JPH04340416A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JPH04340416A
JPH04340416A JP3139553A JP13955391A JPH04340416A JP H04340416 A JPH04340416 A JP H04340416A JP 3139553 A JP3139553 A JP 3139553A JP 13955391 A JP13955391 A JP 13955391A JP H04340416 A JPH04340416 A JP H04340416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
sensing coil
lights
optical fiber
clockwise
Prior art date
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Pending
Application number
JP3139553A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Tanaka
智弘 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センシングコイルに加
わる回転によって生じる左右両回り光の位相差を検出し
て、その回転角速度を検出する位相変調方式の光ファイ
バジャイロに関し、特にその検出感度の向上をはかった
光ファイバジャイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバジャイロは、
図3のように構成されたものがある。すなわち、光源3
1から出射された光を光カプラ34で分岐して、その光
を、光ファイバをボビンに巻回したセンシングコイル3
5の右回り,左回りに入射させて、再び同じ光路を戻っ
てきた光を光カプラ32で分岐して干渉させることによ
り、センシングコイル35に加わった回転角速度により
生じる左右両回り光間の位相差を干渉光の強度変化とし
てディテクタ37で検出するものである。
【0003】このとき、干渉光の強度変化は右左両回り
光間の位相差の余弦関数つまりcos関数に比例するた
め、感度が悪く、回転方向の判別もできない。そのため
、センシングコイル35の一端に位相変調器36を設け
、そのコイル35中の光の位相をレファレンス発生器3
9より発生する信号のsin波つまり変調周波数成分ω
0で変調することにより、これによって生じるベッセル
級数の第1次あるいは第2次の成分を同期検波器40に
て検出する方式がとられている。ここで、レファレンス
発生器39より同期検波器40に加える信号の基本波成
分をω0、その2倍波成分を2ω0とし、この同期検波
器40で検出される信号成分をそれぞれS1,S2とす
ると、これらS1,S2はそれぞれ次式のようになる。
【0004】 S1=k1sinΔφ               
 ……(1)S2=k2cosΔφ         
     ……(2)
【0005】ただしk1,k2は
定数、Δφは両回り光間の位相差である。従って、演算
装置41において信号成分S1のみを用いても位相差Δ
φはsinΔφに比例するため、高感度で回転方向の検
出も可能となる。また、定数k1,k2に含まれる干渉
光のパワーの項を消去するために各信号成分S1,S2
の除算をとり、S1/S2の形でつまりtan形式で検
出する方法も行われている。しかし、このような方式で
は、その特性の傾斜のゆるやかなところで、測定精度が
悪くなる不具合があった。なお、図3において33はポ
ラライザ、38は水晶発振器、42は演算装置41の出
力S0を表示する表示装置である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
は、cos関数に比例するジャイロ信号の感度をsin
関数に比例するようにしたものであり、地球自転程度の
微小回転に対する感度で4桁〜5桁位向上するが、まだ
この感度ではセンシングコイルのファイバ長を非常に長
くしたり、ループ径を大きくしたりしなければならない
という問題があった。本発明は以上の点に鑑み、上記の
ような問題点を解消するためになされたものであり、そ
の目的は、センシングコイルに用いるファイバ長やその
ループ径を大きくすることなく、検出感度を向上させる
ことができる光ファイバジャイロを提供することにある
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の光ファイバジャイロは、センシングコイル
の一端に設けられてそのコイルを通る光の位相を変調す
る位相変調器と、前記センシングコイルを通過する右回
り光と左回り光との光路間に位相シフタを用いて、その
左,右両回り光間に所定の位相差を付与する位相シフト
手段と、センシングコイルに加わる回転によって生じる
左右両回り光の位相差を干渉光の強度変化として検出す
る光検出器と、この光検出器の検出出力を前記位相変調
器に加える信号の基本周波数成分とその2倍波成分とに
よりそれぞれ同期検波する同期検波手段と、この同期検
波手段から得られる同期検波出力の基本周波数成分とそ
の2倍波成分とを除算して、その出力をsin(正弦)
関数からtan(正接)関数に比例する信号形式に変換
する演算手段を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明においては、位相シフト手段によって左
右両回り光間に位相バイアスを与えることにより、演算
手段の出力としてそのtan関数の立ち上がりの急峻な
ところを用いる。このため、センシングコイルのファイ
バ長やループ径の寸法を大きくすることなく、その回転
角速度の最小検出感度を高めることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による光ファイバジャイ
ロの一実施例を示す基本的な構成図である。図1におい
て、スーパールミネッセントダイオードなどの光源1か
ら出射された光は光カプラ2で2つに分けられ、さらに
光カプラ3,4を介して光ファイバをループ状に巻回し
たセンシングコイル7の両端に導かれる。そして、光カ
プラ3,4からセンシングコイル7をそれぞれ右回り,
左回りの両方向に回った光は光カプラ3,4で再び分岐
され、光路9,10へ導かれる。さらに光路9を出射し
た光は位相シフタ12,光路11を介して光カプラ13
に導かれ、光路10を出射した光は直接光カプラ13に
導かれるように構成されている。
【0010】これにより、それぞれの光は光カプラ13
から光検出器としてのディテクタ14に導かれて干渉す
る。このとき、センシングコイル7を右左両方向に回っ
た光のうち共通の光路を通ったものだけを取り出すため
にセンシングコイル7の両端にポラライザ5,6を設け
る。また、両光の光路長をほぼ等しくするために光カプ
ラ2,3,4,13と光路9,10,11および位相シ
フタ12は光ファイバの代わりに導波路で構成すること
が望ましい。なお、ポラライザ5,6を設ける代わりに
センシングコイル7を単一偏波ファイバで構成すること
もできる。
【0011】また、本実施例の方式は位相変調方式を用
いるため、センシングコイル7の一方の端部に位相変調
器8を設けている。この位相変調器8は例えばPZTに
センシングコイル7を構成する光ファイバの一部を数回
巻回することにより構成され、レファレンス発生器16
より発生する信号成分のω0の基本周波数の電圧でPZ
Tを伸縮させることにより、位相変調を行う。これを導
波路型の変調素子にすることも可能であることは言うま
でもない。これらの構成により得られるディテクタ14
の出力Sは次のように表される。
【0012】
【数1】
【0013】ただし、Aは電気系の係数、Pはディテク
タ14に入射するパワー、kはボビンの形状による定数
、Ωはセンシングコイル7の回転角速度、Jn(z)は
変数zのn次ベッセル関数、zは両光間位相差のピーク
値である。
【0014】そして、この出力信号Sが同期検波器17
に入力されると、同期検波器17は、水晶発振器15か
らの発振信号をレファレンス発生器16で分周,移相し
て作られるω0,2ω0のレファレンス信号によりそれ
ぞれ同期検波する。このとき、レファレンス発生器16
は位相変調器8を駆動する変調周波数成分のsin波も
同時に作る働きを有している。これにより、同期検波器
17による信号Sの基本周波数成分及び2倍波成分の同
期検波出力S1,S2は次のように表わせる。
【0015】 S1=A1PJ1(z)sin(kΩ)    ‥‥‥
(4)S2=A2PJ2(Z)con(kΩ)    
‥‥‥(5)
【0016】ただし、A1,A2は電気系
の係数である。 従って、演算装置18によりS1,S2の除算を行った
出力SOは
【0017】
【数2】
【0018】となる。図2はkΩに対するtan(kΩ
)の特性を示すものであり、図2の曲線からわかるよう
にkΩの微小な領域ではtan(kΩ)の変化量は小さ
く(d(tan(kΩ))/d(kΩ)≒1)、±π/
2に近づくにつれて大きくなっている。例えばkΩが8
0°のとき、d(tan(kΩ))/d(kΩ)は約3
3となる。
【0019】この高感度な領域を使うために、本発明は
、光位相シフタ12を用いてセンシングコイル7内の左
右両回り光間に位相差α(rad)を与えるようにした
ものであり、この位相差αは光位相シフタ12に加える
電圧によって可変することができ、0<|α|<π/2
の範囲で任意に設定できる。従って、位相差αが加わっ
たとき、上記(6)式は次式のようになる。
【0020】
【数3】
【0021】ただし、αはSOの出力を表示装置19で
見ながら最適値に調節して決める。このように上記実施
例によると、位相変調方式の基本周波数信号(S1)と
2倍波信号(S2)の除算を行って出力をsin関数か
らtan関数に比例する信号に変え、さらに左右両回り
光間に位相バイアスを与えることにより、tan関数の
立ち上がりの急峻なところを利用するようにしたので、
その出力がsin関数に比例する従来の方式に比べて位
相バイアスを45°を与えたとき約2倍、80°を与え
たとき約33倍に向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、位相変調
方式の光ファイバジャイロにおいて、センシングコイル
を通過する右回り光と左回り光との光路間に位相シフタ
を設けて、その右回り光と左回り光に位相差を与える手
段と、信号の変調周波数成分と2倍波成分の除算を行う
演算手段とを具備することにより、センシングコイルの
回転角速度の最小検出感度を向上させることができるの
で、その検出感度において従来の1桁以上の向上が可能
である。さらに、センシングコイル長の短尺化やコイル
径の小形化ができるので、製品の低価格化,小形化が図
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバジャイロの一実施例を
示す基本構成図である。
【図2】上記実施例の説明に供するkΩーtan(kΩ
)のグラフである。
【図3】従来装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1  光源 2,3,4,13  光カプラ 5,6  ポラライザ 7  センシングコイル 8  位相変調器 12  位相シフタ 14  ディテクタ 15  水晶発振器 16  レファレンス発生器 17  同期検波器 18  演算装置 19  表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  センシングコイルに加わる回転によっ
    て生じる左,右両回り光の位相差を検出して、その回転
    角速度を検出する位相変調方式の光ファイバジャイロに
    おいて、前記センシングコイルの一端に設けられてその
    コイルを通る光の位相を変調する位相変調器と、前記セ
    ンシングコイルを通過する右回り光と左回り光との光路
    間に位相シフタを用いて、その左,右両回り光間に所定
    の位相差を付与する位相シフト手段と、前記センシング
    コイルに加わる回転によって生じる左右両回り光の位相
    差を干渉光の強度変化として検出する光検出器と、前記
    光検出器の検出出力を前記位相変調器に加える信号の基
    本周波数成分とその2倍波成分とによりそれぞれ同期検
    波する同期検波手段と、前記同期検波手段から得られる
    同期検波出力の基本周波数成分とその2倍波成分とを除
    算して、その出力を正弦関数から正接関数に比例する信
    号形式に変換する演算手段を備え、前記位相シフト手段
    によって左,右両回り光間に位相バイアスを与えること
    により、前記演算手段の出力としてその正接関数の立ち
    上がりの急峻なところを用いるようにしたことを特徴と
    する光ファイバジャイロ。
JP3139553A 1991-05-16 1991-05-16 光ファイバジャイロ Pending JPH04340416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5440389A (en) * 1991-09-02 1995-08-08 Robert Bosch Gmbh Optical sensor for rotational movements having an optical running period element

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