JPH11247163A - アーム式除塵装置 - Google Patents
アーム式除塵装置Info
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- JPH11247163A JPH11247163A JP10053520A JP5352098A JPH11247163A JP H11247163 A JPH11247163 A JP H11247163A JP 10053520 A JP10053520 A JP 10053520A JP 5352098 A JP5352098 A JP 5352098A JP H11247163 A JPH11247163 A JP H11247163A
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- Cleaning In General (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が簡単であり、かつ、既存のスクリーン
に対しても容易に設置することのできる除塵装置を得
る。 【解決手段】 サポートスタンド11に一端を枢着した
第1のアーム13と、第1のアーム13をサポートスタ
ンド11に対して垂直方向に回動させる第1の駆動機構
15と、第1のアーム13の他端に一端を枢着した第2
のアーム21と、第2のアーム21を第1のアーム13
に対して垂直方向に回動させる第2の駆動機構22と、
第2のアームの21の他端側に取り付けたレーキ30と
から構成される。
に対しても容易に設置することのできる除塵装置を得
る。 【解決手段】 サポートスタンド11に一端を枢着した
第1のアーム13と、第1のアーム13をサポートスタ
ンド11に対して垂直方向に回動させる第1の駆動機構
15と、第1のアーム13の他端に一端を枢着した第2
のアーム21と、第2のアーム21を第1のアーム13
に対して垂直方向に回動させる第2の駆動機構22と、
第2のアームの21の他端側に取り付けたレーキ30と
から構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンプ場(揚水機
場、排水機場)や水路、取水口などに設置したスクリー
ンに堆積した塵芥類を除去するのに用いられる除塵装置
に関する。
場、排水機場)や水路、取水口などに設置したスクリー
ンに堆積した塵芥類を除去するのに用いられる除塵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】水路などを流れる塵芥を除去するため
に、水路などにはスクリーンが設けられる。水の流れを
阻害しないように、スクリーンに引っかかった塵芥は定
期的にあるいは必要時に除去される。この除去作業を人
手で行うことは大変な作業であり、場所によっては不可
能となる。そのために、通常、機械的な除塵装置がスク
リーンに敷設して設けられる。除塵装置としてこれまで
種々提案されている。例えば、水路を横断して設けたス
クリーンに、上下にスプロケットを配して無端状のリン
クチェーンを取り付け、該リンクチェーンに除塵用のレ
ーキを固着してスプロケットを回転駆動することによ
り、水底の塵芥を掻き出すようにした、いわゆるロータ
リーレーキ式のものが多く用いられているが、下方のレ
ーキ通過部分は余儀なくスクリーンを切断する必要があ
り、この部分から塵芥が流亡する不都合がある。
に、水路などにはスクリーンが設けられる。水の流れを
阻害しないように、スクリーンに引っかかった塵芥は定
期的にあるいは必要時に除去される。この除去作業を人
手で行うことは大変な作業であり、場所によっては不可
能となる。そのために、通常、機械的な除塵装置がスク
リーンに敷設して設けられる。除塵装置としてこれまで
種々提案されている。例えば、水路を横断して設けたス
クリーンに、上下にスプロケットを配して無端状のリン
クチェーンを取り付け、該リンクチェーンに除塵用のレ
ーキを固着してスプロケットを回転駆動することによ
り、水底の塵芥を掻き出すようにした、いわゆるロータ
リーレーキ式のものが多く用いられているが、下方のレ
ーキ通過部分は余儀なくスクリーンを切断する必要があ
り、この部分から塵芥が流亡する不都合がある。
【0003】改良された除塵装置として、例えば、特公
平5−61163号公報には、スクリーンに沿って軌条
を固設し、該軌条に沿って上下移動するようにされた車
輪に対して、レーキを振り子運動可能に枢着し、該軌条
に沿っての車輪の上昇時に、該レーキをスクリーン面に
沿って移動させて塵芥をすくい上げ、スクリーンの上方
位置ですくい上げた塵芥をレーキから排除すると共に、
その後にレーキ先端をスクリーン面から大きく離間させ
るようにした除塵装置が記載されている。
平5−61163号公報には、スクリーンに沿って軌条
を固設し、該軌条に沿って上下移動するようにされた車
輪に対して、レーキを振り子運動可能に枢着し、該軌条
に沿っての車輪の上昇時に、該レーキをスクリーン面に
沿って移動させて塵芥をすくい上げ、スクリーンの上方
位置ですくい上げた塵芥をレーキから排除すると共に、
その後にレーキ先端をスクリーン面から大きく離間させ
るようにした除塵装置が記載されている。
【0004】また、特開平9−78558号公報には、
水路に備えたスクリーンの上方にレーキ装置を昇降させ
るための駆動チェン機構を配置し、一方、固定機枠に対
して上昇下降と揺動運動が可能なように配置されたレー
キ装置の一部を前記駆動チェンに固定し、駆動チェンの
回動により、レーキ装置の下端に取り付けたレーキをス
クリーン面に沿って上昇移動させて塵芥をすくい上げ、
スクリーンの上方位置ですくい上げた塵芥をレーキから
排除し、その後の下降移動時に、レーキ先端をスクリー
ンの上流側に次第に離間するようにした除塵装置が記載
されている。
水路に備えたスクリーンの上方にレーキ装置を昇降させ
るための駆動チェン機構を配置し、一方、固定機枠に対
して上昇下降と揺動運動が可能なように配置されたレー
キ装置の一部を前記駆動チェンに固定し、駆動チェンの
回動により、レーキ装置の下端に取り付けたレーキをス
クリーン面に沿って上昇移動させて塵芥をすくい上げ、
スクリーンの上方位置ですくい上げた塵芥をレーキから
排除し、その後の下降移動時に、レーキ先端をスクリー
ンの上流側に次第に離間するようにした除塵装置が記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような除塵装置
は、レーキをスクリーン下部に直接当てることができ十
分に除塵することができる利点があるが、いずれも機構
が複雑で大型となり、中小規模の水路に設置するには経
済的とはいえない。また、スクリーンと除塵装置とは一
体の構築物として作られるものであり、既存の水路スク
リーンに後付けしようとして、実質的にそれは不可能で
ある。レーキ部分も装置に一体として組み付けられるの
がほとんどであり、水路底の土砂を排除したいような場
合に、除塵用のレーキから土砂排除用のレーキに交換す
ることができないか、きわめて困難である。
は、レーキをスクリーン下部に直接当てることができ十
分に除塵することができる利点があるが、いずれも機構
が複雑で大型となり、中小規模の水路に設置するには経
済的とはいえない。また、スクリーンと除塵装置とは一
体の構築物として作られるものであり、既存の水路スク
リーンに後付けしようとして、実質的にそれは不可能で
ある。レーキ部分も装置に一体として組み付けられるの
がほとんどであり、水路底の土砂を排除したいような場
合に、除塵用のレーキから土砂排除用のレーキに交換す
ることができないか、きわめて困難である。
【0006】本発明の目的は、スクリーンの下部からス
クリーン面に沿ってレーキを移動させることで十分な除
塵が可能でありながら、比較的構成が簡単でありかつ小
型化の可能な除塵装置を提供することにある。本発明の
他の目的は、レーキ駆動部をスクリーン部から機構的に
完全に分離させ、それにより、既存の水路スクリーンに
も容易に後付け的に設置することができ、また、スクリ
ーンの角度が異なっていても容易に設置することのでき
る除塵装置を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、レーキ部分を交換可能とすることで、使用環境
に最適な条件下での除塵作業を容易に行えるようにした
除塵装置を提供することにある。
クリーン面に沿ってレーキを移動させることで十分な除
塵が可能でありながら、比較的構成が簡単でありかつ小
型化の可能な除塵装置を提供することにある。本発明の
他の目的は、レーキ駆動部をスクリーン部から機構的に
完全に分離させ、それにより、既存の水路スクリーンに
も容易に後付け的に設置することができ、また、スクリ
ーンの角度が異なっていても容易に設置することのでき
る除塵装置を提供することにある。本発明のさらに他の
目的は、レーキ部分を交換可能とすることで、使用環境
に最適な条件下での除塵作業を容易に行えるようにした
除塵装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による除塵装置は、基本的に、サポートスタ
ンドに一端を枢着した第1のアームと、第1のアームを
サポートスタンドに対して垂直方向に回動させる第1の
駆動機構と、第1のアームの他端に一端を枢着した第2
のアームと、第2のアームを第1のアームに対して垂直
方向に回動させる第2の駆動機構と、第2のアームの他
端側に取り付けたレーキとを少なくとも有することを特
徴とする。この除塵装置では、駆動機構として、第1の
アームをサポートスタンドに対して垂直方向に回動させ
る第1の駆動機構と、第2のアームを第1のアームに対
して垂直方向に回動させる第2の駆動機構とを持つのみ
であり、きわめて構成が簡素化され小型化される。
めの本発明による除塵装置は、基本的に、サポートスタ
ンドに一端を枢着した第1のアームと、第1のアームを
サポートスタンドに対して垂直方向に回動させる第1の
駆動機構と、第1のアームの他端に一端を枢着した第2
のアームと、第2のアームを第1のアームに対して垂直
方向に回動させる第2の駆動機構と、第2のアームの他
端側に取り付けたレーキとを少なくとも有することを特
徴とする。この除塵装置では、駆動機構として、第1の
アームをサポートスタンドに対して垂直方向に回動させ
る第1の駆動機構と、第2のアームを第1のアームに対
して垂直方向に回動させる第2の駆動機構とを持つのみ
であり、きわめて構成が簡素化され小型化される。
【0008】また、2つの駆動機構を適宜制御して第1
のアーム及び第2のアームに所要の垂直方向での回動を
生じさせるのみで、レーキをスクリーン面に沿って上下
方向に自由に移動させることが可能であり、構成が簡素
化されるのみでなく、除塵装置自体をスクリーン側から
機構的に完全に独立させることができる。そのために、
本発明による除塵装置は、水路などに設置するスクリー
ンの構築とは全く独立した作業として構築することが可
能となり、既存の任意のスクリーンに対して、後付け的
に容易に設置することができる。
のアーム及び第2のアームに所要の垂直方向での回動を
生じさせるのみで、レーキをスクリーン面に沿って上下
方向に自由に移動させることが可能であり、構成が簡素
化されるのみでなく、除塵装置自体をスクリーン側から
機構的に完全に独立させることができる。そのために、
本発明による除塵装置は、水路などに設置するスクリー
ンの構築とは全く独立した作業として構築することが可
能となり、既存の任意のスクリーンに対して、後付け的
に容易に設置することができる。
【0009】好ましくは、レーキは第2のアームの他端
側に着脱自在に取り付けられ、かつ、他の形態のレーキ
と交換可能とされる。このようにすることにより、例え
ば、既存のスクリーンの設置環境に応じた最も有効な形
態のレーキを確実に装着することが可能となり、作業の
最適化が図られる。また、土砂用のレーキ、爪付きレー
キなどの交換も容易となる。好ましくは、第1の駆動機
構及び第2の駆動機構は油圧による駆動機構とされ、具
体的には、油圧シリンダー装置が用いられる。油圧式と
することにより、小さな動力源から大きな力をとるとが
でき、省エネルギー化が図れると共に、静かな運転が可
能となる。作動油として、水に接すると生物学的に分解
する生分解性オイルを用いることは、除塵装置の設置環
境からみて特に好ましい態様である。もちろん、駆動装
置は、第1のアーム及び第2のアームに所要の垂直方向
の回動を生じさせ、レーキをスクリーン面に沿って上下
方向に自由に移動させることができるものであれば任意
であり、油圧による駆動機構に限ることなく、電動方式
であってもよく、機械的方式であってもよい。
側に着脱自在に取り付けられ、かつ、他の形態のレーキ
と交換可能とされる。このようにすることにより、例え
ば、既存のスクリーンの設置環境に応じた最も有効な形
態のレーキを確実に装着することが可能となり、作業の
最適化が図られる。また、土砂用のレーキ、爪付きレー
キなどの交換も容易となる。好ましくは、第1の駆動機
構及び第2の駆動機構は油圧による駆動機構とされ、具
体的には、油圧シリンダー装置が用いられる。油圧式と
することにより、小さな動力源から大きな力をとるとが
でき、省エネルギー化が図れると共に、静かな運転が可
能となる。作動油として、水に接すると生物学的に分解
する生分解性オイルを用いることは、除塵装置の設置環
境からみて特に好ましい態様である。もちろん、駆動装
置は、第1のアーム及び第2のアームに所要の垂直方向
の回動を生じさせ、レーキをスクリーン面に沿って上下
方向に自由に移動させることができるものであれば任意
であり、油圧による駆動機構に限ることなく、電動方式
であってもよく、機械的方式であってもよい。
【0010】本発明のアーム式除塵装置に用いるレーキ
の形状は任意であり、従来用いられている形状のものを
そのまま適用可能である。しかし、好ましくは、ゴムの
ような弾性材を先端に取り付けたものを用い、該弾性体
をスクリーン面に衝接させた状態でレーキを上昇させる
ようにする。それにより、小さなゴミやスクリーンに張
り付いたビニールシートなどを容易に取り除くことがで
きる。この形態のレーキは比較的小規模なスクリーンに
対して本発明による除塵装置を設置する場合に特に有効
となる。
の形状は任意であり、従来用いられている形状のものを
そのまま適用可能である。しかし、好ましくは、ゴムの
ような弾性材を先端に取り付けたものを用い、該弾性体
をスクリーン面に衝接させた状態でレーキを上昇させる
ようにする。それにより、小さなゴミやスクリーンに張
り付いたビニールシートなどを容易に取り除くことがで
きる。この形態のレーキは比較的小規模なスクリーンに
対して本発明による除塵装置を設置する場合に特に有効
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明によるアーム式除塵装置の好ましい実施の形態につい
て説明する。図1は除塵装置の側面図であり、図2は上
方からみた斜視図である。本発明によるアーム式除塵装
置10はサポートスタンド11を有し、この例におい
て、該サポートスタンド11は水路1に設置したスクリ
ーン2の近傍に配置される適宜の基礎コンクリート3に
対して図示しないアンカーボルトにより固定されてい
る。また、該サポートスタンド11の近傍には油圧装置
12及び制御装置(操作盤)40が配置される。この油
圧装置12及び制御装置(操作盤)40などは、アーム
式除塵装置10の近くに別途操作室などを用意して、そ
こに配置するようにしてもよい。
明によるアーム式除塵装置の好ましい実施の形態につい
て説明する。図1は除塵装置の側面図であり、図2は上
方からみた斜視図である。本発明によるアーム式除塵装
置10はサポートスタンド11を有し、この例におい
て、該サポートスタンド11は水路1に設置したスクリ
ーン2の近傍に配置される適宜の基礎コンクリート3に
対して図示しないアンカーボルトにより固定されてい
る。また、該サポートスタンド11の近傍には油圧装置
12及び制御装置(操作盤)40が配置される。この油
圧装置12及び制御装置(操作盤)40などは、アーム
式除塵装置10の近くに別途操作室などを用意して、そ
こに配置するようにしてもよい。
【0012】前記サポートスタンド11には、アングル
鋼材などからなる第1のアーム13の一端が、枢支部1
4において、図示しないベアリングを介して、垂直方向
に回動自在に枢支される。ベアリングには、好ましくは
メンテナンスフリーとするために無給油ベアリング(図
示しない)が使用される。また、第1のアーム13とサ
ポートスタンド11との間には第1の駆動機構としての
機能を果たす油圧シリンダー15が取り付けてあり、油
圧装置12から圧油が供給されることにより油圧シリン
ダー15が作動し、第1のアーム13を図1での実線位
置(下降位置)から仮想線位置(上昇位置)まで垂直方
向に回動させる。
鋼材などからなる第1のアーム13の一端が、枢支部1
4において、図示しないベアリングを介して、垂直方向
に回動自在に枢支される。ベアリングには、好ましくは
メンテナンスフリーとするために無給油ベアリング(図
示しない)が使用される。また、第1のアーム13とサ
ポートスタンド11との間には第1の駆動機構としての
機能を果たす油圧シリンダー15が取り付けてあり、油
圧装置12から圧油が供給されることにより油圧シリン
ダー15が作動し、第1のアーム13を図1での実線位
置(下降位置)から仮想線位置(上昇位置)まで垂直方
向に回動させる。
【0013】第1のアーム13の先端は二股に開いてお
り、その部分に、アングル鋼材などからなる第2のアー
ム21の一端部近傍が、垂直方向に回動自在となるよう
にして枢支されている。該枢支部16にも無給油ベアリ
ング(不図示)が装着されている。第2のアーム21の
前記枢支部16よりも上方端側と前記第1のアーム13
との間には第2の駆動機構としての機能を果たす油圧シ
リンダー22が取り付けてあり、前記油圧装置12から
圧油が供給されることにより油圧シリンダー22が作動
し、第2のアーム21を図1で実線位置(下降位置)か
ら上昇位置まで垂直方向に回動させる。
り、その部分に、アングル鋼材などからなる第2のアー
ム21の一端部近傍が、垂直方向に回動自在となるよう
にして枢支されている。該枢支部16にも無給油ベアリ
ング(不図示)が装着されている。第2のアーム21の
前記枢支部16よりも上方端側と前記第1のアーム13
との間には第2の駆動機構としての機能を果たす油圧シ
リンダー22が取り付けてあり、前記油圧装置12から
圧油が供給されることにより油圧シリンダー22が作動
し、第2のアーム21を図1で実線位置(下降位置)か
ら上昇位置まで垂直方向に回動させる。
【0014】第2のアーム21の前記油圧シリンダー2
2が装着される端部と反対側の端部には、レーキ30が
取り付けられる。レーキ30は、水平方向に延びる基材
31と、そのほぼ中央位置に立設した2枚のフランジ3
2と、該フランジ32とは反対側に突出するように前記
基材31に取り付けられた弾性ゴム板33とを有してい
る。そして、前記2枚のフランジ32のほぼ中央位置に
おいて、ピン34により第2のアーム21の先端を枢支
することにより、レーキ30は第2のアーム21の先端
に回動可能な状態で取り付けられている。さらに、前記
2枚のフランジ32の先端には、位置決め用の板体35
の一端が枢着されており、該板体35の他端は第2のア
ーム21に対して取り付け位置変更可能な状態で支持さ
れている。
2が装着される端部と反対側の端部には、レーキ30が
取り付けられる。レーキ30は、水平方向に延びる基材
31と、そのほぼ中央位置に立設した2枚のフランジ3
2と、該フランジ32とは反対側に突出するように前記
基材31に取り付けられた弾性ゴム板33とを有してい
る。そして、前記2枚のフランジ32のほぼ中央位置に
おいて、ピン34により第2のアーム21の先端を枢支
することにより、レーキ30は第2のアーム21の先端
に回動可能な状態で取り付けられている。さらに、前記
2枚のフランジ32の先端には、位置決め用の板体35
の一端が枢着されており、該板体35の他端は第2のア
ーム21に対して取り付け位置変更可能な状態で支持さ
れている。
【0015】本発明によるアーム式除塵装置10は上記
の構成であり、設置すべき場所近傍に前記のようにして
サポートスタンド11を設置することにより、除塵すべ
きスクリーン2とは全く独立した構造物として、所要の
場所に配置することができる。その際に、前記レーキ3
0がスクリーン2に対向した姿勢となるようにして、サ
ポートスタンド11を基礎コンクリート3に固定すれば
よい。除塵作業に際しては、制御装置40により、第1
の油圧シリンダー15を制御して、第1のアーム13を
図1の実線位置から仮想位置まで回動させると共に、そ
の過程において、第2の油圧シリンダー22も同時に制
御し、第2のアーム21の先端に取り付けたレーキ30
の先端(弾性ゴム板33の先端)がスクリーン2の前面
に衝接した姿勢を維持して上昇するようにする。それに
より、スクリーン2の表面に堆積あるいは付着した塵芥
はレーキ30により引き上げられる。なお、このような
制御は、従来公知の運転プログラムを利用することによ
り容易に得られる。
の構成であり、設置すべき場所近傍に前記のようにして
サポートスタンド11を設置することにより、除塵すべ
きスクリーン2とは全く独立した構造物として、所要の
場所に配置することができる。その際に、前記レーキ3
0がスクリーン2に対向した姿勢となるようにして、サ
ポートスタンド11を基礎コンクリート3に固定すれば
よい。除塵作業に際しては、制御装置40により、第1
の油圧シリンダー15を制御して、第1のアーム13を
図1の実線位置から仮想位置まで回動させると共に、そ
の過程において、第2の油圧シリンダー22も同時に制
御し、第2のアーム21の先端に取り付けたレーキ30
の先端(弾性ゴム板33の先端)がスクリーン2の前面
に衝接した姿勢を維持して上昇するようにする。それに
より、スクリーン2の表面に堆積あるいは付着した塵芥
はレーキ30により引き上げられる。なお、このような
制御は、従来公知の運転プログラムを利用することによ
り容易に得られる。
【0016】レーキ30がスクリーン2の上端を越えた
とき、レーキ30を手前側に引き寄せるように操作し
て、引き上げてきた塵芥をレーキ30から排除する。次
に、再度、第1の油圧シリンダー15及び第2の油圧シ
リンダー22を制御して、レーキ30を上流側に移動さ
せながら、スクリーン2の下部まで下降させ、下降した
時点で、レーキ30を手前に引き寄せ、その先端を再度
スクリーン2の表面に接触させる。以下、同様な操作を
必要なだけ繰り返す。このような制御も、従来公知の運
転プログラムを利用することにより容易に行うことがで
きる。
とき、レーキ30を手前側に引き寄せるように操作し
て、引き上げてきた塵芥をレーキ30から排除する。次
に、再度、第1の油圧シリンダー15及び第2の油圧シ
リンダー22を制御して、レーキ30を上流側に移動さ
せながら、スクリーン2の下部まで下降させ、下降した
時点で、レーキ30を手前に引き寄せ、その先端を再度
スクリーン2の表面に接触させる。以下、同様な操作を
必要なだけ繰り返す。このような制御も、従来公知の運
転プログラムを利用することにより容易に行うことがで
きる。
【0017】スクリーン2に堆積した塵芥の除去でな
く、川底の土砂を掻き出すような場合には、異なった形
態のレーキ30を用いることが望まれる。その場合に
は、前記したピン34などを取り外すことにより、レー
キ30を第2のアーム21から容易に取り外すことがで
き、同様なフランジ32を持つ他の形態のレーキと交換
する。本発明によるアーム式除塵装置10において、レ
ーキ30の他の形態として、先端にゴム板33を持つも
のに変え、通常の爪を持つものを用いてもよい。また、
強度を確保する目的で不等辺アングル材を用い、その先
端にゴム板33を装着するようにしてもよい。また、駆
動機構として油圧機構(油圧シリンダー)に代えてサー
ボモータなどの電気的駆動装置を用いることもできる。
機構的にやや複雑となるが、ネジ軸の回転による駆動機
構であってもよい。また、それらを組み合わせて用いる
こともできる。
く、川底の土砂を掻き出すような場合には、異なった形
態のレーキ30を用いることが望まれる。その場合に
は、前記したピン34などを取り外すことにより、レー
キ30を第2のアーム21から容易に取り外すことがで
き、同様なフランジ32を持つ他の形態のレーキと交換
する。本発明によるアーム式除塵装置10において、レ
ーキ30の他の形態として、先端にゴム板33を持つも
のに変え、通常の爪を持つものを用いてもよい。また、
強度を確保する目的で不等辺アングル材を用い、その先
端にゴム板33を装着するようにしてもよい。また、駆
動機構として油圧機構(油圧シリンダー)に代えてサー
ボモータなどの電気的駆動装置を用いることもできる。
機構的にやや複雑となるが、ネジ軸の回転による駆動機
構であってもよい。また、それらを組み合わせて用いる
こともできる。
【0018】
【発明の効果】本発明による除塵装置は上記の構成であ
り、構造が簡単であって、据え付けも容易であり、中小
規模の水路に適用するのに特に適している。特に、レー
キの駆動機構部はスクリーンと機構的に完全に分離して
いることから、いろいろな角度で設置されている既存の
スクリーンに対して後付け的に容易に設置することがで
きる。また、駆動機構はすべて水面より上に位置してお
り、長期にわたり安定した操作が可能となる。さらに、
レーキの交換も容易であり、種々の環境に確実に対応し
た除塵が可能となる。
り、構造が簡単であって、据え付けも容易であり、中小
規模の水路に適用するのに特に適している。特に、レー
キの駆動機構部はスクリーンと機構的に完全に分離して
いることから、いろいろな角度で設置されている既存の
スクリーンに対して後付け的に容易に設置することがで
きる。また、駆動機構はすべて水面より上に位置してお
り、長期にわたり安定した操作が可能となる。さらに、
レーキの交換も容易であり、種々の環境に確実に対応し
た除塵が可能となる。
【図1】本発明による除塵装置の一実施の形態を示す側
面図。
面図。
【図2】図1に示す除塵装置を上方からみた斜視図。
1…水路、2…スクリーン、3…基礎コンクリート、1
0…アーム式除塵装置、11…サポートスタンド、12
…油圧装置、13…第1のアーム、15…第1の油圧シ
リンダー(第1の駆動機構)、21…第2のアーム、2
2…第2の油圧シリンダー(第2の駆動機構)、30…
レーキ、33…弾性ゴム板、40…制御装置
0…アーム式除塵装置、11…サポートスタンド、12
…油圧装置、13…第1のアーム、15…第1の油圧シ
リンダー(第1の駆動機構)、21…第2のアーム、2
2…第2の油圧シリンダー(第2の駆動機構)、30…
レーキ、33…弾性ゴム板、40…制御装置
Claims (4)
- 【請求項1】 サポートスタンドに一端を枢着した第1
のアームと、第1のアームをサポートスタンドに対して
垂直方向に回動させる第1の駆動機構と、第1のアーム
の他端に一端を枢着した第2のアームと、第2のアーム
を第1のアームに対して垂直方向に回動させる第2の駆
動機構と、第2のアームの他端側に取り付けたレーキと
を少なくとも有することを特徴とするアーム式除塵装
置。 - 【請求項2】 レーキは第2のアームの他端側に着脱自
在に取り付けられており、かつ、他の形態のレーキと交
換可能であることを特徴とする請求項1記載のアーム式
除塵装置。 - 【請求項3】 第1の駆動機構及び/又は第2の駆動機
構は油圧による駆動機構であることを特徴とする請求項
1又は2記載のアーム式除塵装置。 - 【請求項4】 サポートスタンドは、除塵すべき既存の
スクリーンの近傍に後付け可能な状態とされていること
を特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のアーム式
除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10053520A JPH11247163A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | アーム式除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10053520A JPH11247163A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | アーム式除塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11247163A true JPH11247163A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12945109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10053520A Pending JPH11247163A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | アーム式除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11247163A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227173A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Port & Airport Research Institute | 漂流油回収システム |
JP2008202334A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Hitachi Plant Technologies Ltd | レーキ装置 |
CN106436888A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-02-22 | 中国矿业大学 | 渗沥液滤液孔液压自动疏通机 |
KR102291857B1 (ko) * | 2021-02-02 | 2021-08-23 | 한국환경공단 | 제진성이 향상된 이동형 레벨 제진기 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP10053520A patent/JPH11247163A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227173A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Port & Airport Research Institute | 漂流油回収システム |
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JP4648345B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2011-03-09 | 株式会社日立プラントテクノロジー | レーキ装置 |
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CN106436888B (zh) * | 2016-08-30 | 2019-05-17 | 中国矿业大学 | 渗沥液滤液孔液压自动疏通机 |
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A977 | Report on retrieval |
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