JPH0633813Y2 - ペットドッグ用のレインコート - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本案は、ペットドッグ用のレインコートに関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来、この種のものにあっては、下記のようなものにな
っている。

１）ペットの腹部に開閉部分が設けられている。

２）開閉部分にはスナップが使用されている。

［考案が解決しようとする課題］ 従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題
点を有していた。

１）ペットの腹部に開閉部分が設けられているため、ペ
ットを雨の日に散歩させると、開閉部分から雨水や泥が
入り、ペットが汚れてしまう。

２）開閉部分にはスナップが使用されているから、毛が
はさまったり、腹部を必要以上に締め付けてしまう。

３）加えて、防水については一時しのぎの構造のものと
なっていた。

本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上述の問
題を解決できるものを提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案のものは下記のよう
になるものである。

すなわち本願のものは、ぼでぃー部３と、ボディー部の
前方に連設された左右の前足挿入部４と、ボディー部の
後方に連設された左右の後足挿入部５とから構成されて
いるレインコート本体２において、ボディー部３はドッ
グＤの胴部を下面から覆うよう構成され、左右縁部3A,3
Bをドックの背中部分で連結することが全体が横長筒状
に構成され、ボディー部３における左縁部3Aには前後方
向に所定間隔をもってループが群設されたパイル状毛片
3A1が添着されていると共に、ボディー部３における右
縁部3Bには前後方向に所定間隔をもってフックが群設さ
れたパイル状毛片3B1が添着され、前足挿入部４は筒状
に構成され、ボディー部３の前方に連設垂下され、後足
挿入部５は筒状に構成され、ボディー部３の後方に連設
垂下され、また、ボディー部３と各前後足挿入部の接合
部６は片倒しこばステッチの方法で縫合され、この接合
部６の内側はテーピング仕上で処理されているペットド
ッグ用のレインコートである。

［作用］ 効果と共に説明する。

［考案の実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。

１は本案のペットドッグ用のレインコートである。

２はレインコート本体で、ボディー部３とボディー部の
前方に連設された左右の前足挿入部４と、ボディー部の
後方に連設された左右の後足挿入部５とから構成されて
いる。

ボディー部３はドッグＤの胴部を下面から覆うように構
成され、左右縁部3A,3Bをドッグの背中部分で連結する
ことで全体が横長筒状に構成されている。

しかも、ボディー部３の後方中央部分は排便用の開口部
3Cが後方から見て平面逆Ｕ字状に形成されている。

上述ボディー部３は、ボディー部３における左縁部3Aに
添って前後方向に所定間隔をもって添着されたループが
群設されたパイル状毛片3A1と、ボディー部３における
右縁部3Bに添って前後方向に所定間隔をもって添着され
たフックが群設されたパイル状毛片3B1とを利用して係
脱するよう構成されている。

なお、これらパイル状毛片は所謂マジックテープあるい
は面ファスナーと言われている公知のものである。

前足挿入部４は筒状に構成され、ボディー部３の前方に
連設垂下され、また、後足挿入部５は筒状に構成され、
ボディー部３の後方に連設垂下されている。

これら各前足挿入部の下端はゴム（図示略）を利用して
内方にしぼませた状態に構成されている。

また、ボディー部３と各前後挿入部の接合部６は公知の
縫合方法である片倒しこばステッチの方法で縫合されて
いる。

７はこの接合部６の内側に添着された防水テープで、当
該縫合部分は所謂テーピング仕上で処理されている。

８は上述のように構成されたレインコート本体２におけ
る後方部分に、ドッグＤの尾を引き出すため形成された
背面略円形の開口部である。

そして、この開口部の縁にはゴム９が取付けられてい
る。

10は上述のように構成されたレインコート本体２におけ
る前方部分に添着された襟首である。

なお、素材は例えば表がナイロン、裏がハイパロンを積
層した生地が好適であった。

［考案の効果］ 本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する
効果を奏する。

１）ペットの外出時における汚れを最小限に抑えること
ができる。

２）ペットへの着用時、毛はさんだり締め付けることの
ないよう無理なく、簡単に着用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は着用状態を正面方向から見た斜視図、 第２図は着用状態を背面方向から見た斜視図、 第３図は本願のものの斜視図、 第４図はＡ部分の要部拡大斜視図、 第５図はＢ部分の１部を破断した要部拡大斜視図、 第６図はＣ部分の１部を破断した要部拡大斜視図であ
る。 １……ペットドッグ用のレインコート、 ２……レインコート本体、 ３……ボディー部、 3A1,3B1……パイル状毛片、 ４……前足挿入部、 ５……後足挿入部、 ７……防水テープ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ボディー部３と、ボディー部の前方に連設
   された左右の前足挿入部４と、ボディー部の後方に連設
   された左右の後足挿入部５とから構成されているレイン
   コート本体２において、ボディー部３はドッグＤの胴部
   を下面から覆うよう構成され、左右縁部3A,3Bをドッグ
   の背中部分で連結することで全体が横長筒状に構成さ
   れ、ボディー部３における左縁部3Aには前後方向に所定
   間隔をもってループが群設されたパイル状毛片3A1が添
   着されていると共に、ボディー部３における右縁部3Bに
   は前後方向に所定間隔をもってフックが群設されたパイ
   ル状毛片3B1が添着され、前足挿入部４は筒状に構成さ
   れ、ボディー部３の前方に連設垂下され、後足挿入部５
   は筒状に構成され、ボディー部３の後方に連設垂下さ
   れ、また、ボディー部３と各前後足挿入部の接合部６は
   片倒しこばステッチの方法で縫合され、この接合部６の
   内側はテーピング仕上で処理されていることを特徴とす
   るペットドッグ用のレインコート。