JPH06342472A - 残渣の検査方法 - Google Patents

残渣の検査方法

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JPH06342472A
JPH06342472A JP5153027A JP15302793A JPH06342472A JP H06342472 A JPH06342472 A JP H06342472A JP 5153027 A JP5153027 A JP 5153027A JP 15302793 A JP15302793 A JP 15302793A JP H06342472 A JPH06342472 A JP H06342472A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムキャリア等にエッチング等の手段で
形成されたパタ−ンとパタ−ンとの間に存在する残渣を
自動的に検査する方法を提供すること。 【構成】 被測定パタ−ンの間隙に存在する前記残渣の
大きさを初期設定し,被測定パタ−ンの画像デ−タを画
像メモリに記憶するとともに,これを二値化処理し,検
査範囲を設定して,この検査範囲内の被測定パターンの
境界を追跡してラベリングし,この被測定パタ−ンのラ
ベリングデ−タとマスタパタ−ンのラベリングデ−タと
を比較して,マスタパタ−ンのラベリングデ−タ以外の
ラベリングデ−タを残渣と認識して抽出し,この残渣と
認識されたラベリングデ−タの内,検査範囲のいずれの
辺にも接していないラベリングデ−タを抽出してその大
きさを求め,このラベリングデ−タが初期設定した残渣
の大きさ以上の場合を残渣として被測定パタ−ンを不良
品と判定するようにしたものである。 【効果】 パタ−ンとパタン−ンとの間に存在する残渣
を自動的に検査できるとともに,その大きさを判定して
良品,不良品を判定出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,フィルムキャリア等
にエッチングにより形成されたパタ−ンを自動的に検査
する方法に関するもので,特に,パタ−ンとパタ−ンと
の間に存在する銅残等の残渣の検査方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来,IC,LSIの実装に用いられる
フィルムキャリアは,厚さ75〜125μm程度のポリ
イミドフィルムの上に,銅箔を接着剤で貼り付け,両面
にフォトレジストを塗布し,マスク露光,現像,エッチ
ングを行ってリ−ドのパタ−ンが形成されている。
【0003】このようにしてパタ−ンを形成した後,フ
ォトレジストが除去され,リ−ドの表面にSn,Au,
半田メッキ処理を行ってフィルムキャリア工程が終了す
る。この工程終了後,顕微鏡を用いて人間により目視で
パタ−ンの検査が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】このように,微細な
パタ−ンを目視で検査するには,熟練を要するととも
に,目を酷使する結果となる等の問題があった。一方,
目視検査に代わるものとして,パタ−ンをTVカメラで
撮像し,基準パタ−ンとして被測定パタ−ンとの一致率
をもとにして検査を行うパタ−ンマッチング手法による
ことも考えられる。しかしながら,一致率は下式で表さ
れるように,画素単位の計測であり,フィルムキャリア
のような微細なパタ−ンの検査には不向きである。 一致率={(全体の画素−一致していない画素)/(全
体の画素)}×100% 又,エッチング処理によりパタ−ンが形成されているの
で,パタ−ンとパタ−ンとの間に銅残のような残渣が存
在する場合には,設計通りのパタ−ン間隔が得られず,
パタ−ンとパタ−ンとが短絡する原因となっていた。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この発明は,被測定パ
タ−ンの間隙に存在する前記残渣の大きさを初期設定
し,被測定パタ−ンの画像デ−タを画像メモリに記憶す
るとともに,これを二値化処理し,検査範囲を設定し
て,この検査範囲内の被測定パターンの境界を追跡して
ラベリングし,この被測定パタ−ンのラベリングデ−タ
とマスタパタ−ンのラベリングデ−タとを比較して,マ
スタパタ−ンのラベリングデ−タ以外のラベリングデ−
タを残渣と認識して抽出し,この残渣と認識されたラベ
リングデ−タの内,検査範囲のいずれの辺にも接してい
ないラベリングデ−タを抽出してその大きさを求め,こ
のラベリングデ−タが初期設定した残渣の大きさ以上の
場合を残渣として被測定パタ−ンを不良品と判定するよ
うにしたものである。
【0006】又,被測定パタ−ンの最小間隔の判定基準
値を初期設定し,検査範囲のいずれかの辺に接している
接辺デ−タを求め,この接辺デ−タがマスタパタ−ンの
接辺デ−タと比較し,マスタパタ−ンのラベリングデ−
タ以外のラベリングデ−タを残渣と認識して抽出し,こ
の残渣と認識されたラベリングデ−タが,初期設定した
パタ−ンの最小間隔より大きい場合を残渣として被測定
パタ−ンを不良品と判定するようにしている。
【0007】又,被測定パタ−ンの最小間隔の判定基準
値を初期設定し,被測定パタ−ンの画像デ−タを画像メ
モリに記憶するとともに,これを二値化処理し,検査範
囲を設定して,この検査範囲内の被測定パターンをラベ
リングし,この被測定パタ−ンのラベリングデ−タとマ
スタパタ−ンのラベリングデ−タとを比較して,マスタ
パタ−ンのラベリングデ−タ以外のラベリングデ−タを
残渣と認識して抽出し,この残渣と認識されたラベリン
グデ−タのみを他の画像メモリに転送して記憶し,被測
定パタ−ンのみのラベリングデ−タを,初期設定した最
小間隔になるように被測定パタ−ンを膨張処理し,この
膨張処理された被測定パタ−ンのラベリングデ−タと他
の画像メモリに記憶されている残渣のラベリングデ−タ
とを画像メモリ間でANDをとり,その結果,ラベリン
グデ−タが検出された時を不良品,検出されなかった時
を良品と判定するようにしたものである。
【0008】
【作用】設定された検査範囲内のマスタパタ−ンと被測
定パタ−ンとのラベリングデ−タを比較して,マスタパ
タ−ンのラベリングデ−タ以外のラベリングデ−タを残
渣として認識して抽出し,この抽出されたラベリングデ
−タの内,検査範囲のいずれの辺にも接していないラベ
リングデ−タと,検査範囲の辺のいずれかに接している
ラベリングデ−タを分類する。次いで,パタ−ンとパタ
−ンとの間隙に存在する残渣の場合には,その大きさを
求め,この値が初期設定した残渣の大きさ以上の場合を
残渣と判定して不良品と判定する。
【0009】検査範囲内のいずれかの辺に接している残
渣の場合には,残渣と認識した接辺デ−タを求め,この
接辺デ−タを初期設定されている最小間隔の判定基準値
より大きい場合を残渣と判定して被測定パタ−ンを不良
品と判定する。
【0010】又,残渣として認識された対象物としての
ラベリングデ−タのみを他の画像メモリに転送し,残っ
た被測定パタ−ンのみのラベリングデ−タを初期設定し
た最小間隔,即ち,判定基準値となるように被測定パタ
−ンを膨張処理した後,他の画像メモリに記憶されてい
る残渣の画像と被測定パタ−ンの画像との間で,画像メ
モリ間でANDをとり,残渣が判定基準値より大の時
は,被測定パタ−ンのデ−タと残渣のデ−タとがAND
された箇所のラベリングデ−タのみが検出されるから,
この場合は不良品と判定される。残渣が小さい時は,対
象物のラベリングデ−タは検出されないので,この場合
は,良品と判定される。
【0011】
【発明の実施例1】この発明の実施例を,図1〜図4に
基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示
す処理フロ−,図2は構成図,図3はラベリング回路の
構成図,図4,図5はそれぞれ検査範囲内におけるパタ
−ンおよび残渣を示す図,図6〜図8は説明図である。
【0012】まず,具体的なパタ−ン検査装置につい
て,図2に示す構成図および図3に示すラベリング回路
の構成図に基づいて説明する。図2において,1は撮像
装置,2はA/D変換器,3は二値化処理回路,4はラ
ベリング回路,5はCPUで,基準パタ−ンとして基準
デ−タメモリ6に登録されているマスタパタ−ンと被測
定パタ−ンとのラベリングデ−タを比較演算して,図
4,図5に示すように,マスタパタ−ンMのラベリング
デ−タ以外のデ−タを残渣8,9(以下,銅残8,9と
記す)として認識して抽出する。さらに,初期設定され
ている銅残8の大きさ,あるいはパタ−ン10の最小間
隔aとが比較演算される。
【0013】7は判定結果表示部で,CPU5で比較演
算された結果から,被測定パタ−ンの良品,不良品を判
定し,その結果が表示される。11は画像メモリで,被
測定パタ−ンのデジタル信号に変換された濃淡画像が一
時格納される。
【0014】図3において,20はワ−キングメモリ
で,この実施例では,1フレ−ムが512×480画素
の4フレ−ム分格納出来る記憶容量を備えたメモリが用
いられている。このワ−キングメモリ20には,二値化
処理回路3から二値画像のデ−タ列がF/F回路21お
よびバッファ−部22を介して入力すると,画像の境界
点のみがプロットされる。
【0015】23は二値画像のデ−タのX座標およびY
座標の位置を決定するX−Yアップダウンカウンタ,2
4はラベルコントロ−ラ,25は境界メモリ26のアド
レスを決定するアドレスカウンタである。境界メモリ2
6には,境界を追跡した点のアドレス(X,Y),即
ち,ラベリングデ−タが記憶される。
【0016】次に,作用動作について,図1〜図8に基
づいて説明する。検査に先立って,良品,不良品の判定
基準となるマスタパタ−ンを作成して基準デ−タメモリ
6に登録しておかねばならない。マスタパタ−ンの作成
に当たっては,良品と判定されている被測定パタ−ンか
らマスタパタ−ンが作成され,これはマスタパタ−ン情
報として基準デ−タメモリ6に記憶されている。
【0017】次に,マスタパタ−ンが作成されなければ
ならない,以下,マスタパタ−ンの作成方法について,
図6〜図8に基づいて詳細に説明する。撮像装置1で撮
像され,良品と判定されている被測定パタ−ンの濃淡画
像は,図6にそのパタ−ンの一部が示され,図7,図8
にその拡大図が示されているように,A/D変換器2で
デジタル信号に変換された後,二値化処理回路3に入力
する。
【0018】二値化処理回路3においては,図7,図8
に示すように,濃淡画像が白→黒,黒→白と変化してい
る点の中点において,しきい値SL と交叉するものとの
仮定のもとに,全体画像の濃淡ヒストグラムから二値化
処理され,しきい値SL の両隣の白,黒の画素において
比例配分でしきい値SL をよぎるX又はY座標値N
1(4.5,2),N2 (5,2.5),N3 (5.
5,3)・・・・で示される二値画像のデ−タ列が求め
られる。
【0019】この求められた二値画像のデ−タ列が,ラ
ベリング回路4に入力されると,ラベリング回路4内の
ワ−キングメモリ20の中に画像の境界点のみがプロッ
トされる。
【0020】次に,検査範囲30を設定する一つの手法
として,ウインド(以下,ウインド30と記す)内のパ
タ−ン10について,ワ−キングメモリ20の内容を1
画素づつTVのラスタ方向に走査して,境界点が調べら
れる。ワ−キングメモリ20から読み出された内容が境
界点であった場合には,この時点から,X−Yアップダ
ウンカウンタ23により境界が追跡されるとともに,こ
の追跡した点のアドレス(X,Y),即ちラベリングデ
−タが境界メモリ26に次々格納される。
【0021】このようにして,境界メモリ26に読み込
まれたマスタパタ−ンのラベリングデ−タは,基準パタ
−ンとして基準デ−タメモリ6に転送され格納される
(ステップ40)。
【0022】次に,被測定パタ−ンについて,実際に残
渣である銅残8,9の検査をする場合について図1〜図
5に基づいて説明する。被測定パタ−ンは,リ−ルに巻
き取られており,巻出し部(図示せず)から,1コマず
つ送り出され,撮像装置1により被測定パタ−ンが撮像
される。この時,撮像された画像は,図6に示すような
濃淡画像となり,A/D変換器2でデジタル化されて,
画像メモリ11に一旦記憶される(ステップ42)。画
像メモリ11に記憶さているマスタパタ−ンとこの被測
定パタ−ンとは,CPU5に読み出され,位置合わせし
た後,比較,照合されて,被測定パタ−ンが検査され
る。
【0023】ここで,銅残が存在する態様としては,
(1)図4に示すように,ウインド30のいずれの辺に
も接しておらず,パタ−ン10とパタ−ン10との間に
存在している場合(銅残8),(2)図5に示すよう
に,ウインド30のいずれかの辺に接して存在している
場合(銅残9)とが考えられる。
【0024】そこで,この実施例1では,(1)銅残8
が,図4に示すように,ウインド30のいずれの辺にも
接しておらず,パタ−ン10とタ−ン10との間に独立
して存在している場合について,図1〜図4に基づいて
説明し,銅残の態様(2)の場合については,実施例2
で説明する。
【0025】ここで,被測定パタ−ンをマスタパタ−ン
と比較,照合して検査する場合の前提条件について説明
する。 (1)マスタパタ−ンおよび被測定パタ−ンは,ウイン
ド30によってマスクされ,このウインド30の中のパ
タ−ンのみが検査の対象となる。 (2)ウインド30によって一部分切り出された被測定
パタ−ンの内,図4に示すように,マスタパタ−ンにな
い,例えば,ウインド30の4辺のいづれにも接してい
ないパタ−ン8(銅残)で示される形状のパタ−ン部分
は,銅残8として認識する。 (3)検査は,必ず出発点Sからウインド30の4辺を
一定方向に回って進められ,最後に出発点Sに戻り,画
面の検査が完了する。
【0026】このような前提条件のもとに,図1に示す
ように,以下の手順で被測定パタ−ンの検査が行われ
る。まず,初期条件として,図4に示す銅残8の大きさ
の判定基準値が設定される(ステップ41)。マスタパ
タ−ンと同様にして,撮像装置1により被測定パタ−ン
が撮像され,A/D変換器2でデジタル信号に変換され
た後,画像メモリ11に一旦記憶される(ステップ4
2)。
【0027】画像メモリ11から読み出された被測定パ
タ−ンの全体画像は,マスタパタ−ンと同様に,二値化
処理回路3において,二値化処理されて二値画像のデ−
タ列が求められる(ステップ43)。次に,ウインド3
0が切られ(ステップ44),このウインド30内のパ
タ−ン10に対して,求められた二値画像のデ−タ列が
ラベリング回路4に入力されると,ラベリング回路4内
のワ−キングメモリ20の中に被測定パタ−ンの画像の
境界点のみがプロットされる。
【0028】次に,ウインド30内のパタ−ン10につ
いて,ワ−キングメモリ20の内容を1画素づつTVの
ラスタ方向に走査して,境界点が調べられる。ワ−キン
グメモリ20から読み出された内容が境界点であった場
合には,この時点から,X−Yアップダウンカウンタ2
3により境界が追跡されるとともに,この追跡した点の
アドレス(X,Y),即ちラベリングデ−タが境界メモ
リ26に格納される。
【0029】1個のパタ−ン10の境界追跡が完了した
時点,即ち,境界を追跡し,開始点に戻った時点てバッ
ファ−部22を介してX−Yアップダウンカウンタ23
とラベリングコントロ−ラ24との制御のもとに,IN
TR信号によりCPU5へ割り込みが発生する。この割
り込みにより,ソフトウエアは境界のラベリングデ−タ
を境界メモリ26から引き取る。ソフトウエアがこのラ
ベングデ−タを引き取っている間に,次のパタ−ンの境
界の追跡が開始される。このようにして,被測定パタ−
ンは次々とラベリングされる(ステップ45)。
【0030】このようにして抽出された被測定パタ−ン
のラベリングデ−タは,CPU5において,基準パタ−
ンとして登録されているマスタパタ−ンと比較され,図
4,図5に示すように,マスタパタ−ンのラベリングデ
−タ以外のラベリングデ−タを銅残8,9と認識して抽
出される(ステップ46)。
【0031】次いで,銅残8,9と認識されたパタ−ン
について,図4に示すように,ウインド30の4辺のい
づれにも接していない銅残8と,図5に示すように,ウ
インド30の4辺のいずれかに接している銅残9とが分
類され(ステップ47),デ−タが抽出される(ステッ
プ48)。この分類された結果,銅残8と認識されたパ
タ−ンについては,その大きさが測定される(ステップ
49)。その測定結果は,判定結果表示部7において初
期設定されている判定基準値と比較され,銅残8が判定
基準値より小さい場合には良品,大きい場合には不良品
と判定表示される(ステップ49)。
【0032】
【発明の実施例2】この実施例では,図5に示すよう
に,銅残9がウインド30のいずれかの辺に接して存在
している場合について説明する。被測定パタ−ンをマス
タパタ−ンと比較,照合して検査する場合の前提条件と
しては,(1)および(3)は実施例1と同様であるか
ら記載を省略する。しかし,実施例1の前提条件(2)
とは異なり,以下の前提条件(4)となる。 (4)ウインド30によって一部分切り出された被測定
パタ−ンの内,図5に示すように,マスタパタ−ンにな
く,例えば,ウインド30の4辺のいづれかに接してい
るパタ−ン9(銅残)で示される形状のパタ−ン部分
は,銅残9として認識する。
【0033】このような前提条件(1),(2),
(4)のもとに,以下の手順で被測定パタ−ンの検査が
行われる。実施例1で述べたと同様な手順で,被測定パ
タ−ンのラベリングデ−タが抽出される。この抽出され
た被測定パタ−ンのラベリングデ−タの内,ウインド3
0のいづれかの辺に接している接辺デ−タが求められ,
図5に示すように,マスタパタ−ンのラベリングデ−タ
以外のラベリングデ−タが,銅残9として認識されて抽
出される(ステップ50)。
【0034】次いで,銅残9と認識されたパタ−ンは,
その間隔が測定される。その測定結果は,判定結果表示
部7において初期設定されている最小間隔を示す判定基
準値と比較され,銅残9が判定基準値より小さい場合に
は良品,大きい場合には不良品と判定表示される(ステ
ップ51)。
【0035】
【発明の実施例3】この発明の第3の実施例を,図9〜
図15に基づいて説明する。図11に示すように,被測
定パタ−ンを良品と判定するためには,パタ−ン10の
間隔が最小間隔a以上でなければならない。従って,こ
の最小間隔aの間に銅残8,9が存在しないことが良品
の条件である。そこで,この実施例では,最小間隔aか
ら被測定パタ−ンの良品,不良品を判定するようにした
ものである。
【0036】図9は第3の実施例を示す処理フロ−,図
10は同様に第3の実施例を示す構成図,図11〜図1
5は処理手順を示す説明図である。図10において,C
PU5は銅残8,9と認識されたデ−タを一時格納する
画像メモリ5a,被測定パタ−ンを膨張処理する膨張処
理部5b,画像メモリ5aのデ−タと膨張処理部5bの
被測定パタ−ンのデ−タとのANDをとるAND回路5
cとを備えている。なお,画像メモリ5aは,CPU5
に内蔵型ではなく,外部メモリを用いてもよい。
【0037】上記,実施例1,2と同様に,CPU5に
おいて,マスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを比較した
結果,図13に示すように,マスタパタ−ンにないラベ
リングデ−タから銅残8,9と認識されたラベリングデ
−タは,他の画像メモリ5aに転送され(ステップ6
0),図12,図13にそれぞれ示すように,被測定パ
タ−ンのみの画像デ−タと銅残8,9のみの画像デ−タ
とに分類される。
【0038】図12に示すように,残ったパタ−ン10
は,図14に示すように,CPU5において最小間隔a
になるように,最小間隔aの幅分だけのこして,即ち,
幅aに相当する幅分膨張処理される(ステップ61)。
従って,パタ−ン10’は,図14に示すように,a画
素分だけパタ−ンの幅が広くなる。なお,この膨張処理
は,この実施例ではCPU5において行っているが,外
部回路により実施することも出来る。
【0039】次いで,画像メモリ5aに格納されている
銅残8,9と,図14に示す膨張処理されたパタ−ン1
0’とは,AND回路5cにおいてANDされる(ステ
ップ62)。
【0040】この結果,図15に銅残8として示されて
いるように,この銅残8の幅がパタ−ンの最小間隔aよ
り大きい場合には,対象物8a,8bのラベリングデ−
タが検出される。又,銅残9のように,その幅がパタ−
ンの最小間隔aより小さい場合には,対象物が存在せ
ず,従ってラベリングデ−タは検出されない。しかし,
この例では,銅残8が存在するため,パタ−ンの最小間
隔aを満足していないので,不良品と判定される(ステ
ップ63)。
【0041】
【発明の効果】この発明は,被測定パタ−ンの間隙に存
在する前記残渣の大きさを初期設定し,被測定パタ−ン
の画像デ−タを画像メモリに記憶するとともに,これを
二値化処理し,検査範囲を設定して,この検査範囲内の
被測定パターンの境界を追跡してラベリングし,この被
測定パタ−ンのラベリングデ−タとマスタパタ−ンのラ
ベリングデ−タとを比較して,マスタパタ−ンのラベリ
ングデ−タ以外のラベリングデ−タを残渣と認識して抽
出し,この残渣と認識されたラベリングデ−タの内,検
査範囲のいずれの辺にも接していないラベリングデ−タ
を抽出してその大きさを求め,このラベリングデ−タが
初期設定した残渣の大きさ以上の場合を残渣として被測
定パタ−ンを不良品と判定し,又,被測定パタ−ンの最
小間隔の判定基準値を初期設定し,検査範囲のいずれか
の辺に接している接辺デ−タを求め,この接辺デ−タが
マスタパタ−ンの接辺デ−タと比較し,マスタパタ−ン
のラベリングデ−タ以外のラベリングデ−タを残渣と認
識して抽出し,この残渣と認識されたラベリングデ−タ
が,初期設定したパタ−ンの最小間隔より大きい場合を
残渣として被測定パタ−ンを不良品と判定するようにし
たので,従来,人間により目視で行われていた被測定パ
タ−ンの検査を自動的に行うことが出来るとともに,パ
タ−ンとパタ−ンとの間に存在する残渣を検出して,そ
の大きさにより被測定パタ−ンの良品,不良品を判定す
ることが出来る。
【0042】又,残渣を他の画像メモリに転送した後,
被測定パタ−ンのみを最小間隔の幅分だけ膨張処理し,
この膨張処理したパタ−ンと残渣とをANDするので,
いかなる形状のパタ−ンについても,そのパタ−ンの最
小間隔の検査を行うことが出来るとともに,この最小間
隔から被測定パタ−ンの良品,不良品を判定することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す処理フロ−であ
る。
【図2】この発明の第1および第2の実施例を示す検査
装置の構成図である。
【図3】この発明の第1〜第2の実施例で,ラベリング
回路の構成図である。
【図4】この発明の第1〜第3の実施例を示すもので,
被測定パタ−ンの一部を示す説明図である。
【図5】この発明の第1〜第3の実施例を示すもので,
被測定パタ−ンの一部を示す説明図である。
【図6】この発明の第1〜第3の実施例を示すもので,
被測定パタ−ンの説明図である。
【図7】この発明の第1〜第3の実施例を示すもので,
被測定パタ−ンの説明図である。
【図8】この発明の第1〜第3の実施例を示すもので,
図7の拡大図である。
【図9】この発明の第3の実施例を示す処理フロ−であ
る。
【図10】この発明の第3の実施例を示すもので,検査
装置の構成図である。
【図11】この発明に第3の実施例を示すもので,被測
定パタ−ンの一部を示す説明図である。
【図12】この発明の第3の実施例を示すもので,被測
定パタ−ンの一部を示す説明図である。
【図13】この発明に第3の実施例を示すもので,残渣
の一部を示す説明図である。
【図14】この発明の第3の実施例を示すもので,膨張
処理した被測定パタ−ンの一部を示す説明図である。
【図15】この発明の第3の実施例を示すもので,AN
D回路の出力画像の一部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 2 A/D変換器 3 二値化処理回路 4 ラベリング回路 5 CPU 6 基準パタ−ンメモリ 7 判定結果表示部 8 残渣 9 残渣 10 パタ−ン 11 画像メモリ 30 検査範囲(ウインド) a 最小間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定パタ−ンの良品をマスタパタ−ン
    の濃淡画像として画像メモリに記憶し,この画像メモリ
    に記憶された前記マスタパタ−ンの濃淡ヒストグラムか
    らこれを二値化処理し,境界を追跡してラベリングデ−
    タを求め,基準パタ−ンとなるマスタパタ−ンを作成
    し,これをマスタパタ−ン情報として登録し,この登録
    されたマスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを比較して残
    渣を検査するエッチング残りの検査方法において,前記
    被測定パタ−ンの間隙に存在する前記残渣の大きさを初
    期設定し,前記被測定パタ−ンの画像デ−タを画像メモ
    リに記憶するとともに,これを二値化処理し,検査範囲
    を設定して,この検査範囲内の前記被測定パターンの境
    界を追跡してラベリングし,この被測定パタ−ンのラベ
    リングデ−タと前記マスタパタ−ンのラベリングデ−タ
    とを比較して,前記マスタパタ−ンのラベリングデ−タ
    以外のラベリングデ−タを残渣と認識して抽出し,この
    残渣と認識されたラベリングデ−タの内,前記検査範囲
    のいずれの辺にも接していないラベリングデ−タを抽出
    して,その大きさを求め,このラベリングデ−タが前記
    初期設定した残渣の大きさ以上の場合を残渣として前記
    被測定パタ−ンを不良品と判定することを特徴とする残
    渣の検査方法
  2. 【請求項2】 被測定パタ−ンの良品をマスタパタ−ン
    の濃淡画像として画像メモリに記憶し,この画像メモリ
    に記憶された前記マスタパタ−ンの濃淡ヒストグラムか
    らこれを二値化処理し,境界を追跡してラベリングデ−
    タを求め,基準パタ−ンとなるマスタパタ−ンを作成
    し,これをマスタパタ−ン情報として登録し,この登録
    されたマスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを比較して残
    渣を検査するエッチング残りの検査方法において,前記
    被測定パタ−ンの最小間隔の判定基準値を初期設定し,
    前記被測定パタ−ンの画像デ−タを画像メモリに記憶す
    るとともに,これを二値化処理し,検査範囲を設定し
    て,この検査範囲内の前記被測定パターンの境界を追跡
    してラベリングし,前記検査範囲のいずれかの辺に接し
    ている接辺デ−タを求めこの接辺デ−タを前記マスタパ
    タ−ンの接辺デ−タと比較して前記マスタパタ−ンのラ
    ベリングデ−タ以外のラベリングデ−タを残渣と認識し
    て抽出し,この残渣と認識されたラベリングデ−タが,
    前記初期設定したパタ−ンの最小間隔より大きい場合を
    残渣として前記被測定パタ−ンを不良品と判定すること
    を特徴とする残渣の検査方法。
  3. 【請求項3】 被測定パタ−ンの良品をマスタパタ−ン
    の濃淡画像として画像メモリに記憶し,この画像メモリ
    に記憶された前記マスタパタ−ンの濃淡ヒストグラムか
    らこれを二値化処理し,境界を追跡してラベリングデ−
    タを求め,基準パタ−ンとなるマスタパタ−ンを作成
    し,これをマスタパタ−ン情報として登録し,この登録
    されたマスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを比較して残
    渣を検査するエッチング残りの検査方法において,前記
    被測定パタ−ンの最小間隔の判定基準値を初期設定し,
    前記被測定パタ−ンの画像デ−タを画像メモリに記憶す
    るとともに,これを二値化処理し,検査範囲を設定し
    て,この検査範囲内の前記被測定パターンをラベリング
    し,この被測定パタ−ンのラベリングデ−タと前記マス
    タパタ−ンのラベリングデ−タとを比較して,前記マス
    タパタ−ンのラベリングデ−タ以外のラベリングデ−タ
    を残渣と認識して抽出し,この残渣と認識されたラベリ
    ングデ−タのみを他の画像メモリに転送して記憶し,前
    記被測定パタ−ンのみのラベリングデ−タを,前記初期
    設定した最小間隔になるように前記被測定パタ−ンを膨
    張処理し,この膨張処理された前記被測定パタ−ンのラ
    ベリングデ−タと前記他の画像メモリに記憶されている
    残渣のラベリングデ−タとを画像メモリ間でANDをと
    り,その結果,ラベリングデ−タが検出された時を不良
    品,検出されなかった時を良品と判定することを特徴と
    する残渣の検査方法。
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CN106355590A (zh) * 2016-11-23 2017-01-25 河北工业大学 一种基于图像作差的模具残留物视觉检测方法及装置

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