JPH06345672A - 1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法 - Google Patents
1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法Info
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- JPH06345672A JPH06345672A JP16523493A JP16523493A JPH06345672A JP H06345672 A JPH06345672 A JP H06345672A JP 16523493 A JP16523493 A JP 16523493A JP 16523493 A JP16523493 A JP 16523493A JP H06345672 A JPH06345672 A JP H06345672A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
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-
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- C07C17/26—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton
- C07C17/263—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by condensation reactions
- C07C17/269—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by condensation reactions of only halogenated hydrocarbons
-
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 1,1,2,2−テトラフルオロ−1,2−
ジヨードエタンを貴金属からなる水素化触媒の存在下に
気相にて水素で還元する1,1,2,2−テトラフルオ
ロ−1−ヨードエタンの製造方法。1,1,2,2−テ
トラフルオロ−1−ヨードエタンを亜鉛、銅、ニッケ
ル、アルミニウム及びマグネシウムから選ばれる少なく
とも1種からなる金属の存在下に、溶媒中で二量化反応
させるHFC−338pcc(1,1,2,2,3,
3,4,4−オクタフルオロブタン)の製造方法。 【効果】 CFCやHCFCの代替物質として、洗浄
剤、発泡剤や熱媒体として有用であるHFC−338p
cc、及びHFC−338pccの出発原料となりえる
1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを
入手容易な原料から収率よく得ることができる。
ジヨードエタンを貴金属からなる水素化触媒の存在下に
気相にて水素で還元する1,1,2,2−テトラフルオ
ロ−1−ヨードエタンの製造方法。1,1,2,2−テ
トラフルオロ−1−ヨードエタンを亜鉛、銅、ニッケ
ル、アルミニウム及びマグネシウムから選ばれる少なく
とも1種からなる金属の存在下に、溶媒中で二量化反応
させるHFC−338pcc(1,1,2,2,3,
3,4,4−オクタフルオロブタン)の製造方法。 【効果】 CFCやHCFCの代替物質として、洗浄
剤、発泡剤や熱媒体として有用であるHFC−338p
cc、及びHFC−338pccの出発原料となりえる
1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを
入手容易な原料から収率よく得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CFCやHCFCの代
替物質として、洗浄剤、発泡剤や熱媒体として有用であ
る1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブ
タン(以下、HFC−338pccと称する)の製造方
法、及び、HFC−338pccの出発原料となりえる
1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの
製造方法に関するものである。
替物質として、洗浄剤、発泡剤や熱媒体として有用であ
る1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブ
タン(以下、HFC−338pccと称する)の製造方
法、及び、HFC−338pccの出発原料となりえる
1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているHFC−338p
ccを得る方法としては、1−クロロ−4−ヨード−
1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタ
ンをLiAlH4 とエーテル溶媒中で反応させて得る方
法(J. Fluorine. Chem., 49 巻、 107ページ、1990
年)が知られているが、原料が高価であるため、工業的
な製造方法とは言えない。
ccを得る方法としては、1−クロロ−4−ヨード−
1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタ
ンをLiAlH4 とエーテル溶媒中で反応させて得る方
法(J. Fluorine. Chem., 49 巻、 107ページ、1990
年)が知られているが、原料が高価であるため、工業的
な製造方法とは言えない。
【0003】また、1,4−ジヨード−1,1,2,
2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンを亜鉛/メ
タノールで還元し、HFC−338pccを得ることも
可能であるが、原料である1,4−ジヨード−1,1,
2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンは1,
2−ジヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
から35%の収率(Aliphatic Fluorine Compounds, 14ペ
ージ)でしか得ることができず、この方法も有用な製造
方法とはいいがたい。
2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンを亜鉛/メ
タノールで還元し、HFC−338pccを得ることも
可能であるが、原料である1,4−ジヨード−1,1,
2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンは1,
2−ジヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
から35%の収率(Aliphatic Fluorine Compounds, 14ペ
ージ)でしか得ることができず、この方法も有用な製造
方法とはいいがたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来技術
の問題点を克服するHFC−338pccの工業的に有
用な製造方法について鋭意検討した結果、沃素とテトラ
フルオロエチレンとの反応により容易に入手可能な1,
2−ジヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
を、特に貴金属からなる水素化触媒の存在下に気相にて
水素を用いて還元し、1,1,2,2−テトラフルオロ
−1−ヨードエタンとした後、金属による二量化反応に
より、HFC−338pccが収率良く得られることを
見出し、本発明を完成させるに至った。
の問題点を克服するHFC−338pccの工業的に有
用な製造方法について鋭意検討した結果、沃素とテトラ
フルオロエチレンとの反応により容易に入手可能な1,
2−ジヨード−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
を、特に貴金属からなる水素化触媒の存在下に気相にて
水素を用いて還元し、1,1,2,2−テトラフルオロ
−1−ヨードエタンとした後、金属による二量化反応に
より、HFC−338pccが収率良く得られることを
見出し、本発明を完成させるに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、1,
1,2,2−テトラフルオロ−1,2−ジヨードエタン
を貴金属からなる水素化触媒の存在下に気相にて水素で
還元することを特徴とする、1,1,2,2−テトラフ
ルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び、1,1,
2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを、亜鉛、
銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネシウムから選ば
れる少なくとも1種からなる金属の存在下に、溶媒中で
二量化反応させることを特徴とする、1,1,2,2,
3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法を提
供するものである。
1,2,2−テトラフルオロ−1,2−ジヨードエタン
を貴金属からなる水素化触媒の存在下に気相にて水素で
還元することを特徴とする、1,1,2,2−テトラフ
ルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び、1,1,
2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを、亜鉛、
銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネシウムから選ば
れる少なくとも1種からなる金属の存在下に、溶媒中で
二量化反応させることを特徴とする、1,1,2,2,
3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法を提
供するものである。
【0006】本発明では、貴金属触媒を用いて、気相法
で水素添加を行うことが重要である。気相反応の方式と
しては、固定床型気相反応、流動床型気相反応などの方
式をとることができる。
で水素添加を行うことが重要である。気相反応の方式と
しては、固定床型気相反応、流動床型気相反応などの方
式をとることができる。
【0007】貴金属触媒としては、パラジウム、プラチ
ナ及びロジウムから選ばれた少なくとも1種からなる触
媒が用いられる。貴金属触媒は、活性炭、アルミナ、シ
リカゲル、酸化チタン、ジルコニア、その他の担体に担
持されたものが好ましい。
ナ及びロジウムから選ばれた少なくとも1種からなる触
媒が用いられる。貴金属触媒は、活性炭、アルミナ、シ
リカゲル、酸化チタン、ジルコニア、その他の担体に担
持されたものが好ましい。
【0008】また、担体の粒径については反応にほとん
ど影響を及ぼさないが、好ましくは0.1〜100mm が好適
である。
ど影響を及ぼさないが、好ましくは0.1〜100mm が好適
である。
【0009】担持濃度としては0.05〜10%と幅広いもの
が使用可能であるが、通常、 0.5〜5%担持品が推奨さ
れる。
が使用可能であるが、通常、 0.5〜5%担持品が推奨さ
れる。
【0010】反応温度は、通常、 100〜400 ℃、好まし
くは 150〜300 ℃である。
くは 150〜300 ℃である。
【0011】1,1,2,2−テトラフルオロ−1,2
−ジヨードエタンの水素還元反応において、水素と原料
の割合は大幅に変動させ得る。しかしながら、通常、少
なくとも化学量論量の水素を使用して水素化を行う。出
発物質の全モルに対して、化学量論量よりかなり多い
量、例えば4モルまたはそれ以上の水素を使用し得る。
−ジヨードエタンの水素還元反応において、水素と原料
の割合は大幅に変動させ得る。しかしながら、通常、少
なくとも化学量論量の水素を使用して水素化を行う。出
発物質の全モルに対して、化学量論量よりかなり多い
量、例えば4モルまたはそれ以上の水素を使用し得る。
【0012】反応の圧力は特に限定されず、加圧下、減
圧下、常圧下で可能であるが、加圧下、常圧下で反応を
行う方が好ましい。
圧下、常圧下で可能であるが、加圧下、常圧下で反応を
行う方が好ましい。
【0013】接触時間は、通常、 0.1〜300 秒、好まし
くは1〜30秒である。
くは1〜30秒である。
【0014】本発明の1,1,2,2−テトラフルオロ
−1−ヨードエタンの二量化反応において用いる金属と
しては、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネ
シウムから選ばれた少なくとも1種からなる金属が好適
に用いられ、特に亜鉛及び/又は銅が好ましい。
−1−ヨードエタンの二量化反応において用いる金属と
しては、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネ
シウムから選ばれた少なくとも1種からなる金属が好適
に用いられ、特に亜鉛及び/又は銅が好ましい。
【0015】二量化反応に用いる溶媒としては、副反応
を抑えるため非プロトン性の溶媒を用いることが好まし
く、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ジエチル
エーテル、テトラハイドロフラン、ジオキサン、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、塩化メ
チレン、無水酢酸などから選ばれるものを用いることが
好ましく、これらの混合物を用いてもよい。
を抑えるため非プロトン性の溶媒を用いることが好まし
く、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ジエチル
エーテル、テトラハイドロフラン、ジオキサン、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、塩化メ
チレン、無水酢酸などから選ばれるものを用いることが
好ましく、これらの混合物を用いてもよい。
【0016】二量化反応の反応温度としては、−20〜20
0 ℃の範囲から選べる。反応温度が低すぎると、反応の
進行が遅く、実用的でなく、また反応温度が高すぎる
と、副反応として分子内で脱IF反応が進行し、好まし
くない。
0 ℃の範囲から選べる。反応温度が低すぎると、反応の
進行が遅く、実用的でなく、また反応温度が高すぎる
と、副反応として分子内で脱IF反応が進行し、好まし
くない。
【0017】本発明では特に、上記に得られた1,1,
2,2−テトラフルオロ−1,2−ジヨードエタンを水
素化触媒の存在下に、気相にて水素で還元し、1,1,
2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを得、得ら
れた1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタ
ンを亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネシウ
ムから選ばれる少なくとも1種からなる金属の存在下
に、溶媒中で二量化反応させて、HFC−338pcc
を得ることが望ましい。
2,2−テトラフルオロ−1,2−ジヨードエタンを水
素化触媒の存在下に、気相にて水素で還元し、1,1,
2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを得、得ら
れた1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタ
ンを亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネシウ
ムから選ばれる少なくとも1種からなる金属の存在下
に、溶媒中で二量化反応させて、HFC−338pcc
を得ることが望ましい。
【0018】
【発明の作用効果】本発明は、1,1,2,2−テトラ
フルオロ−1,2−ジヨードエタンを貴金属からなる水
素化触媒の存在下に気相にて水素で還元し、1,1,
2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを製造し、
また、1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエ
タンを、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネ
シウムから選ばれる少なくとも1種からなる金属の存在
下に、溶媒中で二量化反応させ、HFC−338pcc
(1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブ
タン)を製造しているので、CFCやHCFCの代替物
質として、洗浄剤、発泡剤や熱媒体として有用であるH
FC−338pcc、及びHFC−338pccの出発
原料となりえる1,1,2,2−テトラフルオロ−1−
ヨードエタンを入手容易な原料から収率よく得ることが
できる。
フルオロ−1,2−ジヨードエタンを貴金属からなる水
素化触媒の存在下に気相にて水素で還元し、1,1,
2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンを製造し、
また、1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエ
タンを、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及びマグネ
シウムから選ばれる少なくとも1種からなる金属の存在
下に、溶媒中で二量化反応させ、HFC−338pcc
(1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブ
タン)を製造しているので、CFCやHCFCの代替物
質として、洗浄剤、発泡剤や熱媒体として有用であるH
FC−338pcc、及びHFC−338pccの出発
原料となりえる1,1,2,2−テトラフルオロ−1−
ヨードエタンを入手容易な原料から収率よく得ることが
できる。
【0019】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明する。
【0020】実施例1 内径20mm、長さ1mのガラス製反応管に、3%Pd/カ
ーボンペレットを10g充填し、窒素ガスを流通させなが
ら 200℃で2時間加熱した。その後、窒素ガスにかえて
水素ガスを 100cc/min で2時間流通させた。水素ガス
の流量を50cc/min とし、1,1,2,2−テトラフル
オロ−1,2−ジヨードエタンを0.13g/min で反応管
に導入した。反応温度は 200℃に保った。
ーボンペレットを10g充填し、窒素ガスを流通させなが
ら 200℃で2時間加熱した。その後、窒素ガスにかえて
水素ガスを 100cc/min で2時間流通させた。水素ガス
の流量を50cc/min とし、1,1,2,2−テトラフル
オロ−1,2−ジヨードエタンを0.13g/min で反応管
に導入した。反応温度は 200℃に保った。
【0021】生成物を含むガスを水洗後、ガスクロマト
グラフィにて分析を行った。結果を第1表に示す。な
お、原料の1,1,2,2−テトラフルオロ−1,2−
ジヨードエタンの転化率は 100%であった。
グラフィにて分析を行った。結果を第1表に示す。な
お、原料の1,1,2,2−テトラフルオロ−1,2−
ジヨードエタンの転化率は 100%であった。
【0022】
【0023】実施例2 滴下ロート、ドライアイス/アセトンで冷却されたコン
デンサーを備え付けたガラス製 100mlの4つ口フラスコ
に、 9.8gの亜鉛粉末、30mlの塩化メチレン、30mlの無
水酢酸を仕込み、攪拌しながら50℃に加熱した。滴下ロ
ートより、実施例1で得られた1,1,2,2−テトラ
フルオロ−1−ヨードエタン 22.8gを90分かけて滴下
し、その後、50℃で3時間反応を続けた。
デンサーを備え付けたガラス製 100mlの4つ口フラスコ
に、 9.8gの亜鉛粉末、30mlの塩化メチレン、30mlの無
水酢酸を仕込み、攪拌しながら50℃に加熱した。滴下ロ
ートより、実施例1で得られた1,1,2,2−テトラ
フルオロ−1−ヨードエタン 22.8gを90分かけて滴下
し、その後、50℃で3時間反応を続けた。
【0024】反応後、反応液を冷却後、ガスクロマトグ
ラフィにて分析を行った。結果を第2表に示す。なお、
原料の1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエ
タンの転化率は 100%であった。
ラフィにて分析を行った。結果を第2表に示す。なお、
原料の1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエ
タンの転化率は 100%であった。
【0025】
【0026】実施例3 実施例1で得られた1,1,2,2−テトラフルオロ−
1−ヨードエタン 22.8g、銅粉末 6.2g、塩化メチ
レン30ml、無水酢酸30mlをステンレス製 100mlのオート
クレーブに仕込み、 180℃で35時間加熱攪拌を行った。
1−ヨードエタン 22.8g、銅粉末 6.2g、塩化メチ
レン30ml、無水酢酸30mlをステンレス製 100mlのオート
クレーブに仕込み、 180℃で35時間加熱攪拌を行った。
【0027】反応終了後、冷却し、内容物をガスクロマ
トグラフィにて分析を行った。結果を第3表に示す。な
お、原料の1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨー
ドエタンの転化率は 100%であった。
トグラフィにて分析を行った。結果を第3表に示す。な
お、原料の1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨー
ドエタンの転化率は 100%であった。
【0028】
【0029】上記の結果から、本発明の方法により、工
業的かつ経済的に、1,1,2,2,3,3,4,4−
オクタフルオロブタンを得ることができる。
業的かつ経済的に、1,1,2,2,3,3,4,4−
オクタフルオロブタンを得ることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 1,1,2,2−テトラフルオロ−1,
2−ジヨードエタンを貴金属からなる水素化触媒の存在
下に気相にて水素で還元することを特徴とする、1,
1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの製造
方法。 - 【請求項2】 1,1,2,2−テトラフルオロ−1−
ヨードエタンを、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及
びマグネシウムから選ばれる少なくとも1種からなる金
属の存在下に、溶媒中で二量化反応させることを特徴と
する、1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオ
ロブタンの製造方法。 - 【請求項3】 1,1,2,2−テトラフルオロ−1,
2−ジヨードエタンを水素化触媒の存在下に気相にて水
素で還元し、1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨ
ードエタンを得、得られた1,1,2,2−テトラフル
オロ−1−ヨードエタンを亜鉛、銅、ニッケル、アルミ
ニウム及びマグネシウムから選ばれる少なくとも1種か
らなる金属の存在下に、溶媒中で二量化反応させること
を特徴とする、1,1,2,2,3,3,4,4−オク
タフルオロブタンの製造方法。 - 【請求項4】 水素化触媒が、パラジウム、プラチナ及
びロジウムから選ばれる少なくとも1種からなる触媒で
ある、請求項1又は3に記載の製造方法。 - 【請求項5】 還元を 100〜400 ℃の反応温度で行う、
請求項1、3又は4に記載の製造方法。 - 【請求項6】 二量化反応を−20〜200 ℃の温度で行
う、請求項2〜5のいずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項7】 金属が亜鉛及び/又は銅である、請求項
2又3に記載の製造方法。 - 【請求項8】 溶媒が非プロトン性溶媒である、請求項
2又は3に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16523493A JPH06345672A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16523493A JPH06345672A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06345672A true JPH06345672A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15808411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16523493A Pending JPH06345672A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 1,1,2,2−テトラフルオロ−1−ヨードエタンの製造方法、及び1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06345672A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022118757A1 (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | ダイキン工業株式会社 | フルオロアルカン化合物の製造方法 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP16523493A patent/JPH06345672A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022118757A1 (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | ダイキン工業株式会社 | フルオロアルカン化合物の製造方法 |
JP2022088224A (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-14 | ダイキン工業株式会社 | フルオロアルカン化合物の製造方法 |
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