JPH06341993A - グラム陰性細菌尿症のスクリーニング用一体化試験具 - Google Patents

グラム陰性細菌尿症のスクリーニング用一体化試験具

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JPH06341993A
JPH06341993A JP5268883A JP26888393A JPH06341993A JP H06341993 A JPH06341993 A JP H06341993A JP 5268883 A JP5268883 A JP 5268883A JP 26888393 A JP26888393 A JP 26888393A JP H06341993 A JPH06341993 A JP H06341993A
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JP5268883A
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Angela A Michaels
アンゲラ・エー・ミハエルス
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
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    • C07K5/08Tripeptides
    • C07K5/0802Tripeptides with the first amino acid being neutral
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    • C07K5/0808Tripeptides with the first amino acid being neutral and aliphatic the side chain containing 2 to 4 carbon atoms, e.g. Val, Ile, Leu
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N33/579Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving limulus lysate
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 尿試料中のグラム陰性細菌の存在を105
胞/ml の検出感度で測定するための(a)担体マトリッ
クス;及び(b)担体マトリックスに包含された試験組
成物からなる一体化されたグラム陰性細菌尿症スクリー
ニング用試験具であって、該組成物がカブトガニ・アメ
ボサイト・ライセート、二価陽イオン、該ライセートに
より開裂されうる発色性又は発蛍光性脱離基を有する合
成ペプチド基質、pHを7.5から8.5の範囲に保ちう
る緩衝剤成分及びライセートを安定化することができる
安定化成分を含む試験組成物であることを特徴とする試
験具。 【効果】 本発明によれば、グラム陰性細菌尿症の迅速
・簡便なスクリーニングが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラム陰性菌について
尿試料をスクリーニングするために有用な一体化固体状
試験具及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】「グラ
ム陰性細菌尿症」という表現は、グラム陰性菌が原因と
なっておこる尿路感染に言及するのに使用される。尿路
感染は、症状、再発及び複雑にからみ合う因子に基づい
て4つのカテゴリーに分類される。合併症のない急性の
グラム陰性細菌尿症は自然に消えるかもしれないが、通
常それに続いて執ような又は再発性の細菌尿症がおこ
り、長期にわたる薬剤療法が必要となることもある。他
の3つのカテゴリーの細菌尿症は、もし治療されなけれ
ば腎感染又は死をもたらすかもしれない。更に加えて、
グラム陰性細菌尿症は、体中に拡がり体を衰弱させて
も、それに伴う症候は識別するのが難しく、いわゆる無
症候性の患者の部類となることもある。
【0003】尿試料の培養は試料1ml当り104 個の細
菌濃度を検出することができ、この濃度は正常なグラム
陰性菌含有量のカットオフとして時々使われるものであ
るが、培養結果は少なくとも18〜24時間は得られ
ず、熟練した人員を必要とし、結果を得るには費用がか
かる。顕微鏡検査はより迅速で約45分を必要とする
が、1ml当り105 個の細菌にしか感度を示さず、また
熟練した人員を必要とする。いずれの方法もスクリーニ
ング法としては考えられなかった。迅速で便利で費用の
かからないスクリーニング法は、学童や軍人のような集
団における大規模な検査に特に有用であろう。
【0004】リムルス・アメボサイト・ライセート〔Li
mulus Amebocyte Lysate(LAL)〕試験は、あるカニ
の種から抽出した天然物質由来のライセートの使用に基
づく。このライセートは前酵素と天然の基質凝固原を含
有することが最近判明した。このライセートのカスケー
ドはグラム陰性菌の細胞壁の一成分であるエンドトキシ
ンにより活性化される。このカスケードの活性化によ
り、当然のこととしてゲル終点の形成がおこる。
【0005】ゲル化LAL試験のための試薬を含む透明
管からなる装置が、ヨーロッパ特許第0 121 86
8号においてエンドトキシンを測定するために開示され
ている。任意の試験体液を分析できる。エンドトキシン
が尿中に存在することは、またエンドトキシンによるリ
ムルス・アメボサイト・ライセート酵素カスケードの活
性化がもたらす濁度を検出することができる計器を用い
て、細菌尿症が存在することと関連づけられている。エ
ンドトキシンによるこのカスケードの活性化後の濁度の
程度が測定され、細菌尿症の存在と関連づけられてい
る。検出限界は試料1ml当り105 個の細菌であると報
告されているが、必要な装置が高価であるためにこの方
法はスクリーニング法としては考えられない。
【0006】最近、発色性もしくは発蛍光性基を含有す
る合成ペプチド基質が使用されるようになってきたが、
これらはLALカスケードがエンドトキシンにより活性
化される際に生成される凝固酵素により開裂されうるも
のである。種々の合成基質が開示されている。例えば、
英国特許第1,547,747号及び米国特許第4,1
88,264号を参照されたい。一般に、2つのアミノ
酸の配列、グリシン−アルギニンが、凝固酵素による発
色性又は発蛍光性脱離基の開裂に必要不可欠であること
が判明している。ニトロフェニル、メチルクマリン誘導
体、p−(N,N−ジメチルアミン)アニリン及びイン
ドキシルのような開裂しうる脱離基が開示されている。
日本特許公報第56−42597号は、尿をはじめとす
るあらゆる体液内のエンドトキシンの測定について開示
しているが、その測定には開裂生成物が1−ナフトール
−2−スルホン酸と反応して青色を呈する基質が用いら
れる。
【0007】発色性又は発蛍光性基質は、主に静脈中の
溶液及び血液中のエンドトキシンの試験に用いられてい
る。血液中での測定は細菌血症(血中の細菌感染)に関
連づけられている。血中のエンドトキシン測定は、LA
Lカスケードの阻害物質が存在するために複雑である。
大部分の特許や文献資料は、この妨害因子の除去か新し
い合成基質のいずれかを目指したものである。例えば、
エンドトキシンの測定に必要とされる妨害因子の除去を
目指しているヨーロッパ特許出願第0 80649号を
参照されたい。この明細書には、開示されている妨害因
子除去法を細菌尿症の測定に応用することが述べられて
いる。
【0008】特開昭第56−35994号はエンドトキ
シンの測定用装置を開示しているが、この装置はライセ
ートから分離されている酵素前駆体を有する部分と、隔
離された容器に密封された光学的に測定可能なペプチド
基質を有する部分を含んでいる。
【0009】ザ・フィットテーカー、エム・エー、バイ
オプロダクツ、ウオークヴィル、エムディ・キット(th
e Whittaker, M. A., Bioproducts, Walkeville, MD ki
t)(QCL−1000)を用いて、グラム陰性細菌尿症
の診断のための1ml当り105 個のグラム陰性菌細胞の
測定用の発色性LAL溶液試験が開示されている〔ナッ
カム及びベルゾフスキー(Nachum and Berzofsky), J.
Clin. Microbiol., 759-763, 1985 〕。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、尿試料1ml当
り105 個の細菌に対して感度を有する固体状試験具を
提供するものである。本発明は、尿試料1ml当り少なく
とも105 個のグラム陰性菌の測定のための一体化試験
具及びその製造方法を提供する。
【0011】本発明の一体化固体状グラム陰性細菌尿ス
クリーニング試験具は、尿試料中のグラム陰性細菌の存
在を105 細胞/ml の検出感度で測定するための(a)
担体マトリックス;及び(b)担体マトリックスに包含
された試験組成物からなる一体化されたグラム陰性細菌
尿症スクリーニング用試験具であって、該組成物がカブ
トガニ・アメボサイト・ライセート、二価陽イオン、該
ライセートにより開裂されうる発色性又は発蛍光性脱離
基を有する合成ペプチド基質、pHを7.5から8.5の
範囲に保ちうる緩衝剤成分及びライセートを安定化する
ことができる安定化成分を含む試験組成物であることを
特徴とする試験具である。
【0012】この一体化固体状試験具は大規模な集団群
をスクリーニングするのに特に便利なフォーマットであ
り、現在市販されている、より費用がかかりしかも時間
を要するフォーマットと同等の感度を有する。細菌尿症
は広く一般に蔓延しているので、その存在を検出し診断
するための多くの方法が開発されている。合成基質との
LALカスケードを利用する、非希釈尿試料1ml当り少
なくとも105 個のグラム陰性菌の存在を検出するのに
適切な固体状一体化試験具は現在のところない。
【0013】本発明の細菌尿症の検出試験は、カブトガ
ニ・アメボサイト・ライセート中に存在する天然酵素カ
スケードをベースにしている。カブトガニ・アメボサイ
ト・ライセートは、カニのリムルス(Limulus)属又はタ
キプリウス(Tachypleus)属の種から得ることができ
る。リムルス属の種はカブトガニの西部の種であり、リ
ムルス・ライセートは、アソシエーツ・オブ・ケープ・
コッド、ウッズ・ホール、マサチューセッツ(Associat
es of Cape Cod, Woods Hole, MA) から容易に入手でき
る。これはいつも変らぬ品質でありかつ本発明に有用な
濃縮形で入手できるので、好ましいライセート源であ
る。
【0014】ライセートカスケードは、エンドトキシン
の存在に対してあまりに感度が高すぎるため、細菌尿症
に対して有用な試験を行うことができないと信じられて
きたが、本発明は、尿試料中の閾値濃度のグラム陰性菌
の存在を陽性表示として与えるよう注意深く設計された
フォーマットを提供するものであり、この濃度は尿道の
グラム陰性菌感染を示すものであると考えられる。
【0015】A.尿中エンドトキシンの正常濃度 有用であるためには、スクリーニング法は、許容しがた
い程高いまちがった陽性表示を与えることなしに、しか
し医学上の問題がおこる可能性を示す信号となる、分析
対象物の閾値濃度を陽性表示として示すものでなければ
ならない。通常、スクリーニング法により陽性結果が出
ると、その後にそれを更に詳しく検査する操作が必要と
される。従って更に費用のかかる試験を行わねばならな
い場合には、スクリーニング法が有用であるかどうか
は、迅速で便利で費用のかからない測定方法を提供する
ことができるかどうかにかかっている。細菌尿症にとっ
て好結果を生むスクリーニング法は、単に正常な濃度の
グラム陰性菌が存在するに過ぎない場合に誤った陽性表
示を示すことなく、尿試料1ml当り所望濃度のグラム陰
性菌について陽性表示を示すものでなければならない。
【0016】計器による濁度測定及びグラム染色の両者
は、1ml当り105 個の細胞に対して感度を有するが、
1ml当り104 個の細胞の検出を行えば、ある無症候患
者又は症候性であっても細菌尿症ときめるのはむずかし
い患者を正確に診断できるであろうとある医学の権威者
達は信じている。これらの患者は、もし104 個の検出
が可能な診断法を用いていれば細菌感染の初期段階で助
けられたであろうが、硝酸塩還元性細菌(グラム陰性菌
の一種)の存在を検出する亜硝酸塩試薬片又は感染のた
めに体により生成される白血球を検出する白血球試薬片
のような現在利用しうるスクリーニング法では見逃され
てしまうことがある。
【0017】ナッカム及びベルゾフスキー(Nachum and
Berzofsky; J. Clin. Microbiol.,759-763, 1985)
は、正常尿は1ml当り20ngに達する量の遊離エンドト
キシンを有することがあり、この濃度は1ml当り103
個のグラム陰性菌の存在を示すことになることを発見し
た。ゲル化試験での結果はこれらの発見を裏付けるもの
である。このバックグラウンドは本出願人の発明の一体
化フォーマットに影響を与えない。本発明の一体化試験
具は遊離エンドトキシンを検出しない。
【0018】B.一体化固体状試験具 一体化固体状試験具は、LALゲル化試験を用い、かつ
細菌尿に対して、高価な装置を必要とする現在利用しう
る方法と同一の感度(尿1ml当り105 個の細胞)を示
すLAL試験用の合成基質を用いて調製することができ
る。この一体化試験具は、ライセート、二価陽イオン、
合成基質、緩衝剤成分及びライセートの安定化成分から
なる試験組成物を包含せしめた担体マトリックスからな
る。一体化試験具フォーマットは大規模な集団のスクリ
ーニングに特に適切な、迅速、便利、安価な試験を提供
する。
【0019】a.ライセート ライセートはアソシエーツ・オブ・ケープ・コッド(As
sociates of Cape Cod)から、凍結乾燥された形で得る
ことができる。 b.二価陽イオン ライセートカスケードの活性化のためには二価陽イオン
が必要である。市販されているライセート調製物は、ラ
イセートを活性化するのに十分な量のカルシウムイオン
を安定剤として含有する。場合により更に別の陽イオン
を添加するのが望ましい場合もある。二価陽イオンは、
カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム及びマンガ
ンの陽イオンから選択することができるが、カルシウム
陽イオンが好ましい。もし陽イオンを含まないライセー
ト調製物を用いる場合には、二価陽イオンを添加すべき
である。 c.担体マトリックス 担体マトリックスは、必須成分に対して実質的に不活性
で、多孔性及び/又は尿試料に対して吸収性である限
り、必須成分を包含せしめることができるものならば、
いずれの物質でもよい。「担体マトリックス」という表
現は、水又は他の生理学的液体に接触させた際、不溶で
あり、かつその構造は完全にもとのままを保つような吸
水性又は非吸水性マトリックスのいずれをも指す。好ま
しい担体マトリックスは、紙、通常はワットマン、クリ
フトン、ニュージャージー(Whatman, Clifton, N. J.)
から入手できるもののような高級ロ紙である。
【0020】包含は、浸漬、塗布又は噴霧等の任意の方
法によっても行うことができる。これは試薬溶液を紙担
体マトリックスに含浸せしめ、次いで乾燥することによ
り行うことができる。乾燥は包含組成物に悪影響を及ぼ
さない任意の方法、通常は空気炉によって行うことがで
きる。乾燥された紙を次に裁断し、次いで支持体部材、
例えば、硬質又は半硬質ポリスチレンフィルム細片の一
端に貼付けることができる。ポリスチレン上への紙の貼
付は、スリーエム・カンパニー、セントポール、ミネソ
タ(3M Co., St. Paul, Minnesota)から市販されてい
るもののような両面粘着テープを用いて行うことができ
る。支持体部材は便利な把手となり試験具を使い易くす
る。
【0021】担体マトリックスは、十分な試薬、特にラ
イセートを保持して所望の感度を示す試験を提供するこ
とができるならば、先に述べたもののいずれでもよい。
吸収性マトリックス、特に紙が好ましい。マトリックス
の包含及び乾燥は先に述べたいかなる方法でも行うこと
ができる。包含溶液中のライセートの濃度は1ml当り約
15mg(mg/ml)であるのが好ましい。紙マトリックス
を用いる一体化試験具の特に興味ある特徴は、遊離エン
ドトキシンの存在に対しては応答せず、しかし尿1ml当
り105 個のグラム陰性菌の存在に対しては感度を示す
ことである。この異常性は、現在利用しうるエンドトキ
シン試験フォーマットを一体化固体状試験具フォーマッ
トに移行させるのがむずかしいことを強調するものであ
る。
【0022】d.合成基質 天然のカスケード終点の形成、ゲル化が細菌尿の検出に
用いられているが、光散乱の測定用の高価な装置を用い
てはじめて定量結果が得られる。この装置が高価なため
に、現在利用しうる試験法は定期的に行われるスクリー
ニングには適切でないものになっている。更に光散乱法
の感度は1ml当り細胞105 個と報告されている。
【0023】容易に判別しうる比色性又は蛍光測定性終
点をもたらすことができる合成基質を用いることがより
望ましい。多くの発色性又は発蛍光性LAL基質がエン
ドトキシンLAL試験用に市販されており、本発明によ
り提供されるスクリーニング法に用いることができる。
【0024】LAL用の発蛍光性基質は、ペニンスラ・
ラボラトリーズ、ベルモント、カリフォルニア(Penins
ula Labs. Belmont, California)から入手することがで
き、この基質は脱離基としてN−メチルクマリンを含有
する。尿の元々の蛍光性バックグラウンドが、この試験
に必要とされる感度に有意の障害をおこすにはあまりに
低いので、これらは尿試料に用いることができる。
【0025】発光性合成基質は特に好ましく、これは、
比較的簡単なかつ安価な計器測定によっても、又は使用
者に用意された適切な色チャートとの比較により、更に
より便利な目視によっても色を測定することができるた
めである。市販されているただ一つの発色性基質は、活
性化されたライセートにより開裂する際、黄色を呈する
p−ニトロアニリンを脱離基として含有する。これらの
脱離基としてp−ニトロアニリンを含有する基質は尿試
験体に対し所望の感度に達するが、臨床尿、例えば、高
比重尿は高度に着色しているので、黄色以外のある色を
呈することができる合成基質を用いるのが好ましい。
【0026】有用な発色性基質は、一般式: B−(A1 )n−A2 −Gly−Arg−I 〔式中、nは整数0又は1であり;A1 はバリン又はロ
イシンであり;A2 はロイシン又はセリンであり;Gl
yはグリシンであり;Argはアルギニンであり;Bは
末端アミノ酸の閉塞基であり;Iは発色性指示基であ
る〕で示される。
【0027】閉塞基としては、t−ブチルオキシカルボ
ニル、アセチル、ベンゾイル又はトシルが好ましく、t
−ブチルオキシカルボニル(tBOC)が特に好まし
い。他の同等のアミノ酸配列を有するものを用いること
ができるが、一般に開裂可能脱離基に隣接してグリシン
−アルギニン配列を有するものが好ましい。
【0028】好ましい発色性指示基は、Iが式:
【0029】
【化1】
【0030】〔式中、Yはヒドロキシ基又はアミド基で
あり;Xは硫黄、窒素又は酸素から選ばれたものであ
り;R1 は低級アルキル、アリール基、アミド基又はシ
アノ基であり;R2 は単一又は複数個の水素、低級アル
キル、アリール又は好ましくは塩素、ニトロ等の電子吸
引性基の同一又は異なる基である〕で示されるI1 又は
2 から選択されるものである。
【0031】指示基はYを介してアルギニンに連結し
て、ライセートの活性化で形成された凝固酵素の働きに
より開裂しうるアミド結合又はエステル結合を形成す
る。
【0032】低級アルキル基は炭素数1〜4のアルキル
基である。低級アルキルの意味に含まれるものとして
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、sec −ブチル及びtert−ブチル基がある。こ
れらの基は、置換によりアミド結合又はエステル結合の
酵素開裂を妨害しないという条件で、置換されていても
されていなくてもよい。
【0033】用語「アリール」は、合成有機化学者に周
知の普通の意味を有し、すなわち、芳香族炭化水素から
1個の原子の除去により誘導される有機基、例えば、ベ
ンゼンから誘導されるフェニルである。かかる置換基も
また、いずれの置換基も凝固酵素によるエステル結合又
はアミド結合の酵素開裂を妨害しないという条件で、置
換されていてもよいし非置換でもよい。これらの基質
は、一般にアルギニン特異性プロテアーゼ類に対する基
質である。しかしながら、尿中の前記プロテアーゼ類の
濃度は極めて低いので細菌尿性試験の感度に悪影響を与
えることはない。
【0034】特に好ましい発色性基質は、
【0035】
【化2】
【0036】前記式中、指示基I及び連結基Yが3−ア
ミノインドールを形成するものである。
【0037】3−アミノインドール基質を用いる場合に
は、比色応答をなすためにカップリング成分を試験具に
包含せしめなければならない。適切なカップリング成分
は、ジアゾニウム化合物、例えば、2−メトキシ−4−
モルホリノベンゼンジアゾニウムクロリド、2,4−ジ
クロロベンゼンジアゾニウム、2,6−ジクロロベンゼ
ンジアゾニウム、5−クロロ−2−メトキシベンゼンジ
アゾニウム(ファーストレッドRC)及び2,3´−ジ
メチルアゾベンゼンジアゾニウム(ファーストレッドG
BC)である。ジアゾ塩、2−メトキシ−4−モルホリ
ノベンゼンジアゾニウムクロリド(MMBD)が好まし
い。このような発色性基質は1ml当り104 個の細菌を
含む尿試料と接触すると桃色に変化し、1ml当り106
個の細菌を含む場合はワイン色を呈する。
【0038】他に好ましい合成基質としては、脱離基と
してp−ニトロアニリンを有する先に開示した市販品が
ある。
【0039】e.緩衝剤 一体化試験具を調製するためには、約pH7.5から約pH
8.5、好ましくは7.5から8.0のpH範囲にpHを保
ちうる緩衝剤成分を包含させる。トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタンが好ましい緩衝剤成分である。
【0040】f.安定化成分 上記の試験成分に加えて、LAL発色性試験に必要なす
べての成分が担体マトリックス、例えば紙に包含される
場合は、ライセート中の前酵素を安定化する安定化試薬
を添加することが必要である。この安定化成分は中性又
は陰性に帯電したポリマーであってもよく、メチルビニ
ルエーテル及び無水マレイン酸のゼラチン・共重合体(g
elatin inter polymers)又はエチレングリコールとイソ
オクチルフェニルエーテルのポリマーから選択すること
ができる。この共重合体は、式:
【0041】
【化3】
【0042】〔式中、RはC1 〜C18のアルキル、エー
テル、酢酸塩又はベンジルであり、nは2からポリマー
の繰り返し単位の総数までの整数〕により示すことがで
きる。
【0043】好ましい共重合体は、ポリ(メチルビニル
エトキシマレイン酸無水物)であり、ジーエーエフ、ニ
ューヨーク、ニューヨークからGantrez (商標名)とし
て入手できる。ポリエチレングリコール−p−イソオク
チルフェニルエーテルは、式:
【0044】
【化4】 により示すことができる。
【0045】好ましいポリエチレングリコール−p−イ
ソオクチルフェニルエーテルは、Triton(商標名)X−
100としてローム・アンド・ハース、フィラデルフィ
ア、ペンシルバニア (Rohm & Haas、 Philadelphia、 PA)
から入手できる。安定化成分は、ライセートの包含に先
立って紙マトリックスに包含せしめることが好ましい。
【0046】使用に当っては、一体化試験具を非希釈尿
試料に浸漬する。一体化試験具を、次に37℃で密閉室
中で15分〜20分、好ましくは陰性の対照(Negative
control)と共にインキュベートする。
【0047】先に示したようにインキュベートの継続時
間及び温度はライセートを活性化するのに十分なもので
あり変りうる。しかしながら37℃はより低い温度、例
えば25℃よりも好ましい。対照におけるものより色調
のより高いものはいずれも試料が陽性であることを意味
する。後での読取りのために、試験片を25〜50%
(容量)の酢酸に浸漬することにより色を安定化するこ
とができる。普通の滅菌操作が用いられるが、試料の前
処理は必要ではない。試料は清浄な中間流尿とすべきで
ある。一体化試験具は陰性試料と105 個の細菌の存在
とを判別する機能を有するが、水溶液中の遊離エンドト
キシンに対しては応答しない。
【0048】次の実施例は実施された実験について述べ
ている。実施例は本発明を説明するために役立つが、そ
の範囲を制限するものとして解釈されるべきものではな
く、その範囲は特許請求の範囲によってのみ定義され
る。当業者は、組成物の成分及び反応パラメーターにつ
いて、望ましいように変更、置き換え及び変化させるこ
とができるであろう。
【0049】
【実施例】次の省略形が用いられる: g グラム mmol ミリモル mM ミリモル濃度 ml ミリリットル μl マイクロリットル ℃ 摂氏 mp 融点 t−BOC tert−ブチルオキシカルボニル DMF ジメチルホルムアミド Arg アルギニン Leu ロイシン Gly グリシン L− 左旋性 MS 質量分析 FAB 高速原子衝撃(MSとして) 〔α〕22 D 22℃におけるナトリウム5898オング
ストロームのD線の波長での旋光度 CBz カルボベンジルオキシ psi 1平方インチ当りのポンド(1psi は1平
方センチメートル当り0.0704キログラムの圧力に
相当する)
【0050】1.標準物の調製 E. coli (大腸菌)斜面培養(slant )は、ザ・クオリ
ティ・アシュアランス・デパートメント・オブ・エイム
ズ・ディビジョン(the Quality Assurance Department
of Ames Division )、マイルスラボラトリーズ社( M
iles Laboratories, Inc. )から入手した。養分肉汁1
0mlにE. coli を接種し、37℃で16〜18時間イン
キュベートした。この成長時間により通常貯蔵肉汁1ml
当り約1010個のE. coli が生成する。実際のE. coli
濃度は、肉汁を7〜8倍に希釈し、次いで各希釈物10
0μl を血液寒天平板上で画線培養を行うことにより測
定した。各微生物は1個の集落(colony)を生成するの
で、希釈物100μl 中の微生物の数は、一晩37℃で
インキュベーションを行った後、寒天上に現れる集落を
計測することにより得られる。計量された貯蔵肉汁を用
いてLAL試験用に適切なE. coli 希釈物を調製し、1
週間以内に用いた。この操作により、成長及び/又は細
胞死中の剥離を防いで、貯蔵肉汁中の遊離エンドトキシ
ンの量を一定のものに確保することができた。
【0051】2.好ましい発色性基質の調製 合成に用いた全てのアミノ酸は左旋性配置を有してい
た。3−アミノインドール(I) 冷却器、乾燥管及び添加ロートを備えた250ml丸底フ
ラスコに15分間アルゴンを吹き込んだ。次にナトリウ
ム(1.3g 、57mmol、新たに小片に刻んだもの)及
び無水エタノール10mlを丸底フラスコに入れ、次いで
無水エタノール9mlを滴下した。無水エタノールの添加
が終了し反応混合物の穏やかな還流がおさまったところ
で反応混合物を加熱して15分間穏やかに還流させた。
次に加熱源を除去し、次いでインドール(5g 、45mm
ol)を添加した。全てのインドールが溶解するまで反応
混合物を攪拌した。使用に先立ち無水炭酸カリウム上で
乾燥したイソアミルニトリル(12ml、89mmol)を3
0分間にわたって滴下した。反応混合物を室温でアルゴ
ン下に一晩攪拌した。反応混合物を濃縮してアルコール
を除去し、次いで蒸留水(100ml)を添加した。得ら
れた混合物を加熱沸騰させた。アルゴン下で、蒸留水1
25ml中の水酸化カリウム(30g 、540mmol)及び
亜二チオン酸ナトリウム(23g 、132mmol)の溶液
を滴下した。暗緑色固体が分離しはじめ、次いでこの溶
液はより淡い色に変わり、最終的に黄色になった。水酸
化カリウム/亜二チオン酸ナトリウム溶液の添加後、蒸
留水100mlを添加し、次いで反応混合物を加熱して1
0分間沸騰させた。暗緑色固体をアルゴン下で熱溶液か
らろ別した。アルゴン下で冷却すると、黄色ろ液から平
板状の黄色結晶が分離した。黄色結晶を収集し、次いで
熱水から再結晶すると淡いベージュ色の針状結晶(I)
2.7g (収率48%)が得られた。 mp 120℃(暗色に変化した) MS(FAB、M+ =132,100%)
【0052】t−BOC−L−Leu−Gly (II) アルゴン下で、無水ジメチルホルムアミド25モル中の
t−BOC−L−ロイシン(5g 、20mmol)及びN−
ヒドロキシスクシンイミド(2.3g 、20mmol)の溶
液を氷浴中で冷却した。ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(4.5g 、22mmol)を添加し、次いで反応混合物
を氷浴中で3時間攪拌した。蒸留水48ml中のグリシン
(1.5g 、20mmol)及び炭酸水素ナトリウム(3.
4g 、400mmol)の溶液を添加し、次いで得られた混
合物を放置して徐々に室温まで暖め、次いで一晩攪拌し
た。分離してきた白色固体をろ別し、次いでろ液を6規
定の塩酸を用いてpH3に調整した。次に溶液を酢酸エチ
ルで2回抽出した。酢酸エチル抽出物を無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥し、次いでまず回転蒸発器で次に高真空
下で濃縮した。濃縮物は油状残渣8g となった。シリカ
ゲル170g 及び溶離溶媒としてCH2 Cl2 /CH3
OH/NH4 OH(80/20/2 容量比)を用いる
フラッシュ・クロマトグラフィを行うと白色固体のt−
BOC−L−Leu−Glyのアンモニウム塩2.73
g が得られた。このアンモニウム塩約2.3g を蒸留水
20ml中に溶解し、次いで溶液を6規定塩酸を用いてpH
3に調整した。遊離酸を酢酸エチルで2回(全量100
ml)抽出した。酢酸エチル溶液を硫酸マグネシウム上で
乾燥し、濃縮すると白色固体(II)2.1g が得られ
た。 mp 116〜117.5℃ MS(FAB、M+1=289) 〔α〕22 D =−28.2°(C=1.15,CH3
H) 質量分析 C132425 として 計算値:C,54.15;H,8.39;N,9.71 実験値:C,54.26;H,8.37;N,9.62
【0053】Nα−CBz−Nω−ニトロ−L−Arg
−3−インドリルアミド(III ) アルゴン下で、無水ジメチルホルムアミド82ml中のN
α−CBz−Nω−ニトロ−L−アルギニン(13.4
g 、37.8mmol)及びトリエチルアミン(5.3ml、
37.8mmol)の溶液をメタノール−ドライアイス浴中
で−20℃まで冷却した。イソブチルクロロホルメイト
(5ml、37.8mmol)を添加し、次いで反応混合物を
−20℃で45分間攪拌した。次に3−アミノインドー
ル(2.80g 、21.2mmol)を添加し、次いで得ら
れた混合物を放置して徐々に室温まで暖め、一晩攪拌し
た。蒸留水を反応混合物に添加し、5%炭酸水素ナトリ
ウムをpH9に達するまで添加した。次にこの溶液を酢酸
エチル(250ml)で2回抽出した。酢酸エチル抽出物
を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮すると、淡褐
緑色の油状残渣が得られた。この油状物質をシリカゲル
170g 及び溶離溶媒としてCH2 Cl2 /CH3 OH
(95:5 容量比)を用いるフラッシュ・クロマトグ
ラフィにかけた。CH2 Cl2 /CH3 OHから再結晶
すると白色結晶(III )5.18g (収率53%)が得
られた。 mp 202〜203℃ MS(FAB、M+1=468) 〔α〕22 D =+13.1°(C=1.08,DMF) 質量分析 C222575 として 計算値:C,56.52;H,5.39;N,20.9
7 実験値:C,56.32;H,5.40;N,20.7
【0054】L−Arg−3−インドリルアミド・2H
OAc (IV) 穏やかに加熱しながらNα−CBz−Nω−ニトロ−L
−Arg−3−インドリルアミド(0.93g 、20mm
ol)を無水エタノール25ml及び氷酢酸25mlに溶解す
ると淡黄色溶液が得られた。次に10%の炭素担持パラ
ジウム(Pd/C、500mg)を添加し、次いでこの混
合物を水素ガス50psi (1立方センチメートル当り
3.52キログラム)下で15時間水素添加した。混合
物をろ過し、次いでろ液を濃縮すると淡緑色油状残渣が
得られた。シリカゲル63g 及び溶離溶媒としてCH2
Cl2 /CH3 OH(1:1 容量比)を用いるフラッ
シュ・クロマトグラフィにかけると淡褐色固体(IV)3
00mgが得られた。(収率37%) MS(FAB、M+1=289) 質量分析 C14206 O・2HOAc・3H2 Oとし
て 計算値:C,46.75;H,7.41;N,18.1
7 実験値:C,46.73;H,7.12;N,17.9
【0055】t−BOC−L−Leu−Gly−L−A
rg−3−インドリルアミド (V) アルゴン下で、無水ジメチルホルムアミド1.6ml中の
t−BOC−L−Leu−グリシン(158mg、0.5
5mmol)及びトリエチルアミン(0.077ml、0.5
5mmol)の溶液をメタノール−ドライアイス氷浴中で−
20℃まで冷却した。イソブチルクロロホルメート
(0.070ml、0.55mmol)を添加し、次いで得ら
れた混合物を−20℃で25分間攪拌した。無水ジメチ
ルホルムアミド1.1ml中のL−Arg−3−インドリ
ルアミド・2HOAc(200mg、0.49mmol)及び
トリエチルアミン(0.070ml、0.49mmol)の溶
液を添加し、次いで得られた反応混合物を放置して徐々
に室温まで暖め、次いで一晩攪拌した。蒸留水を反応混
合物に添加し、次いでこの溶液を5%水酸化ナトリウム
を用いてpH7.2に調整した。次にこの溶液を濃縮する
と油状残渣が得られ、これを溶離溶媒としてCH2 Cl
2 /CH3 OH/NH4 OH(80:20:5容量比)
を用いるフラッシュ・クロマトグラフィにかけ、次いで
CH3 OH/H2 Oから再結晶すると白色固体(V)2
00mg(収率67%)が得られた。mp 125℃(軟
化) MS(FAB、M+1=559) 〔α〕22 D =−25.2°(C=1.06,CH3
H) 高分解能質量スペクトル (陽イオン型) C274285 +1として 計算値:559.33559 実験値:559.33563
【0056】3.一体化固体状試験具 尿1ml当り少なくとも105 個の細菌の存在に対して感
度を示す一体化固体状試験具を次のようにして製造し
た。イートン及びダイクマン205紙を、水酸化ナトリ
ウムで約pH7.5に調整した、ジーエーエフ、ニューヨ
ーク、ニューヨークから得たGantrez (商標名)AN1
19の2%溶液中に浸漬した。この前処理を施した紙を
50℃で少なくとも10分間乾燥した。ライセート溶液
を、50mMトリス緩衝剤を用いて約pH7.8に緩衝化さ
れた水溶液中にライセート〔アソシエーツ・オブ・ケー
プ・コッドから得たピロテール(Pyrotell)〕を再構成
することにより調製した。この溶液はまた、アメリカン
・ダイアグノスチカ、グリーンウィッチ、コネチカット
(American Diagnostica, Greenwich, CT )から得た約
1.1mMのスペクトロザイム(Spectrozyme )LAL基
質をも含んでいる。スペクトロザイムは、脱離基として
p−ニトロアニリンを有するトリペプチド(アセチル−
D−ヘキサヒドロチロシン−グリシン−アルギニン−p
−ニトロアニリン)である。ピロテール調整物はカルシ
ウムイオン及び他の安定化剤を含む。前処理を施した乾
燥紙をライセート溶液に浸漬し、次いで50℃で約10
分間乾燥した。2回乾燥−包含を施した紙を小長方形に
裁断し、ポリスチレン支持体に両面接着テープを用いて
貼付した。試験具を尿試料と接触させ、取り出し、37
℃で約15分間インキュベートし、次いで反射率読み取
りを行った。第1図に示した結果は、本発明の一体化試
験具が1ml当り105 個の細胞を含む試料と陰性試料と
を判別する能力を有することを示している。ザ・カラー
・ライセート・ケミストリー・キット(the Colar Lysa
te Chemistry kit)中のマリンクロット(Mallinkrodt
)基質を用いても同様の結果が得られている。遊離エ
ンドトキシンだけを含む溶液と共に試験具を用いること
を実験的に試みたが、一体化試験具は遊離エンドトキシ
ンには感度を示さないことが示された。
【0057】第1図は、一体化固体状試験具を用いて集
めた反射率のデータを示すグラフである。405nmにお
けるパーセント反射率をK/Sとして表しており、ここ
でKは吸光度係数、Sは散乱係数である。%RからのK
/Sの算出はクベルカ−ムンク(Kubelka-Munk)式を用
いて行った。K/Sの値は、試験具に発現した色量が増
加するにつれて増加する。K/Sは時間(t)(秒)に
対してプロットされている。接触した試験具を7分間3
7℃でインキュベートした後、405nmにおける反射率
を6分間追跡した。一体化試験具は、ジーエーエフ・コ
ープ、ニューヨーク、ニューヨーク(GAF Corp., New Y
ork, NY )から入手したGantrez (商標名)AN119
で紙を前処理し、次いで前処理を施した紙にアソシエー
ツ・オブ・ケープ・コッド(Associates of Cape Cod)
から得られたライセート、緩衝液及び市販のp−ニトロ
アニリド基質を含浸せしめることにより製造した。試験
片を、塩分を含んだ細菌溶液に浸漬した。第1図の実線
は陰性菌の含有量を示し、断続線は1ml当り105 個の
E. coli を含むもの及び点線は1ml当り106 個のE. c
oli を含むものを表す。K/S又は色の劇的増加は後者
の試料に浸漬した試験片にみられた。第1図は、一体化
試験具によれば陰性試料と105 個のグラム陰性菌を含
むものとの間では異なる結果をもたらすことを示してい
る。このグラフは実施例3.の結果を反映したものであ
る。本発明の精神又は範囲を逸脱することなしに多く
の、上記したような本発明の修正及び変更がなされても
よいことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一体化固体状試験具を用いた反射率のグラフ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿試料中のグラム陰性細菌の存在を10
    5 細胞/ml の検出感度で測定するための(a)担体マト
    リックス;及び(b)担体マトリックスに包含された試
    験組成物からなる一体化されたグラム陰性細菌尿症スク
    リーニング用試験具であって、該組成物がカブトガニ・
    アメボサイト・ライセート、二価陽イオン、該ライセー
    トにより開裂されうる発色性又は発蛍光性脱離基を有す
    る合成ペプチド基質、pHを7.5から8.5の範囲に保
    ちうる緩衝剤成分及びライセートを安定化することがで
    きる安定化成分を含む試験組成物であることを特徴とす
    る試験具。
  2. 【請求項2】 ライセートが、リムルス・アメボサイト
    ・ライセートである請求項1記載の試験具。
  3. 【請求項3】 脱離基が発色性である請求項1記載の試
    験具。
  4. 【請求項4】 二価陽イオンが、カルシウム、マグネシ
    ウム、ストロンチウル及びマンガンの陽イオンから選択
    される請求項1記載の試験具。
  5. 【請求項5】 安定化成分が、ゼラチン、メチルビニル
    エーテル及び無水マレイン酸の共重合体又はポリエチレ
    ングリコールp−イソオクチルフェニルエーテルから選
    択される請求項1記載の試験具。
  6. 【請求項6】 発色性脱離基がp−ニトロアニリンであ
    る請求項3記載の試験具。
  7. 【請求項7】 尿試料中のグラム陰性細菌の存在を10
    5 細胞/ml の検出感度で測定するための一体化グラム陰
    性細菌尿症スクリーニング用試験具の製造法であって、
    (a)担体マトリックスに、カブトガニ・アメボサイト
    ・ライセートを安定化しうる安定化成分を包含せしめ;
    (b)乾燥し;かつ(c)乾燥マトリックスに、カブト
    ガニ・アメボサイト・ライセート、二価陽イオン、該ラ
    イセートにより開裂されうる発色性又は発蛍光性脱離基
    を有する合成ペプチド基質及びpHを7.5から8.5の
    範囲に保ちうる緩衝剤成分を含む試験組成物を包含せし
    め;次いで(d)乾燥する各工程からなることを特徴と
    する製造法。
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