JPH0633946B2 - 連続熱処理炉 - Google Patents

連続熱処理炉

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JPH0633946B2
JPH0633946B2 JP873386A JP873386A JPH0633946B2 JP H0633946 B2 JPH0633946 B2 JP H0633946B2 JP 873386 A JP873386 A JP 873386A JP 873386 A JP873386 A JP 873386A JP H0633946 B2 JPH0633946 B2 JP H0633946B2
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JP
Japan
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slow cooling
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cooling zone
heating
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JP873386A
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English (en)
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JPS62166282A (ja
Inventor
崇 石本
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は連続熱処理炉に関するもので、さらに詳しくは
その徐冷帯における温度コントロール機能を改良せんと
するものである。
[従来の技術とその問題点] 処理物を加熱・均熱帯から徐冷帯へと一連に搬送して所
要の温度カーブに従い該処理物を加熱,冷却する従来の
連続熱処理炉を第5図に示す。同図において、1は処理
物aを矢印の方向に搬送するコンベヤ、2は加熱・均熱
帯、3は徐冷帯である。4,4…はラジアントチューブ
バーナ等の熱源を示す。加熱・均熱帯2および徐冷帯3
は隔壁5,5…によって多数の温度ゾーンに区画されて
おり、その各ゾーンに熱源4,4…を備えている。そし
て各ゾーンの炉内ガスの温度を熱電対6,6…により検
出し各温度ゾーンが所要の設定温度に維持されるように
温度調節計7,7…により熱源4,4…の発熱量がコン
トロールされる。第5図にはこの熱処理炉の各帯の設定
温度と処理物の温度カーブを併記したが、徐冷帯はこの
ように多数の温度ゾーンに分割することによって処理物
が徐々に温度低下するようにしている。即ちこの分割数
が少ないと各ゾーンの温度差が大きくなり処理物がゾー
ンを移る毎に急冷されて品質に異常を来たすことがあ
る。特に処理物がブラウン管のようなガラス製品の場合
急冷によって割れを生じたりするおそれがあった。この
ため温度ゾーンの細分割は欠かせず炉の築造コストを高
いものとしていた。また、徐冷帯には炉の操業開始時の
ように各温度ゾーンの温度が低いときに処理物の急冷を
さけるために熱源を設けているが、連続操業によって処
理物の放出熱が炉壁に畜熱されると熱源はカットされ、
さらに、炉壁からの放出熱より処理物の放出熱のほうが
大きくなると逆に冷却のためラジアントチューブ中に冷
気を通して抜熱するようにしている。従って複雑な温度
コントロール機能を持たねばならず炉のコストを一層高
いものとしていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明の連続熱処理炉は上記問題点を解消せんとするも
ので、加熱・均熱帯に続く徐冷帯の炉壁の断熱性が該加
熱・均熱帯から遠ざかるにつれて次第に小さくなるよう
にしたことを特徴とするものである。また本発明は上記
連続熱処理炉において、徐冷帯の出口付近から吸引した
ガスを加熱・均熱帯に循環させる循環フアンを設けて加
熱・均熱帯の熱風を徐冷帯に流動させると共に、徐冷帯
の出口部付近における炉内ガスの温度を検出し、前記循
環フアンによるガスの循環量をコントロールするように
したことを第2の特徴とするものである。
[作用] 徐冷帯の炉壁の断熱性を徐々に小さくしてゆくことで炉
単位長さ当りの放散熱を徐冷帯全長にわたり同一になる
ようにする。
加熱・均熱帯の熱風を徐冷帯に流すので徐冷帯の温度勾
配は直線状になり処理品を文字どおり徐冷することがで
きると共に、その温度コントロールが容易となる。
[実施例] 第1図に本発明に係る連続熱処理炉の縦断面図を示し、
第2図にはその徐冷帯の水平断面図を示す。同図におい
て、aは処理物、1はコンベヤ、2は加熱・均熱帯、3
は徐冷帯、4,4…は加熱・均熱帯2に設けられたラジ
アントチューブバーナである。徐冷帯3はその側壁が第
2図に示されるように加熱・均熱帯2から遠ざかるにつ
れて次第に薄くなるように形成してその断熱性が徐々に
小さくなるようにする。そしてこれによって炉単位長さ
当りの放散熱Q(Kcal/h・m)が徐冷帯全長にわ
たり同一になるようにする。また徐冷帯3の出口部付近
に吸気口8を設け循環フアン7により該吸気口8から徐
冷帯3内のガスを吸引すると共にその吸引したガスを加
熱・均熱帯2に循環させる。10は徐冷帯3の出口部付近
に設けられた熱電対、11は循環フアン7と吸気口8とを
結ぶダスト中にその吸込ガス流量をコントロールするよ
うに設けられた電磁流量調節弁、12は熱電対10による温
度検出信号を受けて電磁流量調節弁11にフイードバック
指令を出すコントローラである。しかしてこの徐冷帯3
には熱源は設けられず、加熱・均熱帯2の熱風を徐冷帯
3流動させることにより所要の温度を保つ。即ち、循環
フアン7によるガスの循環で加熱・均熱帯2の熱風は徐
冷帯3に流動し該徐冷帯の温度を設定炉温に昇温する。
徐冷帯3では次第に炉壁が薄くなっているのでその熱風
の温度は加熱・均熱帯から遠ざかるにつれて徐々に低下
する。第1図にはその模様を炉内ガスの温度を破断線で
表わし、処理物aの温度を実線で表わした。このように
加熱・均熱帯から熱風を導入することによって徐冷帯3
の温度は直線状に変化する。そして循環フアン7による
循環量は流量調節弁11によりコントロールされるので熱
電対10によって徐冷帯3出口付近の温度が所要の設定温
度になるようにコントローラ12に該流量調節弁11の開度
を制御させる。即ち、徐冷帯3出口付近の温度が所要設
定温度よりも低くなったときは流量調節弁11の開度を上
げてガスの循環量を増加させ加熱・均熱帯2から徐冷帯
3へ流動する熱風量が多くなるようにしてその出口部付
近の温度が高くなるように制御し、反対に徐冷帯3出口
部付近の温度が所要設定温度よりも高くなったときは流
量調節弁11の開度を下げて加熱・均熱帯2から徐冷帯3
へ流動する熱風量を抑えその出口部付近の温度を下げる
ことにより、常に出口部付近が所要設定温度に維持され
るようにフィードバック制御する。この結果徐冷帯3は
加熱・均熱帯2からリニヤに温度低下し、処理物aをな
だらかに温度低下させることができる。
第3図には第2図と同じく炉壁を次第に薄くした徐冷帯
(この場合炉内幅は変化なく炉外面を先細とした。)を
示す。また第4図には炉壁をその内面から段階的に肉薄
とした徐冷帯を示すが、本発明はこのようにして断熱性
を加熱・均熱帯から遠ざかるに従い徐々に小さくすれば
よくその手段についてはこの実施例以外にも種々考えら
れる。
[発明の効果] 以上実施例について説明したように本発明の連続熱処理
炉は、徐冷帯に多数の温度ゾーンを設けなくてもその設
定炉温を直線状に変化させられ処理物の品質異常や割れ
等の支障を起こさない。また徐冷帯には熱源が不用とな
り温度制御系も簡単になるので炉の築造コストも安くな
るなど顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した連続熱処理炉の縦断
面図とその温度線図、第2図はその徐冷帯の水平断面
図、第3図および第4図は徐冷帯3の他の実施例を示し
た水平断面図である。第5図は従来の連続熱処理炉の縦
断面図とその温度線図である。 a…処理物、2…加熱・均熱帯、3…徐冷帯、7…循環
フアン、8…吸気口、10…熱電対、11…流量調節弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱・均熱帯に続く徐冷帯の炉壁の断熱性
    を該加熱・均熱帯から遠ざかるにつれて次第に小さくな
    るようにしたことを特徴とする連続熱処理炉。
  2. 【請求項2】徐冷帯の出口部付近から吸引したガスを加
    熱・均熱帯に循環させる循環フアンを設けて加熱・均熱
    帯の熱風を徐冷帯に流動させると共に、徐冷帯の出口部
    付近における炉内ガスの温度を検出し、前記循環フアン
    によるガスの循環量をコントロールするようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の連続熱処理
    炉。
JP873386A 1986-01-17 1986-01-17 連続熱処理炉 Expired - Lifetime JPH0633946B2 (ja)

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JP873386A JPH0633946B2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17 連続熱処理炉

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JP873386A JPH0633946B2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17 連続熱処理炉

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JPS62166282A JPS62166282A (ja) 1987-07-22
JPH0633946B2 true JPH0633946B2 (ja) 1994-05-02

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US8328551B2 (en) * 2002-09-26 2012-12-11 Btu International, Inc. Convection furnace thermal profile enhancement
JP5544732B2 (ja) * 2009-03-17 2014-07-09 Tdk株式会社 連続焼成炉および製造システム

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JPS62166282A (ja) 1987-07-22

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