JPH06339190A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH06339190A
JPH06339190A JP12917793A JP12917793A JPH06339190A JP H06339190 A JPH06339190 A JP H06339190A JP 12917793 A JP12917793 A JP 12917793A JP 12917793 A JP12917793 A JP 12917793A JP H06339190 A JPH06339190 A JP H06339190A
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JP
Japan
Prior art keywords
speaker
grill
deodorizing
speaker grill
cabinet
Prior art date
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Pending
Application number
JP12917793A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Hamada
道昭 浜田
Chiharu Someya
ちはる 染谷
Koji Tanaka
浩司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Publication of JPH06339190A publication Critical patent/JPH06339190A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置スペースを有効に利用して、高い消臭効
果を上げることができるスピーカー装置を提供する。 【構成】 スピーカ装置において、その音波放射面に付
設されたスピーカグリル1を備えている構造で、消臭性
物質5が設けられたスピーカグリル1をキャビネット6
に着脱可能に嵌合する。スピーカ8の振動板10の空気
の動きによって、スピーカーグリル1に設けられた消臭
性物質5の消臭作用を活性化し、消臭機能を促進するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカシステムに係
り、より詳細にはスピーカの前面に設けられるスピーカ
グリルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピーカ装置の前面には、サラ
ンネット等が貼られたスピーカグリルが着脱可能に取り
付けられている。従来のスピーカグリルは、専らスピー
カ振動板の保護のために付設されており、音響特性ある
いは意匠的な見地から種々の工夫がされることはあって
も、スピーカグリル自体に特定の機能を持たせたものは
見当たらない。
【0003】なお、スピーカキャビネット内に空気清浄
器を内蔵したスピーカシステム(実開平3−56287
号公報)や、バスレフ型スピーカシステムに空気清浄器
を取り付けたスピーカシステム(実開平4−57215
号公報)が知られており、また間接的な例ではあるが、
電話機の送受話器に取り付けられるようにした芳香用具
(実開昭60−177584号公報)が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に車両用
のオーディオスピーカの一般的課題として、車内の設置
スペースの制約から設置位置や大きさ等の制約を受け、
なるべく小型であることが好ましい。この点から上記公
知例を考察すると、その構造上の特徴から大型化が余儀
なくされるか、特性面で不利となる点が挙げられる。
【0005】そこで、本発明は上記した点に鑑み、設置
スペースを有効に利用して、高い消臭効果を上げること
ができるスピーカ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、スピーカ装置と、その音波放射面に
付設されたグリルとを備え、前記グリルに消臭性物質が
設けられていること、によって構成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、スピーカ振動面の空気の動き
によって、スピーカグリルに設けられた消臭性物質の消
臭作用を活性化し、消臭機能を促進することが可能とな
る。
【0008】
【実施例】
(i)第1実施例 図1〜図3に本発明の第1実施例を示す。
【0009】図1(a)に示すように、キャビネット6
の前面(すなわち音波放射面)には、キャビネット6の
バッフル板9の前面を覆うスピーカグリル1が着脱自在
に取り付けられている。
【0010】スピーカグリル1のキャビネット6への取
り付けは、キャビネット6の前面側部に形成された溝7
に、スピーカグリル1の枠部4の側端を嵌合させて行う
ようになっている。スピーカグリル1は後述する構成に
より、可撓性を有しており、着脱に際しては図1(b)
に示すように、スピーカグリル1全体を撓ませて、枠部
4の側端を溝7に嵌め込めばよい。
【0011】スピーカグリル1は、図2に示すように、
表裏一対で対向するポリエステル系等の表皮材2の間に
ダブルラッセル編みされたナイロン系などの中間糸3が
介在一体化されてなり、空気の流通が可能に形成されて
いる。スピーカグリル1の外周端は、熱圧着などの加工
手段により、スピーカグリル1の厚さ方向に圧着され、
スピーカグリル1全体として方形状の枠部4が形成され
ている。この枠部4により、当該スピーカグリル1全体
の厚さ方向の撓みに抗することができるよう補強されて
いる。
【0012】なお、表皮材2、中間糸3として、上述の
素材に限定されることはなく、音響特性が良好であり、
外周端を溶着あるいは接着して強度を保持できるもので
あれば使用可能である。
【0013】中間糸3内には、適当な密度で活性炭等の
消臭性物質が混入ないしは内在されている。以上の構成
において、スピーカグリル1をバッフル板9の前部に取
り付け、スピーカ8を覆った場合、図3に示すように、
スピーカ8への電気信号の入力により、その振動板10
が矢印の方向にピストン運動し、その振動に伴って振動
板10の前方の空気が矢印の方向に動く。この空気の動
きは、スピーカグリル1を通過することになるので、単
に消臭性物質5を配置するのに比べて、消臭作用が促進
されることになる。 (ii)第2実施例 図4および図5に本発明の第2実施例を示す。
【0014】図4に示すように、第2実施例におけるス
ピーカグリルは、内部に空間を有し、かつ全体が十分な
強度を持つことができるように、例えば、障子の枠状に
グリルベース11がABS樹脂などで成型されている。
また、グリルベース11には、取り付けのための突起部
13が成型されている。このグリルベース11には、不
織布12等がグリルベース11の厚さ方向の両面に接着
されている。グリルベース11の中間部に設けられた空
間部には、消臭性物質5が必要量封入されている。不織
布12は、コストが低く音響特性が良く空気の透過が容
易に行え活性炭等の消臭性物質を封入するのに適当な密
度を有する素材を選ぶ。
【0015】上記の構造を持つスピーカグリル1の取り
付け方法を、図5に示す。このスピーカグリル1は、従
来のスピーカグリルの取り付け方法と同じく、突起部1
3をキャビネット6に設けられた固定穴14に嵌め込む
ことで固定される。
【0016】以上の構成において、消臭性物質5をスピ
ーカグリル1内に任意に設けることが可能なため、バッ
フル板の任意の部位にスピーカ8が位置していても、振
動板10の前方の空気の動きがスピーカグリル1内の空
間部を通過し、消臭性物質5の消臭作用が第1実施例と
同じく促進される。また、スピーカグリル1が着脱容易
に取り付けられているので、消臭効果が無くなっても簡
単に新しいスピーカグリルに交換可能である。
【0017】なお、第2実施例において、グリルベース
11の形状は格子状である必要はなく、スピーカグリル
としての強度と音響特性を持ち、内部に消臭性物質を設
けることが可能な形状ならば、変形が可能である。 (iii )第3実施例 図6に本発明の第3実施例を示す。
【0018】図6に示すように、第3実施例におけるス
ピーカグリル1は、スピーカグリルの裏側の適当な場所
に消臭性物質を設けるものである。グリルベース11
は、第2実施例と同じくABS樹脂等で成型する。グリ
ルベース11は、第2実施例とは異なり、グリルの外周
の骨子となるよう枠状に成型する。ポリエステル系の繊
維等の音響特性の良い表皮材2を表面に貼着する。次
に、スピーカグリル1の裏側(当該スピーカグリル1を
キャビネット6に取り付けた際のスピーカ側)にポケッ
ト部15を設ける。このポケット部15は消臭用ユニッ
ト16が着脱容易に挿入される。
【0019】消臭用ユニット16は、図6(a)に示す
ように不織布12を2枚用い消臭性物質5を封入してあ
る。不織布12の周辺側端を接着部17で互いに接合
し、適量の消臭性物質5を封入することで交換容易なユ
ニットになっており、これをポケット部15に挿入して
用いる。
【0020】上記のような構成のスピーカグリル1をキ
ャビネット6に取り付けるには、図6(b)に示すよう
に第2実施例と同じく、グリルベース11の突起部13
をバッフル板9上の固定穴14に嵌合させる。
【0021】この第3実施例によれば、ポケット部15
を大きな空気の動きがある低音用のスピーカ8などの前
部に設ける事で、ポケット部15に挿入された消臭用ユ
ニット16に内在する消臭性物質5の消臭効果を促進で
きる。また、この実施例では、消臭機能が安価な消臭用
ユニット16によるため、消臭機能が無くなった場合は
消臭用ユニット16の交換のみで対処できる。 (iv)第4実施例 図7に本発明の第4実施例を示す。
【0022】図7に示すように、この実施例はバスレフ
型スピーカシステムに本発明を適用したものである。図
において、キャビネット6にはバスレフ用のバスレフポ
ート18が設けられている。このバスレフポート18の
バッフル板9への開口部周囲には溝7が設けてある。
【0023】スピーカグリル1の取付方法は、このバス
レフポート18の大きさと形状に成形された、第1実施
例と同じ内部構造を有するスピーカグリル1の枠部4の
側端を、バスレフポート18開口部の溝7に嵌合させて
行うようになっている。スピーカグリル1は、第1実施
例と同様な構造で可撓性を有しており、第1実施例と同
じような方法で、スピーカグリル1全体を撓ませて図中
の矢印のように枠部4の側端を溝7に嵌め込むことがで
きる(図中の破線がスピーカグリル1を嵌合した状
態)。
【0024】バスレフ型スピーカシステムにおいては、
スピーカ8の振動面10がピストン運動することによっ
てスピーカ8の背面(図中のキャビネット6の内部)に
空気の振動が伝わる。この空気の動きがバスレフポート
18を通してバッフル板9前面に放出されてくる。この
時、バスレフポート18の開口部に設けてあるスピーカ
グリル1内部を通過する。この時、図示されないスピー
カグリル1内部に混入ないしは内在された消臭性物質で
消臭作用が起こる。
【0025】この第4実施例は、バスレフ型スピーカシ
ステムにおいて、特にスピーカが動作中のバスレフポー
トを出入りする空気の強い動きを利用して、消臭性物質
の消臭作用を促進させるものである。
【0026】本発明は、上記各実施例に限らず消臭性物
質をグリル内部もしくは外面に設けることのできるもの
であれば、グリルの構造を変更することが可能である。
また、各実施例では、ボックスタイプのスピーカシステ
ムであったがスピーカの形状に合わせた(多角形、丸型
など)スピーカグリルを成型および製造することができ
る。特に、本発明の目的であるスペースを有効に利用し
て消臭効果を上げることのできるスピーカ装置は、空間
の狭い車両用スピーカ装置において需要が高い。この場
合、スピーカ装置はボックスタイプよりも丸型、スピー
カユニット1つのみである。本発明を車両用スピーカ装
置に適用することで、車内の消臭が簡単に行え、スペー
スを有効に利用できる。
【0027】また、本発明のスピーカグリルの適用部位
は、音波放射面に対応する位置であること、が必要であ
る。従って、消臭性物質を設けたスピーカグリルの装設
位置は、バッフル板全面に渡る必要はなくスピーカユニ
ット部分のみでも良い。また、キャビネットの前部ある
いは前方によらず、例えば、キャビネットの背面等の前
面以外に開口しているあらゆる音波放射面にスピーカグ
リルを設けることでも本発明の効果が期待できる。
【0028】
【発明の効果】このように、本発明によれば、スピーカ
グリルに消臭性物質を設けることで消臭効果が促進さ
れ、スピーカグリルにスピーカの振動板の保護以外の新
たな機能を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における全体を示す説明図である。
【図2】第1実施例におけるスピーカグリルの構造を示
す断面図である。
【図3】消臭作用を示す説明図である。
【図4】第2実施例におけるスピーカグリルを示す説明
図である。
【図5】第2実施例におけるスピーカグリルの取り付け
方法を示す説明図である。
【図6】第3実施例を示す説明図である。
【図7】第4実施例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…スピーカグリル 2…表皮材 3…中間糸 4…枠部 5…消臭性物質 6…キャビネット 7…溝 8…スピーカ 9…バッフル板 10…振動板 11…グリルベース 12…不織布 13…突起部 14…固定穴 15…ポケット部 16…消臭用ユニット 17…接着部 18…バスレフポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカ装置と、その音波放射面に付設
    されたグリルとを備え、前記グリルに消臭性物質が設け
    られていること、を特徴とするスピーカ装置。
JP12917793A 1993-05-31 1993-05-31 スピーカ装置 Pending JPH06339190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12917793A JPH06339190A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 スピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12917793A JPH06339190A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 スピーカ装置

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JPH06339190A true JPH06339190A (ja) 1994-12-06

Family

ID=15003049

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12917793A Pending JPH06339190A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 スピーカ装置

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JP (1) JPH06339190A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035564A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. スピーカ装置
JP2023508224A (ja) * 2020-04-17 2023-03-01 グーグル エルエルシー 埋め込まれた張り糸を有する布地アセンブリ、および、スピーカー

Cited By (3)

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US7991181B2 (en) 2004-09-27 2011-08-02 Panasonic Corporation Loudspeaker system
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