JPH063410U - フィルタカートリッジ用止め具 - Google Patents

フィルタカートリッジ用止め具

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JPH063410U
JPH063410U JP3966792U JP3966792U JPH063410U JP H063410 U JPH063410 U JP H063410U JP 3966792 U JP3966792 U JP 3966792U JP 3966792 U JP3966792 U JP 3966792U JP H063410 U JPH063410 U JP H063410U
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filter cartridge
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勉 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタカートリッジの交換作業を容易にす
ると共に確実なるシール性を確保するようにしたフィル
タカートリッジ用止め具を提供する。 【構成】 フィルタカートリッジ1の中空部1a内を上
方に向けて延びるタイロッド3には、その上端部にピン
10が設けられている。フィルタカートリッジ1の上端
面1cのシールはシール板16によって行われ、シール
板16は、上下に延びるスリーブ部16aを有してい
る。シール板16の上方域にはハンドル14が配設さ
れ、ハンドル14は、下方に向けて延び、スリーブ部1
6aを貫通する軸部14bを有している。軸部14bの
先端部にはフック24が形成され、フック24は、ピン
10を受け入れてこれを係止する段部24bが下方に向
けて形成されている。そして、ハンドル14とシール板
16との間、より具体的には、操作部14aとシール板
16との間に圧縮バネ18が配設され、このバネ18に
よって、シール板16の付勢と、フック24とピン10
との係合を確実なものにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディスポーザブル式のフィルタカートリッジの交換を容易なものに するフィルタカートリッジ用止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
インク、ペイント、磁気塗料、研削液、洗浄液、工業用水等の各種液体の濾過 にディスポーザブル式のフィルタカートリッジが用いられている。このフィルタ カートリッジはフィルタハウジング内に複数立設されて濾過に供される。 フィルタカートリッジをフィルタハウジング内に組み付ける一つの手法として 、ナット方式が知られている。このナット方式について説明すると、フィルタカ ートリッジの一端面をシールする第1シール板と、第1シール板に基端が取付け られ、フィルタカートリッジの中空部を通って、フィルタカートリッジの他端部 まで延びるタイロッドと、タイロッドの自由端に形成された螺子山と、この螺子 山に螺合するナットと、を備え、フィルタカートリッジを取り付けるときには、 タイロッドにフィルタカートリッジを挿入し、次にフィルタカートリッジの他端 面をシールする第2シール板をタイロッドに挿入した後に、この第2シール板の 上から上記ナットで締め付けるようにしてある。
【0003】 他のフィルタカートリッジの組み付け方法として、バネ方式が知られている。 このバネ式について説明すると、フィルタカートリッジの他端面をシールする第 2シール板の上にバネを置き、その後フィルタハウジングの蓋をするようにして ある。すなわち、蓋と第2シール板との間にバネを介在させて、このバネの付勢 力によって第2シール板をフィルタカートリッジの端面(他端面)に押圧するよ うにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したナット方式にあっては、フィルタカートリッジの交換の際に、各フィ ルタカートリッジ毎にナットを緩めてフィルタカートリッジを取り外し、その後 新たなフィルタカートリッジを取り付けた後に、各フィルタカートリッジ毎にナ ットを締め込むという作業が必要となる。
【0005】 ところで、フィルタハウジング内には複数本のフィルタカートリッジが配設さ れている。このことから、ナット方式にあっては、フィルタカートリッジ毎にナ ットを緩めあるいは締め込む作業の反復が強要され、全てのフィルタカートリッ ジを取り替えるのに、長い時間が必要となり、また作業そのものも非常に手間の 掛かるものであった。
【0006】 他方、上述したバネ方式のものにあっては、ハウジングの蓋を外した後、第2 シール板上のバネを取り除くだけでフィルタカートリッジを取り外すことができ 、また新たなフィルタカートリッジを取り付けた後には、第2シール板上にバネ を載置したうえで蓋をするだけであるため、フィルタカートリッジの交換作業そ れ自体は極めて容易である。しかしながら、蓋との関係でバネの押さえ具合が規 定されるため、夫々のバネの付勢力を均一にするのが困難であり、また蓋を閉じ た後は、バネの配置具合を確認することがでないため、第2シール板が果たして 確実にバネ付勢されているか否か(確実なるシール)を確認することができない という不都合を有していた。
【0007】 そこで、本考案の目的は、フィルタカートリッジの交換を容易なものにすると 共にフィルタカートリッジに対する確実なるシールを確保するようにしたフィル タカートリッジ用止め具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題を達成すべく、本考案にあっては、両端が開口した中空のフ ィルタカートリッジの一端面に当接して、該一端面をシールするシール板と、基 端が前記第1シール板に取付けられ、前記フィルタカートリッジの中空部を通っ て該フィルタカートリッジの他端部まで延びるタイロッドと、該タイロッドの自 由端に設けられ、径方向外方に向けて延びるピンと、前記フィルタカートリッジ の他端面と当接して、該他端面をシールする第2シール板と、該第2シール板に 関して前記フィルタカートリッジの他端面とは反対側に配設されたハンドルと、 該ハンドルに設けられ、前記第2シール板を貫通して前記タイロッドの自由端ま で延び、シール状態を保持しつつ前記第2シール板に対して相対変位可能とされ た軸部と、該軸部の先端部に設けられ、前記ピンを受け入れて該ピンを係止する 段部が前記軸部の先端側に向けて形成されたフックと、前記ハンドルと前記第2 シール板との間に配設された圧縮バネと、を備えた構成としてある。
【0009】
【作用】
上記の構成によれば、上記ハンドルをバネ力に抗して押し下げその後回転させ ることでピンとフックとの係合を解除し、その後ハンドルと第2シール板とを取 り除くことで、フィルタカートリッジを取り外すことができる。他方、新たなフ ィルタカートリッジを装着するときには、フィルタカートリッジをタイロッドに 差し込み、その後、第2シール板を含むハンドル(軸部)をバネ力に抗して押し 下げつつ回転させることで、フックとピンとを係合させることができる。
【0010】 ピンとフックとが係合した状態にあっては、共にバネ力によって、第2シール 板はフィルタカートリッジの他端面に向けて付勢され、ハンドルはピンとフック との係合を確実にする方向(タイロッドから離れる方向)に付勢されることにな る。
【0011】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付した図面に基づいて説明する。 図1は、図示を省略したフィルタハウジング内に収容されるフィルタカートリ ッジ1と、その止め具2とを示すものである。尚、図面ではフィルタカートリッ ジ1を1本だけ描いてあるが、実際は、フィルタハウジング内に複数本のフィル タカートリッジ1が配設され、各フィルタカートリッジ1毎に、夫々、止め具2 が装着されるものである。
【0012】 同図において、フィルタカートリッジ1は、上端及び下端が開口された円筒形 状を有し、その中空部1aをタイロッド3に差し込むことによって取り付けられ ている。タイロッド3は、上下方向(フィルタカートリッジ1の軸線方向)に延 び、下端3aが第1シール板4に固定(螺子止め)されている。第1シール板4 は、上方に向けて延びる段付きの中空軸部6を有し、その段部にはフィルタカー トリッジ1の下端面1bに対面する爪部6aが周回りに延びて形成されている。 また中空軸部6の小径部6bはフィルタカートリッジ1の中空部1a内に進入し 、この小径部6bには透孔6cが形成されている。
【0013】 上記タイロッド3は、その自由端(上端)に、軸線方向に延びる先端ロッド8 が螺着されている。先端ロッド8は、その基端部に形成された大径部8aと、上 方に向けて延びる先端部8bと、を有している。大径部8aは、フィルタカート リッジの中空部1aの径に適合する径を有し、また周回りに間隔をおいて切り欠 き部8cが形成されている。他方、先端部8aには径方向外方に向けて延びるピ ン10が取付けられ、ピン10は、ここでは、周回りに180度の間隔をおいて 2本設けられている。
【0014】 図中、符号12は、フィルタカートリッジ1の上端面1c側に取付けられる組 立体で、組立体12は、ハンドル14と、第2シール板16と、圧縮バネ18と 、で概略構成されている。 説明の都合上、先ず第2シール板16について説明すると、第2シール板16 は、上下方向に延びるスリーブ部16aと、スリーブ部16aの延び方向中間部 から径方向外方に向けて延びるフランジ部16bとを有し、フランジ部16bに は、その外周部に下方(フィルタカートリッジ1の上端面1c)に向けて延びる 爪部16cが形成されている。
【0015】 ハンドル14について説明すると、ハンドル14は、第2シール板16の上方 域に位置する操作部14aと、操作部14aの中心部から下方に向けて延びる軸 部14bとで概略構成されている。軸部14bは、スリーブ部16aを貫通して 先端ロッド8まで延び、スリーブ部16aに対して軸線方向に相対変位可能とさ れている。軸部14bには、その上下方向中間部にOリング20が配設され、O リング20によって、軸部14bとスリーブ部16aとの間のシール性が確保さ れている。また、軸部14bの下端部には、Cリング22が嵌め込まれ、このC リング22によって、スリーブ部16aに対する軸部14bの抜け止めが図られ ている。軸部14bには、その下端部にフック24が形成されている。フック2 4は、上記ピン10に対応して、周回り方向に間隔をおいて2つ設けられ、各フ ック24は、全体として周回り方向に延びてピン10を受け入れる開口24aと 、図2にも示すように、下方に向けて延びてピン10を係止する段部24bとで 構成されている。また、軸部14bの下端部には、下方に向けて開口して先端ロ ッド8を受け入れる逃がし孔14cが形成されている。
【0016】 圧縮バネ18は、上記操作部14aとフランジ部16bとの間に配設されてい る。 上記の構成において、フィルタカートリッジ1とタイロッド3との間の位置決 め、つまりタイロッド3の軸線合わせ(センタリング)は大径部8aによって行 われる。また、組立体12によってフィルタカートリッジ1を固定する際には、 ハンドル14(操作部14a)をバネ18の付勢力に抗して押し下げつつ回転さ せて、フック24をピン10に引っ掛けることにより行われる。ハンドル14が フック止めされた状態にあっては、バネ18によって、ハンドル14が上方に付 勢され、これによりフック24とピン10との係合が確実なものとなる。と共に 、フランジ部16bは、バネ18によって下方に付勢され、これによりフランジ 部16bに形成された爪部16cがフィルタカートリッジ1の上端面1cに食い 込んで確実なるシールが確保される。併せて、第1シール板4の爪部6aがフィ ルタカートリッジ1の下端面1bに食い込んで確実なるシールが確保される。
【0017】 一方、フィルタカートリッジ1を交換すべく、フィルタカートリッジ1を取り 外すときには、ハンドル14(操作部14a)をバネ18の付勢力に抗して押し 下げつつ反対方向に回転させて、フック24をピン10から外すことによって行 われる。 尚、図1に示す矢印は、フィルタカートリッジ1を通過する液体の流れを表す ものである。大径部8aよりも上方域でフィルタカートリッジ1の中空部1a内 に入り込んだ液体(浄化後の液体)は、大径部8aの周囲あるいは切り欠き部8 cを通って下方に流れ、透孔6cを通って外部に流出する。
【0018】
【効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、フィルタカートリッジを交 換する際には、ハンドルをバネ力に抗して押し下げつつ回転させることで止め具 の着脱を行うことができるため、フィルタカートリッジの交換作業を容易なもの とすることができる。また、止め具によってフィルタカートリッジを固定した後 には、バネ力によって、フック止めを確実なものとしつつ、シール性を確実なも のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる止め具によってフィルタカート
リッジを固定した状態の縦断面図。
【図2】実施例にかかる止め具のフックとピンとの関係
を明らかにする部分斜視図。
【符号の説明】
1 フィルタカートリッジ 1a 中空部 1b フィルタカートリッジの下端面(一端面) 1c フィルタカートリッジの上端面(他端面) 2 止め具 3 タイロッド 8 先端ロッド(タイロッドの自由端部) 10 ピン 14 ハンドル 14a ハンドルの操作部 14b ハンドルの軸部 16 第2シール板 18 圧縮バネ 24 フック 24b フックの段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した中空のフィルタカートリ
    ッジの一端面に当接して、該一端面をシールするシール
    板と、 基端が前記第1シール板に取付けられ、前記フィルタカ
    ートリッジの中空部を通って該フィルタカートリッジの
    他端部まで延びるタイロッドと、 該タイロッドの自由端に設けられ、径方向外方に向けて
    延びるピンと、 前記フィルタカートリッジの他端面と当接して、該他端
    面をシールする第2シール板と、 該第2シール板に関して、前記フィルタカートリッジの
    他端面とは反対側に配設されたハンドルと、 該ハンドルに設けられ、前記第2シール板を貫通して前
    記タイロッドの自由端まで延び、シール状態を保持しつ
    つ前記第2シール板に対して相対変位可能とされた軸部
    と、 該軸部の先端部に設けられ、前記ピンを受け入れて該ピ
    ンを係止する段部が前記軸部の先端側に向けて形成され
    たフックと、 前記ハンドルと前記第2シール板との間に配設された圧
    縮バネと、 を備えていることを特徴とするフィルタカートリッジ用
    止め具。
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CN112827271A (zh) * 2020-12-29 2021-05-25 四川万方空调净化设备有限公司 过滤器滤芯的安装装置

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