JPH0634035U - ゲート用スポイラーの駆動装置 - Google Patents

ゲート用スポイラーの駆動装置

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JPH0634035U
JPH0634035U JP7745692U JP7745692U JPH0634035U JP H0634035 U JPH0634035 U JP H0634035U JP 7745692 U JP7745692 U JP 7745692U JP 7745692 U JP7745692 U JP 7745692U JP H0634035 U JPH0634035 U JP H0634035U
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JP
Japan
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spoiler
spindle
gate
lever
raising
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Pending
Application number
JP7745692U
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English (en)
Inventor
誠治 国分
Original Assignee
株式会社丸島アクアシステム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポイラーの起倒操作の容易化を図る。 【構成】 水路,河川等に設置される越流式ゲート1の
扉体2上端に,基端部8が回転軸5を介して起倒可能に
設けられたスポイラー7において,前記回転軸5端に起
倒レバー10を固着し,該レーバー10の外端に設けた
係合ピン12に,起倒操作スピンドル13の下端フック
16を係脱自在に設け,スピンドル13を堰堤3に揺動
可能に装着したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水路,河川等に設置される越流式ゲートの扉体上端に,起倒可能に 設けられたスポイラーの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に,ダムあるいは河川等に設置される越流式ゲートには,越流水の水脈の 裏側に負圧の空胴が生じ,気栓の振動と複合せられている水脈振動が発生する。 従来,ゲートの裏側空胴に負圧が発生しないようにするために,ゲートの越流 端部表面に,ゲート幅方向に複数のスポイラーを回転軸を介して適当間隔で起倒 可能に配設しており,前記回転軸に固着したレバーを人為的に起倒させるように なっている(実開昭63−126436号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では,スポイラーの起倒操作は,相当な労力を要し,至極面倒で あり,実際上困難である。 本考案は,上述のような実状に鑑みてなされたもので,その目的とするところ は,スポイラーの起倒操作が至極容易な駆動装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案では,上記目的を達成するために,次の技術的手段を講じた。 即ち,本考案は,水路,河川等に設置される越流式ゲートの扉体上端に,基端 部が回転軸を介して起倒可能に設けられたスポイラーにおいて,前記回転軸に起 倒レバーを固着し,該レバーの外端に起倒操作スピンドルを係脱自在に設け,前 記スピンドルを堰堤等に揺動可能に装着したことを特徴としている。
【0005】 また,本考案は,水路,河川等に設置される越流式ゲートの扉体上端に,基端 部が回転軸を介して起倒可能に設けられたスポイラーにおいて,前記回転軸にウ オームホイルを固着し,該ウオームホイルに噛合するウオームを着脱可能な駆動 ハンドルにより堰堤上から操作しうるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
請求項1の考案によれば,スポイラーに引掛ったごみ類を,流水により押し流 して除去する場合は,起倒レバーの外端に係合しているスピンドルを操作してス ポイラーを倒伏させる。そして,ごみ類を流し終ると,再びスピンドルを操作し てスポイラーを起立させる。 なお,ゲート自体を倒伏させる場合は,スピンドル下端と起倒レバー外端との 係合を解き,スピンドルを揺動させてゲートの転倒に支障をきたさない位置に待 機させる。
【0007】 また,請求項2の考案によれば,ウオームを回転させない限りウオームホイル が回転しないセルフロック機能を有しているので,スポイラーに掛ったごみ類を ,流水により押し流して除去する場合は,ウオームに駆動ハンドルを装着し,該 ハンドルを回転させてウオームホイルを回転させてスポイラーを倒伏させる。そ して,ごみ類を流し終ると,再び駆動ハンドルを操作してスポイラーを起立させ ,駆動ハンドルはウオームから取り外しておくことにより,ゲートの起伏に支障 をきたすことはない。
【0008】
【実施例】
以下,本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1〜図3は本考案の第1実施例を示し,(1)は転倒ゲートで,扉体(2) の下端部に設けたトルクチューブの中間に設けた軸部(図示省略)が軸受を介し て河川の床面に支承されると共に,図示していないが,トルクチューブの両端部 に連結された駆動軸が,左右両側の堰堤(3)に設けた軸受により回動可能に支 承され,堰堤(3)内に設けた駆動手段により起倒されるようになっており,こ の扉体(2)の越流端縁部(2A)を越流した水は,下流側の床面上に落下する ように構成されている。
【0009】 前記扉体(2)の上端には,適当間隔でスポイラー取付凹所(4)が設けられ ると共に,前記軸部と平行に回転軸(5)が軸受(6)を介して凹所(4)を貫 通するように軸支され,回転軸(5)には前記凹所(4)に位置してスポイラー (7)の基端部(ボス部)(8)が外嵌され,キー(9)により固着されている 。そして,回転軸(5)の少くとも一端は堰堤(3)側壁近くまで延長し,その 端部(5A)には起倒レバー(10)の基端(10A)がキー(11)を介して 固着されている。
【0010】 前記レバー(10)の先端には,回転軸(5)と平行に係合ピン(12)が固 着されている。 前記堰堤(3)上端には,扉体(2)が起立状態になった際にその下流側に位 置するように,スポイラー起倒スピンドル(13)が駆動ねじ機構(14)及び 支持台(15)を介して水流方向に揺動可能に設置されており,該スピンドル( 13)の下端にフック(16)が設けられ,このフック(16)を前記レバー( 10)の係合ピン(12)に係脱自在としてある。
【0011】 前記スピンドル(13)の上半部にはねじ部(13A)が設けられ,駆動ねじ 機構(14)内の回転ナット(図示省略)が螺合されており,回転ナットをハン ドル(17)により回転させてスピンドル(13)を上下動させるようになって いる。そして,駆動ねじ機構(14)の上部ケース(18)には,牽引機,(1 9)(通称ヒッパラー)のフック(20)が係脱自在に係合され,牽引機(19 )は堰堤(3)上に設けたブラケット(21)に連結されている。
【0012】 上記第1実施例において,図2はスポイラー(7)が転倒した状態を示してお り,起倒レバー(10)の係合ピン(12)にフック(16)が係合している。 この状態で,ゲート(1)を転倒させる場合,前記スピンドル(13)がゲート 転倒の邪魔になるので,ハンドル(17)を操作してスピンドル(13)を下降 させ,係合ピン(12)からフック(16)を離脱させた後,牽引機(19)を 操作してスピンドル(13)を図2に矢印(イ)で示す方向に揺動させると共に ,ハンドル(17)を操作してスピンドル(13)を上昇させることにより,ゲ ート(1)の扉体(2)転倒範囲外に位置させることができる。
【0013】 そこで,再びゲート(1)を起立させた状態で,スポイラー(7)を図2に2 点鎖線(71)で示すように起立させる場合は,まず,ハンドル(17)を操作 しスピンドル(13)を下降させた後,牽引機(19)によりスピンドル(13 )を図2に矢印(ロ)で示す方向に揺動して,フック(16)を係合ピン(12 )に当接させ,ハンドル(17)を操作してスピンドル(13)を上昇させ,フ ック(16)を係合ピン(12)に係合さてから,さらにスピンドル(13)を 上昇させることにより,スポイラー(7)を図1に示す起立状態とすることがで きる。
【0014】 なお,スポイラー(7)に掛ったごみ類を水流により流して除去する場合は, ハンドル(17)を操作してスピンドル(13)を下降させることにより,水流 抵抗によってスポイラー(7)が倒伏し,図2に示す状態になる。そして再びス ポイラー(7)を起立させる場合は,ハンドル(17)を操作してスピンドル( 13)を上昇させる。
【0015】 図4は本考案の第2実施例の要部を示し,第1実施例と異なるところは,起倒 レバー(10)の先端に係合フック(16)が形成され,スピンドル(13)の 先端に係合ピン12を設けて,両者を係脱自在に係合したもので,第1実と同様 に作用しかつ同じ効率を奏する。従って,図2と同符号を付し詳細説明は省略す る。
【0016】 図5,図6は本考案の第3実施例(請求項2の実施例)を示し,第1実施例と 異なるところは,回転軸(5)の軸端(5A)にウオーム減速機(22)のウオ ームホイル(図示省略)が固着され,扉体(2)にウオーム減速機(22)を取 付け,ウオーム減速機(22)のウオーム軸(23)端を扉体(2)上端から突 出させて角軸部(23A)を形成し,該角軸部(23A)に駆動ハンドル(24 )の軸下端に形成した係合角孔(25)を嵌脱自在に嵌合させた点である。
【0017】 そして,駆動ハンドル(24)を堰堤(3)上から操作してスポイラー(7) を任意の位置で停止させることにより,任意の角度にスポイラー(7)を固定で き,ウオーム減速機(22)はセルフロック機能を備えているので,ウオーム即 ち駆動ハンドル(24)を操作しない限り回転軸(5)が回転しない。したがっ て,駆動ハンドル(24)をウオーム軸(23)から離脱しておいても,スポイ ラー(7)の起倒姿勢を保持することができる。また,ゲート(1)を倒伏させ たり起立させる場合は,駆動ハンドル(24)を取外しておけばよい。
【0018】 なお,図5において,(26)はトルクチューブ,(27)は軸部,(28) はゲート起倒レバーであり,堰堤(3)内に設けた機械室(29)内の駆動装置 (図示省略)により該レバー(28)を駆動し,ゲート(1)を起倒させるよう になっている。 本考案は,上記実施例に限定されるものではなく,例えば,スポイラー起倒操 作スピンドル(13)の揺動手段は,シリンダ装置等を採用することができる。
【0019】
【考案の効果】
本請求項1の考案は,上述のように,スポイラー回転軸に固着した起倒レバー を,これに係脱自在に係合した揺動可能な起倒操作スピンドルにより駆動して, スポイラーを起倒させるものであるから,操作が容易でかつ確実でしかも堰堤上 から安楽に行なうことができ,ゲート起倒操作時には,ゲート起倒範囲外に前記 スピンドルを待機させておくことができる。
【0020】 また,請求項2の考案は,スポイラー回転軸端に装着したウオーム減速機を駆 動ハンドルにより堰堤上から操作しうるようにしたものであるから,スポイラー をセルフロック機能によって任意の起倒位置に保持でき,しかも操作が容易でか つ確実であり,ゲートの起倒時には駆動ハンドルを取外しておくことができ,作 業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部破断正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線矢視側面図でする。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の要部を示す側面図(図1
のA−A線矢視相当)である。
【図5】本考案の第3実施例を示す一部破断正面図であ
る。
【図6】図5のC部拡大一部破断正面図である。
【符号の説明】
1 ゲート 2 扉体 3 堰堤 5 回転軸 10 起倒レバー 12 係合ピン 13 起倒操作スピンドル 16 フック 22 ウオーム減速機 23 ウオーム軸 24 駆動ハンドル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路,河川等に設置される越流式ゲート
    の扉体上端に,基端部が回転軸を介して起倒可能に設け
    られたスポイラーにおいて,前記回転軸に起倒レバーを
    固着し,該レバーの外端に起倒操作スピンドルを係脱自
    在に設け,前記スピンドルを堰堤等に揺動可能に装着し
    たことを特徴とするゲート用スポイラーの駆動装置。
  2. 【請求項2】 水路,河川等に設置される越流式ゲート
    の扉体上端に,基端部が回転軸を介して起倒可能に設け
    られたスポイラーにおいて,前記回転軸にウオームホイ
    ルを固着し,該ウオームホイルに噛合するウオームを着
    脱可能な駆動ハンドルにより堰堤上から操作しうるよう
    にしたことを特徴とするゲート用スポイラーの駆動装
    置。
JP7745692U 1992-09-28 1992-09-28 ゲート用スポイラーの駆動装置 Pending JPH0634035U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7745692U JPH0634035U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ゲート用スポイラーの駆動装置

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JP7745692U JPH0634035U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ゲート用スポイラーの駆動装置

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JPH0634035U true JPH0634035U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13634518

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JP7745692U Pending JPH0634035U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ゲート用スポイラーの駆動装置

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JP (1) JPH0634035U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0656131U (ja) * 1992-12-28 1994-08-05 石川島播磨重工業株式会社 ゲート用スポイラ装置
KR100761887B1 (ko) * 2007-05-31 2007-09-28 주식회사 대영 수문개폐 보조장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0656131U (ja) * 1992-12-28 1994-08-05 石川島播磨重工業株式会社 ゲート用スポイラ装置
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