JP3022094U - 屋外作業用頭部カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 屋外作業において、日除と防虫が同時にで
きる屋外作業用頭部カバーを提供するものである。 【構 成】 後頭部から肩を経て垂らした日除布と前頭
部から腹部まで垂らした防虫ネットの両側面部を頭部か
ら肩部までを着脱自在に接合し、かつ、頭部上端部を伸
縮自在な環状にするとともに、防虫ネットの下方端部に
は人体止着具をもうけた屋外作業用頭部カバーである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【作業上の利用分野】

本考案は、農作業、蜂蜜業、草取り作業と屋外作業において使用される日除、 虫防けの屋外作業用頭部カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、養蜂業者が蜂や蚊その他の虫から刺されるのを防ぐため、頭から被ぶ るネット頭巾が使用されている。又、農作業、草取り作業においては、後頭部か ら首に日除のための頭巾が使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来は、上記の様に作業の内容により、日除と虫防けの二つの頭巾を用意しな ければならなかった。すなわち、日除はできるけれども虫防けは防止出来なく、 又、防虫は防げるけれど日焼は防げなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の様な欠点を解消し、日焼け防止と防虫が同時にできる屋外作 業用頭部カバーを提供しようとするものである。その要旨は、後頭部から肩を経 て垂らした日除布と前頭部から腹部まで垂らした防虫ネットの両側面部を頭部か ら肩部までを着脱自在に接合し、かつ、頭部上端部を伸縮自在な環状にするとと もに、防虫ネットの下方端部には人体止着具をもうけた屋外作業用頭巾である。

【０００５】

【作 用】

本考案は、日焼けと虫防けの防止に、しかも頭部が伸縮性に作られている為、 人の頭の大きさに関係なく装着でき、さらに下方の止着具によって人体に密着さ れているため虫の侵入を防止できる。

【０００６】

【実施例】 本考案についての図面を参照しながら詳しく説明する。図は本考案の一実例を 示す。

【０００７】 （１）は日除布である。日除布（１）は後頭部から肩部を経て垂らされた布で ある。

【０００８】 （２）は防虫ネットである。防虫ネット（２）は前頭部から首部を経て腹部に 垂らされている。その材質は合成樹脂又は布で製作され、網目の大きさは特に限 定するものではないが、虫が侵入しない程度の大きさであればよい。

【０００９】 （３）は日除布（１）と防虫ネット（２）との両側面部の頭部から肩部までを 着脱自在に接合されている。その接合についてはファスナー、マジックテープ （鉤とそれに接合される契合片とから構成されているものをいう）、ホックなど 一般に使用される接合具が使用され、又、縫い合せでもよい。

【００１０】 （４）は日除布（１）と防虫ネット（２）が接合される頭部上端部で、ゴム、 ヒモ、マジックテープなど単独使用、又はたとえばゴムとマジックテープなど組 合せて伸縮自在（拡縮自在）な環状にもうけられている。

【００１１】 （５）（６）は止着具で防虫ネット（２）の下方の両端に取り付けられ、防虫 ネット（２）を人体に密着させるものである。止着具（５）（６）はボタン、ホ ック、ゴム、ヒモ、マジックテープなどが使用される。

【００１２】 図は、防虫ネット（２）の片側（５）をボタン、他側（６）をゴムにて全面か ら人体の後を経て係合する場合を示す。

【００１３】 上記の様な本考案の屋外作業用頭部カバーは、屋外作業において被ぶって使用 される。尚、本考案における防虫ネットを捲り上げた時頭部上端部にホック、マ ジックテープなどの止具を設けてもよいしあるいは、頭部上端部（３）に引っ掛 てもよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、上記のように人体に密着する様にもうけられている為、一着で日除 と虫防けが同時にでき、農作業、養蜂作業、草取り作業など屋外作業に利用でき るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を斜視図で示す。

【符号の説明】

１．日除布 ２．防虫ネット ３．側面接合部 ４．頭部上端部 ５．ボタン ６．ゴム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 後頭部から肩を経て垂らした日除布と、
   前頭部から腹部まで垂らした防虫ネットの両側面部を頭
   部から肩部までを着脱自在に接合し、かつ、頭部上端部
   を伸縮自在な環状にするとともに、防虫ネットの下方端
   部には人体止着具をもうけた事を特徴とする屋外作業用
   頭巾