JPH06346449A - 地中連続壁掘削装置 - Google Patents
地中連続壁掘削装置Info
- Publication number
- JPH06346449A JPH06346449A JP13760793A JP13760793A JPH06346449A JP H06346449 A JPH06346449 A JP H06346449A JP 13760793 A JP13760793 A JP 13760793A JP 13760793 A JP13760793 A JP 13760793A JP H06346449 A JPH06346449 A JP H06346449A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- excavation
- excavator
- hydraulic
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
限が2.5m〜2.7m程度の極端に低い場合でも、地中
連続壁用の掘削が可能な掘削装置を提供する。 【構成】 地中に鉛直方向の溝穴を掘削するカッター1
1、12と、カッター11、12の駆動源と、掘削中の位置及
び曲がりを修正するガイド15と、掘削ズリの吸込口とを
備えた第1本体100と、第1本体100とは別体に構成され
て掘削時に第1本体100と連結され、掘削中の位置及び
曲がり修正用のガイド25と、吊り用ワイヤロープ22用の
ランニングブロックと、掘削ズリを排出する水中ポンプ
21とを備えた第2本体200と、第1本体100、第2本体20
0を支持し、昇降用のワイヤロープ22を巻回したウイン
チ31を備えた支持装置とからなる地中連続壁掘削装置。 【効果】 掘削機を二つに分離したので超低空頭の場所
で掘削でき、連結後はガイド機能が有効に働き施工精度
も高い。又、余堀等も少なく施工コストも低い。
Description
り、特に空頭制限のある場所での施工に好適な超低空頭
型の地中連続壁掘削装置に関する。
を鉛直方向へ掘削するので、掘削機の鉛直な姿勢を保持
するために、一般に高さ寸法が大きいのが通常である。
すなわち、下部の掘削部と、上部のガイド、ポンプユニ
ット等を内蔵するフレーム部とが一体構造となってお
り、鉛直精度等も考慮すると、掘削幅の3倍〜4倍の長
さ、例えば巾3.2mに対して高さ約11m程度となっ
ていた。実公平4−37964号公報には、高さ方向に
伸縮可能な掘削機が記載され、掘削地盤上に高さ制限の
あるところでは、掘削開始時に、ガイドフレームと本体
フレームとを近接して低い高さとし、掘削進行にともな
って、ガイドフレームと本体フレームとの間の油圧シリ
ンダを伸ばして高さ寸法を大きくできるようにしてい
る。
機では、天井高が5m程度以下の路下施工、或いは地下
駐車場等での連続壁施工ができなかった。また、実公平
4−37964号公報記載の例でも、下部に掘削部、上
部にフレーム部を一体的に設けた構成は従来機と同じで
あり、そのため、狭い空頭制限のある場所で施工するた
めには、掘削機が設置できるように、あらかじめ地盤面
を切り下げなければならないという問題があり、コスト
高、長工期等の原因となっていた。
壁施工において、空頭制限が2.5m〜2.7m程度の極
端に低い場合でも、掘削が可能な地中連続壁掘削装置を
提供することである。
に本発明は、地中に鉛直方向の溝穴を掘削する掘削カッ
ターと、前記掘削カッターを駆動する駆動源と、前記溝
穴の掘削中に位置および曲がりを修正する調整案内ガイ
ドと、前記掘削により生じたズリを吸込口とを備えた第
1本体と、前記第1本体とは別体に構成され、掘削時に
前記第1本体と連結されるものであって、前記溝穴の掘
削中に位置および曲がりを修正する調整案内ガイドと、
昇降ワイヤロープ用のランニングブロックと、前記掘削
ズリを排出する水中ポンプとを備えた第2本体と、前記
第1本体および前記第2本体を支持し、前記昇降用ワイ
ヤロープを巻回したウインチを備えた支持装置とからな
るものである。
するときに、まず第1本体で掘削を行い、第1本体の背
の高さに相当する程度の深さを掘削したら、第1本体の
上部に第2本体を連結し、その状態で地中に鉛直方向の
溝穴を掘削することができる。この際、第1本体と第2
本体とを地盤面上に並べて配置することができるので、
掘削場所の天井高が低くても、第1本体或いは第2本体
の背の高さが収容できる天井高さであれば施工できる。
しかも、第1本体が地中に掘削進入した状態で第2本体
を連結し、背の高い連結体としてその後の掘削を進める
ことができるので、溝穴の掘削中に位置および曲がりを
修正することも容易であり、そのため、超低空頭の施工
現場でも高精度の掘削を行うことができる。
明する。図1および図2は、本発明の一実施例を示した
もので、図1は側面図で図2のI−I線矢視図、図2は
正面図で図1のII−II線矢視図である。これらの図に示
したように、本実施例の地中連続壁掘削装置は、掘削部
となる第1本体(掘削機本体100)と、掘削進行とと
もに、第1本体100の上方に連結される第2本体(ポ
ンプユニット200)と、第1本体100および第2本
体200を支持する支持装置300とからなっている。
図1および図2は、掘削機本体100とポンプユニット
200の連結直前もしくは分離直後の、わずかに離れた
状態を示している。
ット200について、図3および図4を用いて説明す
る。図3は掘削機本体100とポンプユニット200の
連結直前の正面図、図4は連結後の連結体400の正面
図である。これらの図に示したように、掘削機本体10
0は、フレーム10の下方に地中掘削用のドラムカッタ
ー11を4個備え、さらに、ドラムカッター間の掘り残
し部分の掘削用にリングカッター12が設けられ、ま
た、掘削したズリの排出用の吸込み口13が設けられて
いる。フレーム10には、内部にドラムカッター11及
びリングカッター12の駆動用の原動機14を持ち、各
側面には掘削した溝穴の壁面に対面して、掘削機本体1
00の位置や姿勢の曲がりを修正するためのガイド15
を備えている。そのほか、掘削機本体100を吊り下げ
るためにワイヤをかける吊り座16、掘削機本体100
にポンプユニット200を連結ピン17で連結するため
の連結部18a、および油圧ホースの接続部19aが設
けられている。
20の内部にズリ排出用の水中ポンプ21、吊り用ワイ
ヤロープ22を調整するランニングブロック23、姿勢
を検知するための傾斜計24などが設けられ、また、位
置や姿勢の曲がりを修正するために、上述のガイド15
と同様のガイド25が、掘削した溝穴の壁面に対面する
ように各側面に設けられている。そのほか、掘削機本体
100にポンプユニット200を連結ピン17で連結す
るための連結部18b、および油圧ホースの接続部19
bが設けられている。
00、および、その他の付帯設備について説明する。支
持装置300は、ベース30上に、油圧ウインチ31、
油圧リール32などを備え、水平方向へ転回できるよう
にターンテーブル33や、ポンプユニット200を移動
するために、スライドシリンダ34を具備したヘッドシ
ーブ35などが設けられている。また、ベース30上
に、掘削機本体100を支持するやぐら36があり、や
ぐら36には吊り用シリンダ37が具備され、吊り用シ
リンダ37に設けられた吊り用チェーン38により掘削
機本体100を垂下して昇降できるようになっている。
そのほか、施工現場で掘削場所まで自走できるような自
走装置39、掘削場所で支持装置300を固定する固定
ジャッキ40などを備えている。
リングカッター12の駆動、水中ポンプ21による掘削
ズリの排出、油圧ウインチ31の作動などを油圧により
行っており、そのための油圧ユニット41、および、ズ
リ排出用の排土ホース42とそれを巻回収容するホース
リール43などを付帯設備として備えている。尚、本実
施例では各種駆動源に油圧を用いているが、電動機を用
いてもよいことはもちろんである。
壁用の溝穴を掘削する作業工程を図5ないし図10を用
いて説明する。図5ないし図10の各図において、図
(a)は正面図、図(b)は側面図である。
にて吊り下げた掘削機本体(第1本体)100、および
ポンプユニット(第2本体)200を、自走装置39に
て掘削位置に移動させ、ジャッキ40にて固定する。
蔵された吊り用シリンダ37と吊り用チェーン38とを
利用して掘削機本体100を徐々に降ろして掘削してい
く。
0により所定深度、本実施例では約2.5m、まで掘削
したら、ポンプユニット200を前方の掘削位置へ移動
する準備をする。
のスライドシリンダ34を作動させて、ヘッドシーブ3
5を前方へ移動し、ポンプユニット200を掘削機本体
100の上方へ移動する。
1、油圧リール32を作動させ、ポンプユニット200
を徐々に降ろし、掘削機本体100の接続部18aにポ
ンプユニット200の接続部18bを差し込ませ、接続
用ピン17にて固定する。
吊り座16から吊り用チェーン38を外し、油圧ユニッ
ト41により作動する油圧ウインチ31、油圧リール3
2、ホースリール43を作動させ、また、水中ポンプ2
1、掘削機用原動機14、ガイド15、25をも作動さ
せ、ドラムカッター11、リングカッター12を回転掘
削しながら連続運転をする。掘削したズリは、掘削機本
体の下に設置された吸込口13からポンプユニット20
0内の水中ポンプ21を介し、排土ホース42を通過し
て地上の排土処理施設に排出される。また、掘削中の姿
勢制御は、傾斜計24にて検知し、ガイド15、25を
作動させて修正する。
体とポンプユニットとを分離したので、路下掘削等にお
いて、空頭2.7m程度の超低空頭のスペースでも掘削
できる。また、連結後の本体高さが5m程度のため、ガ
イド機能が有効に作用し、修正掘削がスムーズにでき
る。しかも、掘削準備で、余堀り等の費用を少なくでき
るので、施工コストも低い。
場、路下等の連壁施工において、空頭制限が2.5m〜
2.7m程度の極端に低い場合でも、掘削が可能な地中
連続壁掘削装置が得られる。
I線矢視図。
図。
の連結直前の正面図。
の連結後の正面図。
5(a)は正面図、図5(b)は側面図。
6(a)は正面図、図6(b)は側面図。
7(a)は正面図、図7(b)は側面図。
8(a)は正面図、図8(b)は側面図。
9(a)は正面図、図9(b)は側面図。
し、図10(a)は正面図、図10(b)は側面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 地中に鉛直方向の溝穴を掘削する掘削カ
ッターと、前記掘削カッターを駆動する駆動源と、前記
溝穴の掘削中に位置および曲がりを修正する調整案内ガ
イドと、前記掘削により生じたズリを吸込口とを備えた
第1本体と、 前記第1本体とは別体に構成され、掘削時に前記第1本
体と連結されるものであって、前記溝穴の掘削中に位置
および曲がりを修正する調整案内ガイドと、昇降ワイヤ
ロープ用のランニングブロックと、前記掘削ズリを排出
する水中ポンプとを備えた第2本体と、 前記第1本体および前記第2本体を支持し、前記昇降用
ワイヤロープを巻回したウインチを備えた支持装置とか
らなる地中連続壁掘削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13760793A JP2678335B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 地中連続壁掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13760793A JP2678335B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 地中連続壁掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06346449A true JPH06346449A (ja) | 1994-12-20 |
JP2678335B2 JP2678335B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15202646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13760793A Expired - Fee Related JP2678335B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 地中連続壁掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678335B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002578A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 株式会社大林組 | 地盤掘削機 |
JP2022536575A (ja) * | 2019-04-04 | 2022-08-18 | バウアー マシーネン ゲーエムベーハー | トレンチ壁カッティング装置及び地中カットトレンチカッティング方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3907498B2 (ja) * | 2002-03-04 | 2007-04-18 | 株式会社技研製作所 | 油圧ホースの操作方法 |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP13760793A patent/JP2678335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002578A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 株式会社大林組 | 地盤掘削機 |
JP2022536575A (ja) * | 2019-04-04 | 2022-08-18 | バウアー マシーネン ゲーエムベーハー | トレンチ壁カッティング装置及び地中カットトレンチカッティング方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2678335B2 (ja) | 1997-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2514566C (en) | Cutter and method for working the soil | |
CN109630126A (zh) | 一种下沉法回转式竖井掘进机 | |
US20060032644A1 (en) | Soil working method and apparatus | |
JP2678335B2 (ja) | 地中連続壁掘削装置 | |
JP4728819B2 (ja) | 杭抜装置及び杭抜方法 | |
JP3218183B2 (ja) | 杭打機のトップシーブ装置 | |
JPH06173266A (ja) | 地中壁掘削機 | |
JPH10330046A (ja) | ホースリール装置 | |
JP2743349B2 (ja) | 地中掘削機の排泥ホース吊下げ方法 | |
JP3799046B2 (ja) | 杭抜装置 | |
JP2004257156A (ja) | 杭抜装置 | |
JP2000282506A (ja) | 低空頭連続壁掘削機 | |
JP2568482Y2 (ja) | 地中掘削機 | |
JPH06346451A (ja) | 掘削機 | |
JPS5928698B2 (ja) | 杭打機におけるリ−ダ装置 | |
JP2006009299A (ja) | アースドリル機 | |
JPH0635391U (ja) | 地中壁掘削装置 | |
JPH09137451A (ja) | 降下する矢板を案内するガイド装置 | |
JPH10102530A (ja) | 地中連続壁施工機の姿勢制御装置 | |
JP3232305B2 (ja) | 孔掘削装置 | |
JP2001055736A (ja) | 杭打機のホース類の支持装置および組付方法 | |
JP3711643B2 (ja) | 溝掘削方法および同装置 | |
JP2000309942A (ja) | 横堀掘削機 | |
JPH0657740A (ja) | 地中連続壁掘削機の口切ガイド | |
JPH08144281A (ja) | 矢板用位置決め部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |