JPH06345777A - ジイソピノカンフェニルクロロボランのインシトゥー製造 - Google Patents

ジイソピノカンフェニルクロロボランのインシトゥー製造

Info

Publication number
JPH06345777A
JPH06345777A JP3243792A JP24379291A JPH06345777A JP H06345777 A JPH06345777 A JP H06345777A JP 3243792 A JP3243792 A JP 3243792A JP 24379291 A JP24379291 A JP 24379291A JP H06345777 A JPH06345777 A JP H06345777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
compound
formula
pinene
ether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3243792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2546559B2 (ja
Inventor
Pamela M Simpson
エム.シンプソン パメラ
David M Tschaen
エム.チエン ディヴィッド
Thomas R Verhoeven
アール.ヴァーホーヴェン トマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JPH06345777A publication Critical patent/JPH06345777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546559B2 publication Critical patent/JP2546559B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/26Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D307/30Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D307/32Oxygen atoms
    • C07D307/33Oxygen atoms in position 2, the oxygen atom being in its keto or unsubstituted enol form
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 (a)エーテル系溶媒中でボランメチルスル
フィドを(1R)−(+)−α−ピネンと接触させて下
記式のジイソピノカンフェニルボラン: を形成させ、(b)ステップ(a)の非純粋生成物を更
に精製せずに酸クロイドと接触させて下記式のジイソピ
ノカンフェニルクロロボラン: を得ることを特徴とするジイソピノカンフェニルクロロ
ボランの製造方法。 【効果】 ジイソピノカンフェニルボランを徹底的に精
製することなしに実施することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はジイソピノカンフェニルボランの
製造に関する。本発明はプロキラルケトンの還元におけ
る粗製ジイソピノカンフェニルボラン生成物の使用にも
関する。
【0002】以前、ジイソピノカンフェニルボランは活
性還元剤ジイソピノカンフェニルクロロボランへのその
変換前に製造されて、結晶化により単離された。この中
間体は酸素及び水の双方に対して高度に感受性であり、
このためその単離を複雑にする。
【0003】結晶化による単離は光学純度約90%のピ
ネンから出発して試薬のエナンチオマー純度を>99%
に高める効果を有した。結晶化による還元試薬のこのエ
ナンチオマー純度向上はケトンからアルコールへの還元
に際し最大鏡像選択性を得る上で重要と思われた。ブラ
ウン、H.C.、パーク、W.S.、チョ、B.T.、
ラマチャンドラン、P.V.、ジャーナル・オブ・オー
ガニック・ケミストリー、1987年、第52巻、第5
406頁(Brown, H. C., Park, W. S., Cho,B. T., Ra
machandran, P. V., J. Org. Chem.,1987、52、
5406)及びそこでの参考文献;ブラウン、H.
C.、チャンドラセクハラン、J.(Chandrasekharan,
J.)、ラマチャンドラン、J.、ラマチャンドラン、
P.V.、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミスト
リー、1986年、第51巻、第3394頁;スレブニ
ック、M.(Srebnik, M.)、ラマチャンドラン、P.
V.、ブラウン、H.C.、ジャーナル・オブ・オーガ
ニック・ケミストリー、1988年、第53巻、第29
16頁;ブラウン、H.C.、チャンドラセクハラン、
J.ラマチャンドラン、P.V.、ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサエティ(J. Am. Chem. So
c.)、1988年、第1539頁参照。
【0004】本発明はこの以前支持された教示が誤りで
あることを証明している。ジイソピノカンフェニルボラ
ンは単離又は別の精製なしに現場で製造されるが、但し
意外にも単離試薬と同様に機能する。これは、ジイソピ
ノカンフェニルボラン及びジイソピノカンフェニルクロ
ロボランの双方が高反応性の試薬であって、酸素及び水
の双方に感受性であることから、大きなプロセス利点を
表す。このためこれら試薬の取扱いは単離時に要求され
るならば困難になるであろう。
【0005】本発明は下記式Bの中間化合物の場合のよ
うなキラルアルコールの製造における粗製ジイソピノカ
ンフェニルボラン生成物の使用にも関する:
【化3】
【0006】キラルアルコールの製造におけるジイソピ
ノカンフェニルクロロボランの使用は前記引用文献で記
載されている。式Bのキラルヒドロキシドの製造におけ
るジイソピノカンフェニルクロロボランの使用は199
0年6月29日付でシンカイらにより出願された同時係
属米国特許出願第546,486号及び第546,48
7号明細書で記載されている。式Bの中間化合物は下記
式IのPAF拮抗剤を製造する上で有用である:
【化4】
【0007】血小板活性化因子(PAF)はアセチルグ
リセリルエーテルホスホリルコリン(AGEPC)、即
ち1−O−ヘキサデシル/オクタデシル−2−アセチル
−sn−グリセリル−3−ホスホコリオンとして最近同定
された〔ハナハン、D.J.ら、ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー、第255巻、第5514
頁、1980年(Hanahan, D. J. et al., J. Biol. Ch
em.,255:5514、1980)〕。PAFは様々な
生物学的活性及び経路に関係しており、これらはそれを
血小板の活性化又は凝集、免疫複合体沈着、平滑筋収
縮、炎症、低血圧、ショック、痛み、浮腫の発現並びに
呼吸、心血管及び血管内変化を含めて様々な生理学的プ
ロセスに関与する重要な媒介物質の1つにしている。次
いでこれらの生理学的プロセスは大グループの疾患例え
ば炎症、心血管系障害、低血圧、ショック、乾癬、アレ
ルギー性及び皮膚疾患、喘息、肺浮腫、消化性又は胃潰
瘍、歯痛並びに成人呼吸窮迫症候群と関係する。
【0008】式(1)の一部化合物並びにPAF拮抗剤
としてのそれらの有用性及びそれらの製造方法は198
5年9月3日付で発行された米国特許第4,539,3
35号;1986年10月29日付で公開された欧州特
許出願第199,324号;1989年6月28日付で
公開された欧州特許出願第322,033号;及び19
89年6月8日付で出願された同時係属米国特許出願第
362,919号明細書で開示されており、それらのす
べては参考のため組込まれる。
【0009】文献がここで参考のため組込まれる199
0年6月29日付で出願された米国特許出願第546,
486号明細書は式Dの中間ブチロラクトンの製造プロ
セスについて開示している。そのプロセスは下記経路1
で示されている。経路1
【化5】
【0010】ステップAにおいて、置換ベンズアルデヒ
ドから誘導される現場製造アシル陰イオン相当物の化合
物Eは化合物Aを得るためα,β−不飽和エステルに化
学選択的に加えられる。この単一変換では市販前駆体か
ら必須炭素骨組を組立てる。ステップBにおける鏡像選
択性還元では光学性に富む化合物Bの4−アリール−4
−ヒドロキシ酪酸エステルを製造するため新規方法でβ
−クロロジイソピノカンフェニルボランを利用する。ス
テップC〜Dにおいて、化合物Bから表題ラクトン化合
物Dへの変換は新規内部性ケン化しかる後マイルドな酸
触媒ラクトン化により行われる。ケン化及びラクトン化
はラセミ化せずに行われる。しかる後、化合物Dの制御
的結晶化で効率的に光学純度を99.5%以上に高め
る。しかしながら、米国特許出願第546,486号で
は前形成かつ精製されたジイソピノカンフェニルクロロ
ボランを利用したことに留意されるべきである。
【0011】それとは正反対に式Dの化合物を製造する
本プロセスは新規の明確でないアプローチを含み、この
ためその反応では徹底的精製に頼る、以前認識された必
要性なしに実施することができる。
【0012】本発明はジイソピノカンフェニルクロロボ
ランの現場製造及び下記式Bの光学活性アルコールのよ
うなアルコールへのプロキラルケトンの還元に際するそ
の使用に関する:
【化6】
【0013】本発明はジイソピノカンフェニルクロロボ
ランの製造プロセスに関し、そのプロセスでは(a) エー
テル系溶媒中でボランメチルスルフィドを(1R)−
(+)−α−ピネンと接触させて下記式1のジイソピノ
カンフェニルボラン:
【化7】 を形成させ、(b) ステップ(a)の非純粋生成物を更に
精製せずに酸クロリドと接触させて下記式2のジイソピ
ノカンフェニルクロロボラン:
【化8】 を得る。
【0014】本明細書の目的から、“更に精製せずに”
という語句は命名反応生成物(例えば、式1又は2の化
合物)が反応容器内に存在するかもしれない溶媒、未反
応試薬又は可能な副反応生成物のような物質からいかな
る方法又は程度でも単離されないことを示す意味であ
る。本明細書の目的から、(1R)−(+)−α−ピネ
ンは約91〜95% ee の純度を有すると理解される。
【0015】本明細書の目的から及び当業者に理解され
るように、エーテル系溶媒としては格別限定されず、ジ
エチルエーテル、ジ−n−ブチル及びジイソペンチルエ
ーテル、アニソールのようなエーテル、テトラヒドロピ
ラン、4−メチル−1,3−ジオキサン、ジヒドロピラ
ン、テトラヒドロフルフリルメチルエーテル、エチルエ
ーテル、フラン及び2−エトキシテトラヒドロフラン、
最も好ましくはテトラヒドロフランのような環状エーテ
ルである。
【0016】反応ステップ(a)は−25〜25℃、好
ましくは0〜5℃で実施できる。反応は本質的に終了す
るまで約1〜100時間、好ましくは18時間続けられ
る。ステップ(a)は100気圧以内で行えるが、反応
は環境圧下で行われることが好ましい。
【0017】好ましくは、ピネンは反応混合物の温度を
0〜5℃範囲内に維持するように計算された方法でかつ
酸素非存在下でTHF中のボランに加えられる。
【0018】ピネン対ボランメチルスルフィドのモル比
は約2:1であるべきである。好ましくは、2.1〜
3:1のようなピネン過剰であるべきである。
【0019】本明細書の目的から、酸クロリドとしては
塩酸に格別限定されない。酸クロリドは前記のようなエ
ーテル系溶媒、好ましくはステップ(a)に関して選択
されるエーテル系溶媒に加えられることが好ましい。
【0020】当業者により明らかなように、加えられる
酸クロリドのモル量はステップ(a)で加えられるボラ
ンの場合とほぼ等しくなるべきである。
【0021】反応ステップ(b)も−25〜25℃、好
ましくは0〜5℃で実施できる。反応は本質的に終了す
るまで約0.1〜1時間、好ましくは15〜30分間続
けられる。ステップ(b)は100気圧以内で行える
が、反応は環境圧下で行われることが好ましい。
【0022】第二の態様において、本発明は高光学純度
の光学活性アルコールを製造するこめプロキラルケトン
を還元するプロセスにも関するが、そのプロセスでは反
応が終了するまで環境圧下−25℃乃至環境温度の温度
で7時間乃至24日間にわたりプロキラルケトンをステ
ップ(b)の生成物である更に精製していない還元剤と
反応させる。
【0023】この態様は参考のためここに組み込まれる
1989年9月12日付でブラウンに発行された米国特
許第4,866,181号の改良法である。特にこの態
様は下記反応タイプの還元を行う上で有用である。
【化9】
【0024】1つのクラスにおいて、この後者の態様は
5−アリール−γ−ブチロラクトンの製造プロセスに関
する。これらの化合物は血小板活性化因子の強力な拮抗
剤である化学的に純粋なトランス−2,5−ジアリール
テトラヒドロフランの合成に関して重要な中間体であ
る。
【0025】特に、本発明は以下のような下記式Bの化
合物の製造プロセスに関する:
【化10】 上記式中R1 はヨウ化物であるか;又はR1 はS(O)
n a であって、その場合にnは0、1又は2であり、
a は (a) C1-6 アルキル (b) C1-6 アルケニル (c) C2-6 アルキニル (d) 置換C1-6 アルキル(置換基はヒドロキシ、保護
されたヒドロキシ、N−C1-4 アルキルアミノ及びN,
N−C1-4 −ジアルキルアミノからなる群より選択され
る) (e) C1-6 アルコキシ−C1-6 アルキル (f) C1-6 アルキルカルボニル−C1-6 アルキル からなる群より選択される; R2 は(a) C1-12アルコキシ (b) C2-6 アルケニルオキシ (c) C2-6 アルキニルオキシ (d) C2-6 (ハロ)x アルコキシ(xは1、2、3、4
又は5である;ハロはクロロ、フルオロ又はブロモであ
る) (e) 置換C1-8 アルコキシ(置換基はヒドロキシ又は保
護されたヒドロキシである) (f) C1-8 アルコキシ−C1-6 アルコキシ (g) C1-6 アルキルS(O)m −C1-6 アルコキシ(m
は0、1又は2である) (h) C1-6 アルキルオキシスルホニル−C1-6 アルコキ
シ (i) C1-6 アルキルカルボニル−C1-6 アルコキシ (j) フェニル−C1-6 アルコキシ (k) アジド−C1-6 アルコキシ (l) シアノ−C1-6 アルコキシ (m) C1-6 アルキルS(O)m −C1-6 アルコキシ (n) N−置換又はN,N−二置換アミノ−C1-6 アルコ
キシ(置換基は各々独立してC1-6 アルキルである) からなる群より選択される; R3 は(a) C1-6 アルコキシ (b) 置換C1-6 アルコキシ(置換基はヒドロキシ、保護
されたヒドロキシ、N−C1-4 アルキルアミノ及びN,
N−C1-4 ジアルキルアミノからなる群より選択され
る) (c) −O−C1-6 アルキル−O−R10〔R10は (1) −PO2(OH) - M + (M+ は薬学上許容される陽イオ
ンである) (2) −C(O)(CH2)2−CO2 - M + 又は (3) −SO3 −M + である〕 (d) C1-6 アルキルカルボニル−C1-6 アルコキシ (e) C1-6 アルコキシアミノカルボニルオキシ (f) ハロフェニルC1-6 アルコキシ (g) C1-6 カルボキシアルコキシ からなる群より選択される。
【0026】(A)下記式Aの化合物:
【化11】 を得るため酸素の実質的非存在下かつ触媒の存在下にお
いて下記式Fの化合物:
【化12】 (上記式中R1 はヨウ化物である)を下記式のアクリレ
ート誘導体: H2 C=C(H)−R (上記式中Rは CO2Et 、CO2Me 、CO2CH2Ph、CO2CH2CH
CH2 、CO2Ph 、CO2-t-C4 H9又はCNである) と接触させ
る。
【0027】好ましくは、接触ステップAは2段階で行
われる。第一段階では第一溶媒中における化合物Fの溶
液を脱気し、しかる後第一溶媒中における化合物Fの溶
液に触媒量のアルカリ金属シアニドを加える。脱気は環
境条件下で10分間にわたり窒素ガスを溶液に吹込むこ
とで行うことが都合よい。次いでシアニドが加えられ、
試薬が約10〜100分間攪拌される。一定攪拌下で3
0分間であれば非常に満足しうるとわかった。
【0028】第一段階は100気圧以内で行えるが、こ
の段階は環境圧下で行われることが好ましい。温度は2
0〜30℃であり、好ましくは約25℃である。アルカ
リ金属シアニド対化合物Fの比率は0.1〜0.3モル
/100モル、最も好ましくは0.25モルである。
【0029】次いで接触ステップAは好ましくは50〜
60分間にわたり0〜25℃でアクリレート誘導体の直
接添加により完了される。
【0030】本明細書の目的から、第一溶媒としては格
別限定されず、ジメチルホルムアミド(DMF)等のモ
ノもしくはジ−C1-6 アルキルアミド誘導体、メチルス
ルホキシド等のジ−C1-6 アルキルスルホキシド又はエ
タノール等の水性C1-6 アルコール、最も好ましくはD
MFのような溶媒がある。アルカリ金属シアニドはシア
ン化ナトリウム、カリウム又はリチウムのようなシアニ
ド、好ましくはシアン化ナトリウムである。
【0031】アクリレート誘導体は CO2-t-C4H9 のよう
な立体障害アクリレートであることが好ましい。選択さ
れたアクリレートは約80%の収率(R=CO2-t-C4H9
場合、80%)で式Aの所望γ−ケトエステルを得るた
め好ましくは1時間かけて徐々に加えられる。酸素排除
が必要であるという発見は反応成功上重要であった。そ
の存在下において、酸化的分解は収率を著しく低下させ
る副産物を生じる。
【0032】(B)下記式Bの化合物:
【化13】 を得るためエーテル系溶媒中において式Aの化合物を光
学的に非純粋なβ−クロロジイソピノカンフェニルボラ
ンと接触させる。
【0033】本明細書の目的から、エーテル系溶媒とし
ては格別限定されず、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチ
ル及びジイソペンチルエーテル、アニソールのようなエ
ーテル、テトラヒドロピラン、4−メチル−1,3−ジ
オキサン、ジヒドロピラン、テトラヒドロフルフリルメ
チルエーテル、エチルエーテル、フラン及び2−エトキ
シテトラヒドロフラン、最も好ましくはテトラヒドロフ
ランのような環状エーテルがある。
【0034】反応は−25乃至25℃、好ましくは0乃
至5℃で実施できる。反応は本質的に終了するまで約1
乃至100時間、好ましくは18時間にわたり続けられ
る。前処理は100気圧以内で行えるが、反応は環境圧
下で行われることが好ましい。γ−ヒドロキシ酪酸エス
テル誘導体の化合物Bは92%のエナンチオマー過剰
(ee)で典型的には収率80〜90%で得られる。
(−)−クロロボランエナンチオマーの使用で4S−ア
ルコールを得るが、(+)−クロロボランエナンチオマ
ーでは4R−アルコールを得る。このためBの双方のエ
ナンチオマーが本発明で入手可能である。
【0035】好ましい態様において、ステップBでは: (B1 )(前記のような)エーテル中でボランメチルス
ルフィドを(1R)−(+)−α−ピネンと接触させ
て、酸クロリドでの酸性化後に下記クロロジイソピノカ
ンフェニルボラン:
【化14】 を含む組成物を得;及び(B2 )クロロジイソピノカン
フェニルボランを含む組成物を更に精製せずに下記式A
の化合物:
【化15】 と接触させて、下記式Bの化合物:
【化16】 を得る。
【0036】ステップBのこの好ましいクラスにおいて
も、テトラヒドロフランが再度選択されるエーテル系溶
媒である。反応は−25〜25℃で実施可能である。好
ましくは、ピネンは反応混合物の温度を0〜5℃範囲内
に維持するように計算された方法でかつ酸素非存在下で
THF中のボランに加えられる。この部分の反応は本質
的に終了するまで約1〜100時間、好ましくは18時
間続けられる。本明細書の目的から、酸クロリドは塩酸
に格別限定されない。
【0037】典型的には、式Aの化合物は0〜5℃で加
えられる。この部分の反応は約1〜100時間、好まし
くは74時間続けられ、しかる後水、アルカノール及び
中和剤が好ましくは15℃以下で加えられる。この部分
の反応は本質的に終了するまで1〜100時間、典型的
には環境温度で2時間続けられる。
【0038】ボラン対ピネン及びピネン中の酸クロリド
の比率は約1:2、好ましくはピネン過剰である。ピネ
ン対酪酸エステル(式A)の比率は約1:3.5、好ま
しくはピネン過剰である。
【0039】(C)下記式Cの化合物:
【化17】 (上記式中Xはナトリウム、カリウム及びリチウムから
なる群から選択されるアルカリ金属である)を得るため
エーテル系溶媒中においてアルコール含有媒体中の化合
物Bをアルカリ金属ヒドロキシドと接触させる。
【0040】本明細書の目的から、アルコールはC1-6
アルカノールに格別限らないが、好ましくはエタノール
である。前記のように、水酸化ナトリウムが好ましいア
ルカリ金属ヒドロキシドである。本明細書の目的から、
エーテル系溶媒としては格別限定されず、ジエチルエー
テル、ジ−n−ブチル及びジイソペンチルエーテル、ア
ニソールのようなエーテル、テトラヒドロピラン、4−
メチル−1,3−ジオキサン、ジヒドロピラン、テトラ
ヒドロフルフリルメチルエーテル、エチルエーテル、フ
ラン及び2−エトキシテトラヒドロフラン、最も好まし
くはテトラヒドロフランのような環状エーテルがある。
完全なケン化のために、アルカリ金属ヒドロキシド対化
合物Cのモル比は少なくとも1:1、好ましくは1.
5:1以上であるべきである。反応の時間、温度及び圧
力は重要と考えられない。反応は−25〜50℃、好ま
しくは25℃で実施できる。反応は本質的に終了するま
で約20〜200分間、好ましくは75分間続けれる。
前処理は100気圧以内で行えるが、前処理は環境圧下
で行われることが好ましい。
【0041】重要点として、このステップは塩基性条件
下でR−オキシ基の除去を促進する化合物Bのγ−ヒド
ロキシル部分による分子内補助である。Rエステルの加
水分解に関して通常勧められる酸触媒操作でも同様にこ
の基質の有意なラセミ化を生じるであろう。ケン化で遊
離酸塩として化合物Cを得るが、これは水で容易に抽出
でき、そのためキラル還元ステップに基づく中性ピナニ
ル副産物から容易に分離される。
【0042】しかる後化合物Cの酸塩は当業界で公知の
いかなる慣用的手段でも酸に変換できる。
【0043】(D)下記式Dの化合物:
【化18】 を得るため第二溶媒中で化合物Cの遊離酸をp−トルエ
ンスルホン酸ピリジニウムと接触させる。
【0044】本明細書の目的から、第二溶媒としては格
別限定されず、前記のようなエーテル系溶媒又はC6-10
直鎖、分岐鎖もしくは環状炭化水素溶媒がある。トルエ
ンが好ましい。反応の時間、温度及び圧力は重要と考え
られない。反応は50〜80℃、好ましくは70℃で実
施できる。反応は本質的に終了するまで約20〜200
分間、好ましくは90分間続けられる。反応は10〜1
00気圧以内で行えるが、反応は窒素雰囲気中環境圧下
で行われることが好ましい。
【0045】重要点として、ラセミ化は高富電子基質の
場合であっても生じない。
【0046】(E)精製された化合物Dを回収する。光
学純度80〜95%の生成物は酢酸エチル、酢酸イソプ
ロピル、エタノール、メタノール又はヘキサン、シクロ
ヘキサンのような炭化水素溶媒及び酢酸エチル、酢酸イ
ソプロピルのようなエステルもしくはメチルt−ブチル
エーテルのようなエーテルの溶媒混合物から制御的結晶
化により99.5%エナンチオマー過剰以上まで光学的
に富ませることができる。好ましくは、光学的に富む生
成物は−10〜20℃で1:6v/v比の酢酸エチル/
ヘキサン混合物から結晶化される。これで純度99.5
%eeの化合物Dを得る。
【0047】更に詳しくは、本発明は下記場合の式Dの
化合物の製造プロセスに関する:R1 はヨウ化物であ
る; R2 は(a) C1-12アルコキシ (b) C2-6 アルケニルオキシ (c) 置換C1-8 アルコキシ(置換基はヒドロキシであ
る) (d) C1-6 アルキルカルボニル−C1-6 アルコキシ (e) フェニル−C1-6 アルコキシ からなる群より選ばれる; R3 は(a) C1-6 アルコキシ (b) 置換C1-6 アルコキシ(置換基はヒドロキシからな
る群より選択される) (c) −O−C1-6 アルキル−O−R10〔R10は (1) -PO2(OH)- M + (M+ は薬学上許容される陽イオン
である) (2) -C(O)(CH2)2-CO2 - M + 又は (3) -SO3 - M + である〕 (d) C1-6 アルキルカルボニル−C1-6 アルコキシ からなる群より選択される。
【0048】経路2で示されるように、ブチロラクトン
の化合物2Aはラクトールに還元され、しかる後シリル
化されてシリルラクトースの化合物2Bを生じる。次い
で化合物2Bはシリルブロミドとの処理で活性化され、
グリコシルブロミド化合物2Cを形成する。次いでカッ
プリングが標的トランス−2,5−ジアリールテトラヒ
ドロフランの化合物2Dを立体選択的に製造するためア
リール銅種を用いて行われる。経路2
【化19】 この後者のプロセスは以下のような下記式2Dの化合
物:
【化20】 の製造プロセスで更に行うことができる。
【0050】(2A)芳香族溶媒中で下記式の化合物:
【化21】 を還元剤と接触させて、下記化合物2A′:
【化22】 を得る。
【0051】本明細書の目的から、芳香族溶媒としては
格別限定されず、ベンゼン、トルエン及びキシレン、好
ましくはトルエンがある。還元剤としても格別限定され
ず、水素化ナトリウムビスメトキシ、エトキシアルミニ
ウム及び水素化ジイソブチルアルミニウム、好ましくは
水素化ジイソブチルアルミニウムがある。完全な反応の
ために還元剤対ラクトンのモル比は約1:1以上、好ま
しくは1.25:1であるべきである。反応は−80〜
−50℃、好ましくは−75〜−60℃で行われる。反
応は実質的に終了するまで約1〜2時間、典型的には
1.25〜1.5時間続けられる。次いで反応はメタノ
ールのようなC1-6 アルカノールの添加で停止できる。
【0052】反応は100気圧以内で行えるが、反応は
環境圧下で行われることが好ましい。
【0053】(2B)下記シリルラクトール化合物2
B:
【化23】 (上記式中RはC1-6 アルキルである)を得るため第二
溶媒及び塩基中で化合物2A′をトリ−C1-6 アルキル
クロロシランと接触させる。
【0054】本明細書の目的から、トリ−C1-6 アルキ
ルクロロシランとしては格別限定されないが、各アルキ
ル基が独立してC1-6 アルキルと定義されるトリ−C
1-6 アルキルクロロシランがある。tert−ブチルジメチ
ルクロロシランが好ましい。第二溶媒としては格別限定
されず、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)のよ
うなN,N−ジC1-6 アルキルカルボニルアミド又はト
ルエン、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタ
ンもしくは他の非プロトン性溶媒があるが、DMFが好
ましい。窒素含有塩基としては格別限定されず、ピロー
ル、ピリジン、ピロリジン、トリエチルアミンのような
トリ−C1-3 アルキルアミノ及びイミダゾールがある。
イミダゾールが完全反応上好ましい。塩基対化合物A′
のモル比は約2:1以上であるべきである。2.2:1
の比率が典型的である。シラン対化合物2A′の比率は
約1.1〜1以上2.5以内:1、好ましくは1:1で
ある。反応は終了まで約1〜3時間続けられるべきであ
る。反応温度は0〜80℃、好ましくは25〜30℃で
ある。
【0055】反応は100気圧以内で行えるが、反応は
環境圧下で行われることが好ましい。酸素の存在は窒素
又は他の不活性雰囲気の使用による等で最少化されるこ
とが好ましい。
【0056】(2C)下記グリコシルブロミド化合物2
C:
【化24】 (上記式中置換基R1 、R2 及びR3 におけるヒドロキ
シル基は保護されている)を得るため第三溶媒中で化合
物2Bを臭化シリルと接触させる。
【0057】当業者にとり明らかなように、ヒドロキシ
ル基はトリアルキルシリル、アセテート、ベンゾエート
及びエーテルを含めた基で保護してよい。有機合成にお
ける保護基、テオドラW.グリーン、ジョン・ウィリー
・アンド・サンズ、1981年〔Protective Groups in
Organic Synthesis, Theodora W. Green, John Wiley
and Sons(1981)〕参照。
【0058】本明細書の目的から、第三溶媒としては格
別限定されず、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチル及び
ジイソペンチルエーテル、アニソールのようなエーテル
系溶媒、テトラヒドロピラン、4−メチル−1,3−ジ
オキサン、テトラヒドロフルフリルメチルエーテル、エ
チルエーテル、フラン及びテトラヒドロフランのような
環状エーテル又は塩化メチレンを含めたモノもしくはジ
ハロC1-4 アルキルのようなハロ炭素溶媒がある。塩化
メチレンが好ましい。臭化シリルとしてはトリC1-6
ルキルシリルブロシドに格別限定されないが、トリメチ
ルシリルブロミドが完全反応上好ましい。臭化シリル対
化合物Bのモル比は1:1以上、好ましくは1.1〜
1.3:1であるべきである。反応は本質的に終了する
まで約0.5〜3時間、典型的には1.5時間続けられ
る。
【0059】反応温度は約−70〜−10℃、好ましく
は−60℃である。
【0060】反応は100気圧以内で行えるが、反応は
環境圧下で行われることが好ましい。酸素の存在は窒素
又は他の不活性雰囲気の使用による等で最少化されるこ
とが好ましい。
【0061】(2D)下記式2Dの化合物:
【化25】 を得るため第四溶媒中で化合物2Cを下記式の有機金属
試薬種:
【化26】 (上記式中Mはマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又は
銅である)と接触させる。
【0062】本明細書の目的から、第四溶媒としては格
別限定されず、広義に前記のようなエーテル、好ましく
はTHFがある。有機金属試薬も格別限定されず、シア
ン化銅又はテトラクロロ銅酸リチウムのような銅塩の存
在下で3,4,5−トリメトキシフェニルマグネシウム
ブロミドのようなアリールグリニャール試薬から得られ
るものがある。
【0063】有機金属試薬対化合物2Cの比率は約1〜
1.5:1、好ましくは1.4:1である。反応は本質
的に終了するまで約0.5〜3時間、典型的には1.0
時間続けられる。反応温度は約−70〜−10℃、好ま
しくは−60℃である。
【0064】反応は100気圧以内で行えるが、反応は
環境圧下で行われることが好ましい。酸素の存在は窒素
又は他の不活性雰囲気の使用による等で最少化されるこ
とが好ましい。
【0065】式2Dの化合物から製造できるPAF拮抗
剤としては:(−)−(2S,5S)−2−〔5−(2
−ヒドロキシエチルスルホニル)−4−(n−プロポキ
シ)−3−メトキシフェニル〕−5−(3,4,5−ト
リメトキシフェニル)テトラヒドロフラン;(−)−
(2S,5S)−2−〔5−(2−オキソプロピルスル
ホニル)−4−(n−プロポキシ)−3−(3−ホスホ
プロポキシ)フェニル〕−5−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)テトラヒドロフラン;(−)−(2S,
5S)−2−〔5−(2−オキソプロピルスルホニル)
−4−(n−プロポキシ)−3−(3−ヒドロキシプロ
ポキシ)フェニル〕−5−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)テトラヒドロフラン;及び(−)−(2S,
5S)−2−〔5−(2−ヒドロキシプロピルスルホニ
ル)−4−(n−プロポキシ)−3−(3−ヒドロキシ
プロポキシ)フェニル〕−5−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)テトラヒドロフラン;である。
【0066】下記実施例は本発明について説明するが、
それ自体は特許請求の範囲で記載された発明を制限する
ものと解釈されるべきではない。
【0067】出発物質は公知であって入手可能である。
【0068】〔実施例1〕 4−(3−メトキシ−4−n−プロピルオキシ−5−ヨ
ードフェニル)−4S−ブチロラクトン
【化27】 ボランメチルスルフィド(2.48ml、0.028mol)
及びTHF5mlを窒素下で0℃に冷却する。(1R)−
(+)−α−ピネン(91% ee)(9.79ml、0.0
62mol)を10分間かけて滴下するが、その際温度を5
℃以下に維持する。白色沈殿物が0℃において1時間で
生成する。2時間攪拌後、得られたスラリーを0〜5℃
で18時間エージングする。THF中HClの9.0M
溶液(3.1ml、0.028mol)を15分間かけて滴下
する。水素ガスが添加中に発生する。クロロボランの澄
明溶液を更に15分間エージングし、THF(5ml)に
溶解された4−(3−メトキシ−4−n−プロピルオキ
シ−5−ヨードフェニル)−4−オキソ酪酸tert−ブチ
ル(7.29g、0.016mol)を10分間かけて滴下
する。0℃で24時間後、水(6.6ml)、メタノール
(20ml)及び5MNaOH(23ml)を連続的に加える
が、その際温度を15℃以下に維持する。溶液を環境温
度まで加温し、2時間エージングする。橙色溶液をメチ
ルt−ブチルエーテル(MTBE)(125ml)及び飽
和炭酸水素ナトリウム(50ml)に注ぐ。水層をMTB
E(90ml)で抽出する。アルカリ層を2N HClで
pH2に酸性化し、トルエン(2×100ml)で抽出す
る。p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(40mg)を
合わせたトルエン抽出液に加え、溶液を減圧下で1時間
にわたり70℃に加熱する。溶液を環境温度まで冷却
し、飽和炭酸水素ナトリウム(100ml)及び5%水性
塩化ナトリウム(100ml)で洗浄する。溶媒を減圧下
で除去し、固体物として標題ラクトンを得る。(S)−
(+)−2,2,2−トリフルオロ−1−(9−アント
リル)エタノールを用いて 1H NMR(300MHz)
で測定されたeeは88%である。
【0069】〔実施例2〕ラクトン再結晶化 最初に単離されたラクトンが継続処理に適さない場合
(<99.5%ee)。下記再結晶化操作を用いる。 物質 4−(3−メトキシ−4−n−プロピルオキシ−5− ヨードフェニル)−4S−ブチロラクトン 1.656kg 酢酸エチル 1.9リットル ヘキサン 7.2リットル 粗製ラクトン(1.656kg)を45℃で酢酸エチル
(1.65リットル)に溶解し、不溶性物質(約5g)
から濾過する。不溶性物質を酢酸エチル250mlで洗浄
する。ヘキサン(1.8リットル)を合わせた濾液+洗
液に加え、ラクトン100mgで接種する。更にヘキサン
(5.46リットル)を加え、バッチを25℃で0.5
時間かけて結晶化させる。結晶化は冷室で一夜のエージ
ングにより終了する。固体物を濾過し、冷ヘキサン/酢
酸エチル(4/1)3×500mlで洗浄し、減圧下25
℃で乾燥し、1.377kg(83.2%)を得る。NM
R〔CD2Cl2中ラクトン4mg+(S)−(+)−2,2,
2−トリフルオロ−1−(9−アントリル)エタノー
ル〕では>99.5%eeを示した;HPLC(wt%)
は98.9%であった。
【0070】〔実施例3〕 ステップA:4−〔3−メトキシ−4−n−プロピルオ
キシ−5−(2′−t−ブチルジメチルシロキシエチル
スルホニル)フェニル〕−4−ブチロラクトー
【化28】 物質 Amt Mol MW 4−〔3−メトキシ−4−n−プロピルオキシ 1.607kg 3.405 472 −5−(2′−t−ブチルジメチルシロキシ エチルスルホニル)フェニル〕−4−ブチロ ラクトン トルエン中1.5M水素化ジイソブチルアルミ 3.5 L 5.25 1.5M ニウム メタノール(d=0.791) 1.5 L 37.08 32 酒石酸カリウムナトリウム四水和物 12 L 281.2 酢酸エチル 12 L トルエン 13 L シーブ乾燥トルエン(13リットル)中ラクトン(1.
607kg、3.405mol)の溶液に−72℃で水素化ジ
イソブチルアルミニウムの1.5Mトルエン溶液(3.
50リットル、5.25mol)を1.25時間かけて滴下
するが、その際内部温度を−65℃以下に維持する。混
合液を−70℃で1.0時間攪拌する。反応を−70℃
でメタノール(1.5リットル)のゆっくりとした添加
により停止させ、しかる後混合物を−20℃に加温す
る。飽和ロッシェル塩(12リットル)を温度10℃以
下に保ちながら0.5時間かけて加え、しかる後混合物
を5℃で1.5時間攪拌し、2相を分離する。水層を酢
酸エチル(12リットル)で抽出する。有機相をDI水
(2×8.0リットル)及び飽和水性塩化ナトリウム
(10リットル)で洗浄する。有機抽出液を減圧濃縮す
る。得られた黄色油状物をトルエン(2×1リットル)
で2回洗浄し、淡黄色油状物としてラクトール1.79
9kgを得る。HPLC分析ではこの生成物が純度87wt
%(収率97%)であることを示した。ラクトールは更
に生成せずとも使用に適する。
【0071】ステップB:5−〔3−メトキシ−4−n
−プロピルオキシ−5−(2′−t−ブチルジメチルシ
ロキシエチルスルホニル)フェニル〕−1−(t−ブチ
ルジメチルシロキシ)ブチロラクトール
【化29】 物質 Amt Mol MW 5−〔3−メトキシ−4−n−プロピルオキシ 1.522kg 3.211 474 −5−(2′−t−ブチルジメチルシロキシ エチルスルホニル)フェニル〕−1−(t− ブチルジメチルシロキシ)−1−ブチロラク トール イミダゾール 0.48 kg 7.059 68 t−ブチルジメチルシリルクロリド 0.53 kg 3.533 150 ジメチルホルムアミド 3.0 L シーブ乾燥DMF(KF=98)中ラクトール(1.5
22kg、3.211mol)の溶液にN2 下25℃でイミダ
ゾール(0.48kg、7.059mol)しかる後t−ブチ
ルジメチルシリルクロリド(0.53kg、3.533mo
l)を加えた。内部温度は1/2時間以内に34℃まで上
昇し、しかる後25℃に低下する。N2 下25℃で3時
間攪拌する。反応液を EtOAc(20リットル)で希釈
し、水(3×10リットル)しかる後飽和塩水/水の1
0:1混合液(10リットル)で洗浄した。有機相を濃
縮し、黄色油状物2.170kgを得た。300MHz N
MRはシリルヘミアセタールと一致する。HPLC分析
ではこの生成物が純度87.5%(収率100%)であ
ることを示した。この物質は更に生成せずとも使用に適
する。
【0072】ステップC:1−tert−ブチルジメチルシ
ロキシ−2−〔〔2−メトキシ−2−プロピルオキシ−
5−〔テトラヒドロ−5−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−2−フラニル〕フェニルスルホニル−トラ
ンス−(−)−エタンの製造
【化30】 物質 シリルエーテル 0.829 kg 1.409 mol TMS−Br 0.232 L 1.759 mol Li2CuCl4/THF 0.5M 0.060 L 0.030 mol 3,4,5−トリメトキシフェニルマグネシウム ブロミド(THF中0.9M) 2.25 L 2.025 mol CH2Cl2 6.0 L 酢酸エチル 13 L 50リットルフラスコ内において、シリルエーテルB
(0.829kg、1.409mol)をN2 下でCH2Cl2に溶
解した。混合物を−60℃に冷却し、しかる後ニートの
トリメチルシリルブロミド(0.232リットル、1.
759mol)を加えた。混合物を−60℃で1.5時間攪
拌した。3,4,5−トリメトキシフェニルマグネシウ
ムブロミド(0.9M、2.5リットル、2.025mo
l)を含有した別のフラスコにN2 下0℃でLi2CuCl4のT
HF溶液(0.060ml、0.030mol)を加えた。グ
リコシルブロミドに−60℃で有機金属の溶液を移し
た。添加終了後、反応液を−60℃で1.0時間攪拌し
た。反応を−60℃で飽和 NH4Cl/NH4OH (10:1v
/v)10リットル及び水(5リットル)の添加により
停止させた。外部冷却せずに0.5時間攪拌した。有機
層の分離後、水層を EtOAc(10リットル)で抽出し、
合わせた有機層を塩水(8リットル)で洗浄した。得ら
れた澄明な均一有機層を濃縮して、赤色油状物1.17
8kgを得た。HPLCアッセイによる粗反応混合物の分
析では標題化合物0.754kg(86%)を示した。
【0073】出発物質の製造 実施例A 4−〔3−メトキシ−4−n−プロピル−5−(2′−
ヒドロキシエチルチオ)フェニル〕−4−ブチロラクト
【化31】 物質 Amt Mol MW 4−(3−メトキシ−4−n−プロピル−5− 2.0 g 5.33
mmol 376.0 ヨードフェニル)−4−ブチロラクトン 銅粉末(有機合成用99%−アルドリッチ) 0.51 g 7.99 mmol
63.5 2−ヒドロキシエチルジスルフィド 0.66 g 4.26 mmol 154.2 (アルドリッチ95%) ジメチルホルムアミド 15 ml 酢酸エチル 65 ml ヨードラクトン(2.0g、5.33mmol) を環境温度
下でジメチルホルムアミド(15ml、KF<200μg
/ml)に溶解する。銅粉末(0.51g、7.995mm
ol) しかる後2−ヒドロキシエチルジスルフィド(0.
66g、4.264mmol) を溶液に加える。混合液を2
2時間にわたり108℃に加熱する。HPLC分析(C
−8、アセトニトリル:水:リン酸60:40:0.
1、254nm)では出発ヨウ化物を示さず、3〜5%ギ
酸エステル副産物を示す。 ヨードラクトン:保持時間=8.8min ギ酸エステル: 〃 =5.0min スルフィド: 〃 =3.2min 混合液を環境温度まで冷却し、酢酸エチル40mlを加え
る。溶液を15分間攪拌し、セライトパッドで濾過す
る。濾過前における酢酸エチルの添加は相分離を非常に
改善する。ケークを酢酸エチル25mlで洗浄する。合わ
せた有機抽出液を塩化アンモニウム:水酸化アンモニウ
ム溶液3×40mlしかる後水40mlで洗浄する。塩化ア
ンモニウム:水酸化アンモニウム溶液は水酸化アンモニ
ウム溶液(30%)約65mlをpH9.0まで飽和水性塩
化アンモニウム300mlに加えることで調製する。この
操作に関して8.5〜10.0のpH範囲が満足しうると
わかったが、pH9.0が好ましい。有機抽出液を減圧下
で容量4mlに濃縮する。溶液をアセトニリトル2×20
mlで洗浄し、4ml以下に濃縮する。アセトニトリル溶液
は次のステップに直接用いる。HPLC分析では典型的
に収率85〜90%を示す。1 H−NMR(300 MHz, CDCl3) δ 6.89(d, J=1.8Hz, 1
H) 、6.76(d, J=1.8Hz,1H)、5.40(dd, J=6.0, 8.2Hz, 1
H)、3.95(t, J=6.8Hz, 2H)、3.83(s, 3H) 、3.66(q, J=
6.0Hz, 2H)、3.04(t, J=5.9Hz, 2H)、2.69-2.59(m, 4
H)、2.20-2.13(m,1H)、1.81(sextet, J=7.1Hz, 2H) 、
1.03(t, J=7.4Hz, 3H)。13 C−NMR(300 MHz, CDCl3) δ 176.8, 153.3, 14
7.5, 135.5, 129.8, 119.6, 108.4, 80.9, 75.2, 60.3,
56.1, 36.5, 31.0, 29.1, 23.5, 10.5
【0074】実施例B 4−〔3−メトキシ−4−n−プロピル−5−(2′−
ヒドロキシエチルスルホニル)フェニル〕−4−ブチロ
ラクトン
【化32】 物質 Amt Mol MW 4−〔3−メトキシ−4−n−プロピル− 5−(2′−ヒドロキシエチルスルホニ 5.00 g 15.3 mmol 326.0 ル)フェニル〕−4−ブチロラクトン モノペルオキシフタル酸マグネシウム塩 13.66 g 27.6 mmol 494.6 アセトニトリル 27 ml 水 40 ml 飽和 NaHCO3 195 ml 5% NaCl 50 ml 酢酸エチル 110 ml DMF 100 ml モノペルオキシフタル酸マグネシウム塩(13.66
g、27.6mmol) を環境温度下で水40mlに懸濁し
た。アセトニトリル27ml中スルフィド(5.0g、1
5.3mmol) の溶液を温度30℃以下に保ちながら15
分間かけて滴下した。次いで混合液を2時間にわたり5
0℃に加熱した。HPLC分析(C−8、アセトニリト
ル:水:リン酸30:70:0.1〜80:20:0.
1の10分間勾配、254nm)ではスルフィド又はスル
ホキシドの残留を示さない。 スルフィドRT=9.9min スルホキシドRT=5.5min スルホンRT=7.7min 室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム65mlを5分
間かけて加え(ガス発生)、混合液を酢酸エチル55ml
で抽出した。水層を酢酸エチル55mlで逆抽出し、合わ
せた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム(2×65ml)及
び5%水性塩化ナトリウム(50ml)で洗浄した。有機
抽出液を減圧下で容量20mlまで濃縮した。DMF(1
00ml)を加え、しかる後減圧下で20mlまで濃縮し
た。溶液は次のステップに用いる。HPLCでは典型的
に収率95%を示す。1 H−NMR(300 MHz, CDCl3) δ 7.43(d, J=1.8Hz, 1
H) 、7.20(d, J=1.9Hz,1H)、5.50(dd, J=6.0, 8.7Hz, 1
H)、4.12(m, 2H) 、3.96(t, J=5.2Hz, 2H)、3.92(s, 3
H) 、3.67-3.63(m. 2H)、2.79-2.66(m, 4H)、2.23-2.10
(m, 1H)、1.86(sextet, J=7.2Hz, 2H) 、1.03(t, J=7.4
Hz, 3H)。13 C−NMR(300 MHz, CDCl3) δ 176.3, 154.1, 14
6.8, 135.6, 133.1, 117.4, 114.7, 80.2, 76.5, 57.5,
56.5, 30.9, 29.1, 23.2, 10.3。
【0075】実施例C 4−〔3−メトキシ−4−n−プロピルオキシ−5−
(2′−t−ブチルジメチルシロキシエチルスルホニ
ル)フェニル〕−4−ブチロラクトン
【化33】 物質 Amt Mol MW 4−〔3−メトキシ−4−n−プロピルオ キシ−5−(2′−ヒドロキシエチルス 3.0 g
8.38mmol 358 ルホニル)フェニル〕−4−ブチロラク トン イミダゾール 0.85 g 12.57
mmol 68 t−ブチルジメチルシリルクロリド 1.39 g 9.2 mmol 150.7 DMF 3 ml 酢酸エチル 18 ml 水 25 ml 5% NaCl 50 ml トルエン 50 ml イミダゾール(0.85g、12.57mmol) を室温
(25℃)でDMF(KF+278μg/ml)6ml中ス
ルホン(3.0g、8.38mmol) の溶液に加えた。シ
ーブ乾燥DMF3ml中t−ブチルジメチルシリルクロリ
ド(1.39g、9.2mmol) の溶液を温度30℃以下
に保ちながら10分間かけて加えた。混合液を25℃で
2時間攪拌し、反応をHPLCで追跡した。HPLC分
析(CH3CN:H2O :リン酸50:50:0.1〜80:
20:0.1の8分間勾配;C−8、294nm) アルコールRT=3.0min シリルエーテルRT=14.1min 酢酸エチル(38ml)を加え、混合液を水25mlしかる
後5%水性塩化ナトリウム2×25mlで洗浄した。有機
抽出液を減圧下で容量10mlまで濃縮した。トルエン
(50ml)を加え、溶液を容量10mlまで濃縮し、酢酸
エチルに関してNMRによりチェックした(典型的には
EtOAc<5%)。HPLC分析では典型的に収率95%
を示す。1 H−NMR(300 MHz, CDCl3) δ 7.38(d, J=1.9Hz, 1
H) 、7.15(d, J=1.9Hz,1H)、5.46(dd, J=5.8, 8.6Hz, 1
H)、4.10(m, 2H) 、3.95(t, J=6.1Hz, 2H)、3.89(s, 3
H) 、3.72-3.57(m. 2H)、2.67-2.61(m, 3H)、2.20-2.10
(m, 1H)、1.86(sextet, J=7.2Hz, 3H) 、1.03(t, J=7.4
Hz, 3H)、0.73(s, 9H) 、-0.092(s, 3H)、-0.097(s, 3
H) 。13 C−NMR(300 MHz, CDCl3) δ 176.4, 154.0, 14
6.9, 135.1, 134.5, 117.2, 114.3, 80.4, 76.1, 57.6,
57.1, 56.4, 30.9, 29.1, 25.6, 23.2, 18.0,10.3, -
5.7。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パメラ エム.シンプソン アメリカ合衆国,08902 ニュージャーシ ィ,ノース ブランズウィック,ヒドン レイク ドライヴ 999,アパートメント 13エー (72)発明者 ディヴィッド エム.チエン アメリカ合衆国,07747 ニュージャーシ ィ,アバディーン,オーヴァーリー レー ン 54 (72)発明者 トマス アール.ヴァーホーヴェン アメリカ合衆国,07060 ニュージャーシ ィ,ウォッチュング,ヴェロナ プレイス 22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) エーテル系溶媒中でボランメチルス
    ルフィドを(1R)−(+)−α−ピネンと接触させて
    下記式1のジイソピノカンフェニルボラン: 【化1】 を形成させ、 (b) ステップ(a)の非純粋生成物を更に精製せずに酸
    クロリドと接触させて下記式2のジイソピノカンフェニ
    ルクロロボラン: 【化2】 を得ることを特徴とするジイソピノカンフェニルクロロ
    ボランの製造方法。
  2. 【請求項2】 ピネンが90%のエナンチオマー純度を
    有する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 実質上終了するまで−25〜25℃で行
    われる、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 エーテル系溶媒がテトラヒドロフランで
    ある、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 プロキラルケトンを還元して高光学純度
    の光学活性アルコールを製造する方法であって、 反応が終了するまで環境圧下−25℃乃至環境温度の温
    度で7時間乃至24日間にわたりプロキラルケトンを請
    求項1記載のジイソピノカンフェニルクロロボラン還元
    組成物と反応させることを特徴とする方法。
JP3243792A 1990-09-24 1991-09-24 ジイソピノカンフェイルクロロボランのインシトゥー製造 Expired - Lifetime JP2546559B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US58693390A 1990-09-24 1990-09-24
US586933 1990-09-24

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7214464A Division JP2667135B2 (ja) 1990-09-24 1995-08-23 ジイソピノカンフェイルクロロボランのインシトゥー製造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06345777A true JPH06345777A (ja) 1994-12-20
JP2546559B2 JP2546559B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=24347681

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3243792A Expired - Lifetime JP2546559B2 (ja) 1990-09-24 1991-09-24 ジイソピノカンフェイルクロロボランのインシトゥー製造
JP7214464A Expired - Lifetime JP2667135B2 (ja) 1990-09-24 1995-08-23 ジイソピノカンフェイルクロロボランのインシトゥー製造

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7214464A Expired - Lifetime JP2667135B2 (ja) 1990-09-24 1995-08-23 ジイソピノカンフェイルクロロボランのインシトゥー製造

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5292946A (ja)
EP (1) EP0478062B1 (ja)
JP (2) JP2546559B2 (ja)
CA (1) CA2050820A1 (ja)
DE (1) DE69125675T2 (ja)
LV (1) LV12073B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016050A (ja) * 2001-07-17 2007-01-25 Pharmacia & Upjohn Co Llc ラタノプロストの合成方法及び中間体

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5545758A (en) * 1994-08-11 1996-08-13 Merck & Co., Inc. Process for the preparation of diisopinocampheylchloroborane
US20060223999A1 (en) * 2006-05-10 2006-10-05 Chemagis Ltd. Process for preparing montelukast and precursors thereof
WO2014019166A1 (zh) * 2012-08-01 2014-02-06 上海威智医药科技有限公司 高活性硼烷类化合物的工业化生产方法
US9169183B1 (en) 2014-10-27 2015-10-27 Cpc Corporation, Taiwan Method for coproducing isobutene and ETBE from tert-Butanol mixture
CN113024588A (zh) * 2021-03-22 2021-06-25 成都诺和晟泰生物科技有限公司 一种手性N-Boc-吡咯烷-3-硼酸类化合物的制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016050A (ja) * 2001-07-17 2007-01-25 Pharmacia & Upjohn Co Llc ラタノプロストの合成方法及び中間体

Also Published As

Publication number Publication date
US5292946A (en) 1994-03-08
LV12073B (en) 1998-09-20
EP0478062A1 (en) 1992-04-01
LV12073A (lv) 1998-06-20
JP2667135B2 (ja) 1997-10-27
DE69125675T2 (de) 1997-11-20
EP0478062B1 (en) 1997-04-16
DE69125675D1 (de) 1997-05-22
CA2050820A1 (en) 1992-03-25
JP2546559B2 (ja) 1996-10-23
JPH0841074A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5173775B2 (ja) 3,6−ジアルキル−5,6−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−2h−ピラン−2−オンの合成
EP0331524B1 (en) Synthesis of trichostatins
KR20140027905A (ko) 루비프로스톤의 제조 방법
JP2546559B2 (ja) ジイソピノカンフェイルクロロボランのインシトゥー製造
CH619930A5 (ja)
RU2150472C1 (ru) Способ получения диизопинокамфеилхлорборана в реакционной смеси, способ восстановления прохирального кетона
JPH0592963A (ja) Paf拮抗剤として有用な2,5−ジアリールテトラヒドロフラン類及びその類縁体の製造方法
JP7109029B2 (ja) Pge1コアブロック誘導体およびその製造方法
EP0362816B1 (en) Cyclopenteneheptanoic acid derivatives and method of preparation thereof
JP4493856B2 (ja) プロスタグランジンプレカーサーの調製のための方法
US4197407A (en) Prostenoic acids and esters
JPH029585B2 (ja)
JPH0649669B2 (ja) 光学活性アルコールの製法
US5099033A (en) Process of making 2,5-diaryl tetrahydrofurans and analogs thereof useful as PAF antagonists
JP3712077B2 (ja) ヒドロインダン−4−オール誘導体およびその製造方法
JP5259045B2 (ja) ベンゾプロスタサイクリン中間体、及びそれらの製造方法
JPH07233175A (ja) 金属置換シクロプロピルメタノール誘導体の不斉製造法
JPH0455422B2 (ja)
JPS62242643A (ja) イソカルバサイクリン類の製造法
JPH0631243B2 (ja) 抗生物質a23187類縁体
JPH0586020A (ja) α,β−ジヒドロキシ−γ,δ−不飽和カルボン酸チオールエステル誘導体およびその製造方法
JPH0655715B2 (ja) 9―デオキソ―6,9―ジメチレンプロスタグランジンe1類
JP2002114749A (ja) 光学活性2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオニトリル誘導体の製造法
BE833577A (fr) Derives d'acide prostanoique, leur procede de preparation et leurs applications
JPH0725847A (ja) プロスタグランジンe1類縁体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960605