JPH0634517Y2 - ほうろうパネル - Google Patents
ほうろうパネルInfo
- Publication number
- JPH0634517Y2 JPH0634517Y2 JP1987185688U JP18568887U JPH0634517Y2 JP H0634517 Y2 JPH0634517 Y2 JP H0634517Y2 JP 1987185688 U JP1987185688 U JP 1987185688U JP 18568887 U JP18568887 U JP 18568887U JP H0634517 Y2 JPH0634517 Y2 JP H0634517Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enamel
- boards
- fireproof
- board
- backing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、建築用の外装材又は内装材として用いられる
大形で長方形のほうろうパネルに関するものである。
大形で長方形のほうろうパネルに関するものである。
（従来の技術） ほうろうパネルは、ほうろう用鋼板からなるほうろう板
の裏面に裏打材を接合することによって強度と剛性を持
たせているが、裏打材として広く用いられている珪酸カ
ルシウム板は現状では最大寸法が1210×2730mmであるた
め、ほうろう板の大きさがこの寸法より大きい場合には
２枚以上の珪酸カルシウム板を次ぎ併せる必要がある。
このためほうろうパネルを建築物に取付ける場合等にほ
うろうパネルに曲げ応力が加わると、この継目部分から
折れ曲がりほうろう表面に筋が付くことがあるうえ、ほ
うろうパネル全体の撓み量も大きくなるという欠点があ
った。
の裏面に裏打材を接合することによって強度と剛性を持
たせているが、裏打材として広く用いられている珪酸カ
ルシウム板は現状では最大寸法が1210×2730mmであるた
め、ほうろう板の大きさがこの寸法より大きい場合には
２枚以上の珪酸カルシウム板を次ぎ併せる必要がある。
このためほうろうパネルを建築物に取付ける場合等にほ
うろうパネルに曲げ応力が加わると、この継目部分から
折れ曲がりほうろう表面に筋が付くことがあるうえ、ほ
うろうパネル全体の撓み量も大きくなるという欠点があ
った。
（考案が解決しようとする問題点） 本考案はこのような従来の問題点を解決して、珪酸カル
シウム板等の耐火ボードの最大寸法を越えた場合にも十
分な強度と剛性を持ち、ほうろう表面に筋が付いたりす
ることのないほうろうパネルを目的として完成されたも
のである。
シウム板等の耐火ボードの最大寸法を越えた場合にも十
分な強度と剛性を持ち、ほうろう表面に筋が付いたりす
ることのないほうろうパネルを目的として完成されたも
のである。
（問題点を解決するための手段） 本考案は、大型で長方形のほうろう板の裏面に、複数枚
の耐火ボードを次ぎ併せた裏打層を、各裏打層における
最大面積の耐火ボードの長辺を互いに平行とし、かつ各
耐火ボード間の継目の位置を違いに異ならせて複数層接
合したことを特徴とするものである。
の耐火ボードを次ぎ併せた裏打層を、各裏打層における
最大面積の耐火ボードの長辺を互いに平行とし、かつ各
耐火ボード間の継目の位置を違いに異ならせて複数層接
合したことを特徴とするものである。
（実施例） 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明すると、
（１）はほうろう用鋼板等からなる大型で長方形のほう
ろう板であり、（２）はその裏面にクッション効果に優
れたゴム系の接着剤によって接合された裏打層、（３）
は裏打層（２）を構成する珪酸カルシウム等からなる耐
火ボードである。耐火ボード（３）としてコスト、耐火
性、強度等の点で珪酸カルシウム板が尤も一般的である
が、石こうボード等を使用してもよく、ほうろう板
（１）の寸法が耐火ボード（３）の最大寸法を越えた場
合には図示のように裏打層（２）はゴム又はエポキシ系
の接着剤によって接着された複数枚の耐火ボード（３）
によって形成されることとなる。
（１）はほうろう用鋼板等からなる大型で長方形のほう
ろう板であり、（２）はその裏面にクッション効果に優
れたゴム系の接着剤によって接合された裏打層、（３）
は裏打層（２）を構成する珪酸カルシウム等からなる耐
火ボードである。耐火ボード（３）としてコスト、耐火
性、強度等の点で珪酸カルシウム板が尤も一般的である
が、石こうボード等を使用してもよく、ほうろう板
（１）の寸法が耐火ボード（３）の最大寸法を越えた場
合には図示のように裏打層（２）はゴム又はエポキシ系
の接着剤によって接着された複数枚の耐火ボード（３）
によって形成されることとなる。
本考案において、長方形のほうろう板（１）の裏面に裏
打層（２）が複数層形成されており、一層目における耐
火ボード（３）、（３）間の継目（４）の位置と、二層
目における耐火ボード（３）、（３）間の継目（４）の
位置が互いに重なることのないよう異ならせて配置され
ている。またその配置方法は図示の実施例に示すよう
に、各裏打層（２）、（２）における最大面積の耐火ボ
ード（３）、（３）の長辺をほうろう板（１）の長辺に
合わせて互いに平行としてある。実施例では一層目と二
層目が逆方向の千鳥貼りとされているが、継目（４）、
（４）の位置が重ならなければ特に千鳥貼りに限定され
るものではない。
打層（２）が複数層形成されており、一層目における耐
火ボード（３）、（３）間の継目（４）の位置と、二層
目における耐火ボード（３）、（３）間の継目（４）の
位置が互いに重なることのないよう異ならせて配置され
ている。またその配置方法は図示の実施例に示すよう
に、各裏打層（２）、（２）における最大面積の耐火ボ
ード（３）、（３）の長辺をほうろう板（１）の長辺に
合わせて互いに平行としてある。実施例では一層目と二
層目が逆方向の千鳥貼りとされているが、継目（４）、
（４）の位置が重ならなければ特に千鳥貼りに限定され
るものではない。
（作用） このように構成されたものは、複数枚の耐火ボード
（３）を継ぎ合わせて裏打層（２）を形成したものであ
るから、長方形のほうろう板（１）の寸法が耐火ボード
（３）の最大寸法を越える場合でも自由な寸法の裏打層
（２）を形成することができる。また各裏打層（２）、
（２）における最大面積の耐火ボード（３）、（３）の
長辺を互いに平行としてあるので、最大面積の耐火ボー
ド（３）、（３）をクロス方向に配置した場合とは異な
り、各裏打層（２）、（２）を構成する耐火ボード
（３）の形状を同一として部品点数を減少させることが
でき、併せて耐火ボード（３）の端材の発生量を減少さ
せることができる。
（３）を継ぎ合わせて裏打層（２）を形成したものであ
るから、長方形のほうろう板（１）の寸法が耐火ボード
（３）の最大寸法を越える場合でも自由な寸法の裏打層
（２）を形成することができる。また各裏打層（２）、
（２）における最大面積の耐火ボード（３）、（３）の
長辺を互いに平行としてあるので、最大面積の耐火ボー
ド（３）、（３）をクロス方向に配置した場合とは異な
り、各裏打層（２）、（２）を構成する耐火ボード
（３）の形状を同一として部品点数を減少させることが
でき、併せて耐火ボード（３）の端材の発生量を減少さ
せることができる。
更にこのようなほうろうパネルリに曲げ荷重が加えられ
た場合にも、裏打層（２）、（２）が複数層形成されて
いるうえに各層における耐火ボード（３）、（３）の継
目（４）、（４）の位置は互いに異なるように配置され
ているから、裏打層（２）、（２）に局部的に折れ曲が
り易い部分が生ずることもなく、ほうろうパネル全体と
して十分な強度と剛性を発揮することができる。この結
果、従来の大型ほうろうパネルに比較して、両端を２点
支持した場合の中央部分の最大撓み量を約1/5にまで減
少させることができ、しかも第一層とほうろう板（１）
との間はクッション性のある接着剤によって接合してあ
るから、曲げ応力に対しても剥離することもなく十分な
強度を持つこととなる。
た場合にも、裏打層（２）、（２）が複数層形成されて
いるうえに各層における耐火ボード（３）、（３）の継
目（４）、（４）の位置は互いに異なるように配置され
ているから、裏打層（２）、（２）に局部的に折れ曲が
り易い部分が生ずることもなく、ほうろうパネル全体と
して十分な強度と剛性を発揮することができる。この結
果、従来の大型ほうろうパネルに比較して、両端を２点
支持した場合の中央部分の最大撓み量を約1/5にまで減
少させることができ、しかも第一層とほうろう板（１）
との間はクッション性のある接着剤によって接合してあ
るから、曲げ応力に対しても剥離することもなく十分な
強度を持つこととなる。
（考案の効果） 以上の説明から明らかなように、本考案のほうろうパネ
ルは十分な強度と剛性を持たせることができ、曲げ応力
が加わったときにもほうろうパネルの表面に筋が入った
り大きく撓んだりすることがない。また本考案のほうろ
うパネルは各裏打層における最大面積の耐火ボードの長
辺を互いに平行として配置したので、各裏打層を構成す
る耐火ボードの形状を同一として部品点数を減少させる
ことができる。しかも本考案のほうろうパネルは従来の
設備によって容易に量産することが可能であり、経済性
にも優れたものである。よって本考案は従来の問題点を
一掃したほうろうパネルとして、実用的価値は極めて大
である。
ルは十分な強度と剛性を持たせることができ、曲げ応力
が加わったときにもほうろうパネルの表面に筋が入った
り大きく撓んだりすることがない。また本考案のほうろ
うパネルは各裏打層における最大面積の耐火ボードの長
辺を互いに平行として配置したので、各裏打層を構成す
る耐火ボードの形状を同一として部品点数を減少させる
ことができる。しかも本考案のほうろうパネルは従来の
設備によって容易に量産することが可能であり、経済性
にも優れたものである。よって本考案は従来の問題点を
一掃したほうろうパネルとして、実用的価値は極めて大
である。
図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。 （１）：ほうろう板、（２）：裏打層、（３）：耐火ボ
ード （４）：継目。
ード （４）：継目。
Claims (1)
- 【請求項１】大型で長方形のほうろう板（１）の裏面
に、複数枚の耐火ボード（３）を継ぎ合わせた裏打層
（２）、（２）を、各裏打層（２）、（２）における最
大面積の耐火ボード（３）、（３）の長辺を互いに平行
とし、かつ各耐火ボード（３）、（３）間の継目（４）
の位置を互いに異ならせて複数層接合したことを特徴と
するほうろうパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987185688U JPH0634517Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | ほうろうパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987185688U JPH0634517Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | ほうろうパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0189507U JPH0189507U (ja) | 1989-06-13 |
| JPH0634517Y2 true JPH0634517Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31476961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987185688U Expired - Lifetime JPH0634517Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | ほうろうパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634517Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5061613U (ja) * | 1973-09-29 | 1975-06-06 | ||
| JPS6029828U (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-28 | 日本碍子株式会社 | 建築用パネル |
| JPS6029530U (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-28 | 日本電気株式会社 | 汎用机 |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP1987185688U patent/JPH0634517Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0189507U (ja) | 1989-06-13 |
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