JPH06343606A - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

内視鏡洗浄消毒装置

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Publication number
JPH06343606A
JPH06343606A JP5137423A JP13742393A JPH06343606A JP H06343606 A JPH06343606 A JP H06343606A JP 5137423 A JP5137423 A JP 5137423A JP 13742393 A JP13742393 A JP 13742393A JP H06343606 A JPH06343606 A JP H06343606A
Authority
JP
Japan
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cleaning
drain
endoscope
tank
pipeline
Prior art date
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Application number
JP5137423A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakanishi
信之 中西
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単且つ確実に残留液を自動的に排水すること
が可能な内視鏡洗浄消毒装置を提供する。 【構成】消毒液注入管路35の最低部から下方に延出し
た第1のドレーン管路57と、給水系管路19の最低部
から下方に延出した第2のドレーン管路59と、排水管
路55の最低部から下方に延出した第3のドレーン管路
61と、これらドレーン管路57,59,61に対して
下方に設けられており、各管路(19,35,55)を
介して内視鏡洗浄消毒装置内に残留した残留液を収容可
能に構成されたドレーンタンク63と、第1ないし第3
のドレーン管路の下端部に取り付けられており、残留液
を第1ないし第3のドレーン管路を介してドレーンタン
ク内に収容させるように、任意に開閉制御可能に構成さ
れた第1ないし第3のドレーン電磁弁65,67,69
とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡を洗浄及び消毒
するための内視鏡洗浄消毒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内視鏡は、例えば体腔内の検
査や治療等の目的で頻繁に使用されている。このような
内視鏡は、使用後、必ず洗浄及び消毒する必要があるた
め、例えば、特公平3−6811号公報に開示されたよ
うな種々の内視鏡洗浄消毒装置が開発されている。
【0003】かかる装置において、洗浄槽内にセットさ
れた内視鏡は、一般的に、まず、洗浄槽に設けられたシ
ャワーノズルから清浄水や洗浄液等を噴射したり、洗浄
槽内に充填された洗浄液等に浸漬させることによって、
内視鏡外面や内視鏡管路内に対する洗浄処理が施され
る。続いて、消毒液に浸漬あるいは消毒液を送液するこ
とによって、内視鏡内外面に対する消毒処理が施され
る。そして、清浄水を噴射あるいは送液することによっ
て、内視鏡に対するすすぎ処理が施された後、内視鏡管
路内に対する送気処理を経て内視鏡の消毒が行われてい
る。この後、清浄水の噴射及び送液によって、すすぎを
行い、最後に、内視鏡管路内に対して送気を施すと共
に、洗浄槽内を加熱して、内視鏡の外表面や内視鏡管路
内の乾燥が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内視鏡洗浄
消毒装置には、上述したように各種の液を送るための管
路系が構成されている。しかしながら、かかる管路系内
には、各洗浄消毒工程終了後、ポンプ等で排出できない
液が残留してしまう場合がある。即ち、ポンプ吸込側の
管路内の液が少なくなってくると、ポンプにエアーが巻
き込むために、円滑な送液が困難になってしまう場合が
ある。
【0005】このため、従来の装置は、各管路系の最低
部から分岐した管路を備えており、その分岐管路の末端
を例えば装置全面のコネクタに接続して構成されてお
り、ユーザが任意時に手動で管路内に残留している液を
装置外に排水させるように構成されている。
【0006】しかし、このような排水作業は、管路系が
複雑であるために、手間がかかると共に作業時間もかか
ってしまうという問題がある。また、ユーザの身体等に
残留液が付着してしまうという問題もある。更に、排水
作業の実施時期や頻度等は、個々のユーザに全く依存し
ている関係上、ばらつきが多く、また、残留液の排出を
行わない場合もある。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされており、その目的は、簡単且つ確実に残留液を
自動的且つ定期的に排水することが可能な内視鏡洗浄消
毒装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、内視鏡をセットした状態で、前記
内視鏡に対する洗浄消毒処理可能に構成された洗浄槽
と、この洗浄槽に対して所定の洗浄・消毒液を注入及び
排出可能に構成された管路系とを備えた内視鏡洗浄消毒
装置において、前記管路系の最低部から下方に延出した
ドレーン管路と、このドレーン管路に対して下方に設け
られており、前記管路系を介して前記内視鏡洗浄消毒装
置内に残留した残留液を収容可能に構成されたドレーン
タンクと、 前記ドレーン管路の下端部に取り付けられ
ており、前記残留液を前記ドレーン管路を介して前記ド
レーンタンク内に収容させるように、任意に開閉制御可
能に構成された弁機構とを備えている。
【0009】
【作用】弁機構を任意に開閉制御することによって、管
路系を介して内視鏡洗浄消毒装置内に残留した残留液
は、対応するドレーン管路を介してドレーンタンク内に
自動的に収容される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係る内視鏡洗
浄消毒装置について、図1ないし図4を参照して説明す
る。図1には、本実施例の内視鏡洗浄消毒装置の構成が
示されている。
【0011】図1に示すように、洗浄消毒装置本体1に
は、給水源3から送水された清浄水を収容可能な給水タ
ンク5と、所定の消毒液を収容可能な消毒液タンク7
と、使用済み内視鏡9を収容した状態で内視鏡9に対す
る洗浄消毒処理可能に構成された洗浄槽11と、内視鏡
9の水切り用エアーを送出可能なコンプレッサ13と、
内視鏡9を乾燥させる温風を発生可能に構成された温風
発生機15とが内蔵されている。
【0012】給水タンク5には、給水源3から給水弁1
7を介して洗浄槽11まで延出した給水系管路19が接
続されており、給水タンク5と洗浄槽11との間の給水
系管路19には、洗浄用ポンプ21が設けられている。
【0013】また、給水タンク5から洗浄用ポンプ21
を介して延出した給水系管路19は、その途中から複数
本に分岐して延出されており、その延出端は、洗浄槽1
1に設けられた複数のシャワーノズル23に接続されて
いる。更に、複数に分岐された給水系管路19の1本
は、逆止弁25を介してチャンネル接続口27に接続さ
れている。
【0014】なお、チャンネル接続口27には、洗浄槽
11内に設けられた内視鏡操作部保持部材(図示しな
い)を介して保持された使用済み内視鏡9の各種内視鏡
管路(図示しない)に対して、その先端を接続可能に構
成された内視鏡管路洗浄用チューブ29の基端が接続可
能に構成されている。
【0015】消毒液タンク7には、消毒液注入ポンプ3
1から逆止弁33を介して洗浄槽11のチャンネル接続
口27まで延出した消毒液注入管路35が接続されてい
ると共に、洗浄槽11の底部に設けられた切換弁37を
介して延出した消毒液回収管路39が接続されている。
【0016】コンプレッサ13からは、逆止弁41を介
してエアー管路43が延出されており、その延出端は、
洗浄槽11に設けられたチャンネル接続口27に接続さ
れている。
【0017】温風発生機15からは、温風管路45が延
出されており、その一方の温風管路45は、洗浄槽11
の上部に接続され、他方の温風管路45は、逆止弁47
を介してチャンネル接続口27に接続されている。
【0018】なお、洗浄槽11の側部には、温風発生機
15から温風管路45を介して洗浄槽11内に送り込ま
れた温風によって発生した蒸気を排出可能な排気口49
が設けられている。
【0019】洗浄槽11の底部には、排水弁51が設け
られており、この排水弁51には、排水ポンプ53を介
して洗浄消毒装置本体1の外部まで延出した排水管路5
5が接続されている。
【0020】また、本実施例の内視鏡洗浄消毒装置に
は、上述した各管路(35,19,55)の最低部から
下方に延出した第1ないし第3のドレーン管路57,5
9,61と、これらドレーン管路57,59,61に対
して下方に設けられており、各管路(35,19,5
5)を介して内視鏡洗浄消毒装置内に残留した残留液を
収容可能に構成されたドレーンタンク63と、第1ない
し第3のドレーン管路57,59,61の下端部に取り
付けられており、残留液を各ドレーン管路57,59,
61を介してドレーンタンク63内に収容させるよう
に、任意に開閉制御可能に構成された第1ないし第3の
ドレーン電磁弁65,67,69とが設けられている。
【0021】具体的には、第1のドレーン管路57は、
その基端部が消毒液タンク7から延出した消毒液注入管
路35の最低部に接続されており、この最低部から下方
に延出した第1のドレーン管路57の延出端は、第1の
ドレーン電磁弁65を介してドレーンタンク63内に延
出されている。
【0022】第2のドレーン管路59は、その基端部が
給水タンク5から延出した給水系管路19の最低部に接
続されており、この最低部から下方に延出した第2のド
レーン管路59の延出端は、第2のドレーン電磁弁67
を介してドレーンタンク63内に延出されている。
【0023】第3のドレーン管路61は、その基端部が
排水弁51から延出した排水管路55の最低部に接続さ
れており、この最低部から下方に延出した第3のドレー
ン管路61の延出端は、第3のドレーン電磁弁69を介
してドレーンタンク63内に延出されている。
【0024】なお、ドレーンタンク63内には、満水位
を警告可能に構成されたフロートスイッチ71が設けら
れている。次に、本実施例の内視鏡洗浄消毒装置の動作
について説明する。
【0025】まず、使用済み内視鏡9を洗浄槽11内に
セットして、内視鏡管路洗浄用チューブ29を内視鏡9
及びチャンネル接続口27に接続する。この後、内視鏡
洗浄消毒装置に設けられた各種操作スイッチ(図示しな
い)を操作することによって、下記の洗浄消毒処理が順
次行われる。
【0026】まず、洗浄処理工程において、給水弁17
を開いて、給水源3から例えば水道水等の清浄水を給水
タンク5に注入する。この後、洗浄用ポンプ21を作動
させて、給水タンク5内に溜まった清浄水を洗浄槽11
に設けられたシャワーノズル23から噴射して、内視鏡
外表面に対する噴射洗浄を行なう。
【0027】同時に、逆止弁25からチャンネル接続口
27及び内視鏡管路洗浄用チューブ29を介して内視鏡
9の内視鏡管路内にも清浄水を送水して、この内視鏡管
路の洗浄をも行う。
【0028】かかる洗浄処理中において、排水弁51を
開いた状態で排水ポンプ53を作動させて、洗浄槽11
内の清浄水を排出しながら垂れ流し式の洗浄処理(すす
ぎ処理)を行なう。
【0029】洗浄処理工程の終了後において、洗浄用ポ
ンプ21及び排水ポンプ53を停止させた後、コンプレ
ッサ13を駆動させて、逆止弁41からチャンネル接続
口27及び内視鏡管路洗浄用チューブ29を介して内視
鏡9の内視鏡管路内に水切り用エアーを圧送する。
【0030】内視鏡管路の水切り処理が終了した後、消
毒処理が行われる。消毒処理工程において、まず、切換
弁37及び排水弁51を閉じ且つ排水ポンプ53を停止
させた状態で、消毒液注入ポンプ31を作動させて、消
毒液タンク7内の消毒液を消毒液注入管路35を介して
洗浄槽11内に注入する。そして、内視鏡9を一定時間
だけ消毒液中に浸漬して内視鏡9の消毒を行う。
【0031】このとき、図示しない循環管路系を作動さ
せることによって、洗浄槽11内に溜まった消毒液をチ
ャンネル接続口27から内視鏡管路洗浄用チューブ29
を介して内視鏡9の各種内視鏡管路に循環させて、内視
鏡管路内を消毒する。
【0032】消毒処理工程の終了後、切換弁37を開い
て、洗浄槽11内の消毒液を消毒液タンク7内に回収す
る。次に、上述した垂れ流し式の洗浄処理(すすぎ処
理)を行った後、コンプレッサ13を作動させて、水切
り用エアーをチャンネル接続口27から内視鏡管路洗浄
用チューブ29を介して内視鏡9の各種内視鏡管路に圧
送することによって、内視鏡管路内の水切りを行う。
【0033】一定時間経過した後、排水弁51を閉じ且
つ排水ポンプ53を停止させた状態で、内視鏡9に対す
る乾燥処理を行う。乾燥処理工程において、温風発生機
15を作動させて、温風管路45に温風を送り出す。温
風管路45を介して直接洗浄槽11内に導入された温風
によって、内視鏡9の外表面に対する乾燥処理が行わ
れ、温風管路45から逆止弁47及びチャンネル接続口
27を介して内視鏡管路洗浄用チューブ29に送られた
温風によって、内視鏡管路内の乾燥処理が行われる。
【0034】このとき、洗浄槽11内に発生した蒸気を
排気口49から外部に排出させることによって、洗浄槽
11内の温度を低下させて、内視鏡9に対する乾燥を促
進させる。
【0035】かくして、内視鏡9に対する洗浄消毒処理
が終了する。この後、図2に示すように、装置のメイン
スイッチを“OFF(オフ)操作”した直後、第1及び
第3のドレーン電磁弁65,67,69は、例えば、3
0秒間だけ自動的に開動作される。
【0036】この結果、各管路(19,35,55)を
介して装置内に残留した残留液は、図1に示すように、
対応する第1ないし第3のドレーン管路57,59,6
1を流れ落ちてドレーンタンク63内に収容される。
【0037】なお、第1ないし第3のドレーン管路5
7,59,61は、夫々、抗菌剤を包含させて構成する
ことも好ましい。ドレーンタンク63内に一定量以上の
残留液が溜まった場合、フロートスイッチ71が作動し
て、満水位状態にあることを警告する。
【0038】このように本実施例によれば、各管路(1
9,35,55)の最低部から下方に延出した第1ない
し第3のドレーン管路57,59,61と、これらドレ
ーン管路57,59,61の下端部に取り付けられてお
り、残留液を各ドレーン管路57,59,61を介して
ドレーンタンク63内に収容させるように、任意に開閉
制御可能に構成された第1ないし第3のドレーン電磁弁
65,67,69とを備えたことにより、簡単且つ確実
に残留液を自動的且つ定期的に排水することが可能な内
視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
【0039】なお、本発明は、上述した実施例の構成に
限定されることはなく、種々変更可能である。例えば、
図3に示すように、洗浄消毒工程の終了の後、内視鏡洗
浄消毒装置を一定時間(T)、例えば2時間以上、操作
しなかった又は次の洗浄消毒が開始されなかった場合、
第1ないし第3のドレーン電磁弁65,67,69を自
動的に開動作させるように制御することも好ましい。
【0040】また、図示しない装置の操作パネルに残留
液排出スイッチを設けて、ユーザが任意に排水操作を行
うことができるように構成することも好ましい。また、
図4に示すように、装置内消毒工程終了直後に、第1な
いし第3のドレーン電磁弁65,67,69を自動的に
開動作させるように制御することも好ましい。
【0041】次に、本発明の第2の実施例に係る内視鏡
洗浄消毒装置について、図5ないし図7を参照して説明
する。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同
一の構成には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】本実施例の内視鏡洗浄消毒装置は、給水源
3から送水された清浄水の水位を検知可能に構成された
第1ないし第4のフロートスイッチ73,75,77,
79を内蔵した給水タンク5と、第1ないし第4のフロ
ートスイッチ73,75,77,79から出力された信
号に基づいて、給水弁17の開閉制御及び洗浄用ポンプ
21の駆動制御を行うことが可能に構成された制御部
(CPU)81とを備えている。
【0043】なお、他の構成は、第1の実施例と同様で
あるため、図5には、簡略化した構成を示す。第1ない
し第4のフロートスイッチ73,75,77,79は、
夫々、液面が下がって各フロートスイッチ73,75,
77,79よりも低い場合、“OFF(オフ)信号”を
出力可能であって、且つ、液面が上昇して各フロートス
イッチ73,75,77,79が浮き上がった場合、
“ON(オン)信号”を出力可能に構成されている。
【0044】以下、本実施例の動作について説明する。
給水タンク5に清浄水が注入されて、液面が上昇して第
1のフロートスイッチ73が浮き上がり、この第1のフ
ロートスイッチ73から“オン信号”が出力された場合
(ステップS1 )、給水タンク5内が満水であると判断
して、CPU81は、給水弁17を閉動作させる(ステ
ップT1 )。
【0045】この状態でCPU81は、洗浄用ポンプ2
1を駆動させて、給水タンク5内の清浄水を給水系管路
19からシャワーノズル23を介して洗浄槽11にセッ
トされた内視鏡9に噴射させる。
【0046】このような洗浄処理が行われている間に、
給水タンク5内の清浄水は、徐々に減少し、液面が下が
って第1のフロートスイッチ73から“オフ信号”が出
力される。
【0047】このときCPU81は、給水弁17を閉動
作させた状態で連続して洗浄用ポンプ21を駆動させ
る。更に液面が下がって第2のフロートスイッチ75か
ら“オフ信号”が出力されたとき、CPU81は、給水
弁17を開動作させると共に、第2のフロートスイッチ
75と第3のフロートスイッチ77との間の液面の移動
時間(t)を監視して、かかる移動時間(t)に基づい
て、洗浄用ポンプ21の運転を制御する。
【0048】具体的には、第2のフロートスイッチ75
からの“オフ信号”の出力時と、第3のフロートスイッ
チ77からの“オフ信号”の出力時との間の所要時間
(t)を監視して、かかる所要時間(t)に基づいて、
洗浄用ポンプ21の運転時間が制御されることになる。
【0049】即ち、所要時間(t)が5分(min)以
上かかった場合(ステップS2 )、洗浄用ポンプ21を
介して吸引される吸引量よりも給水量の方が上回ってい
ると判断して、CPU81は、洗浄用ポンプ21をその
まま連続して正常運転させる(ステップT2 )。
【0050】また、所要時間(t)が1分(min)以
上5分未満の場合(ステップS3 )、給水量が吸引量に
比してわずかに不足していると判断して、CPU81
は、洗浄用ポンプ21を20%の時間停止させることに
よって運転時間を80%に制御する(ステップT3 )。
【0051】また、所要時間(t)が1分未満の場合
(ステップS4 )、CPU81は、洗浄用ポンプ21を
50%の時間停止させることによって運転時間を50%
に制御する(ステップT4 )。
【0052】そして、第4のフロートスイッチ79より
も液面が下がって、この第4のフロートスイッチ79か
ら“オフ信号”が出力されたとき(ステップS5 )、給
水量が極めて低く、所望の洗浄性が保証できないと判断
して、CPU81は、異常表示を行うと共に洗浄用ポン
プ21の運転を停止させる(ステップT5 )。
【0053】洗浄用ポンプ21が停止することによっ
て、給水タンク5内には清浄水が溜まり始め、第2及び
第3のフロートスイッチ75,77の間に液面が上昇し
た際、CPU81は、再び、洗浄用ポンプ21を運転さ
せることになる。
【0054】かかるフローが順次繰り返されることによ
って、給水タンク5内の清浄水の貯水量制御が行われ
る。なお、図7に示すように、CPU81は、上述した
ような運転時間の制御が行われた場合には、その都度、
停止時間に対応した時間(T)だけ、洗浄用ポンプ21
を自動的に駆動させるようにプログラムされている。
【0055】この結果、かかる停止時間分だけ自動的に
洗浄処理時間が延長されることになり、内視鏡9に対す
る一定の洗浄効率が確保される。また、セットされる内
視鏡9の本数に対応して、給水タンク5から吸引される
吸引量も変化して、上述したような給水量不足と同様の
現象が生じる場合でも、図6に示すフローに従った制御
が行われる。
【0056】このように、本実施例によれば、装置が設
置される場所の給水量の相違や、セットされる内視鏡の
種類や本数にかかわらず、且つ、装置が異常停止するこ
となく、常時、一定の洗浄効率が確保できる内視鏡洗浄
消毒装置を提供することができる。
【0057】なお、本発明は、上述した構成に限定され
ることはなく、種々変更可能であることは言うまでもな
い。例えば、上述した実施例では、給水量が不足した場
合、洗浄用ポンプ21を所定割合だけ停止制御している
が、停止させずに洗浄用ポンプ21の回転数を変化させ
るように制御することも好ましい。例えば、所要時間
(t)が1分(min)以上5分未満の場合、給水量が
吸引量に比してわずかに不足していると判断して、CP
U81は、洗浄用ポンプ21の回転数を80%に制御す
る。なお、回転数に限らず、洗浄用ポンプ21に印加す
る電圧を制御したり、周波数や他の条件を変化させるこ
とも好ましい。
【0058】また、第4のフロートスイッチ79から
“オフ信号”が出力された場合、異常表示はしないで洗
浄用ポンプ21を停止させ、再び、清浄水が溜まって第
3及び第2のフロートスイッチ77,75から“オン信
号”が出力されたときに洗浄用ポンプ21を駆動させる
ように構成することも好ましい。
【0059】次に、本発明の第3の実施例に係る内視鏡
洗浄消毒装置について、図8を参照して説明する。な
お、本実施例の説明に際し、上述した実施例と同一の構
成には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0060】本実施例に適用された洗浄槽11には、洗
浄槽11内に余剰の洗浄液等が溜まることを防止するた
め、第1及び第2のフロートスイッチ83,85が設け
られている。
【0061】第1及び第2のフロートスイッチ83,8
5は、夫々、液面が下がって各フロートスイッチ83,
85よりも低い場合、“OFF(オフ)信号”を出力可
能であって、且つ、液面が上昇して各フロートスイッチ
83,85が浮き上がった場合、“ON(オン)信号”
を出力可能に構成されている。
【0062】かかる第1及び第2のフロートスイッチ8
3,85の“オン・オフ信号”に基づいて、洗浄用ポン
プ21及び排水ポンプ53の駆動を制御することによっ
て、洗浄槽11内の洗浄液等の貯水量制御が行われる。
【0063】例えば、排水口の設置位置の関係から排水
効率が低下して、洗浄槽11に余剰の洗浄液が溜まって
しまった場合、洗浄用ポンプ21を一定時間だけ停止さ
せた状態で、排水ポンプ53を駆動させて洗浄槽11内
の洗浄液を排出させる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、各管路系の最低部から
下方に延出したドレーン管路と、このドレーン管路の下
端部に取り付けられており、残留液をドレーン管路を介
してドレーンタンク内に収容させるように、任意に開閉
制御可能に構成された弁機構とを備えたことにより、簡
単且つ確実に残留液を自動的に排水することが可能な内
視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡洗浄消毒装
置の全体の構成を示す図。
【図2】装置のメインスイッチをオフした直後に各ドレ
ーン電磁弁を自動的に開動作させて、残留液を排出する
例を示すタイミングチャート図。
【図3】洗浄消毒工程終了の後、一定時間経過した時に
各ドレーン電磁弁を自動的に開動作させて、残留液を排
出する例を示すタイミングチャート図。
【図4】装置内消毒工程終了直後に、各ドレーン電磁弁
を自動的に開動作させて、残留液を排出する例を示すタ
イミングチャート図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る内視鏡洗浄消毒装
置に適用された給水タンクの部分の構成を拡大して示す
図。
【図6】図5に示す給水タンク内に設けられた各フロー
トスイッチから出力された信号に基づいて、給水弁の開
閉制御及び洗浄用ポンプの駆動制御を行って、給水タン
ク内の清浄水の貯水量制御を行なう場合のフローチャー
トを示す図。
【図7】図6に示すような運転時間の制御が行われた場
合、その停止時間に対応した時間だけ延長して洗浄用ポ
ンプを自動的に駆動させる状態を示すタイミングチャー
ト図。
【図8】本発明の第3の実施例に係る内視鏡洗浄消毒装
置に適用された洗浄槽の部分の構成を拡大して示す図。
【符号の説明】
19…給水系管路、35…消毒液注入管路、55…排水
管路、57…第1のドレーン管路、59…第2のドレー
ン管路、61…第3のドレーン管路、63…ドレーンタ
ンク、65…第1のドレーン電磁弁、67…第2のドレ
ーン電磁弁、69…第3のドレーン電磁弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡をセットした状態で、前記内視鏡
    に対する洗浄消毒処理可能に構成された洗浄槽と、この
    洗浄槽に対して所定の洗浄・消毒液を注入及び排出可能
    に構成された管路系とを備えた内視鏡洗浄消毒装置にお
    いて、 前記管路系の最低部から下方に延出したドレーン管路
    と、 このドレーン管路に対して下方に設けられており、前記
    管路系を介して前記内視鏡洗浄消毒装置内に残留した残
    留液を収容可能に構成されたドレーンタンクと、 前記
    ドレーン管路の下端部に取り付けられており、前記残留
    液を前記ドレーン管路を介して前記ドレーンタンク内に
    収容させるように、任意に開閉制御可能に構成された弁
    機構とを備えていることを特徴とする内視鏡洗浄消毒装
    置。
JP5137423A 1993-06-08 1993-06-08 内視鏡洗浄消毒装置 Pending JPH06343606A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112343A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡洗浄消毒装置
JP2012120738A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Akio Hyodo ミスト殺菌装置

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JP2009112343A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡洗浄消毒装置
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