JPH0633947B2 - 連続加熱炉 - Google Patents
連続加熱炉Info
- Publication number
- JPH0633947B2 JPH0633947B2 JP873486A JP873486A JPH0633947B2 JP H0633947 B2 JPH0633947 B2 JP H0633947B2 JP 873486 A JP873486 A JP 873486A JP 873486 A JP873486 A JP 873486A JP H0633947 B2 JPH0633947 B2 JP H0633947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- furnace
- outlet
- heating zone
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は連続加熱炉に関するもので、さらに詳しくはそ
の温度コントロール機能を改良せんとするものである。
の温度コントロール機能を改良せんとするものである。
［従来の技術とその問題点］ 加熱帯中に処理品を連続的に移動させて熱処理する連続
加熱炉においては、一般的には、可及的に短時間で処理
品を昇温させたほうが炉長が短かくなり処理能力も高く
なる点で望ましい。即ち、第３図に一点鎖線で加熱帯の
全域を加熱必要温度Ｔｆに設定して処理品を加熱すると
昇温速度は実線で示したように早くなるが加熱初期の昇
温速度Δｔ１／Δθと加熱後期の昇温速度Δｔ２／Δθ
とがΔｔ１／Δθ＞＞Δｔ２／Δθとなり大きな差が生
じる。そうすると処理品内部の温度分布にばらつきが生
じ品質不良を招き易い。特にブラウン管のようなガラス
製の処理品の場合このような加熱方法をすると急激な温
度差により破壊を起こす虞れがある。
加熱炉においては、一般的には、可及的に短時間で処理
品を昇温させたほうが炉長が短かくなり処理能力も高く
なる点で望ましい。即ち、第３図に一点鎖線で加熱帯の
全域を加熱必要温度Ｔｆに設定して処理品を加熱すると
昇温速度は実線で示したように早くなるが加熱初期の昇
温速度Δｔ１／Δθと加熱後期の昇温速度Δｔ２／Δθ
とがΔｔ１／Δθ＞＞Δｔ２／Δθとなり大きな差が生
じる。そうすると処理品内部の温度分布にばらつきが生
じ品質不良を招き易い。特にブラウン管のようなガラス
製の処理品の場合このような加熱方法をすると急激な温
度差により破壊を起こす虞れがある。
そこで従来から第４図に示したように加熱帯を複数の温
度ゾーン１〜４に分割し、各ゾーン毎にラジアントチュ
ーブバーナ等の熱源５および熱電対６，調節計７を設
け、各ゾーン１〜４の温度を第５図のＴｆ１〜Ｔｆ４に
示したように段階的に高くなるように設定し、処理品が
各ゾーン毎に段階的に徐々に加熱されるようにしてい
る。しかしながらこの加熱方法でも各ゾーンにおける加
熱初期の昇温速度Δｔ１／Δθと加熱後期の昇温速度Δ
ｔ２／Δθとの差はさけることができず、この差を少な
くするためにはさらに細かい温度ゾーンに分割する必要
があるので温度制御系が複雑になりコストが高くなると
いう問題があった。
度ゾーン１〜４に分割し、各ゾーン毎にラジアントチュ
ーブバーナ等の熱源５および熱電対６，調節計７を設
け、各ゾーン１〜４の温度を第５図のＴｆ１〜Ｔｆ４に
示したように段階的に高くなるように設定し、処理品が
各ゾーン毎に段階的に徐々に加熱されるようにしてい
る。しかしながらこの加熱方法でも各ゾーンにおける加
熱初期の昇温速度Δｔ１／Δθと加熱後期の昇温速度Δ
ｔ２／Δθとの差はさけることができず、この差を少な
くするためにはさらに細かい温度ゾーンに分割する必要
があるので温度制御系が複雑になりコストが高くなると
いう問題があった。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記問題点を解決しようとするもので、加熱帯
の入口付近と出口付近とを結ぶダクトを形成し、該ダク
ト中に熱源を設けると共に循環フアンによって該加熱帯
の入口付近から炉内ガスを吸引しこれを該熱源によって
昇温させて出口付近に吹出させると共に、加熱帯の入口
付近と出口付近に夫々温度センサを設け、入口付近の炉
内ガスが所要設定温度に保たれるように前記循環フアン
による循環ガス量をフィードバック制御し、出口付近の
炉内ガスが所要設定温度に保たれるように前記熱源の発
熱量をフィードバック制御するようにしたことを特徴と
する連続加熱炉である。
の入口付近と出口付近とを結ぶダクトを形成し、該ダク
ト中に熱源を設けると共に循環フアンによって該加熱帯
の入口付近から炉内ガスを吸引しこれを該熱源によって
昇温させて出口付近に吹出させると共に、加熱帯の入口
付近と出口付近に夫々温度センサを設け、入口付近の炉
内ガスが所要設定温度に保たれるように前記循環フアン
による循環ガス量をフィードバック制御し、出口付近の
炉内ガスが所要設定温度に保たれるように前記熱源の発
熱量をフィードバック制御するようにしたことを特徴と
する連続加熱炉である。
［作用］ 熱源によって昇温した炉内ガスが加熱帯の出口側から入
口側に向けて流れる。加熱帯の入口付近および出口付近
の炉内ガスを夫々所要設定温度に保つことによって該加
熱帯はその間で炉温が直線状に変化し処理品の昇温速度
Δｔ／Δθは加熱帯全長にわたり一定にするとも可能と
なる。
口側に向けて流れる。加熱帯の入口付近および出口付近
の炉内ガスを夫々所要設定温度に保つことによって該加
熱帯はその間で炉温が直線状に変化し処理品の昇温速度
Δｔ／Δθは加熱帯全長にわたり一定にするとも可能と
なる。
［実施例］ 第１図に本発明に係る連続加熱炉の加熱帯の縦断面図を
示す。図中、10は処理品11を矢印の方向に搬送するコン
ベヤ、12は加熱帯入口、13は加熱帯出口である。該加熱
帯の炉内天井部には入口付近と出口付近を結ぶダクト14
を形成し、入口付近は吸込口15、出口付近には吹出口16
を設ける。17，17…はこのダクト中に設けられた熱源
（ラジアントチューブバーナ）である。また、18は吹出
口16に設けられた循環フアンで、該循環フアンの作動に
よって吸込口15からダスト14中に加熱帯入口付近の炉内
ガスが吸込まれこのガスは熱源17，17…によって昇温さ
れて吹出口16より加熱帯出口付近に吹出る。このため吹
出口16から吹出た高温度の炉内ガスは加熱帯中を入口方
向に向けて流れ処理品２加熱し再び吸込口15に吸込まれ
循環する。一方、加熱帯入口付近にその部所における炉
内ガスの温度を検出するため熱電対等の温度センサ19を
設け、同様に加熱帯出口付近にもその部所における炉内
ガスの温度を検出するため温度センサ20を設ける。21は
循環フアン18の回転を制御する調節計、22は熱源17，17
…へ供給される燃料および焼焼用空気の流量調節弁23の
開度を調整し該熱源17，17…における発熱量を制御する
調節計である。調節計21には加熱帯の入口付近における
炉内ガスの所要設定温度Ｔｆｉが設定される。そして該
調節計21に温度センサ19が接続され、常にその所要設定
温度Ｔｆｉが保たれるように循環フアン18の回転をフィ
ードバック制御する。即ち、この入口付近の炉内ガスの
温度は循環フアン18の回転数により変り、いまその回転
数を速くして循環ガス量を増大させれば吹出口16により
吹出された熱風は速く吸込口15に吸込まれるためその検
出温度は高くなり、反対に循環フアン18の回転数を落と
すとゆっくり吸込口15まで来るので処理品11との接触時
間が長くなって温度が下がる。このため入口部付近にお
いて常に所要設定温度Ｔｆｉが保たれるように循環フア
ン18の回転数を制御する。また、調節計22には加熱帯の
出口部付近の炉内ガスの所要設定温度Ｔｆｏが設定さ
れ、温度センサ20にてその温度を検出し過不足があると
きは流量調節弁23に指令を与えて熱源17，17…の発熱量
をフィードバック制御することで、この出口部付近の炉
内ガスの温度が常に所要設定温度Ｔｆｏに保たれるよう
にしている。
示す。図中、10は処理品11を矢印の方向に搬送するコン
ベヤ、12は加熱帯入口、13は加熱帯出口である。該加熱
帯の炉内天井部には入口付近と出口付近を結ぶダクト14
を形成し、入口付近は吸込口15、出口付近には吹出口16
を設ける。17，17…はこのダクト中に設けられた熱源
（ラジアントチューブバーナ）である。また、18は吹出
口16に設けられた循環フアンで、該循環フアンの作動に
よって吸込口15からダスト14中に加熱帯入口付近の炉内
ガスが吸込まれこのガスは熱源17，17…によって昇温さ
れて吹出口16より加熱帯出口付近に吹出る。このため吹
出口16から吹出た高温度の炉内ガスは加熱帯中を入口方
向に向けて流れ処理品２加熱し再び吸込口15に吸込まれ
循環する。一方、加熱帯入口付近にその部所における炉
内ガスの温度を検出するため熱電対等の温度センサ19を
設け、同様に加熱帯出口付近にもその部所における炉内
ガスの温度を検出するため温度センサ20を設ける。21は
循環フアン18の回転を制御する調節計、22は熱源17，17
…へ供給される燃料および焼焼用空気の流量調節弁23の
開度を調整し該熱源17，17…における発熱量を制御する
調節計である。調節計21には加熱帯の入口付近における
炉内ガスの所要設定温度Ｔｆｉが設定される。そして該
調節計21に温度センサ19が接続され、常にその所要設定
温度Ｔｆｉが保たれるように循環フアン18の回転をフィ
ードバック制御する。即ち、この入口付近の炉内ガスの
温度は循環フアン18の回転数により変り、いまその回転
数を速くして循環ガス量を増大させれば吹出口16により
吹出された熱風は速く吸込口15に吸込まれるためその検
出温度は高くなり、反対に循環フアン18の回転数を落と
すとゆっくり吸込口15まで来るので処理品11との接触時
間が長くなって温度が下がる。このため入口部付近にお
いて常に所要設定温度Ｔｆｉが保たれるように循環フア
ン18の回転数を制御する。また、調節計22には加熱帯の
出口部付近の炉内ガスの所要設定温度Ｔｆｏが設定さ
れ、温度センサ20にてその温度を検出し過不足があると
きは流量調節弁23に指令を与えて熱源17，17…の発熱量
をフィードバック制御することで、この出口部付近の炉
内ガスの温度が常に所要設定温度Ｔｆｏに保たれるよう
にしている。
このように構成した連続加熱炉では炉内ガスの設定温度
を第２図中の一点鎖線で示したように入口付近の設定温
度Ｔｆｉから出口付近の設定温度Ｔｆｏに至る直線状に
設定できる。このため処理品の温度も直線状に上昇し昇
温速度Δｔ／Δθを加熱帯全域にわたり一定にすること
ができる。
を第２図中の一点鎖線で示したように入口付近の設定温
度Ｔｆｉから出口付近の設定温度Ｔｆｏに至る直線状に
設定できる。このため処理品の温度も直線状に上昇し昇
温速度Δｔ／Δθを加熱帯全域にわたり一定にすること
ができる。
［発明の効果］ 以上実施例について説明したように本発明の連続加熱炉
によれば加熱帯を複数の温度ゾーンに分割しないでも処
理品を一定の昇温速度にて加熱することができるので品
質の向上に顕著な効果があると共に、炉構造、特に温度
コントロール系が簡単になるので設備コストも低減する
など有益なものである。
によれば加熱帯を複数の温度ゾーンに分割しないでも処
理品を一定の昇温速度にて加熱することができるので品
質の向上に顕著な効果があると共に、炉構造、特に温度
コントロール系が簡単になるので設備コストも低減する
など有益なものである。
第１図は本発明の一実施例を示す連続加熱炉の加熱帯の
縦断面図、第２図はその温度線図である。第３図は従来
の連続加熱炉の加熱帯の温度線図、第４図は従来の連続
加熱炉の加熱帯の縦断面図、第５図はその温度線図であ
る。 11…処理品、12…加熱帯入口、13…加熱帯出口、14…ダ
クト、15…吸込口、16…吹出口、17…熱源、18…循環フ
アン、19，20…温度センサ、21，22…調節計。
縦断面図、第２図はその温度線図である。第３図は従来
の連続加熱炉の加熱帯の温度線図、第４図は従来の連続
加熱炉の加熱帯の縦断面図、第５図はその温度線図であ
る。 11…処理品、12…加熱帯入口、13…加熱帯出口、14…ダ
クト、15…吸込口、16…吹出口、17…熱源、18…循環フ
アン、19，20…温度センサ、21，22…調節計。
Claims (1)
- 【請求項１】加熱帯の入口付近と出口付近とを結ぶダク
トを形成し、該ダクト中に熱源を設けると共に循環フア
ンによつて該加熱帯の入口付近から炉内ガスを吸引しこ
れを該熱源によつて昇温させて出口付近に吹出させると
共に、加熱帯の入口付近と出口付近に夫々温度センサを
設け、入口付近の炉内ガスが所要設定温度に保たれるよ
うに前記循環フアンによる循環ガス量をフイードバツク
制御し、出口付近の炉内ガスが所要設定温度に保たれる
ように前記熱源の発熱量をフイードバツク制御するよう
にしたことを特徴とする連続加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP873486A JPH0633947B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 連続加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP873486A JPH0633947B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 連続加熱炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62166283A JPS62166283A (ja) | 1987-07-22 |
| JPH0633947B2 true JPH0633947B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=11701180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP873486A Expired - Lifetime JPH0633947B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 連続加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633947B2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP873486A patent/JPH0633947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62166283A (ja) | 1987-07-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4202435B2 (ja) | 焼戻し板ガラスの加熱方法 | |
| KR101537273B1 (ko) | 연속 소성로 | |
| US5616295A (en) | Floating furnace | |
| JP3101264B1 (ja) | 外熱式ロータリーキルン | |
| US3448969A (en) | Fluid pressure sealing system for processing oven | |
| JPH0633947B2 (ja) | 連続加熱炉 | |
| JP2558657Y2 (ja) | 熱風循環炉 | |
| JPH0796168A (ja) | 熱処理装置の温度制御方法 | |
| JPH06125690A (ja) | ピザパイの製造方法および装置 | |
| GB2146464A (en) | Heating furnace control | |
| JPH11276967A (ja) | 塗装用乾燥炉 | |
| JPH049030Y2 (ja) | ||
| JPS6291751A (ja) | 温風暖房機 | |
| US3142884A (en) | Method and apparatus for controlling the cooling zone of a tunnel kiln | |
| JP2000105082A (ja) | 雰囲気連続加熱炉 | |
| JPH0633946B2 (ja) | 連続熱処理炉 | |
| JPH04270884A (ja) | ローラーハース連続炉 | |
| JPH1163844A (ja) | 焼成炉における冷却帯の温度制御方法 | |
| JPS582912A (ja) | 被加熱物温度の制御方法 | |
| JPH0755347A (ja) | 焼成炉 | |
| JPH0335989B2 (ja) | ||
| JPH1163843A (ja) | 焼成炉内の温度制御方法 | |
| JPH0240476Y2 (ja) | ||
| JP3124656B2 (ja) | 乾燥炉 | |
| JPH0421802Y2 (ja) |