JPH06346426A - 取水制御装置 - Google Patents

取水制御装置

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JPH06346426A
JPH06346426A JP13968293A JP13968293A JPH06346426A JP H06346426 A JPH06346426 A JP H06346426A JP 13968293 A JP13968293 A JP 13968293A JP 13968293 A JP13968293 A JP 13968293A JP H06346426 A JPH06346426 A JP H06346426A
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JP
Japan
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data
water
water intake
intake
quality
Prior art date
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Pending
Application number
JP13968293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Tanimura
隆義 谷村
Masashi Murata
昌司 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06346426A publication Critical patent/JPH06346426A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取水の可否を正確かつ迅速に判定した取水制
御を得る。 【構成】 工業用カラーテレビカメラ11で河川画像を
撮影し、この画像データ及び数値データを画像処理装置
12に得、このデータを水質の良否データと共にデータ
蓄積部13に蓄積しておき、画像処理装置に得る現在の
データとデータ蓄積部から得る過去のデータとを水質判
定部14で比較することにより水質の良否を判定し、こ
の判定結果と水位検出器6の検出水位とから取水判定部
16で取水ゲート2のゲート開度及び取水停止/再開を
判定し、ゲート制御指令部17により取水ゲートを制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川からの取水のため
の取水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水力発電所、上水処理場、下水処理場等
において、河川からの取水を行う取水システムは、例え
ば図2に示すように、取水堰1によって川をせきとめ、
この上流側位置を取水口とする取水ゲート2を設け、モ
ータ3と減速機構4と巻取ドラム5の機械系によって取
水ゲート2を昇降制御(開度制御)することによって取
水量調節や取水停止を行う。
【0003】取水ゲート2の昇降位置制御は、取水口付
近に設けた水位計6による検出水位を取水量決定要素と
してゲート制御盤7がゲート開度を求め、その制御出力
でモータ3の回転量及び回転方向を制御する。
【0004】また、洪水等による水位の過度の上昇に
は、水質の低下が予測されることから取水ゲート2を閉
じて取水を停止する。そして、水位が一定レベルまで下
がったときには水位計6の水位検出信号だけでなく目視
による水質向上を確認して取水を再開する。
【0005】なお、取水停止の目的は、取水した水質悪
化による取水口以降の設備、例えば水力発電所では配水
管や水車を土砂流水で傷付けるのを防止することにあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】取水制御において、取
水停止の本来の目的は、流水の質の悪化によって取水停
止するものであるが、従来の取水停止は水位計の水位信
号のみによるため、十分に使用できる水質にも拘わらず
取水停止してしまうことがある。
【0007】逆に、水質が低下しているにも拘わらず水
位が低く保たれる場合に取水してしまうことがある。
【0008】一方、取水再開は、目視による良好な水質
を条件にするため、水質が改善されていても目視による
判断の遅れが取水再開の遅れになる。
【0009】これら課題の解消には、取水口付近に濁度
計などの水質検出器を設置することが考えられるが、こ
れらのセンサーは岩や流木などによって破損してしまう
恐れがある。
【0010】本発明の目的は、取水の可否を正確かつ迅
速に判定した取水になる取水制御装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、取水口近辺の河川画像を撮影する工業用
カラーテレビカメラと、このカメラからの映像信号から
取水画像データ及び数値データを得る画像処理装置と、
前記データを水質の正常/異常の判定データと合わせて
蓄積するデータ蓄積部と、前記画像処理装置からの現在
のデータと前記データ蓄積部が蓄積する正常/異常な過
去のデータを比較して現在の水質の良否度合を判定する
水質判定部と、前記水質判定部の判定結果及び取水口水
位の検出結果から取水停止又は再開の可否を判定する取
水判定部と、この取水判定部の判定結果から取水ゲート
の取水停止又は再開を制御するゲート制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記画像処理装置からの
現在のデータと前記データ蓄積部が蓄積する正常/異常
な過去のデータを比較して現在の水質の変化傾向を判定
する水質傾向判定部を備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】水質の良否度合をカラーテレビカメラの現在及
び過去の撮影画像から判定することにより取水停止と再
開を決定し、濁度検出器等による直接の検出を不要に
し、また目視による監視の遅れを無くし、正確な判定を
迅速に得る。
【0014】水質傾向判定を行うことにより、水質変化
の予測を可能にし、また予測のための統計データの取得
を可能にして取水計画に利用できるようにする。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すシステム構
成図であり、図2と同等の部分は同一符号で示す。
【0016】工業用カラーテレビカメラ11は、取水口
近辺の河川画像をカラー映像として周期的に撮影する。
画像処理装置12は、カメラ11からの映像信号を取り
込み、水の色や波の状況、浮遊物の有無等を画像データ
及び数値データとして得る。
【0017】データ蓄積部13は、画像処理装置12が
検出したデータをそのときの水質の正常/異常の判定デ
ータと合わせて蓄積する。この判定データはシステムの
監視員等による水質実測値と突き合わせて設定される。
【0018】水質判定部14は、画像処理装置12から
の現在の画像データ及び数値データを取り込み、このデ
ータとデータ蓄積部13が蓄積する正常な画像・数値デ
ータ及び異常な画像・数値データを比較し、この比較結
果に現在の画像・数値データでの水質の良否度合を判定
する。
【0019】水質傾向判定部15は、画像処理装置12
からの現在画像・数値データと、データ蓄積部13が蓄
積する正常な画像・数値データ及び異常な画像・数値デ
ータを比較し、この比較結果に現在の画像・数値データ
での水質を判定し、この判定を周期的に行うと共に少な
くとも2回蓄積し、現在の水質が良好な方向に変化して
いるのか又は悪化しているのかの傾向を判定する。
【0020】この判定部15は、水質が悪化する傾向に
あって且つ一定の水質まで低下したときに集中監視室等
に取水停止の事前警報を得る外に、水質の変化傾向を表
示及び伝送する。この伝送データは、年次的な変化等の
統計データとしても利用される。
【0021】取水判定部16は、水質判定部14の判定
結果及び水位検出器6の検出結果から取水停止又は再開
の可否を判定する。また、水位計6の水位検出結果から
取水に必要なゲート開度を求める。
【0022】ゲート制御指令部17は、取水判定部16
の判定結果から取水ゲート2の開度目標値(取水停止も
含む)を得、ゲート制御盤7へのゲート制御指令を発生
する。
【0023】従って、本実施例によれば、取水ゲートの
開度制御及び取水停止/再開制御には河川の画像・数値
データを蓄積しておき、これと現在の画像・数値データ
とを比較して水質判定を変化傾向も含めて行い、この判
定結果から取水ゲートの制御を行うと共に変化傾向によ
る事前の警報等を得る。
【0024】これにより、取水制御は、水質そのものを
検出した制御になり、水位が高いが水質が良好な場合に
は取水停止することが無くなる。また、水位が低いが水
質が低下しているときの取水が無くなる。
【0025】さらに、良好な水質の判定結果には直ちに
取水再開がなされ、取水再開の遅れが無くなる。
【0026】また、水質判定に濁度計などの水質検出器
に代えてテレビカメラによる撮影画像から行うため、岩
や流木などによって破損することが無くなる。
【0027】なお、実施例において、カメラ11は複数
台を複数箇所に分散配置し、これらの画像データから水
質を総合的に判定する構成にして一層効果的になる。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、水質の
良否度合をカラーテレビカメラの現在及び過去の撮影画
像から判定することにより取水停止と再開を決定するた
め、従来の濁度検出器等による直接の検出を不要にして
その破損等の問題が無くなる。また、目視による監視を
不要にして水質の変化判定の遅れを無くし、良好な水質
の取水量を高めることができる。
【0029】また、水質傾向判定に利用でき、水質変化
の予測を可能にし、また予測のための統計データの取得
を可能にして取水計画に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】従来例の取水システム。
【符号の説明】
1…取水堰 2…取水ゲート 6…水位計 7…ゲート制御盤 11…工業用カラーテレビカメラ 12…画像処理装置 13…データ蓄積部 14…水質判定部 15…水質傾向判定部 16…取水判定部 17…ゲート制御指令部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取水口近辺の河川画像を撮影する工業用
    カラーテレビカメラと、このカメラからの映像信号から
    取水画像データ及び数値データを得る画像処理装置と、
    前記データを水質の正常/異常の判定データと合わせて
    蓄積するデータ蓄積部と、前記画像処理装置からの現在
    のデータと前記データ蓄積部が蓄積する正常/異常な過
    去のデータを比較して現在の水質の良否度合を判定する
    水質判定部と、前記水質判定部の判定結果及び取水口水
    位の検出結果から取水停止又は再開の可否を判定する取
    水判定部と、この取水判定部の判定結果から取水ゲート
    の取水停止又は再開を制御するゲート制御手段とを備え
    たことを特徴とする取水制御装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置からの現在のデータと
    前記データ蓄積部が蓄積する正常/異常な過去のデータ
    を比較して現在の水質の変化傾向を判定する水質傾向判
    定部を備えたことを特徴とする請求項1記載の取水制御
    装置。
JP13968293A 1993-06-11 1993-06-11 取水制御装置 Pending JPH06346426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101159120B1 (ko) * 2010-01-20 2012-06-22 대윤계기산업 주식회사 발전용수 수질측정의 제어 및 감시용 컨트롤러를 이용한 통합형 수질측정 시스템
CN108217983A (zh) * 2018-03-28 2018-06-29 黄河勘测规划设计有限公司 脉冲式水质净化系统及河道污水的治理方法
JP2020125618A (ja) * 2019-02-04 2020-08-20 東京電力ホールディングス株式会社 情報処理方法、プログラム、取水制御システム及び学習済みモデルの生成方法

Cited By (4)

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