JPH06341214A - 巻き段跡のない床材 - Google Patents

巻き段跡のない床材

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JPH06341214A
JPH06341214A JP15796793A JP15796793A JPH06341214A JP H06341214 A JPH06341214 A JP H06341214A JP 15796793 A JP15796793 A JP 15796793A JP 15796793 A JP15796793 A JP 15796793A JP H06341214 A JPH06341214 A JP H06341214A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper tube
edge
floor member
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15796793A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoshige Hayashi
尚茂 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toli Corp filed Critical Toli Corp
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Publication of JPH06341214A publication Critical patent/JPH06341214A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本願発明は梱包時に巻き段跡のないシート床
材を提供する。 【構成】 紙管1に巻いて梱包するシート床材におい
て、床材の切断端からD×πの長さ(但しDは紙管1の
直径)の近傍にシート床材の全巾にわたって形成された
2つの端縁11,13を有する帯状発泡体緩衝材(支持
材)12の奥側の端縁11が位置するように緩衝材12
を貼着したことを特徴とする巻き段跡のない床材で効率
よく梱包でき、放置しても巻き段跡を生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は梱包を開梱した時、巻
き段跡のないシート床材を提供するものである。
【0002】
【従来技術】シート床材を梱包する時、「図4」床材断
面図に示されるように、紙管1にシート床材2を巻きつ
けると、巻きつけ始めた切断端部3の位置でシート床材
の自重により、厚さ4方向に、シート床材が変形5を受
けた。この状態で梱包されたものを「図5」のような従
来床材の斜視図のように開梱すると、シート床材2に巻
き段跡6のしわが発生し、外観上見苦しく苦情の原因と
なった。
【0003】そこで「図6」に示されるようにシート床
材先端に鋭角に斜めの切込部7を形成したが、巻き段対
策としてはほとんど効果がなかった。
【0004】この欠点を解決するために「図7」の従来
紙管断面図に示すように紙管1´に凹部8を形成し、こ
こへ切断端を嵌めこむ方法、または「図8」断面図に示
されるように紙管1の周囲に一部養生紙9等を取付け、
この養生紙を巻込んで床 -2- 材を梱包した。しかしいずれの場合も紙管の準備が煩雑
で梱包作業能率が低下した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の課題は巻芯
のどの位置から巻始めてもシート端部のシート厚さの巻
き段跡がシートの2巻目以後に出ない梱包の可能なシー
ト床材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】本願発明は上記問題点を解決し
た発明で紙管に巻いて梱包するシート床材において、床
材の切断端からD×πの長さ(但しDは紙管の直径)の
近傍にシート床材の全巾にわたって形成された2つの端
縁を有する帯状の緩衝材(支持材)の奥側の端縁が位置
するように緩衝材を貼着したことを特徴とする巻き段跡
のない床材をその要旨とする。
【0007】以下図面に基づいて本願発明を説明する。
「図1」は本願発明シート上床材斜視図であり、10は
シートの厚さ部分を示す。シート床材本体2の切断端3
からD×π(但しDは紙管の直径πは円周率)近傍の位
置に奥側の端縁11が設定されるように、緩衝材12を
貼着する。
【0008】緩衝材はシート床材全巾方向にわたって形
成された帯状の形状である。緩衝材は奥側と手前側の両
方の端縁を有し、巾方向に沿って平行な帯状体であるこ
とが望ましい。
【0009】紙管にシート床材を巻き付けた時に上記奥
側端縁が切断端の真上に来るのが望ましいが、シートの
厚さや巻強さによってその貼着位置が前後してもよい。
緩衝材はシート床裏面に貼着するのが望ましい。 -3-
【0010】緩衝材のシート床裏面への貼着方法として
は、両面テープで貼着してもよいが、予め緩衝材に粘着
剤を付与し、これでシート床材裏面に貼着するのが望ま
しい。本願において近傍の位置とはD×πの長さから、
前後5mmの範囲の位置であり、望ましくは、(D×π
+シート床材の厚さ)の位置である。なお13は緩衝材
の切断端から手前側の端縁である。
【0011】緩衝材の手前側端縁から奥側端縁までの距
離である長さは巻芯円周の1/20〜1/2で好ましく
は10〜50mmが好適である。このようにして本願発
明シート床材15が得られる。
【0012】「図2」は本願発明シート床材梱包時断面
図であり、紙管1には切断端3を一端としてシート床材
が巻き付けられており、切断端3と緩衝材12奥側端縁
11が接触した状態で以後通常通りシート床材15は紙
管に巻き付けられて、包装紙等で包まれ(図示せず)梱
包される。
【0013】この時、緩衝材の手前側端縁13はシート
床材の自重により圧迫され変形するが、この時、緩衝材
は紙管と最初の切断端および2巻目シートによって生ず
る空隙を埋めるとともに、2巻目以後のシート床材を支
持し、梱包後のシート床材に巻き段跡が生じない。
【0014】緩衝材としては発泡体が望ましいが、加圧
変形が可能な非発泡軟質樹脂でもよい。発泡体緩衝材と
しては、ポリエチレン、PVC、ゴム、ポリウレタンの
発泡体が例示され、緩衝材はシート床材の全巾にわたっ
て形成され、発泡倍率が6〜60倍の例えば高発泡体等
の反揆弾性のそれほど高くない場合ならシート床材とほ
ぼ同じ厚さ2〜5mmか、それより10〜20%厚いの
が望ましい。 -4-
【0015】また本願に使用される緩衝材が5倍以下の
発泡体である等比較的硬い場合には、予め、緩衝材はシ
ート床材とほぼ同じ厚さの発泡体の断面が三角形か、先
にテーバーをかけた形状となる。
【0016】この断面は「図3」の本願緩衝材断面図に
示されるように略三角形の緩衝材14が床材端縁と紙管
と2周目巻のシートによって作られる空間を充填し、し
かも紙管を圧迫するシート体を支持するので巻き跡で段
差が生じない。
【0017】なお施工に際しては任意に緩衝材を除去す
ればよい。
【0018】
【作用】シート床材の長さ方向の切断端縁よりD×π近
傍にシート床材全巾にわたって緩衝材を貼着することに
より、このシート床材を紙管に巻き付けても紙管と切断
端縁と紙管を覆うシート床材裏側との間に生じる空隙を
緩衝材が埋めるとともに、紙管を圧迫するシート体を支
持するので、切断端縁近傍のシートが変形することがな
いので、巻き段跡が生じない。
【0019】
【実施例】
【実施例1】厚さ3.5mm全巾180cmの発泡シー
ト床材CFHD(東リ社製)の切断端より31.8cm
の位置に、シート床材全巾にわたり、長さ50mm、発
泡倍率30倍の軟質ポリエチレンの平行な均一巾の緩衝
材料の奥側縁がくるように予め裏面に粘着剤が塗布され
た緩衝材を貼着した。次に直径10cmの紙管に上記緩
衝材を貼着したシート床材を巻付けて製造直後に梱包し
た。梱包体は1日放置しても何ら巻き段跡は生じなかっ
た。 -5-
【0020】
【実施例2】前記緩衝材のかわりに、厚さ3.5mmの
発泡倍率5倍のPVC発泡体からなる三角形の緩衝材を
用い、三角形の鋭角部分を手前側とし、底辺部分を奥側
とし、実施例1と同様にシート床材を梱包した。所定の
期間放置後開梱したが巻き段跡は生じなかった。
【0021】
【比較例】緩衝材を貼着していない実施例と同じシート
床材を実施例1と同条件で同じ紙管に巻き付けて梱包し
同じ期間 放置した。得られた床材を開梱すると、紙管
の周囲10周目の位置まで巻き段跡が認められ、外観上
見苦しかった。
【0022】
【発明の効果】シート床材梱包時に巻き段跡が生じない
ので、施工後、せっかく施工した床材の外観が見苦しい
ところ苦情を皆無にすることができた。またシート床材
の梱包作業の能率が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明シート床材斜視図である。
【図2】 シート床材の断面図である。
【図3】 緩衝材の斜視図である。
【図4】 従来の紙管に巻かれたシート床材断面図であ
る。
【図5】 「図4」のシート床材を開梱した斜視図であ
る。
【図6】 従来の床材の切断端の斜視図である。
【図7】 従来の改良された紙管の断面図である。
【図8】 従来の改良された紙管の断面図である。 -6-
【符号の説明】
1,1´は紙管、2はシート床材、3は空隙部、6は巻
き段跡、12は緩衝材11は奥側端縁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙管に巻いて梱包するシート床材におい
    て、床材の切断端からD×πの長さ(但しDは紙管の直
    径πは円周率)の近傍シート床材の全巾にわたって形成
    された2つの端縁を有する帯状のに緩衝材(支持材)の
    奥側の端縁が位置するように緩衝材を貼着したことを特
    徴とする巻き段跡のない床材。
  2. 【請求項2】 緩衝材が発泡体である請求項1の巻き段
    跡のない床材。
JP15796793A 1993-06-02 1993-06-02 巻き段跡のない床材 Pending JPH06341214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15796793A JPH06341214A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 巻き段跡のない床材

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JP15796793A JPH06341214A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 巻き段跡のない床材

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JPH06341214A true JPH06341214A (ja) 1994-12-13

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ID=15661360

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JP15796793A Pending JPH06341214A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 巻き段跡のない床材

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JP (1) JPH06341214A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260601A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Toyo Ink Mfg Co Ltd 巻回体、その製造方法、及び積層部含有長尺シート
JP2011213469A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Lonseal Corp 建築用シート巻き取り構造体およびこれに使用される帯状緩衝材
JP2014151985A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Dainippon Printing Co Ltd 巻芯および巻体
JP2019172295A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 富士紡ホールディングス株式会社 梱包物及び被運搬物

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