JPH0634804Y2 - 溶剤用脱気チューブ - Google Patents
溶剤用脱気チューブInfo
- Publication number
- JPH0634804Y2 JPH0634804Y2 JP1988170959U JP17095988U JPH0634804Y2 JP H0634804 Y2 JPH0634804 Y2 JP H0634804Y2 JP 1988170959 U JP1988170959 U JP 1988170959U JP 17095988 U JP17095988 U JP 17095988U JP H0634804 Y2 JPH0634804 Y2 JP H0634804Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- fluorosilicone
- solvent
- degassing
- polytetrafluoroethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D19/00—Degasification of liquids
- B01D19/0031—Degasification of liquids by filtration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D23/00—Producing tubular articles
- B29D23/001—Pipes; Pipe joints
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は溶剤用脱気チューブに係り、耐溶剤性に優れ、
しかも好ましい脱気性能を有する溶剤用脱気チューブを
提供しようとするものである。
しかも好ましい脱気性能を有する溶剤用脱気チューブを
提供しようとするものである。
(産業上の利用分野) 溶剤用脱気のためのチューブ。
(従来の技術) 溶剤用脱気チューブとして従来用いられているものはポ
リテトラフルオロエチレンによる充実チューブである。
リテトラフルオロエチレンによる充実チューブである。
即ち該充実チューブ内に溶剤を通過せしめ、所要の真空
度条件において脱気するものである。一般的に採用され
ているものとしては、外径1.6〜7.0mm、内径1.0〜6.0mm
で肉厚0.2〜0.5mm程度であり、処理量としては実用化さ
れている液体クロマト分析機の前処理の場合1〜2cc/mi
n程度である。
度条件において脱気するものである。一般的に採用され
ているものとしては、外径1.6〜7.0mm、内径1.0〜6.0mm
で肉厚0.2〜0.5mm程度であり、処理量としては実用化さ
れている液体クロマト分析機の前処理の場合1〜2cc/mi
n程度である。
(考案が解決しようとする課題) 上記したような従来のものにおいては脱気効率が非常に
劣っている。即ち前記したようなポリテトラフルオロエ
チレン充実体チューブの脱気効率は、例えば液体クロマ
ト分析機の前処理として使用した場合の脱気効率は数%
程度であって、1例として外径6.4mm、内径6.0mmのチュ
ーブに真空度20Torr、液温19℃でMEKを0.3cc/cm2・min
で流した場合の脱気効率は3%前後である。即ち好まし
い脱気が得られないことからそれなりの脱気効果を得る
には繰返し脱気処理することが必要で工数が嵩むことと
ならざるを得ない。
劣っている。即ち前記したようなポリテトラフルオロエ
チレン充実体チューブの脱気効率は、例えば液体クロマ
ト分析機の前処理として使用した場合の脱気効率は数%
程度であって、1例として外径6.4mm、内径6.0mmのチュ
ーブに真空度20Torr、液温19℃でMEKを0.3cc/cm2・min
で流した場合の脱気効率は3%前後である。即ち好まし
い脱気が得られないことからそれなりの脱気効果を得る
には繰返し脱気処理することが必要で工数が嵩むことと
ならざるを得ない。
このため前記ポリテトラフルオロエチレン以外のチュー
ブを用いることも考えられるが、この場合においては耐
溶剤性が不十分であって、適切な耐用性を得ることがで
きない。
ブを用いることも考えられるが、この場合においては耐
溶剤性が不十分であって、適切な耐用性を得ることがで
きない。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) ポリテトラフルオロエチレンによる多孔質チューブにフ
ロロシリコーン(fluor sillicone)を併用したことを
特徴とする溶剤用脱気チューブ。
ロロシリコーン(fluor sillicone)を併用したことを
特徴とする溶剤用脱気チューブ。
(作用) ポリテトラフルオロエチレンを延伸処理などにより多孔
質化したチューブがその繊維化により好ましい強度が得
られ、しかも耐溶剤性を有すると共にこれを支持体とし
てフロロシリコーンを併用したものは高脱気性能を得し
める。
質化したチューブがその繊維化により好ましい強度が得
られ、しかも耐溶剤性を有すると共にこれを支持体とし
てフロロシリコーンを併用したものは高脱気性能を得し
める。
上記のような多孔質化ポリテトラフルオロエチレンチュ
ーブとフロロシリコーンの併用はフロロシリコーンの含
浸またはフロロシリコーンのチューブ内面に対する層着
の何れでもよく、フロロシリコーンの層着はコーティン
グまたは別に形成されたフロロシリコーンチューブとポ
リテトラフルオロエチレンチューブとの複合のような何
れの手法によっても簡易に得られる。
ーブとフロロシリコーンの併用はフロロシリコーンの含
浸またはフロロシリコーンのチューブ内面に対する層着
の何れでもよく、フロロシリコーンの層着はコーティン
グまたは別に形成されたフロロシリコーンチューブとポ
リテトラフルオロエチレンチューブとの複合のような何
れの手法によっても簡易に得られる。
(実施例) 本考案によるものの具体的な実施態様は添附図面に示す
如くであって、ポリテトラフルオロエチレンの多孔質化
チューブ1に対して第1図に示すようにフロロシリコー
ンのコーティング層2を形成したものである。
如くであって、ポリテトラフルオロエチレンの多孔質化
チューブ1に対して第1図に示すようにフロロシリコー
ンのコーティング層2を形成したものである。
あるいは第2図に示すように前記のようなポリテトラフ
ルオロエチレン多孔質化チューブ1の内側にフロロシリ
コーンチューブ2aを複合させた、複合チューブとする。
ルオロエチレン多孔質化チューブ1の内側にフロロシリ
コーンチューブ2aを複合させた、複合チューブとする。
場合によっては上記のような多孔質チューブ1にフロロ
シリコーンを含浸させてもよい。
シリコーンを含浸させてもよい。
前記した多孔質チューブ1の厚さについては任意に採用
し得るが、一般的に2〜10mm、特に4〜8mm程度とし、
その空孔率30〜90%、特に40〜60%程度とする。フロロ
シリコーンのコーティング層2またはチューブ2aの厚さ
は0.05〜0.5mm、特に0.08〜0.3mm程度とする。
し得るが、一般的に2〜10mm、特に4〜8mm程度とし、
その空孔率30〜90%、特に40〜60%程度とする。フロロ
シリコーンのコーティング層2またはチューブ2aの厚さ
は0.05〜0.5mm、特に0.08〜0.3mm程度とする。
本考案によるものの具体的な製造例について説明すると
以下の如くである。
以下の如くである。
製造例1. 空孔率が50%で、孔径2μmとされた多孔質ポリテトラ
フルオロエチレンの外径が7.2mmで内径6.0mmをされ長さ
10mのチューブ1に対して、フロロシリコーン未架橋モ
ノマーに架橋剤を5%添加したものを圧力5kg/cm2で5
分間流し、前記チューブ1の内側にフロロシリコーンを
コーティングさせた。このものは次いで150℃で4時間
の加熱加硫を行い、脱気用チューブを得た。即ち内側の
フロロシリコーン層厚は100μmで、このフロロシリコ
ーン層の外側に厚さ600μmのポリテトラフルオロエチ
レンチューブが覆着されたものであって、このものはME
Kに24時間浸漬しても重量変化が認められず、耐溶剤性
に優れたものであることが確認された。
フルオロエチレンの外径が7.2mmで内径6.0mmをされ長さ
10mのチューブ1に対して、フロロシリコーン未架橋モ
ノマーに架橋剤を5%添加したものを圧力5kg/cm2で5
分間流し、前記チューブ1の内側にフロロシリコーンを
コーティングさせた。このものは次いで150℃で4時間
の加熱加硫を行い、脱気用チューブを得た。即ち内側の
フロロシリコーン層厚は100μmで、このフロロシリコ
ーン層の外側に厚さ600μmのポリテトラフルオロエチ
レンチューブが覆着されたものであって、このものはME
Kに24時間浸漬しても重量変化が認められず、耐溶剤性
に優れたものであることが確認された。
然してこのものについて、液温で25℃のMEK溶剤を100ml
/minの速度で流し、真空度60Torrで脱気処理したとこ
ろ、脱気効率は62%と頗る高いものであることが知られ
た。
/minの速度で流し、真空度60Torrで脱気処理したとこ
ろ、脱気効率は62%と頗る高いものであることが知られ
た。
製造例2. 製造例1におけると同じ材質で、寸法も同じのポリテト
ラフルオロエチレンチューブ1の内面に外径5.8mmで内
径が5.4mmのフロロシリコーンチューブで2aを複合せし
めて製品とした。
ラフルオロエチレンチューブ1の内面に外径5.8mmで内
径が5.4mmのフロロシリコーンチューブで2aを複合せし
めて製品とした。
このものに製造例1におけると同じ条件で溶剤を流し脱
気効率を求めた結果は50%程度であって、やはり高い脱
気効率を有していることが確認された。
気効率を求めた結果は50%程度であって、やはり高い脱
気効率を有していることが確認された。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは耐溶剤性に優
れ、しかも脱気効率の高い溶剤脱気用チューブを得し
め、効率的な脱気を円滑に実施し得るものであるから実
用上その効果の大きい考案である。
れ、しかも脱気効率の高い溶剤脱気用チューブを得し
め、効率的な脱気を円滑に実施し得るものであるから実
用上その効果の大きい考案である。
図面は本考案の実施態様を示すものであって、第1図は
本考案による脱気用チューブの一例を示した部分的拡大
斜面図、第2図はその別の例を示した同様な拡大斜面図
である。 然してこれらの図面において、1はポリテトラフルオロ
エチレンの多孔質化チューブ、2はフロロシリコーンの
コーティング層、2aはフロロシリコーンチューブをそれ
ぞれ示すものである。
本考案による脱気用チューブの一例を示した部分的拡大
斜面図、第2図はその別の例を示した同様な拡大斜面図
である。 然してこれらの図面において、1はポリテトラフルオロ
エチレンの多孔質化チューブ、2はフロロシリコーンの
コーティング層、2aはフロロシリコーンチューブをそれ
ぞれ示すものである。
Claims (3)
- 【請求項1】ポリテトラフルオロエチレンによる多孔質
チューブにフロロシリコーンを併用したことを特徴とす
る溶剤用脱気チューブ。 - 【請求項2】ポリテトラフルオロエチレンによる多孔質
チューブの内側にフロロシリコーン層を形成した請求項
1に記載の溶剤用脱気チューブ。 - 【請求項3】ポリテトラフルオロエチレンによる多孔質
チューブにフロロシリコーンを含浸させた請求項1に記
載の溶剤用脱気チューブ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170959U JPH0634804Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 溶剤用脱気チューブ |
AU47114/89A AU4711489A (en) | 1988-12-29 | 1989-12-20 | A degassing tube for use with solvents |
EP19890313481 EP0376638A3 (en) | 1988-12-29 | 1989-12-21 | A degassing tube for solvents |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170959U JPH0634804Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 溶剤用脱気チューブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291601U JPH0291601U (ja) | 1990-07-20 |
JPH0634804Y2 true JPH0634804Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=15914557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988170959U Expired - Lifetime JPH0634804Y2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 溶剤用脱気チューブ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0376638A3 (ja) |
JP (1) | JPH0634804Y2 (ja) |
AU (1) | AU4711489A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5082472A (en) * | 1990-11-05 | 1992-01-21 | Mallouk Robert S | Composite membrane for facilitated transport processes |
EP0493869A1 (en) * | 1991-01-04 | 1992-07-08 | Japan Gore-Tex, Inc. | Apparatus for treating water |
US5743941A (en) * | 1995-06-06 | 1998-04-28 | Systec, Inc. | Bottle top solvent degasser |
US5885332A (en) * | 1995-06-06 | 1999-03-23 | Gerner; Yuri | Solvent receptacle and degasser for use in high pressure liquid chromatography |
JP2969075B2 (ja) * | 1996-02-26 | 1999-11-02 | ジャパンゴアテックス株式会社 | 脱気装置 |
WO1998035739A1 (en) * | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Raychem Corporation | Method for extracting gases dissolved in a liquid |
JP2000176261A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 水系塗工液の脱気方法 |
EP3520837A1 (en) * | 2008-01-18 | 2019-08-07 | Fresenius Medical Care Holdings, Inc. | A wearable dialysis system |
US8038770B2 (en) * | 2008-12-01 | 2011-10-18 | Eaton Corporation | Separator for degassing fluid |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836603A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 管状膜分離モジユ−ルの製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0326882Y2 (ja) * | 1986-12-12 | 1991-06-11 |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP1988170959U patent/JPH0634804Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-12-20 AU AU47114/89A patent/AU4711489A/en not_active Abandoned
- 1989-12-21 EP EP19890313481 patent/EP0376638A3/en not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836603A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 管状膜分離モジユ−ルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0376638A3 (en) | 1990-12-19 |
EP0376638A2 (en) | 1990-07-04 |
JPH0291601U (ja) | 1990-07-20 |
AU4711489A (en) | 1990-07-05 |
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