JP3462090B2 - フィルタ装置の表示構造 - Google Patents

フィルタ装置の表示構造

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JP3462090B2
JP3462090B2 JP21561898A JP21561898A JP3462090B2 JP 3462090 B2 JP3462090 B2 JP 3462090B2 JP 21561898 A JP21561898 A JP 21561898A JP 21561898 A JP21561898 A JP 21561898A JP 3462090 B2 JP3462090 B2 JP 3462090B2
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に収容された
濾材すなわちフィルタエレメントにより液体を濾過する
フィルタ装置における表示部の表示構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタ装置には、フィルタエレメント
を交換できるものがあり、その一例(特開平7−251
009号公報)を図8に示す。
【0003】有底円筒状のケース01の内部にカートリッ
ジ式のフィルタエレメントが収容され、ケース01の開口
を蓋部材であるセットプレート03が環状シール材04を介
装して覆蓋し、リング状の締結具であるリングナット05
がケース01の胴部を貫通させてセットプレート03の外周
雄ネジ部に螺合してセットプレート03をケース01に固定
する構造である。
【0004】該フィルタ装置のケース01の胴部外周面
に、説明書きや注意書きまたはマークや記号などの表示
部があり、通常これら表示部はケース01の外周面にグラ
ビア印刷されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フィルタエレメントの
交換その他メンテナンスなどでフィルタ装置を分解する
場合、ケース01にセットプレート03を締結しているリン
グナット05の螺着を解き、ケース01の胴部からリングナ
ット05を抜き取ることがあり、抜き取ったリングナット
05は再びケース01の胴部に嵌装し、セットプレート03に
螺合することになる。
【0006】繰り返しリングナット05がケース01の胴部
を往復すると、リングナット05の内周縁部がケース01の
胴部表面に摺接して印刷された表示部を擦り、損傷を与
える。
【0007】また飛石が当たったりしても表示部を損傷
することになり、かかることが繰り返されると表示の内
容が理解できなくなる。損傷した印刷表示部を消して再
び印刷することは容易ではなく、コストもかかる。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、フィルタ装置のケースに表示
される表示部を簡単な作業で常時見やすく維持できるフ
ィルタ装置の表示構造を安価に供する点にある。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本請求項1記載の発明は、胴部の先
端における開口端を当該胴部より拡径した大径部とした
有底筒状のケースと、このケース内に収容される濾材
と、前記胴部の開口端を覆蓋しつつ前記ケースの内外を
連通する連通孔を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を
備えた蓋部材と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合
する雌ネジ部を有するとともに上記ケースの大径部より
も径を小さくした小径部を有するリングナットとを備え
たフィルタ装置において、前記ケースの開口が蓋部材で
覆蓋され前記リングナットにより締結したフィルタ装置
のケースの胴部表面の表示部が透光性を有する熱収縮性
部材により被覆され、前記螺合したリングナットの小径
部に近接して前記ケースの胴部と前記リングナットの小
径部との間を塞ぐように筒状をした前記熱収縮性部材
が、収縮して前記ケースの胴部を周方向に亘って密着し
被覆したフィルタ装置の表示構造とした
【0014】ケース部材とリングナットの小径部との間
を塞ぐように熱収縮性部材がケース部材の胴部に被覆さ
れるので、異物や塵埃などの侵入を防止することが可能
である。
【0015】そして表示部が見えにくくなったときに
は、熱収縮性部材を剥がして新たな熱収縮性部材により
被覆して簡単な交換作業により、低コストで常に表示部
の表示を見やすい状態にすることができる。また外部か
らの傷害のほかメンテナンスなどのリングナットの着脱
時の損傷に対して熱収縮性部材が表示部を保護すること
ができる。
【0016】請求項4記載の発明は、胴部の先端におけ
る開口端を当該胴部より拡径した大径部とした有底筒状
のケースと、このケース内に収容される濾材と、前記胴
部の開口端を覆蓋しつつ前記ケースの内外を連通する連
通孔を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部
材と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合する雌ネジ
部を有するとともに上記ケースの大径部よりも径を小さ
くした小径部を有するリングナットとを備えたフィルタ
装置において、前記ケースの開口が蓋部材で覆蓋され前
リングナットにより締結したフィルタ装置のケースの
胴部表面の表示部が透光性を有する熱収縮性部材により
被覆され、筒状をした前記熱収縮性部材は、収縮して
記ケースの胴部から前記リングナットの外周部にかけて
周方向に亘って密着して被覆したフィルタ装置の表示構
造である。
【0017】ケース部材の胴部からリングナットの外周
部にかけて周方向に亘って被覆したので、ケース部材と
リングナットとの間の空隙を熱収縮性部材が覆い異物や
塵埃および水などの侵入を完全に防止することができ
る。
【0018】また表示部が見えにくくなったときには、
熱収縮性部材を剥がして新たな熱収縮性部材により被覆
して簡単な交換作業により、低コストで常に表示部の表
示を見やすい状態にすることができる。さらに外部から
の傷害のほかメンテナンスなどのリングナットの着脱時
の損傷に対して熱収縮性部材が表示部を保護することが
できる。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図4に図示し説明する。図1は本実施
の形態に係る自動車用エレメント交換型のオイルフィル
タ装置1の側面図であり、図2は同断面図であり、図3
はその一部分解断面図、図4は分解斜視図である。
【0022】有底円筒状のケース10の内部にカートリッ
ジ式のフィルタエレメント20が収容され、ケース10の開
口を蓋部材としてのセットプレート30が弾性シール材で
あるOリング18を介装して覆蓋し、リング状の締結具で
あるリングナット50がセットプレート30をケース10に固
定する構造である。
【0023】ケース10は、その胴部11の一端部を底部12
が塞ぎ、他方の開口端は胴部11よりも僅かに拡径して大
径部14を形成しており、胴部11から大径部14にかけて段
部13を有し周壁の断面はクランク状となっている。
【0024】該大径部14の端縁は、外側に曲げられて湾
曲しており、同湾曲部14aから図4に示すように等間隔
に4箇所係合突起部15が開口方向に突出している。なお
胴部11の上部(底部12の周縁部分)の外周面は複数の平
面で多角形面11aが形成されている。
【0025】ケース10の内側には、図2および図3に示
すように、底部12の内面に中心の基部より斜め放射状に
延出した板バネ16が嵌挿される。板バネ16には支持アー
ム16aがやはり放射状に延出していて、同支持アーム16
aはケース10の底部12から胴部11にかけて内面に沿って
撓みながら弾性力で板バネ16を保持することができる。
【0026】交換可能なカートリッジ式のフィルタエレ
メント20は、濾紙をコルゲート状に折り曲げ全体を円筒
状に形成したフィルタ21の上端面にエレメントプレート
22を当てがうとともに内周面を多数の孔の設けられたホ
ルダープレート24で覆いかつフィルタ21を保持している
(図4参照)。
【0027】円筒状のホルダープレート24の上端開口は
リリースバルブ25で閉塞される。ホルダープレート24の
下側はフランジ23が形成され、内周縁が波状に屈曲しな
がら内側へ延出して開口部23aを形成しており、同開口
部23aは若干下方へ突出している。
【0028】一方セットプレート30は、図3および図4
に図示するように概ね中空の円盤状をなし、周縁部31よ
り内側に内周壁32が形成され、内周壁32の下部からさら
に内側に水平底部33aを経て上方へ緩やかに傾斜したテ
ーパ部33が形成され、テーパ部33の内周に円筒状の流出
口34が形成されている。
【0029】セットプレート30の外径はケース10の大径
部14の径より僅かに大きく周縁部31の外周面には雄ネジ
35が刻設されている。そして雄ネジ35が刻設された外周
面の互いに等間隔に離れた4箇所に前記ケース10の係合
突起部15が挿入可能な切欠き36が形成されている。
【0030】セットプレート30のテーパ部33には、中心
より等しい距離に8個の流入口37が等しい間隔で穿設さ
れている。円筒状の流出口34は、テーパ部33より上方へ
突出しており、その外径はフィルタエレメント20の下側
のフランジ23のガイド部23aの内径と略等しく、内周面
には雌ネジ38が刻設されている。
【0031】この突出した流出口34の外周に図2に示す
ようにゴム材のバルブ40が嵌合保持され、同バルブ40
は、流出口34への嵌合部40aからテーパ部33に沿って遠
心方向に展開しており、同展開部40bが流入口37を上方
より塞いでいる。
【0032】すなわち流入口37からのオイルの流入は展
開部40bの変形で可能であるが、その反対の流れは阻止
する一方向バルブを構成している。なおバルブ40の嵌合
部40aには前記ホルダープレート24の下側フランジ23の
ガイド部23aを受ける凹部40cが形成されている。セッ
トプレート30の水平底部33aの下面に沿って円環状のシ
ール部材42が嵌着されている。
【0033】リングナット50は、大径の偏平円筒部51の
一端に段部52を経て縮径した偏平多角形筒部53が形成さ
れている。このようにリングナット50は、多角形筒部53
に回転工具を係合して回転させることができ、別途工具
係合用の突起等を有しない簡単な形状であり、プレス加
工により容易に製造できる。
【0034】円筒部51の内径はケース10の大径部14の外
径より僅かに大きく、多角形筒部53の内接円の直径はケ
ース10の胴部11の外径に略等しく胴部11を貫通可能であ
るが大径部14を貫通させることはできない。円筒部51の
内周面には、セットプレート30の外周に設けられた雄ネ
ジ35に螺合する雌ネジ54が形成されている。
【0035】以上の構成からなるオイルフィルタ装置1
の組付方法を次に説明するが、この組付けの前に予めケ
ース10の胴部11の一部に表示部である長方形のコーショ
ンラベル60を貼付して樹脂製の熱収縮性部材65で被覆し
ておく。
【0036】熱収縮性部材65は、例えば塩化ビニール,
ポリエチレン,ポリエステル等の加熱することにより収
縮する透明な、すなわち透光性を有する樹脂からなり、
ケース10の胴部11より幾らか外径が大きく軸方向に胴部
11より短い円筒状に成形されるとともに、軸方向に指向
して破線状に切れ目が入った切り取り目66が2本平行に
形成され、両切り取り目66,66間を軸方向に若干延長し
て取り外し用タブ67を有している。
【0037】かかる円筒状をした熱収縮性部材65をケー
ス10のコーションラベル60を貼付された胴部11の所定軸
方向位置に被せ、熱を加えて収縮させると、熱収縮性部
材65は縮径してケース外面に密着され、図3に示すよう
にケース10の胴部に上部の多角形面11aと下部の大径部
14との間で周方向に亘って密着して表面を覆う。
【0038】コーションラベル60は、熱収縮性部材65に
よりケース10の胴部11に押さえ付けられ、表面を保護さ
れる。熱収縮性部材65は透明で、コーションラベル60の
表示は透かして見ることができる。
【0039】このように熱収縮性部材65により胴部表面
を被覆されたケース10を用いて以下のように組付けが行
われる。まずケース10の内部に板バネ16を挿入して底部
12に支持アーム16aを撓めて所定位置に保持させ、そし
てフィルタエレメント20をケース10内にリリースバルブ
25側を先にして挿入するとエレメントプレート22が板バ
ネ16の先端に当接して板バネ16を弾性変形し、フィルタ
エレメント20を取出し方向に付勢することになる。
【0040】一方セットプレート30の流出口34にバルブ
40を嵌合させるとともに、内周壁32の外周の周縁部31に
Oリング18を嵌めておく。ケース10の開口を該セットプ
レート30で覆蓋するときに、セットプレート30の内周壁
32の外周に嵌合されたOリング18の外径が、ケース10の
大径部14の内径より幾らか大きいため、Oリング18を内
周壁32と大径部14との間で径方向に圧縮変形して組付け
ることになる。
【0041】そしてセットプレート30の周縁部31に形成
された4箇所の切欠き36をケース10の大径部14の4個の
係合突起部15に位置合わせし、切欠き36に係合突起部15
が入り込むようにすることで径方向の位置合わせをする
ことができる。セットプレート30の中央に突出した流出
口34が、フィルタエレメント20のフランジ23の開口部23
aに挿入される。
【0042】流出口34が開口部23aに挿入されてバルブ
40の流出口34に沿った凹部40cに開口部23aが嵌合する
と、フィルタエレメント20はケース10内に板バネ16に抗
して押し込まれていき、次いでセットプレート30の切欠
き36にケース10の係合突起部14が入り込む。
【0043】前記Oリング18による径方向のシールによ
りケース10とセットプレート30とで囲まれた空間を外部
から画成し、またフィルタエレメント20の下側のフラン
ジ23の開口部23aがバルブ40の凹部40cに嵌合しセット
プレート30のテーパ部33との間でバルブ40の基端嵌合部
40aを挟着して流入口37に通ずるフィルタ21の外側と流
出口34に通ずるフィルタ21の内側とを遮断する。
【0044】次にリングナット50をケース10にその底部
12側から嵌挿すると、大径部13の外側に被せられ、円筒
部51内周の雌ネジ54をセットプレート30側の雄ネジ35に
合わせ、ケース10を固定支持してリングナット50を回転
させて雌ネジ54と雄ネジ35を螺合していく。
【0045】ケース10が固定されると係合突起部14と切
欠き36との係合によりセットプレート30も一体に固定さ
れるので、リングナット50の回転に対してもセットプレ
ート30は空回りすることなく固定され螺合が円滑に行わ
れる。
【0046】セットプレート30の雄ネジ35とリングナッ
ト50の雌ネジ54の螺合によりセットプレート30はリング
ナット50内に螺入していき、一方でケース10は、その段
部13がリングナット50の段部52に当接して軸方向の動き
を押えられているので、セットプレート30はフィルタエ
レメント20をケース10内に押し込むようにしてリングナ
ット50に螺合する。
【0047】したがってバルブ40の嵌合部40aの挟圧は
強くなりフィルタ21の外側と内側との遮断を確実にし、
またこの係合状態においてセットプレート30の内周壁32
外側に嵌合されたOリング18は、セットプレート30の周
縁部31とケース10の段部13とに挟まれて軸方向の押圧を
受ける。
【0048】そこでOリング18は軸方向の圧縮により径
方向に膨張しようとし、内周壁32と大径部14との間を径
方向に一応シールしているOリング18の径方向の挟圧力
を増しシール性をより一層確実にすることができる。
【0049】リングナット50がセットプレート30に十分
に螺合した状態を図2は示しており、このとき熱収縮性
部材65は、ケース10の胴部11の外周面とリングナットの
多角形部53の内周面との間の空隙に若干入り込んでお
り、したがってこの空隙を塞ぐ形となり、異物や塵埃が
リングナット50内に侵入を防止することができる。
【0050】こうして組付けられたオイルフィルタ装置
1は、自動車のエンジンに取付けられる。エンジン側の
取付面からは筒状の雄ネジが突出しており、セットプレ
ート30における流出口34の内周の雌ネジ38を螺合させ
る。このときケース10を回転させればセットプレート30
は一体に回転して容易に螺合させることができる。
【0051】熱収縮性部材65によりコーションラベル60
の表面は被覆されているので、飛石やその他の外部から
の傷害に対してコーションラベル60の表示は保護され、
表示を見やすい状態に維持することができる。なお熱収
縮性部材65は、コーションラベル60ばかりでなくケース
10の胴部11のその他の表面も当然に保護している。
【0052】メンテナンスやフィルタエレメントの交換
の際は、ケース10を逆回転してエンジン側取付部からオ
イルフィルタ1を取り外し、リングナット50を多角形筒
部53に回転工具を係合させて回転させセットプレート30
との螺合を解けば、図3に示すように分解することがで
き、そのときリングナット50をケース10の胴部11から抜
き取る際にも胴部11を傷つけることがあるが、熱収縮性
部材65によりコーションラベル60は保護される。
【0053】コーションラベル60の表示が見えにくくな
る程外部からの傷害が繰り返されたり、傷がコーション
ラベル60に達する程深い場合には、熱収縮性部材65の取
り外し用タブ67を掴んで引っ張ることにより平行な2本
の切り取り目66,66に沿って熱収縮性部材65が切り裂か
れて簡単に剥がすことができ、新しいコーションラベル
60に取り替えて新たに熱収縮性部材65で容易に被覆する
ことができる。
【0054】コーションラベル60に表示されているの
で、コーションラベル60を交換すれば簡単に新しい表示
にすることができ、ケース10の胴部に印刷されている場
合より作業が簡単である。
【0055】なおケース10の胴部に表示が印刷されてい
る場合でも、熱収縮性部材によりその表示は外部からの
傷害から保護することができる。また熱収縮性部材の裏
面あるいは表面等に表示部が設けられている場合は、熱
収縮性部材の交換により表示部も同時に新たな表示に交
換されることになり、交換作業が益々簡単になる。
【0056】表示部の表示は印刷でもラベル等の貼付け
等でもよい。なお熱収縮性部材の表面に表示部を設ける
場合は、熱収縮性部材は透光性を有していなくともよ
い。
【0057】以上の実施の形態では、予め熱収縮性部材
65をコーションラベル60を挟んで被覆したケース10を組
付けていたが、フィルタ装置1の組付け後に熱収縮性部
材65を被覆してもよく、その際は熱収縮性部材65の下端
縁をできるだけリングナット50に近接して被覆し、でき
るだけケース10の胴部11とリングナット50の多角形部53
との間の空隙を塞ぐようにし、異物や塵埃がリングナッ
ト50内に侵入するのを防止する。
【0058】また以上の実施の形態ではコーションラベ
ル60をケース10の円筒胴部11に配設し、熱収縮性部材65
を同円筒胴部11にのみ被覆していたが、図5に示すよう
にコーションラベル70を胴部11の多角形面11aに配設
し、熱収縮性部材75を多角形面11aまで延出して被覆し
てもよい。
【0059】コーションラベル70はケース10の多角形面
11aに沿って角部で折れて圧着されるので、コーション
ラベル70が周方向に廻ってしまうを確実に防止すること
ができる。
【0060】次にさらに別の実施の形態について図6お
よび図7に示し説明する。フィルタ装置自体は、前記実
施の形態と同じ構造であるので、各部材の符号は同じ符
号を用いる。そして本実施の形態では、コーションラベ
ル80をケース10の円筒胴部11に配設し、熱収縮性部材85
がその上を被覆するとともに、胴部11からリングナット
50の多角形部53の外周にかけて被覆している。
【0061】したがってフィルタ装置1の組付け後に、
熱収縮性部材85の被覆作業が行われる。熱収縮性部材85
は、ケース10の円筒胴部11の外周面からリングナット50
の多角形部53の外周面にかけて被覆しているので、ケー
ス10の胴部11とリングナット50の多角形部53との間の空
隙を完全に塞ぐことができ、異物や塵埃その他水などが
リングナット50内に侵入するのを確実に防止できる。
【0062】なお同熱収縮性部材85も軸方向に上端縁か
ら下端縁まで2本の切り取り目86,86が形成され、取り
外し用タブ87を若干延出させた構造としており、熱収縮
性部材85の取り外しを容易にしている。
【0063】本実施の形態の場合、フィルタエレメント
の交換やメンテナンス時には熱収縮性部材85を必ず剥が
さなけれならず、その際に上記のように熱収縮性部材85
の取り外しが容易で作業を速やかに遂行できる。
【0064】同実施の形態の熱収縮性部材85をさらに上
方へ多角形面11aまで延出してもよく、またさらに下方
へリングナット50の円筒部51まで延出してもよく、外部
からの傷害から保護できるフィルタ装置1の表面積を多
くすることができる。
【0065】なお熱収縮性部材自体が、表示部を備えて
いてもよく、熱収縮性部材における表示部の場所は、熱
収縮性部材の表面,裏面,内部があり、特に裏面または
内部に表示部が設けられる熱収縮性部材は透光性を有す
る必要がある。
【0066】熱収縮性部材の表面が傷つき表示部が見え
にくくなったときは、表示部を備えた新たな熱収縮性部
材に交換すれば、常に表示を見やすい状態とすることが
でき、熱収縮性部材を交換するだけでよいので作業が益
々簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るオイルフィルタ装
置の側面図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同一部分解断面図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】別の実施の形態に係るフィルタ装置の側面図で
ある。
【図6】また別の実施の形態に係るフィルタ装置の側面
図である。
【図7】同断面図である。
【図8】従来のオイルフィルタ装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…オイルフィルタ装置、10…ケース、11…胴部、12…
底部、13…段部、14…大径部、15…係合突起部、16…板
バネ、17…ガイド部材、18…Oリング、20…フィルタエ
レメント、21…フィルタ、22…エレメントプレート、23
…フランジ、24…ホルダープレート、25…リリースバル
ブ、30…セットプレート、31…周縁部、32…内周壁、33
…テーパ部、34…流出口、35…雄ネジ、36…切欠き、37
…流入口、38…雌ネジ、40…バルブ、50…リングナッ
ト、51…円筒部、52…段部、53…多角形筒部、54…雌ネ
ジ、60…コーションラベル、65…熱収縮性部材、66…切
り取り目、67…取り外し用タブ、70…コーションラベ
ル、75…熱収縮性部材、80…コーションラベル、85…熱
収縮性部材、86…切り取り目、87…取り外し用タブ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の先端における開口端を当該胴部よ
    り拡径した大径部とした有底筒状のケースと、このケー
    ス内に収容される濾材と、前記胴部の開口端を覆蓋しつ
    つ前記ケースの内外を連通する連通孔を備えるとともに
    外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部材と、内周面にこの蓋
    部材の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を有するとともに上
    記ケースの大径部よりも径を小さくした小径部を有する
    リングナットとを備えたフィルタ装置において、 前記ケースの開口が蓋部材で覆蓋され前記リングナット
    により締結したフィルタ装置のケースの胴部表面の表示
    部が透光性を有する熱収縮性部材により被覆され、 前記螺合したリングナットの小径部に近接して前記ケー
    スの胴部と前記リングナットの小径部との間を塞ぐよう
    筒状をした前記熱収縮性部材が、収縮して前記ケース
    の胴部を周方向に亘って密着して被覆したことを特徴と
    するフィルタ装置の表示構造。
  2. 【請求項2】 前記熱収縮性部材は、前記ケースの胴部
    の外周面と前記リングナットの小径部の内周面との間の
    空隙に入り込んでいることを特徴とする請求項1記載の
    フィルタ装置の表示構造。
  3. 【請求項3】 前記ケースの胴部外周面に多角形面が形
    成され、 前記多角形面に表示部材が配設され、 前記多角形面まで前記熱収縮性部材により被覆されたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のフィルタ
    装置の表示構造。
  4. 【請求項4】 胴部の先端における開口端を当該胴部よ
    り拡径した大径部とした有底筒状のケースと、このケー
    ス内に収容される濾材と、前記胴部の開口端を覆蓋しつ
    つ前記ケースの内外を連通する連通孔を備えるとともに
    外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部材と、内周面にこの蓋
    部材の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を有するとともに上
    記ケースの大径部よりも径を小さくした小径部を有する
    リングナットとを備えたフィルタ装置において、 前記ケースの開口が蓋部材で覆蓋され前記リングナット
    により締結したフィルタ装置のケースの胴部表面の表示
    部が透光性を有する熱収縮性部材により被覆され、筒状をした 前記熱収縮性部材は、収縮して前記ケースの
    胴部から前記リングナットの外周部にかけて周方向に亘
    って密着して被覆したことを特徴とするフィルタ装置の
    表示構造。
  5. 【請求項5】 前記熱収縮性部材は、前記ケースの胴部
    から前記リングナットの小径部の外周面にかけて被覆し
    ていることを特徴とする請求項4記載のフィルタ装置の
    表示構造。
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