JPH063430U - 除湿器 - Google Patents

除湿器

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JPH063430U
JPH063430U JP3932492U JP3932492U JPH063430U JP H063430 U JPH063430 U JP H063430U JP 3932492 U JP3932492 U JP 3932492U JP 3932492 U JP3932492 U JP 3932492U JP H063430 U JPH063430 U JP H063430U
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美啓 高田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 底壁1aと、該底壁1aの周囲より立設する
周壁1bとより上方が開口する容器本体1をなし、該容
器本体1の上部開口箇所を覆うように透湿性非透水性シ
ート2を設け、前記容器本体1の内部の上下方向中間部
に、複数個の上下方向に貫通する細長のスリット状の連
通部8を有した仕切り体3を設け、該仕切り体3の連通
部8の下部開口縁に下方に突出する突出部9を一体的に
設け、前記容器本体1の内部の仕切り体3の上に潮解性
塩類よりなる除湿剤4を収納した構成とする。 【効果】 除湿器の仕切り体の連通部の下部開口縁に突
出部を設けたことで、連通部を上部より流れてきた潮解
液が連通部の下部開口縁に付着するのをなくし、連通部
より潮解液をスムースに滴下する。よって、潮解液が仕
切り体の上部に溜まるのをなくすことで、除湿剤が常に
空気と接触するようになり、吸湿を良好に行うことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空気中の水分を捕捉して、内部に溜める除湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の家庭用の除湿剤としては、安価で安全性が高く、しかも吸湿力が優れて いるということで潮解性塩類よりなる除湿剤が一般的に使用されており、この除 湿剤は空気中の水分が潮解性塩類と接触するとその塩類をとかして潮解液となる ものである。この除湿剤を用いた除湿器としては、図6に示すように、上方側が 開口する容器本体11の内部の上下方向中間部に仕切り体13を設け、該仕切り 体13に上下方向に貫通する細長のスリット状となる連通部18を複数個設け、 前記仕切り体13の上方部に除湿剤14を収納し、容器本体11上端の開口部を 透湿性非透水性シート12で覆った構成として、容器本体11内部の上部に収納 した除湿剤14で空気中の水分を捕捉し、潮解液15として連通部18を通して 容器本体11内下部に溜めるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の除湿器であると、容器本体11の内部において、空気中の水分が除湿剤 14に接触することにより生じる潮解液15が仕切り体13の連通部18を通っ て容器本体11内下部に落下していくが、この時、連通部18の幅寸法が小さい ため、図7に示すように、潮解液15の自重に比べ潮解液15の表面張力が大き くなり、潮解液15が連通部18の下部開口縁から仕切り体13の下面に付着し ながら回り込んでしまい連通部18の下端より潮解液15がなかなか下方に落下 しないということがあった。このように潮解液15が仕切り体13より下方に落 下しないと、仕切り体13の上部に潮解液15が溜ってしまい、除湿剤14が空 気と接触するのを潮解液15によって妨げられ、除湿剤14の除湿効果が低下す るという問題が生じていた。また、潮解液15を連通部18から下方にスムース に落下すために、連通部18の幅寸法を大きくすると、仕切り体13の上部の除 湿剤14も連通部18を通って下方に落下してしまう恐れがあり、連通部18を 大きくすることは不可能であった。 本考案は、この問題を解消することを、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、底壁と、該底壁の周囲より立設する周壁とより上方が開口する容器 本体をなし、該容器本体の上部開口箇所を覆うように透湿性非透水性シートを設 け、前記容器本体の内部に、複数個の上下方向に貫通する連通部を有した仕切り 体を前記底壁と所要の空間を形成するように設け、該仕切り体の連通部の下部開 口縁に下方に突出する突出部を一体的に設け、前記容器本体の内部の仕切り体の 上に潮解性塩類よりなる除湿剤を収納して除湿器を構成する。
【0005】
【作用】
本考案は、前述のように、除湿器の仕切り体の連通部の下部開口縁に下方に突 出する突出部を設けたことで、連通部を流れてきた潮解液が連通部の下部開口縁 から仕切り体の下面に付着するのをなくして、潮解液をスムースに滴下するよう にする。
【0006】
【実施例】
本考案による第一実施例について図1、図2を用いて説明する。 ほぼ長円形となる底壁1aと、該底壁1aの円周部より上方に向かって若干拡 開するように立設する周壁1bとから上方が開口するように容器本体1を構成し 、該容器本体1の上部開口箇所を覆うように容器本体1上端の円周部全体に渡っ て透湿性非透水性シート2を固着し、該透湿性非透水性シート2は湿気は通り抜 け可能であるが、水は通さないようになっている。そして、前記容器本体1の内 部において、周壁1bの上下方向中間部に水平に仕切り体3を設け、該仕切り体 3の上に除湿剤4を収納している。また、容器本体1に透視性の材質を用いるこ とで、容器本体1下部の潮解液5の溜まり状態、容器本体1上部の除湿剤4の減 り状態を目視にて確認することができる。なお、使用前は、図示しないアルミシ ートが容器本体1の上端に透湿性非透水性シート2を覆うように取り付けられて おり、使用時、アルミシートを取り外して使用するようになっている。 また、前記仕切り体3は、図3、図4、図5に示すように、1本の補強部6a と、この補強部6aに直交する2本の補強部6bと、該補強部6aと補強部6b の外周側に固着し、容器本体1の周壁1bの内径と同様のほぼ長円形となる環状 の外周部6cとから補強体6をなし、該補強体6の下側に、断面下向コ字形の台 部7を、その長手方向が前記補強部6bと平行となり、かつ各台部7間に隙間を 有して並列となるように一体的に設ける。該台部7は下向コ字形の下方へ突出す る部分の内側を斜めに切り欠いて両下端を鋭角とした突出部9を設けており、こ のように仕切り体3を構成することにより、各台部6間に生じた隙間を細長のス リット状の連通部8に形成している。ここで、本考案者らは突出部9に関し鋭意 研究を重ねた結果、突出部9の突出長を0.1mm以上100mm未満、特に0 .1mm以上5mm未満が良好に潮解液5を落下することができると共に、突出 部9の下方先端の角度を1°以上90°未満、特に1°以上45°未満が良好に 潮解液5を落下することができるということを見出した。
【0007】 このように構成したことにより、容器本体1内において、除湿剤4によって生 じた潮解液5は、仕切り体3の上部より連通部8に流入し毛細管現象によって連 通部8を下方に流れ、連通部8の下端から容器本体1内下部に滴下するようにな っている。ここで連通部8の下端においては、従来、潮解液5が連通部8の下部 開口縁周辺に付着し、なかなか滴下しなかったが、本考案においては、図4に示 すように、連通部8の下部開口縁に突出部9を設けたことにより、潮解液5が連 通部8の下部開口縁から仕切り体3の下面に付着しながら回り込むのを防止して 、潮解液5の表面張力により直ぐに球状体となり、その自重で容易に滴下するよ うになる。よって潮解液5を連通部8の下端より下方にスムースに滴下すること ができる。
【0008】 次に、本考案による除湿器の吸湿効果の試験例について述べる。 試験方法としては、除湿器(プラスチック製、底面積55cm2 、高さ9cm 、仕切り体の位置は底より5cm)を用いて、仕切り体3の上に除湿剤4として 塩化カルシウム2水塩を150g収納する。そして、除湿器を恒温室(室温25 ℃、湿度80%)内に置いて、除湿器の容器本体1内の水位と吸湿量を測定する 。なお、ここで使用する図3、図4に示した仕切り体3の各寸法は、仕切り体3 の台部7の長手方向の長さaを20mm、台部7の幅寸法bを3mm、各台部7 間の隙間寸法すなわち連通部8の幅寸法cを1mm、台部7の突出部9を含めた 厚さ寸法dを3mm、突出部9の下方先端の角度θを30゜である。また、従来 の突出部9を設けない(図7に示すように、仕切り体の台部の幅寸法eを3mm 、各台部間の隙間寸法すなわち連通部の幅寸法fを1mm、台部の厚さ寸法gを 1mmとする。)仕切り体を用いた除湿器についても、同様に容器本体内の水位 と吸湿量を測定し、吸湿効果について比較する。 その結果について下記の表1、表2に示すもので、各条件において5個ずつ測 定し、その結果を表示している。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】 上記表1、表2に示す結果から明らかなように、仕切り体3の連通部8の下部 開口縁に突出部9を設けたものを用いた除湿器は、突出部9を設けていないもの に対して、潮解液5の溜まりも早く、吸湿量も高いということがわかる。
【0012】 次に本考案による他の実施例について述べる。 第二実施例としては第一実施例の改良型で、仕切り体3の突出部9を改良した ものである。これは図8に示すように、仕切り体3の下部を構成している台部7 において、下方へ突出する突出部9を、第一実施例では台部7の長手方向に連続 して設けているが、第二実施例においては突出部9を台部7の長手方向に間隔を あけて複数個設ける。そして、この突出部9においては、台部7の長手方向の両 端部と、長手方向の中間部で補強体6の補強部6aが位置する部分とに設ける突 出部9の突出長を短くし、そこより台部7の長手方向の一端部と補強部6aが位 置する部分の中間部、補強部6aが位置する部分と台部7の長手方向の他端部の 中間部それぞれに向かって突出部9の突出長を徐々に長くして、台部7の長手方 向全長にわたって2個の逆山形状となるように構成している。このように構成す ることで、仕切り体3の補強体6の補強部6aが位置する部分は補強部6aによ って潮解液5が滴下しづらくなるので、この部分からの潮解液5の滴下を減らし 、補強部6aが位置しない部分より潮解液5を良好に滴下することができる。ま た、台部7の長手方向の両端部に設けた突出部9はその突出長が短いので、容器 本体1内の周囲側においては潮解液5の滴下が減り、容器本体1の周壁1bに潮 解液5が付着して内部が見づらくなるのを防止することができる。
【0013】 さらに、第三実施例として、第一実施例とほぼ同様の構成であるが、仕切り体 3において、図9に示すように、仕切り体3の台部7に突出部9を設ける代わり に、仕切り体3の台部7を厚さ辺7a、横辺7b、縦長辺7cを有する板状にし 、その下部側の両縦長辺7cの内側に縦長辺7cに平行に切り欠き部10を形成 して、連通部8の下部開口縁を尖らせるように構成する。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、除湿器の仕切り体の連通部の下部開口縁に下方に突出する突出部を 設けたことで、連通部の幅寸法が小さくても、連通部を流れてきた潮解液が連通 部の下部開口縁に潮解液の表面張力により付着するのをなくし、その表面張力で 直ぐに球状体となって、その自重で滴下するようになり、潮解液をスムースに滴 下することができる。これにより、潮解液が仕切り体の上部に溜まるのをなくし て、除湿剤と空気との接触を潮解液によって妨げられるのを防止することで、除 湿剤が常に空気と接触するようになり、吸湿を良好に行うことができる。 また、仕切り体の突出部の突出量を場所によって異ならせることで、仕切り体 からの潮解液の滴下を所望の箇所で良好に行うことができるという効果も奏せら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による除湿器の概略正面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】本考案による除湿器における仕切り体の上面図
である。
【図4】図3のA−A詳細断面図である。
【図5】図3の概略斜視図である。
【図6】従来の除湿器の正面図である。
【図7】従来の除湿器における連通部下端の潮解液の状
態説明図である。
【図8】本考案による他の仕切り体の概略側面図であ
る。
【図9】本考案による他の仕切り体の台部の概略斜視図
である。
【符号の説明】
1…容器本体、1a…底壁、1b…周壁、2…透湿性非
透水性シート、3…仕切り体、4…除湿剤、5…潮解
液、6…補強体、6a…補強部、6b…補強部、6c…
外周部、7…台部、8…連通部、9…突出部、10…切
り欠き部、11…容器本体、12…透湿性非透水性シー
ト、13…仕切り体、14…除湿剤、15…潮解液、1
8…連通部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁1aと、該底壁1aの周囲より立設
    する周壁1bとより上方が開口する容器本体1をなし、
    該容器本体1の上部開口箇所を覆うように透湿性非透水
    性シート2を設け、前記容器本体1の内部に、複数個の
    上下方向に貫通する連通部8を有した仕切り体3を前記
    底壁1aと所要の空間を形成するように設け、該仕切り
    体3の連通部8の下部開口縁に下方に突出する突出部9
    を一体的に設け、前記容器本体1の内部の仕切り体3の
    上に潮解性塩類よりなる除湿剤4を収納したことを特徴
    とする除湿器。
  2. 【請求項2】 前記仕切り体3の連通部8の下部開口縁
    に設けた突出部9の下方先端を鋭角にしたことを特徴と
    する請求項1記載の除湿器。
  3. 【請求項3】 前記仕切り体3の連通部8を細長のスリ
    ット状に形成し、該連通部8の下部開口縁に設けた突出
    部9の突出長を場所によって異ならせて、連通部8の長
    手方向にわたって逆山形状となるように突出部9を形成
    したことを特徴とする請求項2記載の除湿器。
  4. 【請求項4】 底壁1aと、該底壁1aの周囲より立設
    する周壁1bとより上方が開口する容器本体1をなし、
    該容器本体1の上部開口箇所を覆うように透湿性非透水
    性シート2を設け、前記容器本体1の内部に、複数個の
    上下方向に貫通する連通部8を有した仕切り体3を前記
    底壁1aと所要の空間を形成するように設け、該仕切り
    体3の下面の連通部8の下部開口縁近傍に切り欠き部1
    0を形成して連通部8の下部開口縁を尖らし、前記容器
    本体1の内部の仕切り体3の上に潮解性塩類よりなる除
    湿剤4を収納したことを特徴とする除湿器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843928U (ja) * 1981-09-14 1983-03-24 エステ−化学株式会社 潮解性乾燥剤容器
JPH0266217U (ja) * 1988-11-01 1990-05-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843928U (ja) * 1981-09-14 1983-03-24 エステ−化学株式会社 潮解性乾燥剤容器
JPH0266217U (ja) * 1988-11-01 1990-05-18

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