JPH06338460A - 放電処理装置 - Google Patents

放電処理装置

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JPH06338460A
JPH06338460A JP12658193A JP12658193A JPH06338460A JP H06338460 A JPH06338460 A JP H06338460A JP 12658193 A JP12658193 A JP 12658193A JP 12658193 A JP12658193 A JP 12658193A JP H06338460 A JPH06338460 A JP H06338460A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置が小さく、被処理体のエッチング速度、加
工形状などの基体面内における均一性に優れる放電処理
装置を提供する。 【構成】真空容器201内の上壁部分211と電極20
3により、一対の電極が構成されている。電極203上
には、被処理体204が搭載される。電極203上に
は、一対の電極間に発生するプラズマと電極203との
間のインピ−ダンスを調節し得る機構が設けられる。こ
の機構は、電極203上において被処理体204の周囲
を取り囲むように配置されるリング状誘電体206と、
電極203とリング状誘電体206の間に任意の間隔の
隙間Aを形成し得る高さ調節部212とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路素子な
どの製造工程で用いられる放電処理装置に関し、特に、
被処理基体のエッチングや薄膜形成などの表面処理に使
用される。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIメモリなどの集積回路素子
の製造工程は、基本的に、薄膜形成とエッチングによる
微細加工の繰り返しによって成立している。そして、当
該薄膜形成には、化学気相成長(CVD)法、プラズマ
CVD法やスパッタ法などが用いられ、当該微細加工に
は、液相エッチング法、プラズマエッチング法や反応性
イオンエッチング(RIE)法などが用いられている。
【0003】特に、最近では、薄膜形成やエッチングに
よる微細加工には、上記表面処理方法のうち放電を利用
するもの、即ちプラズマCVD法、スパッタ法、プラズ
マエッチング法およびRIE法の比重が高くなってい
る。これら放電を利用する薄膜形成や微細加工は、いず
れも、真空容器内の一対の電極に直流や交流の電界を印
加し、当該真空容器内にブロ−放電やマグネトロン放電
を発生させる、という特徴を有している。
【0004】図5は、典型的なRIE装置の概略図を示
すものである。図5において、真空容器101の絶縁体
102上には、電極103が配置されている。この電極
103上には、被処理体(例えばシリコンウェハ)10
4が載置されている。被処理体の周囲には、リング状の
絶縁体(例えば石英リング)110が設けられている。
真空容器101には、CF4 やCl2 などのハロゲンを
含む反応性ガスを当該容器内に導入するためのガス導入
口105、および、当該容器内のガスを排気するための
ガス排気口106がそれぞれ形成されている。
【0005】電極103は、マッチング調整回路107
を介して発振器108に接続されている。一方、真空容
器101は、接地電位源VSSに接続されている。そし
て、電極108とこれに対向する真空容器の上壁部分1
09とが一対の電極として作用することになる。即ち、
発振器108により、例えば13.56[MHz]の高
周波電界が電極103に印加されると、真空容器101
内にグロ−放電が誘起され、プラズマが発生する。
【0006】エッチングのメカニズムは以下のとうりで
ある。発振器108により高周波電界が電極103に印
加されると、移動度の小さいイオンは、当該交流電界に
は追従できず、主として電子のみが一対の電極間を移動
する。このため、被処理体104と容器内のプラズマの
間には、当該被処理体を負、当該プラズマを正とする直
流的な自己バイアス電圧が生じる。
【0007】そして、プラズマ中のイオンは、この自己
バイアス電圧により被処理体104に向かって加速され
るため、当該イオンは、被処理体の表面にほぼ垂直に入
射する。従って、適切な圧力、温度、ガス組成を選択す
ると、イオンの照射される面でのみエッチング反応が進
行するため、エッチングのマスク下にアンダ−カットが
ない異方性のエッチングを実現できる。
【0008】ところで、図5のRIE装置を含めた放電
処理装置は、一枚ずつ順次被処理体の処理を行う、いわ
ゆる枚葉式の装置が主流となっている。かかる場合、被
処理体としてのシリコンウェハが8インチから12イン
チ又はそれ以上へと次第に大口径化していくにつれて、
必然的に、真空容器も拡大していかなければならない。
従って、従来の放電処理装置では、その周囲の空気を清
浄するクリ−ンル−ムが大きくなるため、当該装置の維
持費が増大してくるという欠点がある。
【0009】一方、ウェハの面積に比較して、できるだ
け小さな真空容器を用いる放電処理装置の開発が進めら
れているが、以下の理由により装置自体を単純に小さく
することもできない。
【0010】即ち、例えば図5のRIE装置において、
被処理体104が搭載される電極103の端部は、真空
容器101まで達していない。言い換えれば、電極10
3は、真空容器101の底分全体に形成されていない。
従って、電極103の中央部と端部では、電界の大きさ
や方向が互いに異なって生じる。その結果、被処理体1
04の周辺部のエッチング速度が、当該被処理体104
の中央部のエッチング速度と比べて異なったり、また
は、当該被処理体104の周辺部の加工形状が斜めに傾
くなどの欠点が生じる。
【0011】近年のLSIが高密度化に伴い、その設計
寸法も縮小してきており、エッチング加工の精度や面内
均一性に対する要求は大変に厳しいものとなっている。
つまり、上述のように、放電処理装置の小型化が、エッ
チング速度や加工形状の面内不均一を引き起こすようで
は本末転倒である。被処理体の表面全体に対して均一な
放電を作用させるためには、電極103は、当該被処理
体であるウェハの径に対して2倍以上の径が必要であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
ウェハの大口径化に伴い、RIE装置、プラズマCVD
装置やスパッタ成膜装置などの放電処理装置の小型化が
検討されているが、被処理体のエッチング速度、加工形
状、成膜速度、膜組成などに関し基体面内における均一
性を追及すると、単純に当該放電処理装置を小型化する
ことができない。このため、クリ−ンル−ムの拡大や設
計時間の増大などによる製造コストの増加が生じるとい
う欠点がある。
【0013】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、装置自体を従来より小さくして
も、被処理体のエッチング速度、加工形状、成膜速度、
膜組成などに関し基体面内における均一性に優れた特性
を有する放電処理装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の放電処理装置は、真空容器内において互い
に対向し合う一対の電極と、上記一対の電極の一方側の
電極上であって、当該一方側の電極上に載置される被処
理体の周囲を取り囲む位置に設けられ、上記一対の電極
間に発生するプラズマと当該一方側の電極との間のイン
ピ−ダンスを調節し得る機構とを備えている。
【0015】上記機構は、一方側の電極上において被処
理体の周囲を取り囲むように配置されるリング状誘電体
と、当該一方側の電極と当該リング状誘電体の間に任意
の間隔の隙間を形成し、上記一対の電極間に発生するプ
ラズマと当該一方側の電極との間のインピ−ダンスを調
節する高さ調節部とから構成される。
【0016】上記機構は、一方側の電極上において被処
理体の周囲を取り囲むように配置され、一定の間隔で複
数の第1の貫通穴を有する第1のリング状誘電体と、上
記第1のリング状の誘電体と互いに重なり合い、上記第
1の貫通穴に対応して複数の第2の貫通穴を有する第2
のリング状誘電体と、上記第1のリング状誘電体および
上記第2のリング状誘電体のいずれか一方または両方を
当該リングの中心点を軸に回転させ、当該第1の貫通穴
と当該第2の貫通穴が重なる部分の面積を変えて、上記
一対の電極間に発生するプラズマと当該一方側の電極と
の間のインピ−ダンスを調節する回転調節部とから構成
される。
【0017】上記機構は、一方側の電極上において被処
理体の周囲を取り囲むように配置され、中空となってい
るリング状誘電体と、上記リング状誘電体の空洞部分
に、上記一対の電極間に発生するプラズマと当該一方側
の電極との間のインピ−ダンスを変化させ得る液体を供
給する液体供給部と、上記リング状誘電体の空洞部分と
上記液体供給部をつなぐ配管とから構成される。
【0018】
【作用】上記構成によれば、被処理体の周辺部のインピ
−ダンスを任意に変化させることができる機構を設け、
真空容器内の電界を一様に分布させることにより、当該
被処理体の全面において均一なエッチング速度を得るこ
とが可能となる。これにより、被処理体の全表面におい
て均一なエッチング特性を得るために、従来のように電
極を被処理体の2倍の径にしなければならないという制
約からも解放される。従って、装置を従来より小さくで
きると共に、被処理体のエッチング速度、加工形状、成
膜速度、膜組成などに関し基体面内における均一性に優
れた特性を有する放電処理装置を提供することが可能と
なる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例
に係わる放電処理装置を示している。図1において、2
01は、真空容器であり、この真空容器201内には、
従来と同様に、絶縁体202および電極203が配置さ
れている。また、電極203上には、被処理体(例えば
シリコンウェハ)204が載置されている。当該被処理
体204の周囲には、これを取り囲むようにリング状の
絶縁体206が設けられている。
【0020】また、真空容器201には、CF4 やCl
2 などのハロゲンを含む反応性ガスを当該容器内に導入
するためのガス導入口207、および、当該容器内のガ
スを排気するためのガス排気口208がそれぞれ形成さ
れている。
【0021】電極203は、マッチング調整回路209
を介して発振器210に接続されている。一方、真空容
器201は、接地電位源VSSに接続されている。そし
て、電極203とこれに対向する真空容器の上壁部分2
11とが一対の電極を構成している。なお、電極203
は、温度制御機構により温度制御されていてもよい。
【0022】本発明では、以上の構成要素に加えて、さ
らにリング状の絶縁体206の電極203の表面からの
高さAを調節する高さ調節機構212を具備している。
この高さ調節機構212により、電極203と絶縁体2
06の間に隙間を作ることができる。また、電極203
上の被処理体204は、静電チャック機構205により
保持されている。
【0023】図2は、図1の装置によりウェハ上のシリ
コン酸化物(SiO2 )をエッチングした場合のエッチ
ング速度の面内均一性を示す特性図である。図2におい
て、縦軸は、基体中心部のエッチング速度で規格化され
たエッチング速度を、横軸は、被処理体の半径で規格化
した速度測定点の基体中心部からの距離をそれぞれ示し
ている。
【0024】エッチングの条件としては、エッチングガ
スをCHF3 、圧力を0.05[Torr]、放電時の
高周波電力を1[W/cm3 ]とする。図中、aは、従
来装置と同様となるように、高さ調節機構212により
高さAを0とした場合、即ちリング状の絶縁体206を
電極203に接触させた場合のエッチング速度のウェハ
面内分布を示している。また、bは、高さ調節機構21
2により高さAを1.5[mm]とした場合のエッチン
グ速度のウェハ面内分布を示している。
【0025】図2によれば、従来装置と同様の構成で
は、ウェハ周辺部のエッチング速度が低くなっているの
に対し、高さAが1.5[mm]の場合には、ウェハ面
内でほぼ均一なエッチング速度となっているのがわか
る。
【0026】このように、電極203と絶縁体206の
間に幅Aの隙間を設けることによりウェハ面内でほぼ均
一なエッチング速度が得られる理由は以下のとうりであ
る。即ち、真空容器201内の高周波電界は、電極20
3の周辺部から、静電チャックの容量やウェハ表面の絶
縁膜の容量などからなる一定のインピ−ダンスとを介し
てウェハの表面に伝達され、その間に当該電界の振幅位
相の変化が生じるからである。
【0027】例えば、電極203の周辺部では、高周波
電界は、電極204上の隙間Aとリング状の絶縁体20
6を介してプラズマと接することになる。従って、その
部分のインピ−ダンスは、リング状の絶縁体206の厚
さおよび材質により決まる誘電率、隙間Aの間隔および
隙間Aに満たされる気体の誘電率の双方によって決定さ
れる。
【0028】つまり、従来(A=0)の場合は、電極2
03の周辺部(リング状の絶縁体部分)のインピ−ダン
スは、ウェハが載置される部分のインピ−ダンスよりも
低くなるため、高周波電界は、その周辺部に集中し易
い。このため、当該ウェハ周辺部では、相対的に印加さ
れる電力が小さいため、その上部におけるプラズマ密度
が低くなり、ウェハ周辺部のエッチング速度が遅くなっ
ている。
【0029】一方、本発明(例えばA=1.5mm)の
場合は、電極203の周辺部(リング状の絶縁体部分)
のインピ−ダンスは、A=0の場合に比べて、隙間Aの
容量分だけ大きくなる。これにより、容器内の高周波電
界は、ほぼ一様に分布するようになり、ウェハ面内でほ
ぼ均一なエッチング速度が得られることになる。
【0030】図3は、本発明の他の実施例に係わる放電
処理装置を示している。図3において、図1と同じ構成
の部分には、同じ符号を付してある。本実施例では、図
1の装置に比べて、リング状の絶縁体(例えば石英リン
グ)の構成が異なっている。このリング状の絶縁体は、
上部206aおよび下部206bの二重構造を有し、そ
れぞれは同心であり、かつ独立に当該リングの中心点を
軸に回転することができる。また、各々の絶縁体(上
部、下部)206a,206bには、複数の貫通穴ha
1,ha2…およびhb1,hb2…がそれぞれ一定の間隔で
形成されている。また、高さ及び回転調節機構212´
は、各々のリング状絶縁体を独立に回転駆動させること
ができる。
【0031】上記構成によれば、上部206aおよび下
部206bのいずれか一方を一定量だけ回転させること
により、上部206a貫通穴ha1,ha2と下部206b
の貫通穴hb1,hb2が重なる部分S1,S2…の面積を
変化させることができる。つまり、当該部分S1,S2
…では、電極203が露出するため、この露出量を、貫
通穴ha1,ha2と貫通穴hb1,hb2の重なり具合により
調節すれば、ウェハ周辺部におけるインピ−ダンスを変
化させることができ、ウェハ面内でほぼ均一なエッチン
グ速度を得ることができる。
【0032】図4は、本発明の他の実施例に係わる放電
処理装置を示している。図4において、図1と同じ構成
の部分には、同じ符号を付してある。本実施例では、図
1の装置に比べて以下の点が異なっている。即ち、図1
のリング状の絶縁体に変えてインピ−ダンス調節機構2
13を設けたものである。このインピ−ダンス調節機構
213は、被処理体204が載置される部分のインピ−
ダンスよりも当該被処理体204周辺部の電極203上
のインピ−ダンスを高くまたは低くすることができる。
【0033】インピ−ダンス調節機構213は、中空と
なっているリング状の絶縁体214と、インピ−ダンス
を調節する液体(例えば水銀)を貯蔵し、かつリング状
の絶縁体214の空洞部分に当該液体を供給する液体供
給部215と、絶縁体214の空洞部分と液体供給部2
15とをつなぐ配管216とから構成されている。
【0034】上記構成によれば、絶縁体214の空洞部
分を空にするか、または、所定の液体を充満させるかに
より、被処理体204の周辺部の電極上におけるインピ
−ダンスを調節することができ、ウェハ面内でほぼ均一
なエッチング速度を得ることができる。
【0035】例えば、当該液体として水銀を用いた場
合、絶縁体214の空洞部分に当該水銀を充満させる
と、当該空洞部分が空の場合に比べてウェハ周辺部のイ
ンピ−ダンスが低くなる。従って、シリコン酸化膜をエ
ッチングするような場合には、当該空洞内の水銀を全て
取り除けば、ウェハ周辺部のインピ−ダンスが高くな
り、図2のbに示すような特性と同様の特性を得ること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の放電処
理装置によれば、次のような効果を奏する。被処理体の
周辺部のインピ−ダンスを任意に変化させることができ
る機構を設け、真空容器内の電界を一様に分布させるこ
とにより、ウェハの全面において均一なエッチング速度
を得ることが可能となる。これにより、ウェハの全表面
において均一なエッチング特性を得るために、従来のよ
うに電極を被処理体の2倍の径にしなければならないと
いう制約からも解放される。従って、装置を従来より小
さくできると共に、被処理体のエッチング速度、加工形
状、成膜速度、膜組成などに関し基体面内における均一
性に優れた特性を有する放電処理装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる放電処理装置を示す
概略図。
【図2】本発明に係わる放電処理装置の特性を示す図。
【図3】本発明の他の実施例に係わる放電処理装置を示
す概略図。
【図4】本発明の他の実施例に係わる放電処理装置を示
す概略図。
【図5】従来の放電処理装置を示す概略図。
【符号の説明】
201 …真空容器、 202 …絶縁体、 203 …電極、 204 …被処理体、 205 …静電チャク機構、 206 …リング状絶縁体、 206a …絶縁体上部、 206b …絶縁体下部、 207 …ガス導入口、 208 …ガス排気口、 209 …マッチング調整回路、 210 …発振器、 211 …真空容器の上壁部分、 212 …高さ調節機構、 213 …インピ−ダンス調節機構、 214 …中空のリング状絶縁体、 215 …液体供給部、 216 …配管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内において互いに対向し合う一
    対の電極と、 上記一対の電極の一方側の電極上であって、当該一方側
    の電極上に載置される被処理体の周囲を取り囲む位置に
    設けられ、上記一対の電極間に発生するプラズマと当該
    一方側の電極との間のインピ−ダンスを調節し得る機構
    とを具備することを特徴とする放電処理装置。
  2. 【請求項2】 上記機構は、 一方側の電極上において被処理体の周囲を取り囲むよう
    に配置されるリング状誘電体と、 当該一方側の電極と当該リング状誘電体の間に任意の間
    隔の隙間を形成し、上記一対の電極間に発生するプラズ
    マと当該一方側の電極との間のインピ−ダンスを調節す
    る高さ調節部とから構成されることを特徴とする請求項
    1に記載の放電処理装置。
  3. 【請求項3】 上記機構は、 一方側の電極上において被処理体の周囲を取り囲むよう
    に配置され、一定の間隔で複数の第1の貫通穴を有する
    第1のリング状誘電体と、 上記第1のリング状の誘電体と互いに重なり合い、上記
    第1の貫通穴に対応して複数の第2の貫通穴を有する第
    2のリング状誘電体と、 上記第1のリング状誘電体および上記第2のリング状誘
    電体のいずれか一方または両方を当該リングの中心点を
    軸に回転させ、当該第1の貫通穴と当該第2の貫通穴が
    重なる部分の面積を変えて、上記一対の電極間に発生す
    るプラズマと当該一方側の電極との間のインピ−ダンス
    を調節する回転調節部とから構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の放電処理装置。
  4. 【請求項4】 上記機構は、 一方側の電極上において被処理体の周囲を取り囲むよう
    に配置され、中空となっているリング状誘電体と、 上記リング状誘電体の空洞部分に、上記一対の電極間に
    発生するプラズマと当該一方側の電極との間のインピ−
    ダンスを変化させ得る液体を供給する液体供給部と、 上記リング状誘電体の空洞部分と上記液体供給部をつな
    ぐ配管とから構成されることを特徴とする請求項1に記
    載の放電処理装置。
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