JPH0634601A - ガス中の有機フッ素化合物の連続測定法 - Google Patents

ガス中の有機フッ素化合物の連続測定法

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JPH0634601A
JPH0634601A JP5111836A JP11183693A JPH0634601A JP H0634601 A JPH0634601 A JP H0634601A JP 5111836 A JP5111836 A JP 5111836A JP 11183693 A JP11183693 A JP 11183693A JP H0634601 A JPH0634601 A JP H0634601A
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acid
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fluorine compound
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JP5111836A
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Heinrich Dr Angenendt
ハインリヒ・アンゲネント
Georg Dr Groetsch
ゲオルク・グレッチュ
Stefan Dr Stieler
シュテファン・シュティーラー
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/4166Systems measuring a particular property of an electrolyte

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  • Pathology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加水分解によりガス中の有機フッ素化合物を
連続測定する方法において、有機フッ素化合物を含むガ
スを2.0〜7.0のpKa値の芳香族アミン及び/ま
たは2.0〜7.0のpKa2 値の芳香族アミノスルホ
ン酸及び/または2.0〜7.0のpKa2 値のアミノ
カルボン酸の水溶液と激しく混合し、この水溶液が5.
0〜8.0のpHを有し、混合の後にその水溶液を分離
し、そしてその中に含まれるフッ化物イオンを電気化学
的に測定する方法。 【効果】 この方法によって、分解しにくい有機フッ素
化合物も速やかで且つ簡単に確実な方法で行うことがで
きる。例えばガス流の連続的監視に有効であり、さらに
単純な装置しか必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス中の有機フッ素化合
物の連続測定法に関する。当該方法は特に有機フッ素化
合物で汚染された廃ガスが存在するプロセスを監視する
時に役立つ。
【0002】
【従来の技術】有機フッ素化合物は実質的に2つのグル
ープに分けることができる。一つめのグループは、非常
に簡単に、つまり非常に短時間のうちに完全に加水分解
できる有機フッ素化合物から成る。これらの化合物は、
その有機フッ素化合物を含むガスと水性緩衝溶液とを反
応させることにより、ガス中で、特に空気中で非常に速
やかに且つ定量的に測定することができる。その結果、
水溶液中でフッ化物感受電極を用いて測定できるフッ化
物イオンの形成下にフッ化物の結合の開裂が起こる。
【0003】二つめのグループは、仮に上記の条件下で
も、速やかに十分な加水分解はなされ得ない有機フッ素
化合物に関する。これらの有機フッ素化合物の測定はか
なり更に複雑である。有機フッ素化合物を含むガスを、
可溶化剤及び吸収剤の水溶液と混合する前に分解炉に通
す。ここで熱分解は800〜1000℃の温度で起こ
る。この方法の不利な点は、一方で、この複雑な装置は
分解炉の操作を行うのに燃料に高いコストがかかり、ま
た一方で、分解炉がひどい腐食のためしばしば故障する
ので確実性に欠けるところである。この方法では有機フ
ッ素化合物の連続測定は、ガス中で、特に空気中では確
実に行うことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それ故、速やかに十分
に加水分解することができない有機フッ素化合物を測定
する際に不利を回避し、その上簡単で確実な方法で行う
ことができ、例えばガス流の連続的監視に有効であり、
さらに単純な装置しか必要としない方法が要求されてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、加水分解に
よりガス中の有機フッ素化合物を連続測定する方法にお
いて、有機フッ素化合物を含むガスを2.0〜7.0の
pKa値の芳香族アミン及び/または2.0〜7.0の
pKa2 値の芳香族アミノスルホン酸及び/または2.
0〜7.0のpKa2 値のアミノカルボン酸の水溶液と
激しく混合し、この水溶液が5.0〜8.0のpHを有
し、混合の後にその水溶液を分離し、そしてその中に含
まれるフッ化物イオンを電気化学的に測定する上記方法
により達成される。
【0006】この方法は、少量の有機フッ素化合物を測
定するのに非常に有効であり、例えば、0.5〜20
0、特に0.5〜50mg(有機フッ素化合物)/m3
(ガス)まで測定できる。
【0007】有効な有機フッ素化合物は有機酸フッ化物
であり、この有機酸フッ化物の例には、アセチルフッ化
物、ベンゾイルフッ化物、シアヌル酸フッ化物、特にシ
アヌル酸フッ化物がある。シアヌル酸フッ化物とはシア
ヌル酸のトリフッ化物、すなわちシアヌル酸トリフッ化
物を意味すると解される。シアヌル酸フッ化物は、染
料、特に繊維材料の反応性染料の先駆物質として非常に
重要である。
【0008】その高い揮発性と非常に高い毒素性のた
め、室内の空気の連続に確実な監視がシアヌル酸フッ化
物の製造中のみならず加工中にも必要とされる。その監
視は速やかで、そして実質的に定量的にシアヌル酸フッ
化物を検出することを確実にしなければならない。実際
存在するシアヌル酸フッ化物の約75%(望ましくは1
00%)の検出レベルで実施において充分であることが
判っている。
【0009】本発明による方法は、シアヌル酸フッ化
物、特にシアヌル酸フッ化物を含む空気の測定に特に有
効である。簡単に加水分解される有機フッ素化合物にと
って、慣習的な手段でシアヌル酸フッ化物を測定した場
合、シアヌル酸フッ化物の加水分解が比較的遅いため、
分解炉を使用せずには実際に存在するシアヌル酸フッ化
物の約10%しか検出できない。たとえ可溶化剤やブチ
ルアミンのような脂肪族アミンを添加したとしても結果
に有意な改善はなされない。シアヌル酸フッ化物は、
S.S Fawcett及びR.D Lipscomb
によるJ.AM.Chem.Soc.86 (196
4)第2576〜2579頁、特に第2577頁の下か
ら2段目より明らかな様に、1000℃以下の温度では
完全に再生してしまうため、シアヌル酸フッ化物は検出
の前に分解炉が1000℃以上で作動した時のみ完全に
検出できる。速やかに加水分解し得るシアンフルオリド
への完全な転化は1300℃以上でないと起こらない。
上記のように、この手段は、非常に高い温度が要求さ
れ、またそれから必然的に生じる分解炉の腐食のため不
適当である。
【0010】芳香族アミンのpKa値は2.0〜7.
0、特には3.0〜5.5であるべきであり、アミノス
ルホン酸またはアミノカルボン酸のpKa2 値は2.0
〜7.0、特には3.0〜5.5であるべきである。こ
れらは水溶液を基準として、0.5〜8.0、特には
1.0〜5.0重量%の量で使用される。これ以上の量
を使用することもできるが、それによる転化度の増加は
生じない。
【0011】有効な芳香族アミンは、アニリン及び水溶
性置換アニリン、例えば4─メトキシアニリンである。
有効なアミノスルホン酸は、m−アミノベンゼンスルホ
ン酸(メタニル酸)及びp−アミノベンゼンスルホン酸
(スルファニル酸)である。望ならば、これら2種のス
ルホン酸の混合物を使用することもできる。
【0012】有効性が実証されるアミノカルボン酸は4
─アミノ安息香酸及び3─アミノ安息香酸である。この
2種の酸の混合物を使用することも可能である。1種ま
たは複数種の芳香族アミン及び/または1種または複数
種の芳香族アミノスルホン酸及び/または1種または複
数種の芳香族アミノカルボン酸を含む混合物も使用する
ことができる。
【0013】加水分解を促進させるために、界面活性
剤、特にはラウリルスルフェートを含む界面活性剤また
はラウリルスルフェートを当該水溶液に可溶化剤として
添加することができる。界面活性剤としてLeonil
(登録商標)SR(ヘキストAGの商品であり、陰イオ
ン化合物と非イオン化合物の組み合わせ物を含む)を使
用するのが特に有効であることが判っている。この界面
活性剤は、水溶液を基準として0.1〜2.5重量%の
量で使用する。それ以上の量でも使用できるが、当該水
溶液が泡だってしまい、結果としてフッ化物イオンの測
定がかなり妨げられてしまうだろう。
【0014】当該水溶液のpHは5.0〜8.0、特に
は6.5〜7.5であるべきであり、このpH値を保持
するために有効な緩衝剤または有効な緩衝剤混合物を当
該水溶液に添加することができる。非常に有効な緩衝剤
混合物は、クエン酸ナトリウム二水和物、塩化ナトリウ
ム及びフッ化ナトリウムの混合物である。
【0015】望むならば、水溶性有機溶剤は、可溶化剤
として、通常0〜20、特に10〜20重量%の量で当
該水溶液に添加できる。有効な水溶性有機溶剤はジメチ
ルホルムアミド及びN−メチルピロリドンである。
【0016】加水分解は、20℃〜100℃、特に40
〜80℃の温度で進行する。有機フッ素化合物を含んだ
ガスと当該水溶液との激しい混合は、ノズルを用いてガ
スと水溶液との連続的な噴霧によって達成される。混合
後、当該水溶液は液層として分離する。その中に含まれ
るフッ化物イオンを電気化学的にフッ化物感受電極を用
いて測定する。
【0017】以下の実施例によって本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらに制限されない。
【0018】
【実施例】
実験の一般的説明 1m3 当たり20mgのシアヌル酸フッ化物を含む空気
(50リットル/h)を市販の装置(表示:Compur Ionotox
HF ;Bayer Diagnostic社の商品)を用いてノズル中で
吸収性水溶液(20ml/h)と共に噴霧にする。ノズ
ル下で、当該水溶液はその空気より分離され、フッ化物
感受電極と標準電極により形成される隙間を瞬時に通り
抜ける。ここで、このフッ化物イオン濃縮物の測定がな
される。当該溶液には常に新しい吸収性水溶液が補充さ
れる。この結果、電極間での当該溶液の連続交換が生
じ、その結果として、各時のフッ化物イオンの実質的濃
縮が連続的に見られる。 実施例1 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのメタニル酸、3.0gのLeonil(登録商標)
SR 及び1.1mgのフッ化ナトリウムに1.0リッ
トルの水を加える。
【0019】次に濃厚な水酸化ナトリウム水溶液を、得
られる溶液のpHが7.0になる様な量で添加する。こ
の溶液を水で正確に2.0リットルの体積にする。この
吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり18.6mg(所
望値の93%)のシアヌル酸フッ化物が検出できる。 実施例2 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのメタニル酸、1gのLeonil(登録商標)S
R、200gのN−メチルピロリドン 及び1.1mg
のフッ化ナトリウムに1.0リットルの水を加える。 後の手順は実施例1に記載される通りである。
【0020】この吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり
20mg(所望値の100%)のシアヌル酸フッ化物が
検出できる。 実施例3 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのメタニル酸、0.5gのLeonil(登録商標)
SR、200gのジメチルホルムアミド 及び1.1m
gのフッ化ナトリウムに1.0リットルの水を加える。 後の手順は実施例1に記載される通りである。
【0021】この吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり
20mg(所望値の100%)のシアヌル酸フッ化物が
検出できる。 実施例4 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gの3─アミノ安息香酸1.5gのLeonil(登録
商標)SR、1.1mgのフッ化ナトリウムに1.0リ
ットルの水を加える。 後の手順は実施例1に記載される通りである。
【0022】この吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり
15.4mg(所望値の77%)のシアヌル酸フッ化物
が検出できる。 実施例5 手順は、実験の一般的説明に記載されている。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのスルファニル酸、0.5gのLeonil(登録商
標)SR、200gのN−メチルピロリドン 及び1.
1mgのフッ化ナトリウムに1.0リットルの水を加え
る。 後の手順は実施例1に記載される通りである。
【0023】この吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり
16.2mg(所望値の81%)のシアヌル酸フッ化物
が検出できる。 実施例6 下記表1で見られるシアヌル酸フッ化物含有量の空気
(50リットル/h)を市販の装置(表示:Compur Ionotox
HF ;Bayer Diagnostic社の商品)を用いて、下記載の
吸収溶液(20ml/h)と共に噴霧する。フッ化物イ
オン濃縮物の測定は、実験の一般的説明に記載される様
にフッ化物感受電極と標準電極を用いて行われる。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのメタニル酸、1.0gのラウリルスルフェート 及
び1.1mgのフッ化ナトリウムに1.0リットルの水
を加える。
【0024】次に濃厚な水酸化ナトリウム水溶液を、得
られる溶液のpHが7.0になる様な量で添加する。こ
の溶液を水で正確に2.0リットルの体積にする。この
吸収溶液を用いて、下記表1に記載される量のシアヌル
酸フッ化物が検出できる。 実施例7 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのアニリン、1gのLeonil(登録商標)SR、
200gのジメチルホルムアミド 及び1.1gのフッ
化ナトリウムに1.0リットルの水を加える。
【0025】次に濃厚な水酸化ナトリウム水溶液を、得
られる溶液のpHが7.0になる様な量で添加する。こ
の溶液を水で正確に2.0リットルの体積にする。この
吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり18.4mg(所
望値の92%)のシアヌル酸フッ化物が検出できる。 実施例8 1m3 当たり10mgのアセチルフルオリドを含む空気
(50リットル/h)を市販の装置(表示:Compur Ionotox
HF ;Bayer Diagnostic社の商品)を用いてノズル中で
水性吸収溶液(20ml/h)と共に噴霧する。ノズル
下で、当該水溶液はその空気より分離され、フッ化物感
受電極と標準電極により形成される隙間を瞬時に通り抜
ける。ここで、このフッ化物イオン濃縮物の測定がなさ
れる。当該溶液には常に新しい吸収性水溶液が補充され
る。この結果、電極間での当該溶液の連続交換が生じ、
その結果として、各時のフッ化物イオンの実質的濃縮が
連続的に見られる。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのメタニル酸1gのLeonil(登録商標)SR、
200gのジメチルホルムアミド 及び1.1gのフッ
化ナトリウムに1.0リットルの水を加える。
【0026】次に濃厚な水酸化ナトリウム水溶液を、得
られる溶液のpHが7.0になる様な量で添加する。こ
の溶液を水で正確に2.0リットルの体積にする。この
吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり10mg(所望値
の100%)のアセチルフルオリドが検出できる。 比較例1 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、0.
5gのLeonil(登録商標)SR、200gのN−
メチルピロリドン 及び1.1mgのフッ化ナトリウム
に1.0リットルの水を加える。
【0027】次に濃厚な水酸化ナトリウム水溶液を、得
られる溶液のpHが7.0になる様な量で添加する。こ
の溶液を水で、正確に2.0リットルの体積にする。こ
の吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり、2.0mg
(所望値の10%)のシアヌル酸フッ化物しか検出でき
ない。 比較例2 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのブチルアミン、0.5gのLeonil(登録商
標)SR 及び1.1mgのフッ化ナトリウムに水を加
える。
【0028】次に濃厚な水酸化ナトリウム水溶液を、得
られる溶液のpHが7.0になる様な量で添加する。こ
の溶液を水で、正確に2.0リットルの体積にする。こ
の吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり、2.8mg
(所望値の14%)のシアヌル酸フッ化物しか検出でき
ない。 比較例3 手順は、実験の一般的説明に記載されている通りであ
る。 吸収溶液は次の様に製造する:29.4gのクエン酸ナ
トリウム2水和物、11.7gの塩化ナトリウム、50
gのブチルアミン、0.5gのLeonil(登録商
標)SR、200gのN−メチルピロリドン 及び1.
1mgのフッ化ナトリウムに1.0リットルの水を加え
る。
【0029】後の手順は、比較例1に記載されている。
この吸収溶液を用いて、空気1m3 当たり、3.2mg
(所望値の16%)のシアヌル酸フッ化物しか検出でき
ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン・シュティーラー ドイツ連邦共和国、フランクフルト・ア ム・マイン80、カール−ケーニヒ−ヴェー ク、21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加水分解によりガス中の有機フッ素化合
    物を連続測定する方法において、有機フッ素化合物を含
    むガスを2.0〜7.0のpKa値の芳香族アミン及び
    /または2.0〜7.0のpKa2 値の芳香族アミノス
    ルホン酸及び/または2.0〜7.0のpKa2 値のア
    ミノカルボン酸の水溶液と激しく混合し、この水溶液が
    5.0〜8.0のpHを有し、混合の後にその水溶液を
    分離し、そしてその中に含まれるフッ化物イオンを電気
    化学的に測定する上記方法。
  2. 【請求項2】 使用する有機フッ素化合物が有機酸フッ
    化物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 使用する有機フッ素化合物がアセチルフ
    ッ化物、ベンゾイルフッ化物及びシアヌル酸フッ化物、
    特にシアヌル酸フッ化物である請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 芳香族アミンのpKa値が3.0〜5.
    5である請求項1から3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 アミノスルホン酸またはアミノカルボン
    酸のpKa2 値が3.0〜5.5である請求項1から3
    のいずれか1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 使用する芳香族アミンがアニリン及び/
    または4─メトキシアニリンである請求項1から4いず
    れか1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 使用するアミノスルホン酸がm─アミノ
    ベンゼンスルホン酸及び/またはp−アミノベンゼンス
    ルホン酸である請求項1から3または5のいずれか1つ
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 使用するアミノカルボン酸が4─アミノ
    安息香酸及び/または3─アミノ安息香酸、特に3─ア
    ミノ安息香酸である請求項1から3または5のいずれか
    1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 水溶液のpH値が6.5〜7.5である
    請求項1から8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 界面活性剤、特にラウリルスルフェー
    トを含む界面活性剤またはラウリルスルフェートを可溶
    化剤として水溶液に添加する請求項1から9のいずれか
    1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 使用する界面活性剤がLeonil
    (登録商標)SRである請求項1から10のいずれか1
    つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 単独でまたは他の物と共に使用する可
    溶化剤が水溶性有機溶剤である請求項1から11のいず
    れか1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 使用する水溶性有機溶剤がジメチルホ
    ルムアミドまたはN−ジメチルピロリドンである請求項
    1から12のいずれか1つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 水溶液中に含まれるフッ化物イオンを
    フッ化物感受電極により測定する請求項1から13のい
    ずれか1つに記載の方法。
JP5111836A 1992-05-14 1993-05-13 ガス中の有機フッ素化合物の連続測定法 Withdrawn JPH0634601A (ja)

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