JPH06344449A - 樹脂段ボール板の端面シール方法 - Google Patents

樹脂段ボール板の端面シール方法

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JPH06344449A
JPH06344449A JP16628293A JP16628293A JPH06344449A JP H06344449 A JPH06344449 A JP H06344449A JP 16628293 A JP16628293 A JP 16628293A JP 16628293 A JP16628293 A JP 16628293A JP H06344449 A JPH06344449 A JP H06344449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated board
resin corrugated
resin
thermoplastic adhesive
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP16628293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Matsuura
英生 松浦
Hitoshi Fukao
均 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kunimori Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Kunimori Kagaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kunimori Kagaku Co Ltd filed Critical Kunimori Kagaku Co Ltd
Priority to JP16628293A priority Critical patent/JPH06344449A/ja
Publication of JPH06344449A publication Critical patent/JPH06344449A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な方法により樹脂段ボール板における端面
の開口を効率的に封鎖して水、埃等の浸入を有効に防止
する。 【構成】内部に多数のリブが所定の間隔をおいて一体成
形された樹脂段ボール板のリブ方向の端面に、少なくと
も該端部の厚さとほぼ一致する幅で、端面の対向面に硬
化した熱可塑性接着剤の層を設けた枠板を取り付ける。
枠板を加熱及び加圧して熱可塑性接着剤を溶融或いは軟
化させて端部おけるリブ間の間隙内に充填して硬化させ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂段ボール板の端
面シール方法に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】本出願人
は、例えば側板或いは底板等に樹脂段ボール板を使用
し、その軽量化を可能にした各種コンテナーを提案し
た。
【0003】しかしながら、上記したコンテナーの側板
は合成樹脂製の枠部材に、所望の大きさに切断された樹
脂段ボール板をリベット、ピン或いは溶着等により固着
する構造であるため、固着された樹脂段ボール板におけ
るリブ間の間隙内に水、埃等が浸入する問題を有してい
る。
【0004】このため、樹脂段ボール板におけるリブ間
の間隙内に浸入した水、埃等がコンテナー内に浸入して
製品に付着することにより製品品質を低下させる要因に
なっていた。また、浸入する水の量によりコンテナー重
量が不均一化するため、コンテナー総重量による製品管
理を行えない問題をも有している。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、簡易な方法により樹脂段ボール板における端面の開
口を効率的に封鎖して水、埃等の浸入を防止することが
可能な樹脂段ボール板の端面シール方法を提供すること
にある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記した従来
の欠点を解決するため、請求項1は内部に多数のリブが
所定の間隔をおいて一体成形された樹脂段ボール板のリ
ブ方向の端面に対し、少なくとも該端部の厚さとほぼ一
致する幅で、端面の対向面に硬化した熱可塑性接着剤の
層を設けた枠板を取り付けた後、該枠板を加熱及び加圧
して軟化した熱可塑性接着剤を端部おけるリブ間の間隙
内に充填硬化させることを特徴としている。
【0007】また請求項3は、内部に多数のリブが所定
の間隔をおいて一体成形された樹脂段ボール板のリブ方
向の端面に対し、溶融した熱可塑性接着剤を充填すると
共に付着させた後、該樹脂段ボール板の端面に合成樹脂
板を取り付けて熱可塑性接着剤を硬化させることを特徴
としている。
【0008】
【発明の作用】上記のように構成される請求項1は、樹
脂段ボール板の端面に対して枠板を取り付けた後に加圧
及び加熱すると、該枠板に設けられた熱可塑性樹脂接着
剤が溶融或いは軟化して樹脂段ボール板におけるリブ相
互間の空隙内に充填硬化される。これにより樹脂段ボー
ル板の端面開口をシールする。
【0009】また請求項3は、樹脂段ボール板の端部に
対して溶融した熱可塑性接着剤を供給してその一部をリ
ブ内に充填させると共にその一部を端面に付着させる。
そして熱可塑性接着剤が未硬化の状態で、端面に対して
枠板を取り付けた後、熱可塑性接着剤を硬化させること
により樹脂段ボール板の端部をシールする。
【0010】
【実施例】以下、本発明方法を図面に従って説明する。
【0011】請求項1 樹脂段ボール板1は、例えばポリプロピレン樹脂等によ
り所定の間隔をおいて対向する一対の表板1aと、各表
板1a間にて横方向へ所定のピッチをおいて配置される
多数のリブ1bとが押し出し成形により一体形成され、
各リブ1b間には空隙1cを有している。
【0012】枠板3は、例えば樹脂段ボール板1と同種
の樹脂により樹脂段ボール板1の端面と一致する幅の平
面部3aと、該平面部3aの両端にて樹脂段ボール板1
の外面に沿って延出する一対の側壁3bとがほぼU字形
に一体形成されている。そして平面部3a上には熱可塑
性接着剤5の層が所定の深さで一体化されている。
【0013】次に、樹脂段ボール板の端部シール方法を
説明する。
【0014】樹脂段ボール板1の端部に対して枠板3
を、その各側壁3bの一部が端部外面に位置するように
挿嵌する。このとき、樹脂段ボール板1の端面上に対し
て熱可塑性接着剤5が位置されている。
【0015】次に、上記状態にて枠板3に対し、その溶
融温度以下で、かつ熱可塑性接着剤5の溶融可能な温度
以上で加熱された加熱部材7を樹脂段ボール板1の端面
に向かって圧接させると、熱可塑性接着剤5は加熱に伴
って軟化或いは溶融しながら樹脂段ボール板1における
端部の空隙1c内に充填される。このとき、樹脂段ボー
ル板1の端面には枠板3の平面部3aが当接される。こ
れにより樹脂段ボール板1の端部に対し、空隙1c内に
熱可塑性接着剤5が充填された接着状態で枠板3が挿嵌
される。
【0016】このように本実施例方法は、樹脂段ボール
板1の端面に対してリブ1b相互間の空隙1c内に熱可
塑性接着剤5を充填させた状態で枠板3を接着して端面
を開口を封鎖することができる。このため、樹脂段ボー
ル板1の端面を外観良好にすることができると共に空隙
1c内に水、埃等の浸入を有効に防止することができ
る。
【0017】上記説明は枠板をU字形に形成してその平
面部に熱可塑性接着剤の層を設けたが、枠板を樹脂段ボ
ール板の端面とほぼ一致する幅に形成すると共に端面と
の対向面に熱可塑性接着剤の層を設けたものであっても
よい。
【0018】また、上記したシール方法を連続処理する
場合、図5に示すように中央部に枠板3と一致する係合
凹部51が設けられた多数の支持台53を、相互の係合
凹部51が連続して無端状となるよう連結してキャタピ
ラー形式とし、支持台53の走行に伴って係合凹部51
に、加熱装置52により熱可塑性接着剤5が溶融或いは
軟化された枠板3を順次係合させると共に該枠板3に対
して押出し成形された長尺状の樹脂段ボール板1の端部
を順次挿嵌して加圧することにより溶融或いは軟化した
熱可塑性接着剤5を樹脂段ボール板1の空隙1c内に充
填させて硬化することにより、長尺状の樹脂段ボール板
1の端部をシールすることができる。
【0019】請求項3 請求項3に係る発明は、図6に示すように樹脂段ボール
板71の端部に対し、ノズル73から溶融した熱可塑性
接着剤75を塗布してその一部をリブ71b内に充填さ
せると共にその一部を端面に付着させる。
【0020】そして熱可塑性接着剤75が未硬化状態の
樹脂段ボール板71端面に対し、図7に示すように該端
面と一致する幅の樹脂板77を取り付けた後、熱可塑性
接着剤75を硬化させることにより樹脂段ボール板71
の端部開口を熱可塑性接着剤75及び樹脂板77でシー
ルする。
【0021】上記説明は、樹脂段ボール板71の端面に
熱可塑性接着剤75を塗布してリブ間に充填すると共に
端面に塗付した後、該端面に樹脂板77を取り付けて熱
可塑性接着剤75を硬化させることにより端面をシール
する方法としたが、樹脂板77に熱可塑性接着剤75を
塗付した後に該樹脂板77を樹脂段ボール板71の端面
に取り付けてリブ間に充填して硬化させることにより端
部開口をシールする方法であってもよい。
【0022】上記方法を連続処理する場合、図8に示す
ように中央部に樹脂板77と一致する幅の凹部79が設
けられた多数の支持台81を、相互の凹部79が連続す
るように連結して無端状のキャタピラー形式とし、走行
方向上手側にて走行する支持台81の凹部79に樹脂板
77を順次係合させると共に樹脂段ボール板71の端面
に接着剤供給装置80から供給される溶融した熱可塑性
接着剤75が順次塗布された押出し成形後の連続する長
尺状の樹脂段ボール板71の端部を凹部79に係合させ
ることにより長尺状の樹脂段ボール板71の端部を連続
的にシールすることができる。
【0023】
【発明の効果】このため本発明は、簡易な方法により樹
脂段ボール板における端面の開口を効率的に封鎖して
水、埃等の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂段ボール板の端部シール方法の概略を示す
斜視図である。
【図2】端部に対する枠板の仮止め状態を示す縦断面図
である。
【図3】端部に対する枠板の加圧状態を示す縦断面図で
ある。
【図4】端部に対する枠板の接着状態を示す縦断面図で
ある。
【図5】請求項1の変更実施例である。
【図6】請求項3の実施例を示す斜視図である。
【図7】請求項3の実施例を示す斜視図である。
【図8】請求項3の変更実施例である。
【符号の説明】
1 樹脂段ボール板 1a 表板 1b リブ 1c 空隙 3 枠板 5 熱可塑性接着剤 7 加熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:60 4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に多数のリブが所定の間隔をおいて一
    体成形された樹脂段ボール板のリブ方向の端面に対し、
    少なくとも該端部の厚さとほぼ一致する幅で、端面の対
    向面に硬化した熱可塑性接着剤の層を設けた枠板を取り
    付けた後、該枠板を加熱及び加圧して軟化した熱可塑性
    接着剤を端部おけるリブ間の間隙内に充填硬化させるこ
    とを特徴とする樹脂段ボール板の端面シール方法。
  2. 【請求項2】上記枠板は樹脂段ボール板の端部に挿嵌可
    能なほぼU字形に形成されると共に底部内面に硬化した
    熱可塑性接着剤の層が所定の深さで一体化された請求項
    1の樹脂段ボール板の端部シール方法。
  3. 【請求項3】内部に多数のリブが所定の間隔をおいて一
    体成形された樹脂段ボール板のリブ方向の端面に対し、
    溶融した熱可塑性接着剤を充填すると共に付着させた
    後、該樹脂段ボール板の端面に合成樹脂板を取り付けて
    熱可塑性接着剤を硬化させることを特徴とする樹脂段ボ
    ール板の端面シール方法。
  4. 【請求項4】内部に多数のリブが所定の間隔をおいて一
    体成形された樹脂段ボール板のリブ方向の端面と一致す
    る幅の合成樹脂板に溶融した熱可塑性接着剤を塗布した
    後、該合成樹脂板を樹脂段ボール板の端面に合成樹脂板
    を取り付けて熱可塑性接着剤を端部におけるリブ間に充
    填して硬化させることを特徴とする樹脂段ボール板の端
    面シール方法。
JP16628293A 1993-06-10 1993-06-10 樹脂段ボール板の端面シール方法 Pending JPH06344449A (ja)

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