JPH0634048A - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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Publication number
JPH0634048A
JPH0634048A JP20712192A JP20712192A JPH0634048A JP H0634048 A JPH0634048 A JP H0634048A JP 20712192 A JP20712192 A JP 20712192A JP 20712192 A JP20712192 A JP 20712192A JP H0634048 A JPH0634048 A JP H0634048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
sheet
punched
tip
chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP20712192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Ashizawa
正明 芦澤
Shuji Ito
修二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichias Corp filed Critical Nichias Corp
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Publication of JPH0634048A publication Critical patent/JPH0634048A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状ガスケット素材から打ち抜いてリン
グ状のガスケットを作製する際に発生する中抜き材の無
駄をなくし、材料歩留まりのよいガスケットを提供す
る。 【構成】 シート状ガスケット素材から、同形の円弧形
にした凸部1と凹部2を有する連結チップAを打ち抜
き、この連結チップAをその凹凸部2,1の嵌め合いに
より、リング状のガスケット構成とする。 【効果】 上記構成によれば、同じ大きさ(300×3
00mm)のシート状ガスケット素材から外径100mm、
内径60mmのリング状ガスケットは9個しか打ち抜けな
いが、前記連結チップに打ち抜いた場合には、16個の
ガスケットが得られる。したがって材料歩留まりを大幅
に向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスケットに係るもの
で、主としてリング状または枠状のガスケットに適用し
て効果のあるガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管継手や自動車のシリンダヘッド
等に使用されるリング状または枠状のガスケットを作る
には、まず、選択された材料よりシート状のガスケット
素材(例えば、ジョイントシート、ゴムシート、布入り
ゴムシート、黒鉛シート、スチールシート)を製造し、
一方、目的の形状のガスケット打ち抜き型を作製し、こ
の型を使用して前記シート状ガスケット素材から打ち抜
き加工を行ない、所望のガスケットを得る方法がとられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにシート状
ガスケット素材から打ち抜き加工を行なって作製するガ
スケットでは、中抜き部材が無駄になってしまうので、
材料の歩留りが極めて悪い。また、所望するガスケット
の形状が異なると、それに合わせた打ち抜き型をその都
度作製しなければならない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記問題を解消するためにな
されたものであって、シート状ガスケット素材の歩留り
の大幅な向上が可能であり、しかもガスケットの形状に
合わせて打ち抜き型を作製する必要のないガスケットを
提供することを主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、凹部と凸部を
有し、その凹凸部の嵌め合いにより無端状に連結可能と
した連結チップから構成されるガスケットを要旨として
いる。
【0006】
【作用】上記構成によれば、例えば、チップの凹部・凸
部をほぼ同径の円弧形とすることにより、チップの凹凸
部の嵌め合いにより、リング状のガスケットが容易に得
られる。図1〜図3に、本発明の一実施例を示す。
【0007】
【実施例】図1〜図3に、本発明の一実施例を示す。同
図において、Aはシート状のガスケット素材から打ち抜
かれたチップである。このチップAは、一端に凸部1を
有し、他端に凹部2を有し、その凹凸部1,2はほぼ同
径の円弧形とされ、かつ、凹部2を形成している左右の
突出部分2a,2bは、一方が長く、他方が短い関係に
なっている。
【0008】上記構成のチップAの使用によれば、図3
に示すように、チップAをその凹凸部2,1で嵌め合わ
せることにより、リング状のガスケットが形成される。
チップAにおける凹部2を形状する突出部分2a,2b
を長短にしてあれば、チップをリング状に嵌め合わせる
際のチップ連結角度の自由性が得られる。
【0009】前記連結用チップAを打ち抜いて作製する
ためのシート状ガスケット素材としては、ゴムシート、
布入りゴムシート、ジョイントシート、ゴム・コルクシ
ート、四フッ化エチレン樹脂シート、ミルボード、スチ
ールベスト、黒鉛シートおよびこれらの複合シート等が
用いられる。
【0010】前記シート状ガスケット素材は、面圧30
0kfg/cm2での圧縮変形率が2%〜80%、望ましくは
10%〜50%程度がよい。圧縮変形率が小さいと、フ
ランジ等に組み込んだ際のチップの連結部(凹凸部の嵌
め合い部)の隙間が変形によって埋まらず、流体漏れの
原因となる。また、圧縮変形率が大きすぎると、材料の
フローの原因となる。
【0011】また、チップの厚さ(シート状ガスケット
の厚さ)は0.5mm〜4.0mm、望ましくは1.0mm〜
3.0mm程度がよい。厚さが薄いと変形が起きずらくな
り、連結部より流体漏れの原因となる。また、厚すぎる
と、材料のフローの原因となる。チップの幅は15mm以
上であればよい。
【0012】図4に、前記チップAを枠状に連結した例
を示す。
【0013】図5は、他の実施例による連結チップA’
であって、このチップA’は、前記チップAに締付けボ
ルト用の挿通孔3を設けたものである。
【0014】図6に、前記チップA,A’を用いてリン
グ状ガスケットを構成した例を示す。この場合、ボルト
挿通孔3を有するチップA’に圧縮性の高い材料を用い
ることにより、チップAとの間の段差を吸収することが
できる。
【0015】また、連結チップA,A’には、片面に粘
着剤を塗布してもよい。例えば、フランジにてシールを
行なう場合、連結チップを一方のフランジに粘着剤でチ
ップを貼ることができれば、連結チップの脱落がなくな
り、作業性の向上に役立つばかりでなく、シール性の向
上も図れる。粘着剤(または接着剤)としては、エポキ
シ樹脂系、ユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール
樹脂系、酢酸ビニル系、シアノアクリレート系、ウレタ
ン系、合成ゴム系、アクリル樹脂系等が挙げられる。次
に本発明の実施例を比較例と共に下記に示す。
【0016】実施例1 300×300mmの大きさのジョイントシート(厚さ3
mm)から、図1に示した大きさの連結チップを最大21
0個打ち抜き、この連結チップを図3に示すように、1
3個連結することで、外径100mm、内径60mmのリン
グ状のガスケットが16個得られた。使用した前記ジョ
イントシートの面圧300kgf/cm2での圧縮変形率は8
0%であった。
【0017】比較例1 実施例1と同じ大きさのジョイントシートから、外径1
00mm、内径60mmのリング状ガスケットを打ち抜いた
場合、9個しか得られなかった。
【0018】実施例2 厚さ1.0mmの片面に両面テープの貼られたNBR製ゴ
ムシートから、図1に示す連結チップを打ち抜き、その
連結チップを図3に示すように、13個連結して、外径
100mm、内径60mmのリング状ガスケットを得た。使
用したNBRゴムシートの面圧300kgf/cm2での圧縮
変形率は80%であった。
【0019】実施例3 厚さ1.5mmのジョイントシートから、図1の連結チッ
プを打ち抜き、その連結チップを16個連結して、図4
に示すように枠状のガスケットを得た。使用したジョイ
ントシートの面圧300kgf/cm2での圧縮変形率は25
%であった。
【0020】次に、前記実施例で得られたガスケットに
対し、オイルによるシール試験を行なったときの試験結
果 オイルシール試験治具は図7に示すように、ガスケット
供試体Cを2枚の押圧板間に挟持し、面圧300kgf/c
m2で締め付け、ガスケットの内部に内圧5kgf/cm2のオ
イルを供給した。このとき、ガスケットの接面からの漏
れを区別するためにガスケットの両面に接着剤を薄く塗
布した。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、シート状ガスケット素
材から打ち抜いて作製するガスケットとして、材料歩留
まりを大幅に向上させたガスケットを得ることができ
る。例えば、JIS管フランジ用リングガスケットでフ
ランジ呼び径1000A、呼び圧力10Kのガスケット
寸法は、外径1124mm、内径1025mmであるが、こ
れを従来のようにシート材から打ち抜くと、直径102
5mmの中抜き材が発生することになる。また、打ち抜き
型も打ち抜き用プレスも、それに合った大型のものが必
要とされる。これに対し、本発明によれば、シート材か
ら相互に連結可能な連結チップを打ち抜き、必要個数リ
ング状または枠状に連結してガスケットを構成するの
で、大きな中抜き材の発生がなく、同一寸法のガスケッ
トを多数得ることができる。また、打ち抜き型や打ち抜
きプレスも小型なものでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すガスケット用連結チッ
プの平面図である。
【図2】図1のX−X線の断面図である。
【図3】連結チップでリング状に構成したガスケットの
平面図である。
【図4】連結チップで枠状に構成したガスケットの平面
図である。
【図5】他の形状による連結チップの平面図である。
【図6】2種の連結チップでリング状に構成したガスケ
ットの平面図である。
【図7】オイルによるシール試験治具の側面図である。
【符号の説明】
A,A’ 連結チップ 1 凸部 2 凹部 3 ボルト挿入孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部と凸部を有し、その凹凸部の嵌め合
    いにより無端状に連結可能とした連結チップからなるこ
    とを特徴とするガスケット。
  2. 【請求項2】 前記連結チップの凹部と凸部は、同径の
    円弧形に形成され、かつ凹部を形成している左右の突出
    部分は、一方が長く、他方が短い関係にされている請求
    項1に記載のガスケット。
  3. 【請求項3】 前記連結チップに、面圧300kgf/cm2
    での圧縮変形率が2%〜80%とされている材料が用い
    られている請求項1〜2のいずれかに記載のガスケッ
    ト。
JP20712192A 1992-07-10 1992-07-10 ガスケット Pending JPH0634048A (ja)

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JP20712192A JPH0634048A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 ガスケット

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JP20712192A JPH0634048A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 ガスケット

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JPH0634048A true JPH0634048A (ja) 1994-02-08

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