JPH06344860A - 安全ベルト用リトラクタ - Google Patents

安全ベルト用リトラクタ

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JPH06344860A
JPH06344860A JP5137083A JP13708393A JPH06344860A JP H06344860 A JPH06344860 A JP H06344860A JP 5137083 A JP5137083 A JP 5137083A JP 13708393 A JP13708393 A JP 13708393A JP H06344860 A JPH06344860 A JP H06344860A
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JP
Japan
Prior art keywords
main cover
cover
tooth
shaft
lock mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP5137083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tomimatsu
和典 富松
Shuichi Sugano
修一 菅野
Shogo Hayashi
省吾 林
Yoshinobu Kondo
義信 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Fuji Autoliv Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Fuji Autoliv Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Fuji Autoliv Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高強度材料の採用や厚さを高めたりせずに、
メインカバーの変形を確実に防止することができる安全
ベルト用リトラクタを提供する。 【構成】 メインカバー23にリブ52を突設したた
め、メインカバー23の剛性が高まり、該メインカバー
23の変形防止が図られる。また、該リブ52をカム部
材31の溝部55へ円周方向で摺動可能に係合させてい
るため、カム部材31のメインカバー23に対する位置
決め精度が及び支持強度が共に向上する。更に、サブカ
バー44の周縁部にメインカバー23の凹部周縁部と係
合するリブ56を形成したため、該サブカバー44自体
の剛性が高まると共に、該サブカバー44をメインカバ
ー23の凹部周縁部53へ係合させることにより、メイ
ンカバー23全体の剛性も向上し、その変形防止がより
確実になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は緊急ロック機構と自動
ロック機構とを併有する安全ベルト用リトラクタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の安全ベルト装置のリト
ラクタは、座席に着座した者の前方移動を阻止するため
に設けられているが、これには、着座者がベルトを装着
した後は自動的に巻取りのみを行なって、ベルトの引出
しは阻止する自動ロック機構(ALR)を有するもの
と、装着した後も巻取り・引出しを行うことができ、緊
急時に作動するウェビングセンサー若しくはビークルセ
ンサーによって作動するロック機構で引出しを阻止する
緊急ロック機構(ELR)を有するものとがある。
【0003】しかしながら、自動ロック機構を有するリ
トラクタは、乗員が装着した後はウェビングの引出しが
できないので装着感が良好ではなく、むしろ、装着後も
巻取り・引出しができる緊急ロック機構を有するものが
適している。
【0004】ところで、チャイルドシート等の補助座席
を座席装置に装着し、又は荷物を座席に載置するとき
は、自動ロック機構を有するリトラクタの方が、ベルト
を装着した後は補助座席や荷物を座席に締付固定できる
ので有利である。そこで、自動ロック機構と緊急ロック
機構を併有するリトラクタが提供されている。例えば、
実開平2−2264号公報記載の技術である。
【0005】この種の安全ベルト用リトラクタは、一般
に緊急ロック機構を覆うメインカバーの外側に更に自動
ロック機構を設け、それを更にサブカバーにて覆う二重
構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、緊急ロック機構を覆うメイ
ンカバーの外側に更に自動ロック機構を設ける二重構造
となっており、メインカバーに多数の部品が組付けられ
ることとなるために、作動時にメインカバーが変形し易
く、その変形が緊急ロック機構及び自動ロック機構の作
動に悪影響を与えるおそれがある。そのために、従来は
メインカバー材料として高強度部材を採用したり、或い
はメインカバーの厚さを厚くしたりする等の対策がなさ
れ、製作性及び重量の面で不利である。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、高強度材料を採用したり厚さを
厚くしたりせずに、メインカバーの変形を確実に防止す
ることができる安全ベルト用リトラクタを提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る安全ベル
ト用リトラクタは、上記の目的を達成するために、断面
コ字状をしたハウジングの両側壁にウェビング捲回用の
巻取軸を設けると共に該側壁を貫通した巻取軸の一端に
ラチェットホイールを設け、更に該巻取軸の一端に緊急
ロック機構を組付けた状態で該緊急ロック機構を前記巻
取軸用の貫通孔が形成されたメインカバーにて覆い、ま
た、該メインカバーの外側に形成された凹部内に、前記
巻取軸に減速機構を介して連動回転可能に設けられ且つ
所定角度範囲の切換突起をそれぞれ半径方向へ突出させ
たカム部材と、該切換突起に係脱すべくトグルスプリン
グにて付勢された状態で揺動可能に設けられるツース切
換アームと、該ツース切換アームと係脱しラチェットホ
イールから離れる方向へ付勢され且つラチェットホイー
ルの歯部と係脱可能に設けられたツースとから成る自動
ロック機構を設け、該自動ロック機構をメインカバーに
取付けたサブカバーにて覆う構造の安全ベルト用リトラ
クタにおいて、前記メインカバーの凹部底面の貫通孔を
中心とした円周位置にリブを突設すると共にカム部材に
該リブと円周方向で摺動可能に係合する溝部を形成し、
且つサブカバーの周縁部にメインカバーの凹部周縁部と
係合するリブを形成したものである。
【0009】
【作用】メインカバーの凹部底面にリブを突設したた
め、メインカバーの剛性が高まり、該メインカバーの変
形防止が図られる。また、該リブをカム部材の溝部へ円
周方向で摺動可能に係合させているため、該リブがカム
部材を取付ける際のガイドとなり、カム部材のメインカ
バーに対する位置決め精度及び支持強度が共に向上す
る。
【0010】更に、サブカバーの周縁部にメインカバー
の凹部周縁部と係合するリブを形成したため、該サブカ
バー自体の剛性が高まると共に、該サブカバーをメイン
カバーの凹部へ係合させることにより、メインカバー全
体の剛性も向上し、その変形防止がより確実になされ
る。また、リブがサブカバーを取付ける際のガイドとな
り、サブカバーのメインカバーに対する位置決め精度及
び支持強度が共に向上する。
【0011】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図4
に基づいて説明する。この実施例では、まず最初にリト
ラクタの全体構造及び機能を説明し、次にこの実施例の
特徴的構造について述べる。
【0012】この実施例のリトラクタは、図1に示した
ように、コ字形をしたハウジング1の両側壁1a,1b
を貫通して巻取軸2が回転可能に軸支され、一方の側壁
1aから突出する巻取軸2にはラチェットホイール3が
一体回転可能に軸着され、他方の側壁1bから突出する
巻取軸2の他端部に巻取りばね(図示略)の内端部が連
結され、その巻取りばねの外端部を連結したばねケース
4が側壁1bに固定されている。巻取軸2にはリール5
が貫通して支持され、リール5には巻取軸2に端部を連
結するウェビングWが捲回される。
【0013】ラチェットホイール3の歯部3aに係脱す
るパウル6が、ハウジング1を貫通する軸7に回動可能
に軸支され、そのパウル6の端部にはピン8が突設され
ている。また、後記するフライホイール21のラチェッ
ト歯部22と係脱可能なツース9を備えたスタンドマン
ボックス10が、側壁1aに固定されている。スタンド
マンボックス10は、ハウジング1に衝撃が加わると揺
動するスタンドマン11(重錘)がツース9を押して回
動させることにより前記フライホイール21と係合さ
せ、巻取軸2の回転を阻止する公知のビークルセンサー
である。
【0014】巻取軸2の欠円形断面とした「一端」とし
ての径小端部2aに、カムホイール12がその中心孔1
2aを介して回動自在に遊嵌され、そのカムホイール1
2の外周縁には前記パウル6のピン8を係合する長孔1
3が形成されている。この長孔13はカムホイール12
がウェビングWを引き出す方向へ回動すると、ピン8を
引き寄せてパウル6をラチェットホイール3に係合させ
るとともに、また、ウェビングWを巻き取る方向へ回動
すると、ピン8を遠去けてパウル6をラチェットホイー
ル3から引き離すためのものである。
【0015】これらラチェットホイール3、パウル6及
びカムホイール12により巻取軸2の回転を阻止するロ
ック機構を構成している。
【0016】カムホイール12の内周面には歯部14が
形成されている。さらに、このカムホイール12と軸7
との間に復帰ばね15が弾装されている。カムホイール
12の歯部14と係脱する爪突起16を一部に形成した
フック19が、巻取軸2の径小端部2aの異形断面に嵌
合固定されたフックリテーナー17にスプリング18を
介して係合されてカムホイール12内に遊嵌状態で収納
される。
【0017】フックリテーナー17とフック19とは、
フックリテーナー17に突設した突起17a,17bが
遊嵌する穴19aと凹部19bとにより係合し、また、
フック19にはその孔19cにばね20の一端部20a
が挿入され、ばね20の他端部20bはフライホイール
21に係止している。フライホイール21はその中心孔
21aがフックリテーナー17の軸部17cに回動自在
に遊嵌され、その外周面にラチェット歯部22を形成し
てある。これらフックリテーナー17、スプリング1
8、フック19、ばね20及びフライホイール21は所
謂ウェビングセンサーを構成する。
【0018】そして、前記巻取軸2、ラチェットホイー
ル3、カムホイール12、フックリテーナー17、フッ
ク19等を主要構成部品として緊急ロック機構Eが構成
されている。この緊急ロック機構Eにより、ウェビング
Wに急激な引き出し力が加わると、巻取軸2が引出し方
向へ回転し、フックリテーナー17が同方向へ回転し、
フックリテーナー17とスプリング18で連結されたフ
ック19が、同じくばね20で連結されたフライホイー
ル21の慣性力による回転遅れを生じることに影響され
て揺動し、その爪突起16がカムホイール12の歯部1
4に係合し、カムホイール12が復帰ばね15の力に抗
して回動し、その長孔13がピン8を介してパウル6を
ラチェットホイール3の歯部3aに係合させて、巻取軸
2のウェビングWを引出す方向への回転が阻止されるか
ら、ウェビングWの引出しは阻止される。したがって、
ウェビングWの装着者は座席に拘束される。
【0019】そして、ハウジング1の側壁1aには、こ
の緊急ロック機構Eを被覆するとともに、下記の自動ロ
ック機構Aを収納するための凹部50が形成されたメイ
ンカバー23が、ねじ24により固定されている。この
メインカバー23には、前記巻取軸2の径小端部2aを
突出させるための貫通孔51が形成されており、この貫
通孔51のまわりには、該貫通孔51を中心とした円周
位置に一定高さのリブ52が突設されている。更に、凹
部50の「周縁部」としての周縁フランジ53の端部の
内側には周縁に沿って切欠部54が形成されている。
【0020】次に、自動ロック機構Aの構造を説明す
る。前記メインカバー23の貫通孔51から突出する巻
取軸2の径小端部2aに太陽歯車26が冠着固定され、
その太陽歯車26と噛合する遊星歯車27が、メインカ
バー23の外底部に穿設した孔28に回転可能に挿入さ
れて内周歯部30に噛合し、巻取軸2の回転数を検出す
るための減速機構を形成している。遊星歯車27は固定
位置にて回転し、周回移動はしない。内周歯部30はカ
ム部材31に形成されている。
【0021】カム部材31は、その外周縁部に面を異に
する切換突起32,33と一方の切換突起32と同じ面
のロックストッパー34をそれぞれ半径方向へ突出して
一体形成してある。更に、このカム部材31のメインカ
バー23側には、該メインカバー23の凹部50の底面
に形成したリブ52が円周方向で摺動可能に係合する溝
部55が形成されている。そして、このカム部材31と
係脱して揺動するツース切換アーム35がメインカバー
23に軸38にて揺動可能に軸支される。
【0022】ツース切換アーム35は、図2に示す如
く、切換突起33と摺接する摺接部35aと、切換突起
32と当接する摺接部35cと、ロックストッパー34
と当接する突起部35bとを有する。突起部35bはウ
ェビングWを全量引き出して後、若干量を巻き取らせる
ことによりELRをALRに切り換えるように形成され
ている。したがって、全量を引き出した段階で直ちにE
LRをALRに切り換えることとするなら、ロックスト
ッパー34と突起部35bを設けるまでもない。このツ
ース切換アーム35はトグルスプリング36の一端部と
連結され、そのトグルスプリング36の他端部はメイン
カバー23に突設したピン37に支持されている。した
がって、ピン37とツース切換アーム35の軸38を結
ぶ中心線Lの左右両側へ揺動可能である。
【0023】さらに、このツース切換アーム35とメイ
ンカバー23に設けた図示せぬ開口を貫通する突起部4
0を介して係合するツース41が、カムホイール12の
内底に突設したピン42に回動可能に軸支され、そのツ
ース41はラチェットホイール3の歯部3aと係脱可能
である。ツース41は、ばね43にて常に歯部3aから
離れる方向へ回転付勢されている。
【0024】そして、最後に、前記のような構造の自動
ロック機構Aを凹部50内に収納した状態で、メインカ
バー23にサブカバー44をねじ45にて冠着する。こ
のサブカバー44はメインカバー23の凹部50に相応
する形状を呈しており、該サブカバー44の周縁部に
は、前記メインカバー23の周縁フランジ53に形成し
た切欠部54へ係合するリブ56が形成されている。
【0025】この自動ロック機構Aにより、ウェビング
Wをゆっくりと引き出すと、巻取軸2が回転してフック
リテーナー17が回転し、フックリテーナー17とスプ
リング18を介して連結されたフック19が同方向へ回
転しようとし、フック19がばね20を介してフライホ
イール21を同方向へ回転させ、太陽歯車26が回転す
ることにより、固定位置で回転する遊星歯車27が回転
し、これによりカム部材31が回動する。
【0026】そして、ウェビングWが完全に引き出され
ると、突起部35bがロックストッパー34と当接し、
ツース41がラチェットホイール3の歯部3aと係合す
るのを留保する。次に、ウェビングWが巻き取られ始め
て巻取軸2が若干回転すると、カム部材31が逆回転し
てロックストッパー34から突起部35bが離れること
により、ツース切換アーム35が突起部40を押してツ
ース41をラチェットホイール3の歯部3aと係合さ
せ、カムホイール12が回動し、その長孔13がピン8
を介してパウル6をラチェットホイール3の歯部3aに
係合させる。その後、ウェビングWは巻取軸2を巻き取
り付勢するばねの力でリール5に巻き込まれる。パウル
6はカムホイール12が復帰ばね15の力でもとの位置
に戻ることで復帰し、ツース41はラチェットホイール
3の歯部3aを飛び越えることが出来るので、巻取軸2
は巻き取り方向への回転が可能である。しかし、引き出
し方向への回転はツース41によって阻止される。その
ため、チャイルドシート等の補助座席を座席に装着すれ
ば、補助座席は常に緩みなく座席に締付固定される。
【0027】このように、この実施例のリトラクタは、
巻取軸2の回転数を検出し、ウェビングWを全量引き出
してALRとなり、そこから所定量巻き取った時点でE
LRに切り換わるため、乗員が着座して使用するときは
ELRが作動し、また、座席にチャイルドシート等の補
助座席を装着したときはALRが作動するように安全ベ
ルト巻取り装置を得ることができる。
【0028】また、このようなELR機能及びALR機
能も、緊急ロック機構Eを覆い且つ自動ロック機構Aを
収納するメインカバー23が変形しないことから、確実
に行われるものである。すなわち、メインカバー23の
凹部50にはその底面にリブ52が形成されているた
め、メインカバー23の剛性が高まり、該メインカバー
23の変形防止が確実に図られる。また、該リブ52を
カム部材31の溝部55へ円周方向で摺動可能に係合さ
せているため、このようなリブ52を形成しても、カム
部材31と干渉問題を起こすことはなく、しかも該リブ
52がカム部材31を取付ける際のガイドとなるため、
カム部材31のメインカバー23に対する位置決め精度
及び支持強度が共に向上する。また、カム部材31の回
転精度もこのリブ52のために向上する。
【0029】加えて、サブカバー44の周縁部に形成し
たリブ56を、メインカバー23の周縁フランジ53の
切欠部54に係合させているため、このリブ56と切欠
部54とが所謂「相欠き継ぎ構造」となり、メインカバ
ー23とサブカバー44との結合力が増す。従って、メ
インカバー23の剛性が高まり、特に凹部50の保形性
が高まる。そして、このリブ56がサブカバー44を取
付ける際のガイドともなり、サブカバー44のメインカ
バー23に対する位置決め精度及び支持強度も高まる。
【0030】次に、補助座席を取り払ってウェビングW
の余長を巻き取らせると、巻取軸2が巻き取り方向へ回
転することにより、カム部材31が更に回転してその切
換突起32がツース切換アーム35の摺接部35cに当
接し、摺接部35cをカム部材31の半径方向へ押出
し、よって、トグルスプリング36の一端部が中心線L
の反対側に変位してツース切換アーム35を元の状態に
戻す。従って、突起部40の押圧が解除され、ばね43
の力でツース41が回動して歯部3aから離れる。かく
して、ウェビングWの所定量がリール5に巻き取られる
と、再び緊急ロック機能が可能な状態となる。
【0031】なお、以上の説明では、凹部50を形成す
る周縁フランジ53に切欠部54を設ける例を示した
が、これに限定されず、サブカバー44のリブ56を単
に周縁フランジ53の内側又は外側に係合させただけの
ものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】この発明に係る安全ベルト用リトラクタ
は、以上説明してきた如き内容のものであって、メイン
カバーの凹部底面にリブを突設したため、メインカバー
の剛性が高まり、該メインカバーの変形防止が図られ
る。また、該リブをカム部材の溝部へ円周方向で摺動可
能に係合させているため、該リブがカム部材を取付ける
際のガイドとなり、カム部材のメインカバーに対する位
置決め精度及び支持強度が共に向上する。
【0033】更に、サブカバーの周縁部にメインカバー
の凹部周縁部と係合するリブを形成したため、該サブカ
バー自体の剛性が高まると共に、該カバーをメインカバ
ーの凹部へ係合させることにより、メインカバー全体の
剛性も向上し、その変形防止がより確実になされる。ま
た、リブがサブカバーを取付ける際のガイドとなり、サ
ブカバーのメインカバーに対する位置決め精度及び支持
強度が共に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る安全ベルト用リトラ
クタを示す分解斜視図である。
【図2】図1の組付け要部正面図である。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図4】図3の組付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a,1b ハウジングの側壁 2 巻取軸 2a 径小端部(一端) 3 ラチェットホイール 3a ラチェットホイールの歯部 23 メインカバー 31 カム部材 32 切換突起 33 切換突起 36 トグルスプリング 41 ツース 44 サブカバー 50 凹部 51 貫通孔 52 メインカバーのリブ 55 溝部 56 サブカバーのリブ A 自動ロック機構 E 緊急ロック機構 W ウェビング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 省吾 静岡県磐田郡竜洋町海老島1461富士オート リブ株式会社内 (72)発明者 近藤 義信 静岡県磐田郡竜洋町海老島1461富士オート リブ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字状をしたハウジングの両側壁に
    ウェビング捲回用の巻取軸を設けると共に該側壁を貫通
    した巻取軸の一端にラチェットホイールを設け、更に該
    巻取軸の一端に緊急ロック機構を組付けた状態で該緊急
    ロック機構を前記巻取軸用の貫通孔が形成されたメイン
    カバーにて覆い、 また、該メインカバーの外側に形成された凹部内に、前
    記巻取軸に減速機構を介して連動回転可能に設けられ且
    つ所定角度範囲の切換突起をそれぞれ半径方向へ突出さ
    せたカム部材と、該切換突起に係脱すべくトグルスプリ
    ングにて付勢された状態で揺動可能に設けられるツース
    切換アームと、該ツース切換アームと係脱しラチェット
    ホイールから離れる方向へ付勢され且つラチェットホイ
    ールの歯部と係脱可能に設けられたツースとから成る自
    動ロック機構を設け、該自動ロック機構をメインカバー
    に取付けたサブカバーにて覆う構造の安全ベルト用リト
    ラクタにおいて、 前記メインカバーの凹部底面の貫通孔を中心とした円周
    位置にリブを突設すると共にカム部材に該リブと円周方
    向で摺動可能に係合する溝部を形成し、且つサブカバー
    の周縁部にメインカバーの凹部周縁部と係合するリブを
    形成したことを特徴とする安全ベルト用リトラクタ。
JP5137083A 1993-06-08 1993-06-08 安全ベルト用リトラクタ Pending JPH06344860A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021126