JPH0634585B2 - パルス幅変調インバ−タの電圧制御法 - Google Patents

パルス幅変調インバ−タの電圧制御法

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JPH0634585B2
JPH0634585B2 JP59231320A JP23132084A JPH0634585B2 JP H0634585 B2 JPH0634585 B2 JP H0634585B2 JP 59231320 A JP59231320 A JP 59231320A JP 23132084 A JP23132084 A JP 23132084A JP H0634585 B2 JPH0634585 B2 JP H0634585B2
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    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はパルス幅変調(PWM)インバータを用いて誘
導電動機を電圧/周波数一定制御する方法に係り、特に
その電圧制御法に関する。
〔発明の背景〕
電圧/周波数一定にして誘導電動機を可変駆動する場
合、高効率な運転を行うために1次電流を検出してこの
値に対応して電圧を制御する方法が一般に用いられてい
る。
第1図は上記の考え方を使用して誘導電動機を加速駆動
する場合の従来の構成例を示したもので下記のようにな
つている。交流電圧10をコンバータ11で整流して直
流電圧に変換して、これを平滑コンデンサ12で平滑す
る。この結果得られた直流電圧をPWMインバータ13
で可変周波数の交流電源を形成し、誘導電動機14を可
変速駆動する。PWMインバータ13の制御回路の構成
はポテンシヨメータ15から発せられる周波数指令f
をV/F変換器16に導入しパルス列に変換する。
このパルス列は正弦波形成回路17に導入され、f
対応した1次電圧の指令値V′を発生するように正弦
波の振幅値を決定する。この時電圧指令値V′は変流
器21から1次電流を検出しこれを整流回路19で全波
整流して更にフイルタ回路18を通して得られる電流検
出値Iに対応して決められる。即ち負荷の増減に応じて
Iの値が増減するため、負荷に対応した電圧制御が可能
になり、高効率な運転ができる。
また17から出力された正弦波はPWM信号発生回路2
0に導入され、ここで三角波と比較され、パルス幅変調
された信号を3相分形成しこれをPWMインバータ13
のゲートに印加して可変周波数の交流電源を得る。
以上述べたような従来の電圧制御方式で特に問題となる
のが電流検出方法と電圧指令の求め方である。従来の方
法だと第2図に示すように電流の検出値Iは整流リツプ
ルための同一の負荷状態でも検出時点によつて下記の式
で示すように変動する。
min IImax ………(1) 3相の全波整流器でIを検出してもその変動分ΔIは最
大13%程度変動する。そのためこの値に対応して電圧
指令値を決定した場合その指令値も変動することにな
る。
電圧(E)/周波数(f)一定制御を行つた場合発生ト
ルクTは T∝(E1/f1 ………(2) となるため、電圧指令が変動するとこれに伴つて発生ト
ルクがその変動分の2乗で変ることになる。そのためこ
の方法で電圧制御をした場合発生トルクに大きな脈動が
発生することになる。そのため従来整流リツプルを制御
するために多相整流したり、大きな時定数を持つフイル
タを付加したりしていた。
このため実用的なレベルまで多相整流する場合は回路が
複雑になり、また、フイルタを用いた場合可変周波数で
誘導電動機が駆動されるためフイルタの時定数を可変す
るなどしないと広範囲の周波数(速度)で使用するのが
難しくなるなどの欠点があつた。また上記の負荷に対応
して電圧指令値V′を定めた場合、インバータ入力電
圧の変動による補償が考慮されていないため、余分な電
流が流れ、効率の良い制御ができないという欠点もあ
る。
〔発明の目的〕
本発明は上記の問題点を解決すべく提案されたもので、
インバータの入力電圧の定格値を基にして設定されたイ
ンバータ出力電圧設定値パルス幅変調インバータの電圧
制御法を提供することである。
〔発明の概要〕
本発明は、電動機の1次電流に対応させて前記電動機に
印加する1次電圧と1次周波数との比を変化させて前記
電動機を可変速駆動するパルス幅変調インバータの電圧
制御法において、 前記電動機の1次電流の絶対値を前記1次電流に対応す
る相の1次電圧の位相を基準にして表した(4),(5)式の
条件を満たす特定位相θで検出し、この検出値が電動
機の2次電流値の定格以下の予め定められた値を超えた
ときに前記電流検出値に基づいて前記電動機の負荷に対
応した負荷率αを求め、さらに、インバータの入力電圧
の定格値を基にして設定されたインバータ出力電圧設定
値Vを前記インバータの入力電圧とその値の定格値と
の偏差に基づいて補正して、実のインバータ出力電圧の
設定値V″を求め、該設定値V″と前記負荷率αを
基に(8)式によってインバータ出力電圧の指令値V
を求め、この値によって前記インバータの出力電圧を制
御することを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を詳細に説明する。
先ず第3図及び第4図を用いて本発明の電流検出法から
述べる。第3図のaは相電圧(実線で示す)とそれに対
応する相電流(破線で示す)を示したものである。
無負荷状態では相電圧と相電流の位相差θ′は電動機の
容量によつても異なるがほぼ90゜に近い値になつてい
る。一方負荷がかかるにつれて力率(=cosθ;θ:1
次電圧と1次電流の位相差)が良くなり、定格の負荷が
かかつた状態ではこの値は0.8〜0.9位の値になる
ためこの時の位相差0″は25゜〜35゜になる。そこ
で90゜の点を基準にした場合位相差は無負荷から定格
負荷状態になると0゜から55゜〜65゜まで変わる。
そのため90゜の位相で検出される1次電流は無負荷か
ら定格負荷状態に変化すると点P(=I1sinθ゜)か
ら点P(=I1sin(90゜−35゜)〜I1sin(90
゜−25゜))になる。即ち負荷によつて、この時点の
1次電流は関数I1sin(90゜−θ)で変ることにな
る。
第3図の(b)は1次電流Iを励磁電流成分(I)と
2次電流成分(I)とに分解して表わした場合の電流
でトルク図を示したものである。ここで位相は次式で
与えられるものである。
=tan-1(I/I) ………(3) 第3図のベクトル図より2次電流IはI・sinと
表わすことができるため、これは第3図の(a)90゜の
位相で検出される1次電流の値に対応していることが分
る。
以上は1次電流を1次電圧の位相に対して90゜の時点
に注目して検出することを述べたが、1次電流を全波整
流(絶対値)して検出する場合電流波形の0,180゜
に対する対称性から270゜の時点で検出しても同様な
ことがいえる。つまり1次電流を全波整流して検出する
場合は1サイクル中2つの位相90゜,270゜で検出
したものが2次電流成分に相当することになる。
負荷のレベルを検出する場合は1次電流の検出点として
は上記で述べた90゜,270゜に限定する必要はな
い。第4図は1次電流の全波整流した値から負荷レベル
を検出する場合の電流の検出位相の許容範囲を示したも
のである。ここで実線は相電圧、破線は相電流を示し、
A,B,Cの各点は上記の電流が0゜〜90゜の範囲で
ゼロとなる位相を示しA′,B′,C″は90゜〜18
0゜の範囲で波高値を与える位相を示す。この場合上記
の各位相での負荷はC(C′),B(B′),A
(A′)の順で増加している。負荷レベルの検出位相θ
を固定した場合無負荷から定格負荷に至る負荷レベル
を検出するには負荷と供に電流が増加する領域で検出電
流波形の傾斜が正の領域で検出すれば良い。この条件は
第4図ではθ(90゜位相)〜θ(定格負荷時の電
流の波高値を与える位相)の区間がこれに該当すること
になる。一般にこの条件を0〜180゜の区間で表わす
と、 90゜θ0180゜−tan-1(I20/Im0)……(4) となる。電流波形の対称性を考えると 270゜θ0360゜−tan-1(I20/Im0)……
(5) の範囲の位相θで検出しても同等である。
以上は無負荷から定格負荷に至るまでの負荷レベルを連
続に検出する場合の位相の範囲を示した。しかし数十パ
ーセント台の軽負荷状態から検出しても良い場合は
(4),(5)の下限値90゜,270゜はこれよりも負荷が
加わることにより第4図の点Cの位相よりも0゜側にず
れるため、この分だけ(4)式は(5)式で与えられる下限値
が小さくなつて検出範囲が広がることになる。
次に以上述べた電流検出法を適用したPWMインバータ
の電圧制御について具体的に述べる。
第5図はこの電圧制御のブロツク構成を示したもので、
第6図はその電圧制御を行う時のシステム構成の実施例
をそれぞれ示したものである。
最初に第5図に示す電圧制御のブロツク構成から説明す
る。この構成はブロツク100〜104から成り、それ
ぞれのブロツクは次のような機能を持つ。ブロツク10
0,101は負荷に対応した電圧指令演算係数αを求め
る機能を持ち、ブロツク103,104はインバータの
入力電圧Eの変動分を配慮してインバータの入力電圧
の定格値を基にして設定されたインバータ出力電圧設定
値Vを補正して実の電圧設定値V″を求めるもので
ブロツク102は上記のα及びV″に基づいて実の電
圧指令V′を求めるものである。以下各ブロツクの機
能について詳細に説明する。
ブロツク100の機能は1次電流から2次電流に相当し
た負荷レベルを検出するもので次のように行われる。変
流器を通して1次電流Iを1相分検出する。この電流は
ブロツク100内の負荷レベル検出器に導入される。こ
の負荷レベル検出器は次のような機能を持つ。低域ろ過
特性を持つフイルタで1次電流I中の高周波成分を除去
する。次に前記フイルタを通して得られる値を上記のフ
イルタ時定数を考慮して前記(4)式及び(5)式を満足する
ように取込む。例えば前記フイルタを通して検出される
電流が実際の1次電流よりx゜遅れたとすると、実際の
1次電流を取込む位相が90゜及び270゜の場合(9
0゜−x゜)或は(270゜−x゜)の位相で上記のフ
イルタを通して検出される電流を取込むようにするので
ある。この検出位相を決めるのが信号hである。
以上のようにしてブロツク100では1次電流から負荷
レベルが把握できる2次電流相当の量β(直流量)が求
められ、この量がブロツク102に入力される。そこで
ブロツク101では前記βの値に対応して次のような手
順によつて電圧指令演算係数αを求める。
上記のβとαは次のような条件が必要になる。即ち負荷
が増えればそれに見合つたトルクが必要になる。そのた
めには電圧を増加させなければならない。そこでβとα
とを関係付ける関数g(β)はβの増加関数であること
が要求される。その他のβとαの条件としては負荷トル
クに対じてトルクが発生できるように上記のβの関数g
(β)を決定すれば良い。この場合一般に関数g(β)
はβの増加関数であるとから g(β)=K・β1/n (n>0,K;比例定数)……
(6) と与えられる。g(β)の関数としてnがn≧1の範囲
で与えられるものは0<n<1の範囲で与えられるもの
よりβの小さい状態(軽負荷状態)でのg(β)の傾斜
が大きいため負荷(β)の変動に対して発生するトルク
が大きくなる。そのため負荷が軽負荷から重負荷に急峻
に変化する用途にはnの条件としてn≧1を満足するも
のを採用すると良い。
次にβの検出範囲について述べる。この場合も軽負荷で
の負荷変動に対応できるように決める。通常βの範囲と
しては次のような理由で数十パーセント(図5のブロッ
ク101に示されるように40〜60%程度)台の負荷
から定格負荷までとする。数十パーセントの負荷以下の
状態、すなわち、2次電流値の定格以下の予め定められ
た値以下の状態では電圧指令を常に負荷の量に関係な
く、一定にし、この電圧に対応する磁束を電動機内に確
立しておくようにするためである。このようにすること
によつて無負荷(β0)状態でも磁束が確立している
ため、急激に負荷が加わつてもトルクが発生し、安定に
電動機を駆動することができるわけである。
以上から望ましいβの関数g(β)(=α)としては下
記のように表わせる。
なお(β)minの値として使途に応じて変えれば良い。
前述した関数を持つブロツク101からβに対応した電
圧指令演算係数αが求められ、ブロツク102に入力さ
れる。
そこでブロツク102では上記のαの値と以下で述べる
実の電圧設定値V″に基づいて、下記に示す式によつ
て実の電圧指令V′を演算する。
′=δ・V″+α・V″ ………(8) 但しδ,α:定格のV″/f値に対応する電圧値
″を1とした場合の係数(単位p,u) (8)式の第1項は(7)式においてβの値が0<β<(β)
minの範囲(α=0)にある場合の電圧指令値で負荷に
無関係にインバータに印加される固定電圧分で第2項の
みがαの値によつて電圧指令が変ることになる。
ブロツク102(式(8))で使用する電圧値V″はブ
ロツク103,104で次のようにしてインバータの入
力電圧(直流電圧)Eの変動分を配慮して、決められ
たものである。ブロツク103では下記に示す演算式に
よつて電圧設定補正係数γを求める。
ΔEd=Ed0−Ed ………(9) (Ed0:定格入力電圧,ΔEd:Ed0との偏差) γ=1+ΔEd/Ed0=1+k ………(10) (k≡ΔEd/Ed0) 即ち電流電圧Eを取込み、この値と定格電圧Ed0との
偏差ΔEを(9)式にしたがつて求め、次に(10)式で定
義される補正係数γを求め、ブロツク104に入力す
る。ブロツク104では上記のγに対応して電圧設定値
(定格入力電圧のもとで定格の電圧/周波数比を与
える電圧指令値)を補正した電圧設定値V″下記の式
より求める。
″=γ・V ………(11) 以上説明した機能を持つブロツク103,104によつ
て電圧設定値の補正は次のよう行われることになる。
入力電圧Eが定格電圧Ed0より増加するとΔE
負になるためkの値も負となる。したがつて電圧指令を
補正する係数γもk分だけ小さくなり、電圧の設定値を
入力電圧の増加分だけ減少するように補正することがで
きる。
また同様の理由で入力電圧が定格値より減少した場合は
逆に電圧の設定値をkの分だけ増加するように補正され
る。このような方法をとることによつてインバータの入
力電圧が何らかの原因によつて増減してもその分だけ電
圧設定値Vを自動に補正して電動機を駆動するため、
このような要因によつて過負荷になることはなく安定に
駆動することができる。
次に第5図に示す電圧制御法を実際に使用して誘導電動
機を駆動する場合のシステム構成を、第6図のブロツク
構成図を用いて説明する。
電力変換器は交流電源10、コンバータ11、平滑コン
デンサ12、PWMインバータ13で構成され、誘導電
動機14を駆動する。上記の各構成要素の各々の動作及
び機能については既に一般に知られているのでここでは
省略することにする。ここではPWMインバータ13を
用いて誘導電動機14を可変速駆動する際の制御回路特
に本発明に係りのある電圧制御の構成について述べる。
第6図の構成はマイクロコンピュータを使用して電圧制
御を行う場合を示したものである。マイクロコンピュー
タ50はRAM,ROM等のメモリ及びタイマなどを持
つたワンチツプのマイクロコンピュータで第5図に示し
た制御ブロツク101,102,103,104の各機
能を得る制御処理を実行する。この制御処理では外部か
ら電圧設定値V、インバータの入力電圧E、2次電
流相当の量βを取込み、実の電圧指令V′を求めるも
である。これらの変数の取込みは次のようにして行われ
る。電圧設定値Vはポテンシヨメータ22で設定さ
れ、この値はマルチプレクサ55に導入される。マルチ
プレクサ55にはこの他上記のインバータの入力電圧E
及びβが導入されており、マイクロコンピュータ50
によつて上記の3者の中からVを選択して、A/D変
換器の入力端子に導入して、この値をデイジタル量に変
換して、マイクロコンピュータ50の所定のワークエリ
ア内に取込む。
また入力電圧Eは平滑コンデンサ12の端子電圧を直
流電圧検出回路57を介して絶縁した状態でマルチプレ
クサ55に導入され、A/D変換器56でデイジタル量
に変換される。マイクロコンピュータ50はこの値を使
用してインバータの入力電圧の変動に伴う電圧設定値V
の補正を行う。
更に2次電流相当の量βは次のような構成でマイクロコ
ンピュータ50に取込まれる。先ず変流器21によつて
誘導電動機14の1次電流Iを取込む。これは全波整流
回路52を介して絶対値波形に変換され、フイルタ回路
53に導入され、1次電流に含まれる高調波成分が除去
される。このフイルタ回路53の出力はサンプルホール
ド回路54に入力される。このサンプルホールド回路5
4では次に説明する過程で得られるサンプリング信号h
でフイルタ回路53の出力信号をサンプリングする。こ
の結果得られる信号がβで、これはマルチプレクサ55
に導入され、A/D変換器56によつてデイジタル量に
変換される。
そこでマイクロコンピュータ50はこのデイジタル量を
取込み、第5図のブロツク101,102に相当する処
理を実行し電圧指令演算係数αを求める。
次に上述したサンプリング信号hを形成する方法の一例
を説明する。第7図は上記の信号hを得るためのタイム
チャートを示したものである。この信号はインバータの
相電圧と位相が合致している変調波(正弦波)の位相を
基準に作られる。そこで変調波の形成法を簡単に説明す
る。周波数設定値fがポテンシヨメータ15から与え
られ、V/F変換器16に導入される。16ではf
値に対応した周期を持つたパルス列に変換され、タイマ
モジュール51のタイマAに導入される。タイマAは上
記のパルス列によつてカウントアツプされて行き、この
タイマの出力が変調波の360゜分に相当したデータに到
達すると、タイマAはリセツトされ、元の状態に戻る。
再び同様のことを繰返して行き第7図に示すようなタイ
マAの波形を得る。マイロコンピュータ50は上記のタ
イマAの出力を読み取り、この値に対応したマイクロコ
ンピュータ50に格納されている正弦波データを読み取
る。この結果第7図に示す正弦波の変調波を得る。そこ
でサンプリング信号hはこのようにして作られた変調波
の位相を基準に作られる。第7図ではこの信号hは変調
波の位相の90゜,270゜で発生する場合を示したも
のである。これは次のようにして作られる。タイマAの
90゜に相当するデータをタイムモジュール51内にあ
るもう一方のタイマBにセットしておく。このタイマB
にはタイマAに入力されているパルス列と同一のものが
入力されており、このパルスによつてカウントアツプさ
れて行く。そしてこのタイマBがタイマAの90゜に相
当するデータに到達するとその都度第7図に示すパルス
εを発生して、タイマBの内容がリセツトされ、再び初
期状態からカウントアツプして行く。この操作を繰返す
ことによつて第7図に示すような周期εなるタイマBの
出力波形を得る。
更に上記の信号εはシフトレジスタに印加される。この
シフトレジスタの段数はタイマAの1周期のデータとタ
イマBにセツトされるデータとの比から決まる値であ
る。なおこの値は整数になるようにタイマBにセツトさ
れるデータは選択するものとする。今回の実施例ではこ
の数は4になる。そこで四段で構成されるシフトレジス
タはg〜gの信号で示す信号が時系列的に発生す
る。そして90゜,270゜の位相は上記の信号のうち
の立上り時点をとることによつて得ることができ
る。この信号をサンプリング信号hとするのである。
以上はサンプリング信号hが90゜,270゜の位相で
発生させる場合を示したが、の検出位相はフイルタ回路
53の遅れ分も考えて、(4),(5)の各式が満足する決め
ることが必要である。例えばその一例としてフイルタ定
数を一定にしてインバータの運転周波数を可変にした場
合は(4),(5)を満足する検出位相のデータ(タイマBに
セツトすべきデータ)を運転周波数に対応さて予めメモ
リ内に格納しておき、このデータを上記の周波数に応じ
て読み出すようにすれば比較的簡単に検出位相を決める
ことができる。
以上説明した過程によつて得られた実の電圧指令V
と周波数指令fに対応した振幅値と周波数を持つ変調
波のデータをマイクロコンピュータ50によつてPWM
信号発生回路58に転送する。ここで上記の変調波と三
角波(搬送波)と比較されPWM信号を3相分得、PW
Mインバータ13のゲートに印加する。そしてPWMイ
ンバータ13では負荷に対応した交流電圧が発生し、誘
導電動機14が駆動される。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、軽負荷(定格の数十パーセント以
下)での負荷の急峻な変動に対して電動機を安定に制御
したうえで、定格負荷近傍において電動機の負荷レベル
の大きさに応じてインバータ出力電圧を制御するので、
負荷状態に係わらず常に安定で高効率な運転特性が得ら
れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方法に電圧制御法、第2図は従来の検出電
流波形、第3図は本発明による電流検出法の原理を説明
する図、第4図は本発明による電流検出時点の許容範囲
を説明する図、第5図は本発明の電流検出法を採用して
電圧制御を行う場合のブロツク構成図、第6図は本発明
の電圧制御法を用いて誘導電動機を可変速駆動する場合
のシステム構成図、第7図は第6図で1次電流を検出す
る信号を形成する回路の動作を説明するタイムチヤート
をそれぞれ示したものである。 10……3相交流電源、11……コンバータ、12……
平滑コンデンサ、13……PWMインバータ、14……
誘導電動機、15,22……ポテンシヨメータ、16…
…V/F変換器、17……正弦波形成回路、20,58
……PWM信号発生回路、19,52……全波整流回
路、21……変流器、18,53……フイルタ回路、5
0……マイクロコンピユータ、51……タイマモジユー
ル、55……マルチプレクサ、56……A/D変換器、
54……サンプルホールド回路、57……インバータ入
力電圧検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の1次電流に対応させて前記電動機
    に印加する1次電圧と1次周波数との比を変化させて前
    記電動機を可変速駆動するパルス幅変調インバータの電
    圧制御法において、 前記電動機の1次電流の絶対値を前記1次電流に対応す
    る相の1次電圧の位相を基準にして表した下記の条件式
    を満たす特定位相θ 90゜<θ<180゜−tan-1(I20/Im0) 270゜<θ<360゜−tan-1(I20/Im0) ただし Im0:電動機の定格の励磁電流値 I20:電動機の定格の2次電流値 で検出し、この検出値が電動機の2次電流値の定格以下
    の予め定められた値を超えたときに前記電流検出値に基
    づいて前記電動機の負荷に対応した負荷率α(電圧指令
    演算係数)を求め、さらに、インバータの入力電圧E
    の定格値Ed0を基にして設定されたインバータ出力電圧
    設定値Vを前記インバータの入力電圧Eとその値の
    定格値Ed0との偏差ΔEに基づいて補正して、実のイ
    ンバータ出力電圧の設定値V″を求め、該設定値
    ″と前記負荷率αを基に下記の式によってインバー
    タ出力電圧の指令値V′を求め、この指令値V′に
    よって前記インバータの出力電圧を制御することを特徴
    とするパルス幅変調インバータの電圧制御法。 V′=δ・V″+α・V″ δ:定数 α:2次電流が定格値以下の予め定められた値以下の場
    合は零
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