JPH06347321A - 赤外線センサ用コールドシールド - Google Patents

赤外線センサ用コールドシールド

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JPH06347321A
JPH06347321A JP5140403A JP14040393A JPH06347321A JP H06347321 A JPH06347321 A JP H06347321A JP 5140403 A JP5140403 A JP 5140403A JP 14040393 A JP14040393 A JP 14040393A JP H06347321 A JPH06347321 A JP H06347321A
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JP
Japan
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aperture
cold shield
infrared sensor
opening
apertures
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5140403A
Other languages
English (en)
Inventor
幸広 ▲吉▼田
Yukihiro Yoshida
Hiroyuki Tsuchida
浩幸 土田
Tomoshi Ueda
知史 上田
耕治 ▲廣▼田
Koji Hirota
Shigeki Hamashima
茂樹 濱嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5140403A priority Critical patent/JPH06347321A/ja
Publication of JPH06347321A publication Critical patent/JPH06347321A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果的に迷光防止を行い得ると共にアパーチ
ャ共振現象が実用範囲で発生しないようにできるために
極めて良好な安定した赤外線映像を容易に得ることを可
能にする赤外線センサ用コールドシールドを実現する。 【構成】 赤外線センサ51を被う、中央に開口3を具
えた第1のアパーチャ4を上部に有するコールドシール
ド1において、第1アパーチャ4の共振周波数が実用周
波数より相当高くなるように、第1アパーチャ4の外周
側から末広がり状に延びる傾斜側面部5を具えた円錐台
状を呈するように形成する。また、第1アパーチャ4に
平行に1以上のアパーチャ8、11を内設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線センサ用コール
ドシールドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図3に示すように、赤外線
センサ51は、容器内筒53の内部に配置された冷却器
54に間接接触するように容器内筒53の外部の上端面
中央に固定されると共に、視野角の決定及び迷光(入射
角の浅い光)の入射防止のために、その中央に小さな円
形の開口56が穿設された上面部(以下、アパーチャ)
58を有する円筒キャップ状のカバー(以下、コールド
シールド)60で被われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来構
造では、迷光防止やアパーチャ共振の面で改善の余地が
多く、このため、良好な赤外線映像を安定的に得ること
を可能にするコールドシールドの出現が希求されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る赤外線センサ用コールドシールドは、赤
外線センサを被う、中央に開口を具えた第1のアパーチ
ャを上部に有するコールドシールドにおいて、第1アパ
ーチャの共振周波数が実用周波数より相当高くなるよう
に、第1アパーチャの外周側から末広がり状に延びる傾
斜側面部を具えた円錐台状を呈するように形成すること
を構成上の特徴とする。
【0005】本発明に係る別の赤外線センサ用コールド
シールドは、赤外線センサを被う、中央に開口を具えた
第1のアパーチャを上部に有するコールドシールドにお
いて、第1アパーチャの共振周波数が実用周波数より相
当高くなるように、第1アパーチャの外周側から末広が
り状に延びる傾斜側面部を具えた円錐台状を呈するよう
に形成すると共に、第1アパーチャに平行に1以上のア
パーチャを内設することを構成上の特徴とする。
【0006】好ましくは、少なくとも1つのアパーチャ
の開口に、波長制限用フィルタを付設する。
【0007】
【作用】第1アパーチャの共振周波数が実用周波数より
相当高くなるように円錐台状を呈するようにコールドシ
ールドを構成したので、第1アパーチャが共振しにくく
なると共に、迷光が赤外線センサに入射しにくくなる。
また、第1アパーチャに加えて別のアパーチャを設ける
ことにより、迷光防止効果が促進される。更に、波長帯
域の限定を容易に行えるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明に係る赤外線センサ用コールドシ
ールドの一実施例の要部断面側面図、図2は本実施例の
分解断面側面図である。先ず図1を参照するに、本実施
例のコールドシールド1は、基本的に、視野角決定及び
迷光防止のための円形の開口3を中央に具えた中空円板
状の第1のアパーチャ4と、この第1のアパーチャ4の
外周から末広がり状に下方に延びる傾斜側面部5、とか
ら成るような円錐台状の外観を呈し、冷却器54を具え
た容器内筒53の上端面中央に固定された赤外線センサ
51をスッポリ被うように配置されている。
【0009】取り敢えずこの特徴的構成により、すなわ
ち第1アパーチャ4それ自体が小さいことにより、換言
すると、第1アパーチャ4の外周から開口3の縁までの
寸法(L)が相当小さいことにより、実用周波数(〜2
000Hz程度)より第1アパーチャ4の共振周波数を
相当高く設定・維持することができ、加えて、内側側面
がこのように傾斜していることにより、第1アパーチャ
4の開口3から入射してこの傾斜面部5(内面部分)か
ら反射した迷光(浅い入射角の光)が従来のように赤外
線センサ51に至る機会を大幅に低減できる。
【0010】ところで、本実施例構造は、このような特
徴に加えて、第1アパーチャ4に平行に複数のアパーチ
ャがコールドシールド1内部に多段に設けられるという
特徴を更に有する。すなわち、第1アパーチャ4の下側
に第2アパーチャ8が平行に設けられ、更に、この第2
アパーチャ8の下側に第3のアパーチャ11が平行に設
けられる。
【0011】これらの第2及び第3アパーチャ8、11
の開口9、12の各寸法は、視野角を赤外線センサ51
から最も離れたアパーチャ、すなわち、第1アパーチャ
4にて決定することからその視野角をさえぎらないよう
にすることが好ましい。尚、図示実施例においては、波
長帯域を限定して取り込み得るようにするために、1つ
の波長制限用のフィルタ15(例えば、コールドフィル
タ)が第3アパーチャ11の開口12上に付設される
が、これに代え、あるいはこれと共に、他のアパーチャ
に別種のあるいは同様のフィルタを付設することができ
る。
【0012】また、上記第2及び第3アパーチャ8、1
1に更に第4、第5…のアパーチャを加えていくことが
できることは言うまでもなく、あるいは、第2又は第3
アパーチャ8、11のいずれかをなくすこともできる。
ところで、少なくともコールドシールド1の必要な内面
部分には、いわゆる黒体化処理が施される。
【0013】以上のように、本実施例においては、全体
を円錐台状に形成し且つアパーチャを多段構成したの
で、実用周波数内における第1アパーチャの共振現象
(光量変化)が起きにくくなり、且つ迷光(入射角の浅
い光)が赤外線センサに入射する機会が著しく減少し、
これにより、極めて良好な赤外線映像を安定的に得るこ
とが可能となる。
【0014】最後に、上記実施例のコールドシールド1
の製造方法の一例を以下簡単に説明する。先ず、図示実
施例のコールドシールド1を基本的に構成する例えば3
つの独立した部材21、23、25をそれぞれ個別に製
作する。具体的には、外側カバー部分を成す植木鉢状
(あるいは深皿状)の部材21に関しては、予めその内
部を丁度充たすような中実の円錐台状の型(図示せず)
を例えばアルミで形成しておき、いわゆる電気メッキ製
造方法(電着方法)によりこの型の表面に、例えばニッ
ケル(めっき層)を堆積・付着させる(例えば、100
μm 程度の肉厚)。その後、この型を所定の溶解液(例
えば酸性液)で溶かし出すことにより、図示した植木鉢
状部材21が出来上がる。尚、この部材21の上部の開
口すなわち第1アパーチャ4の開口3に関しては、この
型を溶かし出す前に、ドリル等を用いて、型と共に穿孔
すると好都合である。
【0015】また、この植木鉢状部材21の内側にピタ
リ入り込んで固定されることになる中空の円錐台状の部
材23に関しても、上記と同様に、予めその内部を丁度
充たすような中実の円錐台状の型(図示せず)を形成し
ておき、上記電着方法により型表面にニッケルめっき層
を付着形成する。その後、型を溶かし出すことにより、
図示した中空円錐台状部材23が出来上がる。尚、この
部材23の上部及び下部の開口すなわち第2アパーチャ
及び第3アパーチャ8、11の開口9、12に関して
も、上記と同様に、型を溶かし出す前に型と、共に穿孔
すると好都合である。
【0016】そして、容器内筒53に接続するためのベ
ースとなる中空円板状の支持台25に関しては、例えば
所定金属の切削加工によって形成する。このように個別
に製作された3つの部材21、23、25を組み立て
て、接合部分を例えばロー付け(又は接着剤あるいはネ
ジ固定)方法により全周的に接合する。そして、少なく
とも必要な内面部分に黒体化処理を施すことにより、コ
ールドシールド1が出来上がる。
【0017】尚、その後の様々の使用態様については、
本発明に基づき当業者が為し得ることから、省略する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、効
果的に迷光防止を行い得ると共にアパーチャ共振現象が
実用範囲で発生しないようにできるために極めて良好な
安定した赤外線映像を容易に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る赤外線センサ用コールド
シールドの一実施例の要部断面側面図である。
【図2】図2は、本実施例の分解断面側面図である。
【図3】図3は、従来のコールドシールドの要部断面側
面図である。
【符号の説明】
1…コールドシールド 3…開口 4…第1アパーチャ 5…傾斜側面部 8…第2アパーチャ 9…開口 11…第3アパーチャ 12…開口 15…フィルタ 51…赤外線センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲廣▼田 耕治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 濱嶋 茂樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線センサ(51)を被う、中央に開
    口(3)を具えた第1のアパーチャ(4)を上部に有す
    るコールドシールド(1)において、 第1アパーチャ(4)の共振周波数が実用周波数より相
    当高くなるように、第1アパーチャ(4)の外周側から
    末広がり状に延びる傾斜側面部(5)を具えた円錐台状
    を呈するように形成することを特徴とする赤外線センサ
    用コールドシールド。
  2. 【請求項2】 赤外線センサ(51)を被う、中央に開
    口(3)を具えた第1のアパーチャ(4)を上部に有す
    るコールドシールド(1)において、 第1アパーチャ(4)の共振周波数が実用周波数より相
    当高くなるように、第1アパーチャ(4)の外周側から
    末広がり状に延びる傾斜側面部(5)を具えた円錐台状
    を呈するように形成すると共に、 第1アパーチャ(4)に平行に1以上のアパーチャ
    (8、11)を内設することを特徴とする赤外線センサ
    用コールドシールド。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのアパーチャ(4、8、
    11)の開口(3、9、12)に、波長制限用フィルタ
    (15)を付設することを特徴とする請求項2に記載の
    赤外線センサ用コールドシールド。
JP5140403A 1993-06-11 1993-06-11 赤外線センサ用コールドシールド Withdrawn JPH06347321A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020516909A (ja) * 2017-04-10 2020-06-11 レイセオン カンパニー 赤外線センサその他の機器に使用するための構造強化複合材コールドシールド

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