JPH06347012A - 予混合装置 - Google Patents

予混合装置

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JPH06347012A
JPH06347012A JP16427293A JP16427293A JPH06347012A JP H06347012 A JPH06347012 A JP H06347012A JP 16427293 A JP16427293 A JP 16427293A JP 16427293 A JP16427293 A JP 16427293A JP H06347012 A JPH06347012 A JP H06347012A
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JP
Japan
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gas
concentration
premixed gas
low
mixing
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Application number
JP16427293A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Tsuchiya
順裕 土屋
Toshio Miyama
富志夫 深山
Yasushi Komaki
裕史 駒木
Susumu Washikita
晋 鷲北
Toshiaki Hirata
平田  俊明
Hitoshi Hayashi
均 林
Koji Hase
耕志 長谷
Koichiro Ito
康一郎 伊藤
Keiichi Ogi
啓一 扇
Tatsuya Sugawara
達哉 菅原
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Tokyo Gas Co Ltd
Gastar Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Gastar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置作製および燃焼装置への組み込みを容易
に行うことができ、低濃度および高濃度の均一な予混合
ガスを対応する複数のバーナに供給することができる予
混合装置を提供する。 【構成】 ガスホルダ5の上側に予混合流路部7を設
け、その上側に低濃度予混合ガス分散室10と高濃度予混
合ガス分散室11を設ける。予混合流路部7には、低濃度
予混合ガス混合用流路8と高濃度予混合ガス混合用流路
9を設け、各流路8,9の両端側にはそれぞれ空気導入
口12,13を形成し、流路8,9両端側の下側にはガス噴
出孔18,19を設け、各流路8,9の中央側にはそれぞれ
各濃度予混合ガス分散室10,11に連通する開口通路15,
16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用や小型業務用等
として用いられる給湯器等の燃焼装置に組み込まれて、
燃料ガスと燃焼空気の予混合ガスを作り出す予混合装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、最近においては窒素酸化
物の生成の少ないクリーンな燃焼のバーナ装置の開発が
盛んに行われており、図7にはこの開発のバーナ装置の
一例が燃焼装置に組み込み状態で示されている。
【0003】同図において、バーナユニット30は、高濃
度燃料予混合ガス(以下、高濃度予混合ガスという)を
燃焼させる高濃度用バーナ1と低濃度燃料予混合ガス
(以下、低濃度予混合ガスという)を燃焼させる低濃度
用バーナ2を図7の紙面に直交する方向に隣り合わせに
複数配列したものであり、バーナユニット30はバーナ枠
体38によって集合保持されている。バーナ1,2の先端
側には炎口形成面3,4が形成され、炎口形成面3,4
には各予混合ガスを燃焼させる炎口(図示せず)が複数
設けられており、炎口形成面3,4は平面状に形成され
ている。炎口形成面3,4の下側は予混合ガス分配用絞
り機構である絞り部37を形成した攪拌部36となってお
り、攪拌部36の基端側には燃料ガスと燃焼空気とを導入
するガス導入口32が設けられており、ガス導入口32の対
向側にはガスヘッダー39に設けたガスノズル35が設けら
れている。
【0004】バーナ枠体38の下側には燃焼ファン33が設
けられており、燃焼ファン33の回転により、空気がバー
ナ1,2のガス導入口32側に送られ、ガスノズル35から
供給される燃料ガスと共にそのガス導入口32から導入さ
れ、攪拌部36内で混合されて予混合ガスとなり、絞り部
37により予混合ガスの噴出速度やガス量が制御され、均
一に分配される。そして、高濃度用バーナ1の攪拌部36
からは、高濃度予混合ガスが炎口形成面3側に送られ、
低濃度用バーナ2の攪拌部36からは低濃度予混合ガスが
炎口形成面4側に送られ、各炎口形成面3,4に形成さ
れた炎口からそれぞれの濃度の予混合ガスが噴出する。
このバーナ装置では、各バーナ1,2のガス導入口32か
らバーナ1,2の炎口形成面3,4に至る通路が予混合
ガスを作製する予混合部として機能している。
【0005】この種の燃焼装置では、高濃度予混合ガス
も低濃度予混合ガスもそれ自身では燃焼しづらいが、高
濃度用バーナ1と低濃度用バーナ2を隣り合わせに配列
することにより、高濃度予混合ガスは低濃度予混合ガス
から空気を得て燃焼し、低濃度予混合ガスは高濃度予混
合ガスから熱をもらって燃焼し、燃焼室内をガス噴出量
が大きい低濃度予混合ガスの低温度火炎で占めて低温燃
焼させることにより、窒素酸化物の生成の少ない燃焼を
達成させている。
【0006】また、図8に示すような他構成のバーナ装
置が知られており、この物は、同図に示すように、バー
ナ装置の内部に主混合室70と副混合室71とを形成し、こ
の主混合室70と副混合室71を区画部材72によって区画し
ている。この区画部材72はベース板73に複数の筒部材74
を間隔を介して上向きに突設したものからなり、この筒
部材74の上側にセラミック等の耐熱材料で作製した炎口
板75を設置し、この炎口板75に複数の炎口が形成されて
いる。
【0007】燃焼ファン33の送風口29側と各混合室70,
71に至る通路は隙間なく連結されており、ファン33から
主混合室70に至る通路には、ガスノズル34が配設され、
同様に、ファン33から副混合室71に至る通路にもガスノ
ズル35が配設され、主混合室70内には金属板に複数のパ
ンチ穴79を形成したパンチングメタル板76等の整流板が
設けられている。そして、各ガスノズル34,35から噴出
される燃料ガスと、ファン33から供給される空気とが通
路上で混合し、主混合室70ではパンチングメタル76等に
より燃料ガスと空気との混合が促進されながらガス濃度
の低い低濃度予混合ガスが作り出されて炎口77から噴出
し、副混合室71ではガス濃度の高い高濃度予混合ガスが
作り出されて炎口78から噴出する。この装置では、ガス
ノズル34,35から炎口77,78に至るまでの部分が予混合
部として機能している。
【0008】この種の装置は、炎口板の炎口77,78から
高濃度予混合ガスと低濃度予混合ガスとを隣り合わせに
噴出させ、バーナ燃焼面に低濃度予混合ガスの主炎と高
濃度予混合ガスの補炎とを隣り合わせに形成することに
より、図7の装置と同様にして低温燃焼が行われ、窒素
酸化物の生成の少ないクリーンな燃焼を行うというもの
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示したバーナ装置の予混合部のように、燃料ガスと燃焼
空気との混合を攪拌部36内で行う方式のものでは、予混
合ガスを各炎口側に均一に供給するために、攪拌部36に
絞り部37を形成させるため、その分だけバーナ1,2の
高さが高くなってバーナ装置が大型になってしまうとい
った問題があった。
【0010】また、絞り部37の形成に際し、特に、低濃
度予混合ガスを燃焼させる低濃度用バーナ2の絞り部37
の絞り度をきつくする必要があり、そのように絞り部37
の絞り度をきつくしてしまうと、狭く絞られた攪拌部36
の絞り部37を予混合ガスが通るときに、予混合ガスに圧
力が働いて通りにくくなり、炎口側に十分な低濃度予混
合ガスが供給されなくなるといった圧力損失が生じる。
そして、その圧力損失分を補うために、その分、燃焼フ
ァン33の回転数を高くして空気を燃料ガスと共に攪拌部
36内に供給すると、ファン33の回転音や送風音が高くな
ってしまうといったことが問題となっていた。
【0011】また、図8で示したバーナ装置の予混合部
のように、混合室70,71を設けて、それにより燃料ガス
と燃焼空気との混合を行う方式のものでは、混合室70,
71やファン33近傍にガスノズル34,35を配設しなければ
ならず、そのためには、燃焼装置内にガスパイプを這い
回すか、複雑な形状のガスパイプを設けなけばならず、
燃焼装置の複雑化、大型化の要因となり、問題であっ
た。
【0012】さらに、このバーナ装置は、混合室70,71
と燃焼ファン33の逆風口29側とを直接連結させた構造と
なっており、ファン33の逆風口29と混合室70,71とは隙
間なく連結されていなければならないため、装置の作製
が大変であった。
【0013】さらに、このようなバーナ装置において
は、前述のように、燃料ガスと空気との混合を促進する
ためのパンチングメタル板76等の整流板等を設けると、
図7の装置と同様に予混合ガスの圧力損失が生じ、それ
を補うためには燃焼ファンの回転数を高くしなければな
らなくなり、、同様にファン33の回転音や逆風音が高く
なり、問題であった。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は装置作製および燃焼装置への
組み込みを容易に行うことができ、しかも、絞り部や整
流板等を用いなくても、高濃度および低濃度の均一な予
混合ガスを対応する複数のバーナに供給することができ
る予混合装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のように構成されている。すなわち、本発
明は、燃料ガスを導入するガスホルダの上側に燃料ガス
と空気とを混合する予混合流路部をガスホルダの長手方
向に沿って設け、予混合流路部の上側にはその中央側に
高濃度予混合ガス分散室を、高濃度予混合ガス分散室を
長手方向に挟む両側に低濃度予混合ガス分散室を設け、
前記予混合流路部の長手方向に沿って、高濃度予混合ガ
ス混合用流路と低濃度予混合ガス混合用流路を並設し、
各濃度予混合ガス混合用流路の両端側には空気導入口と
該空気導入口から導入される空気を横切る方向にガス噴
出孔を設け、高濃度予混合ガス混合用流路の中央側には
該流路の両側から衝突混合した高濃度予混合ガスを高濃
度予混合ガス分散室に導く開口通路を設け、低濃度予混
合ガス混合用流路の中央側には該流路の両側から衝突混
合した低濃度予混合ガスを低濃度予混合ガス分散室に導
く開口通路を設けたことを特徴として構成されている。
【0016】
【作用】上記構成の本発明において、ガスホルダ内の燃
料ガスは、高濃度予混合ガス混合用流路の両端側のガス
噴出孔から同流路を横切る方向に噴出し、同流路の両端
側から入り込む空気と攪拌混合しながら流路を進み、流
路の中央側でさらに衝突混合し、均一に混合した高濃度
予混合ガスは流路の中央側に設けられた開口通路から高
濃度予混合ガス分散室に導かれる。
【0017】また、ガスホルダ内の燃焼ガスは、低濃度
予混合ガス混合用流路の両端側のガス噴出孔から同流路
を横切る方向に噴出し、同流路の両端側から入り込む空
気と攪拌混合しながら流路内を進み、流路の中央側でさ
らに衝突混合し、均一に混合した低濃度予混合ガスは流
路の中央側に設けられた開口通路から低濃度予混合ガス
分散室に導かれる。
【0018】したがって、各予混合ガスは、各予混合ガ
ス分散室内を介して対応するガス濃度の複数のバーナに
分配供給され、例えば、隣り合わせて配設した高濃度予
混合ガス燃焼用バーナと低濃度予混合ガス燃焼用バーナ
を燃焼させることにより、良好なクリーン燃焼を行える
燃焼装置の実現が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,2には本発明に係る予混合装置の一実施例
が示されている。同図において、ガス管6により燃料ガ
スを導入する横長箱形状のガスホルダ5の上側には燃料
ガスと空気とを混合する予混合流路部7がガスホルダ5
の長手方向に沿って設けられており、予混合流路部7の
上側にはその中央側に、高濃度予混合ガスを分散する上
面開口の高濃度予混合ガス分散室11が設けられ、高濃度
予混合ガス分散室を長手方向に挟む両側には、低濃度予
混合ガスを分散する上面開口の低濃度予混合ガス分散室
10が設けられている。
【0020】前記予混合流路部7の長手方向に沿って1
本の横長の高濃度予混合ガス混合用流路(以下高濃度用
流路という)9が設けられており、高濃度用流路9を挟
む両側には、高濃度用流路9に並列して横長の低濃度予
混合ガス混合用流路(以下低濃度用流路という)8が設
けられている。高濃度用流路9および低濃度用流路の両
端側には、それぞれ空気導入口13,12が形成されてお
り、各流路9,8の両端側の下側壁面には、それぞれガ
ス噴出孔19,18が設けられており、このガス噴出孔19,
18から噴出する燃焼ガスが空気導入口13,12から導入さ
れる空気をほぼ直角に横切り、ガスと空気がほぼ直交す
るように、ガス噴出孔18のガス噴出方向が設定されてい
る。
【0021】なお、低濃度用流路8の空気導入口12面積
とガス噴出孔18の面積や数等は流路8内で作製される低
濃度予混合ガスの空気比が理論空気量(理論空気比)を
1.0としたとき、1.4 〜2.5 の範囲内の適宜の値となる
ように設定されており、高濃度用流路9の空気導入口13
面積とガス噴出孔19の面積や数等は流路9内で作製され
る高濃度予混合ガスの空気比が0.4 〜0.8 の範囲内の適
宜の値となるように設定されている。
【0022】高濃度用流路9の中央側には、上側に開口
通路16が設けられており、空気と燃料ガスが流路9の両
側から入って中央部で衝突した高濃度予混合ガスが開口
部16を通して高濃度予混合ガス分散室11に導かれるよう
になっている。
【0023】低濃度用流路8の中央側には上側に開口通
路15が設けられており、この通路15は高濃度予混合ガス
分散室11のテーパ部17の下側に位置しており、空気と燃
料ガスが流路8の両側から入って中央部で衝突した低濃
度予混合ガスが開口通路15を通して、両側の低濃度予混
合ガス分散室に分配導入されるようになっている。
【0024】本実施例は以上のように構成されており、
次に、その動作について説明する。まず、図3の(a)
に示すように、高濃度用流路9では、流路9の両端側の
空気導入口13から流路9内に空気が導入され、ガス噴出
孔19から噴出する燃料ガスが空気とほぼ直交するように
衝突して混合し、燃料ガスと空気とが攪拌混合しながら
流路9内を通って流路9の中央側に流れ、中央側で向か
い合って衝突混合し、方向を変えることにより、さらに
拡散混合し、同図の(b)に示すように流路9の中央側
上側に設けられた開口通路16を通して高濃度予混合ガス
分散室11に入り、拡散されて分散する。
【0025】また、図4の(a)に示すように、低濃度
用流路8でも上記と同様に、流路8の両端側の空気導入
口12から流路8内に空気が導入され、ガス噴出孔19から
噴出する燃料ガスが空気とほぼ直交するように衝突して
混合し、燃料ガスと空気とが攪拌混合しながら流路8内
を通って流路8の中央側に流れ、中央側で向かい合って
衝突混合し、さらに方向を変えることにより、さらに拡
散混合し、同図の(b)に示すように、流路8の中央側
上側に設けられた開口通路15を介して両側の低濃度予混
合ガス分散室10に分配されて入り込む。
【0026】本実施例によれば、予混合流路部7の各流
路8,9の空気導入口12,13から導入される空気を、ガ
ス噴出孔18,19から噴出するガスがほぼ直角に横切りな
がら混合するため、空気と燃料ガスとは非常に混合し易
く、しかも、各流路8,9は横長に形成されていて、長
い区間の流路8,9内を流れるときにさらに混合され
る。しかも、各流路8,9に流路8,9の両側から通さ
れた各濃度の予混合ガスが流路8,9の中央側で向かい
合って正面衝突し、混合が促進され、方向を変えること
でさらに拡散し、高濃度予混合ガスは開口通路16を通し
て高濃度予混合ガス分散室11に入り込み、低濃度予混合
ガスは開口通路15を通して両側の低濃度予混合ガス分散
室10に分配されて入り込むため、均一な各濃度予混合ガ
スが各濃度予混合ガス分散室10,11に導かれる。
【0027】この予混合装置を燃焼装置に組み込む構成
例として、例えば、図5の(a)に示すように、バーナ
用スリット枠20の中央側に高濃度予混合ガスの分配穴26
を複数配設し、その両側に低濃度予混合ガスの分配穴27
を複数配設し、高濃度予混合ガスの分配穴26には高濃度
予混合ガス燃焼用バーナ1のガス導入口32を嵌め込み接
続し、低濃度予混合ガスの分配穴27には両側の分配穴27
にまたがるように低濃度予混合ガス燃焼用バーナ2のガ
ス導入口32を嵌め込み接続し、各バーナ1,2を複数配
設する。そして、このバーナ用スリット枠20と複数の高
濃度予混合ガス燃焼用バーナ1と複数の低濃度予混合ガ
ス燃焼用バーナ2を有するバーナ部22を本実施例の予混
合装置の上側に設ければ、同図の(b)に示すようなバ
ーナ装置を作製することができ、このバーナ装置は、均
一な各濃度予混合ガスを一度に各バーナ1,2の全ての
炎口側に供給することができるため、低圧損でコンパク
トな予混合機構でありながら燃焼状態が良好なバーナ装
置となる。
【0028】また、このバーナ装置は、従来例のよう
に、絞り部37や整流板等を用いることはなく、それらに
よる圧力損失を生じることはなく、圧力損失を補うため
に、ファン回転数を高くする等してファンの回転音や逆
風音が高くなり、煩くなるといった問題は生じなくな
る。
【0029】また、本実施例の予混合装置は予混合流路
部7を横方向に長くしたので、高さ方向の寸法を短くす
ることができる。そして、予混合装置の高さ方向の寸法
が短いために、図5で示したように、予混合装置の上側
にバーナ部22を設けて作製するバーナ装置を小型化する
ことができ、しかも、予混合装置のガスホルダ5に1本
のガス管6を接続するだけで一括して低濃度予混合ガス
と高濃度予混合ガスとを作製し、各バーナ1,2に供給
できるため、燃焼装置のガス管6の配管が複雑になるこ
ともない。
【0030】しかも、予混合流路部7の各流路8,9に
は各空気導入口12,13から空気がファン等の逆風により
必ず流路8,9の内側に入り込み、空気と燃料ガスとが
互いに横切りながら流路8,9内を進むため、燃料ガス
が流路8,9の外側に漏れて出ることがなく、混合した
各予混合ガスが各予混合ガス分散室10,11に入り、さら
に各バーナ1,2側に入るため、図8で示した従来例の
ように、ファン33の送風口29と混合室70,71を隙間なく
連結するといった必要もなく、容易にバーナ装置を作製
することができ、かつ、バーナ装置を容易に燃焼装置に
組み込むことができる。
【0031】さらに、図1で示した予混合装置を1ブロ
ック単位として作製した図5の(b)のバーナ装置をバ
ーナ装置ユニット単体とし、図6に示すように、バーナ
装置ユニット単体21を複数配列した多段式バーナ装置を
作製すれば、各ガスホルダ5に接続したガス管6にガス
弁23を設け、そのガス弁23を開閉することにより、バー
ナ装置ユニット単体21毎に予混合ガスを供給したり供給
しなかったりすることができ、バーナ装置ユニット単体
21の炎口形成面毎に面切り替え燃焼させることが容易に
行え、バーナ装置全体の燃焼量を細かく制御することが
できる。そして、このような多段式バーナ装置を作製す
るときにも、各バーナ装置ユニット単体21毎に1本のガ
ス管6を接続するだけでよく、バーナ装置全体に燃料ガ
スを供給するためのガス管6の配管が複雑になることも
ない。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では低濃度予混合ガスを低濃度予混合ガス分散室
に導く開口通路15が高濃度予混合ガス分散室11のテーパ
部17の下側に位置するように構成したが、開口通路15は
必ずしも高濃度予混合ガス分散室11の下側に設けられて
いるとは限らない。
【0033】また、ガス噴出孔18,19の数や面積等や、
低濃度用流路8と高濃度用流路9の空気導入口12,13の
面積等は特に限定されるものではなく、作製する予混合
ガスの濃度に応じて適宜設計することになる。
【0034】また、上記実施例では、低濃度用流路8側
のガス噴出孔18も高濃度用流路9側のガス噴出孔19も、
各空気導入口12,13から導入される空気をガス噴出孔1
8,19から噴出する燃料ガスがほぼ直角に横切るように
設けられていたが、ガス噴出孔18,19は必ずしもほぼ直
角に横切るように設けられているとは限らず、燃料ガス
と空気が混合しながら流路8,9内に通されるように構
成されていれば構わない。ただし、直角あるいはほぼ直
角に横切るように構成すると、燃料ガスと空気の混合を
より促進できる。
【0035】さらに、上記実施例では高濃度用流路9は
低濃度用流路8に挟まれる態様で設けられていたが、必
ずしも挟まれる態様で設けられているとは限らず、並設
した2本の低濃度用流路8の手前側、あるいは奥側に設
けても構わない。
【0036】さらに、上記実施例では1本の高濃度用流
路9と2本の低濃度用流路8を設けたが、各流路9,8
は上記実施例で設けた数に限定されることはなく、仕様
に応じて適宜に設定することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、低濃度用流路と高濃度
用流路の各空気導入口側に設けたガス噴出孔は、燃料ガ
スが空気導入口から導入される空気を横切る方向に噴出
するように設けられており、燃料ガスと空気が互いに横
切って衝突混合するため攪拌混合し易く、しかも、混合
しながら各流路内に入って流路内でさらに混合され、流
路中央側で向かい合って衝突混合するため、各濃度予混
合ガスは十分に混合されて、それぞれ均一な状態とな
る。
【0038】そして、混合された予混合ガスは方向を変
えることで、さらに拡散し、各流路に設けられた開口通
路を通して、低濃度予混合ガス分散室および高濃度予混
合ガス分散室に入り込み、低濃度予混合ガスは両側の高
濃度予混合ガス分散室に分配されて各低濃度予混合ガス
分散室に入り込むため、各分散室に均一な各予混合ガス
をそれぞれ分散することができる。
【0039】そのため、本発明が予混合装置の上側に、
例えば、低濃度予混合ガス燃焼用のバーナと高濃度予混
合ガス燃焼用のバーナを隣り合わせにそれぞれ複数配列
させたバーナ群を設ければ、均一な各予混合ガスを一度
に全てのバーナの炎口側に供給することが可能となり、
従来例のように、各予混合ガスを均一に分布させてバー
ナの炎口側に供給するために絞り部や整流板等を設ける
必要はなくなり、絞り部等を設けたために生じる圧力損
失を生じることが殆どないバーナ装置を作製することが
可能となる。また、従来例のように圧力損失を補うため
に燃焼ファンの回転数を高くする必要もなくなり、ファ
ンの回転音や逆風音が高くなることもなくなる。
【0040】また、本発明の予混合装置は予混合流路部
を横方向に長くしたので、高さ方向の寸法を短くするこ
とができ、そのため、この予混合装置を組み込んで作製
される燃焼装置を小型のものとすることができる。しか
も、従来用いられていた、低濃度予混合ガスの混合室と
高濃度予混合室を別々に設けて各混合室内で燃料ガスと
空気とを混合する方式のように、1つの予混合装置に複
数のガス導入口(ガスノズル)を設ける必要はなく、燃
焼ファン送風口側と混合室との間を隙間なく連結させる
必要もないため、燃焼装置の構造が複雑化することもな
く、装置作製も容易に行うことができる。
【0041】さらに、本発明の予混合装置を1つのブロ
ック単位としたバーナ装置を作製してバーナ装置ユニッ
ト単体とし、そのバーナ装置ユニット単体を複数配列し
た多段式のバーナ装置を作製すれば、各予混合装置のガ
スホルダに導入するガスをガス弁等により制御して、予
混合装置毎に供給したり供給しなかったりすることによ
り、ガス管の複雑な配管をしなくても、バーナ装置ユニ
ット単体の炎口形成面毎に容易に面切り替え燃焼を行う
ことができるバーナ装置を容易に作製することができ、
燃焼装置の燃焼量を細かく制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予混合装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】図1の予混合装置の平面図である。
【図3】低濃度予混合ガスを作製して分散室10に分散さ
せる動作を示す説明図である。
【図4】高濃度予混合ガスを作製して分散室11に分散さ
せる動作を示す説明図である。
【図5】上記実施例の予混合装置を用いたバーナ装置の
作製例を示す説明図である。
【図6】図5のバーナ装置を複数配設した多段式バーナ
装置を示す説明図である。
【図7】従来の燃焼装置の一例を示す説明図である。
【図8】従来の燃焼装置の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
8 低濃度予混合ガス混合用流路 9 高濃度予混合ガス混合用流路 10 低濃度予混合ガス分散室 11 高濃度予混合ガス分散室 12,13 空気導入口 15,16 開口通路 18,19 ガス噴出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒木 裕史 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 鷲北 晋 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 平田 俊明 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 林 均 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 長谷 耕志 千葉県松戸市上本郷3118−3 (72)発明者 伊藤 康一郎 東京都小金井市貫井南町4−9−32 (72)発明者 扇 啓一 東京都杉並区成田東1−13−18 (72)発明者 菅原 達哉 東京都板橋区大山金井町52−5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを導入するガスホルダの上側に
    燃料ガスと空気とを混合する予混合流路部をガスホルダ
    の長手方向に沿って設け、予混合流路部の上側にはその
    中央側に高濃度予混合ガス分散室を、高濃度予混合ガス
    分散室を長手方向に挟む両側に低濃度予混合ガス分散室
    を設け、前記予混合流路部の長手方向に沿って、高濃度
    予混合ガス混合用流路と低濃度予混合ガス混合用流路を
    並設し、各濃度予混合ガス混合用流路の両端側には空気
    導入口と該空気導入口から導入される空気を横切る方向
    にガス噴出孔を設け、高濃度予混合ガス混合用流路の中
    央側には該流路の両側から衝突混合した高濃度予混合ガ
    スを高濃度予混合ガス分散室に導く開口通路を設け、低
    濃度予混合ガス混合用流路の中央側には該流路の両側か
    ら衝突混合した低濃度予混合ガスを低濃度予混合ガス分
    散室に導く開口通路を設けたことを特徴とする予混合装
    置。
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