JPH0633867Y2 - 浴室用収納棚 - Google Patents

浴室用収納棚

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Publication number
JPH0633867Y2
JPH0633867Y2 JP1986147063U JP14706386U JPH0633867Y2 JP H0633867 Y2 JPH0633867 Y2 JP H0633867Y2 JP 1986147063 U JP1986147063 U JP 1986147063U JP 14706386 U JP14706386 U JP 14706386U JP H0633867 Y2 JPH0633867 Y2 JP H0633867Y2
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JP
Japan
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shaped
bathroom
corner panel
box
storage
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Application number
JP1986147063U
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JPS6352441U (ja
Inventor
俊六 妹尾
峰生 柴田
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は浴室の洗い場コーナーに立設して使用される浴
室用収納棚に関するものである。
〔従来技術〕
従来、一半面に化粧鏡を配設すると共に、他半面や化粧
鏡下位における一半面部分等に、物置き棚を突出して形
成したL型コーナーパネルを、洗い場のコーナーに立設
した浴室が既に知られている(実開昭60-8316号公
報)。
この先行技術は、洗体、洗髪、髭剃り等の行為を遂行す
る時に、化粧鏡に顔や身体全体を正対された状態で手を
伸ばして上記行為を必要な備品(シヤンプー)を物置き
棚から取り出せ、また室壁を構成する壁パネルの組み込
み枚数を減少させて、壁パネル組立作業の簡略化を図る
ことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このように室壁のコーナーに組み込まれるL型
コーナーパネルには物置き棚に載承される浴室用備品の
重みばかりでなく、洗い場の床面から立ち上がる際等に
物置き棚を把持する浴室利用者の重み等が集中すること
が多々あり、前倒応力の断続的な作用によって隣接する
壁パネルとの接続部の強度劣化を招き、耐久性が低下し
たり、漏水を起こす危険性がある。
本考案の技術的課題は、最下段の物置き手段の下位レベ
ルで且つその室内への突出スペースを利用してL型コー
ナーパネルの洗い場床面に対する接触面積を拡大する膨
出部を設けて、自立安定性を向上させることである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記技術的課題を達成する為に講じた技術的手段は、洗
い場コーナーを挟んでそのコーナーに立設するL型コー
ナーパネル一半面に化粧鏡を配設すると共に、L型コー
ナーパネルにおいて化粧鏡の配設面以外の構成面から物
置き棚を室内方向に突出形成した浴室用収納棚におい
て、上記最下段の物置き棚の下位レベルに、底面を洗い
場の床面への座面とする箱型膨出部を前記L型コーナー
パネルの一半面ほぼ全幅または両面ほぼ全幅に亘って室
内方向に膨出形成し、該箱型膨出部内に室内方向から浴
室用備品を取り出し可能に収納する開閉可能な収納室を
構成したことを要旨とする。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、最下段の物置き棚の下位レベ
ルにおいてL型コーナーパネルの一半面ほぼ全幅もしく
は両面ほぼ全幅に亘った膨出形成した箱型膨出部が洗い
場の床面に座乗する洗い場載置面積拡張による自立性
と、前倒応力作用時に箱型膨出部の背板部下域部が洗い
場周縁の水返し用立ち上がり板部と突き当たる傾動防止
性と、箱型膨出部内に収容される浴室用備品の重量によ
って重心が下端方向に偏移するバランス性とが相乗して
L型コーナーパネルの自立安定性を向上させる。また、
物置き棚の室内方向への突出代を利用して、浴室用備品
が取り出し可能に収納される開閉可能な収容室を膨出形
成する。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、最下段の物置き棚の下位レベル
においてL型コーナーパネルの一半面ほぼ全幅もしくは
両面ほぼ全幅に亘って底面を洗い場の床面への座面とす
る箱型膨出部を室内方向に向けて膨出形成しているか
ら、箱型膨出部が洗い場の床面に座乗する洗い場載置面
積拡張による自立性と、前倒応力作用時に箱型膨出部の
背板部下域部が洗い場周縁の水返し用立ち上がり板部と
突き当たる傾動防止性と、箱型膨出部内に収容される浴
室用備品の重量によって重心が下端方向に偏移するバラ
ンス性とが相乗して自立安定性に優れた性能を発揮す
る。
従って、隣接する壁パネルとの接続部に作用する前倒れ
応力を軽減して接続部の耐久性の低下及び漏水の危険性
を回避する浴室用収納棚を提供できる。
しかも、箱型膨出部は物置き棚の突出代を有効に利用す
るようにL型コーナーパネルの一半面ほぼ全幅もしくは
両面ほぼ全幅に亘って室内方向に膨出形成しているか
ら、例えば建築躯体との間の背後スペースを利用して室
壁から背後方向に向けて収納室を凹設した場合のように
パネル裏面の裏打ち補強材や隣設するパネルとの接続柱
の存在によってその収納室の小形化が余儀なくされるこ
ともなく、多くの浴室用備品を収容することができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図中(A)は浴室用収納棚であり、この収納棚(A)は
L型コーナーパネル(a1)に化粧鏡(a2),物置き棚
(a3),収納室(a4)を設けて構成されている。
このL型コーナーパネル(a1)は洗い場(1)コーナー
を挟んでそのコーナーに立設することができるようにFR
Pやその他の合成樹脂をもって平面視L型状に形成さ
れ、両側縁及び下縁に、隣接する壁パネル(2)に接続
する為の接続片(2′),洗い場(1)周縁の壁載せ面
(3)に接続する為の接続片(2′)を各々折曲形成し
ている。
また、このL型コーナーパネル(a1)にはその一半面
(a1′)中途部、所謂洗い場(1)面に座った利用者の
顔面に相対する部分に、化粧鏡(a2)が配設され、その
化粧鏡(a2)の配設面を除く構成面、即ち化粧鏡(a2
下部、他半面(a1″)を利用してその他半面(a1″)ほ
ぼ全幅に亘って物置き棚(a3)が同一体に突出形成(膨
出形成)されている。
この物置き棚(a1)は第5図で示すようにL型コーナー
パネル(a1)の他半面(a1″)から水平に突設した物置
き面(4)突端に、見えがかり面(5)を垂設すると共
に、その見えがかり面(5)下端から45°の傾斜面
(6)を連設し、そしてその傾斜面(6)下端から末広
がり状に傾斜する緩傾斜面(7)をL型コーナーパネル
(a1)の他半面(a1″)に亘って連設することにより形
成され、本実施例では見えがかり面(5)幅(X)を25
mm、傾斜面(6)幅(Y)を15mm、付け根幅(Z)を70
mmとした。
化粧鏡(a2)直下にはL型コーナーパネル(a1)の前記
一半面(a1′)及び他半面(a1″)ほぼ全幅に亘って連
続する平面視L型の物置き棚(a5)を最下段として膨出
させて前記L型コーナーパネル(a1)における両面
(a1′)(a1″)の定形な直角関係を保持するように補
強している。
収納室(a4)は最下段の物置き棚(a5)下位におけるL
型コーナーパネル(A)の前記他半面(a1″)の余白構
成面部分にその物置き棚(a3)と同一体で且つ底面を洗
い場(1)の床面(1′)への座面とする内部中空な箱
型膨出部(8)を同物置き棚(a3)の見えがかり面
(5)の突出レベルを同程度として室内方向に膨出形成
して、その箱型膨出部(8)内に構成されており、側面
に取出口(9)を開口し、その取出口(9)を開閉自在
な蓋体(10)で被蓋して必要に応じて内部の浴室用備品
(100)を取出せるようにする。
上記箱型膨出部(8)は、L型コーナーパネル(A)の
他半面(a1″)ほぼ全幅に亘って室内方向に膨出形成し
ている。
第1図乃至第3図は、収納室(a4)内に抽斗(11)を出
入自在に嵌合すると共に、その抽斗(11)の前板(1
1′)を蓋体(10)としたもので、前板(11′)に把手
(12)を設け、その把手(12)を握持して引き出すこと
によって内部の浴槽室用備品(100)を取出自在にして
いる。
第6図及び第7図は収納室(a4)の取出口(9)を蝶番
(13)等の手段で開閉する蓋体(10)で被蓋した例、第
8図は収納室(a4)を上下2段に仕切り内部を有効に利
用できるように配慮した例を示している。
第9図及び第10図は最下段の物置き棚(a5)下ほぼ全域
に亘って箱型膨出部(8)を膨出形成し、その箱型膨出
部(8)内に収納室(a4)形成した例を示し、図示する
ように各々の収納室(a4)に、前記第1図乃至第3図に
示す抽斗(11)を付設している。また第6図及び第7図
に示すように単に開閉自在な蓋体(10)で被蓋しても良
い。
なお、本実施例における浴室用収納棚ではそのL型コー
ナーパネル(a1)の一半面(a1′)の化粧鏡(a2)を配
設する部分に凹設した凹窪部(13)内にその化粧鏡
(a2)を貼着して縁部が室内に突出しないように配慮
し、物置き棚(a3)、(a5)は各棚(a3)(a5)上の面
部に凹設した凹窪部(13)下縁に物置き面(4)を連設
することによって棚突出量をさほど大きく取らずとも十
分な物置きスペースを確保するように配慮している。こ
の場合凹窪部(13)の深さは略40mm,物置き面(4)の
幅は90mm乃至110mmである。
従って、L型コーナーパネル(a1)の一半面ほぼ全幅も
しくは両面ほぼ全幅に亘って膨出形成した箱型膨出部
(8)が洗い場(1)の床面(1′)に座乗する洗い場
載置面積拡張による自立性と、前倒応力作用時に箱型膨
出部(8)の背板部(8a)下域部が洗い場(1)周縁の
水返し用立ち上がり板部(1″)と突き当たる傾動防止
性と、箱型膨出部(8)内に収容される浴室用備品(10
0)の重量によって重心が下端方向に偏移するバランス
性とが協働して自立安定性に優れた浴室用収納棚(A)
となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案浴室用収納棚の実施例を示し、第1図は使
用状態を示す斜視図、第2図は(2)−(2)拡大断面
図、第3図(3)−(3)拡大断面図、第4図は(4)
−(4)拡大断面図、第5図は(5)−(5)拡大断面
図、第6図は収納室部分の他の例の斜視図で一部切欠し
て示す、第7図は(7)−(7)断面図、第8図は収納
室部分の更に他の例の斜視図で一部切欠して示す、第9
図は収納室部分の更に他の例の斜視図で一部切欠して示
す、第10図は(10)−(10)拡大断面図である。 尚、図中 (A):浴室用収納棚 (a1):L型コーナーパネル (a2):化粧鏡 (a3):物置き棚 (5):見えがかり面 (8):箱型膨出部 (1):洗い場 (a4):収納室 (9):取出口 (10):蓋体 (a1′):一半面 (a1″):他半面 (1′):床面 (8a):背板部 (1″):水返し用立ち上がり板部
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭44−13574(JP,Y1) 実願 昭58−100983号(実開 昭60− 8316号)の願書に添付した明細書及び図面 の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗い場コーナーを挟んでそのコーナーに立
    設するL型コーナーパネル一半面に化粧鏡を配設すると
    共に、L型コーナーパネルにおいて化粧鏡の配設面以外
    の構成面から物置き棚を室内方向に突出形成した浴室用
    収納棚において、上記最下段の物置き棚の下位レベルに
    底面を洗い場の床面への座面とする箱型膨出部を前記L
    型コーナーパネルの一半面ほぼ全幅または両面ほぼ全幅
    に亘って室内方向に膨出形成し、該箱型膨出部内に室内
    方向から浴室用備品を取り出し可能に収納する開閉可能
    な収納室を構成したことを特徴とする浴室用収納棚。
JP1986147063U 1986-09-24 1986-09-24 浴室用収納棚 Expired - Lifetime JPH0633867Y2 (ja)

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JP1986147063U JPH0633867Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 浴室用収納棚

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JP1986147063U JPH0633867Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 浴室用収納棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6352441U JPS6352441U (ja) 1988-04-08
JPH0633867Y2 true JPH0633867Y2 (ja) 1994-09-07

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ID=31060088

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4413574Y1 (ja) * 1966-04-27 1969-06-06
JPS608316U (ja) * 1983-06-28 1985-01-21 株式会社イナックス ユニット浴室の洗い場形成用パネル

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JPS6352441U (ja) 1988-04-08

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