JPH06339718A - 連続熱間圧延機の制御装置 - Google Patents

連続熱間圧延機の制御装置

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JPH06339718A
JPH06339718A JP5130618A JP13061893A JPH06339718A JP H06339718 A JPH06339718 A JP H06339718A JP 5130618 A JP5130618 A JP 5130618A JP 13061893 A JP13061893 A JP 13061893A JP H06339718 A JPH06339718 A JP H06339718A
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JP
Japan
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tension
control
plate thickness
thickness
plate
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JP5130618A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Imanari
成 宏 幸 今
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度の高い圧延材を実現する圧延機である。 【構成】 動特性を考慮したプロセスモデルを用いて板
厚、板幅、張力およびルーパの相互干渉を小さく抑え、
リカッチ方程式を数値的に解くことなく高精度の制御特
性を実現するとともにゲインテーブルを用いることを最
小限に抑えるようにした連続熱間圧延機の制御装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続熱間圧延機の制御
装置に係り、特に、タンデム圧延機における圧延材の板
厚、板幅および張力を制御するようにした連続熱間圧延
機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に圧延機には圧延材の自動板厚制御
(以下「AGC」という)、自動板幅制御(以下「AW
C」という)が行われ、これらの制御により重要な品質
の1つである圧延材の板厚、板幅が希望する値になるよ
うにしている。このAGCにはゲージメーターAGC、
MMCAGC(Mill Modulus Control)、X線モニ
タAGC等があり、また、AWCには粗圧延機ではエッ
ジャーAWC、仕上圧延機では張力AWC等がある。
【0003】これら圧延機の制御では圧延中に圧延材に
かかる張力が板厚、板幅に影響するため、板厚制御、板
幅制御とともに張力制御も行われている。ところが、熱
間圧延機では圧延材が加熱処理されているため圧延材の
変形抵抗が小さくなっており大きな張力に対しては破断
を起こし易くなっている。そこで熱間圧延機には各スタ
ンド間にルーパが設けられ、圧延中の圧延材が最適な張
力になるようにするとともに通板性を良くするようにし
ている。
【0004】この熱間圧延機では圧延材の板厚制御はス
タンドのロールギャップ開度を調整することにより行わ
れる。この調整はスタンド間の張力、ルーパの高さを変
動させ、板幅を変動させ、圧延材の板厚をも変動させ
る。そのため、熱間圧延機では板厚、板幅、張力等が相
互に影響しあう干渉系となっている。従来、熱間圧延機
では、これらの干渉を抑えることなくそれぞれ独立にP
I制御する制御法と、板厚と板幅については干渉を抑え
ないで張力とルーパの高さについて相互の干渉を抑える
制御法等が使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ゲージメー
タAGCでは板厚に影響する圧延材の張力の値を考慮し
ないでロールギャップを独立に制御するため、その操作
量が過大になり、板幅、張力へ大きな悪影響を及ぼすこ
とがあった。また、ルーパ等による張力制御を行った場
合にも、張力制御の操作量に関係する圧延機駆動主電動
機の速度変更量が過大になると言う問題があった。
【0006】これらの干渉を防止するため、板厚、スタ
ンド間張力、ルーパの角度を協調して制御させ、2次形
式の評価関数を用いて制御ゲインを決定するいわゆるL
Q制御(Linear Quadratic Control)が採用され
るようになってきた(例えば特開平2ー211906号
公報「熱間連続圧延機の制御方法」)。
【0007】このLQ制御は、式(1)に示した評価関
数Jの重み行列Q、Rを制御系全体の応答を試行錯誤し
ながら見つけ、実現する制御ゲインを決定するのが一般
的である。すなわち、
【0008】
【数1】 ここで、 y : 制御対象プロセスの状態量あるいは出力、 W : コントローラが制御対象プロセスに与える操作
量、 yT : yの転置、 WT : Wの転置、 である。
【0009】このLQ制御では試行錯誤を繰り返すた
め、重み行列Q,Rと実際のプロセスとの応答との因果
関係が見出し難く、かつ、制御系の設計やプラントの調
整に多くの時間が必要になると言う問題があった。特
に、スタンド間の移送遅れを1次遅れに近似し、板厚、
張力、ルーパの高さ等を状態量として考慮するため、対
象プロセスを表現する状態方程式が非常に高次なものと
なる。そのため、Q、Rの調整が非常に難しくなる。
【0010】また、スタンド間の移送遅れは本来無駄時
間要素として表され、1次遅れに近似しているためモデ
ルの精度が劣る。さらに、このLQ制御では解析的に解
けないリカッチ方程式を数値的に解く必要があり、変数
を含んだ最適制御ゲインの一般式を求められない不便が
ある等の問題があった。なお、一般式を求めないでゲイ
ンテーブルを利用する方法では、あらかじめ圧延材の性
質や圧延条件にあわせた制御ゲインを求める。このよう
な制御ゲインを多数集めゲインテーブルを作成する。こ
のゲインテーブルから必要な制御ゲインが選択され圧延
制御に使用される。
【0011】この方法ではゲインテーブルの値の決定と
その維持・管理に多くの手間と時間がかかるばかりかす
べての場合を想定して制御ゲインが決定できない。した
がって、想定できない圧延条件等ではこれに類似する制
御ゲインを決定し近似した値により制御するので制御性
能が劣ると言う問題があった。
【0012】一方、板厚と板幅の干渉を抑える方法とし
ては、板厚プロセス、板幅プロセスの動特性を考慮せず
影響係数のみによって各種制御量を算出している(例え
ば特公昭59ー21242号公報「熱間連続圧延設備に
おける圧延材の板幅制御方法」)。
【0013】そのため、この方法では操作端の時間遅
れ、プロセスの時間遅れの影響を補償することができな
いと言う問題があった。本発明連続熱間圧延機の制御装
置は上記問題点を解決するためになされたものであっ
て、動特性を考慮したプロセスモデルを用いた板厚、板
幅、張力およびルーパの高さの相互干渉を小さく抑え、
リカッチ方程式を数値的に解くことなく高精度の制御特
性を実現するとともにゲインテーブルを用いることを最
小限に抑える連続熱間圧延機の制御装置を提供するもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明連続熱間圧延機の
制御装置は、複数のスタンドに対応してそれぞれ圧延機
駆動主電動機の速度を制御する主機制御装置と、前記複
数のスタンドのロールギャップを制御する圧下制御装置
と、圧延材の板厚と張力とを主機制御装置と圧下制御装
置によって制御し、また、張力によって圧延材の板幅を
制御する制御装置とを有する連続熱間圧延機の制御装置
であって、この制御装置には設定手段、板幅制御手段お
よび板厚・張力制御手段を備え、設定手段は板幅制御手
段にプロセスモデルを実現する変数値、板厚と張力の応
答を指定する変数、板厚と張力の応答を調整する変数を
設定し、また、設定手段は板厚・張力制御手段に板幅モ
デルを実現する変数と板幅制御ゲインを設定し、板幅制
御手段は板幅検出器の検出値、前記プロセスモデルの変
数値、板厚と張力の応答を指定する変数、板厚と張力の
応答を調整する変数等を演算し、板厚・張力制御手段に
張力指令値を設定し、板厚・張力制御手段は圧延材の板
厚と張力の干渉系をモデル化し、板厚と張力との相互干
渉を小さく抑えながら板厚を板厚目標値に、張力を張力
目標値に追随させる主機制御装置に対する主機速度指令
値および圧下制御装置に対するロールギャップ開度指令
値をそれぞれ演算するようにしたことを特徴とする連続
熱間圧延機の制御装置を提供するものである。
【0015】また、前記板厚・張力制御手段には設定手
段により設定されたプロセスモデルを表現する変数、板
厚および張力の応答を指定する変数ならびに板厚および
張力の応答を調整する変数を演算し板厚・張力制御ゲイ
ンを求める板厚・張力制御ゲイン演算手段と、この板厚
・張力制御ゲイン演算手段により演算された板厚・張力
制御ゲインを用いて主電動機速度指令値およびロールギ
ャップ開度指令値を演算する板厚・張力制御手段とを備
えたことを特徴とする連続熱間圧延機の制御装置を提供
するものである。
【0016】さらに、前記板幅制御手段には設定手段に
より設定された板幅制御ゲインを用いて板幅を板幅目標
値に追随させるような張力目標値変更分を演算する板幅
フィードバック制御手段と、設定手段により設定された
板幅制御ゲインおよび板幅モデルを用いて板幅変動を予
測してその変動分を小さくするような張力目標値変更分
を演算する板幅フィードフォワード制御手段とを備え張
力目標変更分の設定を行うようにしたことを特徴とする
連続熱間圧延機の制御装置を提供するものである。さら
にまた、複数のスタンド間にはルーパを備え、このルー
パの高さを独立したルーパの高さ目標値に追随させるよ
うにルーパ駆動電動機の速度を制御するルーパ電動機速
度制御装置を備えたことを特徴とする連続熱間圧延機の
制御装置を提供するものである。
【0017】
【作用】本発明は圧延材の板厚および張力の干渉系をモ
デル化したプロセスモデルを用いる。このプロセスモデ
ルを表現する変数値、板厚と張力の指定応答を表す変数
値、板厚と張力の応答を調整するための変数値をそれぞ
れ演算して制御ゲインを求める。
【0018】この制御ゲインを用いて板厚と張力との相
互干渉を小さく抑えながら、板厚を板厚目標値に、張力
を張力目標値にそれぞれ追随させるようなロールギャッ
プ開度の指令値と圧延機駆動主電動機の速度指令値とを
求める。
【0019】このようにすることにより圧延材の板厚と
張力の制御に対してロールギャップ開度と圧延機駆動主
電動機の速度とが協調して働き圧延材の板厚および張力
を最適に制御する。
【0020】この方法によれば、圧延材の板厚の状態や
操業状態の変化に対してリカッチ方程式を数値的に解い
たり、制御ゲインテーブルをも用いる必要はなくなる。
【0021】また、板厚と張力との相互干渉を小さく抑
えたから、板幅制御の制御量に対し張力が変化しても板
厚への影響は小さくなる。
【0022】また、逆に、張力変動の要因となる板厚制
御のためロールギャップ開度の変更を行っても張力の変
化が小さく抑えられるため、板幅への影響を小さく抑え
ることができる。このため、板厚と板幅との相互干渉を
小さくすることができる。
【0023】さらに、ルーパの高さを一定に保つ制御を
行うため、ルーパの高さが安定し、ルーパの高さから張
力への干渉が無視でき板厚と張力の干渉系を表すモデル
の次数が小さくなり、これによりモデルの精度を維持す
ることができる。
【0024】
【実施例】以下に本発明連続熱間圧延機の制御装置の一
実施例を添付図面により説明する。図1はタンデム型の
連続熱間圧延機の概要を示すブロック図である。この連
続熱間圧延機には第1スタンド10i 、第2スタンド1
i+1 …が備えられている。これらの第1スタンド10
i 、第2スタンド10i+1 …は、通常、5〜7個のスタ
ンドが備えられるが本発明では説明を簡単にするため第
1スタンド10i と第2スタンド10i+1 の2個のスタ
ンドを備えた場合について説明をする。
【0025】これらの第1スタンド10i 、第2スタン
ド10i+1 にはワークロール11、11とバックアップ
ロール12、12が備えられ、このワークロール11、
11の間には圧延材13が挿入される。このワークロー
ル11、11には駆動軸を介して圧延機駆動主電動機
(以下「主機」と言う)14が連結され、これを所定の
速度で駆動する。この主機14には主機速度検出器15
が取り付けられこの速度を検出する。この主機速度検出
器15には主機速度制御装置16が接続され主機14の
フィードバックド制御を行う。このような主機、主機速
度検出器、主機速度制御装置等はスタンド10i+1 にも
備えられているが説明を簡単にするため省略する。
【0026】また、これらの第1スタンド10i 、第2
スタンド10i+1 には圧下制御装置17i 、17i+1
備えられワークロール11、11、バックアップロール
12、12を圧下制御しロールギャップを調節する。第
1スタンド10i と第2スタンド10i+1 との間にはル
ーパ18i が配置され圧延材13の張力が調節される。
【0027】このルーパ18i には圧延材13の下端部
に接触するルーパロール19が備えられ、これがルーパ
駆動電動機(以下「ルーパ電動機」と言う)20により
回転しながら角度調整を行う。このルーパ電動機20に
はルーパ速度検出器21が設けられルーパ電動機20の
速度を検出するようになっている。このルーパ速度検出
器21にはルーパ電動機速度制御装置22が接続されル
ーパ電動機20をフィードバック制御するようになって
いる。
【0028】ルーパ18i にはルーパ角度検出器23が
備えられルーパロール19の角度が検出されるようにな
っている。このルーパ角度検出器23にはルーパ位置制
御装置24が接続されルーパロール19の角度、位置等
の演算するようになっている。このルーパ位置制御装置
24にはルーパ電動機速度制御装置22が接続されルー
パ電動機20をフィードバック制御しルーパロール19
の角度、位置、速度等が制御するようになっている。
【0029】第1スタンド10i には設定手段31、板
厚・張力制御演算手段32および板幅制御手段33が備
えられ、圧延材13の板厚h、板幅bおよび張力tの設
定、制御を行うようになっている。
【0030】設定手段31には板厚・張力制御演算手段
32が接続され、これに圧延材13の板厚および張力の
干渉系をモデル化したプロセスモデルを表現する変数
値、板厚および張力の指定応答を表す変数値ならびに板
厚および張力の応答を調節する変数値を設定するように
なっている。
【0031】また、設定手段31には板幅制御手段33
が接続され、これに板幅フィードバック制御ゲイン値、
板幅フィードフォワード制御ゲイン値ならびに板幅モデ
ル値を設定するようになっている。
【0032】板厚・張力制御演算手段32には図2に示
すような板厚・張力制御演算手段34、板厚・張力制御
ゲイン演算手段35が備えられている。この板厚・張力
制御ゲイン演算手段35には設定手段31により設定さ
れたプロセスモデルを実現する変数値等を取り込み、所
定の制御ゲイン式に代入して制御ゲイン値を求めるよう
になっている。この制御ゲイン値は板厚・張力制御演算
手段34に送られ、これを設定するようになっている。
【0033】板厚・張力制御演算手段34には板厚・張
力制御ゲイン演算手段35により設定される制御ゲイン
を用い張力検出器36i からの張力tfi、第2スタンド
10i+1の出側板厚計37i+1 からの板厚hi+1 および
設定手段31からの張力目標値tfiREF 、板厚目標値h
i+1REFを受け、主機14の速度指令値△VRiREFおよび
圧下制御装置17i+1 のロールギャップ開度指令値△S
oi+1REF を演算する。この速度指令値△VRiREF が主機
速度制御装置16に送られ主電動機14を制御し、ま
た、ロールギャップ開度指令値△Soi+1REF が圧下制御
装置17i+1に送られロールギャップ開度を制御する。
【0034】板幅制御手段33には図3に示すような板
幅フィードバック制御手段38と板幅フィードフォワー
ド制御手段39が備えられている。この板幅フィードバ
ック制御手段38には図4に示すように積分要素41と
1次遅れ要素42とから構成され、設定手段31によっ
て設定された板幅制御ゲインを用いて第2スタンド10
i+1 の出側板幅bi+1 をその板幅目標値bi+1REFに一致
させるようなフィードバック制御に行い張力目標値変化
分△tfwBiを演算する。
【0035】また、板幅フィードフォワード制御手段3
9には図5に示すように遅延要素43、第2スタンド板
幅モデル要素44、加算要素45、板幅制御ゲイン要素
46から構成されている。この板幅フィードフォワード
制御手段39では第1スタンド10i の出側板幅計40
i により検出した板幅bi を第2スタンド10i+1 まで
の距離による移送遅れLa を考慮しつつ遅延要素43に
より移送時間を遅延させる。
【0036】この移送遅れLa の板幅bi を設定手段3
1によって設定した板幅モデルを用いて第2スタンド板
幅モデル要素44により第2スタンド10i+1 の出側の
板幅bi+1 を予測する。
【0037】この板幅bi+1 の予測値は、設定手段3
1によって設定した板幅制御ゲインKF を受ける板幅制
御ゲイン要素46により板幅目標値bi+1REFとの偏差を
小さくする張力目標値変化分△tfwFiを演算する。
【0038】この板幅フィードバック制御手段38の張
力目標値変化分△tfwBiと板幅フィードフォワード制御
手段39の張力目標値変化分△tfwFiとが加算要素47
により加算され、板幅制御による張力目標値変更分△t
fwi を演算する。
【0039】なお、板幅モデルはいろいろな圧延条件に
対応するために板幅モデルテーブルを持ち、圧延条件に
応じて設定手段31から板幅モデルが選択される。
【0040】図6は圧延機全体の制御系がブロック的に
示されている。この制御系には板厚・張力制御演算手段
34の積分制御要素51、52、53、54、フィード
バック制御要素55、56、57、58、板厚制御系応
答の調整係数要素59、張力制御系応答の調整係数要素
60がある。
【0041】また、この制御系には板厚・張力制御系の
制御対象プロセスがある。この制御対象プロセスには圧
下制御装置17i 、17hi+1 の応答の時定数TGPC
1次遅れ要素61、主機14、主機速度検出器15と主
機速度制御装置16の応答の時定数Tv の1次遅れ要素
62、圧延現象の影響係数要素63、64、65、6
6、67、主機速度から圧延材料13の出側速度△V
までの影響係数要素68、張力発生プロセスにおける張
力発生ゲイン用の積分要素69等がある。
【0042】ここで 影響係数要素63: ロールギャップ開度△Soi+iから
板厚△hi+1 までの影響係数Gp1、 影響係数要素64: 張力△tfiから板厚△hi+1 まで
の影響係数Gp2、 影響係数要素65: 張力△tfiから圧延材13の入側
速度△vi+1 までの影響係数Gp3、 影響係数要素66: ロールギャップ開度△Soi+iから
圧延材13の入側速度△Vi+1 までの影響係数Gp4、 影響係数要素67: 張力△tfiから圧延材13の出側
速度△vまでの影響係数Gp5、 である。
【0043】この制御系における1次遅れ要素61、6
2、影響係数要素63、64、65、66、67、68
までを制御対象プロセスモデルを状態方程式で表すと
(2)、(3)式のようになる。なお、状態方程式によ
って表す場合には線形表現にする必要があるため微小変
化分には△という記号を用いて記述する。
【0044】
【数2】
【0045】
【数3】 なお、上記式において記号の上の「・」は、時間tによ
る微分を表す。
【0046】例えば、
【0047】
【数4】 である。
【0048】また、(2)、(3)式において、 E : 圧延材のヤング率、 L : スタンド間の距離、 tf : 前方張力、 VR : 主機速度、 α : 主機速度から圧延材料速度への影響係数、 Tgpc : 圧下制御装置の位置制御時定数、 T : 主電動機速度制御系時定数、 である。
【0049】また、この制御系における積分制御要素5
1、52、53、54、フィードバック制御要素55、
56、57、58、調整係数要素59、60の制御ゲイ
ンの決定方法について説明する。
【0050】基本的にはILQ(Inverse Linear Q
uadratic)法を用いて決定する。ILQ法とはLQ制御
問題を逆問題の観点から解いたものである(藤井隆雄、
下村卓共著「ILQ最適サーボ系設計法の一般化」「シ
ステム制御情報学会論文、Vol,1,NO,6,19
88」を参照)。
【0051】上記(2)、(3)式を用いた制御対象プ
ロセスのモデルを用いて圧延材13の厚hi+1 と張力t
f を非干渉化することを前提にして積分制御要素51、
52、53、54、フィードバック制御要素55、5
6、57、58の制御ゲインを次のように数式で表すこ
とができる。
【0052】 積分制御要素51の制御ゲインKIo11=THPC ・ωGC/P1 … (4) 積分制御要素52の制御ゲインKIo21=Tv ・ωGC・GP4/(Gp1・α) … (5) 積分制御要素53の制御ゲインKIo12=0 … (6) 積分制御要素54の制御ゲインKIo22=−4・L・ωTC 2 ・Tv /(α・E) …(7) フィードバック制御要素55の制御ゲインKFo11=THPC …(8) フィードバック制御要素56の制御ゲインKFO12=THPC ・GP2/GP1 …(9) フィードバック制御要素57の制御ゲインKFO21=Tv {E(GP5・GP1− GP1・GP3+GP2・GP4)−4GP1・L・ωTC}/(α・GP1・E) …(10) フィードバック制御要素58の制御ゲインKFo22=Tv …(11) ここで ωGC:板厚制御系の指定応答の交差角周波数(rad/s)、 ωTC:張力制御系の指定応答の交差角周波数(rad/s)、 である。
【0053】調整係数要素59のσ1 は板厚制御系の応
答が所望の応答になるように、また、調整係数要素60
のσ2 は張力制御系の応答が所望の応答になるようにそ
れぞれ決められる。
【0054】一般にσ1 、σ2 を大きな値に設定すると
速い応答が得られるが操作量であるロールギャップ開度
指令値、主機速度指令値が大きくなるのであまり大きな
値は実現できないことになる。
【0055】また、THPC 、Tv 、E、L、α、GP1
P2、GP3、GP4、GP5はプロセスモデルを表現する変
数、ωGC、ωTCは板厚と張力の応答を指定する変数、σ
1 、σ2 は板厚と張力との応答を調整する変数、であ
る。
【0056】これらがそれぞれ設定手段31から板厚・
張力制御ゲイン演算手段35に設定される。
【0057】この板厚・張力制御ゲイン演算手段35
は、これら設定値を式(4)乃至式(11)に代入し各
積分制御要素51乃至58の制御ゲインが演算され、σ
1 、σ2 と合わせた数値として板厚・張力制御演算手段
34に渡す。
【0058】また、影響要素70は張力tfiから板幅b
i+1 へのプロセスを表す影響係数である。この影響係数
は次のように表わされる。
【0059】
【数5】 板厚制御手段33は板厚制御系と張力制御系とが非干渉
化されており、張力制御系を独立した1入力1出力系と
考えることができる。このため張力目標値変更分△t
fwBiから板幅bi+1 までのプロセスを板幅制御ゲイン要
素46により表すことができる。この板幅制御ゲイン要
素46においてKbi+1は張力目標値変更分△tfwBiから
板幅bi+1 までの影響係数であって、張力tfiから板幅
i+1 へのプロセスを表す影響要素70の影響係数に等
しくなる。この影響係数は下記の値である。
【0060】
【数6】 bi+1は応答時定数であって、張力制御系の応答時定数
にほぼ等しくなる。なお、板幅bi+1 の変化はロールバ
イト内で発生し、スタンド間では板幅変化は起こらない
とした仮定したモデルを用いることとする。
【0061】一般に制御対象が図4に示すように1次遅
れ要素42で表されると、コントローラの1つの実現手
段として積分ゲインKIi+1を有する積分要素41(1/
s:sはラプラス演算子)により構成される。
【0062】図7は縦軸をゲイン(db)、横軸を角周
波数(rad/s )で表したボード線図によって積分ゲイン
I の決定方法の一例を示したものである。この図では
制御対象の周波数応答を破線で示した達成したい応答
(ここでは板幅制御系の交差角周波数をωbcとしてい
る)にするように簡単に決めることができる。
【0063】板厚制御手段33の板幅フィードフォワー
ド制御手段39では遅延要素43により圧延材13がス
タンド10i からスタンド10i+1 までの移送時間分L
a だけ遅延させられる。このスタンド10i とスタンド
10i+1 との間では板幅b1が変化しないとの仮定に基
づいたスタンド10i+1 の板幅モデルを用いてスタンド
10i+1 の圧延後の板幅bi+1*を計算する。スタンド1
i+1 の板幅bi+1 と圧延後の板幅bi+1*をとの偏差に
板幅制御ゲインKF を乗じて張力目標値変更分△tfwBi
が計算される。
【0064】なお、板幅モデル、板幅制御ゲインは設定
手段31によって設定される。板幅モデルはいろいろな
圧延条件に対応するための板幅モデルのテーブルを持ち
圧延条件に応じて板幅モデルを選択する必要がある。
【0065】上述のように板厚と板幅の制御においては
動特性を考慮したプロセスのモデルを用いて板厚と張力
との干渉を小さく抑えながら板厚を板厚目標値に、張力
を張力板目標値に追随させるように制御することができ
る。また、制御ゲインがプロセスモデル等の変数を数式
で含んだ形で表されるため、最適制御と同等の制御を得
ながらリカッチ方程式を数値的に解く必要はなく、ま
た、ゲインテーブルも持つ必要はない。
【0066】ルーパにおいてはルーパ角度を一定とする
制御を行うため、張力とルーパとの干渉をほとんどなく
すことができ、このためルーパ系のモデルを考慮する必
要がなく、板厚と張力のプロセスモデルはその分簡単化
され、板厚・張力の制御ゲインが簡単になり、また、プ
ロセスモデルの維持・管理が容易になると言うメリット
がある。
【0067】板幅制御においては操作量である張力を変
化させるため従来からの方程式では、板厚、ルーパにも
変動を与えることになるが、上記のようにこの発明を用
いると張力から板厚、ルーパへの干渉はほとんどなくな
る。
【0068】また、板幅フィードバック制御によりスタ
ンド10i+1 の板幅bi をその板幅目標値に追随させる
と同時にスタンド10i の以前で生じた板幅変動を検出
してスタンド10i+1 の板幅変動を予測し板幅フィード
フォワード制御で補償することにより、板幅変動を小さ
く抑えることができる。
【0069】上記の制御により板厚、板幅、張力、ルー
パのそれぞれの干渉を小さく抑えながら、それぞれの目
標値に高精度に追随する制御特性を得ることができ、ま
た、制御装置の維持、管理の手間も少なくて済む。
【0070】なお、上記実施例では各スタンド10i
10i+1 …間の板厚計、板幅検出器、張力検出器が設置
されている場合について説明したが、板厚、板幅、張力
を以下の方法で推定して用いることも可能である。
【0071】なお、上位実施例では各スタンド10i
10i+1 …の間に板厚計、板幅検出器、張力検出器が設
置されている場合について説明したが、板厚、板幅、張
力をゲージメータ式等により計算することもできる。例
えば、板厚hi の推定を式(12)のゲージメータ式に
より計算することができる。
【0072】 hi =Soi+Pi /Mi (iは1〜7程度の範囲である) … (12) ここで、 hi :出側板厚(mm)、 Soi:ロールギャップ開度設定値(mm)、 Pi :圧延荷重(ton)、 Mi :ミル定数(ton/mm) である。
【0073】圧延荷重Pi はほとんど圧延機に設置され
ているロードセル(図示せず)により検出され、ミル定
数Mi はあらかじめ測定することができる。
【0074】また、中間スタンドに板厚計が設置されて
いる場合にはその板厚計による検出値をスタンド間の移
送時間分遅延させ、マスフローの一定則による演算で下
流側スタンドの板厚を計算することができる。
【0075】例えば、第5スタンド105 の出側に板厚
計が設置されている場合には、第6スタンド106 の出
側の板厚は式(13)により計算される。
【0076】
【数7】 ここで、 V6 : 第6スタンド106 の入側材料速度(mm/
s)、 B6 : 第6スタンド106 の入側板幅(mm)、 v6 : 第6スタンド106 の出側材料速度(mm/
s)、 b6 : 第6スタンド106 の出側板幅(mm)、 h5 : 第5スタンド105 の出側板厚検出値(m
m)、 h6 : 第6スタンド106 の出側板厚(mm)、 L : 第5スタンド105 の出側の板厚計から第6
スタンド106 までの圧延材料移送時間(s)、 S : ラプラス演算子、 e-LS : むだ時間、 である。
【0077】板幅bがほぼ一定に制御されているとすれ
ば、 B6 =b6 とすることができ、
【0078】
【数8】 で求めることができる。
【0079】さらに同様にして第6スタンド106 の出
側板厚を用いて第7スタンド107の出側板厚を式(1
6)により計算することができる。
【0080】
【数9】 ここで V7 : 第7スタンド107 の入側材料速度(mm/
s)、 v7 : 第7スタンド107 の出側材料速度(mm/
s)、 h5 : 式(13)あるいは式(15)で計算した第
6スタンド106 の出側板厚(mm)、 h7 : 第7スタンド7 の出側板厚(mm)、 L6 : 第6スタンド106 から第7スタンド107
までの圧延材料移送時間(s)、 である。
【0081】式(13)から式(15)は他のスタンド
でも同様に成立する。
【0082】板幅の計算は板幅モデルを使用する。粗圧
延機出側あるいは仕上圧延機の中間スタンドに板幅検出
器が設置されている場合にはその板幅検出器による検出
値をスタンド間の移送時間分遅延させ、幅広がり係数を
乗じて下流側スタンドの板幅が計算できる。
【0083】例えば、第5スタンド105 の出側に板幅
検出器が設置されている場合には第6スタンド106
出側板幅が式(17)により計算できる。
【0084】
【数10】 ここで、 b5 : 第5スタンド105 の入側板幅(mm)、 b6 : 第6スタンド106 の出側板幅(mm)、 Kb6 : 第6スタンド106 における幅広がり係数、 Lb5 : 第5スタンド105 の出側の板幅検出器から
第6スタンド106までの圧延材移送時間(s)、 である。
【0085】張力の計算は下記のように行う。すなわ
ち、ルーパロール19が発生すべきトルクTL は、張力
によるトルクTT 、スタンド間板重量によるトルク
w 、ルーパの自重によるトルクTM 、ルーパが加速減
速する時のトルクTA を用いて式(18)により行う。
【0086】 TL =TT +Tw +TM +TA (18) この式(18)のTL はルーパ電流の値から求められ、
w 、TM 、TA も簡単に求められる。したがって、張
力によるトルクTT が求められ、この値から張力が計算
できる。
【0087】上記連続熱間圧延機の制御装置は4重圧延
機と電動機駆動のルーパとを用いたが、中間ロールを備
えた6重圧延機や油圧駆動のルーパとを用いたものでの
同様にして制御することができる。
【0088】
【発明の効果】本発明連続熱間圧延機の制御装置は、動
特性を考慮したプロセスモデルを用いて板厚、板幅、張
力およびルーパの相互干渉を小さく抑え、リカッチ方程
式を数値的に解くことなく高精度の制御特性を実現する
とともにゲインテーブルを用いることを最小限に抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明連続熱間圧延機の制御装置の概要を示す
ブロック図。
【図2】図1の板厚張力制御手段の概要を示すブロック
図。
【図3】図1の板幅制御手段の概要を示すブロック図。
【図4】図3の板幅フィードバック制御手段の概要を示
すブロック図。
【図5】図3の板幅フィードフォワード制御手段の概要
を示すブロック図。
【図6】図1の板厚張力制御手段および板幅制御手段の
制御系の概要を示すブロック図。
【図7】図4の動作を示す説明図。
【符号の説明】
10i 、10i+1 スタンド 13 圧延材 14 圧延機駆動主電動機 16 主機速度制御装置 17i 、17i+1 圧下制御装置 18i ルーパ 22 ルーパ電動機 24 ルーパ電動機速度制御装置 31 設定手段 32 板厚張力制御手段 33 板幅制御手段 34 板厚張力制御演算手段 35 板厚張力制御ゲイン演算手段 38 板幅フィードバック制御手段 39 板幅フィードフォワード制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスタンドに対応してそれぞれ圧延機
    駆動主電動機の速度を制御する主機制御装置と、 前記複数のスタンドのロールギャップを制御する圧下制
    御装置と、 圧延材の板厚と張力とを主機制御装置と圧下制御装置に
    よって制御し、また、張力によって圧延材の板幅を制御
    する制御装置と、 を有する連続熱間圧延機の制御装置であって、 この制御装置には設定手段、板幅制御手段および板厚・
    張力制御手段を備え、 設定手段は板幅制御手段にプロセスモデルを実現する変
    数値、板厚と張力の応答を指定する変数、板厚と張力の
    応答を調整する変数を設定し、 また、設定手段は板厚・張力制御手段に板幅モデルを実
    現する変数と板幅制御ゲインを設定し、 板幅制御手段は板幅検出器の検出値、前記プロセスモデ
    ルの変数値、板厚と張力の応答を指定する変数、板厚と
    張力の応答を調整する変数等を演算し、板厚・張力制御
    手段に張力指令値を設定し、 板厚・張力制御手段は圧延材の板厚と張力の干渉系をモ
    デル化し、板厚と張力との相互干渉を小さく抑えながら
    板厚を板厚目標値に、張力を張力目標値に追随させる主
    機制御装置に対する主機速度指令値および圧下制御装置
    に対するロールギャップ開度指令値をそれぞれ演算す
    る、 ことを特徴とする連続熱間圧延機の制御装置。
  2. 【請求項2】前記板厚・張力制御手段には設定手段によ
    り設定されたプロセスモデルを表現する変数、板厚およ
    び張力の応答を指定する変数ならびに板厚および張力の
    応答を調整する変数を演算し板厚・張力制御ゲインを求
    める板厚・張力制御ゲイン演算手段と、 この板厚・張力制御ゲイン演算手段により演算された板
    厚・張力制御ゲインを用いて主速度指令値およびロール
    ギャップ開度指令値を演算する板厚・張力制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の連続熱間圧延
    機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記板幅制御手段には設定手段により設定
    された板幅制御ゲインを用いて板幅を板幅目標値に追随
    させるような張力目標値変更分を演算する板幅フィード
    バック制御手段と、 設定手段により設定された板幅制御ゲインおよび板幅モ
    デルを用いて板幅変動を予測してその変動分を小さくす
    るような張力目標値変更分を演算する板幅フィードフォ
    ワード制御手段と、 を備え張力目標変更分の設定を行うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の連続熱間圧延機の制御装置。
  4. 【請求項4】複数のスタンド間にはルーパを備え、この
    ルーパ高さを独立したルーパの高さ目標値に追随させる
    ようにルーパ駆動電動機の速度を制御するルーパ電動機
    速度制御装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    連続熱間圧延機の制御装置。
JP5130618A 1993-06-01 1993-06-01 連続熱間圧延機の制御装置 Pending JPH06339718A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114918264A (zh) * 2022-07-22 2022-08-19 太原科技大学 一种带有增益补偿器的带钢张力-宽度控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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