JPH06340131A - フォント保存管理及び制御 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 フォント保存管理およびコントロール装置であって、フ
ォント保存部に対するフォントの付加が許容されるもの
であり、また、保存されているフォント情報についてマ
ルチレベルのコントロールをするフォント・フィルタが
含まれていて、限定されたフォント保存の設備について
の最適の使用を許容するようにされる。フォント情報が
プリンタ・コントローラ内のフォント保存部に保存され
ると、フォント保存部の要求についての所定のリストと
の比較がなされるべく、フォントの特徴が調べられる。
フォント情報の保存は、特定のフォント情報がユーザに
とって有用であるかどうかという、ユーザの決定に従っ
てなされる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、概略的には電子プリンタにおけ
るフォント保存装置のコントロール部に関するものであ
り、より詳細にはデバイスメモリに保存されるべきフォ
ントの選択を最適化するための装置に関するものであ
る。

【０００２】〔発明の背景〕大規模で高速の電子プリン
タは、現状においては、プリントエンジンと包括的な演
算上の能力との組み合わされたものである。このような
プリンタが主としてプリントショップの環境のような仕
事場に導入されるときには、新規なジョブをプログラム
できる場合において、オフセットプレスに対するこのよ
うなデバイスの利点が注意されることになる。しかしな
がら、このようなデバイスによってサービスを受ける新
規な顧客は、概略的にはプリントの品質に対する注文が
特にきびしく、より詳細にはテキストの各ページの外見
に対する注文が特にきびしいものである。プリントショ
ップに対して特に注文のあるジョブについての特徴の一
つは、プリント操作のジョブに対して特定されたフォン
トを使用することである。

【０００３】これまでは、電子プリンタによる使用のた
めにフォントを特定することは困難であって、限定され
た個数のフォントサイズ（８−ポイント，１０−ポイン
ト，１２−ポイント，等）において、限定された個数の
タイプフェース（モダン、クラシック、ヘルベチカ、タ
ーミナル等のもの）を提供するだけであり、また、他の
特定されたフォントの特徴（ボールド、イタリック、ス
トリッケン）についてのフォントオリエンテーション
（ポートレート、ランスケープ、反転ポートレート、反
転ランスケープ）を提供するだけである。電子プリンタ
に対するフォントの提供により普通は幾つかの固有のフ
ォントが付与され、また、ネットワークの接続を介する
フォントの付加は知られているけれども、通常は各タイ
プフェースまたはフォントに対して変化せねばならない
カートリッジの付加を通して、付加的なフォントの使用
が許容される。一般的に、フォントは極めてメモリ集約
的なものであり、小規模の使用においては、単一のプリ
ンタにおいて僅かなフォントを利用可能にできるだけで
ある。単一の完成度の高いタイプフェースにおいては、
多くのサイズの幾つかのフォントに対するビットマップ
を提供することが可能であり、ここに、各サイズは４個
のオリエンテーションの任意のものにおけるものであ
り、各サイズおよびオリエンテーションにも特定された
特徴が付与されている。そして、前記単一の完成度の高
いタイプフェースにおいては、各フォントを通して多く
のキャラクタが提供されるが、相当な量の電子的メモリ
が必要になってくる。勿論、ある種のタイプフェースは
他のものに比べて多少なりとも開発されている。

【０００４】大規模で高速の電子プリンタにおいては、
相当に大容量のメモリが利用可能にされて、ある１個の
フォントメモリにおいて多くのフォントを保存すること
が許容される。しかしながら、このようなデバイスのメ
モリは無限のものではなく、新規なフォントの付加には
オペレータの介入が必要とされる。そして、一般的に
は、多用されるフォントをデバイスの保存部に付与し、
余り用いられないフォントを（所望のときにのみデバイ
スで使用するように）外部メディアに保存させることに
より、ユーザが自己のフォントメモリを所望のように最
適化することになる。

【０００５】ゼロックス（Ｘｅｒｏｘ）６０８５および
８０１０ワークステーション（コネクティカット州，ス
タンフォード，ゼロックスコーポレイション製）によっ
てユーザに供与されるものは、比較的大規模のグループ
または完全なタイプフェースにおいて通常は特定される
多様なフォントであって、文書の生成およびプリント操
作のプロセスについての生成者側における文書の生成者
が、選択されたフォントにおけるＷＹＳＩＷＹＧ（what
you see is what you get）ディスプレイ上でのディス
プレイのための文書を生成できるようにされる。これら
のワークステーションにおいて提供されるファイルは大
規模かつ破壊不能なブロックのものであって、例えば、
ある特定の大規模なタイプフェースはフォントの２個の
サブセットに細分できるものであるが、ユーザは通常は
タイプフェースをロードするオプションだけを有するよ
うにされている。しかしながら、例えば、ユーザが３６
ポイントまたは６ポイントのキャラクタを全く使用しな
いことから、該特定のファイルにおけるフォントの全て
をユーザが所望するかどうかを決定するための試行がな
されることはなく、また、例えば、ユーザがシリル、ゲ
ルマンまたはヘブライのアルファベットキャラクタを全
く使用しないことから、フォントにおける全てのキャラ
クタについての試行がなされることはない。勿論、ある
ジョブにおいてこのようなフォントが必要である場合に
は、ユーザは（自己にとって）普通ではないこのような
フォントのアクセスを所望できることは当然である。種
々のＸｅｒｏｘレーザプリンタ製品およびＸｅｒｏｘ３
７００プリンタのコントロールのためのＸｅｒｏｘ８０
９０プリントサーバ（サーバリリース １１．０）のよ
うなプリンタにおいて、フォントについての同様な提供
がなされている。これらの装置に対するフォントの付加
は、ネットワークを介して、または、フロッピィディス
クのような外部保存メディアを介して行うことができ
る。

【０００６】〔発明の概要〕この発明によれば、プリン
タコントローラのフォントメモリにおけフォント保存の
制御に対する装置が提供される。

【０００７】この発明の一つの局面によれば、フォント
の保存部に対してフォントの付加を許容するフォント保
存装置において、限定されたフォント保存設備の最適な
使用を許容するために、保存されているフォント情報に
ついてマルチレベルのコントロールをするフォントフィ
ルタが設けられている。フォント情報はプリンタコント
ローラにおけるフォント保存部に保存されており、フォ
ントの保存の要求に対する所定のリストとの比較がなさ
れるように、その特徴が調べられる。フォント情報の保
存は、特定のフォント情報がユーザにとって有用である
かどうかについてのユーザの決定に従ってなされる。

【０００８】外部源からのフォント情報を受け入れたと
きに、フォントコンパレータが対向して動作する基準を
生成させるために、フォント保存フィルタがユーザイン
タフェースにおいて設けられる。このフォントフィルタ
は、ユーザがセットしたフィルタパラメータとフォント
ディスクリプションとの比較をして、外部源から受け入
れたある特定のタイプフェース、フォントまたはキャラ
クタが、保存されるべきであるかどうかの決定をする。
そして、この保存された情報は、プリンタコントローラ
による使用のために最適化されたフォントとして利用可
能にされる。

【０００９】図１は、この発明が組み込まれた例示的な
静電写真再生マシンの斜視図である。図２は、図１に示
されているプリントシステムの主要な要素を描いたブロ
ック図である。図３は、図１に示されているプリントシ
ステムの主要な機械的構成部を例示する平面図である。
図４は、図１に示されているプリントシステムに対する
文書スキャナのある所定の構成上の詳細を示す概略図で
ある。図５は、図１に示されているプリントシステムに
対するコントロールセクションの所要部を示す概略的な
ブロック図である。図６は、図１に示されているプリン
トシステムに対するコントロールセクションの所要部を
示す概略的なブロック図である。図７は、図１に示され
ているプリントシステムに対するコントロールセクショ
ンの所要部を示す概略的なブロック図である。図８は、
図１に示されているプリントシステムに対するプリント
配線基板および共通ライン接続とともにそのオペレーテ
ィングシステムを示すブロック図である。図９は、一つ
の可能性のあるフォント情報のフォーマットを示す図で
あり、ここに、ある１個のタイプフェースにおけるフォ
ントのキャラクタが利用可能にされる。図１０は、フォ
ント保存部のコントロールのために有用な、フォントメ
モリの管理におけるユーザインタフェースのスクリーン
表示図である。図１１は、フォント保存部のコントロー
ルのために有用な、フォントメモリの管理におけるユー
ザインタフェースのスクリーン表示図である。図１２
は、フォント保存部のコントロールのために有用な、フ
ォントメモリの管理におけるユーザインタフェースのス
クリーン表示図である。図１３は、フォント保存部のコ
ントロールのために有用な、フォントメモリの管理にお
けるユーザインタフェースのスクリーン表示図である。
図１４は、フォント保存部のコントロールのために有用
な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェー
スのスクリーン表示図である。図１５は、フォント保存
部のコントロールのために有用な、フォントメモリの管
理におけるユーザインタフェースのスクリーン表示図で
ある。図１６は、フォントフィルタ配列を示すブロック
図である。

【００１０】ここで図面を参照するが、これはこの発明
の実施例を例示する目的のものであって、その限定を目
的とするものではない。図１および図２に示されている
ものは、この発明の教示に従ってプリントジョブを実行
するための、例示的なレーザ式のプリントシステム２で
ある。プリントシステム２は、その説明の目的のため
に、スキャナセクション６，コントローラセクション
７，およびプリンタセクション８に分割されている。あ
る特定のプリントシステムが示され、説明されているけ
れども、この発明は、インクジェット、イオン化グラフ
ィック等の別のタイプのプリントシステムについて適用
することができる。

【００１１】特に図２〜図４を参照すると、スキャナセ
クション６に組み込まれた透明なプラテン２０の上に
は、スキャンされるべき文書２２が配置されている。１
個または複数個のリニアアレイ２４が、プラテン２０の
下部において、往復スキャンの移動のために支持されて
いる。レンズ２６およびミラー２８，２９，３０はアレ
イ２４と協動して、プラテン２０のライン状セグメント
上において、スキャンされている文書の焦点を結ぶよう
にされる。アレイ２４からのスキャンされたイメージを
表すイメージ信号またはピクセルは、プロセッサ２５に
よる適当な処理の後で、コントローラセクション７に対
して出力される。プリントのためのイメージの代替源の
ために、Ｘｅｒｏｘ Ｉｎｔｅｒｐｒｅｓｓ または
ＡｄｏｂｅＰｏｓｔｓｃｒｉｐｔ のようなページディ
スクリプション言語による文書を、例えば、版行ワーク
ステーションのような外部源から、ネットワーク接続を
介して、イメージ操作セクション５８に伝送することが
できる。そして、コントローラセクション７において
は、この文書を周知の態様によってプリントに適当なフ
ォーマットに変換して、プリンタセクション８に伝送す
るようにされる。

【００１２】プロセッサ２５は、アレイ２４によって出
力されたアナログイメージ信号をデジタルに変換して、
必要に応じて該イメージ信号の処理を施し、プログラム
されたジョブを実行するために必要とされる形式におい
て、システム２によるイメージデータの保存および処理
が可能にされる。また、プロセッサ２５には、該イメー
ジ信号について、フィルタ処理、スレッショルド処理、
スクリーニング処理、クロッピング処理、縮小／拡大処
理等のような増強および変更も施される。ジョブプログ
ラムにおける任意の変更および調整に従って、文書の再
スキャンがなされねばならない。

【００１３】再循環文書ハンドリング（ＲＤＨ）モード
または半自動文書ハンドリング（ＳＡＤＨ）モードのい
ずれかにおいて動作可能な自動文書ハンドラ（ＡＤＨ）
３５によるスキャン操作のために、スキャンされるべき
文書２２をプラテン２０上に配置することができる。ブ
ックモードおよびコンピュータフォームフィーダ（ＣＦ
Ｆ）モードを含むマニュアルモードも用意されるが、後
者のものはコンピュータによる折り畳み形式の文書に適
合するようにされる。ＲＤＨモードでの動作のために、
文書ハンドラ３５に備えられた文書トレイ３７には、文
書２２がスタック状またはバッチ状に配列されている。
トレイ３７内の文書２２は、真空搬送ベルト４０，文書
搬送ロール４１および文書搬送ベルト４２によってプラ
テン２０上に前進され、ここでアレイ２４による文書の
スキャンがなされる。スキャン操作に次いで、ベルト４
２によって文書がプラテン２０から除去されて、文書搬
送ロール４４によってトレイ３７に戻るようにされる。

【００１４】ＳＡＤＨモードでの動作のために、文書エ
ントリスロット４６により、トレイ３７とプラテン２０
との間の文書搬送ベルト４２に対するアクセスがなさ
れ、これを介して、プラテン２０に対する転送のために
個別の文書が手動で挿入されることが可能になる。スロ
ット４６の後部の搬送ロール４９はニップを形成してお
り、搬送ベルト４２およびプラテン２０に対する文書の
係合およびフィード操作をするようにされる。スキャン
操作に次いで、ベルト４２によって文書がプラテン２０
から除去されて、キャッチトレイ４８に対して排出され
る。

【００１５】ＣＦＦモードでの動作のために、コンピュ
ータ形式の材料がスロット４６を介してフィードされ
て、搬送ロール４９により文書搬送ベルト４２まで前進
され、これに次いで、折り畳まれた材料のページがプラ
テン２０上の所定位置まで前進するようにされる。

【００１６】ここで図２および図３に戻ると、プリンタ
セクション８にはレーザタイプのプリンタが含まれてお
り、また、その説明の目的のために、ラスタ出力スキャ
ナ（ＲＯＳ）セクション８７，プリントモジュールセク
ション９５，給紙セクション１０７，および、仕上げ部
１２０に分離されている。ＲＯＳ９５にはレーザ９１が
備えられており、そのビームは２個のイメージ化ビーム
９４に分光されている。このレーザビームは、イメージ
信号の内容に従って音響−光学変調機９２により変調さ
れて、２つのイメージ化ビーム９４を生成するようにさ
れる。ビーム９４は、回転ポリゴン１００のミラー面に
より、プリントモジュール９５の移動式受光体９８を横
切ってスキャンされて、各スキャンについて２個のイメ
ージが受光体９８上に露出するようにされ、そして、変
調機９２に入力されるイメージ信号によって表される静
電潜像を生成するようにされる。受光体９８は、イメー
ジ化ビーム９４による露光に対する準備のための帯電ス
テーションにおいて、帯電装置１０２によって一様に帯
電される。静電潜像は現像部１０４により現像され、転
写ステーション１０６において、給紙ステーション１０
７によって伝送されるプリントメディア１０８に対して
転写される。このメディア１０８としては、シートのサ
イズ、タイプおよびカラーについて任意の多様なものを
含ませることができる。その転写のために、プリントメ
ディアが、受光体９８上での現像されたイメージに関し
て時間的に登録されて、主要ペーパトレイ１１０または
補助ペーパトレイ１１２，１１４のいずれかから前方へ
と移動される。プリントメディア１０８に対して転写さ
れた現像イメージは、定着部１１６によって永久的に固
着または融着され、その結果としてのプリントは、出力
トレイ１１８または仕上げ部１２０のいずれかに排出さ
れる。仕上げ部１２０に含まれているステッチ部１２２
によってプリントを一緒にステッチ処理またはステープ
ル処理を施してブックを形成し、または、これも含まれ
ているサーマルバインダ１２４によってプリントを粘着
的にバインド処理してブックに形成する。

【００１７】ここで図１、図２および図５を参照する
と、コントローラセクション７は、その説明の目的のた
めに、イメージ入力コントローラ５０、ユーザインタフ
ェース（ＵＩ）５２、システムコントローラ５４、メイ
ンメモリディスク５６、イメージ操作セクション５８、
および、イメージ出力コントローラ６０に分割されてい
る。

【００１８】コントローラセクション７に対してスキャ
ナセクション６のプロセッサ２５から入力されたスキャ
ンイメージデータは、ＰＷＢ７０−３上のイメージ入力
コントローラ５０のイメージコンプレッサ／プロセッサ
５１によって圧縮される。イメージデータがコンプレッ
サ／プロセッサ５１を通されると、Ｎスキャンライン幅
のスライスに区分され、各スライスは１個のスライスポ
インタを有するようにされる。この圧縮されたイメージ
データは、スライスポインタおよび（ピクセルにおける
文書の高さおよび幅、用いられる圧縮の方法、圧縮され
たイメージデータに対するポインタ、および、イメージ
スライスポインタに対するポインタのような）イメージ
に特定の情報を付与する任意の関連したイメージディス
クリプタとともに、イメージファイル内に配置される。
異なるプリントジョブを表しているイメージファイル
は、システムメモリ６１内に一時的に保存される。この
システムメモリ６１を構成するランダムアクセスメモリ
（ＲＡＭ）は、使用中のデータが保持されるメインメモ
リ５６への転送に係属するものである。

【００１９】図１に最も良く示されているように、ＵＩ
５２に含まれているものは、会話式のタッチ感応スクリ
ーン６２、キーボード６４およびマウス６６からなる、
組み合わされたオペレータ用のコントローラ／ＣＲＴデ
ィスプレイである。ＵＩ５２は、オペレータとプリント
システム２とのインタフェースを行い、オペレータがプ
リントジョブやその他の命令のプログラムをすることを
可能にして、システムのオペレーティング情報、命令、
プログラミング情報、診断情報等を得るようにされる。
ファイルおよびアイコンのようなタッチスクリーン６２
上にディスプレイされているアイテムの起動は、指をも
ってスクリーン６２上にディスプレイされたアイテムを
タッチすること、または、マウス６６を用いて選択され
たアイテムに対するカーソル６７を指示して、該マウス
のキー操作をすることのいずれかによってなされる。同
様なユーザインタフェースは、キャロル（Carrol) らに
対して１９８１年５月１２日に発行された、米国特許第
４，２６７，４４３号に説明されており、その関連の部
分は、この発明に対して、参照によってここに組み込ま
れる。一般的にいって、動作およびコントロールの情報
はシステムメモリ内に保存されており、必要なときには
システムコントローラによってアクセスされる。このシ
ステムコントローラにより、通常のスイッチおよびセン
サによって決定されるような、所望の特徴のユーザによ
るプログラミング、および、システムステイタスに基づ
くマシンの動作が調整される。そして、マシン内の特徴
は、通常のサーボモータやソレノイド等のデバイスのよ
うな、個別の電気的および電気機械的なデバイスを介し
て調整される。

【００２０】メインメモリ５６に備えられた複数のハー
ドディスク９０−１，９０−２，９０−３は、マシンの
オペレーティングシステムソフトウエア、マシンのオペ
レーティングデータ、および、現に処理されているスキ
ャンされたイメージデータを保存するためのものであ
る。

【００２１】メインメモリ５６内の圧縮されたイメージ
データが更に別の処理を必要とするとき、または、ＵＩ
５２のタッチスクリーン６２上でのディスプレイのため
に必要とされたとき、もしくは、プリンタセクション８
によって必要とされたときには、メインメモリ５６内で
のデータのアクセスがなされる。プロセッサ２５による
以外の更に他の処理が必要とされた場合には、該当のデ
ータはＰＷＢ７０−６上のイメージ操作セクション５８
に転送され、照合、準備、分解等の付加的な処理ステッ
プが実行される。その処理に追従して、該データはメイ
ンメモリ５６に戻され、タッチスクリーン６２上でのデ
ィスプレイのためにＵＩ５２に伝送され、または、イメ
ージ出力コントローラ６０に対して伝送される。

【００２２】イメージ出力コントローラ６０に対するイ
メージデータ出力は、その圧縮が解除されて、ＰＷＢ７
０−７，７０−８のイメージ発生プロセッサ８６（図５
に示されている）によるプリント操作のために準備され
る。これに追従して、ＰＷＢ７０−９上のディスパッチ
プロセッサ８８，８９により、プリンタセクション８へ
のデータが出力される。プリント操作のためにプリンタ
セクション８に対して伝送されたイメージデータは、通
常はメモリ５６から排除されて、新規なイメージデータ
のための空間を生成するようにされる。

【００２３】特に図５−図７を参照すると、コントロー
ルセクション７には複数のプリント配線基板（ＰＷＢ）
７０が含まれている。このＰＷＢ７０は互いに結合され
るとともに、一対のメモリバス７２，７４によってシス
テムメモリ６１と結合されている。メモリコントローラ
７６は、システムメモリ６１をバス７２，７４と結合さ
せている。ＰＷＢ７０には次の諸手段が含まれている。
即ち、複数のシステムプロセッサ７８を備えたシステム
プロセッサＰＷＢ７０−１；ＵＩ５２およびストリーミ
ングテープドライバ５３からの情報のコントロールと受
信とをするストリーミングテープコントローラ８１との
間でのデータ伝送をするＵＩ通信コントローラ８０を備
えた低速Ｉ／ＯプロセッサＰＷＢ７０−２；それぞれに
メインメモリ５６のディスク９０−１，９０−２，９０
−３との間でのデータを伝送するためのディスクドライ
ブコントローラ／プロセッサ８２を備えたＰＷＢ７０−
３，７０−４，７０−５（イメージデータを圧縮するた
めのコンプレッサ／プロセッサ５１はＰＷＢ７０−３上
にある）；イメージ操作セクション５８のイメージ操作
プロセッサを備えたイメージ操作部ＰＷＢ７０−６；プ
リンタセクション８によるプリント操作のためのイメー
ジデータを処理するイメージ発生プロセッサ８６を備え
たイメージ発生プロセッサＰＷＢ７０−７，７０−８；
プリンタセクション８との間でのデータ伝送のコントロ
ールをするディスパッチプロセッサ８８，８９を備えた
ディスパッチプロセッサＰＷＢ７０−９；および、ブー
トコントロール仲裁スケジューラＰＷＢ７０−１０；で
ある。

【００２４】特に図８を参照すると、システムコントロ
ール信号は複数のプリント配線基板（ＰＷＢ）を介して
配分されている。これらに含まれているものは、ＥＤＮ
コアＰＷＢ１３０，マーキングイメージングコアＰＷＢ
１３２，ペーパハンドリングコアＰＷＢ１３４，およ
び、種々の入出力（Ｉ／Ｏ）ＰＷＢ１３８と一緒にされ
た仕上げバインダコアＰＷＢ１３６である。システムバ
ス１４０は、コアＰＷＢ１３０，１３２，１３４，１３
６を相互に結合させるとともに、コントローラセクショ
ン７との結合をさせている。これに対して、ローカルバ
ス１４２は、Ｉ／Ｏ ＰＷＢ１３８を相互に結合させる
とともに、それらに関連するコアＰＷＢとの結合をさせ
ている。

【００２５】マシンがパワーアップされると、オペレー
ティングシステムソフトウエアがメモリ５６からＥＤＮ
コアＰＷＢ１３０に対してロードされる。そして、ここ
からは、バス１４０を介して、残りのコアＰＷＢ１３
２，１３４，１３６に対するロードがなされる。各コア
ＰＷＢ１３０，１３２，１３４，１３６に備えられてい
るブートＲＯＭ１４７は、ＰＷＢに対するオペレーティ
ングシステムソフトウエアのダウンロード操作、フォー
ルト検出等のコントロールをするためのものである。ま
た、このブートＲＯＭ１４７は、バス１４０を介して、
ＰＷＢ１３０，１３２，１３４，１３６との間でのオペ
レーティングシステムソフトウエアおよびコントロール
データの伝送、および、ローカルバス１４２を介して、
Ｉ／Ｏ ＰＷＢ１３８との間でのコントロールデータの
伝送をすることもできる。付加的なＲＯＭ，ＲＡＭおよ
びＮＶＭなるタイプのメモリは、システム２内の種々の
箇所に存在している。

【００２６】図１、図２および図９を再び参照すると、
ユーザインタフェース５２に含まれているものは、Ｕ／
Ｉ ハウジング２００、タッチ感応ディスプレイ６２、
タッチセンサ２０２、および、キーボード６４である。
タッチセンサ２０２からの信号は、現にプログラミング
されているスクリーンに関して解釈される。これに次い
で、ユーザによる選択がＣＲＴディスプレイ６２上でデ
ィスプレイされて、適切なマシンのサブシステムが、こ
れに従ってイネーブルにされ、ディスエーブルにされ、
または調整される。

【００２７】図２についてみると、フォントがシステム
内のメインメモリ５６に保存されており、イメージ操作
セクション５８におけるページディスクリプション言語
（ＰＤＬ）のページ分解の間に、文書に対してＰＤＬに
より同定されたフォントからのキャラクタが、プリント
操作からのビットマップにされたイメージに配すること
が可能にされる。

【００２８】図６についてみると、フォントライブラリ
に対する付加のために新規なフォントが所望されるとき
には、フォント情報を他のメディアまたはネットワーク
接続から得られるのは確実であるけれども、好適にはス
トリーミングテープドライブ５３において、フォント情
報が該当のデバイスに加えられる。ストリーミングテー
プドライブ５３はテープドライブコントローラ８１によ
ってコントロールされる。これはテープからのフォント
情報を受け入れて、ＰＷＢ ７０−２ 上の共用ローカ
ルＲＡＭ ８３内にそれを保存される。このＲＡＭ ８
３は、後述されるような保存の決定に先だって、受け入
れたフォント情報に対するバッファとして作用するもの
である。

【００２９】図９についてみると、フォント内の各キャ
ラクタに対するフォント情報に含まれているものは、文
書における使用のためにフォント情報がＰＤＬによって
呼ばれるときに必要とされる幾つかのパラメータであ
る。従って、フォント情報に含ませることができるもの
は、一般的には、図９におけるファイル構造のものであ
る。そして、このファイル構造に含まれているものは、
（２１０における）キャラクタのビットマップに加え
て、タイプフェースファミリー２１２（いうまでもな
く、英数字に代えてコード化された値を用いることがで
きる）；タイプフェース、サイズおよびオリエンテーシ
ョンの項目についてのフォント同定部２１４；ＬＡＴＩ
Ｎ ＡＬＰＨＡＢＥＴ なる例のような、集合ユニット
を形成するキャラクタグループのディスクリプションで
ある、キャラクタセット２１６；および、最後のものと
しての、ある１個のキャラクタセットにおける個別のキ
ャラクタコード２１８（ここでは、ＰＤＬに対して、キ
ャラクタのフォントが何であるにしても、上方のケース
“Ａ”が表されている）；である。これらの値は検出可
能なものであり、これらの値と基準の値との間での比較
をすることができる。確実に容認されることは、フォン
トが輪郭フォントであるときには、通常は単一の輪郭フ
ォントだけが１個のタイプフェースのために必要とされ
ることから、より少ない情報が利用可能になるというこ
とである。ただし、キャラクタの輪郭フォントの同定に
関しては、同一の原理が当てはまることになる。

【００３０】図１０〜図１５によれば一連の選択スクリ
ーンが示されており、ここでは、ユーザインタフェース
５２におけるディスプレイスクリーン６２上において、
簡略化した態様での保存の選択のためのフォント情報お
よび選択のプロセスがディスプレイされている。ここ
に、メインメモリ５６に保存されるべきフォント情報に
ついては、オペレータによる選択が許容されている。選
択のドライブは、メインメモリ５６に保存されているプ
ログラムに基づく一連のメニューからなされる。即ち、
まずテープの情報をバッファ保存部に読み取り、これに
次いで、メインメモリ５６内の“長期にわたる”保存に
対して、幾つかの選択のレベルにおける内容の選択を許
容するようにされる。

【００３１】図１０において、テープがバッファ保存部
に読み取られる。そして、テープドライブアイコン５０
０を選択することによってフォント選択プログラムの起
動がなされると、テープ上で利用可能なタイプフェース
がウインドウ５０２内にディスプレイされる。ここで、
各タイプフェースはテーブル状の態様でディスプレイさ
れて、該ディスプレイ上の個別のアイテムとして選択可
能にされている。例えば、タイプフェースの中の、１モ
ダンボールドイタリック（５０４），２モダンボールド
圧縮（５０６），および ５モダンライト圧縮（５０
８），は全て個別に選択可能なものである。選択可能な
ボタンである テープを装填（５１０）で表されている
オプションは、全体的なテープをメインメモリ５６に保
存させるために利用可能なものである。

【００３２】図１１において、タイプフェースである１
モダンボールドイタリック（５０４），２モダンボール
ド圧縮（５０６），および ５モダンライト圧縮（５０
８），の中の一つが選択されると、プルダウンメニュー
５１２が生成される。これは５モダンライト圧縮（５０
８）に関して示されているものと同様であって、個別の
タイプフェースをロードする（５１４）ための、また
は、タイプフェースに含まれているフォントをビューす
る（５１６）ための、選択可能なオプションが付与され
る。

【００３３】図１２において、オプション５１６のタイ
プフェースのプルダウンメニューからの選択により、テ
ープ上でのタイプフェースの一つを含むフォントをビュ
ーするために、同様なウインドウであるフォントウイン
ドウ５１８が生成される。ここでは、タイプフェースの
各フォントが同定される。例えば、４ポイントの反転ポ
ートレート（５２０），６ポイントのポートレート（５
２２），８ポイントのランスケープ（５２４），等を含
んでいる５モダンライト圧縮（５０８）からなるフォン
トが同定される。図１３において、一つのフォント６の
ポートレート（５２２）を選択することによりプルダウ
ンメニュー５２６の生成がなされて、個別フォントのロ
ードまたはキャラクタセットのビューのための選択可能
なオプションが与えられる。

【００３４】図１４における選択スクリーンにそれぞれ
に示されているものは、（ラテンキャラクタセット５３
０，グラフィックスキャラクタセット５３２，および、
ヘブライキャラクタセット５３４のような）キャラクタ
セットの選択のためのキャラクタセットウインドウ５２
９である。そして、図１５におけるキャラクタウインド
ウ５４０に示されているものは、例えばラテンキャラク
タセットａ，ｂ，ｃ，等の個別のキャラクタを選択する
ためのものである。図１４について説明された実施例に
おいて、キャラクタセットオプションの選択で与えられ
るものは、個別のキャラクタセットをロードするため
の、または、キャラクタセットを形成する（図１５のウ
インドウ５４０を生成する）キャラクタをビューするた
めの選択可能なオプションであり、これらの各々は、更
に後述されるフィルタの構成に従って、包含または排除
のために選択可能なものである。

【００３５】これまでに示されているように、グルーピ
ングにおける一つのグループだけがロードされるという
仮定の下に、フォントの選択はある所定のグルーピング
に基づいている。更に、個別のキャラクタセットまで
は、単一のタイプフェース、フォントおよびキャラクタ
セットからのそれらのキャラクタがロードされるものと
仮定されている。勿論、これは必要とされるものではな
い。代替的な選択メニューを設けることが可能にされ
て、テープの全てのフォントまたは全てのポートレート
フォントの中から、単一のテープ上の全てのタイプフェ
ースまたは特定のキャラクタのグループから、もしくは
単一のテープ上の全てのフォントの中から、同様なキャ
ラクタセットを選択することが許容される。

【００３６】この発明によれば、そして図１６を参照す
ると、低速の入出力プロセッサ６００において、（図１
０〜図１５についての説明のような保存のために選択さ
れた）ユーザインタフェース５２から得られた値と、テ
ープドライブ５３からＲＡＭ８３ を介して渡された情
報との間の比較操作が、フォントコンパレータ６０２に
よって実行される。保存されているパラメータが個別の
キャラクタ情報と比較されて、ユーザインタフェースに
おいてなされた決定に従って保存される。かくして、例
えば、ユーザインタフェースにおいて、図９に示されて
いるキャラクタＡがフィルタ内にあるときには、この”
Ａ”がメインメモリ５６に保存されることになる。この
比較は異なるレベルにおいて行うことができる。例え
ば、キャラクタコード”１０１”，”１０２”，”１０
３”に対する比較により、全体的なキャラクタセットで
ある”ラテンアルファベット”が含まれることが可能に
されるか、または、キャラクタ”Ａ”，”Ｂ”，”Ｃ”
だけであるようにされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明が組み込まれた例示的な静電写真再
生マシンの斜視図である。

【図２】 図１に示されているプリントシステムの主要
な要素を描いたブロック図である。

【図３】 図１に示されているプリントシステムの主要
な機械的構成部を例示する平面図である。

【図４】 図１に示されているプリントシステムに対す
る文書スキャナのある所定の構成上の詳細を示す概略図
である。

【図５】 図１に示されているプリントシステムに対す
るコントロールセクションの所要部を示す概略的なブロ
ック図である。

【図６】 図１に示されているプリントシステムに対す
るコントロールセクションの所要部を示す概略的なブロ
ック図である。

【図７】 図１に示されているプリントシステムに対す
るコントロールセクションの所要部を示す概略的なブロ
ック図である。

【図８】 図１に示されているプリントシステムに対す
るプリント配線基板および共通ライン接続とともにその
オペレーティングシステムを示すブロック図である。

【図９】 一つの可能性のあるフォント情報のフォーマ
ットを示す図であり、ここに、ある１個のタイプフェー
スにおけるフォントのキャラクタが利用可能にされる。

【図１０】 フォント保存部のコントロールのために有
用な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェ
ースのスクリーン表示図である。

【図１１】 フォント保存部のコントロールのために有
用な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェ
ースのスクリーン表示図である。

【図１２】 フォント保存部のコントロールのために有
用な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェ
ースのスクリーン表示図である。

【図１３】 フォント保存部のコントロールのために有
用な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェ
ースのスクリーン表示図である。

【図１４】 フォント保存部のコントロールのために有
用な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェ
ースのスクリーン表示図である。

【図１５】 フォント保存部のコントロールのために有
用な、フォントメモリの管理におけるユーザインタフェ
ースのスクリーン表示図である。

【図１６】 フォントフィルタ配列を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

２ プリントシステム、６ スキャナセクション、７
コントローラセクション、８ プリンタセクション、２
０ プラテン、２２ 文書、２４ アレイ、２５プロセ
ッサ、２６ レンズ、２８，２９，３０ ミラー、３５
自動文書ハンドラ、３７ 文書トレイ、４０ 真空搬
送ベルト、４１ 文書搬送ロール、４２文書搬送ベル
ト、４４ 文書搬送ロール、４６ スロット、４８ キ
ャッチトレイ、４９ 搬送ロール、５０ イメージ入力
コントローラ、５２ ユーザインタフェース（ＵＩ）、
５４ システムコントローラ、５６ メインメモリディ
スク、５８ イメージ操作セクション、６０ イメージ
出力コントローラ、６１システムメモリ、６２ タッチ
スクリーン、６４ キーボード、６６ マウス、６７
カーソル、８７ ラスタ出力スキャナセクション、９１
レーザ、９４イメージ化ビーム、９５ プリントモジ
ュールセクション、９８ 受光体、１００ 回転ポリゴ
ン、１０２ 帯電装置、１０４ 現像部、１０６ 帯電
ステーション、１０７ 給紙セクション、１０８ プリ
ントメディア、１１０ 主要ペーパトレイ、１１２，１
１４ 補助ペーパトレイ、１１６ 定着部、１１８ 出
力トレイ、１２０ 仕上げ部、１２２ ステッチ部、１
２４ サーマルバインダ、

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 選択されたフォントによるプリントのた
   めに、指示されたコントローラに対して伝送される文書
   におけるキャラクタのプリントをする装置を含んでお
   り、選択されるフォントはその使用のためにデバイスメ
   モリに保存されている、プリンタのためのプリントコン
   トローラにおいて：選択されるフォントをその内部に保
   存するフォント保存手段を含んでおり、選択されたフォ
   ントによるプリントのために指示されたキャラクタのプ
   リントをする要求があったときに、該選択されたフォン
   トのアクセスが可能にされている前記デバイスメモリ；
   外部源からのフォントによるキャラクタのプリント要求
   がなされて、フォント情報を受け入れるための外部フォ
   ント受け入れ手段；前記フォント保存手段における保存
   のための前記フォント情報から、選択されるフォント情
   報を指定するためのフォント指定手段；および前記選択
   されたフォント情報と前記外部フォント受け入れ手段か
   らの受け入れたフォント情報とを比較して、前記フォン
   ト指定手段において指定されたように選択されたフォン
   ト情報だけを前記フォント保存手段に伝送するためのフ
   ォント比較手段；を含んでなる、プリントコントロー
   ラ。
2. 【請求項２】 前記フォント指定手段は、保存されるべ
   きフォント情報におけるキャラクタを指定するものであ
   る、請求項１に記載のデバイス。
3. 【請求項３】 前記フォント指定手段は、保存されるべ
   きではないフォント情報におけるキャラクタを指定する
   ものである、請求項１に記載のデバイス。
4. 【請求項４】 選択されたフォントにより伝送される文
   書におけるキャラクタのプリントをする装置であって、
   選択されるフォントはその使用のためにデバイスメモリ
   に保存され、また、保存可能にされており、前記選択さ
   れたフォントによるプリントのために指定されたキャラ
   クタのプリントが要求されたときにアクセス可能にされ
   るもの；外部源からのフォント情報を受け入れるための
   外部フォント受け入れ手段；その中の前記フォントおよ
   びキャラクタの特性を付与するパラメータの同定をする
   前記フォント情報；および、前記フォント保存手段にお
   ける保存のために、前記フォント情報の該当の部分から
   フィルタ操作をするフォントフィルタ手段；を含んでな
   るプリント装置において、前記フォントフィルタ手段に
   は：保存のためのフォント情報のパラメータの同定をす
   る指定手段；前記外部フォント受け入れ手段から受け入
   れた前記フォント情報と保存のためのフォント情報につ
   いて同定されたパラメータとを比較するフォント比較手
   段；および前記フォント比較手段によって比較のために
   同定されたフォント情報を保存するための手段；が含ま
   れている、前記のプリント装置。