JP3613305B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、印刷機(プリンタ)や複写機などの画像形成システムの画像処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷機ないし複写機で文書を印刷ないし複写する場合、1枚の用紙に数ページ分の画像を印字出力することが考えられている。
【0003】
例えば、特開平4−317182号には、画像データを縮小して、1枚の用紙に2ページ分の画像を印刷することによって、印刷時間を短縮するとともに、使用する用紙の枚数を半分に減らすことが示されている。
【0004】
また、特開平4−367980号には、用紙上の印刷領域およびページ割り付け領域に応じて、各ページの画像情報の拡大または縮小などを行うことによって、複数ページ分の画像を1枚の用紙に印刷することが示されている。
【0005】
さらに、特開平4−143827号には、複数ページ分のビットマップ画像を1ページ分の画像として画像メモリ上に展開することによって、両面コピー用ではないプリンタにおいて、複数ページ分の画像を1枚の用紙に印刷することが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の方法は、いずれも、用紙の節約や印刷時間の短縮化を図るために、または両面印刷の代用などとして、1枚の用紙に数ページ分の画像を印字出力するもので、1枚の用紙に印字出力する数ページ分の画像を、互いに同等の大きさとするものである。
【0007】
そのため、1枚の用紙に1ページ分の画像を印字出力する場合と比較すれば、一度に多くの情報を見ることができ、前後の情報の相関関係も、ある程度は理解することができるものの、1枚の用紙に印字出力される数ページ分の画像は、それぞれ元の画像の1/2または1/4などに縮小されたものとなるので、小さい文字や絵の場合には、見ずらくなり、目に負担がかかる欠点がある。
【0008】
また、ある1枚の用紙に印字出力された数ページ分の画像と、その前または後の1枚の用紙に印字出力された数ページ分の画像とは、一度に見ることができないので、前後の情報の相関関係も、必ずしも直ちに理解することができない欠点がある。
【0009】
そこで、この発明は、印刷機や複写機などの画像形成システムの画像処理装置において、一方で、文字や絵が見ずらくなることがなく、印字出力された画像の内容を詳細に読み取ることができるとともに、他方で、用紙の他のページを見なくても、前後の情報の相関関係を直ちに理解することができるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像処理装置は、
複数ページに渡るページごとの入力画像データを取得する入力画像データ取得手段と、
前記入力画像データ取得手段により取得された入力画像データを記憶する入力画像データ記憶手段と、
前記入力画像データ記憶手段に記憶された入力画像データのそれぞれのページの画像データを当該ページの画像データとして、その当該ページの画像データから、所定画像サイズの画像データを生成する第1の画像データ生成手段と、
前記入力画像データ記憶手段に記憶された、前記当該ページの前または後の少なくとも1ページの画像データから、前記所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データを生成する第2の画像データ生成手段と、
前記入力画像データのそれぞれのページごとに、前記第1の画像データ生成手段により生成された、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データと、前記第2の画像データ生成手段により生成された、当該ページの前または後の少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成する出力画像データ生成手段と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
この場合、前記第1の画像データ生成手段および前記第2の画像データ生成手段は、前記入力画像データ記憶手段に記憶された入力画像データを縮小処理または拡大処理する機能を備えるものとすることができる。
【0012】
また、前記第2の画像データ生成手段は、前記当該ページの前および後のそれぞれ少なくとも1ページの画像データから、前記小さい画像サイズの画像データを生成するものとし、前記出力画像データ生成手段は、前記入力画像データのそれぞれのページごとに、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データと、当該ページの前および後のそれぞれ少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成するものとすることができる。
【0013】
さらに、上記の段落[0012]の場合において、前記第1の画像データ生成手段または前記第2の画像データ生成手段は、前記当該ページの画像データから、前記小さい画像サイズの画像データを生成するものとし、前記出力画像データ生成手段は、前記入力画像データのそれぞれのページごとに、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データおよび前記小さい画像サイズの画像データと、当該ページの前および後のそれぞれ少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成するとともに、その当該ページについての前記小さい画像サイズの画像データに対して、その画像データが当該ページのものであることを示す修飾を施すものとすることができる。
【0014】
【作用】
上記のように構成した、この発明の画像処理装置においては、例えば、複数ページに渡るページごとの入力画像データがA4サイズのものであり、かつ画像を印字出力する用紙もA4サイズである場合、第1の画像データ生成手段では、当該ページであるiページについてのA4サイズに対して若干縮小された所定画像サイズの画像データが生成され、第2の画像データ生成手段では、少なくともi−1ページまたはi+1ページについてのA4サイズに対して大きく縮小された画像サイズの画像データが生成される。
【0015】
そして、出力画像データ生成手段では、iページの出力画像データとして、iページについてのA4サイズより若干小さい所定画像サイズの画像データと、少なくともi−1ページまたはi+1ページについてのA4サイズよりかなり小さい画像サイズの画像データとを、1ページ内に配置したものが得られ、そのiページの出力画像データが、画像処理装置から印字装置に送出されて、印字装置において用紙上に印字出力される。
【0016】
したがって、例えば、複数ページに渡るページごとの入力画像データが、図8のページ1,2,3,4,5,6で示すようなものであるとき、用紙上には、図9(A)(B)(C)もしくは(D)、または図10、あるいは図11に示すように、用紙の1ページ内に、本来の当該ページの画像が相対的に大きい画像サイズで印字出力されると同時に、本来の当該ページの前または後の1ページまたは複数ページの画像が相対的に小さい画像サイズで印字出力されることとなる。
【0017】
したがって、本来の当該ページの画像は、文字や絵が見ずらくなることがなく、本来の当該ページの画像から、印字出力された画像の内容を詳細に読み取ることができるとともに、用紙の同じページに印字出力された、本来の当該ページの前または後のページの画像から、用紙の他のページを見なくても、前後の情報の相関関係を直ちに理解することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の画像処理装置の一例を備える画像形成システムの一実施形態を示し、ネットワーク上に配置された電子複写印刷機として、用紙原稿を出力用紙上に複写する機能と、ネットワークを通じて得られる、いわゆる電子原稿により出力用紙上に画像を印刷する機能とを備える場合である。
【0019】
すなわち、この実施形態の画像形成システムは、全体として、第1の入力装置としてのスキャナ装置10、第2の入力装置としてのネットワーク装置20、画像処理装置30、印字装置80および後処理装置90を備える。
【0020】
スキャナ装置10は、用紙原稿を読み取って画像データを出力するもので、これから得られるページごとの画像データは、後述するようにページごとの入力画像データとして画像処理装置30内に取り込まれる。なお、スキャナ装置10は、自動文書処理機能を備え、原稿を自動的に循環させて読取走査を行うことができるものである。
【0021】
ネットワーク装置20は、ネットワーク上に配置されたワークステーションやパーソナルコンピュータなどのジョブ発行装置(クライアント装置)から送信された印刷ジョブを受信して、そのPostScript(AdobeSystems社の登録商標)などのPDL(Page Description Language :ページ記述言語)で記述された印字情報、およびこれに付加されたジョブ属性情報を、画像形成システムに取り込むものである。
【0022】
後述するように、このネットワーク装置20から得られる印字情報およびジョブ属性情報は、画像処理装置30内に取り込まれて、画像処理装置30内において、その印字情報がページごとの画像データに変換される。
【0023】
画像処理装置30は、画像入力コントローラ31、ネットワークコントローラ32、システムコントローラ41、印字情報記憶部42、画像データ生成部43、画像データ記憶部44、別途画像データ生成部45、別途画像データ記憶部46、印字画像データ生成部47、印字画像データ記憶部48、画像出力コントローラ49およびユーザインタフェース70を有する。
【0024】
スキャナ装置10から出力されたページごとの画像データは、画像入力コントローラ31により画像処理装置30内に取り込まれて、システムコントローラ41により、ページごとの入力画像データとして画像データ記憶部44に書き込まれる。
【0025】
スキャナ装置10で原稿を読み取る場合には、後述するように利用者がユーザインタフェース70で複写ジョブの属性を設定するもので、そのユーザインタフェース70からのジョブ属性情報は、システムコントローラ41に取り込まれて、入力画像データと関連づけられてシステムコントローラ41内のメモリに書き込まれる。
【0026】
ネットワーク装置20で受信された、PDLで記述された印字情報は、ネットワークコントローラ32により画像処理装置30内に取り込まれて、システムコントローラ41により印字情報記憶部42に書き込まれた後、システムコントローラ41により印字情報記憶部42から読み出されて、画像データ生成部43においてページごとの画像データに変換される。そして、その画像データ生成部43で生成されたページごとの画像データは、システムコントローラ41により、ページごとの入力画像データとして画像データ記憶部44に書き込まれる。
【0027】
ネットワーク装置20で受信されたジョブ属性情報は、ネットワークコントローラ32を通じてシステムコントローラ41に取り込まれて、上記のように印字情報から生成された入力画像データと関連づけられてシステムコントローラ41内のメモリに書き込まれる。
【0028】
別途画像データ生成部45は、画像データ記憶部44に記憶された入力画像データから、当該ページについての所定画像サイズの画像データ、および当該ページの前または後の1ページまたは複数ページについての上記所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データを、別途画像データとして生成するものである。
【0029】
別途画像データ生成部45で生成された別途画像データは、システムコントローラ41により別途画像データ記憶部46に書き込まれる。
【0030】
印字画像データ生成部47は、別途画像データ記憶部46に記憶された別途画像データから、またはこれと画像データ記憶部44に記憶された入力画像データとから、当該ページについての所定画像サイズの画像データ、および当該ページの前または後の1ページまたは複数ページについての上記所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データを、同一ページ内に印刷するための印字画像データ(出力画像データ)を生成するものである。
【0031】
印字画像データ生成部47で生成された印字画像データは、システムコントローラ41により印字画像データ記憶部48に書き込まれる。
【0032】
印字画像データ記憶部48に記憶された印字画像データは、印刷指示情報および後処理指示情報とともに、システムコントローラ41により、画像出力コントローラ49から印字装置80に送出される。
【0033】
ユーザインタフェース70は、複写ジョブの属性を設定するなど、利用者が各種の選択をし、または指示を入力するとともに、利用者の選択または指示のための案内や、画像処理装置30の動作状況などを表示するもので、具体的には後述するように構成される。
【0034】
印字装置80は、画像処理装置30の画像出力コントローラ49からの印字画像データを用紙上に出力し、後処理装置90は、印字装置80からの印刷物に対して針綴じ(ステープル)などの後処理をするものである。印字装置80は、この例ではレーザプリンタで構成される。
【0035】
図2は、上記の画像処理装置30のハードウエア構成の一例を示す。システムバス51には、メインプロセッサ52、キャッシュメモリ53、メインメモリ54およびメモリコントローラ55が接続されるとともに、ハードディスク56がディスクコントローラ57を介して接続され、これにより、上記のシステムコントローラ41、印字情報記憶部42、画像データ生成部43、画像データ記憶部44、別途画像データ生成部45、別途画像データ記憶部46、印字画像データ生成部47および印字画像データ記憶部48が構成される。
【0036】
印字情報記憶部42、画像データ記憶部44、別途画像データ記憶部46および印字画像データ記憶部48は、ハードディスク56により構成され、入力画像データ、別途画像データおよび印字画像データは、ジョブ属性情報に関連づけられて、データファイルまたはデータファイル群として、ハードディスク56に書き込まれ、一連のデータブロックとして、メインメモリ54上に読み出される。
【0037】
また、後述するジョブ作成ルーチンおよび印字画像データ生成ルーチンなどの制御プログラムは、あらかじめハードディスク56に書き込まれて、ハードディスク56からメインメモリ54上に随時、ロードされる。
【0038】
スキャナ装置10およびネットワーク装置20は、画像入力コントローラ31およびネットワークコントローラ32を介してシステムバス51に接続され、印字装置80は、画像出力コントローラ49を介してシステムバス51に接続される。
【0039】
ユーザインタフェース70は、操作装置部71およびディスプレイ72からなり、この例では、高機能デジタル複写機のコントロールパネルと同様に、操作装置部71としてタッチパネルおよびマウスを有し、ディスプレイ72としてビットマップディスプレイを有する。
【0040】
その操作装置部71は、シリアル通信コントローラ61を介してシステムバス51に接続され、ディスプレイ72は、ディスプレイコントローラ62を介してシステムバス51に接続される。また、ディスプレイメモリ63が、システムバス51およびディスプレイコントローラ62に接続される。
【0041】
図3は、上記のスキャナ装置10で原稿を読み取る場合のジョブ、すなわち複写ジョブの処理手順を示す。ただし、二重枠で示した手順は利用者が行うものである。
【0042】
利用者は、まずステップ101において、スキャナ装置10に原稿をセットし、次にステップ102に進んで、ジョブプログラミングを行う。すなわち、ユーザインタフェース70により、当該画像形成システムに行わせる処理を設定する。
【0043】
このジョブプログラミングの際には、ユーザインタフェース70のディスプレイ72上に、図6に示すようなジョブ属性設定ウインドウ(以下、ジョブチケットと称する)73が表示され、利用者は、その表示された個々のアイコンを、マウスによりクリックし、またはタッチパネルから押下することによって、後述するように各種のジョブ属性を設定する。
【0044】
さらに、このジョブチケット73での設定に応じて、ユーザインタフェース70のディスプレイ72上には、図7に示すようなNアップ設定サブパネル74などのサブパネルが表示され、利用者は、後述するように、前後ページの印字を含む広義の意味でのNアップなどの各種のジョブ属性を設定することができる。
【0045】
このようにステップ102でジョブプログラミングを行った後、利用者は、ステップ103に進んで、図6のジョブチケット73の右上部のスキャンボタン73sを押下する。
【0046】
これにより、複写ジョブ処理は、ステップ104に進んで、スキャナ装置10において、スキャンニング、すなわち原稿の走査がなされる。
【0047】
上述したように、スキャナ装置10で原稿が読み取られてスキャナ装置10から出力された画像データは、ページごとの入力画像データとして一旦、画像データ記憶部44に書き込まれる。
【0048】
そして、入力画像データの画像データ記憶部44への書き込み後、複写ジョブ処理は、ステップ105に進んで、画像処理装置30において、図4に示して後述するようなジョブ作成ルーチン110により、ジョブ作成として別途画像データの生成を含む処理を実行する。
【0049】
このジョブ作成の実行後、複写ジョブ処理は、ステップ106に進んで、画像処理装置30において、図5に示して後述するような印字画像データ生成ルーチン120により、ジョブ実行として印字画像データを生成する。
【0050】
このジョブ実行の実行後、複写ジョブ処理は、ステップ107に進んで、システムコントローラ41が、印字画像データ記憶部48に記憶された印字画像データを、画像出力コントローラ49に送出し、画像出力コントローラ49が、その印字画像データを、上記のようにレーザプリンタからなる印字装置80に、印字装置80における用紙の送り方向の順で、かつレーザの走査方向の順の、ラスターデータとして出力し、印字装置80が、そのラスターデータを用紙上に印字出力する。
【0051】
ステップ107における印字出力後、複写ジョブ処理は、ステップ108に進んで、後処理装置90が、印字装置80からの後処理指示情報により、印字装置80から排出された印刷物に対して針綴じなどの後処理を行い、複写ジョブ処理を終了する。
【0052】
ステップ102のジョブプログラミングの際にユーザインタフェース70のディスプレイ72上に表示される、図6のジョブチケット73において、「ジョブ名」は、複写ジョブの名称を設定するものである。
【0053】
図1および図2では省略しているが、この実施形態の画像形成システムは、スキャナ装置10で原稿を読み取って得られた画像データを画像処理装置30内に保存できるもので、ジョブチケット73の「送り先」は、その画像データの保存に関連して、「プリント後削除」「保存」「プリント後保存」などのいずれかを指定できるものである。
【0054】
「プリント部数」は、複写部数ないし保存文書の印刷部数を指示する。
【0055】
「アウトプット」は、そのアイコンを指示することにより、図示していないが、アウトプット設定サブパネルが表示されて、そのアウトプット設定サブパネルにより、「出力形態」として丁合いとスタックのいずれかを、「トレイ」としてトップトレイとスタッカーのいずれに印刷物を排出するかを、「フィニッシング(後処理)」として左綴じ製本、針綴じおよび帯綴じのいずれかを、「仕分け紙」として仕分け紙の要否を、それぞれ設定できるものである。
【0056】
「シグネチャー」は、それを指示することにより、いわゆる折丁ないし中とじ製本を行わせることができるものである。
【0057】
「表紙」は、そのアイコンを指示することにより、図示していないが、表紙設定サブパネルが表示されて、その表紙設定サブパネルにより、表紙として、おもて表紙のみ、うら表紙のみ、およびおもて表紙とうら表紙の両方の、いずれを要求するかを指示できるものである。
【0058】
この表紙設定サブパネルにより、おもて表紙のみ、またはおもて表紙とうら表紙の両方を要求したときには、図示していないが、おもて表紙設定サブパネルが表示されて、そのおもて表紙設定サブパネルにより、おもて表紙のサイズ、タイプ、色および印刷面を設定できる。印刷面としては、印刷しない場合のほか、おもて表紙のおもて面のみ、うら面のみ、およびおもて面とうら面の両方の、いずれかを指示できるものである。ジョブチケット73の「おもて表紙」には、このおもて表紙設定サブパネルにより設定されたものが表示される。
【0059】
また、表紙設定サブパネルにより、うら表紙のみ、またはおもて表紙とうら表紙の両方を要求したときには、図示していないが、うら表紙設定サブパネルが表示されて、そのうら表紙設定サブパネルにより、うら表紙のサイズ、タイプ、色および印刷面を設定できる。ジョブチケット73の「うら表紙」には、このうら表紙設定サブパネルにより設定されたものが表示される。
【0060】
また、上記のアウトプット設定サブパネルにより、仕分け紙を要求したときにも、図示していないが、仕分け紙設定サブパネルが表示されて、その仕分け紙設定サブパネルにより、仕分け紙のサイズ、タイプ、色および印刷面を設定できる。
【0061】
なお、表紙または仕分け紙の印刷は、例えば、原稿中に表紙または仕分け紙のイメージとしてあらかじめ存在するイメージが用紙上に印刷されることにより、または原稿内容のイメージが表紙または仕分け紙のイメージとして抽出されて用紙上に印刷されることにより、実現される。
【0062】
ジョブチケット73の「原稿」は、そのアイコンを指示することにより、別のサブパネルが表示されて、原稿サイズを指示できるものであり、「用紙」は、そのアイコンを指示することにより、別のサブパネルが表示されて、上記の表紙および仕分け紙を除く、通常の印字される用紙のサイズ、タイプおよび色を設定できるものである。
【0063】
「面と向き」は、そのアイコンを指示することにより、別のサブパネルが表示されて、両面印刷と片面印刷のいずれかを選択できるとともに、両面印刷の場合には、おもて面およびうら面に印刷されるイメージの天地を同じにするか逆にするかを指定できるものである。
【0064】
「縮小/拡大」は、そのアイコンを指示することにより、別のサブパネルが表示されて、イメージの縮小拡大率を設定できるものである。
【0065】
「イメージ移動」は、原稿上のイメージを横方向ないし縦方向に移動させて用紙上に印刷する場合に、その移動方向および移動量を設定できるものである。
【0066】
そして、「Nアップ」は、そのアイコンを指示することにより、図7に示したNアップ設定サブパネル74が表示されて、広義の意味でのNアップを設定できるものである。広義のNアップとは、用紙の1ページにNページ分の画像を均等な大きさで印字出力する狭義のNアップと、この発明に係る前後ページの印字とを含むものである。
【0067】
この実施形態は、狭義のNアップとして、「標準」「2アップ」および「4アップ」のいずれかを指定できるとともに、前後ページの印字として、「前後1ページ」と「前後複数ページ」のいずれかを指定できる場合である。
【0068】
「標準」は、それを指示することにより、用紙の1ページに1ページ分の画像を印字出力するもので、便宜上、これも狭義のNアップの一種とする。ただし、ジョブチケット73において「Nアップ」を指示しないときにも、この標準モードとされる。
【0069】
「2アップ」は、用紙の1ページに2ページ分の画像を均等な大きさで印字出力することができ、「4アップ」は、用紙の1ページに4ページ分の画像を均等な大きさで印字出力することができるものである。
【0070】
前後ページの印字のうちの「前後1ページ」は、用紙の1ページに、本来の当該ページについての相対的に大きい画像サイズの画像と、その前または後の1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像とを、同時に印字出力することができるものである。
【0071】
さらに、この実施形態は、この「前後1ページ」を指示したときには、その面付けにつき、次の6つのモードのうちのいずれかを、同様にアイコンの指示により選択できる場合である。
【0072】
第1は、本来の当該ページであるiページについての相対的に大きい画像サイズの画像が左上に印字され、i+1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が右下に印字される「右下モード」である。
【0073】
第2は、iページについての相対的に大きい画像サイズの画像が左下に印字され、i+1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が右上に印字される「右上モード」である。
【0074】
第3は、iページについての相対的に大きい画像サイズの画像が上側に印字され、i−1ページおよびi+1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が左下および右下に印字される「左下/右下モード」である。
【0075】
第4は、iページについての相対的に大きい画像サイズの画像が左側に印字され、i−1ページおよびi+1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が右下および右上に印字される「右下/右上モード」である。
【0076】
第5は、見開きとされる左右ページ中の、左ページの上側に本来の当該ページであるiページについての相対的に大きい画像サイズの画像が印字され、左下にi−1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が印字されるとともに、右ページの上側に本来の当該ページであるi+1ページについての相対的に大きい画像サイズの画像が印字され、右下にi+2ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が印字される「見開き左下/右下モード」である。
【0077】
第6は、同じく見開きとされる左右ページ中の、左ページの下側にiページについての相対的に大きい画像サイズの画像が印字され、左上にi−1ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が印字されるとともに、右ページの下側にi+1ページについての相対的に大きい画像サイズの画像が印字され、右上にi+2ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が印字される「見開き左上/右上モード」である。
【0078】
前後ページの印字のうちの「前後複数ページ」は、用紙の1ページの左上に、本来の当該ページであるiページについての相対的に大きい画像サイズの画像が印字されると同時に、左下から右上にかけて逆L状に配置されて、i−2ページ、i−1ページ、iページ、i+1ページおよびi+2ページについての相対的に小さい画像サイズの画像が印字されるものである。
【0079】
この場合、iページについての相対的に小さい画像サイズの画像に対しては、シェードを付し、または太い枠で囲み、あるいは画像の白黒を反転させるなど、その画像がiページのものであることを示す修飾が施される。
【0080】
例えば、図8に示すような、ページ1からページ6までの原稿をスキャナ装置10に読み取らせ、図7のNアップ設定サブパネル74で、シェードを付して示すように「前後1ページ」の「左下/右下モード」を指定したとき、後述する処理によって、出力用紙の1ページ目には、図9(A)に示すように、原稿のページ1についての相対的に大きい画像サイズの画像P1が上側に印字され、原稿のページ2についての相対的に小さい画像サイズの画像p2が右下に印字され、出力用紙の2ページ目には、図9(B)に示すように、原稿のページ2についての相対的に大きい画像サイズの画像P2が上側に印字され、原稿のページ1およびページ3についての相対的に小さい画像サイズの画像p1およびp3が左下および右下に印字される。
【0081】
同様に、出力用紙の5ページ目には、図9(C)に示すように、原稿のページ5についての相対的に大きい画像サイズの画像P5が上側に印字され、原稿のページ4およびページ6についての相対的に小さい画像サイズの画像p4およびp6が左下および右下に印字され、出力用紙の6ページ目には、図9(D)に示すように、原稿のページ6についての相対的に大きい画像サイズの画像P6が上側に印字され、原稿のページ5についての相対的に小さい画像サイズの画像p5が左下に印字される。
【0082】
また、Nアップ設定サブパネル74で、「前後1ページ」の「右下/右上モード」を指定したときには、後述する処理によって、例えば、出力用紙の2ページ目には、図10に示すように、原稿のページ2についての相対的に大きい画像サイズの画像P2が左側に印字され、原稿のページ1およびページ3についての相対的に小さい画像サイズの画像p1およびp3が右下および右上に印字される。
【0083】
また、Nアップ設定サブパネル74で、「前後複数ページ」を指定したときには、後述する処理によって、例えば、出力用紙の3ページ目には、図11に示すように、原稿のページ3についての相対的に大きい画像サイズの画像P3が左上に印字されると同時に、左下から右上にかけて逆L状に配置されて、原稿のページ1,2,3,4および5についての相対的に小さい画像サイズの画像p1,p2,p3,p4およびp5が印字されるとともに、図示するように画像p3に対してシェードが付される。
【0084】
上述したように、図3に示した複写ジョブ処理手順100のステップ105では、ステップ102で利用者により上記のように設定されたジョブ属性に従って、図4に示すようなジョブ作成ルーチン110により、画像処理装置30の別途画像データ生成部45において、別途画像データが生成される。
【0085】
すなわち、ジョブ作成ルーチン110では、スキャナ装置10から出力された画像データがページごとの入力画像データとして画像データ記憶部44に書き込まれた後、メインプロセッサ52が、まずステップ111において、メインメモリ54から、図6のジョブチケット73、図7のNアップ設定サブパネル74、およびその他のサブパネルで設定されたジョブ属性、すなわちジョブチケット情報を読み出し、次にステップ112において、広義のNアップにつき、前後ページの印字が設定されているか否かを判断する。
【0086】
そして、前後ページの印字が設定されているときには、メインプロセッサ52は、ステップ112からステップ113に進んで、上記の「右下モード」「右上モード」「左下/右下モード」「右下/右上モード」などの指定から、前後ページの面付けを設定するとともに、画像サイズの縮小拡大率を決定する。
【0087】
画像サイズの縮小拡大率は、前後ページの面付け態様と、原稿サイズおよび出力用紙サイズとから、自動的に決定される。すなわち、例えば、図9に示したように印字出力されるべき「前後1ページ」の「左下/右下モード」が指定されるとともに、原稿サイズがA4サイズ、出力用紙サイズもA4サイズであるときには、例えば、当該ページであるiページについての所定画像サイズは、元の画像サイズの90%のサイズとされ、i−1ページおよびi+1ページについての上記所定画像サイズより小さい画像サイズは、それぞれ元の画像サイズの10%のサイズとされる。
【0088】
また、原稿サイズに比べて出力用紙サイズが大きいときには、iページについての所定画像サイズが、元の画像サイズと同じにされ、または元の画像サイズに対して拡大される場合があり、さらに原稿サイズに比べて出力用紙サイズが著しく大きいときには、i−1ページおよびi+1ページについての上記所定画像サイズより小さい画像サイズが、元の画像サイズと同じにされ、または元の画像サイズに対して拡大される場合がある。
【0089】
ステップ113で、前後ページの面付けを設定するとともに、画像サイズの縮小拡大率を決定したら、メインプロセッサ52は、次にステップ114に進んで、画像データ記憶部44から読み出す入力画像データのページiを原稿の開始ページに設定し、さらにステップ115に進んで、画像データ記憶部44からiページの入力画像データを読み出して、その入力画像データをステップ113で決定した縮小拡大率で縮小または拡大し、その縮小拡大後の画像データを別途画像データとして別途画像データ記憶部46に保存する。
【0090】
この場合、縮小拡大後の別途画像データとしては、所定画像サイズの画像データと、所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データとの、2通りのものが生成される。ただし、上記のように所定画像サイズ、または所定画像サイズより小さい画像サイズが、元の画像サイズと同じにされるときには、その画像データについては、画像データ記憶部44に記憶された入力画像データそのものを、別途画像データとすることができ、新たに別途画像データを生成する必要はない。
【0091】
次に、メインプロセッサ52は、ステップ116に進んで、iを1だけインクリメントし、さらにステップ117に進んで、そのiが原稿の終了ページを超えたか否かを判断し、終了ページ以下であるときには、ステップ115に戻って、ステップ115〜117を繰り返す。
【0092】
ステップ117で、iが原稿の終了ページを超えたと判断したときには、メインプロセッサ52は、次にステップ119に進んで、別の印刷属性に従ったジョブ作成手順を実行して、ジョブ作成処理を終了する。
【0093】
ステップ112で、前後ページの印字が設定されていないと、すなわち狭義のNアップが設定されていると、判断したときには、メインプロセッサ52は、ステップ112からステップ118に進んで、上記の「標準」「2アップ」および「4アップ」のいずれかの指定に応じて、標準、2アップまたは4アップのジョブ作成手順を実行し、さらにステップ119に進んで、別の印刷属性に従ったジョブ作成手順を実行して、ジョブ作成処理を終了する。
【0094】
上述したように、図3に示した複写ジョブ処理手順100のステップ106では、ステップ102で利用者により上記のように設定されたジョブ属性に従って、図5に示すような印字画像データ生成ルーチン120により、画像処理装置30の印字画像データ生成部47において、印字画像データ(出力画像データ)が生成される。
【0095】
すなわち、印字画像データ生成ルーチン120では、上述したジョブ作成ルーチン110の終了後、メインプロセッサ52が、まずステップ121において、広義のNアップにつき、前後ページの印字が設定されているか否かを判断する。
【0096】
そして、前後ページの印字が設定されているときには、メインプロセッサ52は、ステップ121からステップ122に進んで、印字画像データのページiを開始ページに設定し、さらにステップ123に進んで、印字画像データ記憶部48に記憶されたiページの印字画像データをクリアする。
【0097】
次に、メインプロセッサ52は、ステップ124に進んで、上記のiページについての所定画像サイズの画像データとして、画像データ記憶部44からiページの入力画像データを、または別途画像データ記憶部46からiページの別途画像データを読み出し、その読み出したiページについての所定画像サイズの画像データをiページの印字画像データに配置する。
【0098】
すなわち、上記のようにiページについての所定画像サイズが元の画像サイズに対して縮小または拡大されたときには、別途画像データ記憶部46から、そのiページの縮小拡大後の画像データを読み出して、それをiページについての所定画像サイズの画像データとして、iページの印字画像データに配置し、iページについての所定画像サイズが元の画像サイズと同じにされたときには、画像データ記憶部44からiページの入力画像データを読み出して、それをiページについての所定画像サイズの画像データとして、iページの印字画像データに配置する。
【0099】
また、図11に示したように印字出力されるべき「前後複数ページ」が指定されたときには、ステップ124において、併せて、上記のiページについての所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データとして、画像データ記憶部44からiページの入力画像データを、または別途画像データ記憶部46からiページの別途画像データを読み出し、その読み出したiページについての所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データを、シェードを付すなどの処理を施した上で、iページの印字画像データに配置する。
【0100】
次に、メインプロセッサ52は、ステップ125に進んで、上記のi−1ページについての所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データとして、別途画像データ記憶部46からi−1ページの別途画像データを読み出して、それをiページの印字画像データに配置する。ただし、i−1ページについての所定画像サイズより小さい画像サイズが元の画像サイズと同じにされたときには、画像データ記憶部44からi−1ページの入力画像データを読み出して、それをiページの印字画像データに配置する。
【0101】
iが開始ページであるときには、この処理を行うことなく、次のステップ126に進む。図7に示した「前後1ページ」の「右下モード」または「右上モード」が指定されたときにも、この処理を行うことなく、次のステップ126に進む。
【0102】
また、図11に示したように印字出力されるべき「前後複数ページ」が指定されたときには、ステップ125において、併せて、上記のi−2ページについての所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データとして、別途画像データ記憶部46からi−2ページの別途画像データを、または画像データ記憶部44からi−2ページの入力画像データを読み出して、それをiページの印字画像データに配置する。ただし、iが開始ページまたは開始ページの直後のページであるときには、この処理を行わない。
【0103】
次に、メインプロセッサ52は、ステップ126に進んで、上記のi+1ページについての所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データとして、別途画像データ記憶部46からi+1ページの別途画像データを読み出して、それをiページの印字画像データに配置する。ただし、i+1ページについての所定画像サイズより小さい画像サイズが元の画像サイズと同じにされたときには、画像データ記憶部44からi+1ページの入力画像データを読み出して、それをiページの印字画像データに配置する。
【0104】
iが終了ページであるときには、この処理を行うことなく、次のステップ127に進む。
【0105】
また、図11に示したように印字出力されるべき「前後複数ページ」が指定されたときには、ステップ126において、併せて、上記のi+2ページについての所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データとして、別途画像データ記憶部46からi+2ページの別途画像データを、または画像データ記憶部44からi+2ページの入力画像データを読み出して、それをiページの印字画像データに配置する。ただし、iが終了ページまたは終了ページの直前のページであるときには、この処理を行わない。
【0106】
次に、メインプロセッサ52は、ステップ127に進んで、上記のように各画像データが配置されたiページの印字画像データを、印字画像データ記憶部48に保存する。
【0107】
次に、メインプロセッサ52は、ステップ128に進んで、iを1だけインクリメントし、さらにステップ129に進んで、そのiが終了ページを超えたか否かを判断し、終了ページ以下であるときには、ステップ123に戻って、ステップ123〜129を繰り返す。
【0108】
ステップ129で、iが終了ページを超えたと判断したときには、メインプロセッサ52は、印字画像データ生成処理を終了する。
【0109】
ステップ121で、前後ページの印字が設定されていないと、すなわち狭義のNアップが設定されていると、判断したときには、メインプロセッサ52は、ステップ121からステップ130に進んで、上記の「標準」「2アップ」および「4アップ」のいずれかの指定に応じて、標準、2アップまたは4アップの印字画像データ生成手順を実行した上で、印字画像データ生成処理を終了する。
【0110】
以上は、スキャナ装置10で原稿を読み取る場合を主として示したが、ネットワークを通じてネットワーク装置20でジョブ発行装置からの印刷ジョブを受信し、その印刷ジョブを画像形成システムで実行する場合も、上述したようにPDLで記述された印字情報が画像処理装置30内でページごとの画像データに変換され、かつ印刷属性を含むジョブ属性が印字情報に付加されるジョブ属性情報によって設定される点が異なるだけで、上記のように複写ジョブを処理する場合と同様である。
【0111】
そして、上記の実施形態によれば、例えば、図8に示すような、ページ1からページ6までの原稿をスキャナ装置10に読み取らせ、図7のNアップ設定サブパネル74で、「前後1ページ」の「左下/右下モード」を指定したときには、出力用紙の1ページ目、2ページ目、5ページ目および6ページ目には、図9(A)(B)(C)および(D)に示すように画像が印字出力され、「前後1ページ」の「右下/右上モード」を指定したときには、出力用紙の2ページ目には、図10に示すように画像が印字出力され、「前後複数ページ」を指定したときには、出力用紙の3ページ目には、図11に示すように画像が印字出力される。
【0112】
このように、上述した実施形態によれば、用紙の1ページ内に、本来の当該ページの画像が相対的に大きい画像サイズで印字出力されると同時に、本来の当該ページの前または後の1ページまたは複数ページの画像が相対的に小さい画像サイズで印字出力されることとなる。
【0113】
したがって、本来の当該ページの画像は、文字や絵が見ずらくなることがなく、本来の当該ページの画像から、印字出力された画像の内容を詳細に読み取ることができるとともに、用紙の同じページに印字出力された、本来の当該ページの前または後のページの画像から、用紙の他のページを見なくても、前後の情報の相関関係を直ちに理解することができる。また、印刷された文書から目的のページを検索する際にも、少数のページをめくるだけで目的のページを容易に見付け出すことができる。
【0114】
なお、上記の実施形態は、入力装置としてスキャナ装置10とネットワーク装置20を有する、ネットワーク上に配置された電子複写印刷機の場合であるが、入力装置は、いずれか一つでもよい。また、画像データまたはPDLで記述された印字情報が書き込まれたディスク装置や、赤外線通信装置などの無線装置を、入力装置とすることもできる。
【0115】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、一方で、文字や絵が見ずらくなることがなく、印字出力された画像の内容を詳細に読み取ることができるとともに、他方で、用紙の他のページを見なくても、前後の情報の相関関係を直ちに理解することができる。また、印刷された文書から目的のページを検索する際にも、少数のページをめくるだけで目的のページを容易に見付け出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置の一例を備える画像形成システムの一実施形態を示す図である。
【図2】図1の画像処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
【図3】図1の画像形成システムでの複写ジョブ処理手順の一例を示す図である。
【図4】図1の画像処理装置が行うジョブ作成ルーチンの一例を示す図である。
【図5】図1の画像処理装置が行う印字画像データ生成ルーチンの一例を示す図である。
【図6】図1の画像処理装置のユーザインタフェースにおけるジョブ属性設定ウインドウの一例を示す図である。
【図7】図1の画像処理装置のユーザインタフェースにおけるNアップ設定サブパネルの一例を示す図である。
【図8】原稿のイメージ内容の一例を示す図である。
【図9】この発明による場合の用紙上に印字出力される画像の一例を示す図である。
【図10】この発明による場合の用紙上に印字出力される画像の一例を示す図である。
【図11】この発明による場合の用紙上に印字出力される画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 スキャナ装置
20 ネットワーク装置
30 画像処理装置
31 画像入力コントローラ(入力画像データ取得手段)
32 ネットワークコントローラ(入力画像データ取得手段)
41 システムコントローラ
42 印字情報記憶部(入力画像データ取得手段)
43 画像データ生成部(入力画像データ取得手段)
44 画像データ記憶部(入力画像データ記憶手段)
45 別途画像データ生成部(第1、第2の画像データ生成手段)
46 別途画像データ記憶部(生成画像データ記憶手段)
47 印字画像データ生成部(出力画像データ生成手段)
48 印字画像データ記憶部
49 画像出力コントローラ
70 ユーザインタフェース
73 ジョブ属性設定ウインドウ(ジョブチケット)
74 Nアップ設定サブパネル
80 印字装置
90 後処理装置

Claims (5)

  1. 複数ページに渡るページごとの入力画像データを取得する入力画像データ取得手段と、
    前記入力画像データ取得手段により取得された入力画像データを記憶する入力画像データ記憶手段と、
    前記入力画像データ記憶手段に記憶された入力画像データのそれぞれのページの画像データを当該ページの画像データとして、その当該ページの画像データから、所定画像サイズの画像データを生成する第1の画像データ生成手段と、
    前記入力画像データ記憶手段に記憶された、前記当該ページの前または後の少なくとも1ページの画像データから、前記所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データを生成する第2の画像データ生成手段と、
    前記入力画像データのそれぞれのページごとに、前記第1の画像データ生成手段により生成された、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データと、前記第2の画像データ生成手段により生成された、当該ページの前または後の少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成する出力画像データ生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1の画像処理装置において、
    前記第1の画像データ生成手段および前記第2の画像データ生成手段は、前記入力画像データ記憶手段に記憶された入力画像データを縮小処理または拡大処理する機能を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1の画像処理装置において、
    前記第2の画像データ生成手段は、前記当該ページの前および後のそれぞれ少なくとも1ページの画像データから、前記小さい画像サイズの画像データを生成し、
    前記出力画像データ生成手段は、前記入力画像データのそれぞれのページごとに、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データと、当該ページの前および後のそれぞれ少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3の画像処理装置において、
    前記第1の画像データ生成手段または前記第2の画像データ生成手段は、前記当該ページの画像データから、前記小さい画像サイズの画像データを生成し、
    前記出力画像データ生成手段は、前記入力画像データのそれぞれのページごとに、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データおよび前記小さい画像サイズの画像データと、当該ページの前および後のそれぞれ少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成するとともに、その当該ページについての前記小さい画像サイズの画像データに対して、その画像データが当該ページのものであることを示す修飾を施すことを特徴とする画像処理装置。
  5. 画像形成システムが行う画像処理方法であって、
    複数ページに渡るページごとの入力画像データを取得する入力画像データ取得ステップと、
    その取得した入力画像データを記憶手段に記憶させる入力画像データ書き込みステップと、
    前記記憶手段に記憶された入力画像データのそれぞれのページの画像データを当該ページの画像データとして、その当該ページの画像データから、所定画像サイズの画像データを生成する第1の画像データ生成ステップと、
    前記記憶手段に記憶された、前記当該ページの前または後の少なくとも1ページの画像データから、前記所定画像サイズより小さい画像サイズの画像データを生成する第2の画像データ生成ステップと、
    前記入力画像データのそれぞれのページごとに、前記第1の画像データ生成ステップで生成した、当該ページについての前記所定画像サイズの画像データと、前記第2の画像データ生成ステップで生成した、当該ページの前または後の少なくとも1ページについての前記小さい画像サイズの画像データとを、同一ページ内に配置した出力画像データを生成する出力画像データ生成ステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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