JPH06347275A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JPH06347275A
JPH06347275A JP13721093A JP13721093A JPH06347275A JP H06347275 A JPH06347275 A JP H06347275A JP 13721093 A JP13721093 A JP 13721093A JP 13721093 A JP13721093 A JP 13721093A JP H06347275 A JPH06347275 A JP H06347275A
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JP
Japan
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light
optical fiber
optical
fiber coil
gyro
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13721093A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Sato
光俊 佐藤
Kazuhito Nagata
千仁 永田
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 同期検波出力に強度変調成分が含まれないよ
うにする。 【構成】 光源11からの光を偏光子13を通し、光カ
プラ14で右、左回り光としてシングルモード光ファイ
バコイル15に入射し、その左、右回り光をそれぞれデ
ポラライザ17、18で非偏光とし、またPZTに光フ
ァイバを巻いた位相変調器16において周波数fm で位
相変調し、光ファイバコイル15を伝搬した左、右回り
光を、光カプラ14で干渉させ、その干渉を偏光子13
を通し、光カプラ12を通して光電気変換回路19で電
気信号に変換し、その電気信号を周波数fm で同期検波
してジャイロ出力とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバコイルに伝
搬させた右回り光と左回り光との位相差を検出して、光
ファイバコイルに印加されるその中心回りの角速度を検
出する光ファイバジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバジャイロを図1を参照
して説明する。光源11を出た光は光カプラ12を通っ
て偏光子13に通され、偏光子13により、偏波面保存
光ファイバの主軸のみ伝搬する光とされる。この光は光
分岐結合手段としての光カプラ14で2分されて、シン
グルモード光ファイバコイル15に右回り光及び左回り
光として入射される。光カプラ14と光ファイバコイル
15の一端との間に光位相変調器16が直列に挿入され
る。光位相変調器16は圧電素子に光ファイバが巻かれ
たものであり、光位相変調器16により上記右回り光、
左回り光はそれぞれ変調周波数fm で位相変調を受け
る。光ファイバコイル15の両端と光カプラ14及び光
位相変調器16との間にそれぞれデポラライザ17及び
18が直列に挿入され、これを通過する光が非偏光とさ
れる。
【0003】光ファイバコイル15を伝搬した右回り光
と左回り光とは光カプラ14で合成干渉し、この干渉光
は偏光子13を通り、更に光カプラ12を通って光電変
換回路19に達し、ここで電気信号に変換される。この
電気信号は同期検波回路21において、発振器22から
周波数fm の信号により同期検波され、その検波出力が
出力端子23にジャイロ出力として出力される。発振器
22の出力は変調信号として光位相変調器16を変調駆
動する。
【0004】光ファイバコイル15を伝搬する左、右の
各回り光の電場をEc 、Eccとおくと、干渉光の強度は
次式で表せる。 P≒|Ec 2 +|Ecc2 +2Ec cc0 (α)cosΔφ +4Ec cc1 (α)sinΔφ・cosωm (t−τ/2) −4Ec cc2 (α)cosΔφ・cos2ωm (t−τ/2) −4Ec cc3 (α)sinΔφ・cos3ωm (t−τ/2) …(1) ここでJn (α)は第1種第n次ベッセル関数、α=2
φm sinπfm τ、fm は光位相変調器16の変調周
波数、Δφは左右両回り光の位相差、τは光が光ファイ
バコイル15を伝搬する時間、ωm =2πfm である。
Δφ、τはそれぞれ次式で表せる。
【0005】 Δφ=4πRL/(Cλ)・Ω …(2) τ=nL/C …(3) ここでRは光ファイバコイル15の半径、Lは光ファイ
バコイル15の長さ、Cは光速、λは光の波長、Ωは入
力角速度、nは光ファイバコア15の屈折率である。
【0006】(1)式から同期検波回路21からsin
Δφに比例した出力が得られ、またこの同期検波出力の
係数としてJ1 (α)が関係していることが理解され
る。上述した光ファイバコイル15にシングルモード光
ファイバを用い、光ファイバコイル15を伝搬する左右
両回り光に非偏光を用いた位相変調方式光ファイバジャ
イロは、左右両回り光の干渉光信号を位相変調周波数f
m で同期検波する場合、従来においては、ジャイロ出力
最適感度を得るために、位相変調信号の基本波成分の係
数J1 (α)が最大値をとるように、つまりα=1.8
4となるように変調電圧Vm を設定していた。図2に第
1種ベッセル関数のグラフを示す。図から明らかなよう
に、J1 (x)の曲線はその引数xが1.84で最大値
を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の光ファイバ
ジャイロにおいては、位相変調信号周波数成分の強度変
調が生じることがわかった。即ち偏波面保存光ファイバ
の主軸、副軸をそれぞれ伝搬する光の電場成分を次のよ
うにおく。 Ex =ax sinφ …(4) Ey =ay sin(φ+δφ) …(5) ここで、ax ,ay はそれぞれ主軸、副軸を伝搬する光
の電場振幅、φは電場の位相、δφは主軸、副軸をそれ
ぞれ伝搬する光の間の位相差である。主軸と偏光子13
との角度をθとすると光カプラ14で2分されて光ファ
イバコイル15を伝搬する左右両回り光のうち、一方の
左回り光が、光ファイバコイル15と光カプラ14を通
り、偏光子13を透過した後の光強度Iは I=IX +Iy +2√(Ix y )cosδφ …(6) δφ=φ0 (t)+δφm cos(ωm t+ψ) …(7) Ix =(ax cosθ)2 ,Iy =(ay sinθ)2 …(8) となる。ここで、φ0 (t)はゆるやかな温度変化によ
り生じる主軸、副軸伝搬光間の位相差、ωm は位相変調
角周波数、ψは実際の位相変調からの位相遅れである。
この(6)式におけるcosδφをベッセル関数に展開
すると、次式のようになる。
【0008】 cosδφ=cosφ0 (t){J0 (δφm ) −2J2 (δφm )cos2(ωm t+ψ) +2J4 (δφm )cos4(ωm t+ψ) −2J6 (δφm )cos6(ωm t+ψ) +…} −2sinφ0 (t){J1 (δφm )cos(ωm t+ψ) −J3 (δφm )cos3(ωm t+ψ) +J5 (δφm )cos5(ωm t+ψ) ……} …(9) この(9)式からわかるように位相変調信号の基本波成
分が含まれ、これはsinφ0 (x)J1 (δφm )に
比例している。
【0009】したがって、干渉光信号には(1)式のみ
ならず(9)式にあるような成分の光が含まれるため、
基本波で干渉光を同期検波した場合、入力角速度の成分
の他に2sinφ0 (t)J1 (δφm )という強度変
調に起因する成分まで検出してしまい、これらを分離す
ることができず、ジャイロ出力誤差の原因となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、シン
グルモード光ファイバを検出用光ファイバコイルに用
い、光ファイバコイルを伝搬する左、右両回り光に非偏
光を用いた位相変調方式光ファイバジャイロにおいて、
第1種第1次ベッセル関数J1 (α)の引数αが約5.
4、第1種第1次ベッセル関数J1 (δφm )の引数δ
φm が約3.8となるように、位相変調周波数fm 、光
ファイバコイルの長さLが設定される。δφm =|φm
−φ′m |≒βφm でφm は光ファイバコイルに用いら
れる偏波面保存光ファイバの主軸を伝搬する光が受ける
位相変調振幅、φ′m は偏波面保存光ファイバの副軸を
伝搬する光が受ける位相変調振幅、βは偏波面保存光フ
ァイバの複屈折率であり、α=2φm /sinπfm τ
であり、τは光ファイバコイルの伝搬時間である。
【0011】この構成によれば、図2の第1種第1次ベ
ッセル関数J1 (x)の曲線から明らかなようにx=
3.8でゼロとなり、従ってJ1 (δφm )≒0となり
強度変調に起因する変調周波数の基本波成分はゼロにな
る。一方、x=5.4でJ1 (x)は負の最大値とな
り、従ってJ1 (α)は比較的大きな値となり、ジャイ
ロ出力も大きなものとなり、しかも強度変調に起因する
誤差は含まれない。
【0012】
【実施例】前記(1)式で示される干渉光中の変調信号
の基本波成分の係数である第1種第1次ベッセル関数J
1 (α)の引数αは前述したように次式で示される。 α=2φm sinπfm τ …(11) τ=nL/C …(12) また前記(9)式で示される片回り光の強度変調による
光強度中の変調信号の基本波成分の係数である第1種第
1次ベッセル関数J1 (δφm )の引数δφmは前述し
たように次式で示される。
【0013】 δφm =|φm −φ′m |≒βφm ≒10-3φm …(13) βは偏波面保存光ファイバの複屈折率であり、ほぼ10
-3の値をもつ、以後β=10-3と仮定する。δφm /α
を求めると(11),(13)式から次のようになる。 δφm /α=(2sinπfm τ)-1・10-3 ≒(2πfm τ)-1・10-3 …(14) (πfm τは非常に小さい) (14)式にα=5.4、δφm =3.8、n=1.4
5、c=3×108 を代入し、またそのτに(12)式
を代入すると、 fm ・L≒4.68×104 Hz・m となる。PZTを使用した光位相変調器16では、最低
共振周波数が数kHz程度である。従って、実際に使用
する変調周波数を1kHzと仮定すると、L=47mと
なる。
【0014】なお、従来においてはα=1.8としてい
るが、この状態でδφm =3.8にするには、これらを
前記同一条件で(14)式に代入すると、fm ・L≒
1.56×104 となり、変調周波数を同様に1kHz
とすると、L=16mとなり、光ファイバコイル長が著
しく短かくなり、光ファイバジャイロの感度は光ファイ
バコイル長Lに比例するため、実用化できる精度を得る
ことは困難であり、つまりα=1.8、δφm =3.8
をとる光ファイバジャイロは実現困難である。
【0015】上述ではこの発明を開ループ光ファイバジ
ャイロに適用したが閉ループ光ファイバジャイロにも適
用できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、検
知用光ファイバコイル15にシングルモードファイバを
用い、光ファイバコイル15を伝搬する左右両回り光
に、非偏光を用いた位相変調方式光ファイバジャイロに
おいて、光位相変調器16により強度変調を受けた片回
り光のうち、変調周波数成分の係数J1 (δφm )が第
1種第1次ベッセル関数の引数δφm ≒3.8に対応す
る値J1 (δφm )≒0をとり、左右両回り光の干渉光
信号のうち変調周波数成分の係数J1 (α)が第1種第
1次ベッセル関数の引数α≒5.4に対応する第2ピー
クをとるように、変調周波数fm 、光ファイバコイル長
Lの関係を設定することにより、光ファイバコイルを伝
搬する左右両回り光の干渉光信号の同期検波出力に強度
変調成分が含まれず、最適感度で入力角速度が検出でき
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバジャイロを示すブロック図。
【図2】第1種ベッセル関数のグラフ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を光分岐結合手段により2
    分してシングルモード光ファイバコイルに右回り光及び
    左回り光として入射し、上記光分岐結合手段と上記光フ
    ァイバコイルの一端の間に挿入され、圧電素子に光ファ
    イバを巻きつけた光位相変調器により、上記右回り光及
    び左回り光を周期的に位相変調し、上記光ファイバコイ
    ルを伝搬した右回り光及び左回り光の上記光分岐結合手
    段での干渉光を光電変換回路で電気信号に変換し、その
    電気信号を上記光位相変調器に対する変調信号で同期検
    波する光ファイバジャイロにおいて、 上記右回り光及び左回り光の一方が上記光位相変調器に
    より強度変調を受けた上記変調信号周波数fm の成分の
    係数である第1種第1次ベッセル関数J1 (δφm )の
    引数δφm がほぼ3.8となり、 かつ上記干渉光の上記変調信号周波数fm の成分の係数
    である第1種第1次ベッセル関数J1 (α)の引数αが
    ほぼ5.4となるように、 上記変調信号周波数、上記光ファイバコイルの長さが選
    定されていることを特徴とする光ファイバジャイロ。こ
    こで上記δφm は|φm −φ′m |≒βφm であって、
    φm は上記光ファイバコイルの主軸を伝搬する光が受け
    る位相変調振幅、φ′m は上記光ファイバコイルの副軸
    を伝搬する光が受ける位相変調振幅、βは上記光ファイ
    バコイルの複屈折率、αは2φm sin(πfm τ),
    τは上記光ファイバコイル中の光の伝搬時間である。
JP13721093A 1993-06-08 1993-06-08 光ファイバジャイロ Withdrawn JPH06347275A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5559908A (en) * 1994-05-31 1996-09-24 Honeywell Inc. Method for damping optical fiber on a bias optical phase modulator
WO2002004964A1 (fr) * 2000-07-07 2002-01-17 Japan Aviation Electronics Industry Limited Amperemetre d'interferometre de sagnac

Cited By (3)

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Effective date: 20000905