JPH06345872A - ビニルエーテル官能基を含む放射線硬化性組成物及びそれらの製造方法 - Google Patents

ビニルエーテル官能基を含む放射線硬化性組成物及びそれらの製造方法

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JPH06345872A
JPH06345872A JP10365594A JP10365594A JPH06345872A JP H06345872 A JPH06345872 A JP H06345872A JP 10365594 A JP10365594 A JP 10365594A JP 10365594 A JP10365594 A JP 10365594A JP H06345872 A JPH06345872 A JP H06345872A
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JP10365594A
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Shedric O Glover
オニール グローバー シェドリック
Susan V Perz
ビクトリア パーツ スーザン
Timothy Jon Dill
ジョン ディル ティモシー
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Dow Corning Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線硬化性シリコーンビニルエーテル類を
含む組成物から硬化皮膜を形成する方法を提供する。 【構成】 シラン又はシロキサン、ビニルエーテル化合
物及びヒドロシリル化触媒を混合し、反応させ、この反
応生成物(I)に光開裂性酸を加え、この混合物(II)
を固体の基体に塗って皮膜を形成し、次いでこの皮膜を
化学線放射又は化学線放射と熱とに曝す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビニルエーテル官能性
シリコーン類を含む組成物、それらの調製及びそれらの
使用に関する。シリコーンビニルエーテル類は、光開裂
性(photocleavable)酸の添加及び紫外
線又は電子ビーム放射により硬化しうる。
【0002】
【従来の技術】当技術分野において、アルキルエーテル
官能性有機ケイ素化合物は既に文献に記載されている。
例えば、米国特許No.4617238は、常に各SiH
基に対して只1つのビニルエーテル基がシロキサン分子
に添加される事を記載している。
【0003】他のアルキルオキシ官能性有機ケイ素化合
物が、米国特許No.4707503、5057549、
5039176及びヨーロッパ特許No.0462389
に記載されている。
【0004】上記文献の方法は、同一分子内のビニルエ
ーテル基及び他のアルケニル基の間の競争を当てにして
おり、SiHのビニルエーテルへの定量的転化をもたら
さない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、好ましい放射線官能性基であるビニルエーテルへの
ヒドリドシラン又はシロキサン類の定量的転化を生ずる
方法を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、紙の剥離用途に適し
たUV(紫外線)又はEB(電子ビーム)硬化性オルガ
ノポリシロキサン類を調製するための新規な方法を提供
することである。
【0007】本発明の更に他の目的は、光開裂性酸の添
加及びUV又はEB放射によって硬化しうるシリコーン
ビニルエーテルコポリマー又はオリゴマーを製造するこ
とである。
【0008】本発明の更に他の目的は、特に高い硬化速
度で種々の硬化触媒によって触媒されうるUV−硬化性
シリコーン組成物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、ビニルエーテル官能性シロキサンの製造方法を提供
する。本発明は、(I)シラン又はシロキサン、ビニル
エーテル化合物及びヒドロシリル化触媒を混合するこ
と、を含む。他の態様において、本発明は(I)の反応
生成物に光開裂性酸を加え、この混合物(II)を固体の
基体に塗って皮膜を形成し、次いでこの皮膜を化学線放
射又は化学線放射と熱とに曝す。本発明は更に、ビニル
エーテル官能性シロキサン化合物及びこのポリシロキサ
ン化合物を光開裂性酸と組み合わせた硬化性組成物に関
する。
【0010】即ち、本発明は、次の(A)〜(C)を混
合すること(I)を含むビニルエーテル官能性シロキサ
ンの製造方法に関する:(A)(i)シラン類及び(i
i)シロキサン類から選ばれるケイ素化合物;(B)
(a)H2 C=CHOROCH=CH2 (b)(H2
=CHOR)x CR1 4-x及び(c)これらの混合物から
選ばれるビニルエーテル化合物;並びに(C)ヒドロシ
リル化触媒。但し、ここにRは炭素原子数1〜20の2
価の炭化水素基又はハロ炭化水素基であり、R1 は炭素
原子数1〜20の1価の炭化水素基もしくはハロ炭化水
素基又は水素原子であり、xは3又は4の値を取り、前
記シラン又はシロキサンはそれぞれ分子内にケイ素に結
合した少なくとも1つの水素基を持ち、ここにビニルオ
キシ含有分子対ケイ素に結合した水素原子のモル比は
1.0より大きい。
【0011】本発明の方法は、シラン又はシロキサン、
ビニルエーテル化合物及びヒドロシリル化触媒を混合す
ること、を含む。前記シランは、好ましくは式(R
2 O)xSiR3 4-x(ここに、R2 は炭素原子数1〜8
の一価の炭化水素基又はハロ炭化水素基であり、R3
水素原子又はR2 であり、xは1〜3の値を取る)で示
される。前記シラン又はシロキサンは、分子中に少なく
とも1つのケイ素に結合した水素原子を含むことも必要
である。
【0012】一価の炭化水素基R2 は、アルキル基、例
えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル及び
オクチル;脂環式基、例えばシクロヘキシル;アルアル
キル基、例えばベンジル及びフェニルエチル;並びにオ
レフィン性炭化水素基、例えばビニル、アリル、メタリ
ル、ブテニル、ヘキセニル、オクテニル、シクロヘキセ
ニル及びスチリルを含む。アルケニル基は、好ましくは
末端不飽和である。非常に好ましい1価の炭化水素基は
メチル、フェニル、ビニル及び5−ヘキセニルである。
脂肪族不飽和を有しない1価のハロ炭化水素基は、脂肪
族不飽和を有さず、少なくとも1つの水素原子をハロゲ
ン、例えばフッ素、塩素又は臭素で置き換えた上記のい
ずれかの1価の炭化水素基を含む。好ましい1価のハロ
炭化水素基は、式Cn 2n+1CH2 CH2 −(ここに、
前記下付き添字nは1〜8の値を取る)で示され、例え
ばCF3 CH2 CH2 −及びC4 9 CH2 CH2 −で
ある。複数のR3 基は同一であるか又は異なる。R
3 は、上に述べたように水素原子又はR2 である。
【0013】本発明において用いられるシランの量は、
用いられるビニルエーテル化合物及びヒドロシリル化触
媒の量に依存して変化する。2〜25重量%のシランが
使用されるのが好ましく、3〜15重量%のシランが用
いられるのが好ましい。前記重量%は、組成物の全重量
を基準にしている。
【0014】本発明のシロキサンは、好ましくは、脂肪
族不飽和が無く、2価の基で結合された2個又はそれ以
上のケイ素原子、ケイ素原子1個当たり平均1〜2個の
ケイ素に結合された1価の基、及び1分子当たり平均少
なくとも1個の、好ましくは2個、3個又はそれ以上の
ケイ素に結合した水素原子を含む有機水素ケイ素化合物
である。好ましくは、このシロキサンは、平均3又はそ
れ以上の、例えば5、10、20、40又はそれ以上の
ケイ素に結合した水素原子を含む。
【0015】本発明のシロキサンは、好ましくは平均単
位式R3 a b SiO(4-a-b)/2 (ここに、R3 は脂肪
族不飽和の無い1価の基を表し、下付き文字bは0より
大きく1以下、例えば0.001、0.01、0.1及
び1.0の値を取り、下付き文字aとbの合計は1〜
3、例えば1.2、1.9及び2.5の値を取りうる。
上記平均単位式示されるオルガノ水素ポリシロキサン類
におけるシロキサン単位は、式R3 3SiO1/2 、R3 2
SiO1/2 、R3 2SiO2/2 、R3 HSiO2/2、R3
SiO3/2 、HSiO3/2 及びSiO4/2 で示される。
前記シロキサン単位は直鎖状、分岐状、環状及びこれら
の組み合わせのようないずれかの分子配列で結合され
て、本発明に有用なオルガノ水素ポリシロキサン類を与
えることができる。
【0016】好ましいオルガノ水素ポリシロキサンは、
式XR2 SiO(XRSiO)c SiR2 X(ここに、
各Rは脂肪族不飽和が無く、炭素原子数1〜20の一価
の炭化水素基又はハロ炭化水素基を表す)で示される実
質的に直鎖状のオルガノ水素ポリシロキサンである。1
価の炭化水素基はアルキル基、例えばメチル、エチル、
プロピル、ブチル、ヘキシル及びオクチル;脂環式基、
例えばシクロヘキシル;アリール基、例えばフェニル、
トリル及びキシリル;アルアルキル基、例えばベンジル
及びフェニルエチル;並びにオレフィン系炭化水素基、
例えばビニル、アリル、メタリル、ブテニル及びヘキセ
ニル、オクテニル、シクロヘキセニル及びスチリルを含
む。アルケニル基は、好ましくは末端不飽和である。ア
ルケニルシロキサン類を調製するのに用いうるα,ω−
ジエン類が容易に入手できるので、高級アルケニル基の
内で5−ヘキセニル、7−オクテニル及び9−デセニル
から選ばれるものが好ましい。本発明のケイ素含有成分
用の非常に好ましい1価の炭化水素基は、メチル、フェ
ニル、ビニル及び5−ヘキセニルである。脂肪族不飽和
の無い1価のハロ炭化水素基は、脂肪族不飽和が無くそ
の水素原子少なくとも1つがハロゲン、例えばフッ素、
塩素又は臭素で置き換えられたいずれかの1価の炭化水
素基を含む。好ましい1価のハロ炭化水素基はCn
2n+1CH2 CH 2 −(ここに、下付き文字nは1〜10
の値を取る)で示され、例えばCF3 CH2 CH2 −及
びC4 9 CH2 CH2 −がある。幾つかのR基は同じ
であってもよく、異なってもよい。加えて、各Xは水素
原子又はR基を表す。勿論、少なくとも2つのX基は水
素原子でなければならない。下付き文字cの値は重要で
はない。しかし、それは、好ましくはオルガノ水素ポリ
シロキサンが25℃で100ミリパスカル−秒迄の粘度
を持つようなものである。cの正確な値は、R基の数と
これが何物であるかに依存して前記限界内に入る粘度値
を与える必要がある。しかしながら、Rとしてメチル基
のみを含むオルガノ水素ポリシロキサン類のためには、
cは0〜100の値を取るであろう。
【0017】好ましい1価の炭化水素基に関して、前記
シロキサンとして適当なオルガノポリシロキサン類の例
を挙げれば、HMe2 SiO(Me2 SiO)c SiM
2H、(HMe2 SiO)4 Si、シクロ(MeHS
iO)c 、(CF3 CH2 CH2 )MeHSiO{Me
(CF3 CH2 CH2 )SiO}c SiHMe(CH 2
CH2 CF3 )、Me3 SiO(MeHSiO)c Si
Me3 、HMe2 SiO(Me2 SiO)0.5c(MeH
SiO)0.5cSiMe2 H、HMe2 SiO(Me2
iO)0.5c(MePhSiO)0.1c(MeHSiO)
0.4cSiMe2 H、Me3 SiO(Me2 SiO)0.3c
(MeHSiO)0.7cSiMe3 及びMeSi(OSi
Me2 H)3 がある。
【0018】非常に好ましい直鎖状オルガノ水素ポリシ
ロキサン類は式YMe2 SiO(Me2 SiO)p (M
eYSiO)q SiMe2 Yで示される。ここに、Yは
水素原子又はメチル基を表す。1分子中平均少なくとも
2つのY基は水素原子でなければならない。下付き文字
pプラスqはcに等しい値を取る。米国特許No.415
4714は非常に好ましいオルガノ水素ポリシロキサン
類を記載している。
【0019】本発明において用いられるシロキサンの量
は、用いられるビニルエーテル化合物及びヒドロシリル
化触媒の量に依存して変わる。それは、組成物全重量を
基準にして3〜75wt%を用いるのが好ましく、5〜
50wt%を用いるのが非常に好ましい。
【0020】本発明で用いられるビニルエーテル化合物
は、(a)H2 C=CHOROCH=CH2 (b)(H
2 C=CHOR)x CR1 4-x及び(c)これらの混合物
から選ばれる式で示されるビニルエーテルのグループで
ある。但し、ここにRは炭素原子数1〜20の2価の炭
化水素基又はハロ炭化水素基であり、R1 は炭素原子数
1〜20の2価の炭化水素基もしくはハロ炭化水素基又
は水素原子であり、xは3又は4の値を取る。Rとして
適当な2価の炭化水素基の例としては、アルキレン基、
例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、2−メチル
トリメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、3−
エチル−ヘキサメチレン、オクタメチレン、−CH
2 (CH3 )CH−、−(CH2 4 −、−CH2 CH
(CH3 )CH2 −及び−(CH2 18−;シクロアル
キレン基、例えばシクロヘキシレン;アリーレン基、例
えばフェニレン並びに2価の炭化水素基の組み合わせ、
例えばベンジレン、即ち−C6 4 CH2 −が挙げられ
る。
【0021】適当な2価のハロ炭化水素基は、1又はそ
れ以上の水素原子がハロゲン、例えばフッ素、塩素又は
臭素で置き代わったいずれかの2価の炭化水素基を含
む。好ましくは2価のハロ炭化水素基は式−CH2 CH
2 n 2nCH2 CH2 −(ここにnは1〜10の値を
取る)、例えば−CH2 CH2 CF2 CF2 CH2 CH
2 −で示される。好ましくは式(a)中のRは炭素原子
数6〜8のアルキレン基であり、式(a)中のRはヘキ
シレン及びシクロヘキシルジメチレンから選ばれるのが
非常に好ましい。最も好ましくは、式(b)中のRはメ
チレンである。式(b)中の1価の炭化水素基R1 は、
好ましい例を含めて本発明のシロキサンについて上述し
た炭化水素基又はハロ炭化水素基を含む。本発明におい
てR1 はメチルであることが非常に好ましい。また、本
発明にとってビニロキシ含有分子対ケイ素に結合した水
素原子のモル比は1.0より大きいことが必要であり、
このモル比は3〜10であることが非常に好ましい。
【0022】本発明において用いられるビニルエーテル
化合物の量は、用いられるシラン又はシロキサン及びヒ
ドロシリル化触媒の量に依存して変化する。組成物全重
量を基準にして、25〜98wt%のビニルエーテルが
用いられるのが好ましく、50〜95wt%が用いられ
るのが非常に好ましい。
【0023】前記ヒドロシリル化触媒は、シラン又はシ
ロキサンのケイ素に結合した水素原子とビニルエーテル
化合物の反応を促進する白金族金属含有触媒のいずれで
もよい。ここに白金族金属とは、鉄、コバルト、ニッケ
ル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジュウム、白金の意味である。ステップ(I)の混
合物中にこの触媒を添加すれば、混合物又は反応生成物
を生ずる。
【0024】前記触媒は、好ましくは白金含有触媒であ
り、これは、それらが最も広く用いられ入手可能である
からである。それらは、また、改善された可使時間及び
/又は硬化時間に関して本発明にとって比較的好ましい
効果を与える。白金含有触媒は、任意に担体、例えばシ
リカゲル又は粉末炭上に堆積させた白金金属、又は白金
族金属の化合物もしくは錯体でありうる。本発明におけ
る好ましい白金含有触媒化合物は、米国特許No.282
3218に開示されているように、一般的に入手可能な
6水和物の形又は無水の形をした塩化白金酸の形をして
いる。特に有用な形の塩化白金酸は、米国特許No.34
19593に開示されているように、それを脂肪族不飽
和を有する有機ケイ素化合物と反応させて得られる組成
物である。それが有機ケイ素系に容易に分散する性質を
持っているからである。本発明に有用な他の触媒として
は、米国特許No.3159601;3159602;3
220972;3296291;3516946;38
14730及び3928629に開示されたものがあ
る。シラン又はシロキサンをビニルエーテル化合物のケ
イ素に結合した水素原子とビニルエーテル化合物の間の
室温での反応を促進するに充分な量がある限り、本発明
に使用される触媒の量は狭く限定されない。触媒の正確
な量は、用いられる触媒いかんに依存し、容易に予言す
ることはできない。しかしながら、白金含有触媒につい
ては、その量は全組成物100万重量部当たり、1重量
部という低い量でありうる。好ましくは、この量は、同
じ基準で少なくとも10重量部である。
【0025】本発明の方法は、ステップ(I)の間又は
後にこの混合物を加熱することを含み得る。ここで、加
熱とは赤外線照射、加熱空気及びマイクロウェーブ放射
を意味する。本発明にとって、ステップ(I)で得られ
た混合物を室温以上150℃以下で加熱するのが好まし
く、この混合物を50〜70℃に加熱するのが非常に好
ましい。
【0026】本発明方法は、更にステップ(I)の後過
剰の有機ビニルエーテルをストリッピングにより除くこ
とを含みうる。揮発性成分をストリッピングする方法
は、当技術分野で周知であり、ここでこれ以上説明する
必要はない。揮発性成分を除くためのどんな方法も用い
ることができ、例えば分子蒸留機、ロートエバポレータ
ー(rotoevaporators)及びワイプフィ
ルムエバポレーター(wipe film evapo
rators)を用いる方法がある。好ましい方法はワ
イプフィルムエバポレーターを用いる方法である。
【0027】他の具体例において、本発明は硬化性被覆
組成物を作る方法を提供する。この方法は、(I)次の
(A)〜(C)を混合して:(A)(i)シラン類及び
(ii)シロキサン類から選ばれるケイ素化合物;(B)
(a)H2 C=CHOROCH=CH2 (b)(H2
=CHOR)x CR1 4-x及び(c)これらの混合物から
選ばれるビニルエーテル化合物;並びに(C)ヒドロシ
リル化触媒(但し、ここにRは炭素原子数1〜20の2
価の炭化水素基又はハロ炭化水素基であり、R 1 は炭素
原子数1〜20の1価の炭化水素基もしくはハロ炭化水
素基又は水素原子であり、xは3又は4の値を取り、前
記シラン又はシロキサンはそれぞれ分子内にケイ素に結
合した少なくとも1つの水素基を持ち、ここにビニルオ
キシ含有分子対ケイ素に結合した水素原子のモル比は
1.0より大きい)、反応生成物を生成し;(II)
(I)の反応生成物に光開裂性酸を加え;(III)(II)
で得られた混合物を固体の基体に被覆して皮膜を形成
し;そして(IV)前記皮膜を、これを硬化させるに充分
な量の(i)化学線及び(ii)化学線と熱の組み合わせ
から選ばれたエネルギー源に曝すことを含む。
【0028】ステップ(I)のシラン、シロキサン、ビ
ニルエーテル化合物及びヒドロシリル化触媒は、本発明
のビニルエーテル官能性シロキサン類を作ることについ
て、それらの量及び好ましい例を含めて上に述べてい
る。
【0029】ステップ(II)は、ステップ(I)の反応
生成物に光開裂性酸を加えることを含む。本発明の方法
に適した酸は、オニウム塩類及びある種のニトロベンジ
ルスルフォネートエステル類を含む。式R2 + MXn
- 、R3 + MXn - 、R3 Se+ MXn - 、R4 +
MXn - 及びR4 + MXn - (ここに、各Rは、同一
の又は異なった炭素原子数1〜30の有機基であり、炭
素原子数1〜8のアルコキシ基、炭素原子数1〜8のア
ルキル基、ニトロ基、塩素基、臭素基、シアノ基、カル
ボキシル基、メルカプト基並びにピリジル、チオニル及
びピラニルを含む複素環式基から選ばれた1〜4個の1
価の炭化水素基で置換されている、炭素原子数6〜20
の芳香族炭素環式基を含む)で示されるオニウム塩が好
ましい。上記式中の符号Mは、金属又は非金属であり、
遷移金属、例えばSb、Fe、Sn、Bi、Al、G
a、In、Ti、Zr、Sc、V、Cr、Mn及びC
s;希土類金属、例えばランタナイド、Cd、Pr及び
Nd;並びに非金属、例えばB、P及びAsを含む。M
n - は、非塩基性、非求核性陰イオン、例えばBF4
-、PF6 - 、AsF6 - 、SbF6 - 、SbC
6 - 、HSO4 - 、ClO4 -、FeCl4 = 、Sn
Cl6 - 及びBiCl5 = である。
【0030】ビスジアリールヨードニウム塩、例えばビ
ス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロヒ
酸塩、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフ
ルオロアンチモン酸塩及びジアルキルフェニルヨードニ
ウムヘキサフルオロアンチモン酸塩が好ましい。
【0031】本発明において、光開裂性酸として有用な
ニトロベンジルスルフォネートエステルは次式で示され
る。
【0032】
【化3】
【0033】ここに、Zはアルキル基、アリール基、ア
ルキルアリール基、ハロゲン置換アルキル基、ハロゲン
置換アリール基、ハロゲン置換アルキルアリール基、ニ
トロ置換アリール基、ニトロ置換アルキルアリール基、
ニトロ及びハロゲンの置換基を有するアリール基、ニト
ロ及びハロゲンの置換基を有するアルキルアリール基、
並びに式C6 4 SO3 CHR’C6 4-m m ( NO
2)で示される基から選ばれ;R’は水素原子、メチル基
及びニトロ置換アリール基であり;各Qは、独立に炭化
水素基、ヒドロカルボノキシ基、NO2 、ハロゲン原子
及び有機ケイ素基から選ばれ、mは0、1又は2の値を
取り、但しQは酸基ではない。これらのニトロベンジル
スルフォネート光開裂性酸は英国特許出願No.9124
422.8(1991年11月14日出願)に記載され
ている。本発明にとって好ましいニトロベンジル誘導体
は、mが1の値を取り、QはNO2 基であって−CH
R’OS(O)2 Z基に関してオルソ位にあり、Zはニ
トロフェニル基(ここにニトロ基はスルフォン酸基に関
してパラ位にある)又はフェニルメチル基又はトリフル
オロプロピルメチルフェニル基を表す。
【0034】この光開裂性酸は、本発明の方法において
硬化を生ずるどんな割合ででも存在しうる。好ましく
は、光開裂性酸の存在量は、組成物全重量を基準にして
0.1〜10wt%であり、組成物全重量を基準にして
1〜5wt%が好ましい。
【0035】本発明のステップ(III)はステップ(II)
で得られた混合物を固体の基体に塗り、皮膜を形成する
ことを含む。好ましい態様においては、前記固体の基体
は可撓性のシート材料、例えば紙、ポリオレフィンフィ
ルム及びポリオレフィンで被覆された紙又はフォイルで
ある。本発明方法により被覆しうる他の固体の基体は、
他のセルロース材料、例えば木材、厚紙及び綿;金属材
料、例えばアルミニウム、銅、鋼及び銀;ケイ素質材
料、例えばガラス及び石材;並びに合成ポリマー材料、
例えばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル及び
ポリアクリレートを含む。この固体の基体は、実質的に
シート様、例えば感圧接着剤用の剥がしうる剥離ライナ
ー、布はくもしくはフォイルであり得るし、実質的に3
次元の形をしていてもよい。
【0036】ステップ(IV)は、前記皮膜を、これを硬
化させるに充分な量の(i)化学線及び(ii)化学線と
熱の組み合わせから選ばれたエネルギー源に曝すことを
含む。化学線とは、紫外線、電子ビーム、並びにα−、
β−、γ−及びX−線の意味である。熱とは、赤外線、
熱空気及びマイクロウェーブの意味である。勿論、化学
線はしばしば熱を伴い、この2つの組み合わせは本発明
の範囲及び精神の内に入る。
【0037】ここに、用語「硬化」は、この組成物を液
体から固体へと導く化学変化を一般に表す。接着剤剥離
皮膜として用いられる被覆組成物にとっては、用語「硬
化」はより詳細な意味を持っており、皮膜の汚れ、移行
及び摩擦落ちが無いことを包含する。硬化は公知のいず
れの方法ででも行いうる。この方法は、被覆された基体
を望みの照射源、例えばUVランプの下を所定の速度で
通過させ、所定の時間、必要なエネルギー源への暴露に
より、完全に被覆された基体を照射線に曝す。
【0038】本発明は、更に、前記混合物をステップ
(I)の間又は後に加熱することを含みうる。ステップ
(I)から得られる混合物を室温以上150℃以下で加
熱するのが好ましく、この混合物を50〜70℃に加熱
するのが非常に好ましい。
【0039】本発明方法は、更に、ステップ(I)の後
又はステップ(II)の後、過剰の有機ビニルエーテルを
ストリッピングにより除くことを包含する。揮発性成分
のストリッピングは、当技術分野で公知であり、これ以
上説明する必要は無い。揮発性成分を除くためのどんな
方法も用いることができ、例えば分子蒸留機、ロートエ
バポレーター(rotoevaporators)及び
ワイプフィルムエバポレーター(wipe film
evaporators)を用いる方法がある。好まし
い方法はワイプフィルムエバポレーターを用いる方法で
ある。
【0040】本発明の他の好ましい態様においては、可
撓性シート材料、例えば紙、金属フォイル又はテープ状
シート材料、を液体硬化性組成物の薄膜で、好ましくは
連続的方法で被覆し、次いでこうして被覆された材料を
加熱し及び/又は照射して皮膜を急速に硬化して、その
少なくとも片面に接着剤剥離性皮膜を有するシート状材
料を与える。続いてこの接着剤皮膜を、好ましくはイン
ラインで感圧接着剤と接触させ、剥離性の接着剤/皮膜
境界を持った物品を形成する。そのような物品の例とし
ては、剥離性バッキングを持った接着性ラベル、ロール
状に巻いた接着性テープ及び剥ぎ取り可能な容器中に包
装した接着剤がある。この感圧接着剤は、非シリコーン
系のもの、例えば周知のアクリル系又はゴム系のもので
ありえ、また、シリコーン系の、例えば過酸化物−又は
白金−硬化性ポリジオルガノシロキサン系の接着剤であ
り得る。
【0041】本発明は、更に次の式で示されるビニルエ
ーテル官能性オルガノポリシロキサン化合物に関する:
【0042】
【化4】
【0043】ここに、R4 は一価の炭素原子数1〜20
の炭化水素基又はハロ炭化水素基であり、R5 はR4
は少なくとも1つのビニルエーテル基を持った一価の炭
化水素基又はハロ炭化水素基であり、aは0〜1000
の値を取り、bは0〜200の値を取り、但し分子中に
少なくとも1つのビニルエーテル基が存在する。1価の
炭化水素基R4 は、好ましい例を含んで、上述の1価の
炭化水素基又はハロ炭化水素基を表す。R4 はメチルで
あることが非常に好ましい。また、R5 は、式(a)−
CH2 CH2 (OR6)c OCH=CH2 又は(b)(H
2 C=CHOR 6)z CR7 3-z(OR6)c CH2 CH
2 (ここに、R6 は炭素原子数1〜20の2価の炭化水
素基又はハロ炭化水素基であり、R7 は炭素原子数1〜
20の1価の炭化水素基もしくはハロ炭化水素基又は水
素原子であり、cは1〜3の値を取り、zは1又は2の
値を取る)で示されるビニルエーテル基であることが好
ましい。R6 のうち2価の炭化水素基の例としては、ア
ルキレン基、例えばメチレン、エチレン、トリメチレ
ン、2−メチルトリメチレン、ペンタメチレン、ヘキサ
メチレン、3−エチル−ヘキサメチレン、オクタメチレ
ン、−CH2 (CH3 )CH−、−(CH2 4 −、−
CH2 CH(CH3 )CH2 −及び−(CH2 18−;
シクロアルキレン基、例えばシクロヘキシレン;アリー
レン基、例えばフェニレン並びに2価の炭化水素基の組
み合わせ、例えばベンジレン、即ち−C6 4 CH2
が挙げられる。
【0044】R6 としての2価のハロ炭化水素基の例
は、1又はそれ以上の水素原子がハロゲン、例えばフッ
素、塩素又は臭素で置き代わったいずれかの2価の炭化
水素基を含む。好ましくは2価のハロ炭化水素基は式−
CH2 CH2 n 2nCH2 CH2 −(ここにnは1〜
10の値を取る)、例えば−CH2 CH2 CF2 CF2
CH2 CH2 −で示される。好ましくは式(a)中のR
6 は炭素原子数6〜8のアルキレン基であり、式(a)
中のR6 はヘキシレン及びシクロヘキシルジメチレンか
ら選ばれるのが非常に好ましい。好ましくは、式(b)
中のR6 はメチレンである。式(b)中の1価の炭化水
素基R7 は、好ましい例を含めて上述した炭化水素基又
はハロ炭化水素基を含む。本発明においてR7 はメチル
であることが非常に好ましい。
【0045】本発明にとって、aは15〜90の値を取
り、bは0.5〜20の値を取るのが好ましい。aが7
0〜90の値を取り、bが5〜15の値を取るのが特に
好ましい。
【0046】本発明は更に、(A)ビニルエーテル官能
性ポリシロキサン化合物及び(B)光開裂性酸を含む硬
化性被覆組成物に関する。このビニルエーテル官能性ポ
リシロキサン化合物は、その好ましい態様を含めて上に
述べた。この発明の硬化性被覆組成物において、この組
成物の全重量を基準として、95〜99.5wt%のビ
ニルエーテル官能性ポリシロキサンが使用されることが
好ましく、97〜99wt%が使用されることが非常に
好ましい。
【0047】本発明の硬化性被覆組成物は、更に(C)
反応性希釈剤を含みうる。前記反応性希釈剤が式(CH
2 =CHOR8)d CR9 4-d(ここに、R8 は炭素原子数
1〜20の2価の炭化水素基又はハロ炭化水素基であ
り、R9 は炭素原子数1〜20の1価の炭化水素基もし
くはハロ炭化水素基又は水素原子であり、dは1〜3の
値を取る)で示される有機ビニルエーテル化合物である
ことが、本発明にとって好ましい。前記2価の炭化水素
基又はハロ炭化水素基は、好ましい態様を含めて、前記
ビニルエーテル官能性ポリシロキサンについて述べたの
と同じである。前記1価の炭化水素基は、その好ましい
態様を含めて上に述べたのと同じである。
【0048】この発明の組成物にとって、有効量の反応
性希釈剤が必要であり、この量はこの組成物の全重量を
基準にして0.1〜10wt%である。この組成物の全
重量を基準にして1〜5wt%の希釈剤を使用すること
が非常に好ましい。
【0049】本発明の方法と組成物は、感圧接着剤以外
の接着材料にも適用できる。その例としては食品、アス
ファルト及びガムポリマー類がある。感圧接着剤用の、
保護皮膜及び装飾皮膜としての剥離皮膜として有用であ
る。
【0050】本発明方法で調製される組成物及び本発明
の硬化性被覆組成物は、どんな任意成分も、例えば光増
感剤、高剥離性添加剤、補強充填材、増量充填材、脂肪
族不飽和のない炭化水素類及びハロ炭化水素類、着色
剤、染料、防腐剤、芳香剤、安定剤、接着性改質剤並び
に接着剤剥離改質剤も、含みうる。好ましくは、任意成
分が占めるのは全組成物の25wt%未満であるべきで
ある。
【0051】本発明方法は、へら、ドラムローラー、機
械的攪拌機、三本ロール練り機、シグマブレードミキサ
ー、ブレッドドウミキサー(bread dough
mixer)及び二本ロール機のようないずれかの適当
な混合手段を用いて、上述の諸材料及び必要に応じてい
ずれかの任意成分を、上述の順序で混合することにより
完了することができる。
【0052】
【実施例】以下の例は本発明を更に説明するために記載
されるものであるが、本発明は特許請求の範囲に適切に
記載されている。特に断らない限り、全ての量(部及び
パーセンテージ)は重量基準である。
【0053】(例1)攪拌機、凝縮器、温度計及び加熱
マントルを備えた三つ口フラスコに、33.37gの次
式で示されるビニルエーテル化合物を入れた:
【0054】
【化5】
【0055】次に、0.256gの白金触媒(塩化白金
酸及びジビニルテトラメチルジシランから形成される
0.67%の白金を含む可溶性白金錯体)を、20ppm
で、三つ口フラスコに加え、この混合物を60℃に加熱
した。次いで、50gの式H(Me)2 Si(OSiM
2)95(OSiHMe)3 OSi(Me)2 Hで示され
るシロキサンコポリマーを、添加ロートを経由してゆっ
くりと前記混合物に加え、次いで得られた混合物を温度
74℃に発熱させた。シロキサンコポリマーの添加が完
了した後、全てのSiH物質が消費されるまで、この混
合物を60℃に加熱し続けた。次いで、過剰のビニルエ
ーテルの殆どを、150℃、0.4〜0.5kPa(3
〜4mmHg)で、ロートエバポレーター上に移した。麦わ
ら色の生成物が得られた。この反応で得られたコポリマ
ーは次式で示された: R(Me)2 Si(OSiMe2)95(OSiMeR)3
OSi(Me)2 R ここに、Rは次式で示される。
【0056】
【化6】
【0057】次いで、0.01gの(C1225Ph)2
+ SbF6 - を、得られたポリマー10gに加え、充分
に混合し、この材料の厚さ1〜2μm の薄いフィルム
を、Myler(商標)タイプAフィルム上に塗り、次
いでこのフィルムをFusionUVプロセッサー上で
単一の11.8ワット/mm(300W/インチ)H球に
暴露し、152.4m/分(500フィート/分)より
大きな速度で硬化させた。このサンプルを0.05MJ
/kg(0.5Mラド)でEB照射して硬化させた。
【0058】(例2)例1と同様にして組成物を調製し
た。但し、例1のビニルエーテル化合物を用いる代わり
に、137.53gの式H2 C=CHOCH2 CH2
CH2 CH2OCH2 CH2 OCH=CH2 で示される
ビニルエーテル化合物を三つ口フラスコに加え、100
gの例1のシロキサンコポリマーを用い、0.42gの
白金触媒(塩化白金酸及びジビニルテトラメチルジシラ
ンから形成される0.67%の白金を含む可溶性白金錯
体)を、11ppm で、触媒として用いた。再び、過剰の
ビニルエーテルの殆どを、150℃、0.4〜0.5k
Pa(3〜4mmHg)で、ロートエバポレーター上に移し
た。再び、麦わら色の生成物が得られた。この反応で得
られたコポリマーは次式で示された: R(Me)2 Si(OSiMe2)95(OSiMeR)3
OSi(Me)2 R ここに、Rは式−CH2 CH2 OCH2 CH2 OCH2
CH2 OCH2 CH2 OCH=CH2 で示される。次い
で、0.01gの(C1225Ph)2+ SbF6 - を、
得られたコポリマー10gに加え、この混合物を充分に
攪拌し、次いで、得られた混合物を、この材料の厚さ1
〜2μm の薄いフィルムの形で、Myler(商標)タ
イプAフィルム上に塗り、次いでこのフィルムをFus
ion UVプロセッサー上で単一の11.8ワット/
mm(300W/インチ)H球に暴露し、152.4m/
分(500フィート/分)より大きな速度で硬化させ
た。このサンプルを0.025MJ/kg(2.5Mラ
ド)でEB照射して硬化させた。
【0059】(例3)式H(Me)2 Si(OSiMe
2)93(OSiHMe)5 OSi(Me)2 Hで示される
シロキサンコポリマー5g及び例1で用いたビニルエー
テル化合物4.605gを、反応に用いた他は例1と同
様にして再び本発明の組成物を調製した。この例では、
過剰のビニルエーテルは除かなかった。麦わら色の生成
物が再び得られた。この反応で得られたコポリマーは次
式で示された: R(Me)2 Si(OSiMe2)93(OSiMeR)5
OSi(Me)2 R ここに、Rは次式で示される。
【0060】
【化7】
【0061】次いで、0.01gの(C1225Ph)2
+ SbF6 - を、得られたコポリマー10gに加え、こ
の混合物を充分に攪拌し、次いで、得られた混合物を、
この材料の厚さ1〜2μm の薄いフィルムの形で、My
ler(商標)タイプAフィルム上に塗り、次いでこの
フィルムをFusion UVプロセッサー上で単一の
11.8ワット/mm(300W/インチ)H球に暴露
し、56mJ/cm2 で硬化させた。このサンプルを0.
025MJ/kg(2.5Mラド)でEB照射して硬化
させた。
【0062】(例4)式H(Me)2 Si(OSiMe
2)88(OSiMeH)10OSi(Me)2 Hで示される
シロキサンコポリマー75g、式H2 C=CHOCH2
CH2 CH2CH2 CH2 CH2 OCH=CH2 で示さ
れるビニルエーテル化合物105.4g及び0.28g
の白金触媒(塩化白金酸及びジビニルテトラメチルジシ
ランから形成される0.67%の白金を含む可溶性白金
錯体)を、反応に用いた他は再び例1と同様にして本発
明の組成物を調製した。この例では、この混合物を温度
69℃に発熱させた。シロキサンコポリマーの添加が完
了した後、全てのSiH物質が消費されるまで、この混
合物を65℃に加熱し続けた。この例では、過剰のビニ
ルエーテルは除かなかった。この反応で得られたコポリ
マーは次式で示された: R(Me)2 Si(OSiMe2)88(OSiMeR)10
OSi(Me)2 R ここに、Rは式−CH2 CH2 OCH2 CH2 CH2
2 CH2 CH2 OCH=CH2 で示される。次いで、
0.01gの(C1225Ph)2+ SbF6 - を、得ら
れたコポリマー10gに加え、この混合物を充分に攪拌
し、次いで、得られた混合物を、この材料の厚さ2μm
の薄いフィルムの形で、Myler(商標)タイプAフ
ィルム上に塗り、次いでこのフィルムをFusion
UVプロセッサー上で単一の11.8ワット/mm(30
0W/インチ)H球に暴露し、35mJ/cm2 で硬化さ
せた。このサンプルを0.01MJ/kg(1.0Mラ
ド)でEB照射して硬化させた。
【0063】(例5)式H2 C=CHOCH2 CH2
CH=CH2 で示されるビニルエーテル化合物70.8
6g及び0.28gの白金触媒(塩化白金酸及びジビニ
ルテトラメチルジシランから形成される0.67%の白
金を含む可溶性白金錯体)を、反応に用いた他は再び例
4と同様にして本発明の組成物を調製した。この例で
は、この混合物を温度69℃に発熱させた。SiH官能
性ポリマーの添加が完了した後、全てのSiH物質が消
費されるまで、この混合物を65℃に加熱し続けた。過
剰のビニルエーテルを除いた。この反応で得られたコポ
リマーは次式で示された: R(Me)2 Si(OSiMe2)88(OSiMeR)10
OSi(Me)2 R ここに、Rは式−CH2 CH2 OCH2 CH2 OCH=
CH2 で示される。次いで、0.01gの(C1225
h)2+ SbF6 - を、得られたコポリマー10gに加
え、この混合物を充分に攪拌し、次いで、得られた混合
物を、この材料の厚さ2μm の薄いフィルムの形で、M
yler(商標)タイプAフィルム上に塗り、次いでこ
のフィルムをFusion UVプロセッサー上で単一
の11.8ワット/mm(300W/インチ)H球に暴露
し、220mJ/cm2 で硬化させた。このサンプルを
0.03MJ/kg(3.0Mラド)でEB照射して硬
化させた。
【0064】(例6)式H(Me)2 Si(OSiMe
2)93(OSiHMe)5 OSi(Me)2 Hで示される
シロキサンコポリマー5g、次式で示されるビニルエー
テル化合物101.2g:
【0065】
【化8】
【0066】及び0.464gの白金触媒(塩化白金酸
及びジビニルテトラメチルジシランから形成される0.
67%の白金を含む可溶性白金錯体)を、反応に用いた
他は再び例1と同様にして本発明の組成物を調製した。
この例では、この混合物を温度69℃に発熱させた。S
iH官能性ポリマーの添加が完了した後、全てのSiH
物質が消費されるまで、この混合物を65℃に加熱し続
けた。この例では、過剰のビニルエーテルは除かなかっ
た。この反応で得られたコポリマーは次式で示された: R(Me)2 Si(OSiMe2)93(OSiMeR)5
OSi(Me)2 R ここに、Rは次式で示される。
【0067】
【化9】
【0068】次いで、0.01gの(C1225Ph)2
+ SbF6 - を、得られたコポリマー10gに加え、こ
の混合物を充分に攪拌し、次いで、得られた混合物を、
この材料の厚さ2μm の薄いフィルムの形で、Myle
r(商標)タイプAフィルム上に塗り、次いでこのフィ
ルムをFusion UVプロセッサー上で単一の1
1.8ワット/mm(300W/インチ)H球に暴露し、
50mJ/cm2 で硬化させた。このサンプルを0.01
5MJ/kg(1.5Mラド)でEB照射して硬化させ
た。次いで、5wt%の次式で示される有機ビニルエー
テル化合物
【0069】
【化10】
【0070】をこのコポリマーに加えた。次いで、2.
0wt%の(C1225Ph)2+ SbF6 - を、得られ
た混合物10gに加え、この混合物を充分に攪拌し、次
いで、得られた混合物を、この材料の厚さ2μm の薄い
フィルムの形で、Myler(商標)タイプAフィルム
上に塗り、次いでこのフィルムをFusion UVプ
ロセッサー上で単一の11.8ワット/mm(300W/
インチ)H球に暴露し、30mJ/cm2 未満で硬化させ
た。このサンプルを0.01MJ/kg(1.0Mラ
ド)でEB照射して硬化させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スーザン ビクトリア パーツ アメリカ合衆国,ミシガン,エセックスビ ル,オールド オーチャード 3 409 (72)発明者 ティモシー ジョン ディル アメリカ合衆国,ミシガン,サギノー,コ ックビル ロード 6235

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(A)〜(C)を混合することを含
    むビニルエーテル官能性シロキサンの製造方法: (A)(i)シラン類及び(ii)シロキサン類から選ば
    れるケイ素化合物; (B)(a)H2 C=CHOROCH=CH2 (b)
    (H2 C=CHOR)xCR1 4-x及び(c)これらの混
    合物から選ばれるビニルエーテル化合物;並びに (C)ヒドロシリル化触媒。 但し、ここにRは炭素原子数1〜20の2価の炭化水素
    基又はハロ炭化水素基であり、R1 は炭素原子数1〜2
    0の1価の炭化水素基もしくはハロ炭化水素基又は水素
    であり、xは3又は4の値を取り、前記シラン又はシロ
    キサンはそれぞれ分子内にケイ素に結合した少なくとも
    1つの水素基を持ち、ここにC2 H=CHO−含有分子
    対ケイ素に結合した水素原子のモル比は1.0より大き
    い。
  2. 【請求項2】 更に、前記混合物を加熱することを含む
    請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 更に、過剰の有機ビニルエーテルをスト
    リッピングにより除くことを含む請求項1又は2の方
    法。
  4. 【請求項4】 (a)中のRが炭素原子数6〜8のアル
    キレン基であり、(b)中のRがメチレンであり、R1
    がメチルである請求項1、2又は3の方法。
  5. 【請求項5】 (a)中のRがヘキシレン及びシクロヘ
    キシルジメチレンから選ばれる請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 前記シランが式(R2 O)y SiR3 4-y
    (ここに、R2 は炭素原子数1〜8の一価の炭化水素基
    又はハロ炭化水素基であり、R3 は水素原子又はR2
    あり、yは1〜3の値を取る)で示される請求項1〜5
    のいずれかの方法。
  7. 【請求項7】 R2 がメチル、フェニル、ビニル及び5
    −ヘキセニルから選ばれる請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 前記シロキサンがオルガノ水素ポリシロ
    キサンである請求項1〜7のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 前記オルガノ水素ポリシロキサンが式Y
    Me2 SiO(Me 2 SiO)p (MeYSiO)q
    iMe2 Y(ここに、Yは水素原子又はメチル基を表
    し、Meはメチル基を表し、p及びqはそれぞれゼロ又
    は1又はそれ以上の値を取り、pとqの合計は25℃で
    1〜100ミリパスカル−秒の粘度を与えるに充分な値
    を取り、1分子当たり平均少なくとも2つのY基は水素
    原子である)で示される、請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 前記ヒドロシリル化触媒が白金含有触
    媒である請求項1〜9のいずれかの方法。
  11. 【請求項11】 前記白金含有触媒が塩化白金酸のビニ
    ルシロキサン錯体である請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 次の(I)〜(IV)を含む硬化性皮膜
    の製造方法: (I)請求項1のビニルエーテル官能性シロキサンを調
    製し; (II)光開裂性酸を加え; (III)(II)で得られた混合物を固体の基体に被覆して
    皮膜を形成し;そして (IV)前記皮膜を、これを硬化させるに充分な量の
    (i)化学線及び(ii)化学線と熱の組み合わせから選
    ばれたエネルギー源に曝す。
  13. 【請求項13】 前記光開裂性酸が、R2 +
    n - 、R3 + MXn -、R3 Se+ MXn - 、R4
    + MXn - 及びR4 + MXn - (ここに、各Rは、
    独立に炭素原子数1〜30の有機基であり、MXn -
    非塩基性、非求核性陰イオンである)から選ばれるオニ
    ウム塩である請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 前記非塩基性、非求核性陰イオンがB
    4 - 、PF6 - 、AsF6 - 、SbF6 - 、SbCl
    6 - 、HSO4 - 、ClO4 - 、FeCl4 - 、SnC
    6 - 及びBiCl5 - から選ばれる請求項13の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記オニウム塩がビス(ドデシルフェ
    ニル)ヨードニウムヘキサフルオロヒ酸塩、ビス(ドデ
    シルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモン
    酸塩及びジアルキルフェニルヨードニウムヘキサフルオ
    ロアンチモン酸塩から選ばれる請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 前記光開裂性酸が、次式で示されるニ
    トロベンジルスルフォネートエステルである請求項12
    〜15のいずれかの方法: 【化1】 ここに、Zはアルキル基、アリール基、アルキルアリー
    ル基、ハロゲン置換アルキル基、ハロゲン置換アリール
    基、ハロゲン置換アルキルアリール基、ニトロ置換アリ
    ール基、ニトロ置換アルキルアリール基、ニトロ及びハ
    ロゲンの置換基を有するアリール基、ニトロ及びハロゲ
    ンの置換基を有するアルキルアリール基、並びに式C6
    4 SO3 CHR’C6 4-m m ( NO2)で示される
    基から選ばれ;R’は水素原子、メチル基及びニトロ置
    換アリール基であり;各Qは、独立に炭化水素基、ヒド
    ロカルボノキシ基、NO2 、ハロゲン原子及び有機ケイ
    素基から選ばれ、mは0、1又は2の値を取り、但しQ
    は酸基ではない。
  17. 【請求項17】 更に、前記硬化され、被覆された皮膜
    に感圧接着性組成物を剥離性を持って付着させることを
    含む請求項12の方法。
  18. 【請求項18】 次の一般式を持つ化合物: 【化2】 ここに、R4 は1価の炭素原子数1〜20の炭化水素基
    又はハロ炭化水素基であり、R5 はR4 又は(a)−C
    2 CH2 (OR6)c OCH=CH2 及び(b)(H2
    C=CHOR6)z CR7 4-z(OR6)c CH2 CH2 から
    選ばれる式を有する基である(ここに、R6 は炭素原子
    数1〜20の2価の炭化水素基又はハロ炭化水素基であ
    り、R7 は炭素原子数1〜20の1価の炭化水素基もし
    くはハロ炭化水素基又は水素原子であり、cは1〜3の
    値を取り、zは1又は2の値を取り、aは0〜1000
    の値を取り、bは0〜200の値を取り、但し(a)−
    CH 2 CH2 (OR6)c OCH=CH2 及び(b)(H
    2 C=CHOR6)z CR7 4-z(OR6)c CH2 CH2
    ら選ばれる式を有する少なくとも1つの基が化合物中に
    存在する。
  19. 【請求項19】 請求項18の化合物及び(B)光開裂
    酸を含む被覆組成物。
  20. 【請求項20】 前記組成物が更に(C)反応性希釈剤
    を含む請求項19の組成物。
  21. 【請求項21】 前記反応性希釈剤が式(CH2 =CH
    OR8)d CR9 4-d(ここに、R8 は炭素原子数1〜20
    の2価の炭化水素基又はハロ炭化水素基であり、R9
    炭素原子数1〜20の1価の炭化水素基もしくはハロ炭
    化水素基又は水素原子であり、dは1〜3の値を取る)
    で示される有機ビニルエーテル化合物である請求項20
    の組成物。
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