JPH0633826A - ノッキング制御装置 - Google Patents

ノッキング制御装置

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JPH0633826A
JPH0633826A JP20613992A JP20613992A JPH0633826A JP H0633826 A JPH0633826 A JP H0633826A JP 20613992 A JP20613992 A JP 20613992A JP 20613992 A JP20613992 A JP 20613992A JP H0633826 A JPH0633826 A JP H0633826A
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JP
Japan
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signal
knocking
circuit
noise
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP20613992A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Yamamoto
和久 山本
Susumu Maeda
進 前田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノッキングが発生すると予想される期間(す
なわち、最大値検出回路作動時)に、ノックセンサの出
力にノイズが加わっても、ノッキングを正しく判定でき
るノッキング制御装置を提供することにある。 【構成】 過電圧検知回路19は、ノックセンサ7の検
出信号aに、リレーのオン、オフサージ等のノイズが加
わった時、これを検知する。この時、ワンショット回路
20は一定のパルス幅のパルスdを出力する。該パルス
dが“H”レベルの時、バイパス回路21はオンとな
り、この期間だけ整流積分回路16の入出力信号をバイ
パスしてアースに逃がす。このため、ノイズは最大値検
出回路に入力しなくなり、ノッキング信号を正確に検出
することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノッキング制御装置に
関し、特に、内燃機関のノッキングを、過電圧のノイズ
に影響されずに正確に検出できるようにしたノッキング
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のノッキングの有無の検出は、
ノッキングが発生すると予測される期間に入力したノッ
クセンサの検出信号と、該ノックセンサが検出したノッ
キングと無関係と考えられる期間の信号(以下、バック
グランド信号と呼ぶ)とを比較することにより行われ
る。
【0003】ノッキングの有無を検出する方法を開示し
た先行技術として、例えば特開昭58−28641号公
報に開示されたものがある。
【0004】前記先行技術によれば、ノックセンサの出
力信号を整流、平滑処理してセンサ信号の包絡線信号を
得、次いでノッキング検出期間中の最大値aと、バック
グランド検出期間中の最小値bとを検出し、前記最大値
aが前記最小値bをk倍(kは定数)した値k・bより
大きければノッキング発生あり、小さければノッキング
発生なしと判定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た先行技術によれば、ノッキング検出期間中にリレー
(エアコン、ATロックアップ等)のオン,オフサージ
等のノイズが印加された時、該ノイズが最大値として検
出されてしまい、ノッキングを正しく判定できないとい
う問題があった。
【0006】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、ノッキングが発生すると予想される期間に
ノイズが加わっても、ノッキングを正しく判定できるノ
ッキング制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ノックセンサによって検出された信号を
包絡線検波し、該包絡線検波した信号を用いてノッキン
グ判定を行うノッキング制御装置において、ノックセン
サによって検出された出力信号から過電圧の信号を検知
する過電圧検知回路と、過電圧検出時に一定期間、前記
包絡線検波した信号をバイパスさせる手段とを具備した
点に特徴がある。
【0008】
【作用】本発明によれば、ノックセンサによって検出さ
れた信号に、リレーのオン、オフサージ等のノイズが加
わった時、過電圧検知回路によりノイズが検知される。
この過電圧検出時に一定期間、前記包絡線検波した信号
をバイパスさせる回路がオンとなり、この期間だけ信号
をバイパスしてアースに逃がす。このため、最大値検出
回路にはノイズが入力しなくなり、ノッキング判定を正
確に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の全体構成を示すブ
ロック図である。
【0010】図において、1は、第1のクランク角セン
サであり、例えばシリンダ番号を検知するのに使用され
る。2は、第2のクランク角センサであり、クランク角
を検出するのに使用される。3はPBセンサ、4は水温
センサ、5はスロットルセンサ、6は酸素センサ、7は
ノックセンサである。また、8はイグナイタである。前
記各センサの検出信号は制御装置9に送り込まれる。ま
た、イグナイタ8は前記制御装置回路9から、適当なタ
イミングで点火信号を受ける。
【0011】前記制御装置9は、次の構成要素を含んで
いる。すなわち、前記制御装置9は、前記第1、第2の
クランク角センサ1、2の出力信号を波形整形する第
1、第2の波形整形回路10、11と、ノッキング検出
を含む内燃機関の動作の制御を行うCPU12と、A/
D変換器13と、CPU12から出力された点火信号を
駆動信号に変換してイグナイタ8に供給するドライバ1
4と、前記ノックセンサ7の検出信号を入力とするバッ
ファフィルタ15と、整流積分回路16と、整流積分回
路16の後段に接続された最大値検出回路17、および
最小値検出回路18と、前記ノックセンサ7に過電圧
(以下、ノイズ)が印加されたか否かを検知する過電圧
検知回路19と、ワンショット回路20と、前記整流積
分回路16に接続されたバイパス回路21とを含んでい
る。
【0012】図2は本実施例の要部の一具体回路例を示
す回路図であり、図中の符号は第1図の同符号のものと
同一物を示す。
【0013】前記過電圧検知回路19は、コンデンサ1
9aと、分圧抵抗19b,19cと、比較器19dと、
電源電圧の分圧抵抗19e,19fとから構成されてい
る。また、前記バイパス回路21は、抵抗21aと、ト
ランジスタ21bとから構成されている。
【0014】前記過電圧検知回路19は、ノックセンサ
7の出力信号中から過電圧の信号(すなわち、ノイズ)
を検出する。ワンショット回路20は前記過電圧が検出
されたときに一定のパルス幅のパルスを出力する。前記
バイパス回路21は前記パルスが“H”レベルの間オン
となり、この期間だけ整流積分回路16の入力信号また
は、出力信号をアースへ逃がす動作をする。
【0015】次に、本発明のノッキング制御装置の一実
施例の動作を、図3、図4を参照して説明する。図3
は、図1と同符号の信号の波形図を示し、図4は、本実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0016】いま、前記ノックセンサ7からは、図3の
(a)に示されているような波形の信号が出力され、こ
の信号(a)には、ノッキング信号S1と、バルブ打音
信号S2と、ノッキングが発生すると予想される期間に
生じたノイズとが含まれているものとする。
【0017】該信号(a)は、バッファフィルタ15と
前記過電圧検知回路19に、入力する。
【0018】該バッファフィルタ15においては、周波
数領域が約6〜8KHzの信号が抽出される。ノッキン
グ信号はこの周波数帯にあることが知られている。バッ
ファフィルタ15の出力信号は、整流積分回路16に入
力し、包絡線検波され、図3の信号(b)の波形に変換
される。該信号(b)は、前記最大値検出回路17と最
小値検出回路18に入力される。
【0019】一方、該過電圧検知回路19においては、
前記信号(a)の中の一定電圧以上の信号(すなわち、
ノイズ)が検知される。該過電圧検知回路19の出力信
号の波形は、図3の信号(c)のようになる。
【0020】次に、該信号(c)はある一定期間だけ
“H”レベルの信号を出力するワンショット回路20
で、前記図3の信号(d)に変換される。次いで、該信
号(d)は、バイパス回路21に入力される。該バイパ
ス回路21のトランジスタ21bはワンショット回路2
0が“H”レベルの信号を出力している期間、オンとな
り、整流積分回路16の入出力信号を強制的に低下させ
る。
【0021】この結果、整流積分回路16の出力信号
(b)には前記ノイズは現れないことになり、ノイズを
除去された信号(b)が最大値検出回路17に入力する
ことになる。
【0022】さて、前記CPU12は、図4のステップ
S1に示されているように、前記第2の波形整形回路1
1の出力信号に基づいて、ノッキングが発生すると予想
されるタイミングt1と、ノッキングの発生が終了する
と予想されるタイミングt2とを算出する。
【0023】ここに、t1はシリンダの圧縮上死点から
例えば10°のタイミング、t2は圧縮上死点から例え
ば30°のタイミングである。図3(e)は、このタイ
ミングt1,t2を示している。また、該t1とt2間
は、最大値検出回路17の作動時間である。
【0024】次に、ステップS2では、CPU12は、
前記第2の波形整形回路11の出力信号に基づいて、ノ
ッキングもバルブ打音も生じないタイミングB(図3
(b)参照)を算出する。このタイミングBは、圧縮上
死点から例えば120°〜150°のノッキングもバル
ブ打音も生じない期間の一時点である。例えば、130
°のタイミングである。
【0025】ステップS3では、CPU12は前記t1
のタイミングで、最大値検出回路17の値をクリアする
信号を出力し、次いでステップS4において、前記t2
のタイミングで、最大値検出回路17の値をA/D読込
みしてノッキング信号として蓄積する。この結果、前記
タイミングt1〜t2の間に、最大値検出回路17にホ
ールドされた最大値が、ノッキング信号としてCPU1
2に読込まれることになる。
【0026】次いで、ステップS5では、CPU12
は、前記タイミングBで、前記最小値検出回路18の出
力のA/D変換値を読込み、バックグランドレベルとし
て蓄積する。ステップS6では、CPU12は、ステッ
プS4で取り込んだノッキング信号と、ステップS5で
読込んだバックグランドレベルをk倍(ただし、kは定
数)したものとを比較し、前者が後者より大きければ、
ノッキングが発生したと判定する。逆に、前者が後者よ
り小さければ、ノッキングが発生しなかったと判定す
る。
【0027】本実施例によれば、ノッキングが発生する
と予想される期間(すなわち、期間t1〜t2)に、ノ
ックセンサ7の出力信号(a)にノイズが乗っても、こ
のノイズは前記バイパス回路21により除去されるので
最大値検出回路17の出力信号(f)の波形は、図3
(f)の実線のようになる。このため前記ステップS4
の処理時に、ノイズをA/D読み込みすることがなくな
り、ノイズがノッキング信号と誤検知されることはなく
なる。この結果、内燃機関のノッキングを、ノイズに影
響されずに正確に検出できるようになる。
【0028】なお、本実施例では、整流積分信号(b)
の電圧を低下させたが、バイパス回路21を最大値検出
回路17に接続して、その出力(f)を低下させるよう
にしても同様の効果が得られるのは勿論である。
【0029】また、ワンショット回路20、又はバイパ
ス回路21をCPU12の入力ポートに接続し、これら
からのパルスをトリガとして一定期間、あるいは該パル
スのパルス幅の期間、ノッキング判定を禁止する、ある
いは、最大値検出回路17の動作を禁止するソフト処理
を行った場合も同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の本発明によれば、ノッキングが発生すると予想され
る期間に生じたノイズを検知し、これを除去する手段を
設けたので、最大値検出期間中にリレーオン、オフサー
ジ等のノイズがノックセンサの検出信号に印加されて
も、これをノッキング信号と誤検出することがなくな
り、ノッキング判定を正確に行うことができるという効
果がある。
【0031】また、請求項3の発明によれば、前記ノイ
ズを検出した時に、CPUが一定期間ノッキングの検出
を禁止するので、請求項1の発明と同様に、ノッキング
の判定を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明の主要部の一具体例を示す回路図であ
る。
【図3】 図1の要部の信号の波形を示す波形図であ
る。
【図4】 前記実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
7…ノックセンサ、9…制御装置、12…CPU、13
…A/D変換器、15…バッファフィルタ、16…整流
積分回路、17…最大値検出回路、18…最小値検出回
路、19…過電圧検知回路、20…ワンショット回路、
21…バイパス回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノックセンサによって検出された信号を包
    絡線検波し、該包絡線検波した信号を用いてノッキング
    判定を行うノッキング制御装置において、 前記ノックセンサ信号から過電圧(以下、ノイズ)の信
    号を検知する過電圧検知回路と、 過電圧検出時に一定期間、前記包絡線検波した信号をバ
    イパスさせる手段を有することを特徴とするノッキング
    制御装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1のバイパス手段を、 前記過電圧検知回路で前記ノイズが検出された時に一定
    のパルス幅のパルスを出力するワンショット回路と、 前記一定のパルス幅の期間オンとなり、この期間だけ前
    記包絡線検波された信号をバイパスするバイパス回路と
    から構成したことを特徴とするノッキング制御装置。
  3. 【請求項3】ノックセンサによって検出された信号を包
    絡線検波し、該包絡線検波した信号を用いてノッキング
    判定を行うノッキング制御装置において、 前記ノックセンサ信号からノイズを検知する過電圧検知
    回路と、 前記過電圧検知回路で前記ノイズが検出された時にパル
    スを出力する手段とを具備し、 前記パルスCPUに入力し、一定の期間ノッキングの検
    出を禁止したことを特徴とするノッキング制御装置。
JP20613992A 1992-07-10 1992-07-10 ノッキング制御装置 Pending JPH0633826A (ja)

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