JPH06342235A - ブラシ帯電器の支持構造 - Google Patents

ブラシ帯電器の支持構造

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JPH06342235A
JPH06342235A JP13018093A JP13018093A JPH06342235A JP H06342235 A JPH06342235 A JP H06342235A JP 13018093 A JP13018093 A JP 13018093A JP 13018093 A JP13018093 A JP 13018093A JP H06342235 A JPH06342235 A JP H06342235A
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JP
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brush
groove
brush charger
charger
bristles
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JP13018093A
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English (en)
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Tetsuya Abe
哲也 安部
Masaru Sato
優 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像形成装置に使用されるブラシ帯電器の支持
構造において、ブラシ毛の寝ぐせによる帯電ムラを防止
し、かつ抜け毛を有効に防止する。 【構成】サイドフレーム32の内側には、その上端から
感光体ドラム20表面の移動方向(矢印A方向)上流側
に向けて上記表面と徐々に接近するよう矢印F方向に傾
斜した溝40が設けられ、また、サイドフレーム32と
は反対側のサイドフレームにも溝40と対向する同様な
溝が設けられている。溝40は入口部40aから奥部4
0bへかけて段差状に狭くなる構成となっており、入口
部40aには奥部40bへの入口を塞ぐべく常時付勢さ
れるバネ部材41が設けられている。ブラシ帯電器21
の基体21bが溝40の奥部40bまで挿入されバネ部
材41でロックされると、ブラシ帯電器21はそのブラ
シ毛21aが矢印A方向に沿ってなびいた状態で感光体
ドラム20に対し所定の位置関係に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を採用し
たプリンタ装置、複写機、ファクシミリ装置等の画像形
成装置に使用されるブラシ帯電器の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式の画像形成装置に
使用される帯電器としては、コロナ放電により像担持体
の表面を帯電させるようにしたコロナ帯電器が従来から
多く使用されているが、このコロナ帯電器はコロナ放電
を発生させるために数kV以上の高電圧を必要とするば
かりか、コロナ放電時に大量のオゾンが発生して像担持
体や周囲環境等に悪影響を与え、しかも小型化が困難で
ある等の欠点がある。そこで、最近では、比較的低圧
(1kV程度)の電源で済み、しかもオゾンの発生を防
止することができ、更には小型化も可能である等の理由
から、図11に示すような平型固定タイプのブラシ帯電
器1が注目されている。このブラシ帯電器1は、大略、
導電性レーヨン等の導電性繊維からなる多数のブラシ毛
1aを略長尺状の導電性の基体1bに植設した構成であ
る。このような構成からなるブラシ帯電器1は、その長
手方向を例えば矢印A方向に回転可能な像担持体として
の感光体ドラム2の長手方向(矢印A方向とは直交する
矢印B方向)に沿わせ、ブラシ毛1aの先端部を感光体
ドラム2の周面に所定の食い込み量で圧接するよう配設
され、不図示の高圧電源により基体1bを介してブラシ
毛1aに所定電圧を印加することで感光体ドラム2表面
に電荷を付与するものである。
【0003】上述のように、ブラシ帯電器1は感光体ド
ラム2に対しブラシ毛1a先端を適度に食い込ませるよ
う押圧されて支持される必要がある。従って、ブラシ帯
電器1と感光体ドラム2との位置関係を決定するブラシ
帯電器1の支持構造は、安定した帯電性を実現する上で
極めて重要である。そこで、ブラシ帯電器1の従来の支
持構造を図12に示す。なお、同図には、少なくともブ
ラシ帯電器1と感光体ドラム2とがひとまとめにされ、
画像形成装置本体に対し着脱自在なユニットUを構成し
ている例で示してある。このユニットUの側壁部を構成
するサイドフレーム3とこれとは反対側のもう一方のサ
イドフレーム(不図示)との間に感光体ドラム2が回動
自在に支持され、更に、サイドフレーム3にはブラシ帯
電器1を感光体ドラム2に対し上述のような所定の位置
関係に固定すべくブラシ帯電器1の基体1bの端部を嵌
合支持する溝4が設けられ、上記もう一方のサイドフレ
ームにも上記溝4と対向する不図示の溝が設けられてい
る。そして、ブラシ帯電器1をユニットUに装着するに
は、まずブラシ帯電器1を感光体ドラム2の長手方向
(矢印B方向)に対し或る程度傾けた状態で基体1bの
一端を上記溝4に差し込み、続いてブラシ帯電器1の他
端側を感光体ドラム2表面に対し略垂直方向から近づけ
てブラシ毛1aの全体を上記表面に圧接させ、この状態
でブラシ帯電器1を矢印B方向にずらして基体1bの他
端をもう一方の溝に差し込む。これにより、ブラシ帯電
器1が感光体ドラム2に対し所定の位置関係で支持され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のブラシ帯電
器の支持構造では、上述の通り、ブラシ帯電器1を装着
する際にブラシ毛1aが感光体ドラム2表面に対し略垂
直方向から接近して接触することになる。そのため、ブ
ラシ帯電器1が完全に装着された状態において、感光体
ドラム2表面に沿ってブラシ毛1aがランダムな方向に
なびくことになり、例えば図13に示すように感光体ド
ラム2表面の移動方向(矢印A方向)の上流側と下流側
にそれぞれなびくように分かれた状態となり、しかもこ
の状態はブラシ帯電器1の長手方向の各位置で均一では
ない。そして、ブラシ帯電器1の装着された画像形成装
置がすぐに出荷されるとは限らず、しばらく在庫された
後に出荷される場合も多く、このような場合は、上記の
ようにブラシ毛1aがランダムな方向になびいた状態の
まま長期間放置されることになり、その結果、そのよう
なブラシ毛1aの状態が寝ぐせとなって正常な状態に戻
りにくくなってしまう。すると、このような寝ぐせのつ
いた状態で装置が出荷されて実際に画像形成動作が行わ
れた場合、感光体ドラム2表面へのブラシ毛1aの接触
密度が長手方向で異なってしまうため、この長手方向で
の帯電ムラが発生し、グラフィックパターン等の細かな
画像を印字すると、その印字画像に上記帯電ムラに応じ
た印字ムラが生じてしまうという問題があった。
【0005】ところで、上記のような平型固定タイプの
ブラシ帯電器1におけるブラシ毛1aの植毛構造は、例
えば図14に示すようになっている。すなわち、ブラシ
毛1aを基布横糸1cに対し略W形に織り込んだものを
導電性のバックコート層1dを介し接着剤1e等により
基体1bに固着してある。そして、量産タイプのブラシ
帯電器においては、図15に示すように、破線で示す部
分を境目に非起毛部Xを作って連続的に織り、後で上記
破線部分で切断して単品のブラシ帯電器とするため、そ
の短手方向(矢印C方向)の端部では図14(b)に示
すようにW形の片側が欠落した状態で織り込まれてい
る。すると、図11に示すように感光体ドラム2が矢印
A方向へ移動する実使用時には、量産されたブラシ帯電
器1の短手方向中側では図16(a)に示すように各ブ
ラシ毛1aが感光体ドラム2表面と接触しつつ両方向に
ほぼ均等に引っ張られることになるため抜け毛は起こり
にくいが、端部側では図16(b)に示すように一方向
にのみ引っ張られることになって抜け毛が発生しやすい
という問題があった。更には、発生した抜け毛により、
例えば図6に示す露光用の光路Yが遮られて画像欠損を
生じたり、或いは現像器内に混入してトナー層にムラが
生じたりすることにもなった。従って、抜け毛の生じな
いブラシ構造が要求される。
【0006】なお、図13に示したようにランダムな方
向に寝ぐせが生じた場合は、抜け毛が一層発生しやすく
なる。本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ブラシ毛の
寝ぐせによる帯電ムラを防止し、かつ抜け毛を有効に防
止するブラシ帯電器の支持構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、略長尺状の基体に多数のブラシ毛が植設さ
れたブラシ帯電器の長手方向を、移動可能な表面を有す
る像担持体に対し該像担持体の移動方向と略直交する方
向に沿わせ前記ブラシ毛を前記表面に圧接すべく支持す
るブラシ帯電器の支持構造において、前記基体と係合
し、前記ブラシ毛が前記表面と離間する位置から前記表
面の移動方向下流側から上流側に向けて順次当接するよ
うに短手方向の位置を変位させる案内手段を備えること
を特徴とする。
【0008】
【作用】ブラシ帯電器を装着する際は、ブラシ帯電器が
上記案内手段により案内されつつ、最終的に像担持体に
対し所定の位置関係に支持される。その際、上述の通
り、ブラシ毛が像担持体の表面と離間する位置から該表
面の移動方向下流側から上流側に向けて順次当接するよ
うに短手方向の位置を変位させながら案内されるので、
ブラシ毛は全体的に像担持体の移動方向に沿って均一に
なびいた状態に支持される。従って、従来のような帯電
ムラや抜け毛の原因となるランダムな方向への寝ぐせは
発生しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図4は本発明の第1実施例のブラシ
帯電器の支持構造を適用した画像形成装置(ここでは一
例としてプリンタ装置を示す)の全体図である。この画
像形成装置は、装置本体Mに挿脱自在で用紙Pを積載収
納する給紙カセット11、この給紙カセット11から用
紙を順次給送する給紙ロール12、給送されてきた用紙
上に画像情報に基づきトナー画像を形成する画像形成部
13、上記トナー画像を用紙に定着させる定着器14等
を備えており、しかも、装置本体Mは下部機体M1 と上
部機体M2 とに分割され、一端部のヒンジ軸15を支点
として上部機体M2 が下部機体M1 に対し開閉自在な構
成となっている。また、上記画像形成部13は、矢印A
方向に回転可能な像担持体としての感光体ドラム20を
備えると共に、この感光体ドラム20の周囲に順次配設
された画像形成関与部材として、感光体ドラム20表面
を一様に帯電する平型固定タイプのブラシ帯電器21、
帯電された感光体ドラム20表面に画像情報に基づく露
光を施して静電潜像を形成する光書き込みヘッド22、
上記静電潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する
現像器23、搬送されてきた用紙上に上記トナー画像を
転写する転写器24、感光体ドラム20表面に残留した
未転写のトナーを回収除去するクリーナ25等を備えて
いる。そして、このような構成からなる画像形成部13
は、感光体ドラム20、ブラシ帯電器21及びクリーナ
25がひとまとめにされ1つのユニットU1として構成
されると共に、現像器23がもう1つのユニットU2
して構成され、これら2つのユニットU1 、U2 が上部
機体M2 を開いた状態で下部機体M1の所定の装着部に
対し略上下方向(矢印Z方向)に着脱自在としてある。
【0010】図5は上記ブラシ帯電器21の支持構造を
組み込んだユニットU1 の外観斜視図であって、(a)
はブラシ帯電器21を装着する前のカバーを開けた状態
を示し、(b)はブラシ帯電器21を装着してカバーを
閉じた状態を示している。また、図6はブラシ帯電器2
1を装着してカバーを閉じた状態でのユニットU1 のD
−D断面図である。これらの図に示すように、ユニット
1 は感光体ドラム20、ブラシ帯電器21及びクリー
ナ25をユニットケース本体30でひとまとめに支持し
た構成からなっており、ユニットケース本体30はその
上面が矢印E方向に開閉自在なカバー31で覆われ、こ
のカバー31を図5(a)に示すように開けてブラシ帯
電器21を装着(或いは交換可能なように着脱)できる
べく構成されている。なお、カバー31には、感光体ド
ラム20の長手方向に沿って、光書き込みヘッド22
(図4)による露光用の光路Y(図6)を確保するため
の開口31aが設けられている。
【0011】ブラシ帯電器21は、大略、図11に示し
たブラシ帯電器1と同様、導電性レーヨン等の導電性繊
維からなる多数のブラシ毛21aを略長尺状の導電性の
基体21bに植設した構成からなり、更にはその短手方
向端部における抜け毛を防止するための構成をも有して
いるがこの点については後に詳しく述べる。このような
ブラシ帯電器21を支持する構造は、ユニットケース本
体30内側の側壁部を構成するサイドフレーム32(図
5(a))及びこれとは反対側のもう一方のサイドフレ
ーム(不図示)に対して設けられている。その支持構造
の具体的な構成を、図5(a)の矢印N方向から見た斜
視図である図1に示す。
【0012】図1において、サイドフレーム32の内側
には、その上端から感光体ドラム20表面の移動方向
(矢印A方向)上流側に向けて上記表面と徐々に接近す
るよう所定方向(矢印F方向)に傾斜した案内手段とし
ての溝40が設けられ、また、図には示していないがサ
イドフレーム32とは反対側のサイドフレームにも上記
溝40と対向する同様な溝が設けられている。この溝4
0は、詳しくは図2に示すように、入口部40aから奥
部40bへかけて段差状に狭くなる構成となっており、
すなわち入口部40aをブラシ帯電器21の基体21b
の厚さよりも広い溝とし、奥部40bを上記基体21b
がぴったり収まるよう基体21bの厚さ及び幅に略等し
い溝としてある。そして、上記入口部40aには、奥部
40bへの入口を塞ぐべく常時付勢されるバネ部材41
がネジ42で固定されている。
【0013】以上の構成からなる本実施例の支持構造に
ブラシ帯電器21を装着するには、まず図2(a)に示
すようにブラシ帯電器21を、溝40への進入方向であ
る矢印F方向に沿って傾け、この傾斜した状態のまま溝
40内へ徐々に挿入していけばよい。すると、ブラシ帯
電器21の基体21bが溝40の入口部40a内をバネ
部材41を徐々に撓ませながら進行していき、続いて図
2(b)に示すように基体21bはその厚さ方向にバネ
部材41から付勢力を受けつつ入口部40aから奥部4
0bへかけての段差をスムーズに通過し、最終的に図2
(c)に示すように基体21bが奥部40bの末端まで
達した時点でブラシ帯電器21の装着が完了する。この
時、バネ部材41が奥部40bの入口を塞いで、基体2
1bが奥部40bから逆戻りするのを禁止するストッパ
として働くため、ブラシ帯電器21はこの状態にロック
される。
【0014】このようにブラシ帯電器21を矢印F方向
に装着していく過程において、ブラシ毛21aは最初は
図2(a)に示すように感光体ドラム20表面から離間
しているが、その後、基体21bを溝40内に挿入して
いくにつれ、ブラシ毛21aの先端が図2(b)に示す
ように感光体ドラム20表面に対しその移動方向(矢印
A方向)下流側から上流側に向けて順次当接していき、
最終的には図2(c)に示すようにブラシ毛21aの全
体が感光体ドラム20表面に圧接された状態となる。そ
の結果、図3に明確に示すように、ブラシ毛21aの全
体が感光体ドラム20表面の移動方向(矢印A方向)に
一様になびいた状態が得られ、感光体ドラム20表面へ
のブラシ毛21aの接触密度が長手方向で均一となる。
【0015】以上に述べたように、本実施例によれば、
感光体ドラム20が回転する際にブラシ毛21aがなび
く方向に沿わせて、ブラシ帯電器21を感光体ドラム2
0に対する所定位置に装着できるので、従来のようにブ
ラシ毛が不揃いでランダムな方向へなびいてしまうのを
防止して、不安定な帯電を未然に防止できる。これは、
特に製品製造時においてブラシ帯電器21を装着した後
に未使用期間が長い場合に極めて有効であり、すなわ
ち、このように長期間放置したような場合であっても、
ブラシ毛21aの全体が感光体ドラム20に対しその移
動方向へ均一になびいた状態で寝ぐせがつくため、この
状態で画像形成動作を開始しても有効に帯電ムラを防止
できる。
【0016】しかも、このように感光体ドラム20の移
動方向に沿った均一な寝ぐせがつくため、感光体ドラム
20が回転してもブラシ毛21aに対する接触抵抗が少
なく、よってブラシ毛21aの抜け毛を防止する効果も
得られる。このようにブラシ帯電器21の支持構造を改
良しただけでも或る程度の抜け毛防止の効果が得られる
が、本実施例では、更に短手方向端部での抜け毛をより
強力に防止するための手段を設けてある。すなわち、本
実施例におけるブラシ帯電器21は、詳しくは図7に示
す構成であり、その植毛構造は図14に示した従来の量
産タイプのものと同様、ブラシ毛21aを基布横糸21
cに対し略W形に織り込んだものを導電性のバックコー
ト層21dを介し接着剤21e等により基体21bに固
着したものであるが、更に、少なくとも下流側端部にお
けるブラシ毛21aの根元から基布横糸21cへの織り
込み部分にかけて接着剤51にて固着してある。このよ
うにすることで、抜け毛を一層確実に防止することがで
きる。勿論、上流側端部にも同様に接着剤を塗布すれ
ば、更に効果的である。また、抜け毛防止の手段として
は、図8に示すように基体21bの端部側を折り返して
端部のブラシ毛21aを挟み込み圧着する構成としても
よい。このようにすれば、抜け毛を防止すると共に、基
体21bとブラシ毛21aとの導通も確実となり給電が
安定する効果もある。
【0017】次に、図9は本発明の第2実施例のブラシ
帯電器の支持構造を組み込んだユニットU11の外観斜視
図であり、図10はブラシ帯電器のユニットU11への装
着方法を説明するための図である。
【0018】図9に示すユニットU11は、ブラシ帯電器
の支持構造を除き、図5に示したユニットU1 と同様な
構成からなり、すなわち図5や図6に示したような感光
体ドラム20、ブラシ帯電器21及びクリーナ25をユ
ニットケース本体30でひとまとめに支持した構成から
なり、ユニットケース本体30はその上面が開閉自在な
カバー31で覆われ、このカバー31を開けてブラシ帯
電器21を装着(或いは交換可能なように着脱)できる
べく構成されている。
【0019】そして、ブラシ帯電器の支持構造は、ユニ
ットケース本体30内側の側壁部を構成するサイドフレ
ーム32(図5(a))及びこれとは反対側のもう一方
のサイドフレームに対して設けられている。すなわち、
図10に示すように、サイドフレーム32の内側には、
ブラシ帯電器21を受け入れる溝60aを有し矢印
1 、G2 方向に所定範囲内で回動自在な円盤状の回転
部材60が設けられ、この回転部材60はユニット本体
30外側の側壁部に回動自在に設けられた操作ダイアル
61(図9)と一体化されている。上記溝60aは回転
部材60の外周部から中心部へ向けて切り込まれ、ブラ
シ帯電器21の基体21bがぴったり収まるよう基体2
1bの厚さ及び幅に略等しい溝となっている。そして、
回転部材60はその回動範囲が不図示のストッパ等によ
り制限され、溝60aの入口が真上を向く第1位置(図
10(a)に示す位置)から、この溝60aに基体21
bの挿入された状態のブラシ帯電器21が感光体ドラム
20に対し所定の位置関係となるべく溝60aが傾く第
2位置(図10(b)に示す位置)までの範囲に設定さ
れており、また、不図示のロック部材により上記第2位
置にロック可能な構成となっている。また、サイドフレ
ーム32の上端から下方へ向けて、回転部材60が上記
第1位置をとった時の溝60aと連通する溝62が設け
られている。なお、図には示していないが、サイドフレ
ーム32とは反対側のサイドフレームにも上記回転部材
60、溝60a及び溝62と同様な構成が設けられてい
る。
【0020】このような構成からなる本実施例の支持構
造にブラシ帯電器21を装着するには、まず操作ダイア
ル61を操作して回転部材60を図10(a)に示す第
1位置に設定することで溝60aと溝62とを一致さ
せ、この状態で、ブラシ帯電器21を、溝62、60a
への進入方向である矢印H方向に沿って傾け、この状態
のまま溝62を介し溝60a内へ落とし込むように挿入
する。基体21bが溝60a内に完全に挿入されたら、
操作ダイアル61を矢印G1 方向へ操作して、回転部材
60を図10(b)に示す第2位置まで回転させる。す
ると、この時点で回転部材60がロックされ、ブラシ帯
電器21の装着が完了する。
【0021】このようにブラシ帯電器21を装着してい
く過程において、ブラシ毛21aは最初は感光体ドラム
20表面から離間しているが、操作ダイアル61の操作
で回転部材60を第1位置から第2位置へ回転させるに
つれ、ブラシ毛21aの先端が感光体ドラム20表面に
対しその移動方向(矢印A方向)下流側から上流側に向
けて順次当接していき、最終的には図10(b)に示す
ようにブラシ毛21aの全体が感光体ドラム20表面に
圧接された状態となる。その結果、ブラシ毛21aの全
体が感光体ドラム20表面の移動方向(矢印A方向)に
一様になびいた状態が得られ、感光体ドラム20表面へ
のブラシ毛21aの接触密度が長手方向で均一となる。
【0022】以上に述べたように、本実施例によって
も、前記第1実施例と同様に感光体ドラム20に対し適
切な状態での装着が可能となり、帯電ムラを未然に防止
できる。しかも、本実施例では、ユニットU11のサイド
フレーム32に対しブラシ帯電器21を垂直に真下へ落
とし込めばよいので、装着時の操作性に優れている。な
お、本実施例においても、ブラシ帯電器21には図7や
図8に示したような抜け毛防止手段が設けられており、
短手方向端部における抜け毛を強力に防止している。
【0023】なお、本発明は、上述のように特に製品製
造時においてブラシ帯電器を装着した後に未使用期間が
長い場合に極めて有効であるため、上記の各実施例のよ
うに装置本体に着脱自在なユニット構成としたものに適
用されることが特に好ましい。勿論、ユニット構成でな
いものに対しても本発明を適用可能であることは当然で
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、像担持体が移動する際
にブラシ毛がなびく方向に沿わせて、ブラシ帯電器を像
担持体に対し所定の位置関係に装着できるので、従来の
ようにブラシ毛が不揃いでランダムな方向へなびいてし
まうのを防止して、不安定な帯電を未然に防止すること
ができる。よって、ブラシ帯電器を装着したまま長期間
放置したような場合であっても、ブラシ毛の全体が像担
持体に対しその移動方向へ均一になびいた状態で寝ぐせ
がつくため、この状態で画像形成動作を開始しても帯電
ムラは生じない。
【0025】しかも、ブラシ毛が上記のように像担持体
表面の移動方向に沿って均一になびくため、像担持体が
移動してもブラシ毛に対する接触抵抗が少なく、よって
ブラシ毛の抜けを防止する効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブラシ帯電器の支持構造
を示す斜視図である。
【図2】ブラシ帯電器21の装着方法を説明するための
側面図であり、(a)は溝40にブラシ帯電器21を挿
入する前の状態を示し、(b)は溝40にブラシ帯電器
21を挿入していく途中の状態を示し、(c)は溝40
にブラシ帯電器21を完全に挿入した状態を示す。
【図3】完全に装着されたブラシ帯電器21におけるブ
ラシ毛21aの状態を示す側面図である。
【図4】第1実施例のブラシ帯電器の支持構造を適用し
た画像形成装置の全体図である。
【図5】第1実施例のブラシ帯電器の支持構造を組み込
んだユニットU1 の外観斜視図であり、(a)はブラシ
帯電器21を装着する前のカバー31を開けた状態を示
し、(b)はブラシ帯電器21を装着してカバー31を
閉じた状態を示している。
【図6】ブラシ帯電器21を装着してカバー31を閉じ
た状態でのユニットU1 (図5(b))のD−D断面図
である。
【図7】抜け毛防止手段を備えたブラシ帯電器21の短
手方向に沿った拡大断面図である。
【図8】他の抜け毛防止手段を備えたブラシ帯電器21
の短手方向に沿った拡大断面図である。
【図9】本発明の第2実施例のブラシ帯電器の支持構造
を組み込んだユニットU11の外観斜視図である。
【図10】ブラシ帯電器21の装着方法を説明するための
側面図であり、(a)は溝60aにブラシ帯電器21を
挿入する前の状態を示し、(b)は溝60aにブラシ帯
電器21を完全に挿入し回転部材60を矢印G1 方向へ
一杯に回転させた状態を示す。
【図11】一般的な平型固定タイプのブラシ帯電器1の外
観斜視図である。
【図12】ブラシ帯電器1の従来の支持構造を示す斜視図
である。
【図13】従来の支持構造によって支持されたブラシ帯電
器1におけるブラシ毛1aの状態を示す側面図である。
【図14】従来のブラシ帯電器1の短手方向に沿った断面
図であり、(a)はその全体を示し、(b)は(a)中
の破線円内の部分を拡大して示している。
【図15】単品として切断されていない量産タイプのブラ
シ帯電器の植毛構造を示す図である。
【図16】量産タイプのブラシ帯電器におけるブラシ毛に
加わる引っ張り力の方向を示す図であり、(a)は短手
方向中側のブラシ毛の場合を示し、(b)は短手方向端
部のブラシ毛の場合を示す。
【符号の説明】
20 感光体ドラム 21 ブラシ帯電器 21a ブラシ毛 21b 基体 21c 基布横糸 21d バックコート層 21e 接着剤 30 ユニットケース 31 カバー 32 サイドフレーム 40 溝 40a 入口部 40b 奥部 41 バネ部材 51 接着剤 60 回転部材 60a 溝 61 操作ダイアル 62 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略長尺状の基体に多数のブラシ毛が植設さ
    れたブラシ帯電器の長手方向を、移動可能な表面を有す
    る像担持体に対し該像担持体の移動方向と略直交する方
    向に沿わせ前記ブラシ毛を前記表面に圧接すべく支持す
    るブラシ帯電器の支持構造において、 前記基体と係合し、前記ブラシ毛が前記表面と離間する
    位置から前記表面の移動方向下流側から上流側に向けて
    順次当接するように短手方向の位置を変位させる案内手
    段を備えることを特徴とするブラシ帯電器の支持構造。
JP13018093A 1993-06-01 1993-06-01 ブラシ帯電器の支持構造 Withdrawn JPH06342235A (ja)

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