JPH06340524A - 医療用薬剤貼着シートおよびその製造法 - Google Patents

医療用薬剤貼着シートおよびその製造法

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JPH06340524A
JPH06340524A JP14842193A JP14842193A JPH06340524A JP H06340524 A JPH06340524 A JP H06340524A JP 14842193 A JP14842193 A JP 14842193A JP 14842193 A JP14842193 A JP 14842193A JP H06340524 A JPH06340524 A JP H06340524A
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JP
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medical
drug
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JP14842193A
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Shirota Miyaki
市郎太 宮木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤やハップ剤を外用薬として皮膚に貼着し
て用いる場合、薬剤やハップ剤を積層した基布を、何等
手を加えることなく皮膚に貼り付け安定させることがで
きる薬剤貼着シートを得ようとするものである。 【構成】 同一基布7上に薬剤層9を設け、その周縁に
粘着剤層8を両者が重なり合わないよう形成することに
より、簡単な構成の薬剤貼着シート10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経皮投与製剤やハップ剤
を皮膚に貼り付けて治療に用いるシート及びその製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薬剤やハップ剤を外用薬として皮膚に貼
着して用いる場合、薬剤やハップ剤を積層した基布を皮
膚に貼り付け安定させる必要がある。このため、薬剤を
塗布してある基布を上面から絆創膏などで皮膚に押さえ
付け接着するようにしている。
【0003】また、薬剤層部分と粘着剤層部分とを一体
に形成して、使用の便を図ろうとする場合、図6に示す
ように、粘着剤層1を形成した粘着剤基布2上に、粘着
剤基布周縁部分が残る程度の大きさの、薬剤3を塗布し
た薬剤基布4を載置固着し、その上全面を剥離紙5で被
覆することにより貼着シートを構成し、使用に際して
は、剥離紙5を剥がして薬剤3周辺部分に残っている粘
着剤部分6により、薬剤貼着シートを皮膚に貼り付け固
定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、薬剤層
部分と粘着剤層部分とを一体に形成して、使用の便を図
ろうとする場合、薬剤を塗布した基布と粘着剤を塗布し
た基布とを別々に作成した後これを一体化し、その上に
剥離紙で被覆するようにしているが、このような構成で
は作成に手数と費用がかかる欠点がある。
【0005】本発明は同一基布上に薬剤層を設け、その
周縁に粘着剤層を両者が重なり合わないよう形成するこ
とにより、簡単な構成の薬剤貼着シートを得ようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、下記のように構成されている。
【0007】(1) 同一基布上に医療用薬剤層とその
周縁を囲む粘着剤層を接合しないよう配置するととも
に、上全面を剥離紙で被覆構成してなる医療用薬剤貼着
シート。 (2) 隣接する粘着剤層と医療用薬剤層との間に、両
者を分離する間隙部分を形成してなる(1)記載の医療
用薬剤貼着シート。 (3) 互いに間隔をおいて医療用薬剤層を貼着してな
る剥離紙と、前記医療用薬剤層の間隙部分に対応した形
で粘着剤層を貼着してなる基布とを、前記医療用薬剤と
粘着剤が互いに重なり合わないよう貼り合せ一体化して
なる医療用薬剤貼着シート。 (4) 剥離紙上に医療用薬剤層を互いに間隔をおいて
載置貼着するとともに、基布上に前記医療用薬剤層の間
隙位置関係に対応して粘着剤層を付着形成せしめ、前記
基布と剥離紙とを、医療用薬剤層と粘着剤層とが重り合
わないよう位置合せを行いつつ一体化せしめるようにし
た医療用薬剤貼着シートの製造法。
【0008】
【作用】本発明によれば、一枚の基布上に、中央に薬剤
部分、その周縁部分に粘着剤部分を重なり合わないよう
配置構成してあるので、使用に当って単に全体を被覆し
ている剥離紙を剥がし、これを皮膚に貼り付けるように
すれば、周縁の粘着剤部分で皮膚に接着し、その中央部
分にある薬剤が確実に皮膚に接するようになるので、薬
剤の皮膚への浸透が良好に行われる。
【0009】また、薬剤貼着シート作成に際し、剥離紙
と基布とにそれぞれ薬剤と粘着剤を別々に貼着した後、
両者を相対面して重ねあわせることにより簡単に製造す
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は一枚の単位として形成された薬剤貼着
シートの構成を示す断面図、図2は図1の平面図、図3
は多数の薬剤貼着シートを連続して形成してなる平面
図、図4は図3に示すような連続した薬剤貼着シートを
製造する工程を示す説明図、図5はその途中工程の接合
前の縦断面図、である。
【0011】図1および図2に示すように、本発明によ
る薬剤貼着シートにおいては、基布7の周縁に粘着剤層
8、中央部分に医療用薬剤層9を互いに混合することが
ないよう形成するとともに、全体にわたって剥離紙5を
被覆して薬剤貼着シート10を形成している。なお、符号
11は薬剤層9と粘着剤層8とが混じることがないように
するために設けた間隙である。
【0012】このような薬剤貼着シート10の製作に当た
っては、図3に平面図として示すように、多数の薬剤貼
着シートを連続的に並べるようにしている。即ち、不織
布又はフイルムよりなる連続基布12上に薬剤塗布部分13
を残して粘着剤塗布部分14を形成した後、その空白部分
となっている薬剤塗布部分13に薬剤を塗着し、その後帯
状剥離紙15で被覆している。
【0013】粘着剤、薬剤の基布への塗着手段として
は、その層厚が薄いものでは印刷技術や糊付技術を利用
し、層厚の厚いものではエンボス成型ロール、成型シー
ト、金型を用いた転写方式、または、塗布口よりの押出
し塗布方式を用いる。このようにして、中央部に薬剤層
9と、その周縁部に粘着剤層8を同一基布7上に形成し
た後、全表面にわたって帯状剥離紙15で被覆し、これを
個別に切断して個々の薬剤貼着シート10を得ることがで
きる。
【0014】図4は、互いに間隔をおいて医療用薬剤層
を貼着してなる帯状剥離紙15と、前記医療用薬剤層の間
隔部分に対応した形で粘着剤層を貼着してなる帯状基布
12とを、前記医療用薬剤と粘着剤が互いに重なり合わな
いよう貼り合せ一体化して、剥離紙15の薬剤層周縁に基
布12上の粘着剤層を互いに混合することがないよう間隙
をおいて形成するようにした製造装置の概略説明図であ
る。
【0015】勿論、基布上に薬剤を貼着し、剥離紙上に
粘着剤を貼着して両者を貼り合せ、使用に際しての剥離
紙の剥離の時、剥離紙に貼着した粘着剤層が基布側に転
位付着するようにしてもよいものである。
【0016】次に、図4について説明する。供給ロール
(図示省略)より供給される帯状剥離紙15は、その上面
に薬剤18を薬剤貼着装置19により貼着される。また、薬
剤貼着装置19の上側には、同じように、供給ロール(図
示省略)より供給される帯状基布12下面に粘着剤16を塗
布する粘着剤塗布装置17が設けられており、基布の粘着
剤の塗布された面と、剥離紙の薬剤を貼着された面とが
対面するようにされてある。その塗布貼着条件として
は、基布の粘着剤を塗布された部分と、剥離紙の薬剤を
貼着された部分とが、図5に断面図として示すように、
重なり合うことなく互いにその空間として開けられた部
分に対面位置するように設定する。
【0017】薬剤18を剥離紙15表面に貼着する装置とし
て、薬剤貼着部分を凹部に形成したロールを用いる方法
が図示されているが、塗布口よりの押出し塗布方式など
適宜別の薬剤貼着方法を用いてもよい。
【0018】粘着剤を塗布された基布12、薬剤を貼着さ
れた剥離紙15は、それぞれ適宜ガイドロール20により案
内され、適宜トンボ合せにより薬剤と粘着剤との位置合
せが行われた後、圧接装置21により一体化され、それに
続く切断装置22で個々の薬剤貼着シートに切断され、コ
ンベヤ23で排出される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、一枚の基布の上に医療
用薬剤と粘着剤とを混じり合わないよう配置し、その上
を剥離しにより被覆するようにしたので、簡単な構成で
剥離紙を剥ぐだけで皮膚に付着保持できる貼付剤シート
が得られることになる。また、その製造にあたり、基
布、剥離紙上に、別々に相対配置を勘案した上で薬剤、
粘着剤を塗布・貼着し、両者を貼り合せることにより薬
剤貼着シートを製造するようにしたので、製造を簡単に
行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一枚の単位として形成された薬剤貼着シートの
構成を示す断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】多数の薬剤貼着シートを連続して形成してなる
平面図である。
【図4】図3に示すような連続した薬剤貼着シートを製
造する工程を示す説明図である。
【図5】図4の途中工程の接合前の縦断面図である。
【図6】薬剤貼着シートの従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
5 剥離紙 7 基布 8 粘着剤層 9 薬剤層 10 薬剤貼着シート 11 間隙 12 帯状基布 13 薬剤塗布部分 14 粘着剤部分 15 帯状剥離紙 17 粘着剤塗布装置 19 薬剤塗布装置 20 ガイドロール 21 圧接装置 22 切断装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】薬剤やハップ剤を外用薬として皮膚に貼
着して用いる場合、薬剤やハップ剤を積層した基布を皮
膚に貼り付け安定させる必要がある。このため、薬剤を
塗布してある基布(布、不織布、プラスチックシート、
プラスチックフイルムよりなる連続基布などが従来より
用いられている)を上面から絆創膏などで皮膚に押さえ
付け接着するようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 また、薬剤層部分と粘着剤層部分とを一
体に形成して、使用の便を図ろうとする場合、図6に示
すように、粘着剤層1を形成した粘着剤基布2上に、粘
着剤基布周縁部分が残る程度の大きさの、薬剤3を塗布
した薬剤基布4を載置固着し、その上全面を剥離紙5
(紙、プラスチックフイルムなどが従来より用いられて
いる)で被覆することにより貼着シートを構成し、使用
に際しては、剥離紙5を剥がして薬剤3周辺部分に残っ
ている粘着剤部分6により、薬剤貼着シートを皮膚に貼
り付け固定するようにしている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基布上に、医療用薬剤層とその周縁
    を囲む粘着剤層を接合しないよう配置するとともに、上
    全面を剥離紙で被覆構成してなる医療用薬剤貼着シー
    ト。
  2. 【請求項2】 隣接する粘着剤層と医療用薬剤層との間
    に、両者を分離する間隙部分を形成してなる請求項1記
    載の医療用薬剤貼着シート。
  3. 【請求項3】 互いに間隔をおいて医療用薬剤層を貼着
    してなる剥離紙と、前記医療用薬剤層の間隙部分に対応
    した形で粘着剤層を貼着してなる基布とを、前記医療用
    薬剤と粘着剤が互いに重なり合わないよう貼り合せ一体
    化してなる医療用薬剤貼着シート。
  4. 【請求項4】 剥離紙上に医療用薬剤層を互いに間隔を
    おいて載置貼着するとともに、基布上に前記医療用薬剤
    層の間隙位置関係に対応して粘着剤層を付着形成せし
    め、前記基布と剥離紙とを、医療用薬剤層と粘着剤層と
    が重り合わないよう位置合せを行いつつ一体化せしめる
    ようにした医療用薬剤貼着シートの製造法。
JP14842193A 1993-05-28 1993-05-28 医療用薬剤貼着シートおよびその製造法 Pending JPH06340524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020203421A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 日本バイリーン株式会社 積層体、および、当該積層体を備えた貼付剤

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160717A (en) * 1979-06-01 1980-12-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd Preparation of application

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