JPH06339046A - クランプ回路 - Google Patents

クランプ回路

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JPH06339046A
JPH06339046A JP5125688A JP12568893A JPH06339046A JP H06339046 A JPH06339046 A JP H06339046A JP 5125688 A JP5125688 A JP 5125688A JP 12568893 A JP12568893 A JP 12568893A JP H06339046 A JPH06339046 A JP H06339046A
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JP
Japan
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voltage
signal path
reference voltage
video signal
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5125688A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Kamoshita
巌 鴨志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06339046A publication Critical patent/JPH06339046A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望のペデスタルレベルに映像信号をクラン
プすることのできる、クランプ回路を提供する。 【構成】 信号経路5の映像信号を、ローパスフィルタ
LPFを介して信号経路12に出力する。電圧電流変換
回路6の一方には信号経路12の映像信号を、電圧電流
変換回路6の他方の入力には基準電圧源7の基準電圧を
それぞれ入力する。電圧電流変換回路6はゲートパルス
入力8に入力されるゲートパルス期間に、各入力に入力
された基準電圧7と信号経路5の映像信号の電圧との差
を電圧電流変換し、コンデンサ9にチャージする。電圧
電流変換回路10はコンデンサ9にチャージされた電圧
を、基準電圧源7の基準電圧と比較し、その電圧差に応
じた電流を信号経路11を介して抵抗3に流す構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョンの信号
処理用ICのクランプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帰還型のクランプ回路を図3に示
す。入力INに供給された図示しない前段回路からの映
像信号を、信号経路1を介してアンプ2に入力する。そ
して、アンプ2を通して増幅された映像信号は、レベル
シフト用の抵抗3を介して信号処理回路4によりある信
号処理を施した後、信号経路5を介して出力OUTに導
出し、図示しない次段回路へと出力する。
【0003】また、信号経路5の映像信号は電圧電流変
換回路6の一方に入力する。電圧電流変換回路6の他方
の入力には基準電圧源7を入力する。電圧電流変換回路
6はゲートパルス入力8に入力されるゲートパルス期間
に、各入力に入力された基準電圧源7と信号経路5の映
像信号の電圧との差を電圧電流変換し、コンデンサ9に
チャージする。電圧電流変換回路10はコンデンサ9に
チャージされた電圧を、基準電圧源7の基準電圧と比較
し、その電圧差に応じた電流を信号経路11を介して抵
抗3に流す。
【0004】以上のようなループを組むことにより、信
号経路5の映像信号の最黒レベルは基準電圧源7の基準
信号レベルと等しくなる。このようなクランプ回路にお
いては、信号経路5に出力される映像信号の最黒レベル
が正確に基準電圧源7の電圧値と等しくなるために、図
3の信号経路5から信号経路11、つまり、クランプル
ープの利得をある程度高くする必要がある。
【0005】ここで、信号経路1に図4の(a)に示す
ブランキング期間内にノイズを含んだ信号が存在し、説
明を簡単にするため図3の信号処理回路4は信号経路1
の信号をそのまま通したものとする。このとき、図3の
クランプ回路は図4の(b)のゲートパルスによりブラ
ンキング期間のノイズを検波し、基準電圧源7の基準電
圧とゲートパルス入力8に入力されたゲートパルス期間
のノイズ密度との差を検出して、信号経路5の映像信号
の最黒レベルを補正しようとする。そのため、信号経路
5には、図4の(c)に示すように最黒レベルが1Hご
とに変動する映像信号を出力する。
【0006】このとき、クランプループの利得を下げて
ノイズに対する感度を低くすることにより、ノイズによ
る1Hごとの変動をある程度抑えることができるが、先
に述べたように、クランプループ利得を低くすると正確
に基準電圧にクランプされない。そのため、クランプル
ープ利得を下げるにも限度がある。
【0007】以上のように、クランプループ利得を高く
すれば、最黒レベルつまりペデスタルレベルが変動する
ことにより1Hごとの輝度変化が生じ、その結果、横筋
状のノイズとなって画面に映し出されることとなり、ク
ランプループ利得を下げると正確なペデスタルレベルが
得られない、という弊害が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のクラン
プ回路は、クランプループ利得を高くすれば、横筋状の
ノイズとなって画面に映し出され、クランプループ利得
を下げると正確なペデスタルレベルが得られない、とい
う弊害が生じる。
【0009】この発明は、ブランキング期間のノイズに
左右されることなく、常に所望のペデスタルレベルに映
像信号をクランプすることのできるクランプ回路を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、映像信号の
ブランキング期間をある基準電圧にクランプするクラン
プ回路と、前記クランプ回路のループ内に接続したロー
パスフィルタとからなることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記した手段により、クランプループの利得を
下げることなく、ブランキング期間のノイズを抑圧し、
横筋ノイズを除去することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
て詳細に説明するが、図3と同部分には同符号を付して
詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例を示す回
路構成図である。入力INに供給された図示しない前段
回路からの映像信号を、信号経路1を介してアンプ2に
入力する。そして、アンプ2を通して増幅された映像信
号は、レベルシフト用の抵抗3を介して信号処理回路4
によりある信号処理を施した後、信号経路5を介して出
力OUTに導出し、図示しない次段回路へと出力する。
【0013】また、信号経路5の映像信号はMOSトラ
ンジスタQとコンデンサCにより構成されるローパスフ
ィルタLPFを介して信号経路12に出力する。信号経
路12の映像信号は、電圧電流変換回路6の一方に入力
する。電圧電流変換回路6の他方の入力には基準電圧源
7の基準電圧を入力する。電圧電流変換回路6はゲート
パルス入力8に入力されるゲートパルス期間に、各入力
に入力された基準電圧7と信号経路5の映像信号の電圧
との差を電圧電流変換し、コンデンサ9にチャージす
る。電圧電流変換回路10はコンデンサ9にチャージさ
れた電圧を、基準電圧源7の基準電圧と比較し、その電
圧差に応じた電流を信号経路11を介して抵抗3に流
す。このようなループを組むことにより、信号経路5の
映像信号の最黒レベルは基準電圧源7の基準信号レベル
と等しくなる。
【0014】つぎに図2を用いてこの実施例の動作につ
いて説明するが、従来例の説明と同様に、入力INに図
2のaに示すノイズを多く含んだ映像信号を入力し、説
明を簡単にするため信号処理回路4は入力信号をそのま
ま通すものとする。
【0015】このとき、図1の信号経路12には、ロー
パスフィルタLPFを通った信号が出力されるため、図
2のようなノイズの除去を行い、さらに高域成分が除か
れた信号を出力する。このため電圧電流変換回路6はゲ
ートパルス期間のノイズ成分を含まない映像信号の最黒
レベルを検波することができる。その結果、出力OUT
には図2のc’に示すノイズの影響を全く受けず、確実
に基準電圧源7に最黒レベルがクランプされた信号を出
力する。
【0016】ここで、ローパスフィルタLPFの時定数
について、数式を用いて説明する。MOSトランジスタ
Qを抵抗として用いた場合その抵抗値は、次式のように
表わされる。
【0017】
【式1】 ここで、Lはゲート長であり、Wはゲート幅である。ま
た、Rsはシート抵抗であり以下の式のように表され
る。
【0018】
【式2】 ここで、μは電子移動度であり、Coxはゲート容量,V
G はゲート電圧,Vt はMOSトランジスタのスレッシ
ョルド電圧である。
【0019】以上(1),(2)式からMOSトランジ
スタQのゲート端子電圧VG により変化する可変抵抗で
あることが分かる。すなわち、図1のMOSトランジス
タQとコンデンサCにより構成されるローパスフィルタ
LPFの時定数は、以下の式で表される。
【0020】
【式3】 ここで、Cは図1のコンデンサCの容量値である。
【0021】以上のように、ローパスフィルタLPFの
時定数はMOSトランジスタQのゲート電圧VG を変化
させることにより変更可能である。電源ON時にはMO
SトランジスタQの抵抗値を小さくするVG を与え、電
源ON後の定常状態時には、MOSトランジスタQの抵
抗値を大きくするVG を与えられるような回路を、MO
SトランジスタQのゲート端子に接続することにより、
電源ON時は該ローパスフィルタの時定数を短くするこ
とができ、電源ON後の定常状態時にはフィルタ時定数
を長くすることが可能である。これにより、電源ON時
の過渡状態時で素速くクランプ動作を完了することがで
き、さらに電源ON後の定常状態時にはローパスフィル
タの効果により、映像信号の最黒レベルをノイズに影響
されず確実にリファレンス電圧にクランプさせることが
できる。
【0022】さらに、自動、手動にかかわらずローパス
フィルタLPFの時定数を調整するための回路を、MO
SトランジスタQのゲート端に接続すれば、ローパスフ
ィルタLPFの時定数を所望の値に調整でき、信号経路
12の映像信号の最黒レベルがゲート期間にローパスフ
ィルタLPFの長すぎる時定数の影響によりうねりが生
じ、正確なクランプ動作の妨げにならないように設定可
能である。
【0023】この発明は、上記の実施例に限定されもの
ではなく、たとえば回路規模が大きくなるものの、MO
SトランジスタQの変わりにゲインセルなどを用いた可
変コンダクタンス回路を用いても同様に効果を得ること
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上記載したように、この発明のクラン
プ回路によれば、映像信号の最黒レベルがノイズの影響
を受ず、常に一定の所望するリファレンス電圧にクラン
プすることができることから、横筋ノイズの発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための回路構成
図。
【図2】図1の動作を説明するための信号波形図。
【図3】従来のクランプ回路を説明するための回路構成
図。
【図4】図3の動作を説明するための信号波形図。
【符号の説明】 1,5,11,12…信号経路 2…アンプ 3…抵抗 4…信号処理回路 6,10…電圧電流変換回路 7…基準電圧源 8…ゲートパルス入力 9…コンデンサ LPF…ローパスフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のブランキング期間をある基準
    電圧にクランプするクランプ回路と、 前記クランプ回路のループ内に接続したローパスフィル
    タとからなることを特徴とするクランプ回路。
  2. 【請求項2】 前記ローパスフィルタは、ゲートに印加
    する電圧により可変抵抗として用いることの可能な、M
    OSトランジスタと容量により構成してなることを特徴
    とする請求項1記載のクランプ回路。
  3. 【請求項3】 前記MOSトランジスタのゲート端子
    に、電源投入時には前記MOSトランジスタのソース・
    ドレイン間抵抗を小さくする電圧を、電源投入後の定常
    状態に落ちついた場合には、該トランジスタのソース・
    ドレイン間の抵抗値を大きくする電圧を印加してなるこ
    とを特徴とする請求項2記載のクランプ回路。
JP5125688A 1993-05-27 1993-05-27 クランプ回路 Withdrawn JPH06339046A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5125688A JPH06339046A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 クランプ回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP5125688A JPH06339046A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 クランプ回路

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JPH06339046A true JPH06339046A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14916231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5125688A Withdrawn JPH06339046A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 クランプ回路

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JP (1) JPH06339046A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206823A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Canon Inc 直流電流除去回路
JP2010193157A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 New Japan Radio Co Ltd 映像信号クランプ回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206823A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Canon Inc 直流電流除去回路
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