必要のあるときは、読み出し用、および
書き込み用のそれぞれ21個、合計42個のメモリを使
用する必要があった。
【0028】ところで、メモリは大きく分けて次の3種
類に分類される。1つはSRAM(スタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリ)、2つ目はDRAM(ダイナ
ミック・ランダム・アクセス・メモリ)、3つ目はVR
AM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ)である。
【0029】SRAMは、メモリへの書き込み時間、メ
モリからの読み出し時間が高速で、20〜30nsのも
のが入手できるが、価格が一番高い。DRAMは、メモ
リへの書き込み時間、メモリからの読み出し時間が低速
で、150〜200nsかかるが、価格が一番低い。V
RAMは、DRAMに入出力ポートであるSAM(シリ
アル・アクセス・メモリ)を付加したもので、一定の規
則性を保ってメモリへの書き込み、メモリからの読み出
しを行うとき(順次アクセスを行うとき)は高速で30
ns位であるが、ランダムにメモリへの書き込み、メモ
リからの読み出しを行うとき(直接アクセスを行うと
き)は低速になり150〜200ns位である。価格は
DRAMの次に低い。
【0030】従来の方法では、1表示サイクルに対応し
たスピードでメモリから読み出すために大量に高価なS
RAMを用いる必要がある。したがってきわめてコスト
が高くなってしまう。またMLS法においては、列信号
の演算回路の前段で演算処理に適したデータ配列となっ
ている必要があるという、独自の問題も発生する。
【0031】本発明は、MLS法による駆動に適すると
ともに、必要なメモリの数を減らして低コスト化できる
方法を新規に提供するものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
すべくなされたものであり、複数の行電極と複数の列電
極とを有する液晶表示素子の行電極を複数本一括して選
択し、列電極には同時選択された行電極のパネル上の位
置に対応する映像信号を直交関数で変換した直交変換信
号に基づく電圧を印加するとともに行電極には上記直交
関数に基づく電圧を印加して液晶表示装置を駆動する際
の列信号形成方法であって、同時選択された行電極のパ
ネル上の位置に対応する映像信号から列信号を形成する
工程は、少なくとも、入力される映像信号を所定のビッ
ト幅の映像信号に変換する直並列変換工程と、前記映像
信号をいったん1個以上のメモリに書き込んだ後、読み
出す書き込み・読み出し工程と、前記1個以上のメモリ
から読み出された映像信号を直交関数で変換して直交変
換信号とする演算工程と、を有し、前記書き込み・読み
出し工程において、書き込みについては直接アクセスに
より行い、同じ列電極に対応した行電極上のデータは、
同時選択されるL本の行電極について隣り合うL個のア
ドレスに格納することを特徴とする列信号の形成方法を
提供する。
【0033】本発明の好ましい態様においては、前記書
き込み・読み出し工程において、読み出しについては直
接アクセスより高速な順次アクセスにより行う。
【0034】また、本発明の別の好ましい態様において
は、液晶表示装置の駆動は、画面を複数のサブ画面に分
配し、該サブ画面を連続して表示することによって階調
表示を得るものであり、該書き込み・読み出し工程の後
で、映像信号を1ドット1色につき1ビットのデータに
変換してサブ画面の映像信号とする階調決定工程を有す
る、ことを特徴とする。
【0035】また、本発明の別の好ましい態様において
は、液晶表示装置の駆動は、画面を複数のサブ画面に分
配し、該サブ画面を連続して表示することによって階調
表示を得るものであり、該直並列変換工程の前で、階調
を含む映像信号を1ドット1色につき1ビットのデータ
に変換してサブ画面の映像信号とする階調決定工程を有
する、ことを特徴とする。
【0036】また、本発明の別の好ましい態様において
は、該演算工程の前で、同時選択する行電極の本数をL
本として、連続したL個のKビット幅のデータを連続し
たK個のLビット幅のデータに変換する縦横変換工程を
有することを特徴とする。
【0037】また、本発明の別の好ましい態様において
は、演算工程では、メモリから読み出された映像信号を
直交関数で変換して直交変換信号とする演算と並行し
て、非選択時の画素に印加される実効電圧がどの画素に
対しても実質的に一定の値になる様に列信号に含められ
る補正信号の形成が行われることを特徴とする。
【0038】本発明の液晶表示素子は、基本的には、特
開平6−27904および特開平6−27907で提案
された駆動方法で駆動される。すなわち、複数の行電極
と複数の列電極とからなる液晶表示素子の行電極をM個
の(Mは2以上の整数)行電極サブグループに分けて、
この行電極サブグループについて一括して選択して駆動
される。
【0039】本発明の液晶表示素子は、高速応答性のも
のが好ましい。高速応答性の液晶表示素子は、液晶層の
厚みdを小さくするとともに、低粘性で、屈折率異方性
の大きい液晶を用いることによって得られる。このよう
な条件を満たすものとして、液晶材料としては、トラン
系のもの(特開昭61−5631)、ジフルオロスチル
ベン系もの(特開平1−96475)などがある。
【0040】なお、本明細書では、直接アクセスとは、
データの物理的位置を示すアドレスによって、データの
相対位置には無関係な順序でメモリからデータを読み取
ることもしくはメモリに格納することをいい、順次アク
セスとは、順序づけられているのと同じ順番でデータを
メモリに格納すること、または、メモリからデータを読
み取ることをいう。
【0041】本発明による映像信号の演算回路は基本的
には、図1に示すように直並列変換回路1、メモリ(主
にVRAM)2、縦横変換回路3、列信号発生回路4か
ら構成される。
【0042】入力信号はたとえばRGB各色並列なディ
ジタル信号とし、表示画面の各画素に対応するディジタ
ルデータが左上から横方向に順次転送され1行目のデー
タがすべて転送され終わると次の行に移り、以下このよ
うにしてRGB一組(1ピクセル)の映像信号が送られ
てくるものとする。この映像信号を直並列変換回路1で
Kピクセル分の並列データに変換しデータ転送速度の低
くしてメモリ2にデータを書き込む。
【0043】図2に表示画面でのデータの定義の仕方
を、図3にメモリ上でのデータの並べ方を示す。すなわ
ち、同じ列電極に対応した行電極上のデータは、同時選
択されるL本の行電極について隣り合うL個のアドレス
に格納する。このような並べ方でメモリに書き込むこと
により、ここから読み出したデータを用いて、後のステ
ージでの演算が可能になっている。メモリはDRAMで
もよいが、後の演算速度を上げるためには、高速な順次
アクセスモードを備えたたVRAMを用いることが好ま
しい。メモリに蓄えられたデータは、好ましくは高速な
順次アクセスモードを利用し読み出され縦横変換回路に
転送される。
【0044】縦横変換回路3は必要に応じて用いられ、
図4に示すように、Kピクセルの表示データをL回転送
して蓄えておき、これをLピクセルのデータとしてK回
に分けて読み出す回路である。すなわち、Kピクセルの
シリアルデータをLピクセルのシリアルデータに変換す
る回路である。縦横変換回路3は、メモリのデータ幅が
後段の列信号発生回路4で必要なデータ幅よりも狭い場
合に、データ幅を調整する。このようにして縦横変換回
路3からは列電圧の演算に必要なLピクセルのデータが
連続的に出力され演算回路(列信号発生回路4)に転送
できる。
【0045】列信号発生回路4ではLピクセルの表示デ
ータと同時選択された複数行の行選択パターンとを用い
て演算(前述の直交変換であり、排他的論理和ゲートを
通した後にその算術和をとる)を行い列電極信号を発生
させ、必要なタイミング信号と一緒に液晶表示モジュー
ルに転送する。
【0046】
【実施例】
[実施例1]図5に3個のメモリを用いて320×3×
240ドットの液晶表示パネルを駆動する例を示す。
【0047】同時選択ライン数L=7、フレーム変調
(たとえば、特開平6−27904、USP52628
81)による16階調表示(R、G、B:各色4ビット
ディジタル入力)とする。この場合、R、G、Bは各々
並列かつ独立にデータ信号処理が行われているので、一
つの色について説明する。
【0048】入力された4ビットのデータは4段直並列
変換器11で16ビットのデータに変換してメモリ12
に送られる。4段直並列変換器11としては、具体的に
は4段シフトレジスタを用いた。すなわち、4段シフト
レジスタの入力端子にシリアルデータを入力し、その4
個の各タップ出力をメモリ16に入力する。
【0049】ここで、メモリとしては16ビット幅のV
RAMを用いる。メモリへの書き込みは直接アクセスモ
ードを用いて表1に示すようなフォーマットで書き込ん
でいく。
【0050】
【表1】
【0051】すなわち、液晶パネル上において上からx
行目、左からy列目の画像データ(x,y)を定義する
と、メモリアドレス0へは1行目の1から4列目までの
4ドット分のデータ、(1,1)(1,2)(1,3)
(1,4)が蓄えられ、メモリアドレス1へは2行目の
1から4列目までの4ドット分のデータ(2,1)
(2,2)(2,3)(2,4)が蓄えられ、メモリア
ドレス2へは3行目の1から4列目までの4ドット分の
データ(3,1)(3,2)(3,3)(3,4)が蓄
えられ、...、メモリアドレス6へは7行目の1から
4列目までの4ドット分のデータ(7,1)(7,2)
(7,3)(7,4)が蓄えられる。
【0052】つぎにメモリアドレス7へは1行目の5か
ら8列目までの4ドット分のデータ(1,5)(1,
6)(1,7)(1,8)を、メモリアドレス8へは2
行目の5から8列目までの4ドット分のデータ(2,
5)(2,6)(2,7)(2,8)を、...、メモ
リアドレス13へは7行目の5から8列目までの4ドッ
ト分のデータ(7,5)(7,6)(7,7)(7,
8)を蓄え、以下同様にして320×240ドット分の
データを書き込む。
【0053】すなわち、同じ列電極に対応した行電極上
のデータは、同時選択されるL本の行電極について隣り
合うL個のアドレスに格納される。このようにすること
により、後段のメモリからの読み出しを高速にするとと
もに、演算を容易にする。
【0054】メモリ12からの読み出しは高速な順次ア
クセスモードでLCDの駆動タイミングに応じて行う。
すなわち、メモリアドレス0から4ドット分の16ビッ
トデータを順々にアドレスを増加させて読み出し、階調
決定回路15へ送る。階調決定回路15は、1ドット当
り4ビットの階調データをオンまたはオフの階調を含ま
ない1ビットデータに変換してサブ画面の映像信号と
し、サブ画面表示を複数のサイクル繰り返して階調表示
を実現する(いわゆるフレーム変調)回路である。具体
的には、4ビットのデータを所定のタイミングで1ビッ
トデータに分配するデマルチプレクサを用いている。ど
のビットがどのサブ画面に対応するかは、フレームカウ
ンタによる計数によって決められる。このようにして、
4ドット分の階調データに相当する16ビットのデータ
を4ビットの階調のないシリアルデータで縦横変換回路
13に出力する。
【0055】このデータは4ビット幅で7回続けて縦横
変換回路13に送られる。縦横変換回路13は書き込み
と読み出しを同時に行う必要があるため、2組の4×7
ビットレジスタで構成されている。すなわち、1列目か
ら4列目の1から7行目までの4ビットずつのデータが
縦横変換回路13に蓄えられる。読み出しは1列目の1
行から7行目までの7ビットずつのデータを4回に分け
て読み出し、列信号発生回路14へ送る。
【0056】列信号発生回路14では入力された7ビッ
トデータと7ビットの行セレクトパターンとの対応する
排他的論理和をとり”1”の数を数えて3ビットの形で
出力する。このデータは表示データとして液晶表示モジ
ュールの列ドライバへ送られる。
【0057】列信号発生回路14は、たとえば、図9に
示される構成になっている。7ビットのデータ信号を排
他的論理和ゲート143、143、・・・に入力する。
排他的論理和ゲート143にはそれぞれ直交関数発生器
からの信号も入力される。排他的論理和ゲート143の
出力は加算器141で同時選択される行電極について加
算される。
【0058】表示データは適宜バッファメモリを介して
列ドライバで所定の列電圧に変換した後、液晶表示素子
の列電極に印加される。
【0059】列ドライバはたとえば図10に示す構成と
なっておりシフトレジスタ171、ラッチ172、電圧
レベル選別器173、および電圧分割器174からなっ
ている。電圧レベル選別器173としてはデマルチプレ
クサを用いている。1行分のデータをシフトレジスタ1
71に送り込んだ段階で表示データの列電圧への変換と
直交変換番号に対応する直交関数の行電圧への変換とを
同時に行うことになる。
【0060】この例では、入力される画像データとメモ
リから読み出される画像データが非同期で動くことがで
きるため自由度の高いコントロール回路が構成できる。
【0061】[実施例2]図6に4個のメモリを用いて
640×3×480ドット液晶表示パネルを制御する例
を示す。
【0062】同時選択ライン数L=7、フレーム変調
(たとえば、特開平6−27904、USP52628
81)による16階調表示(R、G、B:各色4ビット
ディジタル入力)とする。
【0063】信号処理は、階調情報を持った4ビットの
画像データをR、G、B3ビットずつ4組に分けて行
う。すなわち、MSB(23 )、2ndMSB(2
2 )、3rdMSB(21 )、LSB(20 )の4組に
信号を分けて、並列処理を行う。
【0064】入力された3ビットのデータは5段直並列
変換器21で15ビットのデータに変換してメモリ22
に送られる。5段直並列変換器21としては、具体的に
は5段シフトレジスタを用いた。すなわち、5段シフト
レジスタの入力端子にシリアルデータを入力し、その5
個の各タップ出力をメモリ22に入力する。
【0065】ここで、メモリ22としては16ビット幅
のVRAMを用いる。メモリ22への書き込みは直接ア
クセスモードを用いて表2に示すようなフォーマットで
書き込んでいく。
【0066】
【表2】
【0067】すなわち、液晶パネル上において上からx
行目、左からy列目の画像データ(x,y)を定義する
と、メモリアドレス0へは1行目の1から5列目までの
5ドット分のデータ、(1,1)(1,2)(1,3)
(1,4)(1,5)が蓄えられ、メモリアドレス1へ
は2行目の1から5列目までの5ドット分のデータ、
(2,1)(2,2)(2,3)(2,4)(2,5)
が蓄えられ、メモリアドレス2へは3行目の1から5列
目までの5ドット分のデータ、(3,1)(3,2)
(3,3)(3,4)(3,5)が蓄えられ、...、
メモリアドレス6へは7行目の1から5列目までの5ド
ット分のデータ、(7,1)(7,2)(7,3)
(7,4)(7,5)が蓄えられる。
【0068】つぎにメモリアドレス7へは1行目の6か
ら10列目までの5ドット分のデータ、(1,6)
(1,7)(1,8)(1,9)(1,10)を、メモ
リアドレス8へは2行目の6から10列目までの5ドッ
ト分のデータ、(2,6)(2,7)(2,8)(2,
9)(2,10)を、...、メモリアドレス13へは
7行目の6から10列目までの5ドット分のデータ、
(7,6)(7,7)(7,8)(7,9)(7,1
0)を蓄え、以下同様にして640×480ドット分の
データを書き込む。
【0069】すなわち、同じ列電極に対応した行電極上
のデータは、同時選択されるL本の行電極について隣り
合うL個のアドレスに格納される。このようにすること
により、後段のメモリからの読み出しを高速にするとと
もに、演算を容易にする。
【0070】メモリ22からの読み出しは高速な順次ア
クセスモードでLCDの駆動タイミングに応じて行う。
すなわち、メモリアドレス0から15ビットデータを順
々にアドレスを増加させて読み出し、これら4組の15
ビットデータをデータフォーマット変換回路26へ送
る。
【0071】データフォーマット変換回路26は、各階
調ごとに15ビット幅で並列に送られたデータをRGB
ごとの20ビット幅の並列信号に整理し直す回路であ
り、通常は、回路基板上で適宜の配線を行うことにより
足りる。
【0072】データフォーマット変換回路26でRGB
3組の20ビットデータに変換されたのち、データは階
調決定回路25へ送られる。階調決定回路25では1ド
ット当り4ビットの階調データをオン/オフ1ビットの
データに変換してサブ画面の映像信号とし、サブ画面を
たとえば15サイクルかけて階調表示を実現するフレー
ム変調用回路である。具体的には、20ビット幅のデー
タを所定のタイミングで5ビット幅データに分配するデ
マルチプレクサを用いている。どのビットがどのサブ画
面に対応するかは、フレームカウンタによる計数によっ
て決められる。このようにして5ドット分の階調データ
に相当する20ビットのデータを5ビットの階調のない
シリアルデータに変換して縦横変換回路23に出力す
る。
【0073】この5ビット幅のデータは7回続けて縦横
変換回路23に送られる。縦横変換回路23は書き込み
と読み出しを同時に行う必要があるため、2組の5×7
ビットレジスタで構成されている。すなわち、1列目か
ら5列目の1から7行目までの5ビットずつのデータが
縦横変換回路23に蓄えられる。読み出しは1列目の1
行から7行目までの7ビットずつのデータを5回に分け
て読み出し、列信号発生回路24へ送る。
【0074】列信号発生回路24では入力された7ビッ
トデータと7ビットの行セレクトパターンとの対応する
排他的論理和をとり”1”の数を数えて3ビットの形で
出力する。このデータは表示データとして列ドライバへ
送られる。表示データは列ドライバで所定の列電圧に変
換した後、液晶表示素子の列電極に印加される。列信号
発生回路と列ドライバとは実施例1と同様の回路を用い
ることができる。
【0075】この例でも、実施例1と同様に、入力され
る画像データとメモリから読み出される画像データが非
同期で動くことができるため自由度の高いコントロール
回路が構成できる。
【0076】[実施例3]図7に2個のメモリを用いて
640×3×480ドット液晶表示パネルを制御する例
を示す。
【0077】同時選択ライン数L=7、フレーム変調
(特開平6−27904、USP5262881)によ
る8階調表示(R、G、B:各色3ビットディジタル入
力)とする。また2画面駆動を行う。すなわち、表示面
を2つに分割し、それぞれを独立して駆動することにす
る。
【0078】従来の回路構成で、階調決定回路をフレー
ムバッファメモリの後に置くと、同時選択ライン数と同
じ数の階調決定回路が必要であったばかりでなく、階調
情報を含んだ多ビットの画像データを記憶するためフレ
ームバッファメモリの容量も大きくなる。
【0079】本実施例は図7に示すように階調決定回路
35、5段直並列変換器31、メモリ(VRAM)3
2、データフォーマット変換器36、縦横変換回路3
3、列信号発生回路34、から構成されている。
【0080】階調情報を持ったRGBそれぞれ3ビット
の画像データは階調決定回路35により、表3に示すよ
うに画像データ入力に対応して各表示サイクル毎にオン
/オフ1ビットのデータに変換して出力される。ここ
で、画像データ出力中の1〜7の数字は表示サイクルを
示す。つまり、3ビットの表示データを1ビット×7回
の出力に変換する。
【0081】
【表3】
【0082】具体的には、3ビットのデータを所定のタ
イミングで1ビットデータに分配するデマルチプレクサ
を用いている。どのビットがどのサブ画面に対応するか
は、フレームカウンタによる計数によって決められる。
このようにして1ドット分の階調データに相当する3ビ
ットのデータを1ビットの階調のないシリアルデータに
変換して5段直並列変換器31に出力する。
【0083】5段直並列変換器31に入力された1ビッ
トシリアルデータは5ビット幅のデータに変換される。
5段直並列変換器31としては、前記実施例と同様に5
段シフトレジスタを用いた。すなわち、5段シフトレジ
スタの入力端子にシリアルデータを入力し、その5個の
各タップ出力をメモリ32に入力する。
【0084】メモリ(フレームバッファメモリ)32へ
入力の際には、RGB15ビットのデータを一まとめに
する。メモリ32への書き込みは直接アクセスモードを
用いて表2に示すようなフォーマットで書き込んでい
く。なお、この場合、表2の中の(x,y)はRGBの
3ドット分を表すとして読むこととする。
【0085】すなわち、液晶パネル上において上からx
行目、左からy列目の画像データ(x,y)を定義する
と、メモリアドレス0へは1行目の1から5列目までの
RGB5ピクセル分のデータ、(1,1)(1,2)
(1,3)(1,4)(1,5)が蓄えられ、メモリア
ドレス1へは2行目の1から5列目までの5ピクセル分
のデータ、(2,1)(2,2)(2,3)(2,4)
(2,5)が蓄えられ、メモリアドレス2へは3行目の
1から5列目までの5ピクセル分のデータ、(3,1)
(3,2)(3,3)(3,4)(3,5)が蓄えら
れ、...、メモリアドレス6へは7行目の1から5列
目までの5ピクセル分のデータ、(7,1)(7,2)
(7,3)(7,4)(7,5)が蓄えられる。
【0086】つぎにメモリアドレス7へは1行目の6か
ら10列目までの5ピクセル分のデータ、(1,6)
(1,7)(1,8)(1,9)(1,10)を、メモ
リアドレス8へは2行目の6から10列目までの5ピク
セル分のデータ、(2,6)(2,7)(2,8)
(2,9)(2,10)を、...、メモリアドレス1
3へは7行目の6から10列目までの5ピクセル分のデ
ータ、(7,6)(7,7)(7,8)(7,9)
(7,10)を蓄え、以下同様にして640×480ピ
クセル分のデータを書き込む。
【0087】すなわち、同じ列電極に対応した行電極上
のデータは、同時選択されるL本の行電極について隣り
合うL個のアドレスに格納される。このようにすること
により、後段のメモリからの読み出しを高速にするとと
もに、演算を容易にする。
【0088】メモリ32からの読み出しは高速な順次ア
クセスモードで行う。すなわち、メモリアドレス0から
15ビットデータを順々にアドレスを増加させて読み出
し、これら2組の15ビットデータをデータフォーマッ
ト変換回路36へ送る。
【0089】データフォーマット変換回路36は、2組
の15ビット幅で並列に送られたデータをRGB3組の
5ビット幅の並列信号に整理し直す回路であり、通常
は、回路基板上で適宜の配線を行うことにより足りる。
本実施例では2画面駆動を行うので液晶表示素子の上半
分用と下半分用のデータとして並列な2組のデータに変
換して出力する。
【0090】このデータを7回続けて縦横変換回路33
へ送る。縦横変換回路33は書き込みと読み出しを同時
に行う必要があるため、2組の5×7ビットレジスタで
構成されている。すなわち、1列目から5列目の1から
7行目までの5ビットずつのデータが縦横変換回路33
ヘ蓄えられる。読み出しは1列目の1行から7行目まで
の7ビットずつのデータを5回に分けて読み出し、列信
号発生回路34へ送る。
【0091】列信号発生回路34では入力された7ビッ
トデータと7ビットの行セレクトパターンとの対応する
排他的論理和をとり”1”の数を数えて3ビットの形で
出力する。このデータは表示データとして列ドライバへ
送られる。表示データは列ドライバで所定の列電圧に変
換した後、液晶表示素子の列電極に印加される。列信号
発生回路と列ドライバとは実施例1と同様の回路を用い
ることができる。
【0092】この例では、入力される画像データとメモ
リから読み出される画像データが同期して動くため、メ
モリからの読み出し速度がデータ入力速度に依存する。
したがって、コントロールの自由度は下がるが、階調決
定回路がメモリの前に位置するため、処理するデータの
ビット数が減り、回路を簡素化できる利点を持つ。
【0093】[実施例4]図8に8個のメモリを用いて
640×3×480ドット液晶表示パネルを制御する例
を示す。
【0094】同時選択ライン数L=7、振幅変調(特願
平4−222053)による256階調表示(R、G、
B:各色8ビットディジタル入力)とする。
【0095】信号処理は、階調情報を持った8ビットの
画像データをR、G、B3ビットずつ8組に分けて行
う。すなわち、MSB(27 )、2ndMSB(2
6 )、3rdMSB(25 )、4thMSB(24 )、
5thMSB(23 )、6thMSB(22 )、7th
MSB(21 )、LSB(20 )の8組に信号を分け
て、並列処理を行う。
【0096】入力された3ビットのデータは5段直並列
変換器41で15ビットのデータに変換してメモリ42
に送られる。5段直並列変換器21としては、具体的に
は5段シフトレジスタを用いた。すなわち、5段シフト
レジスタの入力端子にシリアルデータを入力し、その5
個の各タップ出力をメモリ22に入力する。
【0097】ここで、メモリ42としては16ビット幅
のVRAMを用いる。メモリ42への書き込みは直接ア
クセスモードを用いて表2に示すようなフォーマットで
書き込んでいく。
【0098】すなわち、液晶パネル上でのデータ(x,
y)を定義すると、メモリアドレス0へは1行目の1か
ら5列目までの5ドット分のデータ、(1,1)(1,
2)(1,3)(1,4)(1,5)が蓄えられ、メモ
リアドレス1へは2行目の1から5列目までの5ドット
分のデータ、(2,1)(2,2)(2,3)(2,
4)(2,5)が蓄えられ、メモリアドレス2へは3行
目の1から5列目までの5ドット分のデータ、(3,
1)(3,2)(3,3)(3,4)(3,5)が蓄え
られ、...、メモリアドレス6へは7行目の1から5
列目までの5ドット分のデータ、(7,1)(7,2)
(7,3)(7,4)(7,5)が蓄えられる。
【0099】つぎにメモリアドレス7へは1行目の6か
ら10列目までの5ドット分のデータ、(1,6)
(1,7)(1,8)(1,9)(1,10)を、メモ
リアドレス8へは2行目の6から10列目までの5ドッ
ト分のデータ、(2,6)(2,7)(2,8)(2,
9)(2,10)を、...、メモリアドレス13へは
7行目の6から10列目までの5ドット分のデータ、
(7,6)(7,7)(7,8)(7,9)(7,1
0)を蓄え、以下同様にして640×480ドット分の
データを書き込む。
【0100】すなわち、同じ列電極に対応した行電極上
のデータは、同時選択されるL本の行電極について隣り
合うL個のアドレスに格納される。このようにすること
により、後段のメモリからの読み出しを高速にするとと
もに、演算を容易にする。
【0101】メモリ42からの読み出しは高速な順次ア
クセスモードでLCDの駆動のタイミングに応じて行
う。すなわち、メモリアドレス0から15ビットデータ
を順々にアドレスを増加させて読み出し、これら8組の
15ビットデータをデータフォーマット変換回路46へ
送る。
【0102】データフォーマット変換回路46は、各階
調ごとに15ビット幅で並列に送られたデータをRGB
3組の40ビットデータ(8ビット×5ドット)に整理
し直す回路であり、通常は、回路基板上で適宜の配線を
行うことにより足りる。本実施例では2画面駆動を行う
ので液晶表示素子の上半分用と下半分用のデータとして
並列な2組のデータに変換して出力する。
【0103】データフォーマット変換回路46で上下画
面それぞれRGB3組の40ビットデータに変換された
のち、データは縦横変換回路43へ送られる。この出力
は7回続けて行われる。縦横変換回路43は書き込みと
読み出しを同時に行う必要があるため、1ドットあたり
2組の5×7ビットレジスタで構成されている。すなわ
ち、縦横変換回路43の1列目から5列目に1から7行
目までの40ビット(8ビット×5ドット)ずつのデー
タが蓄えられる。
【0104】読み出しは1列目の1行から7行目までの
56ビットずつのデータを5回に分けて読み出し、列信
号発生回路44へ送る。
【0105】列信号発生回路44では特願平4−222
053に記載されたように、列方向の7つの表示データ
と7つの行選択パターンベクトルとの演算を行い、D/
A変換回路47へ送る。列信号発生回路44は、たとえ
ば、実施例1〜3の列信号発生回路に並列に図11に示
したような補正信号発生器を備えたものを使用できる。
【0106】図11に示した回路においては、補正信号
の形成は以下のように行われる。同時選択された行電極
の列について映像信号の自乗値を自乗かけ算器151で
計算する。その補数をとって、同時選択される行電極に
関しアキュームレータ152で加算する。その後開平器
153を通して、開平演算して補正信号とする。
【0107】形成された補正信号は、図9に示した回路
の出力と並列して、D/A変換回路47に送られる。D
/A変換回路47では入力されたディジタル信号をアナ
ログ信号に変換し、このデータを表示データとして液晶
表示モジュールの列ドライバへおくられる。
【0108】表示データは列ドライバで所定の列電圧に
変換した後、液晶表示素子の列電極に印加される。
【0109】
【発明の効果】本発明により、MLS駆動法に必要な列
電圧の高速演算を実現しながら、安価なダイナミックメ
モリの使用を可能にし、かつメモリの数を削減し回路を
簡素化することが可能となる。
【0110】また、前記書き込み・読み出し工程におい
て、読み出しについては直接アクセスより高速な順次ア
クセスにより行うことにより、安価かつ高速な演算が可
能になる。
【0111】また、液晶表示装置は、画面を複数のサブ
画面に分配し、該サブ画面を連続して表示することによ
って階調表示を得るものであり、該書き込み・読み出し
工程の後で、パラレル映像信号を1ドット1色につき1
ビットのデータに変換してサブ画面の映像信号とする階
調決定工程を有する、ことにより、列信号の高速演算を
可能にするとともに、階調表示が可能になる。
【0112】また、液晶表示装置は、画面を複数のサブ
画面に分配し、該サブ画面を連続して表示することによ
って階調表示を得るものであり、該直並列変換工程の前
で、階調を含むシリアル映像信号を1ドット1色につき
1ビットのデータに変換してサブ画面の映像信号とする
階調決定工程を有する、ことにより、階調表示を可能に
するとともに、処理するデータのビット数が減り、回路
を簡素化できる。
【0113】また、該演算工程の前で、同時選択する行
電極の本数をL本として、連続したL個のKビット幅の
データを連続したK個のLビット幅のデータに変換する
縦横変換工程を有する、ことにより、メモリのビット幅
が同時選択される行電極の本数と異なる場合の調整が可
能になる。
【0114】また、演算工程では、メモリから読み出さ
れたパラレル映像信号を直交関数で変換して直交変換信
号とする演算と並行して、非選択時の画素に印加される
実効電圧がどの画素に対しても実質的に一定の値になる
様に列信号に含められる補正信号の形成が行われること
により、フリッカーの少ない見栄えの良い表示が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示すブロック図である。
【図2】表示画面でのデータの定義の仕方を示す概念図
である。
【図3】メモリ上でのデータの並べ方を示す概念図であ
る。
【図4】縦横変換回路の機能を示す概念図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明で用いる列信号発生回路の1例を示すブ
ロック図である。
【図10】本発明で用いる列ドライバの1例を示すブロ
ック図である。
【図11】本発明で用いることのできる補正信号発生回
路の1例を示すブロック図である。
【図12】MLS法における行電極波形の1例を示した
波形図である。
【図13】(a),(b),(c)は選択電圧行列の例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1:直並列変換回路 2:メモリ 3:縦横変換回路 4:列信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 雅美 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町松原1160番 地 エイ・ジー・テクノロジー株式会社内 (72)発明者 浅利 悟郎 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 大西 孝宣 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町松原1160番 地 エイ・ジー・テクノロジー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の行電極と複数の列電極とを有する液
    晶表示素子の行電極を複数本一括して選択し、列電極に
    は同時選択された行電極のパネル上の位置に対応する映
    像信号を直交関数で変換した直交変換信号に基づく電圧
    を印加するとともに行電極には上記直交関数に基づく電
    圧を印加して液晶表示装置を駆動する際の列信号形成方
    法であって、 同時選択された行電極のパネル上の位置に対応する映像
    信号から列信号を形成する工程は、少なくとも、 入力される映像信号を所定のビット幅の映像信号に変換
    する直並列変換工程と、 前記映像信号をいったん1個以上のメモリに書き込んだ
    後、読み出す書き込み・読み出し工程と、 前記1個以上のメモリから読み出された映像信号を直交
    関数で変換して直交変換信号とする演算工程と、 を有し、 前記書き込み・読み出し工程において、書き込みについ
    ては直接アクセスにより行い、同じ列電極に対応した行
    電極上のデータは、同時選択されるL本の行電極につい
    て隣り合うL個のアドレスに格納することを特徴とする
    液晶表示装置の列信号形成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置の列信号形成
    方法であって、 前記書き込み・読み出し工程において、読み出しについ
    ては直接アクセスより高速な順次アクセスにより行う、 ことを特徴とする液晶表示装置の列信号形成方法。
  3. 【請求項3】液晶表示装置の駆動は、画面を複数のサブ
    画面に分配し、該サブ画面を連続して表示することによ
    って階調表示を得るものであり、 該書き込み・読み出し工程の後で、映像信号を1ドット
    1色につき1ビットのデータに変換してサブ画面の映像
    信号とする階調決定工程を有する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の液晶表
    示装置の列信号形成方法。
  4. 【請求項4】液晶表示装置の駆動は、画面を複数のサブ
    画面に分配し、該サブ画面を連続して表示することによ
    って階調表示を得るものであり、 該直並列変換工程の前で、階調を含む映像信号を1ドッ
    ト1色につき1ビットのデータに変換してサブ画面の映
    像信号とする階調決定工程を有する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の液晶表
    示装置の列信号形成方法。
  5. 【請求項5】該演算工程の前で、同時選択する行電極の
    本数をL本として、連続したL個のKビット幅のデータ
    を連続したK個のLビット幅のデータに変換する縦横変
    換工程を有する、 ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項記載
    の液晶表示装置の列信号形成方法。
  6. 【請求項6】演算工程では、メモリから読み出された映
    像信号を直交関数で変換して直交変換信号とする演算と
    並行して、非選択時の画素に印加される実効電圧がどの
    画素に対しても実質的に一定の値になるように列信号に
    含められる補正信号の形成が行われる、 ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項記載
    の液晶表示装置の列信号形成方法。
JP06739894A 1993-04-14 1994-04-05 液晶表示装置の列信号形成方法 Expired - Lifetime JP3555980B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002014649A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
JP2013148847A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Jvc Kenwood Corp 液晶表示装置

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