JP2016170029A - データ品質保証システム及び課金システム - Google Patents

データ品質保証システム及び課金システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016170029A
JP2016170029A JP2015049737A JP2015049737A JP2016170029A JP 2016170029 A JP2016170029 A JP 2016170029A JP 2015049737 A JP2015049737 A JP 2015049737A JP 2015049737 A JP2015049737 A JP 2015049737A JP 2016170029 A JP2016170029 A JP 2016170029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
quality assurance
gas
data quality
detection data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015049737A
Other languages
English (en)
Inventor
柴谷 一弘
Kazuhiro Shibatani
一弘 柴谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015049737A priority Critical patent/JP2016170029A/ja
Publication of JP2016170029A publication Critical patent/JP2016170029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

【課題】検出データの有効性を確認することができ、無駄なデータ処理の実行を回避することが可能なデータ品質保証システム及び課金システムを提供する。【解決手段】データ品質保証システム1は撮像部10に設けた撮像センサ13と、撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別するデータ品質判別部3と、検出データのデータ処理を行うガス監視処理部4と、を備える。ガス監視処理部4はデータ品質判別部3が有効と判別した検出データのみについてデータ処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、センサが出力する検出データの有効性を確認するデータ品質保証システム、及びデータ品質保証システムが判別した有効な検出データに関して課金を行う課金システムに関する。
化学プラント等の設備の老朽化、例えば配管の腐食によるガスの漏えい事故の発生が懸念されている。そこで、漏洩するガスを検出するためにガスが持つ固有の光学吸収特性を利用したガス検出装置が提案され、その一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載されたガス検出装置は赤外線カメラ及び2種類の光学フィルタを備える。2種類の光学フィルタのうち一方はガス吸収波長を含む波長帯の赤外線を検出し、他方はガス吸収波長を含まない、すなわちガスの背景となる風景が放射する波長帯の赤外線を検出する。これら2種類の光学フィルタを利用して撮像した場合の2つの検出データの差分を求めることで、ガスを検出することが可能になる。
特表2010−522317号公報
しかしながら、従来技術では測定環境や外乱の影響を受けて、ガスを正確に検出することができない場合がある。これにより、ガス検出に関して無効な検出データについてデータ処理が行われ、ガスの漏洩が把握できず、無駄なデータ処理を行うことにもなるといった課題があった。さらに、ガス検出について課金が行われる場合、無効な検出データに関して課金が行われることとなり、不具合が発生する可能性がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、検出データの有効性を確認することができ、無駄なデータ処理の実行を回避することが可能なデータ品質保証システムを提供することを目的とする。さらに、有効と判別された検出データのみに関して課金を行うことが可能な課金システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のデータ品質保証システムは、少なくとも1個のセンサと、前記センサが出力する検出データの有効、無効を判別する品質判別部と、前記検出データのデータ処理を行う処理部と、を備え、前記処理部は前記品質判別部が有効と判別した前記検出データのみについてデータ処理を行うことを特徴としている。
この構成によると、センサが出力する検出データの有効、無効が判別されて、有効と判別された検出データのみについてデータ処理が行われる。これにより、検出データの有効性が確認され、無駄なデータ処理の実行が回避される。
また、上記構成のデータ品質保証システムにおいて、前記センサがガスを検出するための赤外線センサであり、前記処理部は前記赤外線センサが出力する検出データの画像処理を行ってガスを検出することを特徴としている。
また、上記構成のデータ品質保証システムにおいて、前記品質判別部は被検体温度、被検体が存在する空間温度、空間温度変化率、センサ変位、気象、季節、システム設置場所及び時間の判別条件うち少なくともひとつに基づいて前記検出データの有効、無効を判別することを特徴としている。
また、上記構成のデータ品質保証システムにおいて、前記判別条件を計測するフィールドサーバを備え、前記品質判別部は前記フィールドサーバから前記判別条件を取得することを特徴としている。
また、上記構成のデータ品質保証システムにおいて、ネットワーク環境に接続するためのインタフェース部を備え、前記品質判別部は前記ネットワーク環境を介して外部の情報提供機関から前記判別条件を取得することを特徴としている。
また、上記構成のデータ品質保証システムにおいて、表示部を備え、前記検出データが有効であることを前記表示部に表示することを特徴としている。
また、本発明は、上記構成のデータ品質保証システムを備えた課金システムであって、有効と判別された前記検出データに関して課金処理を行うことを特徴としている。
本発明によると、検出データの有効性を確認することができ、無駄なデータ処理の実行を回避することが可能である。さらに、有効と判別された検出データのみに関して課金を行うことが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムの撮像部の構成図である。 本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムの撮像部によるガス漏れの検出状況を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムの撮像部のぶれ補正を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムによる検出データの有効、無効の判別基準を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムによる検出データの有効、無効の判別基準を示す説明図であって、季節や場所を考慮したものである。 本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムによる検出データの判別処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るデータ品質保証システムの概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ品質保証システムによる検出データの判別処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る課金システムの概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る課金システムのデータ品質保証システムによる検出データの判別処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る課金システムの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なおここでは、センサによる被検体としてガスを一例に掲げて説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態に係るデータ品質保証システムの構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1はデータ品質保証システムの概略構成図である。図2はデータ品質保証システムの撮像部の構成図である。図3は撮像部によるガス漏れの検出状況を示す説明図である。
データ品質保証システム1は、例えば図1に示す工場に設置され、後述する配管101からのガス漏れを監視するガス監視システムである。データ品質保証システム1はローカルサーバ2、撮像部10及び端末20を備える。
ローカルサーバ2は演算部や記憶部、その他の電子部品で構成された主制御部(不図示)を備える。主制御部は記憶部等に予め記憶、入力されたプログラム、データに基づき、撮像部10から情報を得るとともにガス漏れの検出及びガス漏れ位置の特定を行うための一連の処理を実現する。ローカルサーバ2はデータ品質判別部3及びガス監視処理部4を備える。
データ品質判別部3は撮像部10の撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別する。データ品質判別部3は後述する所定の判別条件に基づいて検出データの有効、無効を判別する。
ガス監視処理部4は撮像部10の撮像センサ13が出力する検出データの画像処理を行ってガスを検出するとともにガス漏れ位置の特定を行う。ガス監視処理部4は複数フレームを用いた画像処理を行う。ガス監視処理部4が画像処理を行った検出データは端末20に送信される。
撮像部10は、例えば図1に示す撮像部10A、10B、10Cのように複数が工場内に設置される。なお、図1には3台の撮像部10を描画しているが、撮像部10の数量は3台に限定されるわけではない。また、この説明において、特に限定する必要がある場合を除いて「A」、「B」、「C」の識別符号を省略することがある。撮像部10は、例えば図3に示すように検出対象である配管101に対して遠方(例えば約100m)に設置される。
撮像部10は、図2に示すようにレンズ11、フィルタ12、撮像センサ13、画像処理部14及びインタフェース部15を備える。撮像部10は撮像センサ13として赤外線センサを備える赤外線カメラであり、被検体であるガスの存在を映像から検出する。
ガス及びその背景が放射する赤外線がレンズ11及びフィルタ12を介して撮像センサ13に入射する。ガスの検出は対象となるガスの赤外線吸収波長を利用する。ガスの赤外線吸収波長帯で赤外線の検出を行うと、背景が放射する赤外線量がガスの有無によって変化する。そして、ガスの背景が放射する波長帯の赤外線を検出して差分を求めると、ガスを検出することが可能になる。
なおここでは、メタンを検出する例について説明する。メタンはその赤外線吸収波長のひとつが3.3μmである。波長3.3μmの赤外線を検出するために、撮像センサ13にはInSb(インジウムアンチモン)センサを用いる。フィルタ12には3.2μm〜3.4μmの赤外線を透過するバンドパスフィルタを利用する。
画像処理部14は撮像センサ13が出力する検出データに対して、ガスを認識するための前処理及びガスを認識するための画像処理を実行する。画像処理部14は例えば30fps(frames per second)の動画を処理する。
インタフェース部15は画像処理部14がデータ処理を行った検出データを例えばLAN(Local Area Network)を介してローカルサーバ2に送信する。
端末20は、例えば図1に示す端末20X、20Y、20Zのように複数が工場内に設置される。なお、図1には3台の端末20を描画しているが、端末20の数量は3台に限定されるわけではない。また、この説明において、特に限定する必要がある場合を除いて「X」、「Y」、「Z」の識別符号を省略することがある。端末20はガス監視処理部4が画像処理を行った後の検出データを受信する。端末20は表示部21を備え、表示部21に検出データが有効であること、また特定されたガス漏れ状況が表示される。
ここで、ガス監視処理部4による画像処理では測定環境や外乱の影響を受けて、ガスを正確に検出することができない場合がある。影響を受ける要因としては、例えば被検体であるガスの温度、ガスが存在する空間温度、ガス温度変化率、空間温度変化率、ガス変位(ぶれ)、センサ(撮像部10)変位(ぶれ)、気象、季節、データ品質保証システム1の設置場所及び時間などが挙げられる。これに対して、データ品質判別部3が撮像部10の撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別する。
続いて、データ品質判別部3による検出データの判別処理について、図4〜図7を用いて説明する。図4は撮像部10のぶれ補正を示す説明図である。図5及び図6は検出データの有効、無効の判別基準を示す説明図であって、一般的な判別基準及び季節や場所を考慮した判別基準である。図7はデータ品質判別部3による検出データの判別処理の一例を示すフローチャートである。
撮像センサ13、すなわち撮像部10の変位(ぶれ)に対しては一般的に既知の電子ぶれ補正技術が適用される。撮像部10のぶれの発生は、例えば不図示の加速度センサやジャイロセンサ、画像の特徴点移動などから検出することができる。図4に示すように、撮像センサ13の撮像領域13aに対して、ぶれ補正マージン13bを設けてガス監視領域13cを小さくして設定している。電子ぶれ補正技術はぶれ補正マージン13bの範囲内のぶれを補正することが可能であり、検出データが有効になる。一方、撮像部10の変位(ぶれ)がぶれ補正マージン13bの範囲を超えるとぶれを補正できないので、検出データは無効になる。
撮像部10の変位(ぶれ)が発生する要因としては工場の操業に係る振動やメンテナンス工事の重機が起こす振動、さらに強風などといった気象条件も関係することがある。
図5はガスと背景との温度差が1日においてどのように変化するかを示したものである。なお、配管内のガスは高圧圧縮され、その温度が一定に管理されているものとする。
太陽エネルギーの有無によって背景温度が変化してガスと背景との温度差が0になると(図5の時刻T1、T2)、ガスの有無にかかわらず、撮像センサ13に入射する赤外線量に差異が生じなくなる。これにより、ガスの検出ができず、検出データは無効になる。
また、撮像センサ13はノイズの影響を受ける。ガスと背景との温度差が小さくなってSN比(signal-to-noise ratio)として許容できない範囲(図5の期間P1、P2)に入ると、ガスの検出ができなくなり、検出データは無効になる。
図6はガスと背景との温度差が1日においてどのように変化するかを示したものであって、季節や場所を考慮したものである。なお、図6では図5で説明したSN比として許容できない範囲の記載を省略している。図6によると、冬季または寒冷地、夏季または温暖地といった季節や場所によって、ガスの検出ができない時間が異なること分かる。
このようにして、データ品質判別部3は撮像部10の変位(ぶれ)の判別基準に基づいて撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別する。また、ガスの温度、季節、データ品質保証システム1の設置場所及び時間の判別基準に基づいてガスの検出不可時間帯を導出し、撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別する。なお、季節、データ品質保証システム1の設置場所及び時間からガスが存在する空間温度、空間温度変化率を導出することができる。
続いて、データ品質判別部3による検出データの判別処理の一例について、図7に示すフローに沿って説明する。
例えば、予め定められたガス監視スケジュール等に基づいて、データ品質判別部3による検出データの判別処理が開始される(図7のスタート)。ステップ#101では撮像部10によるガスの検出データの取得が行われる。撮像センサ13が出力する検出データは画像処理部14による画像処理が行われ、インタフェース部15を介してローカルサーバ2に送信される。なお、この動作フローはガスの検出期間中、常時稼働することになるが、撮像部10は所定時間毎にインターバル撮像を行う。
ステップ#102ではデータ品質判別部3が検出データに撮像部10の変位(ぶれ)が無いか否かを判別する。撮像部10の変位(ぶれ)が無い場合は検出データが有効であるとしてステップ#103に移行し、撮像部10の変位(ぶれ)がある場合は検出データが無効であるとしてステップ#101に戻る。
ステップ#103ではデータ品質判別部3がガスの検出不可時間帯に基づいてガスと背景との温度差が予め定めた許容範囲内か否かを判別する。温度差は前述のように撮像センサ13の感度とSN比で規定され、例えば温度差の絶対値が2℃以下であることを許容範囲として設定することができる。ステップ#103において温度差が許容範囲内である場合は検出データが有効であるとしてステップ#104に移行し、温度差が許容範囲内ではない場合は検出データが無効であるとしてステップ#101に戻る。
ステップ#104ではデータ品質判別部3が有効な検出データをガス監視処理部4に転送する。ガス監視処理部4は検出データの画像処理を行ってガスを検出するとともにガス漏れ位置の特定を行い、端末20に送信する。そして、ステップ#101に戻る。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るデータ品質保証システムについて、図8及び図9を用いて説明する。図8はデータ品質保証システムの概略構成図である。図9はデータ品質保証システムによる検出データの判別処理の一例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第2実施形態のデータ品質保証システム1は、図8に示すようにフィールドサーバ30を備える。フィールドサーバ30は工場の敷地内に設置され、工場内の気温、湿度、風向、風速、降水状態、日照状態、日射量等の情報を取得する。そして、フィールドサーバ30はそれら情報をローカルサーバ2のデータ品質判別部3に送信する。
フィールドサーバ30を利用することで、データ品質保証システム1は気象の判別基準に基づいて撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別する。さらに、データ品質保証システム1は工場内の気温、湿度、風向、風速、日照状態、日射量等の情報からガスが存在する空間温度、空間温度変化率を正確に導出することが可能になる。
図9に示すデータ品質判別部3による検出データの判別処理のフローに関して、ステップ#203においてデータ品質判別部3はフィールドサーバ30から検出データの判別条件を取得して気象状態が許容範囲内であるか否かを判別する。
気象状態に関して、雨の場合は評価値が雨量であり、例えば雨量が10mm/h以下であることを許容範囲として設定する。霧の場合は評価値が視程であり、例えば視程が1km以上であることを許容範囲として設定する。風の場合は評価値が風速であり、例えば風速が5m/s以下であることを許容範囲として設定する。
ステップ#203において気象状態が許容範囲内である場合は検出データが有効であるとしてステップ#204に移行し、気象状態が許容範囲内ではない場合は検出データが無効であるとしてステップ#201に戻る。
ステップ#204ではデータ品質判別部3がフィールドサーバ30から得た工場内の気温、湿度、風向、風速、日照状態、日射量等も考慮してガスの検出不可時間帯を導出し、そのガスの検出不可時間帯に基づいてガスと背景との温度差が予め定めた許容範囲内か否かを判別する。温度差が許容範囲内である場合は検出データが有効であるとしてステップ#205に移行し、温度差が許容範囲内ではない場合は検出データが無効であるとしてステップ#201に戻る。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る課金システムについて、図10及び図11を用いて説明する。図10は課金システムの概略構成図である。図11は課金システムのデータ品質保証システムによる検出データの判別処理の一例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第3実施形態は、図10に示すように課金システム40がデータ品質保証システム1を備える。課金システム40はシステム運用者のもとに課金処理部41を備える。課金処理部41は例えばインターネット102といったネットワーク環境に置かれ、ローカルサーバ2に設けられたインタフェース部5を介してデータ品質判別部3に接続される。
データ品質保証システム1のデータ品質判別部3は有効な検出データに関して有効データ時間を算出し、その情報を課金処理部41に送信する。課金処理部41は受信した有効データ時間に基づいて有効と判別された検出データに関して課金処理を行う。これにより、ガス監視システムのユーザはガス監視に係る検出データが有効な時間帯に対してのみシステム運用者に利用料金を支払うので、課金システム40に満足する。
また、データ品質判別部3はインタフェース部5及びインターネット102を介して外部情報提供機関103から検出データの判別条件を取得することができる。データ品質判別部3は工場が存在する地域の現在の気象状態に加えて、気象予報に係る情報も外部情報提供機関103から取得することが可能である。これにより、今後のガス監視スケジュールを作成したり、ガス監視体制を計画したりすることが可能である。ガス監視スケジュールを利用すれば、料金見積もりを事前に作成することも可能になる。
図11に示すデータ品質判別部3による検出データの判別処理のフローに関して、ステップ#303においてデータ品質判別部3は外部情報提供機関103から検出データの判別条件を取得して気象状態が許容範囲内であるか否かを判別する。気象状態が許容範囲内である場合は検出データが有効であるとしてステップ#304に移行し、気象状態が許容範囲内ではない場合は検出データが無効であるとしてステップ#301に戻る。
ステップ#304ではデータ品質判別部3が外部情報提供機関103から得た工場が存在する地域の気温、湿度、風向、風速、日照状態、日射量等も考慮してガスの検出不可時間帯を導出し、そのガスの検出不可時間帯に基づいてガスと背景との温度差が予め定めた許容範囲内か否かを判別する。温度差が許容範囲内である場合は検出データが有効であるとしてステップ#305に移行し、温度差が許容範囲を超えている場合は検出データが無効であるとしてステップ#301に戻る。
また、ステップ#306ではデータ品質判別部3が有効な検出データに関して有効データ時間を算出する。撮像部10は所定の時間間隔をあけて所定の時間長の撮影を行うインターバル撮像を行う。所定の時間長の検出データ(映像)が有効であれば、その所定時間長が有効データ時間となる。有効データ時間は所定の時間長毎に検出データの有効、無効が判断されて有効な時間長が積算され、システムの利用料金を計算するための時間として使用される。
ステップ#307ではデータ品質判別部3が算出した有効データ時間を課金処理部41に送信する。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る課金システムについて、図12を用いて説明する。図12は課金システムの概略構成図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第3実施形態と同じであるので、それら実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第4実施形態は、図12に示すように課金システム40がデータ品質保証システム1を備える。データ品質保証システム1は工場の敷地内に置かれたフィールドサーバ30を備える。
フィールドサーバ30を利用することで、課金システム40のデータ品質保証システム1は気象の判別基準に基づいて撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別する。さらに、データ品質保証システム1は工場内の気温、湿度、風向、風速、日照状態、日射量等の情報からガスが存在する空間温度、空間温度変化率を正確に導出することが可能になる。
上記第1〜第4の実施形態のように、データ品質保証システム1は撮像部10に設けた撮像センサ13と、撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効を判別するデータ品質判別部3と、検出データのデータ処理を行うガス監視処理部4と、を備える。ガス監視処理部4はデータ品質判別部3が有効と判別した検出データのみについてデータ処理を行う。
この構成によると、撮像センサ13が出力する検出データの有効、無効が判別されて、有効と判別された検出データのみについてデータ処理が行われる。これにより、検出データの有効性を確認することができ、無駄なデータ処理の実行を回避することが可能である。
また、撮像センサ13がガスを検出するための赤外線センサであり、ガス監視処理部4は赤外線センサである撮像センサ13が出力する検出データの画像処理を行ってガスを検出するとともにガス漏れ位置の特定を行う。
この構成によると、ガス漏れ位置の特定を行うガス監視システムにおいて、赤外線センサが出力する検出データの有効性を確認することができ、無駄なデータ処理の実行を回避することが可能である。
また、データ品質判別部3はガス温度、ガスが存在する空間温度、ガス温度変化率、空間温度変化率、ガス変位、センサ変位、気象、季節、システム設置場所及び時間の判別条件うち少なくともひとつに基づいて検出データの有効、無効を判別する。
この構成によると、ガス監視システムにおいて、検出データの有効、無効の判別に測定環境や外乱の影響が考慮される。これにより、検出データの有効性を正確に把握することが可能になる。
そして、第2及び第4実施形態では、データ品質保証システム1が工場内の気温、湿度、風向、風速、降水状態、日照状態、日射量等といった検出データの判別条件を計測するフィールドサーバ30を備え、データ品質判別部3はフィールドサーバ30から検出データの判別条件を取得する。また、第3実施形態では、データ品質保証システム1がインターネット102に接続するためのインタフェース部5を備え、データ品質判別部3はインターネット102を介して外部情報提供機関103から検出データの判別条件を取得する。
これらの構成によると、データ品質保証システム1はより一層正確な判別条件に基づいて検出データの有効、無効を判別することが可能になる。これにより、検出データの有効性をさらに正確に把握することが可能である。
また、データ品質保証システム1は表示部21を備え、検出データが有効であることを表示部21に表示する。
この構成によると、ガス監視システムのユーザは検出データの有効性を容易に確認することができる。
また、第3及び第4実施形態では、課金システム40がデータ品質保証システム1を備え、有効と判別された検出データに関して課金処理を行う。
この構成によると、無効な検出データに関して課金が行われることを防止することが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態ではデータ品質保証システムがガス漏れを監視するガス監視システムであることとしたが、センサによる被検体がガスのみに限定されるわけではない。データ品質保証システムは、例えば海上への油や燃料の漏れを監視するシステムや、上水、下水の監視システム、さらに非破壊検査システムなどにも適用することが可能である。
本発明は、データ品質保証システム及び課金システムにおいて利用可能である。
1 データ品質保証システム
2 ローカルサーバ
3 データ品質判別部(品質判別部)
4 ガス監視処理部(処理部)
10 撮像部
13 撮像センサ(センサ、赤外線センサ)
20 端末
21 表示部
30 フィールドサーバ
40 課金システム
41 課金処理部
102 インターネット(ネットワーク環境)
103 外部情報提供機関

Claims (7)

  1. 少なくとも1個のセンサと、
    前記センサが出力する検出データの有効、無効を判別する品質判別部と、
    前記検出データのデータ処理を行う処理部と、
    を備え、
    前記処理部は前記品質判別部が有効と判別した前記検出データのみについてデータ処理を行うことを特徴とするデータ品質保証システム。
  2. 前記センサがガスを検出するための赤外線センサであり、前記処理部は前記赤外線センサが出力する検出データの画像処理を行ってガスを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ品質保証システム。
  3. 前記品質判別部は被検体温度、被検体が存在する空間温度、空間温度変化率、センサ変位、気象、季節、システム設置場所及び時間の判別条件うち少なくともひとつに基づいて前記検出データの有効、無効を判別することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ品質保証システム。
  4. 前記判別条件を計測するフィールドサーバを備え、前記品質判別部は前記フィールドサーバから前記判別条件を取得することを特徴とする請求項3に記載のデータ品質保証システム。
  5. ネットワーク環境に接続するためのインタフェース部を備え、前記品質判別部は前記ネットワーク環境を介して外部の情報提供機関から前記判別条件を取得することを特徴とする請求項3に記載のデータ品質保証システム。
  6. 表示部を備え、前記検出データが有効であることを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のデータ品質保証システム。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のデータ品質保証システムを備え、有効と判別された前記検出データに関して課金処理を行うことを特徴とする課金システム。
JP2015049737A 2015-03-12 2015-03-12 データ品質保証システム及び課金システム Pending JP2016170029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049737A JP2016170029A (ja) 2015-03-12 2015-03-12 データ品質保証システム及び課金システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049737A JP2016170029A (ja) 2015-03-12 2015-03-12 データ品質保証システム及び課金システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016170029A true JP2016170029A (ja) 2016-09-23

Family

ID=56982291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049737A Pending JP2016170029A (ja) 2015-03-12 2015-03-12 データ品質保証システム及び課金システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016170029A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017073426A1 (ja) * 2015-10-29 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 漏洩ガス検出装置および漏洩ガス検出方法
WO2019044898A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 ガス検知システム
WO2020100387A1 (ja) * 2018-11-16 2020-05-22 コニカミノルタ株式会社 撮像支援装置、撮像支援方法および撮像支援プログラム
WO2020100386A1 (ja) * 2018-11-16 2020-05-22 コニカミノルタ株式会社 撮像支援装置、撮像支援方法および撮像支援プログラム
JP2020085829A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 振動検出方法

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520558A (ja) * 1991-07-11 1993-01-29 Tokyo Gas Co Ltd 赤外線カメラによる赤外線画像を利用した監視装置に於けるノイズ除去方法
JPH06288858A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Osaka Gas Co Ltd ガスの可視化装置
JPH11103512A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Kansai Electric Power Co Inc:The 変電所におけるカメラ監視方式のアーク検出方法
JP2000227362A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温度変化検知装置
JP2001160146A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像認識方法および画像認識装置
JP2002157583A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 赤外画像式車両検出装置のデータ確信度判定方法
JP2003264639A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Okura Ind Co Ltd 異常通報システム
JP2004301760A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Japan Science & Technology Agency サンプル管理方法、サンプル管理装置、端末装置、サンプル管理プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20060203248A1 (en) * 2005-03-11 2006-09-14 Reichardt Thomas A Natural gas leak mapper
JP2006262221A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Seiko Epson Corp 撮像装置および画像処理方法
JP2006322772A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Jasco Corp 分光分析装置
JP2008532386A (ja) * 2005-02-23 2008-08-14 フリール・システムズ・インコーポレイテッド 赤外線カメラ・システムとその方法
JP2010004239A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520558A (ja) * 1991-07-11 1993-01-29 Tokyo Gas Co Ltd 赤外線カメラによる赤外線画像を利用した監視装置に於けるノイズ除去方法
JPH06288858A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Osaka Gas Co Ltd ガスの可視化装置
JPH11103512A (ja) * 1997-09-26 1999-04-13 Kansai Electric Power Co Inc:The 変電所におけるカメラ監視方式のアーク検出方法
JP2000227362A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温度変化検知装置
JP2001160146A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像認識方法および画像認識装置
JP2002157583A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 赤外画像式車両検出装置のデータ確信度判定方法
JP2003264639A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Okura Ind Co Ltd 異常通報システム
JP2004301760A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Japan Science & Technology Agency サンプル管理方法、サンプル管理装置、端末装置、サンプル管理プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008532386A (ja) * 2005-02-23 2008-08-14 フリール・システムズ・インコーポレイテッド 赤外線カメラ・システムとその方法
US20060203248A1 (en) * 2005-03-11 2006-09-14 Reichardt Thomas A Natural gas leak mapper
JP2006262221A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Seiko Epson Corp 撮像装置および画像処理方法
JP2006322772A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Jasco Corp 分光分析装置
JP2010004239A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017073426A1 (ja) * 2015-10-29 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 漏洩ガス検出装置および漏洩ガス検出方法
WO2019044898A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 ガス検知システム
JPWO2019044898A1 (ja) * 2017-08-31 2020-10-29 コニカミノルタ株式会社 ガス検知システム
JP7070844B2 (ja) 2017-08-31 2022-05-18 コニカミノルタ株式会社 ガス検知システム
WO2020100387A1 (ja) * 2018-11-16 2020-05-22 コニカミノルタ株式会社 撮像支援装置、撮像支援方法および撮像支援プログラム
WO2020100386A1 (ja) * 2018-11-16 2020-05-22 コニカミノルタ株式会社 撮像支援装置、撮像支援方法および撮像支援プログラム
JP2020085829A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 振動検出方法
JP7031570B2 (ja) 2018-11-30 2022-03-08 コニカミノルタ株式会社 振動検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016170029A (ja) データ品質保証システム及び課金システム
JP6428381B2 (ja) 流体漏れ検知装置
CN110411408A (zh) 一种基于计算机视觉的地表沉降监测方法
KR100850307B1 (ko) 하수관거 유지관리 모니터링 시스템
US10281912B2 (en) Autonomous inspection system
FR3040818B1 (fr) Procede de detection d'objets sur une surface de stationnement
US20160320296A1 (en) Gas detector
US20140168422A1 (en) Displacement monitoring system having vibration cancellation capabilities
KR101461184B1 (ko) Cctv 영상을 이용한 기상 상황 정보 추출 시스템
EP2804382B1 (en) Reliability determination of camera fault detection tests
Hies et al. Enhanced water-level detection by image processing
US20110185790A1 (en) Leakage Detection Method and System Using Camera Image
JP5657583B2 (ja) 下水処理システム
Yu et al. Remote Detection and Monitoring of a Water Level Using Narrow Band Channel.
CN101995281A (zh) 一种基于数字图像处理的水位测量方法
EP2587462A1 (en) Image monitoring system and method with false alarm rate reduction
CN113033835A (zh) 基于变电站的智能巡视方法、系统及存储介质
KR101004024B1 (ko) 광센서를 이용한 비접촉식 낙석 감지 방법
EP3665512B1 (en) Real-time computation of an atmospheric precipitation rate from a digital image of an environment where an atmospheric precipitation is taking place
KR102363567B1 (ko) 하수관거 모니터링 시스템
KR20080004376A (ko) 태양 에너지 계통 관리 시스템
CN111289087A (zh) 一种远距离机器视觉振动测量方法及装置
CN113810102B (zh) 光缆检测设备、系统及方法
KR102039666B1 (ko) 사고예방용 시설물 안전점검 시스템 및 방법
CN104198501B (zh) 一种定位反射表面存在缺陷的反射镜的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190423