JPH0633969U - 精紡機の群制御装置 - Google Patents

精紡機の群制御装置

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JPH0633969U
JPH0633969U JP1926391U JP1926391U JPH0633969U JP H0633969 U JPH0633969 U JP H0633969U JP 1926391 U JP1926391 U JP 1926391U JP 1926391 U JP1926391 U JP 1926391U JP H0633969 U JPH0633969 U JP H0633969U
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JP
Japan
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group
inverter
speed
command signal
output
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Pending
Application number
JP1926391U
Other languages
English (en)
Inventor
博良 加藤
和孝 長野
満 佐藤
Original Assignee
神鋼電機株式会社
株式会社柴田電機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多品種生産を効率よく行なうことが可能な精
紡機の群制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 複数の群に区分された多数の錘に1対1に設
けられた錘駆動用モータと、各群に対して1対1に設け
られ対応する群の全ての錘駆動用モータに共通に電力を
給電するインバータ141 〜14N と、巻取りローラ駆
動用モータに電力を給電するインバータ14NWと、運転
・停止指令信号を与えられ所定の加減速特性を持つ速度
パターンPを発生する速度パターン発生器12と、上記
各インバータに対して1対1に設けられ上記速度パター
ン発生器の出力を受ける可変抵抗器13R1 〜13
N 、13WRNW を備え、各可変抵抗器の出力N1
N 、NWを対応するインバータに対して速度指令信号
として与えることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多数の錘の各々を単独に駆動する場合の精紡機
の群制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダブルツイスター精紡機においては、多数{60〜120
個の錘(スピンドル)}を1台の主モータMによりギア及びベルトを介し連動駆
動するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、一定品種の撚糸を大量に製造する場
合は効率は良いが、多品種少量の撚糸を製造する場合には、使用する錘が、例え
1錘だけで充分であっても、主モータMは運転しなくてはならず、非常に不経済
である上、ギア及びベルトからなる動力伝達機構を用いるので、機械全体が大が
かりになり、メンテナンスも面倒であるという問題があった。
【0004】本考案はこの問題を解消するためになされたもので、多品種少量生
産を効率よく行なうことが可能な精紡機の群制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成するため、複数の群に区
分された多数の錘に1対1に設けられた錘駆動用モータと、各群に対して1対1
に設けられ対応する群の全ての錘駆動用モータに共通に電力を給電するインバー
タと、巻取りローラ駆動用モータに電力を給電するインバータと、運転・停止指
令信号を与えられ所定の加減速特性を持つ基準速度パターンを発生する速度パタ
ーン発生器と、上記各インバータに対して1対1に設けられ上記速度パターン発
生器の出力を受けて該出力値を個別にKn 倍に倍数する倍数器を備え、各倍数器
の出力を対応するインバータに対して速度指令信号として与える構成とした。
【0006】請求項2では、各倍数器が出力する速度指令信号を選択する回路、
選択された上記速度指令信号の値から撚数と錘の回転数を演算する演算する演算
器、演算された上記撚数と上記錘の回転数を表示する表示器とを備えるようにし
た。
【0007】
【作用】本考案では、各群及び巻取りローラに対して共通に設けられた速度パタ
ーン発生器からの基準速度パターンが、各群に対して1対1に設けられた倍数器
で個別にKn 倍されたのち対応するインバータに速度指令として与えられるの
で、全インバータに対する速度指令の加減速時の速度比率が一定になり、加速、
定速、減速、停止の各タイミングが同期する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1において、10は群制御コントローラであり、制御電源入力端
子部IN11、運転指令信号 入力端子部IN12及び停止指令信号入力端子部IN
13、第1の制御信号出力端子部OUT11、第2の制御信号出力端子部OUT12
・・・第Nの制御信号出力端子部OUT1Nと巻取りローラ用制御信号出力端子部
OUTWNとを備えている。1は制御電源(単相交流)、2は運転指令信号STA
を生成する押ボタンスイチ、3は停止指令信号STOを生成する押ボタンスイッ
チである。11は制御電源1の交流を直流に変換するAC/DCコンバータ、1
2は図3に拡大して示す基準速度パターンPを発生する速度パターン発生器であ
って、運転指令信号STAを受けると、加速パターン(ランプ関数)PU を発生
し、所定時間tu が経過してこのランプ関数PU が基準レベルKに達したのちは
定速パターンPK を発生し、停止指令信号STOを受けると、減速パターン(ラ
ンプ関数)PD を発生する。この速度パターン発生器12の出力Pは第1群可変
抵抗器13R1 、第2群可変抵抗器13R2 ・・・第N群可変抵抗器13RN
及び巻取りローラ用可変抵抗器13WRに与えられる。第1群可変抵抗器13R
1 、第1群可変抵抗器13R2 ・・・第N群可変抵抗器13RN の出力N1 、N
1 ・・・NN はそれぞれ第1の制御信号出力端子部OUT11、第2の制御信号出
力端子部OUT12・・・・第Nの制御信号出力端子部OUTN から第1群用イン
バータ141 、第2群用インバータ142 ・・・第N群用インバータ14N に速
度指令として与えられ、巻取りローラ用可変抵抗器13WRの出力NWは巻取り
ローラ用インバータ14Nwに速度指令として与えられる。
【0010】第1群用インバータ141 、第2群用インバータ142 ・・・第N
群用インバータ14N は、図2に示すように、複数のスピンドル駆動モータ15
1 〜15Nに電力を給電し、各スピンドル駆動モータ151 〜15N はそれぞれ
が1つのスピンドル16を駆動する。巻取りローラ用インバータ14Nwは巻取り
ローラ17を駆動するモータ15NWに電力を給電する。ACは交流電源である。
【0011】18はA/D変換器であって、第1群可変抵抗器13R1 ・・・第
N群可変抵抗器13RN の出力N1 、N1 ・・・NN 及び巻取りローラ用可変抵
抗器13WRの出力NWをそれぞれスイッチSW1 、SW2 ・・・SWN 及びS
NWを介して取込み、デジタル値D1 、D2 ・・・DN 及びDNWに変換する。1
9は演算器(マイコン)であって、このデジタル値をパラメータとして、錘の回
転数及び後述する演算式(1)に基づく撚数を演算して該撚数は撚数デジタル表
示器20に出力し、錘の回転数値は錘回転数デジタル表示器21に出力する。
【0012】
【式1】錘の回転数撚数=────────────────────────
──── (1)(撚角度cosθπ・巻取ローラ径)×巻取ローラ回転数本
実施例では、押ボタンスイチ2を押すと、運転指令信号STAが速度パターン発
生器12に入力され、速度パターン発生器12は図3に記号Pで示す速度パター
ンを出力する。今、説明の便宜上、第2群可変抵抗器13R2 を除く他の可変抵
抗器13R1 、13R3 ・・・13RN の調整率(倍数)Kn が1であり、第2
群可変抵抗器13R2 の調整率Kn が0.6であるとすると、可変抵抗器13R
1 、13R3 ・・・13RN からは加速パターンPU1が速度指令信号としてイン
バータ141 、143 ・・・14N に出力され、第2群可変抵抗器13R2から
は速度パターンP2 の加速パターンPU2=PU1×0.6が速度指令信号としてイ
ンバータ142 に出力される。これにより第1群のn個のモータ、第3群のn個
のモータ・・・第N群のn個のモータは加速パターンPU1に従って加速され、第
2群のn個のモータは加速パターンPU2に従って加速され、共に所定時間tU
の時刻t1 に定速運転へ移行する。また、巻取りローラ用可変抵抗器13WRの
調整率Kn が0.3であるとすると、可変抵抗器13WRからは、加速パターン
UNW =PU1×0.3が速度指令信号としてインバータ14NWに出力される。こ
れにより、巻取りローラ駆動用モータ15NWは加速パターンPUNW に従っ加速さ
れ、所定時間tU 後に定速運転へ移行する。
【0013】この定速運転状態にある時に、何らかの理由で、一旦、運転中断す
る必要が生じ、時刻t2 で押ボタンスイッチ2が押されると、可変抵抗器13R
1 、13R3 ・・・13RN からは減速パターンPD1が減速指令信号としてイン
バータ141 、143 ・・・14N に出力され、第2群可変抵抗器13R2 から
は速度パターンP2 の減速パターンPD2=PD1×0.6が速度指令信号としてイ
ンバータ142 に出力される。また、可変抵抗器13WRからは、減速パターン
DNW =PD1×0.3が速度指令信号としてインバータ14NWに出力される。
【0014】従って、1群のn個のモータ、第3群のn個のモータ・・・第N群
のn個のモータ、2群のn個のモータ及び巻取りローラ駆動用モータ15NWは、
全て、停止信号STOが発生したのち、時間tD の経過後に停止する。
【0015】インバータで各群及び巻取りローラを個別に制御する場合に、各イ
ンバータに与える速度指令のパターンの定常速度を個別に変更するだけでは、図
4に示すように、加減速時の速度比率が同期しなくなり、その間の撚数に変化が
生じてしまうが、本実施例では、共通の速度パターン発生器12の出力を、第1
群可変抵抗器13R1 、第2群可変抵抗器13R2 ・・・第N群可変抵抗器13
N 、及び巻取りローラ用可変抵抗器13WRで個別に比率調整するので、群及
び巻取りローラの定常運転時の速度が異なる場合にも、全モータの加減速時の速
度比率が同期し、加速、定速、減速、停止の各タイミングが同期する。
【0016】本実施例では、各錘及び巻取りローラをモータでダイレクト駆動す
るとともに、これらのモータを複数台毎にインバータで群制御し、動力伝達機構
を用いないので、機械全体が簡素な構成となり、メンテナンスも楽になる。
【0017】即ち、全モータの速度比率を同期させることができるので、巻取り
ローラの回転数を一定にして、各群に対し1対1に設けたインバータの速度指令
を異ならせることにより、同時にN品種の撚糸を生産することができ、1つの群
の錘台数を少数にすれは、多品種少量生産を効率良く行なうことができる。
【0018】また、本実施例では、撚数デジタル表示器20、錘回転数デジタル
表示器21を設けてあるので、スイッチSW1 、SW2 ・・・SWN 及びSWNW
を投入することにより、製品品種毎の撚数と錘回転数を一目で知ることができ
る。
【0019】なお、上記実施例では、速度指令信号の設定に、可変抵抗器を用い
ているが、割算器を用いるなど信号形式に応じた倍数器を用いればよい。
【0020】
【考案の効果】本考案は以上説明した通り、各錘及び巻取りローラをモータでダ
イレクト駆動し、これらのモータを複数台毎にインバータで群制御することがで
きるので、多品種生産を効率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるインバータ負荷を示す図で
ある。
【図3】上記実施例における速度パターンと速度指令信
号を示す図である。
【図4】群制御に伴う問題点を説明するための速度パタ
ーンと速度指令信号を示す図である。
【符号の説明】
10 群制御コントローラ 12 速度パターン発生器 13R1 〜13RN 、13WRNW 可変抵抗器 141 〜14N 、14NW インバータ 15 〜15N 、15NW モータ 16 錘 17 巻取りローラ 19 演算器 20 撚数デジタル表示器 21 錘回転数デジタル表示器 SW1 〜SWN 、SWNW スイッチ P、P2 、PNW 速度パターン N1 〜NN 、NW 速度指令信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 満 名古屋市西区上橋町177番地 株式会社柴 田電機製作所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の群に区分された多数の錘に1対1
    に設けられた錘駆動用モータと、各群に対して1対1に
    設けられ対応する群の全ての錘駆動用モータに共通に電
    力を給電するインバータと、巻取りローラ駆動用モータ
    に電力を給電するインバータと、運転・停止指令信号を
    与えられ所定の加減速特性を持つ基準速度パターンを発
    生する速度パターン発生器と、上記各インバータに対し
    て1対1に設けられ上記速度パターン発生器の出力を受
    けて該出力値を個別にKn 倍に調整する倍数器を備え、
    各倍数器の出力を対応するインバータに対して速度指令
    信号として与えることを特徴とする精紡機の群制御装
    置。
  2. 【請求項2】 各倍数器が出力する速度指令信号を選択する回路、選択
    された上記速度指令信号の値から撚数と錘の回転数を演
    算する演算器、演算された上記撚数と上記錘の回転数を
    表示する表示器とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の精紡機の群制御装置。
JP1926391U 1991-03-28 1991-03-28 精紡機の群制御装置 Pending JPH0633969U (ja)

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JPH0633969U true JPH0633969U (ja) 1994-05-06

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